JP2000260099A - オートチェンジャー装置 - Google Patents

オートチェンジャー装置

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JP2000260099A
JP2000260099A JP2000057362A JP2000057362A JP2000260099A JP 2000260099 A JP2000260099 A JP 2000260099A JP 2000057362 A JP2000057362 A JP 2000057362A JP 2000057362 A JP2000057362 A JP 2000057362A JP 2000260099 A JP2000260099 A JP 2000260099A
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transport unit
magazine
arm
unit
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Tadashi Okubo
正 大久保
Kazuhiro Yamada
一博 山田
Masaru Yamagishi
大 山岸
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化することができ、簡単な機構により搬
送ユニット内の媒体を位置決めできるオートチェンジャ
ー装置を提供すること。 【構成】 媒体交換を行う際、搬送ユニット4はドライ
ブ3から媒体5を取り出してマガジン2に戻し、マガジ
ンから新媒体を取り出してドライブ3にセットする。搬
送ユニット4はマガジン2もしくはドライブ3から取り
込まれた媒体5をローラ4bにより移動させ搬送ユニッ
ト4内の所定位置に取り込み、ドライブ3もしくはマガ
ジン2に搬送する。媒体5が搬送ユニット4内に取り込
まれたとき、センサS1,S2が共に媒体5の存在を検
出するまで所定回数、ローラ4bを駆動して媒体5を移
動させ媒体を位置決めする。これにより搬送ユニット内
の媒体を精度よく位置決めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】近年、光磁気ディスク等の大容量
の記憶媒体が実用化され、これに伴い、光磁気ディスク
等の複数の記憶媒体(以下媒体という)をマガジン等に
収納しておき、所望の媒体を自動的に取り出してデッキ
にセットしリード/ライトするオートチェンジャー装置
が開発されるようになってきている。本発明は上記した
オートチェンジャー装置に関し、特に本発明は、装置の
小型化を図るとともに、簡単な機構により媒体の位置決
めを行うことができるオートチェンジャー装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図9は本発明の前提となるオートチェン
ジャー装置の構成の一例を示す図であり、同図(a)は
オートチェンジャー装置を上から見た図、(b)は横か
ら見た図である。同図において、100はオートチェン
ジャー装置、101は媒体をリード/ライトするドライ
ブ、102は複数の媒体を収納したマガジンであり、マ
ガジン102には複数のスロットが形成され、複数のス
ロット内に媒体110が収納されている。そして、オー
トチェンジャー装置を使用する際、ユーザはマガジンに
必要な媒体を収納し、オートチェンジャー装置のマガジ
ン格納部を引き出したり、上部蓋を開けて、マガジンを
セットする。
【0003】103はマガジン102から媒体110を
取り出してドライブ101にセットし、リード/ライト
終了後ドライブ101より媒体を取り出してマガジンに
戻す搬送ユニット、104は搬送ユニット103を移動
させるためのウオーム軸であり、搬送ユニット103の
下部には上記ウオーム軸104に噛み合うギヤが設けら
れ、ウオーム軸104が回転すると搬送ユニット103
は同図矢印方向に移動する。また、204は上記ウォー
ム軸を駆動する搬送モータである。搬送ユニット103
にはマガジン102より媒体を取り出す取り込みアーム
141と、取り出した媒体を搬送ユニット103の反対
側に送るローラが設けられ、搬送ユニット103は前後
に移動する取り込みアーム141によりマガジン102
から媒体110を取り出したのち、同図の矢印方向に移
動して、取り出した媒体をドライブ101にセットす
る。また、ドライブ101より取り出した媒体を、上記
と同様に移動して、マガジン102に戻す。
【0004】図10は上記したオートチェンジャー装置
のシステム構成を示す図であり、同図において、103
は搬送ユニット、204はパルスモータ等から構成され
る搬送ユニット103を移動させる搬送モータ、134
は搬送ユニット103に設けられた媒体移動用のローラ
を駆動するローラ駆動用モータ、144は搬送ユニット
内の後述するロード部に設けられロード部を移動させる
ためのモータ、145は搬送ユニット103に設けられ
た媒体把持用の取り込みアームや後述するクラッチ板を
駆動するモータ、また、S1ないしS3は媒体の存在を
検出するセンサであり、モータ134、144は例えば
DCモータ等で構成され、モータ145はパルスモータ
から構成されている。
【0005】また、101は媒体をリード/ライトする
デッキ、31はモータ204、145等を駆動したり、
センサS1〜S3の出力を取り込むドライバ・ボード、
32はオートチェンジャー装置の制御を行うコントロー
ル・ボード、33は電源部、34はホスト計算機であ
り、上記ドライバ・ボード31、コントロール・ボート
32、電源部33は図9のオートチェンジャー装置にお
いては、例えば、ドライブ101の横の空間に設置さ
れ、図示しないインタフェースを介してオートチェンジ
ャー装置の外部に設けられたホスト計算機34と接続さ
れている。そして、ホスト計算機34から媒体交換のコ
マンド等が送られてくると、上記したコントロール・ボ
ード32、トライバ・ボード31により搬送モータ20
4、搬送ユニットに設けられたモータ134、144等
を駆動し、媒体交換を行う。すなわち、ドライブ101
にセットされた媒体を取り込みアーム141により取り
出してマガジン102に戻し、ついで、搬送ユニット1
03によりマガジン102に収納されている次の媒体を
取り出して、ドライブ101にセットする。
【0006】次に、上記した搬送ユニット103の構成
の一例を図11ないし図12により説明する。図11は
搬送ユニット103の構成を示す図であり、同図(a)
は正面図、(b)は側面図を示している。同図におい
て、131はコ字状の形状をしたフレーム板であり、フ
レーム板131の下部には搬送ユニット駆動部133が
取り付けられている。そして、搬送ユニット駆動部13
3のギャが図9に示したウオーム軸104と係合し、図
9に示した搬送モータ204が回転すると、搬送ユニッ
ト103は同図(a)の左右方向〔同図(b)において
は紙面に対して前後方向〕に移動する。
【0007】132a,132a’,132cは媒体1
10を送るローラであり、ローラは同図(b)において
媒体110の左右両側から媒体を挟むように8個設けら
れており、同図(a)に見えるローラ132a,132
a’は後述するモータ134により駆動される駆動側ロ
ーラ、また、ローラ132a,132a’と対向するロ
ーラ〔同図(b)においてはローラ132c、同図
(a)では見えない〕は従動側ローラである。ローラ1
32a’は軸132b’により結合され、軸132b’
の一方端は歯車列135aを介してローラ駆動用モータ
134に結合されている。また、軸132b’の他方端
は歯車列135bを介してローラ132aの軸132b
に結合されている。従って、ローラ駆動用モータ134
が回転すると、ローラ132a’、132aは回転し、
その回転方向に応じて媒体110を同図(a)の左右方
向に移動させる。また、従動側ローラ〔同図(b)にお
いてはローラ132c〕は軸132dにより結合され、
軸受け132eでフレーム板131に取り付けられてお
り、図示しないバネにより媒体110側に付勢されてい
る。
【0008】また、S1,S2,S3は媒体の存在を検
出するセンサであり、ローラ132a,132a’によ
り取り込まれた媒体の位置はセンサS1、S2により検
出され、その出力によりローラ駆動用モータ134が制
御されて媒体110が搬送ユニット内で位置決めされ
る。センサS3は、後述するように、媒体を押し込みア
ームによりドライブに押し込む際に、媒体位置を検出す
るセンサであり、ドライブに媒体をセットする際には、
ローラ132a’によりセンサS3により検出されない
位置まで媒体を送り、ついで、押し込みアームにより媒
体をデッキ内に押し込む。136は媒体110をデッキ
に押し込むための押し込みアームであり、押し込みアー
ム136は後述するようにガイド板137に移動可能に
取り付けられており、ガイド板137の取り付け板13
7aはフレーム板131の上部と下部に取り付けられて
いる(取り付け部は図示せず)。
【0009】138は後述するロード部140を同図
(a)の左右方向に移動させるためのラックであり、ロ
ード部140に設けられたピニオン142と係合し、ピ
ニオン142が回転することにより、ロード部140は
左右方向に移動する(なお、ロード部140の下部にも
同様にピニオン142が設けられ、これに対応してフレ
ーム板131の下部にラック138が設けられているが
同図では図示していない。
【0010】図12は図11に示したロード部140の
構成を示す図であり、同図において、143はロード部
の板金であり、板金143の上下端部は同図の手前側に
折り曲げられており、折り曲げ部から上下方向にピン1
43aとロード部駆動用のピニオン142に連結した軸
の端部142b、142cが突出している。そしてピン
143aと軸の端部142b、142cは図11のフレ
ーム板131の上部と下部に設けられた長溝と係合し、
ロード部140は長溝に沿って図12の左右方向に移動
する。ロード部の板金143にはモータ144、ピニオ
ン142、歯車列145a、モータ145、クラッチ部
146、取り込みアーム141等が取り付けられてい
る。モータ144は歯車列144aを介してピニオン1
42に連結された軸142aに結合され、モータ144
が回転すると、搬送ユニットのフレーム板131に取り
付けられたラック138と係合するピニオン142が回
転し、ロード部140は同図に左右方向に移動する。ま
た、モータ145は媒体を掴む取り込みアーム141を
駆動するとともに、後述するクラッチ板を作動させるモ
ータであり、モータ145の回転軸は歯車列145aを
介してクラッチ板等を内蔵したクラッチ部146に結合
されている。
【0011】図13はクラッチ部146、取り込みアー
ム141および押し込みアーム136(図11参照)の
関係を示す図であり、同図(a)は全体構成、(b),
(c)は押し込みアーム136の動作、(d)は押し込
みアーム136とガイド板137の結合関係を示す図で
ある。同図(a)において、取り込みアーム141は軸
141dによりロード部140の板金143に軸支さ
れ、ピン141cにより連結板141bと回動可能に結
合されている。さらに、連結板141bはアーム駆動板
141aとピンにより回動可能に結合されており、アー
ム駆動板141aはロード部140に設けられたモータ
145が回転すると、同図の矢印方向に回転する(な
お、同図ではモータ145とアーム駆動板141aは同
軸に結合されているが、実際には図5に示したように、
モータ145とアーム駆動板141aは歯車列を介して
連結されている)。
【0012】したがって、アーム駆動板141aが反時
計方向に回転すると、取り込みアーム141の先端の間
隔は狭くなり、媒体を掴む状態となり、また、時計方向
に回転すると、取り込みアーム141の先端の間隔は広
くなり、媒体が開放される。また、モータ145とアー
ム駆動板141aと同軸にクラッチ板駆動板146eが
連結されており、クラッチ板駆動板146eにはクラッ
チ板146aを駆動するピン146bが取り付けられて
いる。そして、取り込みアーム141が開いた状態から
さらにモータ145が時計方向に回転すると、ピン14
6aがクラッチ板146aに接触して、軸146dを中
心としてクラッチ板146aを時計方向に回転させ、ク
ラッチ板146aに連結された押し込みアーム駆動部1
46cを上に押し上げる。なお、クラッチ板146a、
押し込みアーム駆動部146cはロード部140のクラ
ッチ部146に設けられ、ロード部140が図5の左右
方向に移動すると、それに応じて、クラッチ板146
a、押し込みアーム駆動部146cも左右方向に移動す
る。
【0013】一方、押し込みアーム136は同図(d)
に示すように、搬送ユニット13のフレーム板131に
取り付けられたガイド板137の凹部に挿入されてお
り、押し込みアーム136に固定されたピン136a,
136bがフレーム板131に設けられた第1の長溝1
37aと第2の長溝137bに係合している。すなわ
ち、長溝137aと137bを貫通して、ピン136
a,136bが押し込みアーム136の穴136c,1
36dに固定されており、押し込みアーム136はガイ
ド板137に設けられた長溝137aと137bに沿っ
て、少し回動できるとともに、左右方向に移動可能とな
っている。したがって、クラッチ板146aに連結され
た押し込みアーム駆動部146cが押し込みアームの下
側にあるときには、同図(b)に示すように、押し込み
アーム136は圧縮バネ136cにより付勢されて回動
しており、押し込みアームの先端部は押し込むべき媒体
110と接触しない。
【0014】ここで、押し込みアーム駆動部146cが
押し込みアーム136と接触する位置に移動した状態
で、ロード部140が図11において右側から左側に移
動すると、押し込みアーム136の後端が押し込みアー
ム駆動部146cにより押され、同図(c)に示すよう
に押し込みアーム136は少し回動し、その先端が媒体
110の後端と接触する状態となるとともに、ロード部
140の移動とともに、押し込みアームは同図(c)の
左方向に移動し、媒体110を押し込む。
【0015】図14は搬送ユニットがマガジンの媒体を
出し入れするときの様子を示す図であり、同図はマガジ
ンと搬送ユニットを上から見た図を示しており、同図に
おいて、102はマガジン、110は媒体、102aは
マガジンの媒体間の仕切り板、103は搬送ユニット、
141は搬送ユニットの取り込みアームである。同図に
示すように、マガジン102に収納された媒体110を
出し入れするとき、搬送ユニットの取り込みアーム14
1が媒体110を把持するが、その際、搬送ユニット1
03が媒体110の前に精度良く位置決めされている必
要がある。このため、従来においては、搬送ユニット1
03が停止する位置にマガジン102内の各媒体が位置
するように、搬送ユニット103の停止位置とマガジン
102の位置を正確に調整していた。また、マガジン1
02の製造上のバラツキを吸収するため、仕切り板10
2aの幅は2mm以上必要であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、搬送
ユニット内のローラはDCモータで駆動されているた
め、搬送ユニットに媒体を取り込んだ際、センサS1,
S2が媒体を検出した位置でローラを停止させても、D
Cモータは慣性である程度動いてしまい、媒体の位置を
正確に位置決めすることが困難であった。これを制御す
るためには、例えば、強力なブレーキや媒体移動時の速
度を制御する手段が必要となるが、このような手段を設
けると、装置のコストアップにつながといった問題があ
った。
【0017】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、本発明の第1の目的
は、装置を小型化することができるオートチェンジャー
装置を提供することである。本発明の第2の目的は、搬
送ユニットのローラ駆動用のモータとしてDCモータ等
の安価なモータを用いても、精度良く搬送ユニット内の
媒体を位置決めすることができるオートチェンジャー装
置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、1はオートチェンジャー装置、2
は媒体5を格納したマガジン、2aは媒体5間の仕切り
板、3は媒体5をリード/ライトするドライブ、4はマ
ガジン2から媒体5を取り込みドライブ3にセットする
とともに、ドライブより媒体5を取り込みマガジン2に
戻す搬送ユニット、4aは媒体を把持する取り込みアー
ム、4bは搬送ユニット4に取り付けられた媒体を送る
ローラ〔図1(b)〕、S1、S2は媒体5の存在の有
無を検出するセンサであり〔図1(b)〕、センサS
1,S2は搬送ユニット4内に位置決めされる媒体5の
両端位置の近傍に設けられている。6は搬送ユニット駆
動部、7はウォーム軸、8は搬送ユニット4を移動させ
る搬送モータであり、搬送ユニット駆動部6、ウォーム
軸7、搬送モータ8で搬送ユニット移送手段を構成し、
搬送ユニット移送手段には、取り込みアーム4aに搬送
ユニット4の移動方向への力が加わったとき、その方向
に取り込みアーム4aが移動できるように、搬送ユニッ
ト4が取り付けられている。また、9はオートチェンジ
ャー装置1を制御する制御手段である。
【0019】上記課題を解決するため、本発明の請求項
1の発明は、図1(b)に示すように、媒体を格納した
マガジン2と、媒体をリード/ライトするドライブ3
と、マガジン2もしくはドライブ3から媒体5を取り込
むローラ4bと、取り込んだ媒体5の両端位置近傍に設
けられ、媒体5の存在の有無を検出する第1および第2
のセンサS1,S2とを具備し、マガジン2あるいはド
ライブ3より媒体を取り込んで搬送する搬送ユニット4
と、搬送ユニット4に設けられた第1および第2のセン
サS1,S2の出力に基づきローラ4bの駆動を制御し
て搬送ユニット4内の媒体5の位置決めを行う制御手段
9とを備えたオートチェンジャー装置において、制御手
段9が、ローラ4bを駆動して、第1および第2のセン
サS1,S2が共に媒体5の存在を検出するまで所定回
数、媒体5を移動させることにより、搬送ユニット4内
の媒体5を位置決めするように構成したものである。
【0020】
【作用】図1(b)において、搬送ユニット4はマガジ
ン2もしくはドライブ3から取り込まれた媒体5をロー
ラ4bにより移動させ搬送ユニット4内の所定位置に取
り込み、ドライブ3もしくはマガジン2に搬送する。搬
送ユニット4に設けられたセンサS1,S2は媒体5が
搬送ユニット4内に取り込まれたとき、媒体5の存在の
有無を制御手段9に出力する。制御手段9はセンサS
1,S2が共に媒体5の存在を検出するまで所定回数、
ローラ4bを駆動して媒体5を移動させ媒体を位置決め
する。本発明においては、上記のように、センサS1,
S2が共に媒体5の存在を検出するまで所定回数、ロー
ラ4bを駆動して媒体5を移動させ媒体を位置決めする
ようにしたので、媒体の存在の有無を検出するセンサ
と、DCモータ等の安価なモータを用い、簡単な制御に
より搬送ユニット内の媒体を精度良く位置決めすること
ができる。また、位置決め精度を向上することができる
ので、媒体の位置決めの誤差を考慮して搬送ユニットの
幅を大きめに設計する必要がなく、搬送ユニットを小型
化することが可能となる。
【0021】
【実施例】図2は本発明のオートチェンジャ装置におい
て、搬送ユニットがマガジンの媒体を出し入れするとき
の様子を示す図であり、同図(a)はマガジンと搬送ユ
ニットを上から見た図を示し、同図(b)は横から見た
図を示している。同図において、12は媒体を収納する
マガジン、12aは媒体間に設けられた仕切り板であ
り、仕切り板12aの前縁には同図に示すように傾斜部
121が設けられており、取り込みアーム141の位置
が少し横にずれても、上記傾斜部121に沿って取り込
みアーム141がマガジン内に挿入されるように構成さ
れている。また、仕切り板12aの幅は前記図14に示
した仕切り板の幅より狭い。
【0022】110は媒体、13は搬送ユニットであ
り、同図には搬送ユニットの概略構成のみが示されてお
り、詳細な構成は省略されている。搬送ユニット13に
おいて、132は媒体を送るローラ、141は取り込み
アームであり、取り込みアーム141の先端部分は同図
に示すように細く形成されており、取り込みアーム14
1が上記傾斜部121に沿ってマガジン内に挿入できる
ように構成されている。なお、同図においては、一対の
ローラ132しか示されていないが、前記したように媒
体を搬送ユニットの両方向に送る場合には、図11に示
したようにローラが2対設けられる。また、搬送ユニッ
ト13としては、例えば前記図11〜図13に示した構
成を持つ搬送ユニットを用いてもよいが、その他の構成
の搬送ユニットを用いることもでき、マガジンとドライ
ブが搬送ユニットに対して同一方向に設けられている場
合には、媒体を一方向のみに送ればよく、一対のローラ
のみでもよい。
【0023】104は搬送ユニットを移動させるウォー
ム軸、133はウオーム軸104に係合するギヤが設け
られた搬送ユニット駆動部であり、本実施例において、
搬送ユニット駆動部133と搬送ユニット13の本体は
バネ133aにより結合され、搬送ユニット13本体は
搬送ユニット駆動部133に対して少し移動できるよう
に構成されている。なお、バネ133aを設けず、搬送
ユニット駆動部133と搬送ユニット13本体間にガタ
を設けておき、搬送ユニット13本体が搬送ユニット駆
動部133に対して少し移動できるように構成してもよ
い。また、搬送ユニット駆動部133と搬送ユニット1
3間は固定しておき、搬送ユニット駆動部133とウォ
ーム軸104間にガタを設けてもよい。
【0024】図3は上記したマガジンへの媒体の出し入
れの手順を示すフローチャート、図4は媒体をマガジン
に戻す際のアームの動きを示す図であり、図3、図4に
よりマガジンへの媒体の出し入れの手順を説明する。マ
ガジンから媒体を取り出す場合には、図3(a)に示す
ように、ステップS1において、搬送ユニット13をマ
ガジン12における目的の媒体位置まで移動させ、ステ
ップS2において、取り込みアーム141を出して媒体
をつかむ。ステップS3において、媒体を搬送ユニット
13のローラ132で搬送ユニット内に取り込み、媒体
の取り込みを完了する。また、マガジンに媒体を戻す場
合には、図3(b)および図4に示すように、搬送ユニ
ット13をマガジンにおける媒体収納位置まで移動させ
たのち、ステップS1において搬送ユニット13の取り
込みアーム141をマガジン内に出す〔図4(a)参
照〕。ステップS2において、媒体110をローラ13
2によりマガジンに戻す〔図4(b)参照〕。ステップ
S3において取り込みアーム141をいったん戻し〔図
4(c)参照〕、取り込みアーム141を媒体の凹部に
係合させ、媒体110を再度押し込み〔図4(d)参
照〕、媒体の戻しを完了する。
【0025】上記のように、搬送ユニット13本体と搬
送ユニット駆動部133間にバネやガタを設けて搬送ユ
ニット13本体が搬送ユニット駆動部133に対して少
し移動できるように構成しておき、マガジン12から媒
体110を取り出したり、マガジン12に媒体110を
戻す際、まず、取り込みアーム141を出してマガジン
内に挿入することにより、搬送ユニット13の位置がマ
ガジン12の媒体収納位置に対して少しずれていても、
前記した仕切り板12aの傾斜部121に沿って取り込
みアーム141をマガジン内に挿入することができる。
このため、搬送ユニット13の停止位置とマガジンの各
媒体の収納位置を厳密に調整しておくことなく、マガジ
ンへの媒体の出し入れが可能となる。また、マガジン1
2の仕切り板の幅を狭くすることが可能となり、媒体の
枚数が多い場合であつてもマガジンの大きさを小型化す
ることが可能となる。
【0026】図5は他の構成例を示す図であり、同図に
おいて、13は搬送ユニット、141は取り込みアー
ム、104はウォーム軸、133は搬送ユニット駆動部
であり、図2に示した第1の実施例と同一のものには同
一の符号が付されている。また、同図においてはマガジ
ン12は省略されているが、図2に示したマガジン12
と同様のマガジンが使用される。なお、同図において
も、搬送ユニット13の詳細な構成は省略されている。
133aは搬送ユニット駆動部133と搬送ユニット1
3間に設けられたバネであり、搬送ユニット13と搬送
ユニット駆動部133は紙面に対して垂直方向に設けら
れた軸13aにより結合されており、搬送ユニット13
の取り込みアーム141は軸13aを回転支点として同
図の矢印方向に回動可能である。13bはアームの傾き
を検出する傾き検出センサであり、傾き検出センサ13
bの出力は、オートチェンジャー装置の制御装置に入力
される。
【0027】図6は搬送ユニットへの媒体取り込み手順
を示すフローチャートであり、ステップS1において、
搬送ユニット13をマガジン12における目的とする媒
体位置まで移動させ、ステップS2において、取り込み
アーム141をマガジン内に出す。ステップS3におい
て、傾き検出センサ13bの出力により、取り込みアー
ム141の傾きを判別し、取り込みアーム141が傾い
ているときには、ステップS6において、搬送ユニット
13を移動させる搬送モータ204(前記した図9参
照)を回転させ、取り込みアーム141の傾きを補正
し、ステップS3に戻る。 取り込みアーム141の傾
きが補正されると、ステップS4において取り込みアー
ム141のアーム出しを完了し、ステップS5におい
て、取り込みアーム141により媒体を掴み、搬送ユニ
ット13に取り込み、媒体の取り込みを完了する。
【0028】上記のように、取り込みアーム141を軸
13aを支点として回動可能に構成するとともに、取り
込みアームの傾きを検出する傾き検出センサ13bを設
け、マガジン内にアームを出したときの取り込みアーム
141の傾きにより、搬送ユニット13の位置を調整す
ることにより、搬送ユニット13に簡単な機構を付加す
るだけで、搬送ユニット13の停止位置とマガジンの各
媒体の収納位置を厳密に調整しておくことなく、マガジ
ンへの媒体の出し入れが可能となる。ところで、図11
に示した搬送ユニットにおいては、搬送ユニット内にセ
ンサS1,S2を設け、センサS1,S2により搬送ユ
ニットに取り込んだ媒体の位置を検出して、ローラを駆
動するDCモータを停止し媒体の位置決めを行ってい
た。しかしながら、前記したように、センサS1,S2
が媒体を検出した位置でローラを停止させても、DCモ
ータは慣性である程度動いてしまい、媒体の位置を正確
に位置決めすることが困難であった。そこで、本発明に
おいては、特別の機構を設けることなく、媒体を搬送ユ
ニット内に精度良く位置決めできるようにした。
【0029】図7は本発明の実施例の搬送ユニット内に
おける媒体位置決め動作を示す図、図8は本実施例の処
理手順を示すフローチャートであり、図7において、1
3は搬送ユニット、S1,S2は媒体位置を検出するセ
ンサ、110は媒体である。また、本実施例において
は、前記した図10に示すコントロールボード32に図
示しない媒体位置補正用のカウンタを設け、媒体位置補
正用のカウンタにより媒体の位置決めを制御する。
【0030】次に図7、図8により本実施例を説明す
る。図8のステップS1において、上記媒体位置補正カ
ウンタに規定回数をセットし、ステップS2において、
後方センサ(図7においてセンサS2)に媒体があるか
否かを判別し、媒体がない場合〔図7(b)の状態〕に
は、ステップS5に行き媒体の位置補正(媒体を戻す、
図7参照)を行う。また、ステップS2において、媒体
があると判別された場合には、ステップS3に行き、前
方センサ(図7においてセンサS1)に媒体があるか否
かを判別し、媒体がない場合〔図7(a)の状態〕に
は、ステップS6に行き媒体位置補正(媒体を送る、図
7参照)を行う。ステップS3において、媒体が前方セ
ンサにあると判別された場合には〔図7(c)の状
態〕、ステップS4に行き補正カウンタをクリアして終
了する。ステップS5において、媒体位置補正(戻す)
を行った場合には、ステップS7に行き媒体位置補正カ
ウンタを1減じてステップS8に行き補正カウンタが0
であるか否かを判別し、0でない場合にはステップS2
に戻る。また、ステップS6において、媒体位置補正
(送る)を行った場合には、上記と同様、ステップS7
に行き媒体位置補正カウンタを1減じてステップS8に
行き補正カウンタが0であるか否かを判別し、0でない
場合にはステップS2に戻る。
【0031】以上の処理を媒体位置補正カウンタが0に
なるまで繰り返し、補正カウンタの内容が0になったと
き、ステップS9、S10において、後方センサと前方
センサに媒体があるか否かを判別し、後方センサと前方
センサの両方に媒体がある場合〔図7(c)の状態〕に
は終了する。また、媒体位置補正カウンタの値が0にな
つても、後方センサ、前方センサのいずれかのみに媒体
がある場合〔図7(a)または(b)の状態〕にはステ
ップS11に行きハードエラーとして終了する。以上の
ように、本実施例においては、後方センサと前方センサ
により媒体を検出し、媒体位置補正カウンタに設定され
た回数内で、媒体が定位置に収まるまで、媒体の戻し動
作と、媒体の送り動作を行っているので、媒体の存在の
有無を検出するセンサと、DCモータ等の安価なモータ
を用いて搬送ユニット内の媒体を精度良く位置決めする
ことができる。このため、媒体の位置決めの誤差を考慮
して搬送ユニットの幅を大きめに設計する必要がなく、
搬送ユニットを小型化することが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、搬送ユニットの前後に設けたセンサが共に媒体の存
在を検出するまで所定回数、ローラを駆動して媒体を移
動させ媒体を位置決めするようにしたので、強力なブレ
ーキや媒体移動時の速度を制御する手段等を設けること
なく、媒体の存在の有無を検出するセンサと、DCモー
タ等の安価なモータを用い簡単な制御により搬送ユニッ
ト内の媒体を精度良く位置決めすることができる。した
がって、媒体の位置決めの誤差を考慮して搬送ユニット
の幅を大きめに設計する必要がなく、搬送ユニットを小
型化することができ、オートチェンジャー装置の小型化
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明のオートチェンジャ装置における媒体の
出し入れを説明する図である。
【図3】媒体出し入れの手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】媒体戻し動作を示す図である。
【図5】他の構成例を示す図である。
【図6】図5の構成における媒体の取り込み手順を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の実施例の媒体位置決め動作を示す図で
ある。
【図8】本発明の実施例の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図9】本発明の前提となるオートチェンジャー装置の
構成を示す図である。
【図10】本発明の前提となるオートチェンジャー装置
のシステム構成を示す図である。
【図11】搬送ユニットの構成を示す図である。
【図12】搬送ユニットのロード部の構成を示す図であ
る。
【図13】クラッチ部、アーム、押し込みアームの関係
を示す図である。
【図14】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1,100 オートチェンジャー装置 2,12 マガジン 2a 12a 仕切り板 3,101 ドライブ 5 110 媒体 4,13 搬送ユニット 4a,141 取り込みアーム 4b,132 ローラ 4c 傾き検出手段 S1,S2 センサ 6,133 搬送ユニット駆動部 7,104 ウォーム軸 8,204 搬送モータ 9 制御手段 13a 軸 13b 傾き検出センサ 133a バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 大 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を格納したマガジン(2) と、 媒体をリード/ライトするドライブ(3) と、 マガジン(2) もしくはドライブ(3) から媒体(5) を取り
    込むローラ(4b)と、取り込んだ媒体(5) の両端位置近傍
    に設けられ、媒体(5) の存在の有無を検出する第1およ
    び第2のセンサ(S1,S2) とを具備し、マガジン(2) ある
    いはドライブ(3) より媒体を取り込んで搬送する搬送ユ
    ニット(4) と、 搬送ユニット(4) に設けられた第1および第2のセンサ
    (S1,S2) の出力に基づきローラ(4b)の駆動を制御して搬
    送ユニット(4) 内の媒体(5) の位置決めを行う制御手段
    (9) とを備え、 上記制御手段(9) は、ローラ(4b)を駆動して、第1およ
    び第2のセンサ(S1,S2) が共に媒体(5) の存在を検出す
    るまで所定回数、媒体(5) を移動させることにより、搬
    送ユニット(4) 内の媒体(5) を位置決めすることを特徴
    とするオートチェンジャー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018102405A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 日本たばこ産業株式会社 払出装置
JP2022126488A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 Necプラットフォームズ株式会社 ライブラリ装置における媒体挿入位置の補正機構、補正方法及び補正プログラム

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