JP2000261496A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2000261496A
JP2000261496A JP11056886A JP5688699A JP2000261496A JP 2000261496 A JP2000261496 A JP 2000261496A JP 11056886 A JP11056886 A JP 11056886A JP 5688699 A JP5688699 A JP 5688699A JP 2000261496 A JP2000261496 A JP 2000261496A
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communication quality
transmission
wireless communication
quality value
mode
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JP11056886A
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Masahiro Iguchi
雅博 井口
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な無線伝送路の通信品質の状況下におい
て常に効率的に通信を行うことを可能とする。 【解決手段】 再送制御部8aは、信号処理ユニット3
に送信させたパケットに関する応答が、応答待ちタイム
アウト時間がタイムアウトするまでになされなかったな
らば、再送要求パケットの送信を信号処理ユニット3に
行わせる。このような通信時に、無線通信品質測定部5
および通信品質状態通知部6により、無線伝送路におけ
る通信品質を定量的に示す無線通信品質値を得る。応答
待ちタイムアウト時間設定部8cは、無線通信品質測定
部5および通信品質状態通知部6により得られた無線通
信品質値に基づいて、再送制御部8aが使用する応答待
ちタイムアウト時間を可変設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線伝送路を介し
ての情報通信を行う、例えば移動無線通信システム用の
無線基地局や無線通信装置などの無線通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在広く使われているHDLC(High-l
evel Data Link Control)のようなデータリンク層プロ
トコルは、有線系のネットワークにおけるパケット通信
向けに規定されたものである。
【0003】この種のプロトコルでは、伝送途中で誤り
を生じたパケットは受信側で廃棄するとともに、NAK
に相当するパケットを返送することで受信側から送信元
に該パケットの再送を要求し、さらに送信側がその要求
に応じることで高い伝送品質を確保している。
【0004】さらにこの種のプロトコルでは、通信品質
が悪くなった場合、無応答状態を検出するためにタイマ
を設定してこのタイマがタイムアップするまで応答が返
ってくるのを監視し、タイムアウトすると必要なコマン
ドを再送してコネクション回復をはかる機能がある。そ
して、再送回数がシステムで定める上限値を越えると、
コネクションが切断されるようになっている。
【0005】また、HDLCのようなARQ(Auto Rep
eat reQuest)では、伝送されるパケットに順序番号を
付加しておき、受信側はその順序番号の大小からパケッ
トの前後関係を把握する仕組みになっている。なお、多
量のパケットを送信する場合に順序番号が膨大になるの
を防ぐために、順序番号はある周期で同じ番号を繰り返
し利用するようになっている。この順序番号の周期を送
信ウィンドウサイズと呼ぶ。
【0006】そして送信側では、受信側からのACKや
NAKによる送達確認を済ませるまでは送信ウィンドウ
サイズ以上のパケットを先送りしないように送信フロー
制御を行うことで、受信側からの再送要求を受けたとき
に同じ順序番号のパケットが複数存在することのないよ
うにしている。
【0007】なお、TCP(Transmission Control Pro
tocol)では、送信パケットの応答確認が受信側から戻
ってこないと、途中のリンクが混雑していると判断し
て、自動的に送信ウィンドウサイズを小さくする仕組み
がある。
【0008】さて、有線系ネットワークは伝送誤りの発
生頻度が比較的低く、またその状態が安定していること
が多いが、それに対して、モバイル通信環境における伝
送媒体の大部分は無線伝送であり、伝送誤りの発生頻度
は非常に高く、さらにそれは時間的にも空間的にも広範
囲に変動する。
【0009】そのような環境下にHDLCなどの有線回
線向けのプロトコルを適用すると、例えば、パケット通
信中に無線伝送路の伝送品質が低下し、システムで決ま
っている一定時間で応答待ちタイムアウトになると、そ
の伝送品質の低下が一時的なものであってすぐに復旧す
るのだとしてもコネクションが切断されてしまう。
【0010】すなわち、通信を継続可能な状況であるに
も拘わらずに、コネクションが切断されてしまう状況が
生じるおそれがある。
【0011】そしてこのような状況が生じると、コネク
ションが切断される以前に行われた通信が無駄なものと
なって通信費用や消費電力の無駄が生じてしまうととも
に、再度コネクションを確立して通信をやり直さなけれ
ばならないことから、情報の伝送が迅速に行えないと言
う不具合がある。
【0012】また逆に、明らかに通信を継続することが
困難なほどに無線伝送路の伝送品質が低下した場合で
も、システムで決まっている一定の応答待ちタイムアウ
ト時間がタイムアウトになるまではコネクションが継続
される。
【0013】このような状況が生じると、コネクション
を無駄に保持することとなるため、ユーザの通信費用の
増加、消費電力の増大、あるいは無線資源の利用効率の
低下といった不具合がある。
【0014】また、通信の内容によっては、例え通信費
用や消費電力の増大が生じようとも、可能な限りコネク
ションを継続して、できるだけ早く全ての情報の送信を
完了させたい場合や、情報送信の即時性は要求されない
ために通信費用や消費電力を抑えたい場合などがあり得
るが、従来はこのような事情に柔軟に対応することはで
きなかった。
【0015】なお、このような不具合は、応答待ちタイ
ムアウト時間に限らず、再送要求の実行回数などの他の
パラメータに関しても生じ得る。
【0016】またフロー制御においては、TCPのよう
に受信側からのACKが戻って来ないことを確認するこ
とで伝送路の状況を判断してフロー制御するのでは、無
線通信環境におけるような伝送路の通信品質のはげしい
変化には対応できず、効率的な送信ウィンドウサイズの
制御を行うことが困難であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の無
線通信装置では、送信制御に関する諸パラメータがシス
テムで一定に決められていたため、無線伝送路の通信品
質の変動に対応した適切な送信制御を行うことができ
ず、この結果、情報送信を完了するまでに要する時間の
増大、通信費用や消費電力の増大、あるいは無線資源の
利用効率の低下などといった種々の不具合を招くものと
なっていた。
【0018】また従来の無線通信装置は、通信品質が低
下した場合でもコネクションを積極的に継続したい場合
と、通信品質が低下した場合にはコネクションを積極的
に切断したい場合といった種々の状況には対応できない
ものとなっていた。
【0019】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは第1に、様々な
無線伝送路の通信品質の状況下において常に効率的に通
信を行うことが可能な無線通信装置を提供することにあ
る。
【0020】また本発明の目的とするところは第2に、
通信品質が低下した場合でもコネクションを積極的に継
続したい場合と、通信品質が低下した場合にはコネクシ
ョンを積極的に切断したい場合といった種々の状況をも
考慮してコネクションの継続・切断を常に適切に行うこ
とが可能な無線通信装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために本発明は、他の無線通信装置との間で無線伝送
路を介して情報通信を行う無線通信装置において、例え
ばHDLCなどの所定の送信手順に従って情報送信のた
めの送信制御を行う例えば再送制御部やフロー制御部な
どの送信制御手段と、前記無線伝送路の通信品質を示す
定量的な通信品質値(例えば受信信号強度、干渉波受信
強度、雑音受信強度および受信データの誤り率のうちの
少なくとも1つ)を測定する、例えば無線通信品質測定
部および通信品質状態通知部からなる通信品質測定手段
と、この通信品質測定手段により測定された前記通信品
質値に基づいて前記送信手順を規定する所定のパラメー
タを可変設定するパラメータ設定手段とを備えた。
【0022】このような手段を講じたことにより、時々
の無線伝送路の状態に応じた適切なパラメータを用いて
の送信制御がなされることになり、効率的な通信を行う
ことが可能となる。
【0023】また前記第1の目的を達成するために本発
明は、前記パラメータ設定手段を、前記送信制御手段が
無応答状態を検出するための応答待ちタイムアウト時間
を、例えば前記通信品質測定手段により測定された前記
通信品質値が低くなるほど前記応答待ちタイムアウト時
間を大きく設定するよう、あるいは前記通信品質測定手
段により測定された前記通信品質値が低くなるほど前記
応答待ちタイムアウト時間を小さく設定するように可変
設定するものとした。
【0024】このような手段を講じたことにより、前記
通信品質値が低くなるほど前記応答待ちタイムアウト時
間を大きく設定した場合には、前記通信品質値が低下す
るほど応答を待ち受ける時間、つまりコネクションを切
断するまでの時間が延長され、前記通信品質値が低下し
ている状況でコネクションを積極的に継続するように制
御される。また前記通信品質値が低くなるほど前記応答
待ちタイムアウト時間を小さく設定した場合には、前記
通信品質値が低下するほど応答を待ち受ける時間、つま
りコネクションを切断するまでの時間が短縮され、前記
通信品質値が低下している状況でコネクションを積極的
に切断するように制御される。
【0025】また前記第2の目的を達成するために本発
明は、通信品質が悪い場合にも通信を積極的に継続する
継続モードおよび通信品質が悪い場合には通信を積極的
に終了する切断モードのいずれか指定された方を動作モ
ードとして設定する例えば再送制御モード指定部などの
動作モード設定手段を備え、かつ前記パラメータ設定手
段を、前記動作モード設定手段により前記継続モードが
前記動作モードとして設定されているのであれば、前記
通信品質測定手段により測定された前記通信品質値が低
くなるほど前記送信制御手段が無応答状態を検出するた
めの応答待ちタイムアウト時間を大きく設定し、また前
記動作モード設定手段により前記切断モードが前記動作
モードとして設定されているのであれば、前記通信品質
測定手段により測定された前記通信品質値が低くなるほ
ど前記応答待ちタイムアウト時間を小さく設定するもの
とした。
【0026】このような手段を講じたことにより、継続
モードが指定された場合には、前記通信品質値が低下す
るほど応答を待ち受ける時間、つまりコネクションを切
断するまでの時間が延長され、前記通信品質値が低下し
ている状況でコネクションを積極的に継続するように制
御される。また切断モードが指定された場合には、前記
通信品質値が低下するほど応答を待ち受ける時間、つま
りコネクションを切断するまでの時間が短縮され、前記
通信品質値が低下している状況でコネクションを積極的
に切断するように制御される。
【0027】また前記第1の目的を達成するために本発
明は、前記パラメータ設定手段を、相手の無線通信装置
が無応答である場合に前記送信制御手段が行う再送要求
の実行回数の上限値を、例えば前記通信品質測定手段に
より測定された前記通信品質値が低くなるほど前記再送
要求の実行回数の上限値を大きく設定するようのに、あ
るいは前記通信品質測定手段により測定された前記通信
品質値が低くなるほど前記再送要求の実行回数の上限値
を小さく設定するように可変設定するものとした。
【0028】このような手段を講じたことにより、前記
通信品質値が低くなるほど前記再送要求の実行回数の上
限値を大きく設定した場合には、前記通信品質値が低下
するほど多くの再送要求が実行されることでコネクショ
ンを切断するまでの時間が延長され、前記通信品質値が
低下している状況でコネクションを積極的に継続するよ
うに制御される。また前記通信品質値が低くなるほど前
記再送要求の実行回数の上限値を小さく設定した場合に
は、前記通信品質値が低下するほど実行される再送要求
の回数が減少されることでコネクションを切断するまで
の時間が短縮され、前記通信品質値が低下している状況
でコネクションを積極的に切断するように制御される。
【0029】また前記第2の目的を達成するために本発
明は、通信品質が悪い場合にも通信を積極的に継続する
継続モードおよび通信品質が悪い場合には通信を積極的
に終了する切断モードのいずれか指定された方を動作モ
ードとして設定する例えば再送制御モード指定部などの
動作モード設定手段を備え、かつ前記パラメータ設定手
段を、前記動作モード設定手段により前記継続モードが
前記動作モードとして設定されているのであれば、相手
の無線通信装置が無応答である場合に前記送信制御手段
が行う再送要求の実行回数の上限値を前記通信品質測定
手段により測定された前記通信品質値が低くなるほど大
きく設定し、また前記動作モード設定手段により前記切
断モードが前記動作モードとして設定されているのであ
れば、前記再送要求の実行回数の上限値を前記通信品質
測定手段により測定された前記通信品質値が低くなるほ
ど小さく設定するものとした。
【0030】このような手段を講じたことにより、継続
モードが指定された場合には、前記通信品質値が低下す
るほど多くの再送要求が実行されることでコネクション
を切断するまでの時間が延長され、前記通信品質値が低
下している状況でコネクションを積極的に継続するよう
に制御される。また切断モードが指定された場合には、
前記通信品質値が低下するほど実行される再送要求の回
数が減少されることでコネクションを切断するまでの時
間が短縮され、前記通信品質値が低下している状況でコ
ネクションを積極的に切断するように制御される。
【0031】また前記第1の目的を達成するために本発
明は、前記パラメータ設定手段を、前記送信制御手段が
相手の無線通信装置からの応答を待たずに先送り送信す
る情報の量を示す送信ウィンドウサイズを、例えば前記
通信品質測定手段により測定された前記通信品質値が低
くなるほど前記送信ウィンドウサイズを小さく設定する
ように可変設定するものとした。
【0032】このような手段を講じたことにより、前記
通信品質値が低くなるほど前記送信ウィンドウサイズを
小さく設定した場合には、前記通信品質値が低下するほ
ど先送りされる情報量が減少され、無駄な送信が行われ
る確率を低減するように制御される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態につき説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は本実施形態に係
る無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。
【0035】この図に示すように本実施形態の無線通信
装置は、アンテナ1、無線通信ユニット2、信号処理ユ
ニット3、制御ユニット4、無線通信品質測定部5、通
信品質状態通知部6、再送制御モード指定部7およびプ
ロトコル制御部8を有している。
【0036】無線通信ユニット2は、例えば無線送受信
部、変復調部あるいは例えばCDMA方式などの所定の
通信方式に応じた信号処理部などを有した周知の構成の
ものであり、アンテナ1を介して図示しない別の無線通
信装置との間で無線通信を行うため各種の処理を行う。
【0037】信号処理ユニット3は、当該無線通信装置
が適用される装置に応じた各種の信号処理を行うもので
ある。すなわち、当該無線通信装置が移動通信システム
における無線基地局に適用されるのであれば、移動通信
網中心部側の制御局などとの間で、無線通信ユニット2
が授受するトラヒックデータや制御ユニット4が授受す
る制御データなどの送受信を行う。また、当該無線通信
装置が移動通信システムにおける移動通信端末に適用さ
れるのであれば、電話機能、ファクシミリ端末のインタ
フェース機能、パソコン等のデータ通信端末のインタフ
ェース機能などのような種々の通信機能のうちの任意の
機能を実現するための周知の処理を行う。
【0038】また信号処理ユニット3は、HDLCに準
拠したパケットを生成し、そのパケットを無線通信ユニ
ット2へと出力する処理を行う機能を有している。
【0039】制御ユニット4は、無線通信ユニット2お
よび信号処理ユニット3の動作を制御するとともに、相
手の無線通信装置との間で制御データの授受を行うこと
で無線通信装置としての動作や、さらには無線基地局や
移動通信端末としての動作を実現する。
【0040】無線通信品質測定部5は、受信信号強度、
干渉波受信強度、雑音受信強度および受信データの誤り
率のうちのいずれか1つか、あるいはそれらのうちの複
数の組み合わせとしての通信品質を所定の周期(例えば
ミリ秒周期程度)で測定する。
【0041】通信品質状態通知部6は、無線通信品質測
定部5での測定結果を評価し、定量的な無線通信品質値
に変換する。そして通信品質状態通知部6は、その無線
通信品質値を、プロトコル制御部8へと必要に応じて通
知する。
【0042】再送制御モード指定部7は、パケット通信
中の無応答状態時における再送制御モードを、コネクシ
ョンを積極的に継続する継続モード、およびコネクショ
ンを積極的に切断する切断モードのいずれかに設定し、
プロトコル制御部8へと指定する。
【0043】プロトコル制御部8は、CDMAの規定に
従ったパケットの送受を行うべく信号処理ユニット3を
制御するものである。このプロトコル制御部8は、再送
制御部8a、フロー制御部8bおよび応答待ちタイムア
ウト時間設定部8cを有している。
【0044】再送制御部8aは、パケット送信後、その
パケットに関する応答が所定の応答待ちタイムアウト時
間が経過するまでに到来しなかった場合に、再送要求パ
ケットの送信を所定の上限回数を限度に信号処理ユニッ
ト3に行わせる。
【0045】フロー制御部8bは、所定の送信ウィンド
ウサイズ以内の数のパケットは、送達確認を行わずに先
送りするためのフロー制御を周知の手順で行う。
【0046】応答待ちタイムアウト時間設定部8cは、
通信品質状態通知部6から通知される無線通信品質値
と、再送制御モード指定部7から指定された再送制御モ
ードとに応じて応答待ちタイムアウト時間を決定し、こ
の決定した応答待ちタイムアウト時間を再送制御部8a
に設定する。
【0047】次に以上のように構成された無線通信装置
の動作につき説明する。
【0048】まず、無線伝送路を介しての通信が行われ
ている時には、無線通信品質測定部5が無線伝送路の通
信品質を所定の周期で繰り返し測定している。そしてこ
の無線通信品質測定部5での測定結果に基づき、通信品
質状態通知部6にて定量的な無線通信品質値が求めら
れ、これが応答待ちタイムアウト時間設定部8cへと通
知されている。
【0049】一方、再送制御モード指定部7では、例え
ばユーザによる指定や、プロトコル制御よりも上位のア
プリケーションを実行するソフトウェアによる指定など
に応じて、再送制御モードが継続モードおよび切断モー
ドのいずれかに設定され、この設定された再送制御モー
ドが応答待ちタイムアウト時間設定部8cへと指定され
ている。
【0050】さて、パケット通信時には、信号処理ユニ
ット3が送信パケットの送信を行う度に、応答待ちタイ
ムアウト時間設定部8cにて、応答待ちタイムアウト時
間の設定処理がなされる。
【0051】この応答待ちタイムアウト時間の設定処理
は、予め用意されている応答待ちタイムアウト時間テー
ブルを、通信品質状態通知部6から通知される無線通信
品質値および再送制御モード指定手段により指定された
再送制御モードに基づいて参照することでなされる。
【0052】応答待ちタイムアウト時間テーブルは、図
2に示すような無線通信品質値と応答待ちタイムアウト
時間との対応関係を示す特性を記述したものである。な
お、この図2において、符号Aを付して示される特性が
継続モード用であり、符号Bを付して示される特性が切
断モード用である。
【0053】従って応答待ちタイムアウト時間設定部8
cは、再送制御モードとして継続モードが指定されてい
るのであれば、符号Aを付して示される特性に基づき、
通信品質状態通知部6から通知される無線通信品質値に
対応する応答待ちタイムアウト時間を選択する。
【0054】ここで、符号Aを付して示される継続モー
ド用の特性は、例えば正常な通信が保証できる標準的な
無線通信品質値(図2中のQs以上)において適切な応
答待ちタイムアウト時間を標準的な値Tsとし、無線通
信品質値がQsから低下するに従って応答待ちタイムア
ウト時間が大きくなる。すなわち応答待ちタイムアウト
時間設定部8cは、無線通信品質値が低いほど、より大
きな応答待ちタイムアウト時間を設定する。
【0055】一方、応答待ちタイムアウト時間設定部8
cは、再送制御モードとして切断モードが指定されてい
るのであれば、符号Bを付して示される特性に基づき、
通信品質状態通知部6から通知される無線通信品質値に
対応する応答待ちタイムアウト時間を選択する。
【0056】ここで、符号Bを付して示される切断モー
ド用の特性は、無線通信品質値がQsから低下するに従
って応答待ちタイムアウト時間が小さくなる。すなわち
応答待ちタイムアウト時間設定部8cは、無線通信品質
値が低いほど、より小さな応答待ちタイムアウト時間を
設定する。
【0057】さて再送制御部8aは、信号処理ユニット
3がパケットを送信する度に、タイマを起動し、そのと
きに応答待ちタイムアウト時間設定部8cで設定された
応答待ちタイムアウト時間をタイマが計時するまでを限
度として、当該パケットに関する応答が到来するのを待
ち受ける。
【0058】そして再送制御部8aは、応答が到来する
ことなく応答待ちタイムアウト時間が経過した場合にの
み、再送要求パケットの送信を信号処理ユニット3に行
わせる。
【0059】図3は再送制御モードとして継続モードが
設定された際の通信シーケンスの一例を示すシーケンス
図である。なおここでは、説明を簡単にするため送信ウ
ィンドウサイズが「1」のHDLCプロトコルを用いて
いるものとする。
【0060】この通信シーケンスの例では、送信側が本
実施形態の無線通信装置であり、パケット番号「0」の
送信パケットI(0)を送信した時点t0では、無線通信品
質値はQs以上であるQt0であり、応答待ちタイムアウ
ト時間としてTsが設定される。
【0061】このときは無線通信品質が良好であるため
に、送信パケットI(0)は正しく受信側に伝送され、かつ
次の送信パケットI(1)の受け入れが可能であることを示
すACKパケットRR(1)、すなわち送信パケットI(0)に
対する応答パケットが、t0時点から応答待ちタイムア
ウト時間Tsが経過するよりも前の時点t1において送
信側に到達している。
【0062】しかし、送信パケットI(0)およびACKパ
ケットRR(1)の伝送には影響しなかったものの、次の送
信パケットI(1)を送信した時点t2では、無線通信品質
値はQt2と低下している。そこでこの時点t2において
は、応答待ちタイムアウト時間がTSよりも大きなT2
に設定される。
【0063】送信パケットI(1)は、無線通信品質の低下
の影響を受けて受信側で認識できなくなっている。従っ
て、時点t2から応答待ちタイムアウト時間T2が経過
した時点t3にタイムアウトとなっている。
【0064】このため、時点t3にて、再送制御部8a
の制御の下に信号処理ユニット3が再送要求パケットRR
を送信するが、この時点t3での無線通信品質値はさら
に低下してQt3となっている。そこでこの時点t3にお
いては、応答待ちタイムアウト時間がT2よりもさらに
大きなT3に設定される。
【0065】再送要求パケットRRは、やはり無線通信品
質の低下の影響を受けて受信側で認識できなくなってい
る。従って、時点t3から応答待ちタイムアウト時間T
3が経過した時点t4にタイムアウトとなっている。
【0066】このため、時点t4にて、再送制御部8a
の制御の元に信号処理ユニット3が再送要求パケットRR
を再度送信するが、この時点t4での無線通信品質値は
Qs以上であるQt4まで復旧している。そこでこの時点
t4においては、応答待ちタイムアウト時間が標準的な
Tsに戻される。
【0067】このときは無線通信品質が良好であるため
に、再送要求パケットRRは正しく受信側に伝送され、か
つ次の送信パケットI(2)の受け入れが可能であることを
示すACKパケットRR(2)が、t4時点から応答待ちタ
イムアウト時間Tsが経過するよりも前の時点t5にお
いて送信側に到達している。
【0068】そこで、次の送信パケットI(2)の送信が時
点t6にて行われているが、この時点t6での無線通信
品質値はQt6となっているので、応答待ちタイムアウト
時間としてはT6が設定される。
【0069】このように、再送制御モードとして継続モ
ードが設定された際には、無線通信品質値が低下するほ
ど、応答待ちタイムアウト時間が大きく設定され、次の
再送要求パケットを送信するまでの期間が延長される。
【0070】ここで、再送要求パケットを一定回数送信
しても受信側からの応答が得られない場合には、コネク
ションを切断することになるが、無線通信品質値が低下
している状況では再送要求パケットの送信間隔が大きく
なっていることから、再送要求パケットの送信回数が一
定回数に到達するまでの時間が大きくなり、その間に無
線通信品質値が復旧する可能性が高まる。従って、再送
制御モードの設定通りに、コネクションを積極的に継続
するように機能することになる。
【0071】これに対して、再送制御モードとして切断
モードが設定された際には、無線通信品質値が低下する
ほど、応答待ちタイムアウト時間が小さく設定され、次
の再送要求パケットを送信するまでの期間が短縮され
る。
【0072】このように、無線通信品質値が低下してい
る状況では再送要求パケットの送信間隔が小さくなって
いることから、再送要求パケットの送信回数が一定回数
に到達するまでの時間が小さくなり、再送制御モードの
設定通りに、コネクションを積極的に切断するように機
能することになる。
【0073】(第2の実施形態)図4は本実施形態に係
る無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。な
お、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0074】この図に示すように本実施形態の無線通信
装置は、アンテナ1、無線通信ユニット2、信号処理ユ
ニット3、制御ユニット4、無線通信品質測定部5、通
信品質状態通知部6、再送制御モード指定部7およびプ
ロトコル制御部9を有している。
【0075】すなわち本実施形態の無線通信装置は、前
記第1実施形態の無線通信装置におけるプロトコル制御
部8に代えてプロトコル制御部9を設けたものとなって
いる。
【0076】プロトコル制御部9は、CDMAの規定に
従ったパケットの送受を行うべく信号処理ユニット3を
制御するものである。このプロトコル制御部9は、再送
制御部9a、フロー制御部9bおよび再送要求パケット
送信回数設定部9cを有している。
【0077】再送制御部9aは、パケット送信後、その
パケットに関する応答が所定の応答待ちタイムアウト時
間が経過するまでに到来しなかった場合に、再送要求パ
ケットの送信を所定の上限回数を限度に信号処理ユニッ
ト3に行わせる。
【0078】フロー制御部9bは、所定の送信ウィンド
ウサイズ以内の数のパケットは、送達確認を行わずに先
送りするためのフロー制御を周知の手順で行う。
【0079】再送要求パケット送信回数設定部9cは、
通信品質状態通知部6から通知される無線通信品質値
と、再送制御モード指定部7から指定された再送制御モ
ードとに応じて再送要求パケット送信回数を決定し、こ
の決定した再送要求パケット送信回数を再送制御部9a
に設定する。
【0080】次に以上のように構成された無線通信装置
の動作につき説明する。
【0081】まず、無線伝送路を介しての通信が行われ
ている時には、無線通信品質測定部5が通信品質を所定
の周期で繰り返し測定している。そしてこの無線通信品
質測定部5での測定結果に基づいて、通信品質状態通知
部6にて定量的な無線通信品質値が求められ、これが再
送要求パケット送信回数設定部9cへと通知されてい
る。
【0082】一方、再送制御モード指定部7では、例え
ばユーザによる指定や、プロトコル制御よりも上位のア
プリケーションを実行するソフトウェアによる指定など
に応じて、再送制御モードが継続モードおよび切断モー
ドのいずれかに設定され、この設定された再送制御モー
ドが再送要求パケット送信回数設定部9cへと指定され
ている。
【0083】さて、パケット通信時には、信号処理ユニ
ット3がパケットの送信を行う度に、再送要求パケット
送信回数設定部9cにて、再送要求パケット送信回数の
設定処理がなされる。
【0084】この再送要求パケット送信回数の設定処理
は、予め用意されている再送要求パケット送信回数テー
ブルを、通信品質状態通知部6から通知される無線通信
品質値および再送制御モード指定手段により指定された
再送制御モードに基づいて参照することでなされる。
【0085】再送要求パケット送信回数テーブルは、図
5に示すような無線通信品質値と再送要求パケット送信
回数の上限値との対応関係を示す特性を記述したもので
ある。なお、この図5において、符号Cを付して示され
る特性が継続モード用であり、符号Dを付して示される
特性が切断モード用である。
【0086】従って再送要求パケット送信回数設定部9
cは、再送制御モードとして継続モードが指定されてい
るのであれば、符号Cを付して示される特性に基づき、
通信品質状態通知部6から通知される無線通信品質値に
対応する再送要求パケット送信回数の上限を選択する。
【0087】ここで、符号Cを付して示される継続モー
ド用の特性は、例えば正常な通信が保証できる標準的な
無線通信品質値(図5中のQs以上)において適切な再
送要求パケット送信回数の上限を標準的な回数Xとし、
無線通信品質値がQsから低下するに従って再送要求パ
ケット送信回数の上限が大きくなる。すなわち再送要求
パケット送信回数設定部9cは、無線通信品質値が低い
ほど、再送要求パケット送信回数の上限をより大きく設
定する。
【0088】一方、再送要求パケット送信回数設定部9
cは、再送制御モードとして切断モードが指定されてい
るのであれば、符号Dを付して示される特性に基づき、
通信品質状態通知部6から通知される無線通信品質値に
対応する再送要求パケット送信回数の上限を選択する。
【0089】ここで、符号Dを付して示される切断モー
ド用の特性は、無線通信品質値がQsから低下するに従
って再送要求パケット送信回数の上限が小さくなる。す
なわち再送要求パケット送信回数設定部9cは、無線通
信品質値が低いほど、再送要求パケット送信回数の上限
をより小さく設定する。
【0090】さて再送制御部9aは、信号処理ユニット
3がパケットを送信する度に、タイマを起動し、このタ
イマが予め設定された一定の応答待ちタイムアウト時間
を計時するまでを限度として、当該パケットに関する応
答が到来するのを待ち受ける。
【0091】そして再送制御部9aは、応答が到来する
ことなく応答待ちタイムアウト時間が経過した場合にの
み、再送要求パケットの送信を信号処理ユニット3に行
わせる。
【0092】図6は再送制御モードとして継続モードが
設定された際の通信シーケンスの一例を示すシーケンス
図である。なおここでは、説明を簡単にするため送信ウ
ィンドウサイズが「1」のHDLCプロトコルを用いて
いるものとする。
【0093】この図6の(a)および(b)のいずれの
通信シーケンスの例でも、送信側が本実施形態の無線通
信装置であり、送信パケットI(0)およびACKパケット
RR(1)の伝送が正常に行われたのちに、通信が困難な程
度まで無線通信品質が低下した状況におけるシーケンス
を示している。
【0094】このシーケンスでは、時点t0にて送信パ
ケットI(0)の送信が、かつ時点t1にてACKパケット
RR(1)の受信が行われたことに応じて、次の送信パケッ
トI(1)が送信されている。
【0095】ここで、この送信パケットI(1)が送信され
た時点t2では、既に無線通信品質値は低下しており、
送信パケットI(1)が受信側にて認識できなくなってい
る。
【0096】さて、図6(a)の通信シーケンスは、時
点t2における無線通信品質値が図5中のQ1であると
きで、かつXを「5」と設定している場合である。従っ
て、時点t2において再送要求パケット送信回数設定部
9cは、再送要求パケット送信回数の上限をX回、すな
わち5回と設定することになる。
【0097】そこで、応答待ちタイムアウト時間Tsが
経過する毎のt3,t4,t5,t6,t7の各時点に
て、再送要求パケットRRの送信が合計で5回に渡り行わ
れている。
【0098】そして、時点t7にて5回目の再送要求パ
ケットRRの送信を行ってからさらに応答待ちタイムアウ
ト時間Tsが経過した時点t8にて、切断要求DISCの送
信を行ってコネクションを切断している。
【0099】これに対して、図6(b)の通信シーケン
スは、時点t2における無線通信品質値が図5中に示す
Q2であるときで、かつXを「5」と設定している場合
である。従って、時点t2において再送要求パケット送
信回数設定部9cは、再送要求パケット送信回数の上限
を[X+3回]、すなわち8回と設定することになる。
【0100】そこで、応答待ちタイムアウト時間Tsが
経過する毎のt3,t4,t5,t6,t7,t8,t
9,t10の各時点にて、再送要求パケットRRの送信が
合計で8回行われている。
【0101】そして、時点t10にて8回目の再送要求
パケットRRの送信を行ってからさらに応答待ちタイムア
ウト時間Tsが経過した時点t11にて、切断要求DISC
の送信を行ってコネクションを切断している。
【0102】このように、再送制御モードとして継続モ
ードが設定された際には、無線通信品質値が低下するほ
ど、再送要求パケット送信回数の上限が大きく設定さ
れ、コネクションを切断するまでの時間が延長される。
従って、その間に無線通信品質値が復旧する可能性が高
まり、再送制御モードの設定通りに、コネクションを積
極的に継続するように機能することになる。
【0103】これに対して、再送制御モードとして切断
モードが設定された際には、無線通信品質値が低下する
ほど、再送要求パケット送信回数の上限が小さく設定さ
れ、コネクションを切断するまでの時間が短縮される。
従って、再送制御モードの設定通りに、コネクションを
積極的に切断するように機能することになる。
【0104】(第3の実施形態)図7は本実施形態に係
る無線通信装置の要部構成を示すブロック図である。な
お、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0105】この図に示すように本実施形態の無線通信
装置は、アンテナ1、無線通信ユニット2、信号処理ユ
ニット3、制御ユニット4、無線通信品質測定部5、通
信品質状態通知部6、フロー制御モード指定部10およ
びプロトコル制御部11を有する。
【0106】すなわち本実施形態の無線通信装置は、前
記第1実施形態の無線通信装置における再送制御モード
指定部7に代えてフロー制御モード指定部10を設ける
とともに、プロトコル制御部8に代えてプロトコル制御
部11を設けたものとなっている。
【0107】フロー制御モード指定部10は、パケット
通信中におけるフロー制御モードを、送信ウィンドウサ
イズを一定サイズに固定する固定モードおよび送信ウィ
ンドウサイズを適宜変化させる可変モードいずれかに設
定し、プロトコル制御部11へと指定する。
【0108】プロトコル制御部11は、CDMAの規定
に従ったパケットの送受を行うべく信号処理ユニット3
を制御するものである。このプロトコル制御部11は、
再送制御部11a、フロー制御部11bおよび送信ウィ
ンドウ設定部11cを有している。
【0109】再送制御部11aは、パケット送信後、そ
のパケットに関する応答が所定の応答待ちタイムアウト
時間が経過するまでに到来しなかった場合に、再送要求
パケットの送信を所定の上限回数を限度に信号処理ユニ
ット3に行わせる。
【0110】フロー制御部11bは、所定の送信ウィン
ドウサイズ以内の数のパケットは、送達確認を行わずに
先送りするためのフロー制御を周知の手順で行う。
【0111】送信ウィンドウ設定部11cは、通信品質
状態通知部6から通知される無線通信品質値と、フロー
制御モード指定部10から指定されたフロー制御モード
とに応じて送信ウィンドウサイズを決定し、この決定し
た送信ウィンドウサイズをフロー制御部11bに設定す
る。
【0112】次に以上のように構成された無線通信装置
の動作につき説明する。
【0113】まず、無線伝送路を介しての通信が行われ
ている時には、無線通信品質測定部5が通信品質を所定
の周期で繰り返し測定している。そしてこの無線通信品
質測定部5での測定結果に基づいて、通信品質状態通知
部6にて定量的な無線通信品質値が求められ、これが送
信ウィンドウ設定部11cへと通知されている。
【0114】一方、フロー制御モード指定部10では、
例えばユーザによる指定や、プロトコル制御よりも上位
のアプリケーションを実行するソフトウェアによる指定
などに応じて、フロー制御モードが固定モードおよび可
変モードのいずれかに設定され、この設定されたフロー
制御モードが送信ウィンドウ設定部11cへと指定され
ている。
【0115】さて、パケット通信時には、信号処理ユニ
ット3がパケットの送信を行うが、フロー制御部11b
の制御の下に、送信ウィンドウ設定部11cにて設定さ
れた送信ウィンドウサイズを超えない範囲で、送達確認
を行うことなく先送りがなされる。
【0116】ここで、送信ウィンドウ設定部11cは、
フロー制御モードとして固定モードが設定されているの
であれば、無線通信品質値に拘わらずに送信ウィンドウ
サイズを常に一定(例えばプロトコルで定められた最大
送信ウィンドウサイズ)に固定する。
【0117】これに対して、フロー制御モードとして可
変モードが設定されているのであれば送信ウィンドウ設
定部11cは、受信側よりACKまたはNACKを受信
する度に、送信ウィンドウサイズを可変設定する。ここ
での送信ウィンドウサイズの設定の処理は、予め用意さ
れている送信ウィンドウサイズテーブルを、通信品質状
態通知部6から通知される無線通信品質値に基づいて参
照することでなされる。
【0118】送信ウィンドウサイズテーブルは、図8に
示すような無線通信品質値と送信ウィンドウサイズとの
対応関係を示す特性を記述したものである。なおこの図
8は、最大送信ウィンドウサイズが「8」である場合の
一例を示す。
【0119】従ってフロー制御モードとして可変モード
が設定されているのであれば送信ウィンドウ設定部11
cは、無線通信品質値が大きいほど大きな送信ウィンド
ウサイズを設定する。
【0120】図9は再送制御モードとして可変モードが
設定された際の通信シーケンスの一例を示すシーケンス
図である。なおここでは、最大送信ウィンドウサイズが
「8」のGBN(Go Back N)プロトコルを用いている
ものとする。
【0121】この図9の通信シーケンスは、送信側が本
実施形態の無線通信装置であり、ACKパケットACK(4)
が到達した時点t1では、無線通信品質値が図8中のQ
t1であるので、送信ウィンドウ設定部11cは送信ウィ
ンドウサイズを「8」に設定する。
【0122】ここで、ACKパケットACK(4)は、順序番
号「4」の送信パケットの受け入れが可能であることを
通知するものである。従って、図10(a)に示すよう
に、「4」…「7」「0」…「3」の各順番番号の送信
パケットの先送りが可能となる。
【0123】そこで図9に示すように、信号処理ユニッ
ト3によりフロー制御部11bの制御の下に、送信パケ
ットI(4)〜送信パケットI(7)および送信パケットI(0)〜
送信パケットI(3)の合計8つのパケットが、受信側から
の応答を待たずに送信されている。
【0124】ところが、無線通信品質の低下などの影響
により、送信パケットI(0)が受信側に到達していないた
めに、受信側からNACKパケットNACK(0)が送信され
ており、これが時点t2にて到来している。
【0125】この時点t2では、無線通信品質値が図8
中のQt2であるので、送信ウィンドウ設定部11cは送
信ウィンドウサイズを「3」に設定する。
【0126】NACKパケットNACK(0)は、順序番号
「0」の送信パケットの受け入れが失敗したことを通知
するものである。従って、順序番号「0」の送信パケッ
トからの送信を行わなければならないのであり、図10
(b)に示すように、「0」「1」「2」の各順番番号
の送信パケットの先送りが必要となる。
【0127】そこで図9に示すように、信号処理ユニッ
ト3によりフロー制御部11bの制御の下に、送信パケ
ットI(0)〜送信パケットI(2)の合計3つのパケットが、
受信側からの応答を待たずに送信されている。
【0128】これらの3つの送信パケットはいずれも受
信側に正常に到達したために、受信側からACKパケッ
トACK(3)が送信されており、これが時点t3にて到来し
ている。
【0129】この時点t3では、無線通信品質値が図8
中のQt3であるので、送信ウィンドウ設定部11cは送
信ウィンドウサイズを「6」に設定する。
【0130】ACKパケットACK(3)は、順序番号「3」
の送信パケットの受け入れが可能であることを通知する
ものであるので、図10(c)に示すように、「3」…
「7」および「0」の各順番番号の送信パケットの先送
りが可能となる。
【0131】そこで図9に示すように、信号処理ユニッ
ト3によりフロー制御部11bの制御の下に、送信パケ
ットI(3)〜送信パケットI(7)および送信パケットI(0)の
合計6つのパケットが、受信側からの応答を待たずに送
信されている。
【0132】このようにフロー制御モードとして可変モ
ードが設定されているのであれば、無線通信品質値が高
いほど送信ウィンドウサイズを大きくすることで、パケ
ット送信のスループットを上げることができる。また、
無線通信品質値が低い場合は、送信パケットが受信側ま
で到達しない可能性が高いという理由から、送信ウィン
ドウサイズを小さくすることによって、無駄な先送りパ
ケットを減らして、消費電力を少なくできる。
【0133】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではない。例えば前記各実施形態では、応答待ち
タイムアウト時間、再送要求パケット送信回数の上限、
あるいは送信ウィンドウサイズの可変制御を個々に行う
ものとしているが、それらを任意に組み合わせて実施す
ることも可能である。
【0134】応答待ちタイムアウト時間、再送要求パケ
ット送信回数の上限、あるいは送信ウィンドウサイズを
設定するための特性は、前記各実施形態に挙げたものに
は限定されず、任意であって良い。
【0135】前記各実施形態では、応答待ちタイムアウ
ト時間、再送要求パケット送信回数の上限、あるいは送
信ウィンドウサイズを変化させるものとしているが、プ
ロトコル制御に拘わる他のパラメータを変化させるよう
にしても良い。そしてその変化させるパラメータは、再
送制御やフロー制御に関するものには限らず、他の制御
に関するものであっても良い。
【0136】通信品質状態通知部6で得られた無線通信
品質値を、ユーザや上位アプリケーションソフトに通知
することとしても良い。このようにすれば、再送制御モ
ードやフロー制御モードの選択を、無線通信品質値を考
慮して行うことが可能となる。
【0137】前記第1実施形態および前記第2実施形態
では、再送制御モードの指定を受け付け、その再送制御
モードの設定に応じて応答待ちタイムアウト時間や再送
要求パケット送信回数の上限の変化のさせ方を異ならせ
ているが、応答待ちタイムアウト時間や再送要求パケッ
ト送信回数の上限の変化のさせ方を常に一通りとしても
良い。
【0138】前記第1実施形態および前記第2実施形態
では、いずれの再送制御モードが設定されているときで
も、応答待ちタイムアウト時間や再送要求パケット送信
回数の上限を変化させるようにしているが、あるモード
が設定された場合には応答待ちタイムアウト時間や再送
要求パケット送信回数の上限を固定値とするようにして
も良い。
【0139】前記第2実施形態における応答待ちタイム
アウト時間は、継続モードであれば、TCPの再送制御
で用いられているexponential backoffを用いても構わ
ない。
【0140】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0141】
【発明の効果】本発明は、他の無線通信装置との間で無
線伝送路を介して情報通信を行う無線通信装置におい
て、所定の送信手順に従って情報送信のための送信制御
を行う送信制御手段と、前記無線伝送路の通信品質を示
す定量的な通信品質値(例えば受信信号強度、干渉波受
信強度、雑音受信強度および受信データの誤り率のうち
の少なくとも1つ)を測定する通信品質測定手段と、こ
の通信品質測定手段により測定された前記通信品質値に
基づいて前記送信手順を規定する所定のパラメータを可
変設定するパラメータ設定手段とを備えた。
【0142】なお、前記パラメータ設定手段は例えば、
前記送信制御手段が無応答状態を検出するための応答待
ちタイムアウト時間を、例えば前記通信品質測定手段に
より測定された前記通信品質値が低くなるほど前記応答
待ちタイムアウト時間を大きく設定するよう、あるいは
前記通信品質測定手段により測定された前記通信品質値
が低くなるほど前記応答待ちタイムアウト時間を小さく
設定するように可変設定する。
【0143】あるいは、前記パラメータ設定手段は例え
ば、相手の無線通信装置が無応答である場合に前記送信
制御手段が行う再送要求の実行回数の上限値を、例えば
前記通信品質測定手段により測定された前記通信品質値
が低くなるほど前記再送要求の実行回数の上限値を大き
く設定するように、あるいは前記通信品質測定手段によ
り測定された前記通信品質値が低くなるほど前記再送要
求の実行回数の上限値を小さく設定するように可変設定
する。
【0144】あるいは前記パラメータ設定手段は例え
ば、前記送信制御手段が相手の無線通信装置からの応答
を待たずに先送り送信する情報の量を示す送信ウィンド
ウサイズを、例えば前記通信品質測定手段により測定さ
れた前記通信品質値が低くなるほど前記送信ウィンドウ
サイズを小さく設定するように可変設定する。
【0145】これらにより、コネクションを切断するま
での時間や、先送りされる情報の量を無線伝送路の状況
に応じて適宜変更することができ、様々な無線伝送路の
通信品質の状況下において常に効率的に通信を行うこと
が可能な無線通信装置となる。
【0146】また前記第2の目的を達成するために本発
明は、通信品質が悪い場合にも通信を積極的に継続する
継続モードおよび通信品質が悪い場合には通信を積極的
に終了する切断モードのいずれか指定された方を動作モ
ードとして設定する動作モード設定手段を備え、かつ前
記パラメータ設定手段を、前記動作モード設定手段によ
り前記継続モードが前記動作モードとして設定されてい
るのであれば、前記通信品質測定手段により測定された
前記通信品質値が低くなるほど前記応答待ちタイムアウ
ト時間や前記再送要求の実行回数の上限値を大きく設定
し、また前記動作モード設定手段により前記切断モード
が前記動作モードとして設定されているのであれば、前
記通信品質測定手段により測定された前記通信品質値が
低くなるほど前記応答待ちタイムアウト時間や前記再送
要求の実行回数の上限値を小さく設定するものとしたの
で、通信品質が低下した場合でもコネクションを積極的
に継続したい場合と、通信品質が低下した場合にはコネ
クションを積極的に切断したい場合といった種々の状況
をも考慮してコネクションの継続・切断を常に適切に行
うことが可能な無線通信装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線通信装置の要
部構成を示すブロック図。
【図2】応答待ちタイムアウト時間テーブルに設定され
る無線通信品質値と応答待ちタイムアウト時間との対応
関係を示す特性の図。
【図3】本発明の第1実施形態において再送制御モード
として継続モードが設定された際の通信シーケンスの一
例を示すシーケンス図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る無線通信装置の要
部構成を示すブロック図。
【図5】再送要求パケット送信回数テーブルに設定され
る無線通信品質値と再送要求パケット送信回数の上限値
との対応関係を示す特性の図。
【図6】本発明の第2実施形態において再送制御モード
として継続モードが設定された際の通信シーケンスの一
例を示すシーケンス図。
【図7】本発明の第3実施形態に係る無線通信装置の要
部構成を示すブロック図。
【図8】送信ウィンドウサイズテーブルに設定される無
線通信品質値と送信ウィンドウサイズとの対応関係を示
す特性の図。
【図9】本発明の第3実施形態において再送制御モード
として可変モードが設定された際の通信シーケンスの一
例を示すシーケンス図。
【図10】図9中の各時点での送信ウィンドウの設定状
況を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…無線通信ユニット 3…信号処理ユニット 4…制御ユニット 5…無線通信品質測定部 6…通信品質状態通知部 7…再送制御モード指定部 8…プロトコル制御部 8a…再送制御部 8b…フロー制御部 8c…応答待ちタイムアウト時間設定部 9…プロトコル制御部 9a…再送制御部 9b…フロー制御部 9c…再送要求パケット送信回数設定部 10…フロー制御モード指定部 11…プロトコル制御部 11a…再送制御部 11b…フロー制御部 11c…送信ウィンドウ設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA03 JA10 JL01 KA21 LA01 LA09 MB01 5K034 AA02 EE03 HH63 HH65 KK24 MM03 QQ01 TT02 5K067 AA26 BB21 DD13 DD25 DD27 DD51 FF05 FF16 GG04 GG11 GG21 HH05 HH11 HH28 LL01 LL11 9A001 BB04 CC05 CC06 CC07 JJ12 JJ18 KK56 LL09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の無線通信装置との間で無線伝送路を
    介して情報通信を行う無線通信装置において、 所定の送信手順に従って情報送信のための送信制御を行
    う送信制御手段と、 前記無線伝送路の通信品質を示す定量的な通信品質値を
    測定する通信品質測定手段と、 この通信品質測定手段により測定された前記通信品質値
    に基づいて前記送信手順を規定する所定のパラメータを
    可変設定するパラメータ設定手段とを具備したことを特
    徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信品質測定手段は、受信信号強
    度、干渉波受信強度、雑音受信強度および受信データの
    誤り率のうちの少なくとも1つを通信品質値として測定
    することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ設定手段は、前記送信制
    御手段が無応答状態を検出するための応答待ちタイムア
    ウト時間を可変設定することを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ設定手段は、前記通信品
    質測定手段により測定された前記通信品質値が低くなる
    ほど前記応答待ちタイムアウト時間を大きく設定するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ設定手段は、前記通信品
    質測定手段により測定された前記通信品質値が低くなる
    ほど前記応答待ちタイムアウト時間を小さく設定するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 通信品質が悪い場合にも通信を積極的に
    継続する継続モードおよび通信品質が悪い場合には通信
    を積極的に終了する切断モードのいずれか指定された方
    を動作モードとして設定する動作モード設定手段を備
    え、 前記パラメータ設定手段は、前記動作モード設定手段に
    より前記継続モードが前記動作モードとして設定されて
    いるのであれば、前記通信品質測定手段により測定され
    た前記通信品質値が低くなるほど前記送信制御手段が無
    応答状態を検出するための応答待ちタイムアウト時間を
    大きく設定し、また前記動作モード設定手段により前記
    切断モードが前記動作モードとして設定されているので
    あれば、前記通信品質測定手段により測定された前記通
    信品質値が低くなるほど前記応答待ちタイムアウト時間
    を小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記パラメータ設定手段は、相手の無線
    通信装置が無応答である場合に前記送信制御手段が行う
    再送要求の実行回数の上限値を可変設定することを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記パラメータ設定手段は、前記通信品
    質測定手段により測定された前記通信品質値が低くなる
    ほど前記再送要求の実行回数の上限値を大きく設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記パラメータ設定手段は、前記通信品
    質測定手段により測定された前記通信品質値が低くなる
    ほど前記再送要求の実行回数の上限値を小さく設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 通信品質が悪い場合にも通信を積極的
    に継続する継続モードおよび通信品質が悪い場合には通
    信を積極的に終了する切断モードのいずれか指定された
    方を動作モードとして設定する動作モード設定手段を備
    え、 前記パラメータ設定手段は、前記動作モード設定手段に
    より前記継続モードが前記動作モードとして設定されて
    いるのであれば、相手の無線通信装置が無応答である場
    合に前記送信制御手段が行う再送要求の実行回数の上限
    値を前記通信品質測定手段により測定された前記通信品
    質値が低くなるほど大きく設定し、また前記動作モード
    設定手段により前記切断モードが前記動作モードとして
    設定されているのであれば、前記再送要求の実行回数の
    上限値を前記通信品質測定手段により測定された前記通
    信品質値が低くなるほど小さく設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 前記パラメータ設定手段は、前記送信
    制御手段が相手の無線通信装置からの応答を待たずに先
    送り送信する情報の量を示す送信ウィンドウサイズを可
    変設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信
    装置。
  12. 【請求項12】 前記パラメータ設定手段は、前記通信
    品質測定手段により測定された前記通信品質値が低くな
    るほど前記送信ウィンドウサイズを小さく設定すること
    を特徴とする請求項11に記載の無線通信装置。
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