JP2003218916A - フロントエンドプロセッサおよびルーティング管理方法 - Google Patents

フロントエンドプロセッサおよびルーティング管理方法

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JP2003218916A
JP2003218916A JP2002018237A JP2002018237A JP2003218916A JP 2003218916 A JP2003218916 A JP 2003218916A JP 2002018237 A JP2002018237 A JP 2002018237A JP 2002018237 A JP2002018237 A JP 2002018237A JP 2003218916 A JP2003218916 A JP 2003218916A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーティングを行う経路毎の負荷を適切に制
御できるようにする。 【解決手段】 割り当て手段1eにより、ルーティング
手段1aに対して第1のネットワーク2上のルータ3a
が割り当てられる。ルート情報送信手段1fによって、
ルーティング手段1aに割り当てられたルータ3aに対
して、ルート情報が送信される。すると、ルート情報を
受け取ったルータ3aは、ルーティング手段1a経由で
サーバコンピュータ5a〜5cに対してアクセスする。
これにより、ルーティング手段1aの処理負荷を適切に
制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサーバとクライアン
トとの間のパケットのルーティングを行うフロントエン
ドプロセッサおよびルーティング管理方法に関し、特に
複数のプロセッサモジュールを搭載したフロントエンド
プロセッサおよびルーティング管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のサーバコンピュータ(以下、単に
サーバという)で構成されるホストシステムによって、
多数のクライアントコンピュータ(以下、単にクライア
ントという)に対して、サービスを提供することができ
る。ホストシステムを構成する各サーバの機能は、異な
っていても良い。その場合、ホストシステムとクライア
ントとの間に、フロントエンドプロセッサ(以下、FE
Pという)と呼ばれるコンピュータが配置される。
【0003】FEPは、サーバとクライアントとの間で
パケットのルーティングを行う。パケットのルーティン
グを行うとき、FEPは、サーバ側の設計要件や運用要
件に沿って配置された業務を、クライアントの利用者が
その所在を意識せずに利用できるように、処理要求のパ
ケットの管理/振り分けを行う。
【0004】このように、サーバとクライアントとの間
にFEPを設けた場合、FEPが停止してしまうと、サ
ーバが提供するサービスが全て停止してしまう。そこ
で、FEPには複数のプロセッサモジュール(PM)が
実装される。各プロセッサモジュールが、サーバとクラ
イアントとの間のパケットのルーティング機能(パケッ
トの振り分け機能を含む)を有している。これにより、
ホストシステムの安定運用を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、複数の
PMを実装したFEPにおいて、各PMの処理負荷を適
切に制御することができなかった。
【0006】たとえば、FEPが動的ルーティングを行
う場合、それぞれのPMから、各サーバに対する全ての
ルート情報(RIP:Routing Information Protocol)
が送信される。どのPMを通信に使用するかは、ルート
情報(RIP)を受信した他のルータの判断に依存して
いる。他のルータは、FEP内のPMの負荷を考慮しな
いため、通信を行うPMに偏りが生じ、負荷を均等に保
つことができなかった。
【0007】また、従来のFEPでは、同時に多数の相
手から大量にデータを受信し続けた場合、受信したデー
タを、システム能力を越えてまでも可能な限り処理しよ
うとしていた。その結果、FEP全体がスローダウン状
態となり、全ての相手との通信が正常に働かない事態が
生じていた。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ルーティングを行う経路毎の負荷を適切に制
御することができるフロントエンドプロセッサおよびル
ーティング管理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様では
上記課題を解決するために、図1に示すようなフロント
エンドプロセッサ1が提供される。図1に示すフロント
エンドプロセッサ1は、パケットのルーティングを行う
ものである。
【0010】フロントエンドプロセッサ1は、第1のネ
ットワーク2経由で入力されたパケットを、第2のネッ
トワーク4へルーティングするルーティング手段1a
と、ルーティング手段1aに対して、第1のネットワー
ク2上のルータ3aを割り当てる割り当て手段1eと、
第2のネットワーク4上のサーバコンピュータ5a〜5
cへのルーティング手段1a経由の通信経路を示すルー
ト情報を、割り当て手段1eによって割り当てられたル
ータ3aに対して送信するルート情報送信手段1fと、
を有する。
【0011】このようなフロントエンドプロセッサ1に
よれば、割り当て手段1eにより、ルーティング手段1
aに対して第1のネットワーク2上のルータ3aが割り
当てられる。次に、ルート情報送信手段1fによって、
ルーティング手段1aに割り当てられたルータ3aに対
して、ルート情報が送信される。すると、ルート情報を
受け取ったルータ3aは、ルーティング手段1a経由で
サーバコンピュータ5a〜5cに対してアクセスする。
【0012】本発明の第2の態様では、パケットのルー
ティングを行うフロントエンドプロセッサ1において、
第1のネットワーク2経由で入力されたパケットを、第
2のネットワーク4へルーティングする複数のルーティ
ング手段1a〜1cと、複数のルーティング手段1a〜
1cそれぞれに対して、第1のネットワーク2上のルー
タ3a〜3cを割り当てる割り当て手段1eと、第2の
ネットワーク4上のサーバコンピュータ5a〜5cと各
ルーティング手段1a〜1c経由で通信するためのルー
ティング手段1a〜1c毎のルート情報を、割り当て手
段1eによって各ルーティング手段1a〜1cに割り当
てられた第1のネットワーク2上のルータ3a〜3cに
対して送信するルート情報送信手段1fと、を有するフ
ロントエンドプロセッサが提供される。
【0013】このようなフロントエンドプロセッサ1に
よれば、割り当て手段1eにより、各ルーティング手段
1a,1b,1cに対して第1のネットワーク2上のル
ータが割り当てられる。次に、ルート情報送信手段1f
によって、各ルーティング手段1a,1b,1cに割り
当てられたルータに対して、割り当てられたルーティン
グ手段1a,1b,1c経由のルート情報が送信され
る。すると、ルート情報を受け取ったルータは、割り当
てられたルーティング手段経由でサーバコンピュータ5
a〜5cに対してアクセスするようになる。
【0014】また、本発明の第3の態様では、パケット
のルーティングを行うフロントエンドプロセッサ1にお
いて、第1のネットワーク2経由で入力されたパケット
を、第2のネットワーク4へルーティングするルーティ
ング手段1aと、ルーティング手段1aの負荷を監視
し、負荷が所定値を超えたことを判断する負荷判断手段
1dと、負荷判断手段1dによりルーティング手段1a
の負荷が所定値を超えたと判断された場合には、ルーデ
ィング手段1aがルーティングすべきパケットの少なく
とも一部を廃棄するパケット廃棄手段1gと、を有する
ことを特徴とするフロントエンドプロセッサ1が提供さ
れる。
【0015】このようなフロントエンドプロセッサによ
れば、負荷判断手段1dによりルーティング手段1aの
負荷が監視され、負荷が所定値を超えると、パケット廃
棄手段1gにより、ルーディング手段1aがルーティン
グすべきパケットの少なくとも一部を廃棄する。
【0016】また、本発明の第4の態様によれば、第1
のネットワークから第2のネットワークへのパケットの
ルーティングを管理するルーティング管理方法であっ
て、第1のネットワーク2と第2のネットワーク4との
間の中継経路に対して、第1のネットワーク2上のルー
タを割り当て、第2のネットワーク4上のサーバコンピ
ュータ5a〜5cへの中継経路を経由した通信経路を示
すルート情報を、割り当てられたルータに対して送信す
る、ことを特徴とするルーティング管理方法が提供され
る。
【0017】このようなルーティング管理方法によれ
ば、第1のネットワーク2と第2のネットワーク4との
間の中継経路に対して、第1のネットワーク2上のルー
タが割り当てられる。そして、第2のネットワーク4上
のサーバコンピュータ5a〜5cへの中継経路を経由し
た通信経路を示すルート情報が、割り当てられたルータ
に対して送信される。すると、ルート情報を受け取った
ルータは、割り当てられた中継経路を経由してサーバコ
ンピュータ5a〜5cに対してアクセスするようにな
る。
【0018】また、本発明の第5の態様によれば、第1
のネットワーク2から第2のネットワーク4へのパケッ
トのルーティングを管理するルーティング管理方法であ
って、ルーティングを行う中継経路上の負荷を監視し、
中継経路の負荷が所定値を超えた場合には、第1のネッ
トワーク2上の所定のルータから出力されるパケットの
少なくとも一部を廃棄する、ことを特徴とするルーティ
ング管理方法が提供される。
【0019】このようなルーティング管理方法によれ
ば、ルーティングを行う中継経路上の負荷が監視され、
中継経路の負荷が所定値を超えた場合には、第1のネッ
トワーク2上の所定のルータから出力されるパケットの
少なくとも一部が廃棄される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明の実施の形態に適用
される発明の概要について説明し、その後、本発明の実
施の形態の具体的な内容を説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態に適用される
発明の概念図である。本発明に係るフロントエンドプロ
セッサ1は、第1のネットワーク2を介して複数のルー
タ3a〜3cに接続されている。図1の例では、ルータ
3aの識別情報を「ルータ#1」、ルータ3bの識別情
報を「ルータ#2」、ルータ3cの識別情報を「ルータ
#3」とする。
【0022】また、フロントエンドプロセッサ1は、第
2のネットワーク4を介して複数のサーバコンピュータ
5a〜5cに接続されている。フロントエンドプロセッ
サ1は、第1のネットワーク2から送られるパケットを
第2のネットワーク4にルーティングする。そのため
に、フロントエンドプロセッサ1は、複数のルーティン
グ手段1a〜1c、負荷判断手段1d、割り当て手段1
e、ルート情報送信手段1f、およびパケット廃棄手段
1gを有している。
【0023】ルーティング手段1a〜1cは、第1のネ
ットワーク2経由で入力されたパケットを、第2のネッ
トワーク4へルーティングする。すなわち、各ルーティ
ング手段1a〜1cが、ルーティングの際の個別の中継
経路を構成している。なお、ルーティング手段1a〜1
cは、ルーティングの際、パケットで要求されている処
理の内容に適したサーバコンピュータに、そのパケット
を振り分ける。
【0024】ルーティング手段1a〜1cは、たとえ
ば、それぞれ個別のモジュールで構成される。その場
合、各モジュールは、プロセッサモジュールと呼ばれ
る。図1の例では、ルーティング手段1aの識別情報を
「PM#1」、ルーティング手段1bの識別情報を「P
M#2」、ルーティング手段1cの識別情報を「PM#
3」とする。
【0025】負荷判断手段1dは、ルーティング手段1
a〜1cの負荷を監視し、各ルーティング手段1a〜1
cの負荷が所定値を超えたことを判断する。また、負荷
判断手段1dは、フロントエンドプロセッサ1全体とし
ての負荷が所定値を超えたことも判断する。
【0026】割り当て手段1eは、ルーティング手段1
a〜1cに対して、第1のネットワーク2上のルータを
割り当てる。割り当ては、たとえば、ルーティング手段
1a〜1cの識別情報と、ルータ3a〜3cの識別情報
の対応関係で示される。図1の例では、ルーティング手
段1aに対してルータ3aを割り当て、ルーティング手
段1bに対してルータ3bを割り当て、ルーティング手
段1cに対してルータ3cを割り当てている。
【0027】ルート情報送信手段1fは、第2のネット
ワーク4上のサーバコンピュータ5a〜5cへのルーテ
ィング手段1a〜1c経由の通信経路を示すルート情報
を、割り当て手段1eによって割り当てられたルータ3
a〜3cに対して送信する。すなわち、ルーティング手
段1a経由の通信経路を示すルート情報がルータ3aに
送信される。ルーティング手段1b経由の通信経路を示
すルート情報がルータ3bに送信される。ルーティング
手段1c経由の通信経路を示すルート情報がルータ3c
に送信される。
【0028】なお、ルート情報送信手段1fは、負荷判
断手段1dにおいて負荷が所定値を超えた(高負荷)と
判断されたルーティング手段に対して割り当てられてい
るルータを、他のルーティング手段に割り当てることが
できる。
【0029】パケット廃棄手段1gは、フロントエンド
プロセッサ1全体としての負荷が所定値を超えた(高負
荷)と判断された場合、所定のルータ(たとえば、予め
設定されている優先度の低いルータ)からのパケットの
少なくとも一部を廃棄する。また、パケット廃棄手段1
gは、何れかのルーティング手段1a〜1cの負荷が所
定値を超えた(高負荷)と判断された場合、そのルーテ
ィング手段に対して割り当てられているルータからのパ
ケットの少なくとも一部を、廃棄することができる。
【0030】パケットを廃棄する場合、たとえば、パケ
ット廃棄手段1gは、パケット廃棄対象のルータに対し
て、実際には存在しないルーティング手段経由のルート
情報を送信する。これにより、そのルート情報を受け取
ったルータを経由したパケットは、実際には存在しない
ルーティング手段宛に送信され、廃棄される。
【0031】このようなフロントエンドプロセッサ1に
よれば、各ルーティング手段1a〜1c経由のルート情
報は、ブロードキャストされずに、ルータ割り当て手段
1eで割り当てられたルータに対して送信される。各ル
ータ3a〜3cは、ルート情報で通知された経路でしか
サーバコンピュータ5a〜5cにアクセスできないた
め、ルータ割り当て手段1eで割り当てられたルーティ
ング手段1a〜1cを経由してサーバコンピュータ5a
〜5cにアクセスする。これにより、各ルーティング手
段1a〜1c間の負荷バランスを、フロントエンドプロ
セッサ1において管理することができるようになる。
【0032】たとえば、負荷が過大となったルーティン
グ手段へのルータの割り当てを減らすことで、そのルー
ティング手段の負荷を減らすことができる。また、フロ
ントエンドプロセッサ1全体の負荷が過大となったら、
パケット廃棄手段1gによって、任意のサーバから出力
されるパケットを廃棄させることで、システム全体の処
理速度の低下を防止することができる。たとえば、同時
に多数の相手から大量にパケットを受信し続けた場合、
そのパケットの送信元のルータからのパケットを廃棄す
ることで、大量パケットの受信による機能低下を防御す
ることができる。
【0033】このように、ルータ3a〜3cからのパケ
ットの中継経路を、負荷の高いルーティング手段から負
荷の低いルーティング手段への切り換え、それでも負荷
が解消されない場合は、パケットの廃棄処理を行うこと
で受信するデータの総量を制御することで、システムの
安定稼働を図ることができる。
【0034】以下、本発明の実施の形態を具体的に説明
する。図2は、本発明の実施の形態のシステム構成図で
ある。図2に示すように、フロントエンドプロセッサ
(FEP)100は、2つのネットワーク11,12の
間に配置されている。ネットワーク11には、複数のサ
ーバ21〜23が接続されている。ネットワーク12に
は、複数のルータ31〜34が接続されている。
【0035】ルータ31は、ネットワーク41を介し
て、複数のクライアント51、52に接続されている。
ルータ32は、ネットワーク42を介して、複数のクラ
イアント53,54に接続されている。ルータ33は、
ネットワーク43を介して、複数のクライアント55,
56に接続されている。ルータ34は、ネットワーク4
4を介して、複数のクライアント57,58に接続され
ている。
【0036】FEP100は、ルータ31〜34に対し
て、サーバ21〜23への通信経路を表すルート情報を
通知する。また、FEP100は、ルータ31〜34を
介して、クライアント51〜58からサーバ21〜23
に対する処理を要求するパケットを受け取ると、そのパ
ケットを各サーバ21〜23の機能に応じて、いずれか
のサーバに振り分ける。
【0037】複数のサーバ21〜23は、クライアント
51〜58に処理機能を提供するホストシステムを構成
している。各サーバ21〜23は、クライアント51〜
58からの処理要求のパケットをFEP100を介して
受け取り、そのパケットに応答して、各種処理を実行す
る。
【0038】ルータ31〜34は、通信相手(クライア
ント51〜58)とFEP100とを接続する中継装置
である。ルータ31〜34は、FEP100から送られ
るルート情報に基づいて、クライアント51〜58から
出力されたパケットを、FEP100に転送する。ま
た、各ルータ31〜34は、ルート情報(RIP:Rout
ing Information Protocol)およびARP(Address Res
olution Protocol)を受信することにより、ネットワー
ク12、41を介して接続されている装置のIPアドレ
スおよびMACアドレスを認識する。なお、ルータ31
のネットワーク12側のIPアドレスは「IPadd#31」で
ある。ルータ32のネットワーク12側のIPアドレス
は「IPadd#32」である。ルータ33のネットワーク12
側のIPアドレスは「IPadd#33」である。ルータ34の
ネットワーク12側のIPアドレスは「IPadd#34」であ
る。
【0039】クライアント51〜58は、目的/用途/
地域等でグループ化されている。クライアント51〜5
8は、ユーザの操作入力に応答して、グループごとに専
用の中継装置(ルータ31〜34)を介して、複数のサ
ーバ21〜23で構成されるホストシステムに対して処
理を要求するパケットを出力する。そのパケットは、F
EP100により振り分けられる。これにより、クライ
アント51〜58とサーバ21〜23との間で通信が行
われる。
【0040】図3は、FEPの内部構成を示すブロック
図である。FEP100は、2つの通信アダプタ11
0,120と、複数のプロセッサモジュール(PM)1
30,140,150とを有している。各PM130,
140,150には、識別情報が設定されている。PM
130の識別情報は「PM#1」、PM140の識別情
報は「PM#2」、PM150の識別情報は「PM#
3」である。なお、FEP100内には、実際には存在
しないPM用の識別情報「PM#4」も定義されてい
る。
【0041】通信アダプタ110は、ネットワーク11
に接続されているとともに、接続ポート111〜114
を介して、各PM130,140,150に接続されて
いる。そして、通信アダプタ110は、PM130,1
40,150とネットワーク11との間のパケットを、
相互に伝達する。
【0042】また、通信アダプタ110には、複数のM
ACアドレス(物理アドレス)が定義されており、各P
M130,140,150に接続する接続ポート111
〜114に対して、それぞれ1つずつのMACアドレス
を割り当てている。図3の例では、PM130が接続さ
れた接続ポート111には、MACアドレス「MACadd#1
1」が割り当てられている。PM140が接続された接
続ポート112には、MACアドレス「MACadd#12」が
割り当てられている。PM150が接続された接続ポー
ト113には、MACアドレス「MACadd#13」が割り当
てられている。また、通信アダプタ110は、実際には
存在しないPM(PM#4)に対応する接続ポート11
4に対しても、MACアドレス「MACadd#14」を割り当
てている。
【0043】通信アダプタ120は、ネットワーク12
に接続されているとともに、接続ポート121〜124
を介して、各PM130,140,150に接続されて
いる。そして、通信アダプタ120は、PM130,1
40,150とネットワーク12との間のパケットを相
互に伝達する。
【0044】また、通信アダプタ120には、複数のM
ACアドレスが定義されており、各PM130,14
0,150に接続する接続ポート121〜124に対し
て、それぞれ1つずつのMACアドレスを割り当ててい
る。図3の例では、PM130が接続された接続ポート
121には、MACアドレス「MACadd#21」が割り当て
られている。PM140が接続された接続ポート122
には、MACアドレス「MACadd#22」が割り当てられて
いる。PM150が接続された接続ポート123には、
MACアドレス「MACadd#23」が割り当てられている。
また、通信アダプタ120は、実際には存在しないPM
(PM#4)に対応する接続ポート124に対しても、
MACアドレス「MACadd#24」を割り当てている。
【0045】複数のPM130,140,150は、そ
れぞれCPU(Central ProcessingUnit)やRAM(Rando
m Access Memory)を内蔵しており、各PM130,14
0,150が個別のコンピュータとしての機能を有して
いる。各PM130,140,150は、互いにバス1
01によって通信可能に接続されている。また、各PM
130,140,150は、それぞれ2つの通信ポート
を有している。一方の通信ポート131,141,15
1は通信アダプタ110に接続され、他方の通信ポート
132,142,152は通信アダプタ120に接続さ
れている。
【0046】PM130,140,150では、各通信
ポート131,132,141,142,151,15
2に対して、IPアドレスが割り振られている。PM1
30では、通信アダプタ110に接続された通信ポート
131に、IPアドレス「IPadd#11」が設定されてお
り、通信アダプタ120に接続された通信ポート132
に、IPアドレス「IPadd#21」が設定されている。PM
140では、通信アダプタ110に接続された通信ポー
ト141に、IPアドレス「IPadd#12」が設定されてお
り、通信アダプタ120に接続された通信ポート142
に、IPアドレス「IPadd#22」が設定されている。PM
150では、通信アダプタ110に接続された通信ポー
ト151に、IPアドレス「IPadd#13」が設定されてお
り、通信アダプタ120に接続された通信ポート152
に、IPアドレス「IPadd#23」が設定されている。
【0047】また、FEP100では、実際には存在し
ないPM(PM#4)に対してもIPアドレスが割り振
られている。実際には存在しないPM(PM#4)で
は、通信アダプタ110に接続される通信ポートに、I
Pアドレス「IPadd#14」が設定されており、通信アダプ
タ120に接続される通信ポートに、IPアドレス「IP
add#24」が設定されている。
【0048】なお、実際には存在しないPM(PM#
4)に関する定義内容は、実在するPM130,14
0,150の何れか1つの内部に格納されている。次
に、FEP100内の各PM130,140,150に
おける処理機能について説明する。
【0049】まず、図4〜6を参照して、本実施の形態
で行われるパケット転送の状態遷移について概念的に説
明する。本実施の形態のFEP100では、PMへのル
ータの割り当てのとき、あるPMの負荷が過大となった
とき、およびFEP全体の負荷が過大となったときに、
ルート情報の内容が変更され、パケットの転送経路が変
化する。
【0050】図4は、各PMへのルータの割り当てのと
きの状態遷移を示す図である。 [ステップS1]各PM130,140,150に対し
てルータ31〜34が割り当てられると、PM130,
140,150からルータ31〜34へ、ルート情報が
送信される。図4の例では、PM130にルータ31,
32が割り当てられ、PM140にルータ33が割り当
てられ、PM150にルータ34が割り当てられてい
る。このとき、各PM130,140,150は、自己
に割り当てられたルータに対してのみ、PM130,1
40,150を経由してサーバ21〜23が接続されて
いること示すルート情報61〜64を送信する。すなわ
ち、PM130は、ルータ31,32に対して、PM1
30を経由してサーバ21〜23が接続されていること
示すルート情報61,62を送信する。PM140は、
ルータ33に対して、PM140を経由してサーバ21
〜23が接続されていること示すルート情報63を送信
する。PM150は、ルータ34に対して、PM150
を経由してサーバ21〜23が接続されていること示す
ルート情報64を送信する。
【0051】[ステップS2]各ルータ31〜34は、
サーバ21〜23への経路を示すルート情報を送信して
きたPM130,140,150を中継して、サーバ2
1〜23へパケットを送信する。すなわち、ルータ3
1、32はPM130経由でサーバ21〜23へパケッ
トを送信し、ルータ33はPM140経由でサーバ21
〜23へパケットを送信し、ルータ34はPM150経
由でサーバ21〜23へパケットを送信する。
【0052】このように、各PM130,140,15
0が、割り当てられたルータにしかルート情報を通知し
ないようにしたことで、各ルータ31〜34がサーバ2
1〜23に対してパケットを送信するときの中継先を、
FEP100において制御することができる。これによ
り、多数のルータ31〜34から送信されたパケットが
一部のPMに集中することを、防止することができる。
すなわち、FEP100側の制御によって、各PMの負
荷を適切に分散させることが可能となる。
【0053】その後、あるPMにおいて負荷が過大とな
ると、そのPMに割り当てられていたルータの割当先
が、他のPMに変更される。図5は、PM単体での負荷
が過大となったときの状態遷移を示す図である。
【0054】[ステップS3]たとえば、PM130の
負荷が過大になると、PM130に割り当てられていた
ルータ32に対して、パケット転送経路変更のためのル
ート情報65が送信される。図5の例では、PM140
からルータ32に対して、ルート情報65が送信されて
いる。ルート情報65では、PM130を経由してサー
バ21〜23が接続されていないこと、およびPM14
0を経由してサーバ21〜23が接続されていることが
示されている。
【0055】[ステップS4]ルータ32がサーバ21
〜23へパケットを送信する際の中継先のPMが変更さ
れる。他のルータ31,33,34は、以前と同じ経路
でパケットを送信する。すなわち、ルータ31はPM1
30経由でサーバ21〜23へパケットを送信し、ルー
タ32,33はPM140経由でサーバ21〜23へパ
ケットを送信し、ルータ34はPM150経由でサーバ
21〜23へパケットを送信する。
【0056】このように、負荷が過大となったPMへの
ルータの割り当てを減らし、別のPMに割り当てること
により、複数のPM間の負荷分散を動的に行うことがで
きる。
【0057】その後、FEP100全体での負荷が過大
となると、最も優先順の低いルータを経由したパケット
が廃棄される。図6は、FEP全体での負荷が過大とな
ったときの状態遷移を示す図である。
【0058】[ステップS5]たとえば、ルータ32の
優先順が最も低かった場合、FEP100全体の負荷が
過大になると、ルータ32に対して、実在しないPMへ
パケット転送経路を変更させるためのルート情報66が
送信される。図6の例では、PM140からルータ32
に対して、ルート情報66が送信されている。ルート情
報66では、PM140を経由してサーバ21〜23が
接続されていないこと、および実在しないPM(PM#
4)を経由してサーバ21〜23が接続されていること
が示されている。
【0059】[ステップS6]各ルータ32がサーバ2
1〜23へパケットを送信する際の中継先のPMが変更
される。他のルータ31,33,34は、以前と同じ経
路でパケットを送信する。すなわち、ルータ31はPM
130経由でサーバ21〜23へパケットを送信し、ル
ータ32は、実際には存在しないPM(PM#4)に対
してパケットを送信し、ルータ33はPM140経由で
サーバ21〜23へパケットを送信し、ルータ34はP
M150経由でサーバ21〜23へパケットを送信す
る。
【0060】このように、ルータ32に対して、実際に
は存在しないPM(PM#4)に対してパケットを送信
させることで、ルータ32経由で送られてくるパケット
は廃棄される。すなわち、FEP100全体の負荷が過
大となったときは、任意のルータ経由で送られてくるパ
ケットが廃棄される。これにより、FEP100全体の
負荷が過大となったことによるFEP100の機能低下
を回避することができる。
【0061】以上のような処理を実現するためのFEP
100内の処理機能について、以下に説明する。図7
は、FEP内のPMの処理機能を示す機能ブロック図で
ある。PM130は、通信ポート131,132、サー
バ側通信部133、クライアント側通信部134、ルー
ティング処理部135、および通信情報管理部136で
構成されている。サーバ側通信部133は、通信ポート
131を介して、ネットワーク11に接続されており、
ネットワーク11を介した通信を制御する。クライアン
ト側通信部134は、通信ポート132を介して、ネッ
トワーク12に接続されており、ネットワーク12を介
した通信を制御する。
【0062】ルーティング処理部135は、サーバ側通
信部133とクライアント側通信部134とに接続され
ており、サーバ側通信部133とクライアント側通信部
134との間で交換されるパケットのルーティング処理
を行う。なお、ルーティング処理部135は、クライア
ント側通信部134から受け取ったパケットのルーティ
ングを行う際には、ネットワーク11に接続された各サ
ーバの能力等を判断し、パケットの宛先の振り分け先を
決定する。そして、ルーティング処理部135は、決定
された振り分け先のサーバのアドレスをパケットの宛先
に設定し、そのパケットをサーバ側通信部133に渡
す。
【0063】なお、ルーティング処理部135は、サー
バ21〜23への通信経路を示すルート情報(RIP)
の同報送信は行わず、通信情報管理部136から通知さ
れたルータに対してのみルート情報を送信する。すなわ
ち、ルーティング処理部135は、通信情報管理部13
6から、PM130に割り当てられたルータのIPアド
レスを受け取ると、サーバ21〜23へPM130経由
の通信経路を示すルート情報を生成する。そして、ルー
ティング処理部135は、PM130に割り当てられた
ルータのIPアドレスを宛先として、ルート情報をクラ
イアント側通信部134に渡す。
【0064】また、ルーティング処理部135は、通信
情報管理部136からの要求に応じて生成した各種ルー
ト情報を、クライアント側通信部134を介してネット
ワーク12に出力する。たとえば、ルーティング処理部
135は、他のPMに割り当てられていたルータのPM
130への割り当て要求を、通信情報管理部136から
受け取ると、割り当ての変更に応じたルート情報を生成
する。そのルート情報には、ルータが割り当てられてい
た元のPMを介した通信ができないこと、およびPM1
30を介した通信が可能であることを示す情報が含まれ
る。
【0065】また、ルーティング処理部135は、ある
ルータから出力されるパケットの廃棄要求を、通信情報
管理部136から受け取ると、廃棄要求に応じたルート
情報を生成する。そのルート情報には、ルータが割り当
てられていた元のPMを介した通信ができないこと、お
よび実際には存在しないPM(PM#4)を介した通信
が可能であることを示す情報が含まれる。
【0066】通信情報管理部136は、ルーティング処
理部135における処理の内容を監視している。そし
て、通信情報管理部136は、ルーティング処理部13
5の処理状況を示す情報を、PM150の負荷制御部1
57に通知する。処理状況を示す情報には、たとえば、
ルーティング処理部135を介して確立されたコネクシ
ョンの数や、単位時間当たりにルーティング処理部13
5が中継したパケット数が含まれる。
【0067】また、通信情報管理部136は、負荷制御
部157からルータの割り当てに関する情報を受け取る
と、割り当てられたルータのIPアドレスをルーティン
グ処理部135に通知する。割り当てられたルータが、
以前別のPMに割り当てられていた場合には、通信情報
管理部136は、以前割り当てられていたPMのIPア
ドレスを含めてルーティング処理部135に通知する。
さらに、通信情報管理部136は、負荷制御部157か
らあるルータから出力されるパケットの廃棄が指示され
ると、そのルータのIPアドレスを指定したパケットの
廃棄要求をルーティング処理部135に渡す。
【0068】PM140は、通信ポート141,14
2、サーバ側通信部143、クライアント側通信部14
4、ルーティング処理部145、および通信情報管理部
146で構成されている。サーバ側通信部143は、通
信ポート141を介して、ネットワーク11に接続され
ており、ネットワーク11を介した通信を制御する。ク
ライアント側通信部144は、通信ポート142を介し
て、ネットワーク12に接続されており、ネットワーク
12を介した通信を制御する。ルーティング処理部14
5の機能は、PM130のルーティング処理部135と
同様である。また、通信情報管理部146の機能は、P
M130の通信情報管理部136と同様である。
【0069】PM150は、通信ポート151,15
2、サーバ側通信部153、クライアント側通信部15
4、ルーティング処理部155、通信情報管理部15
6、および負荷制御部157で構成されている。サーバ
側通信部153は、通信ポート151を介して、ネット
ワーク11に接続されており、ネットワーク11を介し
た通信を制御する。クライアント側通信部154は、通
信ポート152を介して、ネットワーク12に接続され
ており、ネットワーク12を介した通信を制御する。ル
ーティング処理部155の機能は、PM130のルーテ
ィング処理部135と同様である。また、通信情報管理
部156の機能は、PM130の通信情報管理部136
と同様である。
【0070】負荷制御部157は、各PM130,14
0,150の通信情報管理部136,146,156に
接続されている。そして、負荷制御部157は、各通信
情報管理部136,146,156から、ルーティング
処理状況を示す情報を収集する。そして、負荷制御部1
57は、収集した情報に基づいて、各PM130,14
0,150の処理負荷を判断する。
【0071】図8は、負荷制御部の機能の詳細を示すブ
ロック図である。負荷制御部157は、ルータ割り当て
定義テーブル157a、負荷情報管理テーブル157
b、廃棄パケット管理情報157c、担当グループ通知
部157d、負荷監視部157e、処理代行依頼部15
7f、およびパケット廃棄依頼部157gを有してい
る。
【0072】ルータ割り当て定義テーブル157aに
は、各PM130,140,150に割り当てるルータ
のIPアドレスが予め設定されている。負荷情報管理テ
ーブル157bには、各PM130,140,150の
処理能力、許容負荷、および現在負荷の情報が登録され
ている。
【0073】廃棄パケット管理情報157cには、ルー
タ優先順テーブル157caと廃棄パケット用IPアド
レス157cbとが含まれている。ルータ優先順テーブ
ル157caは、各ルータに関して、通信可能な状態を
保持する順位が設定されている。廃棄パケット用IPア
ドレス157cbには、廃棄パケットの送信先となるI
Pアドレスが設定される。本実施の形態では、実際には
存在しないPM(PM#4)のIPアドレス「IPadd#2
4」が、廃棄パケット用IPアドレス157cbとして
設定される。
【0074】担当グループ通知部157dは、ルータ割
り当て定義テーブル157aと各PM130,140,
150の通信情報管理部136,146,156とに接
続されている。担当グループ通知部157dは、ルータ
割り当て定義テーブル157aを参照し、各通信情報管
理部136,146,156に対して、対応するPM1
30,140,150に割り当てられたルータのIPア
ドレスを通知する。
【0075】負荷監視部157eは、負荷情報管理テー
ブル157bと各PM130,140,150の通信情
報管理部136,146,156とに接続されている。
負荷監視部157eは、通信情報管理部136,14
6,156から各PM130,140,150の処理状
況を示す情報(コネクション数や単位時間当たりのパケ
ット数)などを収集し、負荷情報管理テーブル157b
に登録する。また、負荷監視部157eは、負荷情報管
理テーブル157bを参照し、FEP100全体での負
荷が許容値を超えていないかどうか、およびPM単体で
の負荷が許容値を超えたPMが有るか否かを判断する。
【0076】FEP100全体での負荷が許容値を超え
た場合には、負荷監視部157eは、パケット廃棄依頼
部157gに対して、負荷の軽減を要求する。また、負
荷監視部157eは、単体での負荷が許容値を超えたP
Mがあった場合、そのPMへの負荷の軽減を、処理代行
依頼部157fに要求する。負荷の軽減を要求する際、
負荷監視部157eは、負荷情報管理テーブル157b
を参照し、処理能力に余裕のあるPMを判断し、そのP
Mを指定する情報を、処理代行依頼部157fやパケッ
ト廃棄依頼部157gに通知する。
【0077】処理代行依頼部157fは、負荷監視部1
57eから、負荷が許容値を超えたPMの負荷の軽減要
求を受け取ると、ルータ割り当て定義テーブル157a
を参照し、負荷が許容値を超えたPMに割り当てられて
いるルータのIPアドレスを取得する。そして、処理代
行依頼部157fは、負荷に余裕のあるPMに対して処
理の代行を依頼する。処理の代行の依頼では、負荷が許
容値を超えたPMに割り当てられていたルータを、負荷
に余裕のあるPMに振り替えることが通知される。具体
的には、処理の代行の依頼において、負荷が許容値を超
えたPMの通信アダプタ120に接続されたポートのI
Pアドレス、そのPMに割り当てられていたルータのI
Pアドレスが通知される。
【0078】パケット廃棄依頼部157gは、負荷監視
部157eから、FEP100の負荷が許容値を超えた
ことによる負荷の軽減要求を受け取ると、廃棄パケット
管理情報157cのルータ優先順テーブル157caを
参照する。そして、パケット廃棄依頼部157gは、ル
ータ優先順テーブル157caから、まだパケットが廃
棄対象となっていないルータの中で、最も優先順が低い
ルータのIPアドレスを取得する。
【0079】さらに、パケット廃棄依頼部157gは、
廃棄パケット管理情報157cを参照し、廃棄パケット
用IPアドレス157cbに登録されているIPアドレ
スを取得する。そして、パケット廃棄依頼部157g
は、負荷に余裕のあるPMに対して、パケットの廃棄を
依頼する。パケットの廃棄依頼には、ルータ優先順テー
ブル157caから取得した優先順の低いルータのIP
アドレスと、廃棄パケット用のIPアドレスとが含まれ
る。
【0080】図9は、ルータ割り当て定義テーブルのデ
ータ構造例を示す図である。ルータ割り当て定義テーブ
ル157aには、PM番号の欄とルータIPアドレスの
欄とが設けられている。各欄の横に並べられた情報同士
が互いに関連づけられている。
【0081】PM番号の欄には、FEP100内に実装
された各PM130,140,150の識別番号が登録
される。ルータIPアドレスの欄には、各PM130,
140,150に割り当てられたルータのIPアドレス
が登録されている。
【0082】図9の例では、PM番号「PM#1」のP
M130に、IPアドレス「IPadd#31」のルータ31と
IPアドレス「IPadd#32」のルータ32とが割り当てら
れている。PM番号「PM#2」のPM140に、IP
アドレス「IPadd#33」のルータ33が割り当てられてい
る。PM番号「PM#3」のPM150に、IPアドレ
ス「IPadd#34」のルータ34が割り当てられている。
【0083】図10は、負荷情報管理テーブルのデータ
構造例を示す図である。負荷情報管理テーブル157b
には、管理対象、処理能力、許容負荷、および現在負荷
の欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報
同士が互いに関連づけられている。
【0084】管理対象の欄には、FEP100内に実装
された各PM130,140,150の識別番号、また
はFEP全体の指定情報が登録される。処理能力の欄に
は、各PM130,140,150の処理能力がコネク
ション数換算で登録されている。許容負荷の欄には、各
PM130,140,150が円滑に処理を実行可能な
負荷の許容値が、処理能力に対する割合で示されてい
る。現在負荷の欄には、各PM130,140,150
の現在の処理負荷がコネクション数換算で登録されてい
る。実際の処理をコネクション数に換算する場合、たと
えば、100パケットを1コネクションに換算する。
【0085】図10の例では、PM番号「PM#1」の
PM130の処理能力は、「2000(コネクショ
ン)」であり、許容負荷は「80%(1600コネクシ
ョン)」であり、現在負荷は「1521(コネクショ
ン)」である。PM番号「PM#2」のPM140の処
理能力は、「1500(コネクション)」であり、許容
負荷は「80%(1200コネクション)」であり、現
在負荷は「845(コネクション)」である。PM番号
「PM#3」のPM150の処理能力は、「1700
(コネクション)」であり、許容負荷は「75%(12
75コネクション)」であり、現在負荷は「1300
(コネクション)」である。FEP100全体の処理能
力は「5200(コネクション)」であり、許容負荷は
「75%(3900コネクション)」であり、現在負荷
は「3666(コネクション)」である。
【0086】この例では、PM150の現在負荷が許容
負荷を超えており、PM150に割り当てられているル
ータ34を別のPMに割り当てる必要がある。なお、各
PM130,140,150の処理能力は、搭載されて
いるメモリの容量などによって変化する。
【0087】図11は、ルータ優先順テーブルのデータ
構造例を示す図である。ルータ優先順テーブル157c
aには、優先順の欄、ルータIPアドレスの欄、および
状態の欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた
情報同士が互いに関連づけられている。
【0088】優先順の欄には、各ルータに設定される優
先順を表す数値が登録される。数値が小さいほど、優先
順が高いものとする。ルータIPアドレスの欄には、優
先順に対応するルータのIPアドレスが登録される。状
態の欄には、優先順に対応するルータの状態が登録され
る。状態には「通信可」と「廃棄」とがある。ルータか
らホストシステムへのパケットの送信が可能な場合、そ
のルータの状態は「通信可」となる。ルータから出力さ
れたパケットが廃棄されている場合、そのルータの状態
は「廃棄」となる。
【0089】以上のような構成のFEP100において
実行される処理の詳細を、以下に説明する。まず、各P
Mに割り当てられたルータに対して、ルート情報を送信
する処理について説明する。
【0090】図12は、PMに割り当てられたルータへ
のルート情報送信処理の手順を示すフローチャートであ
る。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説
明する。この処理は、たとえば、FEP100が起動し
た際に実行される。
【0091】[ステップS11]負荷制御部157の担
当グループ通知部157dは、ルータ割り当て定義テー
ブル157aを参照する。 [ステップS12]担当グループ通知部157dは、ル
ータ割り当て定義テーブル157aから未処理のPMを
1つ選択する。
【0092】[ステップS13]担当グループ通知部1
57dは、ステップS12で選択したPMに割り当てら
れたルータのIPアドレスを、選択したPMの通信情報
管理部に通知する。
【0093】[ステップS14]ルータのIPアドレス
を受け取った通信情報管理部は、ルーティング処理部
に、ルータのIPアドレスを渡す。ルーティング処理部
は、渡されたIPアドレスを宛先として、ネットワーク
11に接続された各サーバ21〜23への通信経路を示
すルート情報を生成する。
【0094】[ステップS15]ルーティング処理部
は、生成したルート情報を、クライアント側通信部に渡
す。クライアント側通信部は、PMに割り当てられたル
ータへルート情報を送信する。以後、ルーティング処理
部は、PMに割り当てられたルータへのルート情報の送
信を定期的(たとえば、30秒間隔)に行う。
【0095】[ステップS16]負荷制御部157の担
当グループ通知部157dは、未選択のPMがあるか否
かを判断する。未選択のPMがあれば処理がステップS
12に進められる。未選択のPMがなければ処理が終了
する。
【0096】次に、処理負荷に応じたルータ割り当ての
振り替え処理について説明する。図13は、ルータ割り
当て振り替え処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明す
る。なお、この処理は、所定の周期で繰り返し実行され
る。
【0097】[ステップS21]負荷制御部157の負
荷監視部157eは、各PM130,140,150の
通信情報管理部136,146,156から処理状況を
示す情報を収集する。
【0098】[ステップS22]負荷監視部157e
は、各PM130,140,150の負荷を、コネクシ
ョン数に換算する。そして、負荷監視部157eは、負
荷情報管理テーブル157bの現在負荷の欄の値を更新
する。
【0099】[ステップS23]負荷監視部157e
は、負荷情報管理テーブル157bを参照し、FEP1
00のシステム全体の負荷が、許容負荷を超えているか
否かを判断する。システム全体の負荷が許容負荷を超え
ている場合には、処理がステップS29に進められる。
システム全体の負荷が許容負荷を超えていない場合に
は、処理がステップS24に進められる。
【0100】[ステップS24]負荷監視部157e
は、負荷情報管理テーブル157bを参照し、単体で処
理負荷が許容負荷を超えたPMがあるか否かを判断す
る。許容負荷を超えたPMがある場合には、処理がステ
ップS25に進められる。許容負荷を超えたPMがない
場合には、処理が終了する。
【0101】[ステップS25]負荷監視部157e
は、負荷情報管理テーブル157bを参照し、負荷に余
裕のあるPMを選択する。たとえば、現在負荷が許容負
荷を超えていないPMのなかで、許容負荷(コネクショ
ン数換算)と現在負荷(コネクション数換算)との間の
差分が最も大きいPMが選択される。
【0102】[ステップS26]負荷監視部157e
は、処理負荷を超えたPMのPM番号とステップS25
で選択したPM(負荷に余裕のあるPM)のPM番号と
を含む負荷の軽減要求を、処理代行依頼部157fに渡
す。処理代行依頼部157fは、ルータ割り当て定義テ
ーブル157aを参照し、負荷が許容値を超えたPMに
割り当てられているルータのIPアドレスを取得する。
そして、処理代行依頼部157fは、負荷に余裕のある
PMに対して処理の代行を依頼する。
【0103】[ステップS27]処理の代行依頼を受け
取ったPMの通信情報管理部は、新たに割り当てられた
ルータのIPアドレスと、そのルータが以前割り当てら
れていたPMのIPアドレスとを、ルーティング処理部
に渡す。すると、ルーティング処理部は、振り替え対象
のルータを宛先として、選択されたPMを経由した通信
のルート情報を生成する。そのルート情報には、許容負
荷を超えたPMを経由した通信が不可能であることを示
す情報が含まれている。
【0104】[ステップS28]ルーティング処理部
は、生成したルート情報をクライアント側通信部に渡
す。クライアント側通信部は、振り替え対象のルータ
へ、ルート情報を送信する。その後、処理が終了する。
なお、このルート情報は、その後も定期的に送信され
る。
【0105】[ステップS29]負荷監視部157e
は、負荷情報管理テーブル157bを参照し、負荷に余
裕のあるPMを選択する。そして、負荷監視部157e
は、パケット廃棄依頼部157gに対して、負荷の軽減
要求を渡す。
【0106】[ステップS30]パケット廃棄依頼部1
57gは、ルータ優先順テーブル157caを参照し、
まだパケットが廃棄対象となっていないルータ(状態が
「通信可」)の中で、最も優先順が低いルータを選択す
る。
【0107】[ステップS31]パケット廃棄依頼部1
57gは、廃棄パケット用IPアドレス157cbを参
照して、廃棄用のIPアドレスを認識する。そして、パ
ケット廃棄依頼部157gは、負荷に余裕のあるPMに
対して、パケットの廃棄を依頼する。
【0108】[ステップS32]負荷に余裕のあるPM
の通信情報管理部は、廃棄用のIPアドレスと、実在し
ないPMに割り当てられるルータのIPアドレスとを、
ルーティング処理部に渡す。ルーティング処理部は、振
り替え対象のルータを宛先として、実在しないPMを経
由した通信のルート情報を生成する。このルート情報に
は、ルータに割り当てられていたPMを経由した通信が
不可能であることを示す情報が含まれている。
【0109】[ステップS33]ルーティング処理部
は、生成したルート情報をクライアント側通信部に渡
す。クライアント側通信部は、振り替え対象のルータ
へ、ルート情報を送信する。その後、処理が終了する。
なお、このルート情報は、その後も定期的に送信され
る。
【0110】次に、ルート情報の具体例について説明す
る。図14は、PM自身に割り当てられたルータに対す
るルート情報の一例を示す図である。このルート情報2
00は、PM130が、自身に割り当てられたルータ3
1に対して送信するルート情報である。
【0111】ルート情報200は、IPヘッダ210、
UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ220、および
データ230で構成される。IPヘッダ210には、宛
先IPアドレスと送信元IPアドレスとが含まれてい
る。この例では、宛先IPアドレスに、ルータ31のI
Pアドレス「IPadd#31」が設定されている。また、送信
元IPアドレスに、PM130のIPアドレス(通信ア
ダプタ120側)「IPadd#21」が設定されている。
【0112】UDPヘッダ220には、ポート番号が含
まれている。この例では、ポート番号に「520」が設
定されている。ポート番号520は、このルート情報2
00のパケットが、RIPであることを示している。
【0113】データ230には、サーバ毎の経路定義2
31,232,・・・が登録されている。各経路定義2
31,232,・・・には、サーバIPアドレスとメト
リックとが含まれている。メトリックは、対応するサー
バまでの距離(中継するルータの数)を表している。メ
トリックは、1〜15が有効な値である、メトリックに
16が設定された場合、対応するサーバへの通信が不可
能であることを示している。
【0114】この例では、サーバ21に対応する経路定
義231のサーバIPアドレスに、サーバ21のIPア
ドレス「IPadd#11」が設定されている。サーバ21に対
応する経路定義231のメトリックは1である。また、
サーバ22に対応する経路定義232のサーバIPアド
レスに、サーバ22のIPアドレス「IPadd#12」が設定
されている。サーバ22に対応する経路定義232のメ
トリックは1である。同様に、他のサーバに対応する経
路定義においても、メトリックを1〜15の有効な値と
することで、送信元であるPM130を経由して、各サ
ーバ21〜23にアクセスできることが示される。
【0115】このようなルート情報を、PM130に割
り当てられたルータ31にのみ送信することで、ルータ
31のみが、PM130を経由したサーバ21〜23へ
のアクセスを行うことができる。その結果、以後、ルー
タ31経由でサーバ21〜23へ送られるパケットは、
PM130を介して転送される。
【0116】図15は、他のPMから振り替えられたル
ータに対するルート情報の一例を示す図である。このル
ート情報300は、PM140が、ルータ31の割当先
を、PM130からPM140に振り替えるためのルー
ト情報である。
【0117】ルート情報300は、IPヘッダ310、
UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ320、および
データ330で構成される。IPヘッダ310には、宛
先IPアドレスと送信元IPアドレスとが含まれてい
る。この例では、宛先IPアドレスに、ルータ31のI
Pアドレス「IPadd#31」が設定されている。また、送信
元IPアドレスに、PM140のIPアドレス(通信ア
ダプタ120側)「IPadd#22」が設定されている。
【0118】UDPヘッダ320には、ポート番号が含
まれている。この例では、ポート番号に「520」が設
定されている。データ330には、サーバ毎の経路定義
331,332,・・・が登録されている。各経路定義
331,332,・・・には、サーバIPアドレスとメ
トリックとの組、並びにサーバIPアドレス、ネクスト
ホップ、およびメトリックの組が含まれている。
【0119】この例では、サーバ21に対応する経路定
義331のサーバIPアドレスとメトリックとの組に
は、それぞれサーバ21のIPアドレス「IPadd#11」、
メトリック1が設定されている。サーバ21に対応する
経路定義331のサーバIPアドレス、ネクストホッ
プ、およびメトリックの組には、それぞれサーバ21の
IPアドレス「IPadd#11」、PM130のIPアドレス
「IPadd#21」、メトリック16が設定されている。サー
バ22に対応する経路定義332のサーバIPアドレス
とメトリックとの組には、それぞれサーバ22のIPア
ドレス「IPadd#12」、メトリック1が設定されている。
サーバ22に対応する経路定義332のサーバIPアド
レス、ネクストホップ、およびメトリックの組には、そ
れぞれサーバ22のIPアドレス「IPadd#12」、PM1
30のIPアドレス「IPadd#21」、メトリック16が設
定されている。
【0120】このようなルート情報300を、PM13
0に割り当てられたルータ31にのみ送信することで、
ルータ31は、PM130を経由したサーバ21〜23
へのアクセスができないこと、およびPM140を経由
したサーバ21〜23へのアクセスが可能であることを
認識できる。すなわち、各サーバの経路定義において、
ネクストホップに設定されたPM130のメトリックが
16であることにより、ルータ31は、PM130を経
由した経路上に、サーバ21〜23が存在しないものと
認識する。その結果、以後、ルータ130経由でサーバ
21〜23へ送られるパケットは、PM140を介して
転送される。
【0121】図16は、パケット廃棄対象のルータに対
するルート情報の一例を示す図である。このルート情報
400は、PM140が、ルータ31の割当先を、実際
には存在しないPM(PM#4)に振り替えるためのル
ート情報である。このルート情報は、ルータ31を経由
したパケットを廃棄することが決定されたときに出力さ
れる。
【0122】ルート情報400は、IPヘッダ410、
UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ420、および
データ430で構成される。IPヘッダ410には、宛
先IPアドレスと送信元IPアドレスとが含まれてい
る。この例では、宛先IPアドレスに、ルータ31のI
Pアドレス「IPadd#31」が設定されている。また、送信
元IPアドレスに、PM140のIPアドレス(通信ア
ダプタ120側)「IPadd#22」が設定されている。
【0123】UDPヘッダ420には、ポート番号が含
まれている。この例では、ポート番号に「520」が設
定されている。データ430には、サーバ毎の経路定義
431,432,・・・が登録されている。各経路定義
431,432,・・・には、サーバIPアドレスとメ
トリックとの組、並びにサーバIPアドレス、ネクスト
ホップ、およびメトリックの組が含まれている。
【0124】この例では、サーバ21に対応する経路定
義431のサーバIPアドレスとメトリックとの組に
は、それぞれサーバ21のIPアドレス「IPadd#11」、
メトリック16が設定されている。サーバ21に対応す
る経路定義431のサーバIPアドレス、ネクストホッ
プ、およびメトリックの組には、それぞれサーバ21の
IPアドレス「IPadd#11」、実在しないPM(PM#
4)のIPアドレス「IPadd#24」、メトリック1が設定
されている。サーバ22に対応する経路定義432のサ
ーバIPアドレスとメトリックとの組には、それぞれサ
ーバ22のIPアドレス「IPadd#12」、メトリック16
が設定されている。サーバ22に対応する経路定義43
2のサーバIPアドレス、ネクストホップ、およびメト
リックの組には、それぞれサーバ22のIPアドレス
「IPadd#12」、実在しないPM(PM#4)のIPアド
レス「IPadd#24」、メトリック1が設定されている。
【0125】このようなルート情報400を、PM13
0に割り当てられたルータ31にのみ送信することで、
ルータ31は、PM130を経由したサーバ21〜23
へのアクセスができないこと、および実在しないPM
(PM#4)を経由したサーバ21〜23へのアクセス
が可能であることを認識する。すなわち、各サーバの経
路定義において、ネクストホップに設定された実在しな
いPM(PM#4)のメトリックが1であることによ
り、ルータ31は、PM(PM#4)を経由した経路上
に、サーバ21〜23が最も近い距離で存在するものと
認識する。その結果、以後、ルータ130経由でサーバ
21〜23へ送られるパケットは、実在しないPM(P
M#4)宛に送信され、FEP100において廃棄され
る。
【0126】以上説明した通り、本実施の形態によれ
ば、PMから送信するルート情報を制御することによ
り、FEPの各PMが受信するIPパケット量を制御す
ることができるようになる。これにより、不特定多数の
通信相手から大量にデータを受信した場合でも優先度の
高い通信を保証することができる。
【0127】通信相手(クライアント51〜58)から
の通信が想定量以上に集中すると、FEP100の能力
オーバとなる。このような場合に、ルータ31〜34か
ら見てパケットの送信先(ルータ31〜34におけるル
ート情報のゲートウェイ)を、一時的に、通信に使用し
ないMACアドレス/IPアドレスに振り向ける。これ
により、FEP100全体の負荷を軽減し、優先度の高
い業務または相手との通信を保証することができる。
【0128】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、フロントエン
ドプロセッサが有すべき機能の処理内容を記述したプロ
グラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで
実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で
実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことが
できる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体として
は、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導
体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディス
ク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁
気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital
Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Mem
ory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memor
y)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがあ
る。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disc)
などがある。
【0129】プログラムを流通させる場合には、たとえ
ば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM
などの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラム
をサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネッ
トワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピ
ュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0130】プログラムを実行するコンピュータは、た
とえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしく
はサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自
己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自
己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに
従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型
記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラ
ムに従った処理を実行することもできる。また、コンピ
ュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送さ
れる毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を
実行することもできる。
【0131】(付記1) パケットのルーティングを行
うフロントエンドプロセッサにおいて、第1のネットワ
ーク経由で入力されたパケットを、第2のネットワーク
へルーティングするルーティング手段と、前記ルーティ
ング手段に対して、前記第1のネットワーク上のルータ
を割り当てる割り当て手段と、前記第2のネットワーク
上のサーバコンピュータへの前記ルーティング手段経由
の通信経路を示すルート情報を、前記割り当て手段によ
って割り当てられた前記ルータに対して送信するルート
情報送信手段と、を有することを特徴とするフロントエ
ンドプロセッサ。
【0132】(付記2) 前記ルーティング手段の負荷
を監視し、負荷が所定値を超えたことを判断する負荷判
断手段と、前記負荷判断手段により前記ルーティング手
段の負荷が所定値を超えたと判断された場合には、前記
ルータから出力されたパケットの少なくとも一部を廃棄
するパケット廃棄手段と、を更に有することを特徴とす
る付記1記載のフロントエンドプロセッサ。
【0133】(付記3) パケットのルーティングを行
うフロントエンドプロセッサにおいて、第1のネットワ
ーク経由で入力されたパケットを、第2のネットワーク
へルーティングする複数のルーティング手段と、前記複
数のルーティング手段それぞれに対して、前記第1のネ
ットワーク上のルータを割り当てる割り当て手段と、前
記第2のネットワーク上のサーバコンピュータと各ルー
ティング手段経由で通信するための前記ルーティング手
段毎のルート情報を、前記割り当て手段によって各前記
ルーティング手段に割り当てられた前記第1のネットワ
ーク上のルータに対して送信するルート情報送信手段
と、を有することを特徴とするフロントエンドプロセッ
サ。
【0134】(付記4) 前記複数のルーティング手段
の負荷を監視し、負荷が所定値を超えた高負荷のルーテ
ィング手段を判断する負荷判断手段を更に有し、前記割
り当て手段は、前記負荷判断手段で高負荷であると判断
されたルーティング手段に割り当てられていた前記第1
のネットワーク上のルータの割当先を、他のルーティン
グ手段に切り替えることを特徴とする付記3記載のフロ
ントエンドプロセッサ。
【0135】(付記5) 前記ルート情報送信手段は、
前記割り当て手段によりルータの割当先の切り替えが行
われると、前記第2のネットワーク上のサーバコンピュ
ータと前記他のルーティング手段経由で通信するための
ルート情報を、前記高負荷であると判断されたルーティ
ング手段に割り当てられていたルータに対して送信する
ことを特徴とする付記4記載のフロントエンドプロセッ
サ。
【0136】(付記6) 前記高負荷であると判断され
たルーティング手段に割り当てられていたルータに対し
て送信するルート情報には、前記高負荷であると判断さ
れたルーティング手段を介した通信ができないことを示
す情報が含められることを特徴とする付記5記載のフロ
ントエンドプロセッサ。
【0137】(付記7) 前記複数のルーティング手段
の負荷を監視し、全体の負荷が所定値を超えたことを判
断する負荷判断手段と、前記負荷判断手段で負荷が前記
所定値を超えたと判断された場合、前記第1のネットワ
ーク上のルータから出力されたパケットの少なくとも一
部を廃棄するパケット廃棄手段と、を更に有することを
特徴とする付記3記載のフロントエンドプロセッサ。
【0138】(付記8) 前記パケット廃棄手段は、前
記負荷判断手段により前記ルーティング手段の負荷が所
定値を超えたと判断された場合には、前記第2のネット
ワーク上のサーバコンピュータと現実には存在しない経
路で通信するためのルート情報を、前記ルータに対して
送信することを特徴とする付記7記載のフロントエンド
プロセッサ。
【0139】(付記9) パケットのルーティングを行
うフロントエンドプロセッサにおいて、第1のネットワ
ーク経由で入力されたパケットを、第2のネットワーク
へルーティングするルーティング手段と、前記ルーティ
ング手段の負荷を監視し、負荷が所定値を超えたことを
判断する負荷判断手段と、前記負荷判断手段により前記
ルーティング手段の負荷が所定値を超えたと判断された
場合には、前記ルーディング手段がルーティングすべき
パケットの少なくとも一部を廃棄するパケット廃棄手段
と、を有することを特徴とするフロントエンドプロセッ
サ。
【0140】(付記10) 前記パケット廃棄手段は、
前記負荷判断手段により前記ルーティング手段の負荷が
所定値を超えたと判断された場合には、前記第2のネッ
トワーク上のサーバコンピュータと現実には存在しない
経路で通信するためのルート情報を、前記ルータに対し
て送信することを特徴とする付記9記載のフロントエン
ドプロセッサ。
【0141】(付記11) 第1のネットワークから第
2のネットワークへのパケットのルーティングを管理す
るルーティング管理方法であって、第1のネットワーク
と第2のネットワークとの間の中継経路に対して、前記
第1のネットワーク上のルータを割り当て、前記第2の
ネットワーク上のサーバコンピュータへの前記中継経路
を経由した前記通信経路を示すルート情報を、割り当て
られた前記ルータに対して送信する、ことを特徴とする
ルーティング管理方法。
【0142】(付記12) 第1のネットワークから第
2のネットワークへのパケットのルーティングを管理す
るルーティング管理方法であって、ルーティングを行う
中継経路上の負荷を監視し、前記中継経路の負荷が所定
値を超えた場合には、前記第1のネットワーク上の所定
のルータから出力されるパケットの少なくとも一部を廃
棄する、ことを特徴とするルーティング管理方法。
【0143】(付記13) 第1のネットワークから第
2のネットワークへのパケットのルーティングを管理す
るためのルーティング管理プログラムであって、コンピ
ュータに、第1のネットワークと第2のネットワークと
の間の中継経路に対して、前記第1のネットワーク上の
ルータを割り当て、前記第2のネットワーク上のサーバ
コンピュータへの前記中継経路を経由した前記通信経路
を示すルート情報を、割り当てられた前記ルータに対し
て送信する、処理を実行させることを特徴とするルーテ
ィング管理プログラム。
【0144】(付記14) 第1のネットワークから第
2のネットワークへのパケットのルーティングを管理す
るためのルーティング管理プログラムであって、コンピ
ュータに、ルーティングを行う中継経路上の負荷を監視
し、前記中継経路の負荷が所定値を超えた場合には、前
記第1のネットワーク上の所定のルータから出力される
パケットの少なくとも一部を廃棄する、処理を実行させ
ることを特徴とするルーティング管理プログラム。
【0145】(付記15) 第1のネットワークから第
2のネットワークへのパケットのルーティングを管理す
るためのルーティング管理プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンピュ
ータに、第1のネットワークと第2のネットワークとの
間の中継経路に対して、前記第1のネットワーク上のル
ータを割り当て、前記第2のネットワーク上のサーバコ
ンピュータへの前記中継経路を経由した前記通信経路を
示すルート情報を、割り当てられた前記ルータに対して
送信する、処理を実行させることを特徴とするルーティ
ング管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体。
【0146】(付記16) 第1のネットワークから第
2のネットワークへのパケットのルーティングを管理す
るためのルーティング管理プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンピュ
ータに、ルーティングを行う中継経路上の負荷を監視
し、前記中継経路の負荷が所定値を超えた場合には、前
記第1のネットワーク上の所定のルータから出力される
パケットの少なくとも一部を廃棄する、処理を実行させ
ることを特徴とするルーティング管理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ルーテ
ィング手段に対して第1のネットワーク上のルータを割
り当て、第2のネットワーク上のサーバコンピュータへ
のルーティング手段を経由した前記通信経路を示すルー
ト情報を、割り当てられたルータに対して送信するよう
にした。そのため、割り当てられたルータしかルート情
報で示されるルーティング手段経由でのサーバコンピュ
ータへのアクセスを行うことができない。その結果、ル
ーティング手段の処理負荷を、フロントエンドプロセッ
サにおいて管理することが可能となる。
【0148】また、本発明では、ルーティングを行うル
ーティング手段の負荷を監視し、負荷が所定値を超えた
場合には、第1のネットワーク上の所定のルータから出
力されるパケットの少なくとも一部を廃棄するようにし
たため、負荷が過大となった際にパケットを廃棄し、シ
ステム全体の応答速度の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される発明の概念図
である。
【図2】本発明の実施の形態のシステム構成図である。
【図3】FEPの内部構成を示すブロック図である。
【図4】各PMへのルータの割り当てのときの状態遷移
を示す図である。
【図5】PM単体での負荷が過大となったときの状態遷
移を示す図である。
【図6】FEP全体での負荷が過大となったときの状態
遷移を示す図である。
【図7】FEP内のPMの処理機能を示す機能ブロック
図である。
【図8】負荷制御部の機能の詳細を示すブロック図であ
る。
【図9】ルータ割り当て定義テーブルのデータ構造例を
示す図である。
【図10】負荷情報管理テーブルのデータ構造例を示す
図である。
【図11】ルータ優先順テーブルのデータ構造例を示す
図である。
【図12】PMに割り当てられたルータへのルート情報
送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】ルータ割り当て振り替え処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図14】PM自身に割り当てられたルータに対するル
ート情報の一例を示す図である。
【図15】他のPMから振り替えられたルータに対する
ルート情報の一例を示す図である。
【図16】パケット廃棄対象のルータに対するルート情
報の一例を示す図である。
【符号の説明】 1 フロントエンドプロセッサ 1a〜1c ルーティング手段 1d 負荷判断手段 1e 割り当て手段 1f ルート情報送信手段 1g パケット廃棄手段 2 第1のネットワーク 3a〜3c ルータ 4 第2のネットワーク 5a〜5c サーバコンピュータ 100 フロントエンドプロセッサ 110,120 通信アダプタ 130,140,150 プロセッサモジュール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットのルーティングを行うフロント
    エンドプロセッサにおいて、 第1のネットワーク経由で入力されたパケットを、第2
    のネットワークへルーティングするルーティング手段
    と、 前記ルーティング手段に対して、前記第1のネットワー
    ク上のルータを割り当てる割り当て手段と、 前記第2のネットワーク上のサーバコンピュータへの前
    記ルーティング手段経由の通信経路を示すルート情報
    を、前記割り当て手段によって割り当てられた前記ルー
    タに対して送信するルート情報送信手段と、 を有することを特徴とするフロントエンドプロセッサ。
  2. 【請求項2】 パケットのルーティングを行うフロント
    エンドプロセッサにおいて、 第1のネットワーク経由で入力されたパケットを、第2
    のネットワークへルーティングする複数のルーティング
    手段と、 前記複数のルーティング手段それぞれに対して、前記第
    1のネットワーク上のルータを割り当てる割り当て手段
    と、 前記第2のネットワーク上のサーバコンピュータと各ル
    ーティング手段経由で通信するための前記ルーティング
    手段毎のルート情報を、前記割り当て手段によって各前
    記ルーティング手段に割り当てられた前記第1のネット
    ワーク上のルータに対して送信するルート情報送信手段
    と、 を有することを特徴とするフロントエンドプロセッサ。
  3. 【請求項3】 パケットのルーティングを行うフロント
    エンドプロセッサにおいて、 第1のネットワーク経由で入力されたパケットを、第2
    のネットワークへルーティングするルーティング手段
    と、 前記ルーティング手段の負荷を監視し、負荷が所定値を
    超えたことを判断する負荷判断手段と、 前記負荷判断手段により前記ルーティング手段の負荷が
    所定値を超えたと判断された場合には、前記ルーディン
    グ手段がルーティングすべきパケットの少なくとも一部
    を廃棄するパケット廃棄手段と、 を有することを特徴とするフロントエンドプロセッサ。
  4. 【請求項4】 第1のネットワークから第2のネットワ
    ークへのパケットのルーティングを管理するルーティン
    グ管理方法であって、 第1のネットワークと第2のネットワークとの間の中継
    経路に対して、前記第1のネットワーク上のルータを割
    り当て、 前記第2のネットワーク上のサーバコンピュータへの前
    記中継経路を経由した前記通信経路を示すルート情報
    を、割り当てられた前記ルータに対して送信する、 ことを特徴とするルーティング管理方法。
  5. 【請求項5】 第1のネットワークから第2のネットワ
    ークへのパケットのルーティングを管理するルーティン
    グ管理方法であって、 ルーティングを行う中継経路上の負荷を監視し、 前記中継経路の負荷が所定値を超えた場合には、前記第
    1のネットワーク上の所定のルータから出力されるパケ
    ットの少なくとも一部を廃棄する、 ことを特徴とするルーティング管理方法。
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