JP2000259365A - 画像出力装置および画像出力制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

画像出力装置および画像出力制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP2000259365A
JP2000259365A JP11058712A JP5871299A JP2000259365A JP 2000259365 A JP2000259365 A JP 2000259365A JP 11058712 A JP11058712 A JP 11058712A JP 5871299 A JP5871299 A JP 5871299A JP 2000259365 A JP2000259365 A JP 2000259365A
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Yoshinobu Aiba
芳信 相葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既に出力した出力データを他の画像出力装置
に一時的に預けて、当該出力データのためのメモリ領域
を自動的に解放してワーク領域を動的に確保し、出力す
べき優先度の高い出力データを効率よく処理することで
ある。 【解決手段】 各サーバコンピュータ12,PC/WS
11からの出力データが集中してしまい既に出力された
出力データを受信可能な空き容量を備える他のプリンタ
部P1,P2で当該出力データを一時的に預かってもら
い、現在の出力データの画像出力により十分な空き領域
をハードディスク部6上に確保し、該出力データを画像
出力した後、いずれか他のプリンタ部P1,P2に保管
されている既に出力した出力データをハードディスク部
6上に呼び戻す構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して複数のクライアントコンピュータと複数の他の画
像出力装置と通信して受信する出力データを画像出力処
理可能な画像出力装置および画像出力制御方法およびコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタはコンピュータと1対1
で接続される形態で利用されていたが、近年ネットワー
ク環境の整備により、ネットワーク接続されるネットワ
ークプリンタが普及し、多くの人が1台のプリンタから
出力するようになった。
【0003】そのためプリンタに蓄積されるデータの量
もどんどんと増加するとともに、機能が格段に増え、デ
ータをプリントせずに蓄積だけしておいて後日プリント
する機能やプリントデータを圧縮して記録として保存し
ておく、あるいは合成に使用するためのデータを記憶し
ておくなどプリンタに占める記憶媒体が膨大な容量を必
要とするようになってきたいる。このため、プリンタ本
体に大容量のハードディスクを持っていたとしてもメモ
リ不足でプリントが待たされるということも発生するよ
うになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ネットワーク
上のすべてのプリンタがメモリ不足になるわけではな
く、メモリ容量に余裕のあるプリンタもある。それで
も、プリンタのオプション装備、例えばソータやステイ
プルなどネットワーク上のプリンタのすべてが同じ装備
とは限らないため、目的とするプリンタ以外では処理で
きない印刷も多く、結果として多機能な1台のプリンタ
にネットワーク上のユーザからプリント要求が集中して
しまう傾向にある。
【0005】この結果、搭載されるメモリ容量が集中し
たプリント要求のうち、蓄積しておくだけで当分はプリ
ントアウトしないデータや合成のためのデータのため使
用されて、速やかに印刷したいユーザからのプリンタジ
ョブが待たされる事態を招き、ネットワーク上のユーザ
にとって非常に使い勝手の悪いネットワークプリント環
境となってしまう等の問題点があった。このような問題
は、搭載するメモリ資源を拡張しても対応できない。と
いうのも、固定量のメモリ容量が拡張メモリの装着によ
って増えても、プリント要求が集中してしまえば同様の
結果を招来するだけで何らその状況は好転しないからで
ある。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、各クライアントからの出力データが集
中してしまい既に出力された出力データを受信可能な空
き容量を備える他の画像出力装置で当該出力データを一
時的に預かってもらい、現在の出力データの画像出力に
より十分な空き領域を確保し、該出力データを画像出力
した後、いずれか他の画像出力装置に保管されている既
に出力した出力データを呼び戻すことにより、画像出力
装置の機能等により各クライアントから出力データを受
信する処理が一極集中する事態が発生しても、出力され
て記憶されている出力データを他の画像出力装置に一時
的に預けて、当該出力データためのメモリ領域を自動的
に解放してワーク領域を動的に確保し、出力すべき優先
度の高い出力データを効率よく処理し、該優先度の高い
出力データの出力が完了して、預けている出力データを
処理できるに十分な空き領域が確保された状態で、転送
した出力データを呼び戻して該呼び戻した出力データを
利用する画像出力を行える画像出力環境を自在に構築す
ることができる画像出力装置および画像出力制御方法お
よびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
た記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体(ネットワーク)を介して複数のク
ライアントコンピュータ(図1に示すサーバコンピュー
タ12)と複数の他の画像出力装置(プリンタ部P1,
P2)と通信可能な画像出力装置であって、複数のクラ
イアントコンピュータからの出力データを受信する受信
手段(図1に示すネットワークインタフェース部7)
と、前記受信手段により受信して画像出力部で出力した
出力データを記憶する記憶手段(図1に示すハードディ
スク部6)と、前記記憶手段の使用可能な残記憶容量を
検出して他の画像出力装置に通知する通知手段(図1に
示すネットワークインタフェース部7)と、複数の他の
画像出力装置から通知される他の画像出力装置の記憶手
段の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶
手段に記憶されている前記出力データを格納可能ないず
れかの画像出力装置に転送あるいは転送されている前記
出力データを前記いずれかの画像出力装置から呼び戻す
転送制御手段(図1に示すネットワークインタフェース
部7)とを有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、複数の他の画
像出力装置から通知される他の画像出力装置の記憶手段
の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶手
段に記憶されている前記出力データを格納可能ないずれ
かの画像出力装置を検索する検索手段(図1に示すハー
ドディスク部6に管理される各プリンタ部の空き容量の
サイズに基づき検索処理する)を更に有し、前記転送制
御手段は、前記検索手段により検索されたいずれかの画
像出力装置に対して前記記憶手段に記憶されている前記
出力データを自動転送するものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のクライアントコンピュータと複数の他
の画像出力装置と通信可能な画像出力装置における画像
出力制御方法であって、複数のクライアントコンピュー
タからの出力データを受信する受信工程(図5のステッ
プ(301)の前の図示しないステップ)と、前記受信
工程により受信して画像出力部で出力した出力データを
記憶装置に蓄積する蓄積工程(図5のステップ(30
7))と、前記記憶装置の使用可能な残記憶容量を検出
して他の画像出力装置に通知する通知工程(図5のステ
ップ(302)〜(304))と、複数の他の画像出力
装置から通知される他の画像出力装置の記憶装置の使用
可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶装置に記
憶されている前記出力データを格納可能ないずれかの画
像出力装置に転送あるいは転送されている前記出力デー
タを前記いずれかの画像出力装置から呼び戻す転送制御
工程(図5のステップ(305),(306),図9の
ステップ(321)〜(325),図10のステップ
(331)〜(333))とを有するものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、複数の他の画
像出力装置から通知される他の画像出力装置の記憶装置
の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶装
置に記憶されている前記出力データを格納可能ないずれ
かの画像出力装置を検索する検索工程(図5のステップ
(302),(303))を更に有し、前記転送制御工
程は、前記検索工程により検索されたいずれかの画像出
力装置に対して前記記憶装置に記憶されている前記出力
データを自動転送するものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒
体を介して複数のクライアントコンピュータと複数の他
の画像出力装置と通信可能な画像出力装置を制御するコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、複数のクライアントコンピュータからの
出力データを受信する受信工程(図5のステップ(30
1)の前の図示しないステップ)と、前記受信工程によ
り受信して画像出力部で出力した出力データを記憶装置
に蓄積する蓄積工程(図5のステップ(307)と、前
記記憶装置の使用可能な残記憶容量を検出して他の画像
出力装置に通知する通知工程(図5のステップ(30
2)〜(304))と、複数の他の画像出力装置から通
知される他の画像出力装置の記憶装置の使用可能な残記
憶容量の変動状態に基づき前記記憶装置に記憶されてい
る前記出力データを格納可能ないずれかの画像出力装置
に転送あるいは転送されている前記出力データを前記い
ずれかの画像出力装置から呼び戻す転送制御工程(図5
のステップ(305),(306,図9のステップ(3
21)〜(325),図10に示すステップ(331)
〜(333))とを有するコンピュータが読み出し可能
なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、複数の他の画
像出力装置から通知される他の画像出力装置の記憶装置
の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶装
置に記憶されている前記出力データを格納可能ないずれ
かの画像出力装置を検索する検索工程(図5のステップ
(302),(303))を更に有し、前記転送制御工
程は、前記検索工程により検索されたいずれかの画像出
力装置に対して前記記憶装置に記憶されている前記出力
データを自動転送するコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す出力制御装置を適用可能な画像処理システムの構成を
示すブロック図である。
【0014】図において、1はリーダ部で、原稿の画像
を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部
2及び画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は
リーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに
応じた画像を記録紙上に記録する。なお、プリンタ部2
は、後述するプリンタ部P1,P2よりデータ処理能
力,オプション機能が異なるものとする。6はハードデ
ィスク部である。
【0015】3は画像入出力制御部で、リーダ部1に接
続されており、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネッ
トワークインタフェース部7、LIPSフォーマッタ部
8、ポストスクリプトフォーマッタ部9、コア部10な
どからなる。
【0016】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データ
をコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された
画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電
話回線を介して送信する。
【0017】ネットワークインタフェース部7は、パー
ソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/W
S)11とコア部10の間のインタフェースである。ハ
ードディスク部6はネットワークインタフェース部7か
らの印刷データを記憶保存しておく。また、印刷後の圧
縮データを保存する。
【0018】12はネットワークサーバであり、ネット
ワーク制御の中枢として各種のデータ処理を実行する。
フォーマッタ部8,9はPC/WS11から転送された
PDLデータをプリンタ部2で記録できる画像データに
展開するものである。コア部10については後述する
が、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファ
イル部5、ネットワークインタフェース部7、フォーマ
ッタ部8、9のそれぞれの間のデータの流れを制御する
ものである。
【0019】P1,P2はプリンタ部で、ネットワーク
サーバ12,PC/WS11より出力データを受信する
ためのメモリを備え、且つ、画像入出力制御部3と所定
のプロトコルで通信する機能を備え、現在のメモリ空き
容量を定期的にあるいはあらかじめ設定された時刻に通
知し合う機能、および画像入出力制御部3から転送され
る出力データを一時的に預かる出力データ保管転送処理
機能を備えている。プリンタ部P1,P2は、ページ記
述言語に基づくPDLデータや既に展開された画像デー
タも記憶することが可能である。
【0020】図2は、図1に示したリーダ部1及びプリ
ンタ部2の内部構成を説明する概略断面図であり、図1
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0021】図2において、リーダ部1の原稿給送装置
101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス
102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテ
ンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿が
プラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103
を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始
させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射
光は、ミラー105,106,107、及びレンズ10
8によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)
109へ導かれる。
【0022】このように、走査された原稿の画像はCC
D109によって読み取られ、CCD109から出力さ
れる画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ
部2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送され
る。
【0023】プリンタ部2のレーザドライバ221はレ
ーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1か
ら出力された画像データに応したレーザ光をレーザ発光
部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム20
2に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた
潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分
には現像器203によって現像剤が付着される。そし
て、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセ
ット204及びカセット205のいずれかから記録紙を
給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付
着された現像剤を記録紙に転写する。
【0024】そして、現像剤の乗った記録紙は定着部2
07に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤
は記像紙に定着される。定着部207を通過した記録紙
は排出ローラ208によって排出され、ソータ220は
排出された記録紙をそれぞれのピンに収納して記録紙の
仕分けを行う。
【0025】なお、ソータ220は仕分けが設定されて
いない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面
記録が設定されている場合は、排出ローラ208のとこ
ろまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方
向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路へ
導く。
【0026】さらに、多重記録が設定されている場合
は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフ
ラッパ209によって再給紙搬送路ヘ導く。再給紙搬送
路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部20
6へ給紙される。
【0027】図3は、図1に示したリーダ部1の構成を
説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一
の符号を付してある。
【0028】図3において、CCD109から出力され
た画像データはA/D・SH部110でアナログ/デジ
タル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行
われる。A/D・SH部110によって処理された画像
データは画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送
されるとともに、インタフェース部113を介して画像
入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0029】CPUl14は操作部115で設定された
設定内容に応じて画像処理部111及びインタフェース
部113を制御する。例えば、操作部115でトリミン
グ処理を行って複写を行う複写モードが設定されている
場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせて
プリンタ部2へ転送させる。
【0030】また、操作部115でファクシミリ送信モ
ードが設定されている場合は、インタフェース部113
から画像データと設定されたモードに応じた制御コマン
ドをコア部10へ転送させる。このようなCPU114
の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、C
PUl14はメモリ116を参照しながら制御を行う。
さらに、、メモリ116はCPUl14の作業領域とし
ても使われる。
【0031】図4は、図1に示したコア部10の構成を
説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一
の符号を付してある。
【0032】図4において、リーダ部1からの画像デー
タはデータ処理部121へ転送されるとともに、リーダ
部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。
データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの
画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理
部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転
送された制御コマンドに応じて、インタフェース部12
0を介してファクシミリ部4、ネットワークインタフェ
ース部7へ転送される。
【0033】また、ネットワークインタフェース部7を
介して入力された画像を表すコードデータは、一旦ハー
ドディスク部6に貯えられた後、データ処理部121に
転送され、そのPDLがLIPSであるのかあるいはポ
ストスクリプト(PS)であるのかを判定し、しかるべ
きフォーマッタ部8ないしフォーマッタ部9のいずれか
へ転送されて画像データに展開され、この画像データは
データ処理部121に転送された後、ファクシミリ部4
やプリンタ部2へ転送される。
【0034】フォーマッタ部8ないしフォーマッタ部9
では文字を展開した場合には展開したデータを一時的に
メモリに記憶させておき、同じ文字データは次からは展
開せずにメモリのなかのすでに展開し終わったデータを
使用することで処理速度を向上させることが可能であ
る。
【0035】この一時記憶用メモリをキャッシュメモリ
と呼び、フォーマッタ部8ないしフォーマッタ部9のメ
モリだけでなく、ハードディスクもキャッシュとして使
用可能である。
【0036】ファクシミリ部4からの画像データは、デ
ータ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やネッ
トワークインタフェース部7へ転送される。CPU12
3はメモリ124に記憶されている制御プログラム、及
びリーダ部1から転送された制御コマンドに従ってこの
ような制御を行う。また、メモリ124はCPU123
の作業領域としても使われる。
【0037】ネットワークインタフェース部7にはMI
B(Management Information
Base)と呼ばれるデータベースが構築されており、
SNMPプロトコルを介してネットワーク上のコンピュ
ータや本実施形態の装置同士と通信し、情報交換が可能
になっている。データ転送やその他の各種設定が装置の
操作部あるいはネットワーク上のコンピュータから可能
となっている。
【0038】また、プリントが完了したPDLデータは
通常は消去されるが、保存するように設定がなされてい
る場合、ハードディスク部6に記憶保存(圧縮されて保
存される場合も含む)される。保存されたデータは再び
プリント(圧縮されて記憶されているデータを解凍した
後プリントする場合を含む)することが可能である。
【0039】ハードディスク部6にはこれらプリント前
および完了後のPDLデータのほかに、表などの罫線や
枠などのデータ(いわゆるフォームデータ)が記憶され
ている。
【0040】これらのデータはPDLデータとして表の
なかの文字や数字だけのPDLデータとの合成に使用さ
れる。罫線や枠のデータはホストコンピュータからビッ
トマップデータとして送られてくることも多く処理に時
間がかかる。そのため、ビットマップとしてハードディ
スク部6に記憶(圧縮されて保存される場合も含む)さ
せておくことで処理時間を大幅に短縮させることが可能
になる。これらの設定や操作はリーダ部1に有る操作部
より行われる。
【0041】このように、コア部10を中心に、原稿画
像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の
保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を
複合させた処理を行うことが可能である。
【0042】次に本実施形態の各部の動作についてフロ
ーチャートに従って説明する。
【0043】図5は、本発明に係る画像出力装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、データを他の装置へ転送する処理手順に対応す
る。なお、(301)〜(307)は各ステップを示
す。また、本動作はあるPDLデータをプリント終了
後、そのデータをハードディスク部6に保存するところ
から開始される。さらに、以下の説明中データを送信す
る側の装置を装置A、受信する側の装置を仮に装置B,
C,Dと呼ぶことにする。
【0044】まず、ステップ(301)で、プリント終
了したデータを保存するためにハードディスク部6の記
憶可能な残容量をチェックし、十分な容量があると判断
した場合には、ステップ(307)へ進みハードディス
ク部6ヘデータを保存して、処理を終了する。
【0045】一方、ステップ(301)で、十分な容量
がないと判断した場合には、ステップ(302)で、所
定の容量以下の残容量の場合、他の装置へ転送するため
に、ネットワーク上の他の装置の情報を取得する。
【0046】ここで、ネットワーク上の装置を検索する
があらかじめ装置に登録された他の装置から情報を取得
する。なお、装置AにはIPアドレスが登録されてお
り、その登録された装置のMIB情報を取得する。この
MIBはハードディスクの残容量を表すものである。
【0047】次に、ステップ(303)で、登録された
他の装置のそれぞれのメモリ残容量を取得し、装置B、
C、D(ネットワークの機器であって図示しない)のな
かで残容量の一番多い装置Bを選択する。
【0048】そして、ステップ(304)で、装置Aと
装置Bは互いに所定の転送プロトコルで通信を行い、デ
ータの通信を行うことを確認し合う。次に、ステップ
(305)で、装置Aから装置Bヘデータを転送する。
転送プロトコルはftp等周知の転送プロトコルで行わ
れる。
【0049】次に、ステップ(306)で、装置Aでは
装置Bにデータを転送したことをメモリに記憶してお
く。
【0050】次に、データを受信する側の装置Bの動作
フローを図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0051】図6は、本発明に係る画像処理装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、装置Bによる装置Aとの通信処理に対応する。な
お、(310)〜(312)は各ステップを示す。
【0052】まず、装置Bは印刷命令や装置Aとの通信
コマンドなどを待っており通信指示があると動作を開始
し、ステップ(310)で、装置Aから送信コマンドが
あるとftpによる受信準備をおこなう。次に、ステッ
プ(311)で、装置Aからデータを受け取る。
【0053】そして、ステップ(312)で、装置Bの
ハードディスクにデータを書き込むと同時に、通信コマ
ンドに含まれている、データの発信元(ホストコンピュ
ータ)の情報やファイル名なども記憶する。
【0054】なお、図5に示したステップ(305)に
おいて、転送するjobを自動選択する場合、jobの
優先順位を設定/変更することができる。また、後述す
る操作部の設定選択方法により、印刷後のjob、合成
用の画像、印刷前のjobなどにデータを分け、さらに
データ量の多い順あるいは少ない順に転送という優先順
位をつけることが可能である。
【0055】次に、当該装置Bに転送したデータの装置
Bから装置Aへの再転送動作について説明する。
【0056】図7,図8は、図1に示したリーダ部1に
配設される操作部の構成を説明する図である。なお、操
作部は、操作パネルとして構成される場合を示すが、操
作パネル全体を液晶ディスプレイとタッチパネルとから
構成してもよい。
【0057】図において、801はLCDで、各種情報
を表示する。802,803は上下の上下キー、804
は印刷キーで、選択されたデータのプリントを指示する
際に押下される。805は消去キーで、選択されたデー
タを消去指示する際に押下される。
【0058】なお、図7に示すLCD801上には、ハ
ードディスク内に保存されているデータの一覧が表示さ
れている。また、LCD801内の一番左に矢印カーソ
ルがあり、上下キー802、803により上下移動す
る。また、LCD801の一番右には転送されたデータ
であることを示す印(記号)が表示されている。
【0059】さらに、図7に示すLCD801上では
“保存job3”が装置Bに転送されているデータであ
ることを示している。保存job1を選択したのち、印
刷キー804を押下するとデータをフォーマッタ部8な
いしフォーマッタ部9に転送しプリントを行う。
【0060】ここで、保存job3を選択し印刷キー8
04を押下するとLCD801上には、図8に示すごと
くメッセージ、例えば“選択されたデータは他のプリン
タにあります。もとにもどしますか”と表示し、ユーザ
に要求したジョブが他の装置にデータがあることを明示
する。ここで、上記“もとにもどしますか”に対してユ
ーザが“YES”を選択指示すると、装置Bから装置A
へのデータの再転送動作を行う。以下、再転送動作につ
いて図9,図10に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0061】図9は、本発明に係る画像出力装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、装置Aが装置Bよりデータを受信する処理に対応
する。なお、(321)〜(325)は各ステップを示
す。
【0062】まず、ステップ(321)で、装置Aおよ
び装置Bが互いに通信を行い、データ量を確認する。次
に、ステップ(322)で、装置Aのメモリの十分な空
き容量があるかどうかを判断し、十分な空き容量がない
と判断した場合は、ステップ(325)へ進み、操作パ
ネルPLに転送不可能である旨を表示して、処理を終了
する。
【0063】一方、ステップ(323)で、十分な空き
容量があると判断した場合、すなわちデータ転送が可能
な場合は、装置Bから装置Aヘデータを転送してもら
い、ステップ(324)で、該装置Bから転送してもら
ったデータをメモリ装置に記憶させ、装置Aの管理用記
録を更新して、処理を終了する。
【0064】次に、図10のフローチャートにしたがっ
て装置B側のデータ転送処理について説明する。
【0065】図10は、本発明に係る画像出力装置にお
ける第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、装置Bが装置Aにデータ転送する処理に対応す
る。なお、(331)〜(333)は各ステップを示
す。
【0066】まず、ステップ(331)で、、装置Aお
よび装置Bが互いに通信を行い、データ量を確認する。
次に、ステップ(332)で、装置Aのメモリに空き容
量が十分ある場合に、要求されているデータを装置Bの
記憶装置から読み出して転送する。次に、ステップ(3
33)で、装置Bの管理記録から装置Aのデータの記録
を消去して、処理終了する。
【0067】次に、図11,図12等を参照してデータ
を消去する場合について説明する。
【0068】図11,図12は、図1に示したネットワ
ークに接続される機器に配設される操作部の構成を説明
する図である。なお、図7,図8と同一のものには同一
の符号を付してある。
【0069】まず、図7において“保存job1”を消
去したい場合、上下キー802,803にて“保存jo
b1”を選択し、消去キー805を押下すると“保存j
ob1”が消去される。
【0070】ここで、装置Bに転送されている“保存j
ob3”を選択、消去を行うと、装置Aと装置Bが互い
に通信を行い、装置B内の記憶装置に保存されている保
存job3に対応するデータを消去する。この際、装置
Bの操作部には、例えば図11に示す如く、メモリ使用
状況が表示されるが、装置Aのデータは表示されないた
め通常のユーザはメモリが他の装置に使われていること
は意識せずに使用できる。
【0071】一方、装置Bの管理者の設定を変更してす
べてのメモリの使用状況を表示させると、装置Bの操作
部には、例えば図12に示す如く他の装置から転送され
ているデータも表示させることができるようになる。図
12では、網掛けになって表示されているデータが他の
装置から転送されているデータである。
【0072】また、後述する、装置Aがエラーになった
場合には設定にかかわらずデータが表示されるようにな
り、印刷や消去を選択することが可能になる。
【0073】次に、装置Aにデータ転送異常が発生した
場合について説明する。
【0074】装置Aがデータを転送している場合、伝送
した装置とは一定の間隔で通信を行う。その間隔は設定
にもよるが一日に一回程度でよい。この間隔があまり短
いとジャム処理や移動などちょっとした電源の断でも異
常となってしまう。そこで、一日一回程度の通信が何日
間か連続して途絶えた場合互いに異常と判断する。
【0075】図13は、本発明に係る画像出力装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、装置A側の通信処理に対応する。なお、(34
1)〜(344)は各ステップを示す。
【0076】まず、ステップ(341)で、前述したよ
うにデータを転送している場合に、ステップ(342)
で、装置Bと通信を行い、ステップ(343)で、その
通信状態が正常であるかどうかを判断し、YESなら
ば、処理を終了する。
【0077】一方、ステップ(343)で、NO、すな
わち、装置Bに異常が発生していると判断した場合に
は、ステップ(344)で、当該異常をそのデータがク
ライアントコンピュータから送信されたデータの場合に
は、コンピュータに通信してその旨を通知し、スキャン
した画像であった場合にはリーダ部1の操作パネルPL
上に通知して、処理を終了する。
【0078】図14は、本発明に係る画像出力装置にお
ける第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、装置B側の通信処理に対応する。なお、(35
1)〜(355)は各ステップを示す。
【0079】まず、ステップ(351)で、他の装置か
らデータが転送されているかどうかを判断し、NOなら
ばステップ(355)へ進み、他の装置からデータが転
送されていると判断した場合は、ステップ(352)
で、装置Aと同様通信により正常であるかどうかを判断
し、正常であると判断した場合には、ステップ(35
5)へ進む。
【0080】一方、ステップ(352)で、異常である
と判断した場合には、ステップ(353)で、データが
どんなタイプのデータ(印刷job)であるかどうかを
判断し、NO、例えば印刷完了後の保存のためのデータ
や合成のためのデータであれば、すぐには使用しないデ
ータであるため、プリントしないで、ステップ(35
5)へ進む。
【0081】一方、ステップ(353)で、データが印
刷job、すなわち、本来、装置Aでプリントしようと
していたプリントデータであった場合には、ステップ
(354)で、装置Bにてプリントする。
【0082】そして、ステップ(355)で、操作部で
の表示あるいはクライアントコンピュータヘ通知を行
い、処理を終了する。
【0083】上記実施形態によれば、ネットワーク上の
複数のクライアントコンピュータからのプリントデータ
を受信し、該プリントデータをメモリに保存しておき、
ネットワーク上の他の装置のメモリ開き容量を検出し、
該空き容量の多い画像出力装置にメモリ内のデータの一
部を転送し、それによって現在受信している印刷命令に
対するメモリを多く割り当てて処理速度を向上させるこ
とが可能となる。
【0084】そして、メモリの空き容量が多くなった
ら、転送していたデータをもとにもどす。これによって
クライアントコンピュータはメモリ不足で待たされるこ
となく、常に印刷ジョブからすみやかに解放される、使
い勝手のよいプリントシステムを提供することができ
る。
【0085】以下、図15に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像出力装置を適用可能な画像処理シス
テムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0086】図15は、本発明に係る画像出力装置を適
用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種データ
処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説
明する図である。
【0087】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0088】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0089】本実施形態における図9〜図11に示す機
能が外部からインストールされるプログラムによって、
ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0090】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0091】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0092】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0093】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0094】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して複数のクライ
アントコンピュータと複数の他の画像出力装置と通信可
能な画像出力装置であって、複数のクライアントコンピ
ュータからの出力データを受信する受信手段と、前記受
信手段により受信して画像出力部で出力した出力データ
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の使用可能な残記
憶容量を検出して他の画像出力装置に通知する通知手段
と、複数の他の画像出力装置から通知される他の画像出
力装置の記憶手段の使用可能な残記憶容量の変動状態に
基づき前記記憶手段に記憶されている前記出力データを
格納可能ないずれかの画像出力装置に転送あるいは転送
されている前記出力データを前記いずれかの画像出力装
置から呼び戻す転送制御手段とを有するので、各クライ
アントからの出力データが集中してしまい出力データを
記憶する記憶領域を占有してしまう事態が発生しても、
当該出力データを保管可能な空き容量を備える他の画像
出力装置で一時的に預かってもらい、先行する出力デー
タの画像出力により十分な空き領域を確保できる場合
に、いずれか他の画像出力装置に保管されている出力デ
ータを呼び戻して画像出力することができ、各クライア
ントから受信する複数の出力データを保管する領域を確
保することによるメモリ空き容量が減少してデータ処理
効率が低下することにより画像出力が遅延してしまう事
態を回避して、受信している出力データに対するメモリ
資源を十分に割り当てて効率よく出力できる。
【0096】第2の発明によれば、複数の他の画像出力
装置から通知される他の画像出力装置の記憶手段の使用
可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶手段に記
憶されている前記出力データを格納可能ないずれかの画
像出力装置を検索する検索手段を更に有し、前記転送制
御手段は、前記検索手段により検索されたいずれかの画
像出力装置に対して前記記憶手段に記憶されている前記
出力データを自動転送するので、出力されたデータによ
り記憶領域が占有されてしまう事態を回避し、当該出力
データを受信可能な空き容量を備える最適な他の画像出
力装置候補を検索して、最適な他の画像出力装置候補に
対して当該出力データを全て転送して他の出力データに
対する記憶領域を確実に確保することができる。
【0097】第3,第5の発明によれば、所定の通信媒
体を介して複数のクライアントコンピュータと複数の他
の画像出力装置と通信可能な画像出力装置における画像
出力制御方法であって、あるいは所定の通信媒体を介し
て複数のクライアントコンピュータと複数の他の画像出
力装置と通信可能な画像出力装置を制御するコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
って、複数のクライアントコンピュータからの出力デー
タを受信する受信工程と、前記受信工程により受信して
画像出力部で出力した出力データを記憶装置に蓄積する
蓄積工程と、前記記憶装置の使用可能な残記憶容量を検
出して他の画像出力装置に通知する通知工程と、複数の
他の画像出力装置から通知される他の画像出力装置の記
憶装置の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記
記憶装置に記憶されている前記出力データを格納可能な
いずれかの画像出力装置に転送あるいは転送されている
前記出力データを前記いずれかの画像出力装置から呼び
戻す転送制御工程とを有するので、各クライアントから
の出力データが集中してしまい出力データを記憶する記
憶領域を占有してしまう事態が発生しても、当該出力デ
ータを保管可能な空き容量を備える他の画像出力装置で
一時的に預かってもらい、先行する出力データの画像出
力により十分な空き領域を確保できる場合に、いずれか
他の画像出力装置に保管されている出力データを呼び戻
して画像出力することができ、各クライアントから受信
する複数の出力データを保管する領域を確保することに
よるメモリ空き容量が減少してデータ処理効率が低下す
ることにより画像出力が遅延してしまう事態を回避し
て、受信している出力データに対するメモリ資源を十分
に割り当てて効率よく出力できる。
【0098】第4,第6の発明によれば、複数の他の画
像出力装置から通知される他の画像出力装置の記憶装置
の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づき前記記憶装
置に記憶されている前記出力データを格納可能ないずれ
かの画像出力装置を検索する検索工程を更に有し、前記
転送制御工程は、前記検索工程により検索されたいずれ
かの画像出力装置に対して前記記憶装置に記憶されてい
る前記出力データを自動転送するので、出力されたデー
タにより記憶領域が占有されてしまう事態を回避し、当
該出力データを受信可能な空き容量を備える最適な他の
画像出力装置候補を検索して、最適な他の画像出力装置
候補に対して当該出力データを全て転送して他の出力デ
ータに対する記憶領域を確実に確保することができる。
【0099】従って、画像出力装置の機能等により各ク
ライアントから出力データを受信する処理が一極集中す
る事態が発生しても、出力されて記憶されている出力デ
ータを他の画像出力装置に一時的に預けて、当該出力デ
ータのためのメモリ領域を自動的に解放してワーク領域
を動的に確保し、出力すべき優先度の高い出力データを
効率よく処理し、該優先度の高い出力データの出力が完
了して、預けている出力データを処理できるに十分な空
き領域が確保された状態で、転送した出力データを呼び
戻して該呼び戻した出力データを利用する画像出力を行
える画像出力環境を自在に構築することができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像出力装置を適用
可能な画像処理システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示したリーダ部及びプリンタ部の内部構
成を説明する概略断面図である。
【図3】図1に示したリーダ部の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】図1に示したコア部の構成を説明するブロック
図である。
【図5】本発明に係る画像出力装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像出力装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示したリーダ部に配設される操作部の構
成を説明する図である。
【図8】図1に示したリーダ部に配設される操作部の構
成を説明する図である。
【図9】本発明に係る画像出力装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像出力装置における第4のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】図1に示したネットワークに接続される機器
に配設される操作部の構成を説明する図である。
【図12】図1に示したネットワークに接続される機器
に配設される操作部の構成を説明する図である。
【図13】本発明に係る画像出力装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る画像出力装置における第6のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像出力装置を適用可能な画像
処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラ
ムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 6 ハードディスク部 7 ネットワークインタフェース部 8 HPSフォーマッタ部 9 PSフォーマッタ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数のクライア
    ントコンピュータと複数の他の画像出力装置と通信可能
    な画像出力装置であって、 複数のクライアントコンピュータからの出力データを受
    信する受信手段と、 前記受信手段により受信して画像出力部で出力された出
    力データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の使用可能な残記憶容量を検出して他の画
    像出力装置に通知する通知手段と、 複数の他の画像出力装置から通知される他の画像出力装
    置の記憶装置の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づ
    き前記記憶手段に記憶されている前記出力データを格納
    可能ないずれかの画像出力装置に転送あるいは転送され
    ている前記出力データを前記いずれかの画像出力装置か
    ら呼び戻す転送制御手段と、を有することを特徴とする
    画像出力装置。
  2. 【請求項2】 複数の他の画像出力装置から通知される
    他の画像出力装置の記憶装置の使用可能な残記憶容量の
    変動状態に基づき前記記憶手段に記憶されている前記出
    力データを格納可能ないずれかの画像出力装置を検索す
    る検索手段を更に有し、 前記転送制御手段は、前記検索手段により検索されたい
    ずれかの画像出力装置に対して前記記憶手段に記憶され
    ている前記出力データを自動転送することを特徴とする
    請求項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 所定の通信媒体を介して複数のクライア
    ントコンピュータと複数の他の画像出力装置と通信可能
    な画像出力装置における画像出力制御方法であって、 複数のクライアントコンピュータからの出力データを受
    信する受信工程と、 前記受信工程により受信して画像出力部で出力された出
    力データを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、 前記記憶装置の使用可能な残記憶容量を検出して他の画
    像出力装置に通知する通知工程と、 複数の他の画像出力装置から通知される他の画像出力装
    置の記憶装置の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づ
    き前記記憶装置に記憶されている前記出力データを格納
    可能ないずれかの画像出力装置に転送あるいは転送され
    ている前記出力データを前記いずれかの画像出力装置か
    ら呼び戻す転送制御工程と、を有することを特徴とする
    画像出力制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の他の画像出力装置から通知される
    他の画像出力装置の記憶装置の使用可能な残記憶容量の
    変動状態に基づき前記記憶装置に記憶されている前記出
    力データを格納可能ないずれかの画像出力装置を検索す
    る検索工程を更に有し、 前記転送制御工程は、前記検索工程により検索されたい
    ずれかの画像出力装置に対して前記記憶装置に記憶され
    ている前記出力データを自動転送することを特徴とする
    請求項3記載の画像出力制御方法。
  5. 【請求項5】 所定の通信媒体を介して複数のクライア
    ントコンピュータと複数の他の画像出力装置と通信可能
    な画像出力装置を制御するコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体であって、 複数のクライアントコンピュータからの出力データを受
    信する受信工程と、 前記受信工程により受信して画像出力部で出力された出
    力データを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、 前記記憶装置の使用可能な残記憶容量を検出して他の画
    像出力装置に通知する通知工程と、 複数の他の画像出力装置から通知される他の画像出力装
    置の記憶装置の使用可能な残記憶容量の変動状態に基づ
    き前記記憶装置に記憶されている前記出力データを格納
    可能ないずれかの画像出力装置に転送あるいは転送され
    ている前記出力データを前記いずれかの画像出力装置か
    ら呼び戻す転送制御工程と、を有することを特徴とする
    コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
    憶媒体。
  6. 【請求項6】 複数の他の画像出力装置から通知される
    他の画像出力装置の記憶装置の使用可能な残記憶容量の
    変動状態に基づき前記記憶装置に記憶されている前記出
    力データを格納可能ないずれかの画像出力装置を検索す
    る検索工程を更に有し、 前記転送制御工程は、前記検索工程により検索されたい
    ずれかの画像出力装置に対して前記記憶装置に記憶され
    ている前記出力データを自動転送することを特徴とする
    請求項5記載のコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344865A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像記録再生システムおよび映像記録再生方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344865A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像記録再生システムおよび映像記録再生方法
JP4554111B2 (ja) * 2001-05-18 2010-09-29 パナソニック株式会社 映像記録再生システムおよび映像記録再生方法

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