JP2000261164A - ケーシングにおける閉塞部のリード線引出構造 - Google Patents

ケーシングにおける閉塞部のリード線引出構造

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JP2000261164A
JP2000261164A JP11063456A JP6345699A JP2000261164A JP 2000261164 A JP2000261164 A JP 2000261164A JP 11063456 A JP11063456 A JP 11063456A JP 6345699 A JP6345699 A JP 6345699A JP 2000261164 A JP2000261164 A JP 2000261164A
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lead wire
insertion groove
wire insertion
back cover
casing
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JP11063456A
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Inventor
Megumi Iwakawa
恵 岩川
Shuichi Okada
修一 岡田
Kunihiro Fujimoto
訓弘 藤本
Takaaki Yoshida
貴昭 吉田
Tatsuya Minamoto
達也 源
Katsuhisa Hanaki
克久 花木
Toru Matsuyama
亨 松山
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線引出部周辺の密封性を向上でき、コ
ストを削減きるガスメータ等の閉塞部のリード線引出構
造を提供する。 【解決手段】 上ケース10の裏面開口部20が、遮へ
いケース40を介して裏蓋30により閉塞される。裏蓋
周縁部31の上ケース開口周縁部21との対向面32に
おける下縁に、上下方向にリード線挿通溝35が形成さ
れるとともに、遮へいケース40のガスケット部41に
おける上記リード線挿通溝35に対応する位置に、リー
ド線挿通溝35の両側壁内面に沿う一対の位置決め凸条
部45が形成される。リード線挿通溝35内における一
対の位置決め凸条部45間を通じて、リード線15が、
上ケース10内から裏蓋外部に引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてガスメ
ータの裏蓋部等に好適に採用されるケーシングにおける
閉塞部のリード線引出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば近年のガスメータにおいては、ガ
ス計量機構のみならず、ガスの異常流量が感知された
り、あるいは規定以上の地震が感知されたような緊急時
等に、ガス事故を未然に防止できるように、緊急遮断弁
等の計器類が組み込まれている。
【0003】このようなガスメータでは、メータ内の機
器類に接続されたリード線を外部に引き出して外部信号
回線等に接続して、緊急時の警報を自動的に行うオート
メーション管理はもとより、遠隔位置からの指令に基づ
き、緊急遮断弁の復帰操作等の動作制御や、ガスメータ
との情報の授受を行う遠隔管理を行えるようにしてい
る。
【0004】図6にこの種の従来のガスメータにおける
上部後方の側面断面図、図7に図6のVII −VII 線断面
に相当するリード線引出部の拡大水平断面図を示す。両
図に示すように、ケーシングとしての上ケース(1)の
上半部には、機器類(2)が収容されるとともに、裏面
側には開口部(3)が形成されている。更に開口周縁部
(3a)における下端中央部には、上下方向に延びるリ
ード線挿通溝(4)が形成されている。
【0005】そして、機器類(2)に接続されたリード
線(5)が、リード線挿通溝(4)内に挿通された状態
で、裏面開口部(3)がガスケット(6)を介して裏蓋
(7)により閉塞されて、その裏蓋(7)がねじ(8)
より上ケース(1)に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリード線引出構造においては、上ケース(1)の開
口周縁部(3a)に形成したリード線挿通溝(4)にリ
ード線(5)を収容した状態で、ガスケット(6)を介
して裏蓋(7)を固定するものであるため、リード線挿
通溝(4)の内周面にガスケット(6)が密着せず、上
ケース(1)のリード線挿通溝(4)周辺において、密
封性が低下する恐れがある。
【0007】またリード線(5)のサイズや引出本数を
変更する場合には、リード線(5)を安定状態に挿通配
置するために、上ケース(1)のリード線挿通溝(4)
の溝幅等のサイズを変更する必要があり、上ケース
(1)自体の設計変更を余儀なくされ、コストの増大を
来すという問題が発生する。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、リード線引出部周辺の密封性を向上させることがで
きるとともに、コストを削減することができるケーシン
グにおける閉塞部のリード線引出構造を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、機器類が収容されたケーシングの開口
部が、その少なくとも開口周縁部にガスケットが配置さ
れて裏体により閉塞されるとともに、前記機器類に接続
されたリード線が前記ケーシング内から蓋体外部に引き
出されるようにしたケーシングにおける閉塞部のリード
線引出構造において、前記蓋体の周縁部における前記開
口周縁部との対向面に、蓋体周縁部の一部を横断する態
様に、リード線挿通溝が形成されるとともに、前記ガス
ケットにおける前記リード線挿通溝に対応する位置に、
前記リード線挿通溝の両側壁内面に沿うように一対の位
置決め凸条部が形成され、前記リード線挿通溝内におけ
る前記一対の位置決め凸条部間を通じて、前記リード線
が、前記ケーシング内から蓋体外部に引き出されてなる
ものを要旨としている。
【0010】この発明のケーシングにおける閉塞部のリ
ード線引出構造においては、蓋体周縁部にリード線挿通
溝を形成するとともに、ケーシングの開口周縁部と蓋体
周縁部との間に介在されるガスケット周縁部に、上記リ
ード線挿通溝の両側壁内面に沿い得る一対の位置決め凸
条部を形成し、リード線挿通溝内における一対の位置決
め凸条部間を通じて、リード線を外部に引き出すように
しているため、ケーシングの開口周縁部にリード線挿通
用に溝等を形成する必要がなく開口周縁部全周を平坦に
形成することができ、その平坦な開口周縁部全周に隙間
なくガスケットを密着させることができる。
【0011】また一対の位置決め凸条部間にリード線が
配置されて、リード線を安定状態に保持できるので、リ
ード線の位置ずれを防止でき、その位置ずれによる隙間
の形成を防止することができる。
【0012】更に一対の位置決め凸条部がリード線挿通
溝の両側壁内面に密着するので、溝底面の一部を除い
て、リード線周りの全周にガスケットを密着させること
ができる。
【0013】またリード線のサイズや引出本数を変更す
る場合には、ケーシングや蓋体の設計変更を行う必要が
なく、ガスケットにおける一対の位置決め凸条部間の形
状を、使用するリード線のサイズや本数に合わせて変更
するだけで簡単に対処することができる。
【0014】一方、本発明においては、前記蓋体の内側
ほぼ全域に沿って内部カバーが配置されるとともに、そ
の内部カバーの外周縁部によって前記ガスケットが構成
され、前記内部カバーにおける前記リード線挿通溝に対
応する位置に、リード線挿通孔が形成され、その挿通孔
にリード線が挿通されて前記蓋体のリード線挿通溝に導
かれるよう構成するのが好ましい。
【0015】すなわちこの場合には、リード線をケーシ
ング内から蓋体のリード線挿通溝に無理なくほぼ直線的
に導くことができるので、リード線に有害な曲げ応力が
発生するのを有効に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
リード線引出構造が適用されたガスメータをその裏面開
口部を開放した状態で示す斜視図である。
【0017】同図に示すように、ガスメータの上ケース
(10)の上半部には、計器室(11)が形成され、そ
の計器室(11)の裏面側には、開口部(20)が形成
されている。計器室(11)内には、圧力センサー、感
震器、流量発振器、プリント基板、遮断弁等の機器類
(12)が組み込まれている。
【0018】更に上ケース(10)の開口周縁部(2
1)は、全周が平坦面に形成されるとともに、所要箇所
に、複数のねじ孔(24)が形成されている。
【0019】図1及び図2に示すように、上ケース(1
0)の裏面開口部(20)を閉塞するための裏蓋(3
0)は、その周縁部(31)における上縁及び両側縁
に、前方突出状に嵌合片(32)が形成されており、こ
の嵌合片(32)を上ケース(10)の上面後端縁及び
両側面後端縁に嵌合させることによって、裏蓋(30)
を裏面開口部(20)に位置精度良く配置できるよう構
成されている。
【0020】更に裏蓋(30)の周縁部(31)におけ
る前面(32)には、つまり周縁部(31)における上
ケース開口周縁部(21)との対向面には、その下縁中
央に、リード線挿通溝(35)が上下方向に沿って形成
されている。
【0021】また裏蓋(30)の中央膨出部には、外気
連通孔(33)が形成されるとともに、裏蓋周縁部(3
1)には、上ケース(10)のねじ孔(24)に対応し
て、複数のねじ孔(34)がそれぞれ形成されている。
【0022】図1及び図3に示すように、裏蓋(30)
の内側には、その内側全域に沿って、内部カバーとして
遮へいケース(40)が配置される。この遮へいケース
(40)は、外周縁部がガスケット部(41)として構
成されており、裏蓋(30)の内部に収容された状態に
おいては、ガスケット部(41)が上ケース開口周縁部
(21)及び裏蓋周縁部(31)間に介在されるよう構
成されている。
【0023】図3及び図4に示すように、遮へいケース
(40)のガスケット部(41)における裏面(42)
には、つまりガスケット部(41)における裏蓋周縁部
(31)との対向面には、その下縁中央に、上記裏蓋
(30)のリード線挿通溝(35)に対応して、溝(3
5)の両側壁内面に沿い得る一対の位置決め凸条部(4
5)(45)が上下方向に沿ってそれぞれ形成されてい
る。この位置決め凸条部(45)は、上記裏蓋(30)
のリード線挿通溝(35)の溝深さに対応する高さに形
成されている。
【0024】更に遮へいケース(40)の中間部下方に
は、一対の位置決め凸条部(45)(45)に対応し
て、リード線挿通孔(46)が形成されるとともに、ガ
スケット部(41)には、上ケース(10)のねじ孔
(24)に対応して、複数のねじ孔(44)がそれぞれ
形成されている。
【0025】なお本発明において、遮へいケース(4
0)は、その材質が特に限定されるものではないが、良
好な密封性を得ることができるように、弾性材料からな
るものを使用するのが良く、中でも特に成形性の面等も
考慮すると、ポリオレフィン系のエラストマーからなる
ものを使用するのが好ましい。
【0026】一方、本実施形態においては、以下に説明
するようにして、上ケース(10)内の機器類(12)
に接続された4本のリード線(15)を裏蓋外側に引き
出した状態で、裏蓋(30)により上ケース(10)の
開口部(20)に閉塞するものである。
【0027】すなわち、リード線(15)を遮へいケー
ス(40)の内側からリード線挿通孔(46)に挿通し
ておいて、そのリード線(15)を遮へいケース(4
0)の一対の位置決め凸条部(45)(45)間に挿通
配置して、遮へいケース(40)のガスケット部(4
1)を上ケース開口周縁部(21)に載置する。更に裏
蓋(30)のリード線挿通溝(35)内に一対の位置決
め凸条部(45)(45)を収容するようにして、裏蓋
周縁部(31)を遮へいケース(40)のガスケット部
(41)に載置する。そしてその状態で、裏蓋(30)
及び遮へいケース(40)のねじ孔(34)(44)に
ねじを挿通して、上ケース(10)のねじ孔(24)に
固定する。
【0028】これにより、リード線(15)が裏蓋(3
0)のリード線挿通溝(35)から引き出された状態
で、上ケース(10)の開口部(20)が裏蓋(30)
により閉塞される。
【0029】なお、本実施形態においては、上ケース
(10)の裏面側に、裏蓋(30)を外側から覆うよう
にして裏蓋カバー(図示省略)が取り付けられる。そし
て、リード線(15)を外部信号回路等に接続する場合
には、裏蓋カバーのリード線挿通部にリード線(15)
を挿通して外部に引き出し、その引き出し端部を外部信
号回路等に接続する。またリード線(15)を外部信号
回路等に接続せずに使用するような場合には、裏蓋カバ
ーの内部にリード線(15)を収容しておく。
【0030】以上のように、本実施形態のガスメータに
おける裏蓋のリード線引出部構造によれば、裏蓋周縁部
(31)の下縁中央にリード線挿通溝(35)を形成す
るとともに、上ケース開口周縁部(21)と裏蓋周縁部
(31)との間に介在されるガスケット部(41)に、
裏蓋(30)のリード線挿通溝(35)の両側壁内面に
沿い得る一対の位置決め凸条部(45)(45)を形成
し、リード線(15)を、リード線挿通溝(35)内に
おける一対の位置決め凸条部(45)(45)間に挿通
させて外部に引き出すようにしている。このため、上ケ
ース開口周縁部(21)側にリード線挿通用に溝等を形
成する必要がなく開口周縁部全周を平坦に形成すること
ができ、開口周縁部全周に隙間なく十分にガスケット部
(41)を密着させることができるので、密封性を向上
させることができる。
【0031】また、遮へいケース(40)の一対の位置
決め凸条部(45)(45)間にリード線(15)を配
置するものであるため、リード線(15)が一対の位置
決め凸条部(45)(45)によって安定状態に位置保
持される。このため、リード線(15)が位置ずれする
ことがなく、その位置ずれによる隙間の形成が防止さ
れ、一層密封性を向上させることができる。
【0032】更に遮へいケース(40)の一対の位置決
め凸条部(45)(45)が、裏蓋(30)のリード線
挿通溝(35)の両側壁内面に密着するので、溝底面の
一部を除いて、リード線周りの全周にガスケット部(4
1)を密着させることができ、一段と、密封性を向上さ
せることができる。
【0033】また本実施形態においては、遮へいケース
(40)における裏蓋(30)のリード線挿通溝(3
5)に対応する位置に、リード線挿通孔(46)を形成
して、その孔(46)にリード線(15)を挿通して、
裏蓋(30)のリード線挿通溝(35)に導くようにし
ているため、リード線(15)に、有害な曲げ応力が発
生するのを有効に防止することができる。すなわち、裏
蓋(30)の内側全域に遮へいケース(40)を配置す
るような場合、一般的には図3の想像線に示すように、
遮へいケース(40)の上部に切込を形成し、その切込
を介して、リード線(15)を遮へいケース(40)の
外側に引き出し、更にそのリード線(15)を遮へいケ
ース(40)の下部まで導いて、裏蓋(30)のリード
線挿通溝(35)に導くようにするのが通例である。し
かしながら、このような構造においては、リード線(1
5)を遮へいケース(40)の上端から下端に迂回させ
るように配置することになるので、リード線(15)に
有害な曲げ応力が発生する恐れがある。そこで、本実施
形態においては、上記したように遮へいケース(40)
におけるリード線挿通溝(35)に対応する位置に、リ
ード線挿通孔(46)を形成し、その孔(46)にリー
ド線(15)を挿通することにより、リード線(15)
を上ケース(10)内から裏蓋(30)のリード線挿通
溝(35)に、ほぼ直線的に導くことができるので、リ
ード線(15)に有害な曲げ応力が発生するのを有効に
防止することができる。
【0034】また本実施形態においては、例えばリード
線(15)の引出本数を変更するような場合にも、十分
な密封性を維持しつつ、簡単に対処することができる。
例えばリード線(15)の引出本数を、4本から2本に
変更するような場合には、図6に示すように、裏蓋(3
0)のリード線挿通溝(35)は変更せずにそのままに
しておいて、遮へいシール(40)の一対の位置決め凸
条部(45)(45)の幅寸法を変更して、凸条部(4
5)(45)間の寸法をリード線2本分の寸法に対応さ
せれば良い。この構造においても、上記実施形態と同様
で、リード線周り、例えば溝両側壁内面や上ケース周縁
開口部(21)にガスケット部(41)を密着させるこ
とができるとともに、一対の凸条部(45)(45)に
よってリード線(15)を安定状態に保持することがで
きるので、十分な密封性を得ることができる。
【0035】このようにリード線(15)の引出本数を
変更するような場合、上ケース(10)や裏蓋(30)
の設計変更を行う必要がなく、合成樹脂製の遮へいケー
ス(40)の一部のみを変更するだけで簡単に対処する
ことができ、コストの削減を図ることができる。
【0036】またリード線(15)のサイズを変更する
ような場合でも、遮へいケース(40)における一対の
位置決め凸条部(45)(45)間の形状を、使用する
リード線に合わせて変更するだけで対処することがで
き、上ケース(10)や裏蓋(30)の設計変更を行う
必要はない。
【0037】なお、上記実施形態においては、リード線
を裏蓋の下端中央から引き出すように構成しているが、
本発明において、リード線の引出位置は特に限定される
ものではなく、例えばリード線を裏蓋の下端側方位置か
ら引き出すように構成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のケーシングにお
ける閉塞部のリード線引出構造によれば、蓋体周縁部に
リード線挿通溝を形成するとともに、ケーシングの開口
周縁部と蓋体周縁部との間に介在されるガスケット周縁
部に、上記リード線挿通溝の両側壁内面に沿い得る一対
の位置決め凸条部を形成し、リード線挿通溝内における
一対の位置決め凸条部間を通じて、リード線を外部に引
き出すようにしているため、上ケース開口周縁部にリー
ド線挿通用に溝等を形成する必要がなく開口周縁部全周
を平坦に形成することができ、その平坦な開口周縁部全
周に隙間なくガスケットを密着させることができて、密
封性を向上させることができる。また一対の位置決め凸
条部間にリード線が配置されて、リード線が安定状態に
保持されるので、リード線の位置ずれを防止できるとと
もに、その位置ずれによる隙間の形成を防止でき、一
層、密封性を向上させることができる。更に一対の位置
決め凸条部がリード線挿通溝の両側壁内面に密着するの
で、溝底面の一部を除いて、リード線周りの全周にガス
ケットを密着させることができ、より一層、密封性を向
上させることができる。またリード線のサイズや引出本
数を変更する場合には、ケーシングや蓋体の設計変更を
行う必要がなく、ガスケットにおける一対の位置決め凸
条部間のサイズを変更するだけで簡単に対処することが
できるので、コストの削減を図ることができるという効
果がある。
【0039】本発明において、内部カバーにおけるリー
ド線挿通溝に対応する位置に、リード線挿通孔を形成
し、その孔にリード線を挿通して裏蓋のリード線挿通溝
に導くように構成する場合には、リード線をケーシング
内から蓋体のリード線挿通溝に無理なくほぼ直線的に導
くことができるので、リード線に有害な曲げ応力が発生
するのを有効に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるリード線引出構造が
適用されたガスメータをその裏面開口部を開放した状態
で示す斜視図である。
【図2】実施形態のガスメータにおける裏蓋を示す図で
あって、同図(a)は背面図、同図(b)は下面図であ
る。
【図3】実施形態のガスメータにおける遮へいケースを
示す図であって、同図(a)は背面図、同図(b)は下
面図、同図(c)は側面断面図である。
【図4】実施形態のガスメータにおけるリード線引出部
周辺を示す水平断面図である。
【図5】この発明の変形例としてのガスメータにおける
リード線引出部周辺を示す水平断面図である。
【図6】従来のガスメータの上部を示す側面断面図であ
る。
【図7】従来のガスメータにおけるリード線引出部周辺
を示す水平断面図である。
【符号の説明】
10…上ケース(ケーシング) 12…機器類 15…リード線 20…裏面開口部 21…開口周縁部 30…裏蓋(蓋体) 31…周縁部 35…リード線挿通溝 32…対向面(前面) 40…遮へいケース(内部カバー) 41…ガスケット部 45…位置決め凸条部 46…リード線挿通孔
フロントページの続き (71)出願人 000142425 株式会社金門製作所 東京都板橋区大原町13番1号 (72)発明者 岩川 恵 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 岡田 修一 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 藤本 訓弘 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 吉田 貴昭 大阪市東成区東小橋2丁目10番16号 関西 ガスメータ株式会社内 (72)発明者 源 達也 大阪市東成区東小橋2丁目10番16号 関西 ガスメータ株式会社内 (72)発明者 花木 克久 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70号 愛知時計電機株式会社内 (72)発明者 松山 亨 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株 式会社金門製作所関西研究所内 Fターム(参考) 4E352 BB02 BB05 BB10 CC02 CC12 CC20 CC32 CC52 DD05 DR03 DR14 DR19 GG16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器類が収容されたケーシングの開口部
    が、その少なくとも開口周縁部にガスケットが配置され
    て裏体により閉塞されるとともに、前記機器類に接続さ
    れたリード線が前記ケーシング内から蓋体外部に引き出
    されるようにしたケーシングにおける閉塞部のリード線
    引出構造において、 前記蓋体の周縁部における前記開口周縁部との対向面
    に、蓋体周縁部の一部を横断する態様に、リード線挿通
    溝が形成されるとともに、 前記ガスケットにおける前記リード線挿通溝に対応する
    位置に、前記リード線挿通溝の両側壁内面に沿うように
    一対の位置決め凸条部が形成され、 前記リード線挿通溝内における前記一対の位置決め凸条
    部間を通じて、前記リード線が、前記ケーシング内から
    蓋体外部に引き出されてなることを特徴とするケーシン
    グにおける閉塞部のリード線引出構造。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の内側ほぼ全域に沿って内部カ
    バーが配置されるとともに、その内部カバーの外周縁部
    によって前記ガスケットが構成され、 前記内部カバーにおける前記リード線挿通溝に対応する
    位置に、リード線挿通孔が形成され、その挿通孔にリー
    ド線が挿通されて前記蓋体のリード線挿通溝に導かれる
    よう構成されてなる請求項1記載のケーシングにおける
    閉塞部のリード線引出構造。
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Cited By (3)

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