JP2000261499A - トラヒック分散方法及び通信システム - Google Patents

トラヒック分散方法及び通信システム

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JP2000261499A
JP2000261499A JP5933799A JP5933799A JP2000261499A JP 2000261499 A JP2000261499 A JP 2000261499A JP 5933799 A JP5933799 A JP 5933799A JP 5933799 A JP5933799 A JP 5933799A JP 2000261499 A JP2000261499 A JP 2000261499A
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Hiroshi Fujimoto
浩 藤本
Hiroshi Kanzaki
洋 神崎
Kunio Miyamoto
久仁男 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な手法でトラヒックを分散することがで
きる通信システムを提供する。 【解決手段】 複数のインタフェース装置511、51
2と、インターネット10からのデータ送信要求に基づ
いてデータ特性を判別する各種データ特性判別部513
〜516、及び、各データ特性判別部513〜516で
判別したデータ特性とインタフェース装置511、51
2とを関連付けることにより、どのインタフェース装置
を介して応答データを送信するかを決定する送信インタ
フェース管理部517を備えて通信システムを構築す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えばインター
ネットに接続されたサーバにおけるトラヒックの集中を
抑制する技術に関する。
【0002】
【発明の背景】インターネットのWWW(World Wide W
eb)、FTP(File Transfer Protocol)等により情報提
供を行うサービスは、ネットワーク・サービス・プロバ
イダ(Network Service Provider、以下、「プロバイ
ダ」と略称する)を通じて行われるのが一般的である。
プロバイダが行うサービスは、主として、情報を蓄積し
ておくサーバにユーザが任意にアクセスすることによっ
て行われる。このため、プロバイダのサーバにユーザか
らのアクセスが集中すると、そのプロバイダが用意して
いる通信路においてトラヒックの渋滞が発生したり、情
報を蓄積しているサーバとプロバイダとの間の通信路に
トラヒックの渋滞が発生したりする場合がある。このよ
うな渋滞が発生すると、ユーザは、スムーズな情報の享
受ができなくなる。
【0003】そこで、トラヒックの渋滞を解消するた
め、従来、複数のサーバに、共にユーザがアクセス可能
な同一の情報(「ミラー情報」)を蓄積しておくこと
で、トラヒックを分散させることが行われている。ミラ
ー情報の提供を行う場所は、一般に、「ミラーサイト」
と呼ばれている。ミラーサイトは、図6に示されるよう
に、例えばインターネット10に、複数のサイト、より
単純には二つのサイト100、110が接続された形態
となっている。サイト100にはサーバ101、サイト
110にはサーバ111がそれぞれ配備されている。各
サーバ101、111には、それぞれミラー情報が蓄積
されており、さらに、内部ネットワークと通信路20、
21との接続等を制御するためのインタフェース装置1
02、112が配備されている。このようなミラーサイ
トを設けることにより、ユーザからのアクセスが一つの
サーバに集中することがなくなり、トラフィックの分散
が可能になる。しかしながら、ミラーサイトを設ける
と、独立したサイト(サーバ)が少なくとも2系統、つ
まり、サーバが少なくとも2台必要となり、システムの
構築や維持管理に要するコストが大きくなってしまう。
【0004】このような問題の解決手段として、1台の
サーバに複数の通信路のいずれかを選択的に接続するこ
とができるインタフェース装置、例えばルータを設ける
ことで、当該サーバにおけるトラヒックを分散させる形
態が考えられる。つまり、図7に示されるように、サイ
ト200に用意されている1台のサーバ210に、自己
とインターネット10とを2つの通信路20、21のい
ずれかを介して接続できるようにするためのインタフェ
ース装置211、212を配備してトラヒックを分散さ
せる。
【0005】しかし、図示のように単にインタフェース
装置211、212を複数配備しただけでは、必ずしも
トラヒックが通信路20、21にうまく分散されるとは
限らない。これは、サーバ210に使用されるオペレー
ティングシステム(Operating System)の多くが、ユー
ザから送信されてくるデータを受信するときに、通過し
たデータの情報を記憶しておかないため、サーバ210
がユーザの要求に応じてデータを送信する際に、その適
切なインタフェース装置を正しく特定できないためであ
る。
【0006】つまり、ルータを備えるサーバにおいて、
いずれの通信路を用いてデータを送信するかは、サーバ
が備えるルーティングテーブルの記録内容により決ま
る。例えば、サーバ210が管理するIP(internet pr
otocol)アドレスが割り付けられた通信装置へのデータ
送信であれば、ルーティングテーブルを参照して、その
通信装置に接続されている通信路を特定することができ
る。しかし、不特定のアドレス、例えばグローバルアド
レスが割り付けられた通信装置からのデータ送信要求に
応答するデータを送信する場合、サイト210は、ルー
ティングテーブルにその通信装置のIPアドレスを記録
しておくことができないため、応答するデータを送信す
る際に使用する通信路(つまりインタフェース装置)を
特定することができない。このため、トラヒックをうま
く分散できない。
【0007】そこで本発明は、簡易な手法でトラヒック
の分散を可能にするトラフィック制御方法を提供するこ
とを課題とする。本発明の他の課題は、トラヒック分散
機能を備えた低廉な通信システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明のトラヒック制御方法は、外部端末との間で複数の
通信路のいずれかを選択的に使用してデータ送受信を行
う装置において実行される方法であって、前記複数の通
信路の一部又は全部と前記装置との間に、それぞれ前記
データ送受信に関する処理を代行するプロキシ装置を介
在させて論理的なミラーサイトを構築し、個々のプロキ
シ装置と前記装置との間ではローカルな通信を行い、各
プロキシ装置と前記外部端末との間では当該プロキシ装
置に接続される通信路に依存した形態の通信を行うこと
により、当該装置におけるトラヒックを分散させること
を特徴とする。
【0009】第2発明のトラヒック制御方法は、外部端
末からデータ送信要求を受信したときに当該外部端末宛
に複数の通信路のいずれかを介して応答データを送信す
る装置において実行される方法であって、前記複数の通
信路の各々を所定のデータ特性と関連付けておき、前記
外部端末への応答データの送信の際に当該応答データの
データ特性を特定し、この特定したデータ特性に適合す
る通信路へ前記応答データを導くことにより、前記装置
におけるトラヒックを分散させることを特徴とする。
【0010】ここで、所定のデータ特性とは、例えば、
前記外部端末との間で使用される通信プロトコル、前記
応答データのサイズ、特定位置のデータ内容、応答の優
先度、の少なくとも一つを含み、個々の通信路の性能又
は品質に応じて決定される情報である。このデータ特性
は、応答データのヘッダ等から特定しても良く、あるい
は、前記受信したデータ送信要求の内容に基づいて特定
するようにしても良い。また、前記複数の通信路の一部
又は全部と前記装置との間に、それぞれ前記データ送受
信に関する処理を代行するプロキシ装置を介在させ、少
なくとも前記外部端末への応答データの送信を前記プロ
キシ装置を通じて行うようにしても良い。
【0011】上記他の課題を解決する本発明の通信シス
テムは、外部端末との間で複数の通信路のいずれかを選
択的に使用してデータ送受信を行う通信装置を備えた通
信システムにおいて、前記複数の通信路の一部又は全部
と前記通信装置との間にそれぞれ前記データ送受信に関
する処理を代行するプロキシ装置を配置して各プロキシ
装置と前記通信装置とで論理的なミラーサイトを構築
し、個々のプロキシ装置と前記通信装置との間ではロー
カルな通信を行い、各プロキシ装置と前記外部端末との
間では当該プロキシ装置に接続される通信路に依存した
形態の通信を行うように構成したものである。前記プロ
キシ装置は、例えば、データ送信元のアドレスを自己の
送信元アドレスに変換するとともにデータ送信先のアド
レスを自己の送信先アドレスに変換することで、仮想的
に前記外部端末と前記通信装置との間のデータ送受信形
態を形成するものである。
【0012】本発明の他の構成に係る通信システムは、
外部端末からデータ送信要求を受信したときに当該外部
端末宛に複数の通信路のいずれかを介して応答データを
送信する通信システムにおいて、前記複数の通信路の各
々と1対1に対応し個々の通信路との間の通信を可能に
するための複数のインタフェース装置と、前記データ送
信要求に基づく応答データのデータ特性を判別する判別
手段と、前記複数のインタフェース装置の各々と所定の
データ特性との関連付け情報を保持するとともに、前記
判別手段で判別されたデータ特性に対応するインタフェ
ース装置を前記関連付け情報をもとに特定し、前記応答
データを前記特定したインタフェース装置に導く管理手
段とを設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明を適用した通信システ
ムの要部構成図である。サイト300は、それぞれ広域
通信網、例えばインターネット10に接続された外部端
末(以下、「クライアント」と称する)30、31との
間で双方向通信が可能な通信装置(以下、「サーバ」と
称する)310と、プロキシ(proxy)装置の一例とな
るプロキシサーバ320とを内部ネットワークを介して
相互に接続して構成されている。
【0014】サーバ310は、プライベートなアドレス
bが割り付けられたインタフェース装置311と、グロ
ーバルなアドレスFが割り付けられたインタフェース装
置312とを備えている。
【0015】プロキシサーバ320は、クライアント3
0、31とサーバ310との間のデータの送受信を代行
する機能を備えた代理通信装置であり、データ送信元の
アドレスを自己の送信元アドレスに変換するとともにデ
ータ送信先のアドレスを自己の送信先アドレスに変換す
ることで、仮想的にクライアント30、31とサーバ3
10との間のデータ送受信形態を形成するものである。
このプロキシサーバ320には、プライベートなアドレ
スcが割り付けられたインタフェース装置321と、グ
ローバルなアドレスDが割り付けられたインタフェース
装置322が備えられている。
【0016】図1の例では、インタフェース装置31
1、321は、それぞれ内部ネットワークを介したサー
バ310−プロキシサーバ320間の内部的な双方向通
信(ローカル通信)を制御するものであり、インタフェ
ース装置312、322は、サーバ310及びプロキシ
サーバ320をそれぞれインターネット10に接続する
ための制御を行うものである。なお、本実施形態の通信
システムにおいて、サーバ310と各クライアント3
0、31との間で送受信されるデータは、一定の規則で
区切られ、宛先ラベルのついたパケットの形式で行われ
るものとする。以下、送受信されるデータを「パケッ
ト」と称する場合がある。
【0017】本実施形態の通信システムの動作は、以下
のようになる。ここでは、アドレスAが割り当てられた
クライアント30と、アドレスEが割り当てられたクラ
イアント31とが同時期にサーバ310に向けてデータ
送信要求を発行した場合について説明する。
【0018】クライアント30からのデータ送信要求
は、インタフェース装置322を有するプロキシサーバ
320に対して発行されるものとする。プロキシサーバ
320は、このデータ送信要求を受け付けると、クライ
アント30に代わって、サーバ310へデータ送信要求
を発行する。このときのデータ送信要求の発行元アドレ
スは、アドレスcとなる。即ち、もともとのデータ送信
要求の発行元であるクライアント30のアドレスAが、
プロキシサーバ320のアドレスcに変換され、サーバ
310へ送られる。サーバ310は、このデータ送信要
求に対応して応答パケットを送信するが、このときの応
答パケットの送信先は、プロキシサーバ320となる。
プロキシサーバ320は、応答パケットを送信したサー
バ310側のアドレスbをアドレスcに一旦変換した
後、これをインタフェース装置322のアドレスDに変
換し、このアドレスDをヘッダ部に含む応答パケットを
クライアント30宛に送信する。
【0019】このような形態を採用することで、サーバ
310は、データ送信要求の発行元(クライアント3
0)のアドレスAを意識する必要がなく、プロキシサー
バ320から要求されたデータ(パケット)をそのプロ
キシサーバ320宛に返信すればよくなる。一方、クラ
イアント31は、通信路21及びアドレスFを持つイン
タフェース装置312を介してサーバ310に直接アク
セスすることができる。
【0020】つまり、インターネット10側(クライア
ント30、31側)からは、アドレスDを持つサーバ
と、アドレスFを持つサーバとがそれぞれ独立して存在
しているかのように見える。一方、サーバ310とプロ
キシサーバ320との間ではローカル通信が行われる。
この結果、1台のサーバ310で、仮想的に2つのサー
バをもつミラーサイトを構築することができ、サーバ3
10におけるトラヒックを2つの通信路20、21に簡
易且つ適切に分散することが可能になる。また、2台の
サーバを設置する必要がないので、製造コストや維持運
用費が低廉になる。
【0021】(第2実施形態)図2は、サーバ410と
通信路20、21との間に、それぞれ上述のプロキシサ
ーバ320と同一機能のプロキシサーバ420、430
を設けた通信システムの構成例を示した図である。符号
400は、この通信システムを配した一つのサイト、4
11、412はサーバ410が備えるインタフェース装
置(第1実施形態のインタフェース装置311、312
と同機能)、421、422、431、432は、各プ
ロキシサーバ420、430が備えるインタフェース装
置(第1実施形態のインタフェース装置321、322
と同機能)である。
【0022】この実施形態の通信システムでも、第1実
施形態の通信システムと同様にして、単一のサーバ41
0により2つのサーバを仮想的に構築することができ
る。この場合のサーバ410のデータ送受信の相手方
は、常にプロキシサーバ420、430となる。その結
果、二つのクライアント30、31からデータ送信要求
があったときのサーバ410におけるトラヒックを簡易
且つ適切に分散することが可能になる。
【0023】(第3実施形態)図3は、プロキシサーバ
を介在させずにトラヒックを分散することができる通信
システムのブロック図である。便宜上、インターネット
10を一部を構成する通信路20、21は第1及び第2
実施形態のものと同じとし、図示しないが、インターネ
ット10には、複数のクライアントが接続されているも
のとする。この場合の通信システムの一例となるサーバ
510は、2つの通信路20、21の各々に1対1に対
応するインタフェース装置511、512を備えてい
る。これらのインタフェース装置511、512には、
それぞれグローバルなアドレスが割り付けられている。
【0024】まず、この実施形態において使用されるパ
ケット(データ送信要求、応答パケット)の構造につい
て説明する。この種のパケットのヘッダ部には、通常、
送信元や送信先のアドレスのほか、通信プロトコル等の
データ特性が付加情報として含まれる。例えば図4
(a)〜(c)は、応答パケットのフレーム構成例を例
示した図であり、パケットA、Cはインタフェース装置
511(アドレス255.20.34.12)を通じて送信される応
答パケット、パケットBはインタフェース装置512
(アドレス:255.20.34.13)を通じて送信されるパケッ
トである。これらのパケットA〜Cの送信先は、それぞ
れ異なるクライアント(アドレス:155.19.25.37、175.
20.35.10、185.45.67.21)となっており、通信プロトコ
ルの種別も、パケットA、CはHTTP、パケットBは
FTPとなっている。
【0025】優先度もパケットに応じたものが記録され
るようになっている。「優先度」とは、例えばサービス
内容に応じた応答の重要度(あるいは品質)を示す指標
である。つまり、サーバ510が一定期間内に受け付け
たデータ送信要求に対し、受付順番に関わらず、優先度
の高いものから順に応答パケットを送信できるようにす
るためのものである。なお、データ送信要求についても
同様のヘッダ部が付加されており、後述する各種判別部
513〜516においてデータ特性の特定のために使用
されるようになっている。
【0026】出力インタフェース管理部17は、ルーテ
ィングテーブル518の管理と、クライアントからのデ
ータ送信要求に応じた応答パケットの送信時にインタフ
ェース装置511、512のいずれかを選択して応答パ
ケットを導くための制御とを行うものである。インタフ
ェース装置511、512の選択は、原則として、ルー
ティングテーブル518の最新の記録内容に基づいて行
われる。
【0027】ルーティングテーブル518は、通信路2
0、21の性能、品質等を考慮して、インタフェース装
置511、512の各々と所定のデータ特性との関連付
け情報を記録するものである。図5は、このルーティン
グテーブル518の記録内容例を示した図であり、送信
先アドレス、送信元アドレスのほか、後述する各種判別
部513〜516で判別されたデータ特性が記録される
ようになっている。「出力インタフェース装置」は、各
データ特性に対応して予め関連付けられたインタフェー
ス装置である。
【0028】プロトコル判別部513は、クライアント
との間で使用される通信プロトコルをデータ特性として
判別するものである。この通信プロトコルは、例えばF
TPやHTTPなら大容量の通信路、それ以外ならば小
容量の通信路が選択されるようにするためのデータ特性
である。パケット長判別部514は、例えば、パケット
長(データサイズ)の大小をデータ特性として判別する
ものである。パケット長は、それが長いほど大容量の通
信路が選択されるようにするためのデータ特性である。
出力優先度判別部515は、例えば、データ送信要求に
対応する応答の優先度をデータ特性として判別するもの
である。この優先度は、前述のようにサービスの重要性
(または品質の高さ)に応じて応答の順序を決定するほ
か、優先度が高いものほど、より大容量の通信路が選択
されるようにするためのデータ特性として使用すること
ができる。データビット判別部516は、データの特定
位置のデータ内容、例えばヘッダ部における宛先アドレ
スの下位1バイトが奇数か偶数かを前記データ特性とし
て判別するものである。
【0029】これらのデータ特性は、通常、データ送信
要求の際に、そのヘッダ部の内容を解析することで判別
が可能である。これは、そのデータ送信要求に応じた内
容の応答パケットが生成されることになるからである。
但し、応答パケットのヘッダ部から上記データ特性を判
別するようにしても良い。各判別部513〜516によ
る判別結果は、それぞれ出力インタフェース管理部51
7に通知され、その内容がルーティングテーブル518
に記録されるようになっている。なお、上記データ特性
の内容は例示であり、これらのものに限定されるもので
はない。
【0030】このように構成される通信システムにおい
て、あるクライアントからデータ送信要求があったとき
の動作は、以下のようになる。データ送信要求のヘッダ
部の情報が各判別部513〜516に送られ、それぞれ
対応する応答パケットのデータ特性が判別される。判別
結果は、出力インタフェース管理部517を通じてルー
ティングテーブル518に記録される。図示しない応答
パケット生成手段で応答パケットが生成されると、出力
インタフェース管理部517は、この応答パケットをイ
ンタフェース装置511、512のどちらに導くかを決
定する。
【0031】決定に際しては、原則として上述のように
ルーティングテーブル518の記録内容に従うが、各判
別部513〜516の判別結果のみに基づくこともでき
る。例えば、送信先のアドレスの末尾が奇数であればイ
ンタフェース装置511、偶数の場合はインタフェース
装置512を応答パケットの送信用のインタフェース装
置として決定する。あるいは、応答パケットのプロトコ
ルがHTTP又はFTPであればインタフェース装置5
11、それ以外の場合はインタフェース装置512を応
答パケットの送信用のインタフェース装置として決定す
る。あるいは、優先度が”高”の場合はインタフェース
装置511、送信優先度が”低”の場合はインタフェー
ス装置512を応答パケットの送信用のインタフェース
装置として決定する。あるいは、応答パケット長の長短
に応じた決定、送信先のアドレス、通信プロトコル、優
先度、データサイズ等を適宜組み合わせることで、イン
タフェース装置を決定する方法も実施の形態の一つであ
る。この通信システムによれば、サーバ510における
トラヒックを適切に分散できるようになる。
【0032】以上のように第1〜第3実施形態の通信シ
ステムを構築することで、ユーザからみれば、サーバの
レスポンス(ターンアラウンドタイム)が向上し、イン
ターネットを通じて行う通信の途切れ(品質変動)が少
なくなる効果が得られ、一方、この通信システムにサー
ビス情報を提供する側からみれば、サーバの設置台数が
減り、設備投資に要するコストを著しく低減させること
ができるという効果が得られる。また、1台のサーバで
論理的にミラーサイトを構築するため、2台のサーバで
ミラーサイトを構築する場合のコンテンツの複製を行う
必要なくなり、また、コンテンツの変更があったときの
更新時期の同期をとる必要もなくなる。
【0033】なお、第1〜第3実施形態では、通信路が
2つの場合の例を示したが、3以上の通信路の場合(こ
の場合は各々の通信路に1対1に対応したインタフェー
ス装置が必要になる)についても、同様に、本発明を適
用できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、簡易な手法でトラヒックの分散を図ることが
できるトラヒック分散方法を提供できるようになる。ま
た、トラヒック分散機能を備えた、低廉な通信システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の通信システムのブロッ
ク図。
【図2】本発明を適用した第2の通信システムのブロッ
ク図。
【図3】本発明を適用した第3の通信システムのブロッ
ク図。
【図4】(a)〜(c)は、通信システムで送受信され
るパケットの構成例を示した説明図。
【図5】ルーティングテーブルの構成例を示した説明
図。
【図6】2つのサーバを設けた従来の通信システムの構
成図。
【図7】2つのインタフェース装置を備えた従来の通信
システムの構成図。
【符号の説明】
10 インターネット 20、21 通信路 30、31 クライアント 100、110、200、300、400 サイト 320、420、430 プロキシサーバ 101、111、210、310、410、510サーバ 102、112、211、212、321、322、311、312、411、412、421、422、43
1、432、511、512 インタフェース装置 513 プロトコル判別部 514 パケット長判別部 515 優先度判別部 516 データビット判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 久仁男 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5B089 GA19 GA21 HA10 KA07 KC39 KG05 KG08 KH03 MA03 5K030 GA03 GA13 HA08 HC01 JT02 KA01 KA07 KA13 LB05 LD11 LE01 LE05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端末との間で複数の通信路のいずれ
    かを選択的に使用してデータ送受信を行う装置において
    実行される方法であって、 前記複数の通信路の一部又は全部と前記装置との間に、
    それぞれ前記データ送受信に関する処理を代行するプロ
    キシ装置を介在させて論理的なミラーサイトを構築し、
    個々のプロキシ装置と前記装置との間ではローカルな通
    信を行い、各プロキシ装置と前記外部端末との間では当
    該プロキシ装置に接続される通信路に依存した形態の通
    信を行うことにより、当該装置におけるトラヒックを分
    散させることを特徴とする、 トラヒック分散方法。
  2. 【請求項2】 外部端末からデータ送信要求を受信した
    ときに当該外部端末宛に複数の通信路のいずれかを介し
    て応答データを送信する装置において実行される方法で
    あって、 前記複数の通信路の各々を所定のデータ特性と関連付け
    ておき、前記外部端末への応答データの送信の際に当該
    応答データのデータ特性を特定し、この特定したデータ
    特性に適合する通信路へ前記応答データを導くことによ
    り、前記装置におけるトラヒックを分散させることを特
    徴とする、トラヒック分散方法。
  3. 【請求項3】 前記所定のデータ特性が、前記外部端末
    との間で使用される通信プロトコル、前記応答データの
    サイズ、特定位置のデータ内容、応答の優先度、の少な
    くとも一つを含み、個々の通信路の性能又は品質に応じ
    て決定される情報であることを特徴とする、 請求項2記載のトラヒック分散方法。
  4. 【請求項4】 前記受信したデータ送信要求の内容に基
    づいて、送信すべき前記応答データのデータ特性を特定
    することを特徴とする、 請求項2又は3記載のトラヒック分散方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の通信路の一部又は全部と前記
    装置との間に、それぞれ前記データ送受信に関する処理
    を代行するプロキシ装置を介在させ、少なくとも前記外
    部端末への応答データの送信を前記プロキシ装置を通じ
    て行うことを特徴とする、 請求項2又は3記載のトラヒック分散方法。
  6. 【請求項6】 外部端末との間で複数の通信路のいずれ
    かを選択的に使用してデータ送受信を行う通信装置を備
    えた通信システムにおいて、 前記複数の通信路の一部又は全部と前記通信装置との間
    に、それぞれ前記データ送受信に関する処理を代行する
    プロキシ装置を配置して各プロキシ装置と前記通信装置
    とで論理的なミラーサイトを構築し、 個々のプロキシ装置と前記通信装置との間ではローカル
    な通信を行い、各プロキシ装置と前記外部端末との間で
    は当該プロキシ装置に接続される通信路に依存した形態
    の通信を行うように構成したことを特徴とする、通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 外部端末からデータ送信要求を受信した
    ときに当該外部端末宛に複数の通信路のいずれかを介し
    て応答データを送信する通信システムにおいて、 前記複数の通信路の各々と1対1に対応し個々の通信路
    との間の通信を可能にするための複数のインタフェース
    装置と、 前記データ送信要求に基づく応答データのデータ特性を
    判別する判別手段と、 前記複数のインタフェース装置の各々と所定のデータ特
    性との関連付け情報を保持するとともに、前記判別手段
    で判別されたデータ特性に対応するインタフェース装置
    を前記関連付け情報をもとに特定し、前記応答データを
    前記特定したインタフェース装置に導く管理手段と、 を設けたことを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 前記判別手段は、前記外部端末との間で
    使用される通信プロトコルを前記データ特性として判別
    するものであり、前記管理手段は、前記判別された通信
    プロトコルに準拠した通信路に接続されるインタフェー
    ス装置を特定することを特徴とする、 請求項7記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記判別手段は、前記応答データのサイ
    ズの大小を前記データ特性として判別するものであり、
    前記管理手段は、前記判別されたサイズが大きい順に、
    大容量の通信路に接続されるインタフェース装置を特定
    することを特徴とする、 請求項7記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記判別手段は、前記応答データの特
    定位置のデータ内容を前記データ特性として判別するも
    のであり、前記管理手段は、前記判別されたデータ内容
    毎に予め割り当てた通信路に接続されるインタフェース
    装置を特定することを特徴とする、 請求項7記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記判別手段は、前記データ送信要求
    に対応する応答の優先度を前記データ特性として判別す
    るものであり、前記管理手段は、前記判別された優先度
    の高い順に、大容量の通信路に接続されるインタフェー
    ス装置を特定することを特徴とする、 請求項7記載の通信システム。
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