JP2000259700A - 風環境表示システム - Google Patents

風環境表示システム

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JP2000259700A
JP2000259700A JP11064728A JP6472899A JP2000259700A JP 2000259700 A JP2000259700 A JP 2000259700A JP 11064728 A JP11064728 A JP 11064728A JP 6472899 A JP6472899 A JP 6472899A JP 2000259700 A JP2000259700 A JP 2000259700A
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JP
Japan
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wind
display
image data
environment
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP11064728A
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English (en)
Inventor
Machiko Watanabe
真知子 渡辺
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 都市計画、建築計画等を検討するに際して風
の向き、風速等を視覚的に分かりやすく認識することの
できる風環境表示システムの提供。 【解決手段】 風を受けることにより生じる動きを視認
可能に表示する表示物の風による影響を、様々な風速、
風向を複数のパターンで組み合わせて、各パターンに対
応して生じる該表示物の動きの状態を記憶する表示画像
データ記憶手段12と、前記表示画像データ記憶手段に
記憶されている表示画像データのうち、周辺環境の地理
データと対応して予測される風向き・風速の風データに
対応する表示画像データを選択する表示画像選択手段1
4と、建物の位置等の周辺地理に基づく背景画像を記憶
する背景画像データ記憶手段16と、前記表示画像選択
手段14によって選択された表示画像を前記背景画像デ
ータ記憶手段16に記憶されている背景画像に統合して
風環境画像を作成する制御手段10と、前記制御手段1
0によって作成された風環境を表す風環境画像を表示す
る表示手段18とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風環境表示システ
ムに係り、都市計画、建築計画等を立案する場合に、風
の強さ、向きをディスプレィ等の表示手段に視覚的に表
示して風の影響を検討する際に利用される風環境表示シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビル群等の建築によって周辺地域に
おける風環境が変化するが、従来より、このような風環
境の変化を予めシミュレーションすることによって建築
計画を検討することが行われている。
【0003】図7及び図8は、従来の風環境表示システ
ムによって作成された風環境の変化の様子をディスプレ
ィ等に表示した状態を示す図である。図7のシステムで
は、立体的に表示されたビル50周辺に生じる風を複数
の粒子52・・・の飛び方によって表現している。ま
た、図8のシステムでは、平面的に表されたビル群54
の回りに生じる風を、ポイント毎に矢印でベクトル表示
することによって風向き、風速を表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
表示システムでは、粒子の動きを1コマずつ撮影し、こ
れらのデータをアニメーションとして作成するため、多
大な時間を要し、迅速性に欠けるという問題点がある。
また、図8のシステムでは、単に風の強さや向きを矢印
の方向、色等で表すため、風の強弱を実感として捉えづ
らい等の問題点がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、ポイント毎の風の向き、風速等
を視覚的に分かりやすく認識することのできる風環境表
示システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、以下の構成を採用している。
【0007】(1)風を受けることにより生じる動きを
視認可能に表示する表示物の風による影響を、様々な風
速、風向を複数のパターンで組み合わせて、各パターン
に対応して生じる該表示物の動きの状態を表示画像デー
タとして記憶する表示画像データ記憶手段と、前記表示
画像データ記憶手段に記憶されている表示画像データの
うち、周辺環境の地理データに対応して予測される風向
き・風速の風データと対応する表示画像データを選択す
る表示画像選択手段と、建物の位置等の周辺地理に基づ
く背景画像を記憶する背景画像データ記憶手段と、前記
表示画像選択手段によって選択された表示画像を前記背
景画像データ記憶手段に記憶されている背景画像に統合
して風環境画像を作成する制御手段と、前記制御手段に
よって作成された風環境を表す風環境画像を表示する表
示手段とを具備することを特徴としている。
【0008】(2)上記(1)項において、前記表示画
像データ記憶手段に蓄積される表示画像データは、VT
Rによって撮影された動画或いは静止画、又はコンピュ
ータグラフィック等によって作成された動画或いは静止
画であることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施の形態につき、詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係る風環境
表示システムの構成のイメージを示すブロック図であ
る。図1に示すように、本システムは、制御手段10を
中心に表示画像データ記憶手段12,表示画像選択手段
14,背景画像データ記憶手段16,表示手段18等と
を具備して構成されている。
【0011】表示画像データ記憶手段12は、表示物と
して風洞実験室20内にいる被験者Aに対し、図2に示
すように、前方から風を矢印X方向に吹き出し、その模
様をビデオカメラで動画として撮影し、被験者Aの髪の
毛や衣服の乱れ具合から風速の強弱、風向を推定するこ
とができるようにして、撮影された動画を表示画像デー
タとして記憶する手段である。なお、撮影は、スチルカ
メラで連続的にコマ撮りしたものを動画として利用して
もよい。
【0012】撮影の際、被験者Aは、風速、風向が分か
るようにマフラー等風によってたなびくものを、又、衣
服についても風の影響を受けやすいものを着用する。図
2では、矢印Y1に示すように、被験者Aの後方から撮
影しているので、被験者Aの前方を北と仮定すると、撮
影された表示画像データは被験者Aにとって北風が吹い
ている状態となる。
【0013】図3では、被験者Aが平面視右方を見る方
向に向きを変え、かつ左方Y2の方向から撮影すること
によって、被験者Aにとって西風が吹いている状態をイ
メージした撮影が行われる。また、図4では、被験者A
が平面視右上方を見る方向で、かつ左下方Y3の方向か
ら撮影することによって被験者Aにとって北西の風が吹
いている状態をイメージした撮影が行われる。
【0014】なお、被験者Aの状態を撮影した表示画像
データは、被験者が北、北北西、北西・・というよう
に、例えば12通りの方向を向いた状態で、それぞれの
方向で風速を変えるとともに、撮影の方向も変化させな
がら複数のパターンの撮影を行い、表示画像データ記憶
手段12に、風向、風速を様々に変えた各パターンの表
示画像データを蓄積していく。蓄積される表示画像デー
タには、風速も同時に記録するようにする。
【0015】表示画像選択手段14は、表示画像データ
記憶手段12に記憶されている表示画像データのうち、
周辺環境の地理データに対応して予測される風向き・風
速の風データに対応する表示画像データを選択して制御
手段10に出力するようになっている。
【0016】背景画像データ記憶手段16は、建物等の
周辺環境等を表す画像を例えばコンピュータグラフィッ
クによって作成し、この画像を前述した表示画像の背景
として、後述する表示手段18に表示するために予め記
憶して蓄積しておく。なお、背景画像データ記憶手段1
6に蓄積される周辺環境の背景画像データは、コンピュ
ータグラフィックによって作成されたものの他、アニメ
ーションによるもの等、その形式はどのようなものでも
よい。
【0017】制御手段10は、前述した表示画像選択手
段14によって選択された表示画像と、背景画像データ
記憶手段14に蓄積されている周辺環境の背景画像とを
統合して、表示手段16に風環境画像として表示するこ
とができるようになっている。表示手段18はCRT、
LCD等の公知の表示装置である。
【0018】この表示位置の選択は、例えば、図5に示
す表示手段18に示される計画中の周辺地域の平面図の
うち、パソコンのマウスのポインタを当該平面図の所望
の位置Bに位置させながらクリックすることにより、表
示画像選択手段14が表示画像データ記憶手段12に記
憶されている表示画像データから対応する表示画像を選
択する制御信号を制御手段10に出力する。制御手段1
0は、位置Bの背景画像を背景画像データ記憶手段16
から呼び出して、表示画像選択手段14によって選択さ
れた表示画像と統合し、位置Bの風環境を図6に示すよ
うな形態で表示手段18上に表示する。
【0019】表示手段18の画面上には、風速4mとし
て風環境画像が表示され、被験者Aの髪の毛や、衣服の
たなびき方、樹木の揺れによって風方位や、風速を知る
ことができる。これにより、建築計画等を検討するに際
して、より現実の風環境に近い様子を知ることができ、
事前の検討が容易となる。
【0020】このように、本実施形態によれば、建築等
によって生じる風環境の変化を実際に近似した風環境画
像として捉えながら、所望の位置において動画として瞬
時にシミュレーションすることができるので、従来の粒
子を飛ばす方法やベクトル表示によるものと比較して、
風環境の変化をより容易に把握してイメージすることが
できる。また、複数の位置のシミュレーションを連続的
に行うことで、建物周辺を歩行する際、移動ルートに応
じて風環境が変化する様子を表示することもできる。
【0021】なお、本実施形態では、風の影響を示す表
示物として、被験者Aを対象としているが、これに限ら
ず、樹木等、風を受けることによって動きの生じるもの
であればどのようなものでもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の発明によれば、従来の表示システムと比較して、よ
り現実に近い状態で、風の影響を表示手段上に表示する
ことができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、画像データ
記憶手段に記憶されるデータをVTR等で撮影している
ので、風による影響を動画として認識することができ、
より現実に即した風環境のシミュレーションを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る風環境表示システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】画像データ作成手段によって被験者に生じる風
の影響を撮影する場合の状態を示した説明図である。
【図3】同じく、画像データ作成手段によって被験者に
生じる風の影響を撮影する場合の状態を示した説明図で
ある。
【図4】画像データ作成手段によって被験者に生じる風
の影響を撮影する場合の状態を示した説明図である。
【図5】表示手段上に示される建物周辺地域の平面図で
ある。
【図6】本実施形態に係る風環境表示システムによって
表示手段上にシミュレーション画像を表示した状態の説
明図である。
【図7】従来の風環境表示システムによって表示された
建築物周辺の風の状態を示す斜視図である。
【図8】従来の風環境表示システムによって表示された
建築物周辺の風の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 制御手段 12 表示画像データ記憶手段 14 表示画像選択手段 16 背景画像データ記憶手段 18 表示手段 20 風洞実験室 A 被験者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風を受けることにより生じる動きを視認
    可能に表示する表示物の風による影響を、様々な風速、
    風向を複数のパターンで組み合わせて、各パターンに対
    応して生じる該表示物の動きの状態を表示画像データと
    して記憶する表示画像データ記憶手段と、 前記表示画像データ記憶手段に記憶されている表示画像
    データのうち、周辺環境の地理データに対応して予測さ
    れる風向き・風速の風データと対応する表示画像データ
    を選択する表示画像選択手段と、 建物の位置等の周辺地理に基づく背景画像を記憶する背
    景画像データ記憶手段と、 前記表示画像選択手段によって選択された表示画像を前
    記背景画像データ記憶手段に記憶されている背景画像に
    統合して風環境画像を作成する制御手段と、 前記制御手段によって作成された風環境を表す風環境画
    像を表示する表示手段とを具備することを特徴とする風
    環境表示システム。
  2. 【請求項2】 前記表示画像データ記憶手段に蓄積され
    る表示画像データは、VTRによって撮影された動画或
    いは静止画、又はコンピュータグラフィック等によって
    作成された動画或いは静止画であることを特徴とする請
    求項1に記載の風環境表示システム。
JP11064728A 1999-03-11 1999-03-11 風環境表示システム Pending JP2000259700A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101803316B1 (ko) * 2017-03-03 2017-11-30 주식회사 그인 풍동 체험 시뮬레이션 장치
US20210291829A1 (en) * 2020-03-18 2021-09-23 Honda Motor Co., Ltd. Method for controlling vehicle, vehicle control device, and storage medium
WO2022047959A1 (zh) * 2020-09-04 2022-03-10 东南大学 一种提升风环境的人工智能城市设计形态布局方法

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Effective date: 20040922