JP2000261789A - 画像処理システムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理システムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000261789A
JP2000261789A JP11061878A JP6187899A JP2000261789A JP 2000261789 A JP2000261789 A JP 2000261789A JP 11061878 A JP11061878 A JP 11061878A JP 6187899 A JP6187899 A JP 6187899A JP 2000261789 A JP2000261789 A JP 2000261789A
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諭 姫田
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  • Studio Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像中で被写体となる者の意志に基づき、そ
の被写体を含まない画像を出力すること。 【解決手段】 被写体110は照明装置100を操作し
て、照明装置100が照明する照明領域を移動させるこ
とにより、被写体110を照明領域に含めることができ
る。カメラ部202は、ネットワークに接続されたパー
ソナルコンピュータ等により撮影範囲が変更される。照
明検知部203は、カメラ部202が出力する画像デー
タ中から照明装置100で照明された領域を検知する。
画像処理部204は、照明装置100で照明された領域
の画像データにモザイク処理を施す。モザイク処理が施
された画像データは通信制御部206を介してネットワ
ークに接続されたパーソナルコンピュータに送信され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像処理システム
および画像処理プログラムを記録した記録媒体に関し、
特に、カメラで撮影して得られる画像データに対して、
撮影が許可されていない領域に所定の画像処理を行なう
画像処理システムおよび画像処理プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ネットワーク基盤の充実や通信技術
の発達により、遠隔監視カメラやテレビ電話等の映像ま
たは音声データを送受信するシステムが開発されてい
る。特にインターネットを利用した遠隔監視カメラシス
テムにおいては、カメラが設置されている場所から離れ
た場所に設置された端末で、カメラで撮影した映像を見
ることができる。このシステムでは、ネットワークに接
続された端末からカメラのパン、チルト、ズーム等の制
御が可能となっている。端末の操作者は、カメラで撮影
する範囲を自由に選択することができる。また、カメラ
で撮影された映像は、ネットワークに接続された他の複
数の端末で見ることができる。システムによっては、不
特定の端末使用者に映像を提供するシステムがある。こ
のような遠隔監視カメラシステムでは、カメラで撮影さ
れて被写体となる者の意志は全く考慮されていないた
め、個人のプライバシーの保護が十分に図れないといっ
た問題がある。
【0003】この問題に対して、たとえば、特開平10
−136247号公報には、カメラを制御するサーバに
カメラで撮影することができない領域を設定しておく遠
隔監視カメラシステムが開示されている。この従来の遠
隔監視カメラシステムでは、カメラで撮影することがで
きない領域が撮影されてネットワークに接続された端末
に送られることはない。この点で、カメラが撮影するこ
とができない領域における個人のプライバシーの保護を
図ることができる。
【0004】また、特開平6−121305号公報に
は、テレビ電話において、通話者自身を撮影するための
カメラに対して、カメラに装着されたシャッターを閉じ
ることで撮影を禁止したり、カメラの向きを変えること
で通話者の撮影を不可能にするテレビ電話が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遠隔監視カメラシステムにおいては、撮影することがで
きない領域はカメラを管理する者(撮影者側)の都合に
よって設定される。カメラで撮影することができない領
域以外の領域においては、被写体となる者のプライバシ
ーは保護されず、撮影された画像は、ネットワークに接
続された複数の端末に表示されてしまう。したがって、
被写体となる者の意志に沿ってプライバシーを保護する
ことができないといった問題があった。
【0006】また、従来のテレビ電話においては、通話
者自身の意志でカメラに装着されたシャッターを閉じた
り、カメラの向きを変えることにより、通話者自身が撮
影されることがない。しかし、これではカメラで何も撮
影することができないが、また、撮影できたとしても通
話の相手方の意に反する画像しか撮影できないものであ
る。したがって、人がその場にいるのかいないのかとい
った程度の確認もできないので、セキュリティ管理など
を目的とした画像を得るためには不適切である。
【0007】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、撮影者の意図をできるだけ損なわない
ようにしたうえで、画像中で被写体になる者、あるいは
その者を保護する立場にある者の意志に基づき、その被
写体を含まない画像に変換する、もしくは被写体を含ん
だ特定領域だけを原画像と異なる画像に変換することが
できる画像処理システムおよび画像処理プログラムを記
録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】さらにこの発明は、画像中の特定の領域を
人が認識することができない画像に変換することができ
る画像処理システムおよび画像処理プログラムを記録し
た記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めにこの発明のある局面による画像処理システムは、照
明された被写体を含む領域を撮影して画像データを出力
する撮影手段と、撮影手段から出力される画像データを
処理するための画像処理手段とを備え、画像処理手段
は、画像データから照明された被写体を検出する検出手
段と、検出手段で検出された被写体に基づいて、画像デ
ータの全部または一部を画像データと異なるデータに変
換する変換手段とを含む。
【0010】さらに画像処理システムは、照明する範囲
が可変の照明手段をさらに備え、照明手段は、撮影手段
で撮影される被写体側により操作されて照明する範囲を
変更することを特徴とする。
【0011】さらに画像処理システムの照明手段が照射
する光の波長は、赤外領域の波長であることを特徴とす
る。
【0012】さらに好ましくは画像処理システムの照明
手段は、波長が赤外領域の第1の光と波長が可視領域の
第2の光とを同一範囲に照射することを特徴とする。
【0013】さらに好ましくは画像処理システムの検出
手段は、照明手段が照明していないときに撮影手段から
出力される画像データと、照明手段が照明しているとき
に撮影手段から出力される画像データとを比較すること
により、照明手段で照明された被写体を検出することを
特徴とする。
【0014】これらの発明に従うと、画像中で被写体と
なる者の意志に基づき、その被写体を含まない画像に変
換することのできる画像処理システムを提供することが
できる。
【0015】この発明の他の局面による画像処理システ
ムは、入力された画像データから所定の範囲の波長の光
の輝度が高い領域を検出する検出手段と、検出手段の出
力に応じて、画像データの全部または一部を画像データ
と異なるデータに変換する変換手段とを備える。
【0016】この発明の他の局面による画像処理プログ
ラムを記録した記録媒体は、入力された画像データから
所定の範囲の波長の光の輝度が高い領域を検出する検出
ステップと、検出ステップで検出された領域に応じて、
画像データの全部または一部を画像データと異なるデー
タに変換する変換ステップとをコンピュータに実行させ
るための画像処理プログラムを記録する。
【0017】これらの発明に従うと、画像中の特定の領
域を人が認識することのできない画像に変換することが
できる画像処理システムおよび画像処理プログラムを記
録した記録媒体を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当する部材を示す。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、本発明の実
施の形態の1つにおける画像処理システムの概略を示す
ブロック図である。画像処理システムは、大きくは照明
装置100とカメラサーバ200とを含む。
【0020】照明装置100は、被写体を照明するため
の照明部102と、照明部102が照明する範囲を調節
するための調光部101と、照明部102で照明する範
囲を上下左右方向に移動させるための照明用パンチルト
部103とを含む。
【0021】照明部102は、可視光を照射するランプ
または赤外光を照射するランプまたは可視光と赤外光と
を含む光を照射するランプである。調光部101は、照
明部102の側面を覆う反射板である。調光部101が
その形状を変形させることにより、照明部102から照
射された光が広がる角度を変えることができる。調光部
101で照明部102から照射された光の広がる角度を
調整することにより、照明部102が照明する範囲の大
きさが変わる。
【0022】図2は、調光部101を変形させることに
より、照射角度を変える一例を示す図である。図2
(A)は、照射角度を小さくしたときの調光部101の
状態を示す図である。図2(B)は、照射角度を大きく
したときの調光部101の状態を示す図である。図2
(A)(B)を参照して、照射角度が小さいときの方が
照射角度が大きいときよりも調光部101の広がりが大
きくなっている。このように、調光部101の形状を変
形させることにより、照明部102から照射した光の広
がる角度を調節することができる。
【0023】照明用パンチルト部103は、照明部10
2と調光部101とを上下左右に首振する動作を行な
う。上下方向に首振する動作をチルト動作といい、左右
方向に首振させる動作をパン動作という。照明用パンチ
ルト部103でパンおよびチルト動作を行なうことによ
り、照明部102で照明する範囲を上下左右に移動させ
ることができる。
【0024】照明装置100の照明部102の電源は、
照明装置100が設置された部屋の照明用の電源に連動
してON/OFFする。また、後述するカメラサーバ2
00からの制御信号に基づき、照明部102の電源が、
カメラ部が撮影するときのみONとなるように制御され
る。
【0025】図1に戻って、カメラサーバ200は、被
写体110を撮影するためのカメラ部202と、カメラ
部202の撮影方向を上下左右に移動させるためのカメ
ラ用パンチルト部201と、カメラ部202で撮影され
た画像から照明部102で照明された被写体を検知する
ための照明検知部203と、照明検知部203で検知さ
れた被写体に所定の画像処理を施すための画像処理部2
04と、ネットワークに接続された他のコンピュータ等
と通信を行なうための通信制御部206と、制御部20
5とを含む。
【0026】カメラ部202は、光学レンズとCCDセ
ンサ等の光電変換素子等から構成される。カメラ部20
2で撮影された画像は、光電変換素子により電気信号に
変換されて照明検知部203に送信される。カメラ部2
02のフォーカス、ズームおよびアイリスは、制御部2
05より受信する制御コマンドに基づき定められる。
【0027】カメラ用パンチルト部201は、制御部2
05より受信する制御コマンドに従って、パンおよびチ
ルト動作を行なう。これにより、カメラ部202の撮影
方向を上下左右に移動させる。
【0028】通信制御部206は、カメラサーバ200
をコンピュータネットワークまたは通信回線網に接続す
るための通信インターフェイスであり、ネットワーク等
に接続された他のパーソナルコンピュータとの間で通信
を行なう。図ではコンピュータネットワークに接続した
形態を示している。通信制御部206に入力された音声
データまたは画像データは、制御部205の指示により
ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータに対
してネットワークを介して送信される。
【0029】制御部205は、通信制御部206を介し
てネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等
と通信を行なうことにより、カメラ部202で撮影する
撮影範囲を変更するコマンドを受信する。制御部205
は、受信したコマンドに基づき、カメラ用パンチルト部
201に対して、カメラ部202の撮影方向を変更する
ための制御コマンドを送信する。カメラ用パンチルト部
201では、制御部205から受信した制御コマンドに
基づいて、カメラ部202の撮影方向を変更する。ま
た、制御部205は、通信制御部206を介してネット
ワークに接続されたコンピュータ等から受信するコマン
ドに基づいて、カメラ部202に対して、フォーカス、
ズーム、アイリスを制御する制御コマンドを送信する。
カメラ部202は、制御部205から受信する制御コマ
ンドに基づいて、フォーカス値、ズーム量、アイリスの
値を決定する。これにより、カメラ部202で撮影する
範囲が制御される。
【0030】照明検知部203は、カメラ部202から
画像データを受信する。照明検知部203では、カメラ
部202から受信した画像データから照明部102で照
明された被写体を検知する。
【0031】画像処理部204では、照明検知部203
で検知された被写体の画像データに所定の画像処理を行
なう。画像処理が行なわれた画像データは、制御部20
5に送信される。
【0032】制御部205では、画像処理部204から
受信した画像処理後の画像データを通信制御部206を
介してネットワークに接続されたコンピュータ等に送信
する。これにより、ネットワークに接続されたコンピュ
ータ等は画像処理部204で画像処理が施された画像デ
ータを表示することができる。
【0033】図3は、照明装置100とカメラ部202
とを部屋に設置した一例を示す図であり、部屋の上方に
視点を置いて見たときの状態を示す。図を参照して、部
屋には、被写体301が存在する。照明装置100で照
明する照明領域310は、被写体301を含む周辺の領
域である。カメラ部202が撮影することができる撮影
範囲は、照明領域310を含む広い範囲となっている。
【0034】図4は、照明装置100で照明する範囲を
説明するための図である。図4(A)は、照明角度を小
さくして照明領域を小さくした状態を示す図である。図
を参照して、部屋300には、被写体301と被写体3
02とが存在する。照明装置100の照射角度を小さく
することにより、照明領域を小さくして被写体301の
みが照明領域に含まれている。図4(B)は、照射角度
を大きくして照明領域を大きくした状態を示す図であ
る。照明装置100の照射角度を大きくすることによ
り、被写体301と被写体302とが照明領域310に
含まれる。
【0035】このように、照明装置100の照射角度を
変えることにより、カメラ部202の撮影範囲に含まれ
る被写体のうち、所望の被写体を照明領域に含めること
ができる。また、照明装置100をパン動作およびチル
ト動作させることにより、照明領域を移動させることが
できるので、被写体が撮影範囲のどの場所にあろうと
も、照明装置100の照明領域に被写体を含めることが
できる。さらに、カメラ部202の撮影することができ
る範囲内に複数の被写体が含まれる場合であっても、照
明装置100の照射角度を大きくすることにより、複数
の被写体を照明領域に含めることができる。
【0036】図5は、カメラサーバ200に入力される
画像と出力される画像とを示す図である。図5(A)
は、カメラサーバ200に入力される画像を示す図であ
る。画像400内に照明装置100で照明された被写体
410が含まれる。照明装置100で照明されて画素の
輝度が大きくなっている被写体410に斜線を付して表
わしている。カメラ部202に図5(A)に示す画像が
入力されると、照明検知部203で輝度の高い領域41
0が検知される。そして画像処理部204で輝度の高い
領域410に対してモザイク等の所定の画像処理が行な
われる。画像処理後の画像データがカメラサーバ200
から出力される。図5(B)は、カメラサーバ200か
ら出力される画像を示す図である。図5(A)に示すカ
メラサーバ200に入力される画像と比較すると、画像
400に含まれる被写体410の領域が、画像450で
は、モザイク処理等の画像処理がなされた領域451に
変換される。モザイク処理等の画像処理がなされた領域
451は、人が、被写体が誰であるかを認識することが
できない画像である。
【0037】次に、本実施の形態における画像処理シス
テムで行なわれる処理の流れについて説明する。図6
は、本実施の形態における画像処理システムで行なわれ
る処理の流れを示すフロー図である。画像処理システム
で行なわれる処理は、照明装置100で照明する範囲を
設定するステップ(S01)と、カメラ用パンチルト部
201とカメラ部202とで撮影範囲を決定してカメラ
部202で撮影した画像を入力するステップ(S02)
と、カメラ部202が出力する画像データから照明装置
100で照明した被写体を検知するステップ(S03)
と、ステップS03で検知した被写体の画像データを変
換する画像変換処理を行なうステップ(S04)と、ス
テップS04で画像変換処理がなされた処理済の画像デ
ータを出力するステップ(S05)とを含む。
【0038】図7は、図6のステップS01で行なわれ
る照明範囲の設定処理の流れを示すフロー図である。図
を参照して、照明範囲の設定処理は、照明を点灯するス
テップ(S11)と、照明用パンチルト部103で行な
うパンおよびチルト動作におけるパン位置およびチルト
位置を決定するステップ(S12)と、調光部101の
スポットの設定と照明部102の発光強度の設定を行な
うステップ(S13)とを含む。
【0039】ステップS11では、室の照明用の電源を
ONすることにより照明部102の電源がONする。こ
れにより、照明部102から所定の波長の光が照射され
る。
【0040】ステップS12においては、照明用パンチ
ルト部で行なうパンおよびチルト動作を行なう際に必要
なパン位置およびチルト位置が決められる。パン位置お
よびチルト位置の決定は、図示しない照明装置100を
操作するための操作部により行なわれる。操作部の操作
は、被写体110により行なわれる。操作部は、被写体
110が所持するリモコンによる操作が可能となってい
る。したがって、被写体110は、照明部102が光を
照射することにより形成される照明領域に自分が含まれ
るように照明用パンチルト部103を制御することがで
きる。
【0041】ステップS13においては、調光部101
のスポットの設定と照明部102の発光強度の設定が行
なわれる。調光部101のスポットの設定は、調光部1
01の形状を変更することにより行なわれる。調光部1
01のスポットの設定と照明部102の発光強度の設定
は、上述した照明装置100の操作部を被写体110が
操作することにより行なわれる。これにより、被写体1
10は、照明部102が照明することにより形成される
照明領域の大きさを自由に設定することができるととも
に、周囲の明るさに合わせて照明部102の発光強度を
調節することができる。
【0042】図8は、図6のステップS02で行なわれ
る画像入力処理の流れを示すフロー図である。図を参照
して、画像入力処理は、カメラ部202のパンおよびチ
ルト位置を設定するステップ(S21)と、カメラ部2
02のズーム、フォーカスおよびアイリスを設定するス
テップ(S22)と、カメラ部202で撮影することに
より画像データを入力するステップ(S23)とを含
む。
【0043】ステップS21においては、カメラ用パン
チルト部201に対して、カメラ部202で撮影する方
向を決定するために、パン位置(水平方向の位置)の設
定と、チルト位置(上下方向の位置)の設定とが行なわ
れる。パン位置およびチルト位置への設定は、カメラ用
パンチルト部201に対して制御部205から制御コマ
ンドが送信されることにより行なわれる。制御部205
は、通信制御部206を介してネットワークに接続され
た他のパーソナルコンピュータ等からカメラ部202の
撮影方向を移動させるためのコマンドを受信する。制御
部205は、受信したコマンドに応じてパン位置および
チルト位置を示す制御コマンドをカメラ用パンチルト部
201に送信する。これにより、カメラ用パンチルト部
201は、受信した制御コマンドに応じたパン位置およ
びチルト位置にカメラ部202の撮影方向を移動させ
る。
【0044】ステップS22においては、カメラ部20
2のズーム、フォーカス、アイリスの設定が行なわれ
る。制御部205は、通信制御部206を介してネット
ワークに接続されたコンピュータ等から受信したコマン
ドに応じてカメラ部202に制御コマンドを返信する。
制御コマンドには、カメラ部202の設定するべきズー
ム、フォーカスおよびアイリスの情報が含まれている。
カメラ部202では、受信した制御コマンドに基づい
て、ズーム、フォーカスおよびアイリスを設定する。
【0045】ステップS21により、カメラ部202で
撮影する撮影方向が上下左右方向に移動されてカメラ部
202が向く方向が決定される。ステップS22におい
て、カメラ部202のズーム、フォーカスおよびアイリ
スが設定されることにより、撮影範囲の大きさ、焦点距
離、および入力される画像の明るさが決定される。
【0046】ステップS23においては、カメラ部20
2により撮影された画像が電気信号に変換されて照明検
知部203に画像データが出力される。
【0047】カメラ部202から出力される画像データ
は、静止画像のデータでも動画像のデータでもどちらで
もよい。動画像の場合には、1フレームごとに以下の処
理が行なわれる。また、所定のフレームを選択して所定
のフレームに対してのみ以下の処理を行なうようにして
もよい。
【0048】また、カメラ部202から画像データが出
力されるタイミングは、制御部205により制御され
る。カメラ部202は、制御部205から指示があった
場合に画像データを出力する。
【0049】図9は、図6のステップS03で行なわれ
る照明検知処理の流れを示すフロー図である。図を参照
して、照明検知処理は、入力した画像データを2値化す
るステップ(S31)と、画像データから照明領域を抽
出するステップ(S32)とを含む。
【0050】照明検知処理は、照明検知部203におい
て行なわれる。ステップS31においては、カメラ部2
02が出力する画像データから輝度情報を抽出し、抽出
した輝度情報を所定のしきい値を用いて2値化する。本
実施の形態においては、輝度情報を用いて2値化を行な
うようにしたが、色相等を用いて2値化を行なうように
してもよい。
【0051】ステップS32においては、2値化された
画像データの中から、所定のしきい値よりも高い輝度を
有する画素を抽出する。抽出された画素の集まりが、照
明部102で照明された領域となる。したがって、画像
データ中から照明部102で照明された領域が抽出され
る。
【0052】次に照明検知処理について具体的に説明す
る。図10は、照明装置100で照明しないときに得ら
れる画像データと輝度データとを示す図である。図10
(A)は、照明装置100で照明しないときに得られる
画像データを示す図である。図を参照して、画像データ
400は、被写体401と被写体402とを含む。被写
体401と被写体402の双方とも照明装置100で照
明されていない。図10(B)は、図10(A)の画像
データ400中の水平線a−bにおける輝度データを示
す図である。輝度データ410は、被写体401と被写
体402との部分で輝度の値が高くなっているけれど
も、しきい値よりも小さな値となっている。これは、被
写体401と被写体402の双方とも照明装置100で
照明されていないことによるものである。
【0053】図11は、照明装置100で照明したとき
に得られる画像データと輝度データとを示す図である。
図11(A)は、照明装置100で照明したときに得ら
れる画像データを示す図である。画像データ400は、
照明装置100で照明された被写体401と、照明され
ていない被写体402とを含む。図11(B)は、図1
1(A)の画像データ400中の水平線a−bにおける
輝度データを示す図である。輝度データ411の被写体
401の部分では、輝度の値がしきい値よりも高くなっ
ている。一方、輝度データ411の被写体402の部分
では輝度の値が高くなっているけれどもしきい値よりも
小さな値となっている。
【0054】図10(B)に示す輝度データを、しきい
値を基準に2値化した場合は、すべての画素において
「0」となってしまう。一方、図11(B)に示す輝度
データ411をしきい値を基準に2値化した場合は、被
写体401の部分で「1」となり、その他の部分で
「0」となる。これにより、画像データ400の水平線
a−bにおける照明装置100で照明された領域が抽出
される。水平線a−bを画像データ400の上から下ま
で移動させて上述の2値化処理を行なうことにより、画
像データ400中の被写体401の部分を照明装置で照
明された領域として抽出することができる。
【0055】また、照明装置100の照明部102で照
射する光を赤外光とすることができる。図12は、照明
部102から照射する光を赤外光としたときにおける波
長を示す図である。照明部102から照射する光の波長
は、700[nm]から800[nm]までの範囲に含
まれている。
【0056】図13は、照明部102で照射する光を赤
外光としたときのカメラ部202の概略構成を示す図で
ある。図を参照して、カメラ部202は、レンズ150
と、ビームスプリッタ151と、可視光用CCD154
と、赤外光選択透過フィルタ152と、赤外光受光用C
CD153とから構成される。レンズ150より入射し
た光はビームスプリッタ151で、可視光受光用CCD
154に進む経路と、赤外光用受光用CCD153に進
む経路の2つの経路に分岐する。可視光受光用CCD1
54は、レンズ150を透過した光のすべての波長の光
を受光する。赤外光選択透過フィルタ152は、レンズ
150を透過した光のうち、波長が700[nm]から
800[nm]までの範囲の光を透過する。赤外光受光
用CCD153は、赤外光選択透過フィルタ152を通
過した光を受光する。
【0057】照明装置100から照射された赤外光が、
被写体に照射されて反射する。反射した赤外光が赤外光
受光用CCD153で受光される。赤外光受光用CCD
153が出力する画像データをもとに、上述の照明検知
処理を行なうことにより、画像データ中から赤外光が照
射された領域を抽出することができる。可視光受光用C
CD154が出力する画像データは、赤外光受光用CC
D153が出力する画像データと同じ領域の画像データ
である。可視光受光用CCD154が出力する画像デー
タは、照明検知処理には用いられない。赤外光受光用C
CD153の画像データをもとに検知された赤外光が照
射された領域が可視光受光用CCD154が出力する画
像データに対応づけられて、画像処理部204に送られ
る。
【0058】なお、照明部102が照射する光を赤外光
とした場合には、被写体110は、照明部102が照明
する領域(照明領域)を目で認識することができない。
したがって、照明部102が照射する光は、赤外光だけ
でなく、可視光も含む光とするのがよい。また、照明部
102が照射する光を赤外光のみとした場合には、照明
部102が照明する領域と同じ領域に可視光を照射する
別の照明装置を設けるとよい。このようにすることで、
被写体110が照明部102が照明する照明領域を目で
確認することができる。
【0059】さらに、被写体110が、照明装置100
の操作部を操作することにより、照明領域の位置が決定
した場合には、可視光を照射する別の照明部の電源をO
FFできるようにしてもよい。このようにすることで、
被写体110は、照明部102が照射する赤外光を認識
することがないので照明が、目障りでない。
【0060】図14は、図6のステップS04で行なわ
れる画像変換処理の流れを示すフロー図である。画像変
換処理は、画像処理部204で行なわれる。画像変換処
理は、画像データ中の照明装置100で照明された領域
の画像データにモザイク処理を施すステップ(S41)
と、画像データとステップS41で処理が施された画像
データとを合成するステップ(S42)とを含む。
【0061】ステップS41においては、図9に示した
照明検知処理で抽出された照明装置100で照明された
領域に含まれるすべての画像データに対して、モザイク
処理を行なう。これにより、照明装置100で照明され
た領域は、ディスプレイ等に出力した場合に人が認識す
ることができない画像データに変換される。また、モザ
イク処理の代わりに、LUT変換などのフィルタ処理を
用いてもよい。さらに、別の画像データを予め記憶して
おき、照明装置で照明された領域の画像データを記憶さ
れている別の画像データに置換えるようにしもよい。
【0062】ステップS42においては、モザイク処理
がなされて人が認識できなくなった照明領域の画像デー
タを元の画像データと合成する。これにより、画像デー
タのうち照明装置100で照明された領域の画像データ
は、モザイク処理がなされた画像データとなる。一方、
照明装置100で照明された領域を除く他の画像データ
は、元の画像データのままなので、ディスプレイ等に表
示された場合に人がそのまま認識することができる。
【0063】図15は、画像処理部204が出力する画
像データの具体例を示す図である。図15(A)では、
画像データ450中にモザイク処理がなされた照明装置
100で照明された領域451と、領域451に、保護
領域であることを示す記号500が重畳して表示されて
いる。このように、記号500を照明装置100で照明
された領域451に重ねて表示することで、画像データ
450をディスプレイ等で見る者に対して、領域451
に写し出された者がプライバシーの保護を求めているこ
とを認識することができる。
【0064】図15(B)には、画像データ450中に
楕円形の領域501が表示され、領域501中には「プ
ライバシー保護領域」の文字が表示されている。領域5
01の形状は楕円であるが、長方形や円形であってもよ
い。領域501中に「プライバシー保護領域」の文字を
表示することで、画像データ450を見る者は、領域5
01がプライバシーの保護を求める者の意志で、見るこ
とができない領域とされたことを認識することができ
る。
【0065】図15(C)は、画像データ455のすべ
てに対してモザイク処理がなされ、画像データ中に「プ
ライバシー保護のためスルー画像はお見せできませ
ん。」の文字が重畳して表示されている。このように、
画像データ455のすべてに対してモザイク処理を施す
こともできる。
【0066】「照明検知処理の変形例」次に、照明検知
処理の変形例について説明する。図16は、図6のステ
ップS03で行なわれる変形された照明検知処理の流れ
を示すフロー図である。図を参照して、変形された照明
検知処理は、照明装置100で照明したときに得られる
画像データ(照明照射画像)と照明しないときに得られ
る画像データ(照明非照射画像)との差分から差分画像
データを求めるステップ(S35)と、得られた差分画
像データから照明装置100で照明された領域を抽出す
るステップ(S36)とを含む。
【0067】ステップS35においては、照明装置10
0で照射したときにカメラ部202が出力する画像デー
タから得られる輝度データと、照明装置100で照射し
たときにカメラ部202が出力する画像データから得ら
れる輝度データの差分を求める。ステップS36におい
ては、ステップS35で求めた差分が、所定のしきい値
よりも大きい画素を含む領域を、照明領域として抽出す
る。
【0068】照明装置100が照明したときにカメラ部
202が出力する画像データと、照明装置100が照明
しないときにカメラ部202が出力する画像データと
は、次のようにして得ることができる。カメラ部202
が画像データを出力するタイミングは、制御部205に
より制御される。制御部205は、照明装置100の照
明部102もまた制御する。このとき、カメラ部202
で画像データを出力するタイミングを、照明部102で
照射するタイミングまたは照射しないタイミングに合わ
せて出力する。
【0069】図17は、変形された照明検知処理を説明
するための図である。図17(A)は、照明装置100
で照射しないときにカメラ部202が出力する画像デー
タから得られる輝度データを示す図である。照明装置1
00で照射しないときに得られる画像データは、図10
(A)と同じとしている。図10(A)と図17(A)
とを参照して、輝度データ412は、被写体402の部
分で輝度がしきい値よりも大きくなっている。これは、
たまたま被写体402が反射率の高い服を着ているよう
な場合である。また、被写体401の部分で輝度が大き
くなっているけれどもしきい値よりは小さい。この輝度
データとしきい値をもとに2値化すると、被写体402
が照明装置100で照明された領域として抽出されてし
まい、所望の結果が得られない。
【0070】図17(B)は、照明装置100で照明し
たときにカメラ部202が出力する画像データから得ら
れる輝度データを示す図である。照明装置100で照明
したときに得られる画像データは、図11(A)に示す
画像データとしている。図11(A)と図17(B)と
を参照して、輝度データ413は、被写体402と被写
体401の部分で輝度がそれぞれしきい値よりも大きく
なっている。図17(A)に示す輝度データ412と比
較すると、被写体402の部分の輝度は同じであるが、
被写体401の部分の輝度は、輝度データ413の方が
大きい。輝度データ413としきい値とに基づき2値化
を行なった場合には、被写体402と被写体401との
領域が、照明装置100で照明された領域として抽出さ
れてしまい、所望の結果が得られない。
【0071】図17(C)は、照明部100で照明した
ときにカメラ部202が出力する画像データから得られ
る輝度データ413と照明しないときにカメラ部202
が出力する画像データから得られる輝度データ412と
の差分を示す図である。図を参照して、被写体401の
部分で差分値がしきい値よりも高くなっている。したが
って、被写体401のみを照明装置100で照明された
領域として抽出することができる。
【0072】このように、照明装置100で照明したと
きに得られる画像データと照明しないときに得られる画
像データとを用いて照明装置100で照明された領域を
抽出することにより、正確に照明装置100で照明され
た領域を抽出することができる。
【0073】以上説明したように、第1の実施の形態に
おける画像処理システムにおいては、カメラ部202で
撮影した画像中で、照明装置100で照明された領域の
画像をモザイク処理する。したがって、カメラ部202
の撮影範囲に含まれる人が、照明装置100を操作して
自己が照明装置100で照明されるようにすることによ
り、カメラサーバ200から出力される画像に写し出さ
れないので、その者のプライバシーを保護することがで
きる。逆に、照明装置100で照明していない被写体に
ついては、カメラサーバ200から出力される画像に写
し出される。これにより、プライバシー保護のために必
要な領域のみをモザイク処理することができ、出力され
る画像の情報量を多く保つことができる。
【0074】さらに、照明検知部203で、照明された
領域を抽出するときにのみ照明装置100で照明する場
合には、被写体110が常に照明されることがないの
で、煩わしくない。
【0075】さらに、照明装置100が照射する光を赤
外光とした場合には、被写体110は照明装置100が
照射する光を見ることができないので、煩わしくない。 [第2の実施の形態]図18は、第2の実施の形態にお
ける画像処理装置の概略構成を示す図である。図を参照
して、画像処理装置250は、画像処理装置250全体
を制御する制御部254と、制御部254がネットワー
クに接続されたパーソナルコンピュータ等と通信を行な
うための通信制御部206と、グラデーションや縞模様
のパターン光を照射するパターン照明部251と、パタ
ーン照明部251で照明する方向に変更を加えるための
照明用パンチルト部103と、パターン照明部251と
照明用パンチルト部103を制御するための照明制御部
255と、被写体110を撮影するためのカメラ部20
2と、カメラ部202の撮影方向を変更するためのカメ
ラ用パンチルト部201と、カメラ部202が出力する
画像データからパターン照明部251で照明された領域
を抽出するための照明検知部252と、カメラ部202
が出力する画像データ中のパターン照明部251で照明
された領域に所定の画像処理を行なう画像処理部253
とを含む。
【0076】第2の実施の形態における画像処理装置
は、第1の実施の形態における照明装置100とカメラ
サーバ200とを一体に構成したものである。第1の実
施の形態と同一または相当する部材については、同一の
符号を付し、ここでは説明を繰返さない。
【0077】パターン照明部251は、照明部と調光部
から構成されている。照明部は、グラデーションや縞模
様のパターン光を照射する。照明部は、すべての方向に
光を照射するランプとフィルタとから構成される。ラン
プから照射した光をフィルタを通過させることによりパ
ターン光を照射する。このフィルタを変えることによ
り、パターン光をグラデーション模様の光や縞模様の光
とすることができる。調光部は、第1の実施の形態で用
いた調光部101と同様のものが用いられる。したがっ
て、調光部がその形を変形させることにより、照明部が
照射するパターン光の照明する範囲の大きさを変えるこ
とができる。
【0078】照明制御部255は、照明用パンチルト部
103とパターン照明部251と接続されている。ま
た、照明制御部255は、受信部256と接続されてい
る。受信部256は、リモコン257と無線による通信
を行なう。リモコン257から受信部256へは、照明
制御部255でパターン照明部251と照明用パンチル
ト部103とを制御するための指示信号が送信される。
リモコン257の操作は、被写体110または被写体1
10を保護する立場にいる人が行なう。
【0079】照明制御部255は、受信部256でリモ
コンからの指示信号を受信すると、受信された指示信号
に基づいて、照明用パンチルト部103またはパターン
照明部251に対して制御コマンドを送信する。照明用
パンチルト部103に対して送信する制御コマンドは、
照明範囲の大きさを指示するためのコマンドであり、照
明用パンチルト部103に対して送信する制御コマンド
は、パターン照明部251が照射する方向を指示するた
めの制御コマンドである。
【0080】照明用パンチルト部103は、照明制御部
255からの制御コマンドの受信に応じて、パターン制
御部251が照射する方向を移動させる。パターン照明
部251は、照明制御部255からの制御コマンドの受
信に応じて、パターン光を照射する角度を変更する。し
たがって、被写体110または被写体110を保護する
立場にいる人がリモコン257を操作することにより、
照明用パンチルト部103とパターン照明部251が照
明制御部255により制御されて、パターン照明部25
1が照明する範囲と大きさが変更される。
【0081】なお、リモコン257に加えて、照明操作
部を照明制御部255に接続して、被写体110または
その被写体110を保護する立場にいる人が照明操作部
を操作することにより、パターン照明部251と照明用
パンチルト部103を制御できるようにしてもよい。
【0082】制御部254は、通信制御部206を介し
てネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等
と通信を行なうことにより、カメラ部202で撮影する
撮影範囲を変更するコマンドを受信する。制御部254
は、受信したコマンドに基づき、カメラ用パンチルト部
201に対して、カメラ部202の撮影方向を変更する
ための制御コマンドを送信する。カメラ用パンチルト部
201では、制御部254から受信した制御コマンドに
基づいて、カメラ部202の撮影方向を変更する。ま
た、制御部254は、通信制御部206を介してネット
ワークに接続されたコンピュータ等から受信するコマン
ドに基づいて、カメラ部202に対して、フォーカス、
ズーム、アイリスを制御する制御コマンドを送信する。
カメラ部202は、制御部254から受信する制御コマ
ンドに基づいて、フォーカス値、ズーム量、アイリスの
値を決定する。これにより、カメラ部202で撮影する
範囲が制御される。カメラ部202が出力する画像デー
タは、照明検知部252に送信される。
【0083】照明検知部252では、画像データからパ
ターン照明部251で照射された領域を照明領域として
抽出する。画像処理部253では、画像データ中のパタ
ーン照明部251で照明された領域に対してモザイク等
の画像変換処理を行なう。
【0084】本実施の形態における画像処理装置250
で行なわれる処理は、第1の実施の形態で説明した図6
から図9および図14に示した処理と同様の処理が行な
われる。ただし、パターン処理部251から照射される
光は、グラデーションや縞模様のパターン光であるの
で、カメラ部202が出力する画像データから得られる
輝度データが第1の実施の形態で説明した輝度データと
異なる。
【0085】図19は、パターン照明を使った場合の照
明検知処理を説明するための図である。図19(A)
は、照明装置で照明していないときに得られる画像デー
タを示す図である。図19(B)は、図19(A)の画
像データ420中の水平線a−bにおける輝度データを
示す図である。輝度データ423は、被写体422の輝
度の値はしきい値よりも大きいが、被写体421の輝度
の値はしきい値よりも小さい。図19(C)は、被写体
421にパターン照明部で照明したときに得られる輝度
データである。輝度データ425は、被写体421の部
分でも縞状の輝度値がしきい値よりも大きくなってい
る。図19(D)は、輝度データのうちでしきい値より
大きなデータを示した図で、このデータのプロファイル
を照明検知部253で分析する。そこで、所定のパター
ンになっている部分を取出せば、画像データ420中の
被写体421の部分を照明された領域として抽出するこ
とができる。
【0086】以上説明したとおり、第2の実施の形態に
おける画像処理装置においては、パターン照明部251
を設けて、パターン光を照射するようにしたので、パタ
ーン光が照射された被写体を画像データ中から容易に抽
出することができる。
【0087】[第3の実施の形態]図20は、第3の実
施の形態における画像処理システムの概略構成を示すブ
ロック図である。第3の実施の形態における画像処理シ
ステムは、大きくは照明装置100と、従来より用いら
れている既存のカメラ230と、画像処理装置210と
を含む。
【0088】照明装置100は、第1の実施の形態にお
ける照明装置100と同様であるのでここでの説明は繰
返さない。既存のカメラ230は、従来より用いられて
いる監視カメラであり、固定型のカメラである。既存の
カメラ230が撮影した画像は、電気信号に変換されて
画像処理装置210に入力される。
【0089】画像処理装置210は、画像処理装置21
0全体を制御する制御部214と、既存のカメラ230
から画像データを入力する入力部211と、制御部21
4がネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ
等と通信を行なうための通信制御部206と、入力部2
11で入力された画像データから照明装置100で照明
された領域を抽出する照明検知部212と、画像データ
中の照明装置100で照明された領域に所定の画像変換
処理を行なう画像処理部213とを含む。
【0090】照明検知部212では、第1の実施の形態
において説明した図9に示した照明検知処理または図1
6に示した変形された照明検知処理が行なわれる。画像
処理部213においては、第1の実施の形態において説
明した図14に示す画像変換処理が行なわれる。
【0091】既存のカメラ230が撮影する範囲は、固
定されているので、入力部211に入力される画像デー
タは、固定された撮影範囲の画像である。被写体110
は、照明装置100を操作することにより、照明部10
2で照明する照明範囲に被写体自身を含めることができ
る。
【0092】照明検知部212では、入力された画像デ
ータから照明装置100で照明された照明領域を検知す
る。画像処理部213においては、画像データ中の照明
装置100で照明された領域の画像データにモザイク処
理を施す。モザイク処理が施された画像データは、制御
部214に送信される。制御部214は、モザイク処理
が施された画像データを、通信制御部206を介してネ
ットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等に送
信する。パーソナルコンピュータ等ではモザイク処理が
施された画像データをディスプレイ等に表示する。
【0093】以上説明したとおり、第3の実施の形態に
おける画像処理装置は、既存のカメラ230から入力し
た画像データに対して、照明装置100で照明された領
域の画像データのみにモザイク処理を施すことができ
る。
【0094】また、既存のカメラで撮影した画像に対し
て、画像処理を施すようにしたので、既存の設備に簡単
な改良を加えるのみで画像処理システムを構築すること
ができる。
【0095】なお、図9または図16、および図14に
示した処理を実行するためのプログラムを記録媒体24
0に記録し、記録されたプログラムを画像処理装置21
0に接続した外部記憶装置220で読込むことにより、
制御部214で実行するようにしてもよい。記録媒体2
40は、光磁気ディスク、デジタルビデオディスク(D
VD)等である。
【0096】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける画像処理シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】調光部101を変形させることにより照射角度
を変える一例を示す図である。
【図3】照明装置100とカメラ部202とを部屋に設
置した一例を示す図であり、部屋の上方に視点を置いて
見たときの状態を示す図である。
【図4】照明装置100で照明する範囲を説明するため
の図である。
【図5】カメラサーバ200に入力される画像と出力さ
れる画像とを示す図である。
【図6】第1の実施の形態における画像処理システムで
行なわれる処理の流れを示すフロー図である。
【図7】図6のステップS01で行なわれる照明範囲の
設定処理の流れを示すフロー図である。
【図8】図6のステップS02で行なわれる画像入力処
理の流れを示すフロー図である。
【図9】図6のステップS03で行なわれる照明検知処
理の流れを示すフロー図である。
【図10】照明装置100で照明しないときに得られる
画像データと輝度データとを示す図である。
【図11】照明装置100で照明したときに得られる画
像データと輝度データとを示す図である。
【図12】照明部102で照射する光を赤外光としたと
きの波長を示す図である。
【図13】照明部102で照射する光を赤外光としたと
きのカメラ部202の概略構成を示す図である。
【図14】図6のステップS04で行なわれる画像変換
処理の流れを示すフロー図である。
【図15】画像処理部204が出力する画像データの具
体例を示す図である。
【図16】図6のステップS03で行なわれる変形され
た照明検知処理の流れを示すフロー図である。
【図17】変形された照明検知処理を説明するための図
である。
【図18】第2の実施の形態における画像処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図19】パターン照明を使った場合の照明検知処理を
説明するための図である。
【図20】第3の実施の形態における画像処理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 照明装置 101 調光部 102 照明部 103 照明用パンチルト部 110 被写体 200 カメラサーバ 201 カメラ用パンチルト部 202 カメラ部 203 照明検知部 204 画像処理部 205 制御部 206 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C023 AA09 AA16 AA31 AA37 AA38 BA03 BA11 CA01 EA03 EA08 5C054 AA05 CA04 CA05 CC03 CE14 CF06 CG00 DA09 ED07 ED17 EH01 FC05 FE09 FE12 FE16 HA18 5C064 AA06 AB03 AC02 AC07 AC12 AD08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明された被写体を含む領域を撮影して
    画像データを出力する撮影手段と、 前記撮影手段から出力される前記画像データを処理する
    ための画像処理手段とを備え、 前記画像処理手段は、前記画像データから照明された被
    写体を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された被写体に基づいて、前記画像
    データの全部または一部を前記画像データと異なるデー
    タに変換する変換手段とを含む、画像処理システム。
  2. 【請求項2】 照明する範囲が可変の照明手段をさらに
    備え、 前記照明手段は、前記撮影手段で撮影される被写体側に
    より操作されて照明する範囲を変更することを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記照明手段が照射する光の波長は、赤
    外領域の波長であることを特徴とする、請求項2に記載
    の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記照明手段は、波長が赤外領域の第1
    の光と波長が可視領域の第2の光とを同一範囲に照射す
    ることを特徴とする、請求項2に記載の画像処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記照明手段が照明し
    ていないときに前記撮影手段から出力される画像データ
    と、前記照明手段が照明しているときに前記撮影手段か
    ら出力される画像データとを比較することにより、前記
    照明手段で照明された被写体を検出することを特徴とす
    る、請求項2〜4のいずれかに記載の画像処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 入力された画像データから所定の範囲の
    波長の光の輝度が高い領域を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力に応じて、前記画像データの全部ま
    たは一部を前記画像データと異なるデータに変換する変
    換手段とを備えた、画像処理システム。
  7. 【請求項7】 入力された画像データから所定の範囲の
    波長の光の輝度が高い領域を検出する検出ステップと、 前記検出ステップで検出された前記領域に応じて、前記
    画像データの全部または一部を前記画像データと異なる
    データに変換する変換ステップとをコンピュータに実行
    させるための画像処理プログラムを記録した記録媒体。
JP06187899A 1999-03-09 1999-03-09 画像処理システム Expired - Lifetime JP4168518B2 (ja)

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JP06187899A JP4168518B2 (ja) 1999-03-09 1999-03-09 画像処理システム
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