JP2000260426A - 密閉形鉛蓄電池及びその製造方法 - Google Patents

密閉形鉛蓄電池及びその製造方法

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JP2000260426A
JP2000260426A JP11062622A JP6262299A JP2000260426A JP 2000260426 A JP2000260426 A JP 2000260426A JP 11062622 A JP11062622 A JP 11062622A JP 6262299 A JP6262299 A JP 6262299A JP 2000260426 A JP2000260426 A JP 2000260426A
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acid battery
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久顕 ▲高▼林
Hisaaki Takabayashi
Ichiro Shimoura
一郎 下浦
Masaya Hazui
真哉 筈井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活物質に加圧力を確実に加え、サイクル寿命
特性を向上させることができる密閉形鉛蓄電池を得る。 【解決手段】 集電体2と合成樹脂製枠体3を嵌合した
活物質保持体4に活物質5を保持させ、活物質保持体4
に保持させた活物質5の表面を多孔性の活物質被覆体6
で覆い、活物質被覆体6を合成樹脂製枠体3に接合した
構造の極板1を、少なくとも陽極として用いる。陽極の
未化活物質を、四塩基性硫酸鉛を主体としたもので形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、密閉形鉛蓄電池は、主に鉛合金か
らなる格子体に活物質を保持させたペースト式極板を使
用していたが、サイクル使用の場合、陽極活物質の泥状
化による陽極板の劣化のためにその寿命性能が短くなっ
ていた。この極板を使用した場合、サイクル寿命を長く
するためには、極板群に加える圧力を高くする必要があ
るが、極板群に加える圧力を高くすることは、極板群が
電槽に入れ難くなる、また、電槽壁が薄く弱いと電槽の
変形を起こす、といった製造上、性能上の問題があっ
た。
【0003】また、サイクル寿命性能を高めるために、
クラッド式極板を密閉形鉛蓄電池の陽極板に用いること
が提案されている。クラッド式極板は、活物質の周囲を
クラッドチューブで覆った構造のため、活物質の崩壊が
生じ難く、サイクル寿命性能に優れており、液式の電池
において広く使用されている。しかし、クラッド式極板
はチューブへの活物質の充填等、ペースト式極板に比べ
て生産性が悪いという問題点があった。また、クラッド
式極板を密閉形鉛蓄電池に使用した場合、円筒形のチュ
ーブと平面のリテーナとを使用するため、チューブとリ
テーナの間に隙間が空く部分ができるため、チューブと
リテーナの密着が悪くなり、電解液の拡散に問題があっ
た。これを解決するために、電池内に顆粒状シリカを充
填する方法が提案されているが、顆粒状シリカを電池内
に均一に充填することが難しい上、リテーナ式が極板間
の必要な部分だけに電解液を保持するのに比べ、電槽内
一杯に顆粒状シリカを添加するため、電池内に保持され
る硫酸量が必要以上に増えてしまうといった問題点があ
る。
【0004】ペースト式極板の生産性と、クラッド式極
板のサイクル寿命性能を兼ね備えた極板として、特願昭
53−162595号のように鉛基板と樹脂体を一体化
した基体に、活物質を充填し、該極板の表裏面にマット
体を当接して樹脂体とマット体とを熱溶着することを特
徴とした極板が提案されている。この極板では、生産性
を高め、クラッド式のサイクル寿命統制を有することが
できる。この極板がサイクル寿命性能に優れるのは、極
板表面がマット体で覆われるために、活物質がマット体
により押さえつけられて、それ自体が加圧された状態に
なっていることにより活物質の崩壊が生じにくいためで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような極板では、
マット体により活物質が押さえつけられた状熊であるこ
とが重要であり、マット体の内側の極板内で活物質が充
分に詰まっていない場合、マット体から極板内部に向か
って活物質を押さえつける加圧力が与えられないことと
同じになり、サイクル寿命性能を延ばす効果が小さくな
ってしまう問題点がある。また、活物質充填後にマット
体を当接して熱溶着により固定する工程で、マット体か
ら活物質に大きな加圧を加えることは困難である。
【0006】本発明の目的は、活物質に加圧力を確実に
加え、サイクル寿命特性を向上させることができる密閉
形鉛蓄電池及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本発明は、極板群が陽極板、リテーナ、陰極板から
なる密閉形鉛蓄電池を改良するものである。
【0008】本発明に係る密閉形鉛蓄電池においては、
鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成樹脂製枠体を嵌合
した活物質保持体に活物質が保持され、活物質保持体に
保持された活物質の表面は多孔性の活物質被覆体で覆わ
れ、該活物質被覆体が合成樹脂製枠体に接合された構造
の極板が少なくとも陽極として用いられている。陽極の
未化活物質は、四塩基性硫酸鉛を主体としたものとなっ
ている。この場合、活物質保持体に塗布する活物質中に
は、鉛丹、異方性黒鉛の少なくとも一方が添加されてい
ることが好ましい。
【0009】また本発明に係る密閉形鉛蓄電池において
は、鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成樹脂製枠体を
嵌合した活物質保持体に活物質が保持され、活物質保持
体に保持された活物質の表面が多孔性の活物質被覆体で
覆われ、該活物質被覆体が合成樹脂製枠体に接合された
構造の極板が少なくとも陽極に用いられている。活物質
保持体に塗布する活物質中には、鉛丹、異方性黒鉛の少
なくとも一方が添加されている。
【0010】一方、本発明に係る密閉形鉛蓄電池の製造
方法においては、鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成
樹脂製枠体を嵌合した活物質保持体を形成した後、該活
物質保持体にペースト状活物質を塗布し、活物質保持体
に保持された活物質の両面を活物質被覆体で覆って合成
樹脂製枠体に固定した後、約60℃から約90℃の範囲
で熟成を行うことを特徴とする。なお、ペーストが極板
の一方向からのみ充填される場合は、充填されない側の
活物質被覆体は予め合成樹脂製枠体に、固定されていて
もかまわない。
【0011】また、本発明に係る密閉形鉛蓄電池の製造
方法においては、鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成
樹脂製枠体を嵌合した活物質保持体を形成後、該活物質
保持体に鉛丹、異方性黒鉛の少なくとも一方を添加した
ペースト状活物質を塗布し、活物質保持体に保持された
活物質の両面を活物質被覆体で覆って合成樹脂製枠体に
固定した後、約30℃から約90℃の範囲で熟成を行う
ことを特徴とする。
【0012】このように、熟成工程で未化活物質に四塩
基性硫酸鉛を作ると、三塩基性硫酸鉛を作る場合に比
べ、大きな結晶を生成するために活物質が膨張する。ま
た、活物質中に鉛丹、異方性黒鉛の少なくとも一方を添
加すると、無添加に比べ化成時に活物質の膨張が大きく
なる。従って、活物質を充填し、その表面を活物質保持
体で被覆し、合成樹脂製枠体と接合した後、熟成工程、
化成工程を経る間に活物質が膨張するため、結果的に活
物質被覆体が活物質を強く押さえつけ、加圧を加えた状
態となる。
【0013】また、このような極板では、極板自体がそ
の活物質を押さえつけているため、ペース卜式極板で強
化圧を加えた場合のような状熊を極板自体が持つ。従っ
て、密閉形鉛蓄電池を形成する場合、極板群に極端に強
い加圧を加える必要がないため、極板群の電槽への挿入
も行いやすく、電槽の変形も生じないなめ、組立の生産
性においても利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)〜図4(A)
(B)は本発明に係る密閉形鉛蓄電池における実施の形
態の一例を示したもので、図1(A)は本例の密閉形鉛
蓄電池で用いる極板の一部破断斜視図、図1(B)は図
1(A)の横断面図、図2(A)〜(C)は本例の密閉
形鉛蓄電池で用いる極板の製造過程を示す断斜視図、図
3は本例の密閉形鉛蓄電池と従来の密閉形鉛蓄電池との
サイクル寿命試験の比較図、図4(A)(B)は本例の
密閉形鉛蓄電池で用いる極板の横断面図である。
【0015】図示のように本例の密閉形鉛蓄電池で用い
る極板1では、図2(A)に示す鉛或いは鉛合金よりな
る集電体2と合成樹脂製枠体3を嵌合して得た、図2
(B)に示す活物質保持体4が用いられている。
【0016】即ち、集電体2は、図2(A)に示すよう
に、上下の横アーム2aが複数本の縦アーム2bで連結
され、上側の横アーム2aに耳部2cが突設された構造
になっている。合成樹脂製枠体3は、図2(A)に示す
ように、四角形のフレーム3a内に複数の横板3bと複
数の縦板3cとが格子状に組まれ、各縦板3cの上下の
部分には集電体2の各横アーム2aを嵌める溝3dが設
けられ、各横板3bには集電体2の縦アーム2bを嵌め
る溝3eが設けられ、フレーム3aの上部には耳部2c
を嵌めて外に出す溝3fが設けられた構造になってい
る。このような合成樹脂製枠体3の各溝3d,3e,3
fに集電体2の各部が嵌め込まれて、図2(B)に示す
ような活物質保持体4が形成される。
【0017】このような活物質保持体4に、図2(C)
に示すようにペースト状の活物質5を充填して保持さ
せ、次に活物質5の上下の表面を多孔性の活物質被覆体
6で覆い、これら活物質被覆体6を合成樹脂製枠体3に
接合して、図1(A)(B)に示す極板1を得る。
【0018】この極板1では、第1の方法では、陽極未
化活物質が四塩基性硫酸鉛を主体とするもとするため
に、ペースト状の活物質5の充填後、熟成工程において
熟成温度を約60℃から約90℃の範囲の高温にするこ
とにより、四塩基性硫酸鉛を形成する。
【0019】また、第2の方法では、鉛或いは鉛合金よ
りなる集電体2と合成樹脂製枠体3を嵌合した活物質保
持体4に活物質5を保持させ、活物質5の上下の表面を
多孔性の活物質被覆体6で覆い、これら活物質被覆体6
を合成樹脂製枠体3に接合しして極板1を得る。活物質
保持体4に塗布するペースト状の活物質5の練合時に、
鉛丹、異方性黒鉛の少なくとも一方を添加する。極板1
は、約30℃から約90℃の範囲中で熟成を行い三塩基
性硫酸鉛を形成し、化成を行う。この化成は、タンク化
成、電槽化成どちらでもかまわない。前記の熟成工程を
約30℃から約90℃の範囲から約60℃から約90℃
の範囲にし、未化活物質を四塩基性硫酸鉛にしてもかま
わない。
【0020】
【実施例】本発明品の実施例を示す。集電体2からなる
鉛合金としては鉛−カルシウム−錫合金を使用し、合成
樹脂製枠体3はポリプロピレン、活物質被覆体4はガラ
ス織布にフエノール樹脂を含浸させたものである。図2
(A)〜(C)に示すように鉛合金製の集電体2とポリ
プロピレン製の枠体2を嵌合して活物質保持体4を形成
し、この活物質保持体4に活物質5を充填した後、活物
質5の上下の両表面をガラス織布にフェノール樹脂を含
浸させた活物質被覆体6で覆い、これら活物質被覆体6
を合成樹脂製枠体3と接合して陽極板1を得た。この陽
極板1を熟成して未化板とした後、リテーナ、ペースト
式の陰極板とを用いて極板群を作成し、極板群加圧20
kg/cm2 の群加圧で電槽に挿入し、電槽化成を行っ
て密閉形鉛蓄電池を作成した。
【0021】本発明の陽極板1に用いた活物質5のサン
プル1〜6を表1に示す。熟成は、三塩基性硫酸鉛を生
成する場合は約35℃で行い、四塩基性硫酸鉛を生成す
る場合は約80℃で行った。
【0022】
【表1】 また、従来品として陽極、陰極ともペースト式極板の電
池を作成した。使用したリテーナ、陰極板は本発明品と
同じであり、未化活物質は三塩基性硫酸鉛からなり、鉛
丹、異方性黒鉛は添加していない。また、極板群の加圧
は20kg/cm2 (従来品1)と、50kg/cm2
(従来品2)にした。
【0023】鉛或いは鉛合金よりなる集電体2と合成樹
脂製枠体3を嵌合した活物質保持体4に活物質5を保持
させ、この状態で活物質5の両表面を多孔性の活物質被
覆体6で覆い、これら活物質被覆体6を合成樹脂製枠体
3に接合した極板1のサンプル1〜6及び従来品1,2
のペースト式極板を使用して、2V−200Ahの電池
を作成し、サイクル寿命試験を行った。サイクル寿命試
験の条件は、0.25CA放電3h、充電は定電流で放
電量の120%で充電し、50サイクル毎に0.25C
A放電、終止電圧1.7Vで容量確認を行った。電池寿
命は放電容量が初期の50%になった時点とした。その
結果を、図3に示す。
【0024】ペースト式の極板では、極板群に加える加
圧力が高い方がサイクル寿命が長く、活物質を押さえる
力がサイクル性能に効果があることがわかる。これら従
来品1,2のペースト式極板を使用した密閉形鉛蓄電池
に比べ、サンプル1〜6の極板1を用いた密閉形鉛蓄電
池はサイクル寿命が長くなっている。これらのうち、サ
ンプル1の極板1を用いた密閉形鉛蓄電池はサイクル寿
命が最も短く、サンプル2〜6の極板1を用いた密閉形
鉛蓄電池はサンプル1の極板1を用いた密閉形鉛蓄電池
に比べてサイクル寿命長くなっている。
【0025】このように、サンプル1〜6の極板1自体
がサイクル寿命性能に効果がある上、使用する活物質が
四塩基性硫酸鉛を生成させたもの、活物質に鉛丹、異方
性黒鉛を添加したものはサイクル寿命性能がより優れた
ものとなった。
【0026】サンプル1の極板1と他のサンプル2〜6
の極板1の断面の一例を図4に示す。サンプル1の極板
1に比べ、他のサンプル2〜6の極板1は、活物質被覆
体6が押し上げられている様子が分かる。これは、活物
質5の膨張によるものと考えられる。このように、活物
質5が膨張することにより、活物質被覆体6の内部での
活物質5を押さえる力が上昇し、これによりサイクル寿
命性能が向上したものと考えられる。
【0027】また、本実施例では約35℃と約80℃の
温度で熟成を行っているが、鉛丹や異方性黒鉛の少なく
とも一方が添加された場合は、未化活物質の主成分が三
塩基性硫酸鉛や四塩基性硫酸鉛に拘らず効果があり、熟
成時の温度が約30℃から約90℃の範囲では同様の効
果が得られた。鉛丹や異方性黒鉛を添加しない場合は、
未化活物質中に四塩基性硫酸鉛が生成されればよく、熟
成時の温度が約60℃から約90℃の範囲で熟成を行っ
た場合でも、同様の効果が得られた。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る密閉形鉛蓄電池では、極板
の熟成工程で未化活物質に四塩基性硫酸鉛が作られるの
で、三塩基性硫酸鉛を作る場合に比べ、大きな結晶を生
成するために活物質が膨張するため、結果的に活物質被
覆体が活物質を強く押さえつけ、加圧を加えた状態とな
る。また、本例で用いる極板では、極板自体がその活物
質を押さえつけているため、ペース卜式極板で強化圧を
加えた場合のような状熊を極板自体が持ち、このため密
閉形鉛蓄電池を形成する場合、極板群に極端に強い加圧
を加える必要がないため、極板群の電槽への挿入も行い
やすく、電槽の変形も生じないなめ、組立の生産性にお
いても利点がある。従って、本発明によれば、サイクル
寿命性能に優れた密閉形鉛蓄電池を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密閉形鉛蓄電池における実施の形
態の一例を示したもので、(A)は本例の密閉形鉛蓄電
池で用いる極板の一部破断斜視図、(B)は(A)の横
断面図である。
【図2】(A)〜(C)は本例の密閉形鉛蓄電池で用い
る極板の製造過程を示す断斜視図である。
【図3】本例の密閉形鉛蓄電池と従来の密閉形鉛蓄電池
とのサイクル寿命試験の比較図である。
【図4】(A)(B)は本例の密閉形鉛蓄電池で用いる
極板の横断面図である。
【符号の説明】
1 極板 2 集電体 2a 横アーム 2b 縦アーム 2c 耳部 3 合成樹脂製枠体 3a フレーム 3b 横板 3c 縦板 3d 溝 3e 溝 4 活物質保持体 5 活物質 6 活物質被覆体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/12 H01M 10/12 K (72)発明者 筈井 真哉 東京都中央区日本橋本町2丁目8番7号 新神戸電機株式会社内 Fターム(参考) 5H003 AA04 AA08 BA01 BB02 BB04 BC04 BC05 BD01 5H016 AA02 AA05 AA10 BB01 BB09 CC03 EE01 EE04 EE09 HH11 5H017 AA01 AS02 AS10 BB01 BB08 BB11 CC05 EE02 EE07 HH08 5H028 AA01 AA05 BB00 BB05 CC20 EE01 EE04 EE06 EE10 HH08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極板群が陽極板、リテーナ、陰極板から
    なる密閉形鉛蓄電池において、 鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成樹脂製枠体を嵌合
    した活物質保持体に活物質が保持され、前記活物質保持
    体に保持された前記活物質の表面が多孔性の活物質被覆
    体で覆われ、前記活物質被覆体が前記合成樹脂製枠体に
    接合された構造の極板が少なくとも陽極として用いら
    れ、且つ前記陽極の未化活物質が四塩基性硫酸鉛を主体
    としたものであることを特徴とした密閉形鉛蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記活物質保持体に塗布する前記活物質
    中に鉛丹、異方性黒鉛の少なくとも一方が添加されてい
    ることを特徴とした請求項1に記載の密閉形鉛蓄電池。
  3. 【請求項3】 極板群が陽極板、リテーナ、陰極板から
    なる密閉形鉛蓄電池において、 鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成樹脂製枠体を嵌合
    した活物質保持体に活物質が保持され、前記活物質保持
    体に保持された前記活物質の表面が多孔性の活物質被覆
    体で覆われ、前記活物質被覆体が前記合成樹脂製枠体に
    接合された構造の極板が少なくとも陽極に用いられ、且
    つ前記活物質保持体に塗布する前記活物質中に鉛丹、異
    方性黒鉛の少なくとも一方が添加されていることを特徴
    とした密閉形鉛蓄電池。
  4. 【請求項4】 極板群が陽極板、リテーナ、陰極板から
    なる密閉形鉛蓄電池の製造方法において、 鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成樹脂製枠体を嵌合
    した活物質保持体を形成後、該活物質保持体にペースト
    状活物質を塗布し、前記活物質保持体に保持された前記
    活物質の両面を活物質被覆体で覆って前記合成樹脂製枠
    体に固定した後、約60℃から約90℃の範囲で熟成を
    行うことを特徴とした密閉形鉛蓄電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 極板群が陽極板、リテーナ、陰極板から
    なる密閉形鉛蓄電池の製造方法において、 鉛或いは鉛合金よりなる集電体と合成樹脂製枠体を嵌合
    した活物質保持体を形成後、該活物質保持体に鉛丹、異
    方性黒鉛の少なくとも一方を添加したペースト状活物質
    を塗布し、前記活物質保持体に保持された前記活物質の
    両面を活物質被覆体で覆って前記合成樹脂製枠体に固定
    した後、約30℃から約90℃の範囲で熟成を行うこと
    を特徴とした密閉形鉛蓄電池の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009070668A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Furukawa Battery Co Ltd:The 制御弁式鉛蓄電池用正極板の製造方法
KR100914732B1 (ko) * 2008-12-17 2009-08-31 성우오토모티브 주식회사 축전지용 다층구조의 극판 및 그 제조방법

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JP2009070668A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Furukawa Battery Co Ltd:The 制御弁式鉛蓄電池用正極板の製造方法
KR100914732B1 (ko) * 2008-12-17 2009-08-31 성우오토모티브 주식회사 축전지용 다층구조의 극판 및 그 제조방법

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