JP2000259272A - 電子機器及び記憶媒体 - Google Patents

電子機器及び記憶媒体

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JP2000259272A
JP2000259272A JP11062179A JP6217999A JP2000259272A JP 2000259272 A JP2000259272 A JP 2000259272A JP 11062179 A JP11062179 A JP 11062179A JP 6217999 A JP6217999 A JP 6217999A JP 2000259272 A JP2000259272 A JP 2000259272A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、レジューム時にセキュリテ
ィ機能が起動するように設定された電子機器においてサ
スペンド状態からレジュームに移行するまでの経過時間
に応じて、セキュリティ機能の起動の有無を設定可能に
して、レジューム時の操作性を改善することである。 【解決手段】 CPU2は、システムのレジューム処理
を行う際にRTC10から取得するレジューム時の時刻
データ(Rtime)から、先にCMOS8に保存したサス
ペンド時刻データ(Stime)を減算してサスペンド経過
時間を算出し、このサスペンド経過時間がユーザーによ
り予め設定されたα1未満の場合はセキュリティ機能を
起動せずにレジューム処理を実行し、α1以上の場合は
セキュリティ機能を起動してユーザーの特定キー入力に
よりセキュリティ機能を解除した後にレジューム処理を
実行し、α2以上の場合はユーザーのパスワード入力に
より同様にレジューム処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サスペンド状態か
ら復帰するレジューム時にセキュリティ機能を起動させ
る電子機器及びその制御プログラムを格納した記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータや携帯情
報端末装置等の電子機器では、使用されていない時間が
設定された所定時間経過すると、その時点での処理状態
をメモリ内に保存した後、CPUやディスク駆動系等の
主要部分に供給する電源電圧を落として休止状態にする
サスペンド機能を搭載している。
【0003】このサスペンド機能は、電子機器の消費電
力を低下させる目的で搭載されており、サスペンド状態
から復帰する際には、ユーザーが何らかのキー操作をす
ることにより、メモリ内に保存された処理状態が読み出
されて、サスペンド状態に入る前の処理状態に復帰され
る。このサスペンド状態から復帰する機能は、レジュー
ム機能と呼ばれている。また、サスペンド状態から復帰
する際に、予め設定されたパスワードの入力を要求する
セキュリティ機能を起動するようにした電子機器もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレジューム時にセキュリティ機能が起動するように
設定された電子機器の場合、ユーザーはレジュームの度
にパスワードの入力操作を行う必要があり、操作性を損
なうという問題があった。
【0005】本発明の課題は、レジューム時にセキュリ
ティ機能が起動するように設定された電子機器におい
て、サスペンド状態からレジュームに移行するまでの経
過時間に応じて、セキュリティ機能の起動の有無を設定
可能にして、レジューム時の操作性を改善することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
子機器は、機器における各種機能動作を休止させるサス
ペンド機能を備えた電子機器において、前記サスペンド
機能状態への移行があった際にその移行後の経過時間を
計時する計時手段と、レジューム復帰要求があった際
に、前記計時手段により計時される経過時間がセキュリ
ティシステムの起動条件に対応した所定時間を経過した
か否かを判別する判別手段と、この判別手段により前記
経過時間が前記所定時間を経過していないと判別した場
合には、前記サスペンド状態から復帰するレジューム処
理を実行し、前記経過時間が前記所定時間を経過してい
ると判別した場合には、前記セキュリティシステムによ
るセキュリティチェックを行い、そのセキュリティチェ
ックによる承認が得られた場合に、前記レジューム処理
を実行するレジューム制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0007】この請求項1記載の発明の電子機器によれ
ば、機器における各種機能動作を休止させるサスペンド
機能を備えた電子機器において、計時手段が、前記サス
ペンド機能状態への移行があった際にその移行後の経過
時間を計時し、判別手段が、レジューム復帰要求があっ
た際に、前記計時手段により計時される経過時間がセキ
ュリティシステムの起動条件に対応した所定時間を経過
したか否かを判別し、レジューム制御手段が、この判別
手段により前記経過時間が前記所定時間を経過していな
いと判別した場合には、前記サスペンド状態から復帰す
るレジューム処理を実行し、前記経過時間が前記所定時
間を経過していると判別した場合には、前記セキュリテ
ィシステムによるセキュリティチェックを行い、そのセ
キュリティチェックによる承認が得られた場合に、前記
レジューム処理を実行する。
【0008】したがって、サスペンド状態に移行後の経
過時間が、セキュリティ条件と予め対応付けられた所定
時間を経過する前は、セキュリティ処理を行わずにレジ
ューム処理に移行してユーザーの操作性を向上すること
ができ、また、経過時間が所定時間を経過した後は、セ
キュリティ条件の確認を行って他者による電子機器の不
正使用を排除することができる。
【0009】請求項3記載の発明の電子機器は、複数種
類の電源停止手段を有し、その各電源停止手段に対して
その電源停止機能開始までの猶予時間を個別に設定可能
な電子機器であって、前記複数の電源停止手段の内で任
意の電源停止手段に対してその猶予時間を設定する際
は、他の電源停止手段との時間設定の優先順位に従って
その時間設定の範囲を特定する時間範囲特定手段と、こ
の時間範囲特定手段で特定された時間範囲内において、
その対象とする電源停止手段に対する猶予時間を任意に
設定する時間設定制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0010】この請求項3記載の発明の電子機器によれ
ば、複数種類の電源停止手段を有し、その各電源停止手
段に対してその電源停止機能開始までの猶予時間を個別
に設定可能な電子機器であって、時間範囲特定手段が、
前記複数の電源停止手段の内で任意の電源停止手段に対
してその猶予時間を設定する際は、他の電源停止手段と
の時間設定の優先順位に従ってその時間設定の範囲を特
定し、時間設定制御手段が、この時間範囲特定手段で特
定された時間範囲内において、その対象とする電源停止
手段に対する猶予時間を任意に設定する。
【0011】したがって、サスペンド時に複数の機能部
に対する各電源供給を停止させる複数種類の所定時間を
優先順位に従った範囲内でユーザーが任意に設定するこ
とができ、電子機器におけるサスペンド機能の多様化と
利便性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図8は、本発明を適用
した一実施の形態における携帯情報端末を示す図であ
る。
【0013】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における携帯情報端末1の要部構成を示すブロック
図である。この図1において、携帯情報端末1は、CP
U2、RAM3、ROM4、ディスプレイ5、タッチパ
ネル6、キーボード7、CMOS8、電源部9、及びR
TC10により構成されており、各部はバス11に接続
されている。また、ディスプレイ5とタッチパネル6は
一体的に形成されており、携帯情報端末1は、タッチパ
ネル6上の任意の位置に入力される手書き文字を文字認
識し、この認識文字をディスプレイ5に表示するもので
ある。
【0014】CPU(Central Processing Unit)2
は、ROM4に格納された手書き文字入力処理プログラ
ム、個人情報管理プログラム等に従って、手書き文字入
力処理や個人情報管理処理を実行し、タッチパネル6か
ら入力された各手書き文字の文字認識を行い、認識した
手書き文字をディスプレイ5に表示してRAM3に格納
し、また、キーボード7から入力された個人情報をCM
OS8内の個人情報管理領域に格納する。
【0015】また、CPU2(請求項1、2記載の判別
手段、レジューム制御手段と、請求項3記載の電源停止
手段、時間範囲特定手段、時間設定制御手段に対応す
る。)は、ROM4内に格納されたサスペンド処理プロ
グラムに従って後述するサスペンド処理(図2参照)を
実行し、データ処理途中に携帯情報端末1の電源スイッ
チ(図示せず)がOFFされたり、予め設定された時間
以上に亘り操作がなされない場合に電源を自動的にOF
Fするオートパワーオフ機能が作動する等のサスペンド
要因が発生すると、RTC10からサスペンド状態に移
行するための時刻データ(Stime)を取得し、取得した
時刻データをCMOS8に保存して、引き続きシステム
のサスペンド処理を実行し、端末をサスペンド状態に移
行する。
【0016】また、CPU2は、ROM4内に格納され
たレジューム処理プログラムに従って後述するレジュー
ム処理(図8参照)を実行し、サスペンド状態に移行し
てから電源スイッチのONや所定のキー入力等のレジュ
ーム要因(セキュリティ条件)の入力を確認すると、シ
ステムのレジューム処理を行い、RTC10からレジュ
ーム時の時刻データ(Rtime)を取得する。そして、C
PU2は、このレジューム時の時刻データ(Rtime)か
ら、CMOS8に先に保存されている上記サスペンド時
の時刻データ(Stime)を減算してサスペンド経過時間
を算出し、このサスペンド経過時間が、後述する時間設
定処理(図3〜図5)において予め設定されたセキュリ
ティシステムを動作させるか否かを判別する時間α1、
α2(以後、セキュリティシステム起動時間α1、α2
と呼ぶ、α1<α2)以上経過したか否かを判別する。
そして、CPU2は、算出したサスペンド経過時間がセ
キュリティシステム起動時間α1未満の場合はセキュリ
ティシステムを起動せず、引き続きレジューム処理を実
行し、また、算出したサスペンド経過時間がセキュリテ
ィシステム起動時間α1以上の場合は、セキュリティシ
ステムを起動し、ユーザーの特定キー入力によりセキュ
リティシステムを解除した後にレジューム処理を実行
し、算出したサスペンド時間がセキュリティシステム起
動時間α2以上の場合は、ユーザーのパスワード入力に
よりセキュリティシステムを解除した後にレジューム処
理を実行する。
【0017】RAM3(Random Access Memory)は、指
定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力
データ及び処理結果を格納するワークメモリエリアを有
し、CPU2により実行される手書き文字入力処理、サ
スペンド処理及びレジューム処理に際して、各種データ
を展開する。
【0018】ROM(Read Only Memory)4は、上記手
書き文字入力処理プログラム、サスペンド処理プログラ
ム及びレジューム処理プログラムを格納しており、CP
U2により手書き文字入力処理、サスペンド処理及びレ
ジューム処理が実行される際に利用される。
【0019】ディスプレイ5は、表示画面の上側にタッ
チパネル6が一体的に形成された液晶表示パネルにより
構成され、CPU2から入力される手書き文字等の表示
データを表示する。
【0020】タッチパネル6は、ディスプレイ5の表示
画面の上側に一体的に形成された透明のパネルにより構
成され、専用ペンによりパネル上を押圧操作あるいは筆
記操作される際に、その押圧位置座標あるいは座標の変
化を検出してCPU2に出力する。
【0021】キーボード7は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備え、各キーの押下信号をC
PU2に出力する。
【0022】CMOS(Complementary Metal Oxide Se
miconductor)8(請求項2記載の記憶手段に対応す
る。)は、サスペンド時にも常時電源のバックアップが
なされており、上記個人情報格納領域を有するととも
に、サスペンド処理においてCPU2によりRTC10
から取得されたサスペンド時刻データ(Stime)を保存
し、更に時間設定処理において設定された各サスペンド
処理モード設定時間データT1、T2、T3、セキュリ
ティシステム起動時間データα1、α2を保存する時間
設定テーブル(図7参照)を有する。
【0023】電源部9は、携帯情報端末1内の各部に電
源電圧を供給し、CPU2が実行するサスペンド処理及
びレジューム処理に際して、各部へ供給する電源電圧の
ON/OFFが制御されるとともに、電源スイッチのO
N/OFF操作に応じて、その電源供給がON/OFF
される。
【0024】RTC(Real Time Clock)10(請求項
1記載の計時手段に対応する。)は、携帯情報端末1内
に設置された内部時計であり、このRTC10の時計機
能を利用して、CPU2ではサスペンド時刻データ(St
ime)、及びレジューム時刻データ(Rtime)が取得され
る。
【0025】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、CPU2により実行されるサスペンド処理について
図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0026】図2において、携帯情報端末1は、予め設
定された所定時間内に処理要求が入力されないと、各種
処理機能部の動作を休止させるサスペンド機能を備えた
電子機器であり、CPU2は、携帯情報端末1の電源ス
イッチがOFFされたり、予め設定された時間以上に亘
り操作がなされずにいると電源をOFFするオートパワ
ーオフ機能を作動させる等のサスペンド要因が発生する
と(ステップS1)、RTC10からサスペンド状態に
移行する経過時間を監視するための時刻データ(Stim
e)を取得し(ステップS2)、次いで、取得した時刻
データをCMOS8に保存する(ステップS3)。そし
て、CPU2は、引き続きシステムのサスペンドの処理
を行い(ステップS4)、端末をサスペンドする(ステ
ップS5)。
【0027】なお、ステップS4〜S5におけるサスペ
ンド処理の詳細については、以下に説明する時間設定処
理に基づいて後述する。
【0028】次に、上記サスペンド時刻データ(Stim
e)を取得してからの経過時間に応じてレジューム処理
モードに移行する際に必要となる経過時間の設定処理に
ついて、図3〜図5の時間設定処理を示すフローチャー
トと、図6に示す時間設定画面と、図7に示す時間設定
テーブルとを参照して説明する。
【0029】図3〜5に示す時間設定処理では、上記サ
スペンド時刻データ(Stime)を取得してからの経過時
間に応じたレジューム処理モードを実行するために必要
な設定時間として、「スクリーンセーバー時間T1」、
「モニタOFF時間T2」、「サスペンド時間T3」を
設定し、これら各設定時間(請求項3記載の猶予時間に
対応する。)の大小関係は、T1<T2<T3とする。
【0030】「スクリーンセーバー時間T1」は、サス
ペンド時刻データを取得してからT1時間経過すると、
ディスプレイ5の表示を通常の処理表示状態から予め設
定された絵柄や単純な動画像等の表示状態に移行するた
めの設定時間であり、「モニタOFF時間T2」は、サ
スペンド時刻データを取得してからT1時間が経過し、
更にT2時間が経過するとディスプレイ5の表示をOF
F状態に移行するための設定時間であり、「サスペンド
時間T3」は、サスペンド時刻データを取得してからT
1及びT2時間が経過し、更にT3時間が経過するとサ
スペンド状態に移行するための設定時間である。
【0031】図3において、CPU2は、まず、上記設
定時間T1、T2、T3をユーザーにより設定させるた
めに図6に示す設定画面をディスプレイ5に表示し(ス
テップS11)、この設定画面において所望の設定時間
項目が選択され(ステップS12)、選択された設定時
間項目が「スクリーンセーバー時間T1」であれば、ス
テップS13に移行し、CMOS8内の時間設定テーブ
ルを参照して「モニタOFF時間T2」が設定済みか否
かを確認する。
【0032】「モニタOFF時間T2」が設定済みであ
れば、CPU2は、その設定済みの「モニタOFF時間
T2」をスクリーンセーバー時間の最大値(Max値)
とし(ステップS14)、ステップS11で表示した設
定画面上の「スクリーンセーバー時間T1」の設定可能
範囲を示す「最大値(Max値)」表示位置にT2を表
示し、(ステップS18)、このT2以下の範囲内で
「スクリーンセーバー時間T1」の任意設定を促し(ス
テップS19)、T2以下でのT1の設定を確認する
と、CMOS8内の図7に示す時間設定テーブルにT1
の設定値を格納して、本時間設定処理を終了する。
【0033】また、「モニタOFF時間T2」が設定済
みでなければ、CPU2は、時間設定テーブルを参照し
て「サスペンド時間T3」が設定済みか否かを確認する
(ステップS15)。「サスペンド時間T3」が設定済み
でなければ、CPU2は、「スクリーンセーバー時間T
1」を制限する「最大値(Max値)」の設定は無しと
判断し(ステップS16)、ステップS11で表示した
設定画面上に、予め決められた「スクリーンセーバー時
間T1」に設定可能な時間範囲を表示し(ステップS1
8)、この設定可能な時間範囲内で「スクリーンセーバ
ー時間T1」の任意設定を促し(ステップS19)、設
定可能な時間範囲内でのT1の設定を確認すると、CM
OS8内の図7に示す時間設定テーブルにT1の設定値
を格納して、本時間設定処理を終了する。
【0034】また、「サスペンド時間T3」が設定済み
であれば、CPU2は、その設定済みの「サスペンド時
間T3」をスクリーンセーバー時間の最大値(Max
値)とし(ステップS17)、ステップS11で表示し
た設定画面上の「スクリーンセーバー時間T1」の設定
可能範囲を示す「最大値(Max値)」表示位置にT3
を表示し(ステップS18)、このT3以下の範囲内で
「スクリーンセーバー時間T1」の任意設定を促し(ス
テップS19)、T3以下でのT1の設定を確認する
と、CMOS8内の図7に示す時間設定テーブルにT1
の設定値を格納して、本時間設定処理を終了する。
【0035】図3のステップS12において、選択され
た設定項目時間が「モニタOFF時間T2」であれば、
図4のステップS20に移行し、CPU2は、CMOS
8内の時間設定テーブルを参照して「スクリーンセーバ
ー時間T1」が設定済みか否かを確認する。
【0036】「スクリーンセーバー時間T1」が設定済
みでなければ、CPU2は、時間設定テーブルを参照し
て「サスペンド時間T3」が設定済みか否かを確認する
(ステップS21)。「サスペンド時間T3」が設定済み
でなければ、CPU2は、「モニタOFF時間T2」を
制限する「最大値(Max値)」及び「最小値(Min
値)」の設定は無いものと判断し(ステップS22)、
ステップS11で表示した設定画面上に、予め決められ
た「モニタOFF時間T2」に設定可能な時間範囲を表
示し(ステップS27)、この設定可能な時間範囲内で
「モニタOFF時間T2」の任意設定を促し(ステップ
S28)、設定可能な時間範囲内でのT2の設定を確認
すると、CMOS8内の図7に示す時間設定テーブルに
T2の設定値を格納して、本時間設定処理を終了する。
【0037】また、「サスペンド時間T3」が設定済み
であれば、CPU2は、「モニタOFF時間T2」を制
限する「最小値(Min値)」の設定は無いものと判断
してその設定済みの「サスペンド時間T3」をモニタO
FF時間の最大値(Max値)とし(ステップS2
3)、ステップS11で表示した設定画面上の「モニタ
OFF時間T2」の設定可能範囲を示す「最大値(Ma
x値)」表示位置にT3を表示し(ステップS27)、
このT3以下の範囲内で「モニタOFF時間T2」の任
意設定を促し(ステップS28)、T3以下でのT2の
設定を確認すると、CMOS8内の図7に示す時間設定
テーブルにT2の設定値を格納して、本時間設定を終了
する。
【0038】また、ステップS20において、「スクリ
ーンセーバー時間T1」が設定済みであれば、CPU2
は、時間設定テーブルを参照して「サスペンド時間T
3」が設定済みか否かを確認する(ステップS24)。
「サスペンド時間T3」が設定済みであれば、CPU2
は、設定済みの「スクリーンセーバー時間T1」をモニ
タOFF時間の最小値(Min値)に、同「サスペンド
時間T3」をモニタOFF時間の最大値(Max値)と
し(ステップS25)、ステップS11で表示した設定
画面上の「モニタOFF時間T2」の設定可能範囲を示
す「最小値(Min値)」表示位置にT1を、「最大値
(Max値)」表示位置にT3を表示し(ステップS2
7)、このT1以上T3以下の範囲内で「モニタOFF
時間T2」の任意設定を促し(ステップS28)、T1
以上T3以下でのT2の設定を確認すると、CMOS8
内の図7に示す時間設定テーブルにT2の設定値を格納
して、本時間処理を終了する。
【0039】また、「サスペンド時間T3」が設定済み
でなければ、CPU2は、「モニタOFF時間T2」を
制限する「最大値(Max値)」の設定は無いものと判
断して、設定済みの「スクリーンセーバー時間T1」を
モニタOFF時間の最小値(Min値)とし(ステップ
S26)、ステップS11で表示した設定画面上の「モ
ニタOFF時間T2」の設定可能範囲を示す「最小値
(Min値)」表示位置にT1を表示し(ステップS2
7)、このT1以上でのT2の設定を確認すると、CM
OS8内の図7に示す時間設定テーブルにT2の設定値
を格納して、本時間設定処理を終了する。
【0040】図3のステップS12において、選択され
た設定時間項目が「サスペンド時間T3」であれば、図
5のステップS29に移行し、CPU2は、CMOS8
内の時間設定テーブルを参照して「モニタOFF時間T
2」が設定済みか否かを確認する。
【0041】「モニタOFF時間T2」が設定済みであ
れば、CPU2は、その設定済みの「モニタOFF時間
T2」をサスペンド時間の最小値(Min値)とし(ス
テップS30)、ステップS11で表示した設定画面上
の「サスペンド時間T3」の設定可能範囲を示す「最小
値(Min値)」表示位置にT2を表示し(ステップS
34)、このT2以上の範囲内で「サスペンド時間T
3」の任意設定を促し(ステップS35)、T2以上で
のT3の設定を確認すると、CMOS8内の図7に示す
時間設定テーブルにT3の設定値を格納する。
【0042】そして、「サスペンド時間T3」が設定さ
れた後、CPU2は、ユーザーにセキュリティ設定の有
無を選択させるためのセキュリティ設定選択画面(図示
せず)をディスプレイ5に表示し(ステップS36)、
ユーザーの選択入力を確認してセキュリティ設定の有無
を判断し(ステップS37)、セキュリティ設定無しの
場合は、セキュリティ設定フラグをOFFにして(ステ
ップS38)、セキュリティ設定を行わず、本時間設定
処理及びセキュリティ設定処理を終了する。
【0043】また、ステップS37においてセキュリテ
ィ設定有りの場合は、CPU2は、「サスペンド時間T
3」に対応したセキュリティ設定であるセキュリティ設
定フラグをONにして(ステップS39)、ユーザーに
「セキュリティシステム起動時間α1」と、この時間に
対応したセキュリティ設定である特定キーの設定を行わ
せるための設定画面(図示せず)をディスプレイ5に表
示し、ユーザーに「セキュリティシステム起動時間α
1」の設定を行わせ(ステップS40)た後、更に特定
キーの設定を行わせ(ステップS41)、CMOS8内
の図7に示す時間設定テーブルにα1の設定値と特定キ
ーデータの設定とを格納する。
【0044】そして、CPU2は、ユーザーに「セキュ
リティシステム起動時間α2」と、この時間に対応した
セキュリティ設定であるパスワードの設定を行わせるた
めの設定画面(図示せず)をディスプレイ5に表示し、
ユーザーに「セキュリティシステム起動時間α2」の設
定を行わせ(ステップS42)た後、更にパスワードの
設定を行わせ(ステップS43)、CMOS8内の図7
に示す時間設定テーブルにα2の設定値とパスワードデ
ータの設定とを格納して、本時間設定及びセキュリティ
設定を終了する。
【0045】また、ステップS29において、「モニタ
OFF時間T2」が設定済みでなければ、CPU2は、
時間設定テーブルを参照して「スクリーンセーバー時間
T1」が設定済みか否かを確認する(ステップS3
1)。「スクリーンセーバー時間T1」が設定済みでな
ければ、CPU2は、「サスペンド時間T3」を制限す
る「最小値(Min値)」の設定は無しと判断し(ステ
ップS32)、ステップS11で表示した設定画面上
に、予め決められた「サスペンド時間T3」に設定可能
な時間範囲を表示し(ステップS34)、この設定可能
な範囲内で「サスペンド時間T3」の任意設定を促し
(ステップS35)、この設定可能な時間範囲内でのT
3の設定を確認すると、CMOS8内の図7に示す時間
設定テーブルにT3の設定値を格納する。
【0046】そして、「サスペンド時間T3」が設定さ
れた後、CPU2は、ユーザーにセキュリティ設定の有
無を選択させるためのセキュリティ設定選択画面(図示
せず)をディスプレイ5に表示し(ステップS36)、
ユーザーの選択入力を確認してセキュリティ設定の有無
を判断し(ステップS37)、セキュリティ設定無しの
場合は、セキュリティ設定フラグをOFFにして(ステ
ップS38)、セキュリティ設定を行わず、本時間設定
処理及びセキュリティ設定処理を終了する。
【0047】また、ステップS37においてセキュリテ
ィ設定有りの場合は、CPU2は、セキュリティ設定フ
ラグをONにして(ステップS39)、ユーザーに「セ
キュリティシステム起動時間α1」と、この時間に対応
したセキュリティ設定である特定キーの設定を行わせる
ための設定画面(図示せず)をディスプレイ5に表示
し、ユーザーに「セキュリティシステム起動時間α1」
の設定を行わせ(ステップS40)た後、更に特定キー
の設定を行わせ(ステップS41)、CMOS8内の図
7に示す時間設定テーブルにα1の設定値と特定キーデ
ータの設定とを格納する。
【0048】そして、CPU2は、ユーザーに「セキュ
リティシステム起動時間α2」と、この時間に対応した
セキュリティ設定であるパスワードの設定を行わせるた
めの設定画面(図示せず)をディスプレイ5に表示し、
ユーザーに「セキュリティシステム起動時間α2」の設
定を行わせ(ステップS42)た後、更にパスワードの
設定を行わせ(ステップS43)、CMOS8内の図7
に示す時間設定テーブルにα2の設定値とパスワードデ
ータの設定とを格納して、本時間設定及びセキュリティ
設定を終了する。
【0049】また、ステップS31において、「スクリ
ーンセーバー時間T1」が設定済みであれば、CPU2
は、その設定済みの「スクリーンセーバー時間T1」を
サスペンド時間の最小値(Min値)とし(ステップS
33)、ステップS11で表示した設定画面上の「サス
ペンド時間T3」の設定可能範囲を示す「最小値(Mi
n値)」表示位置にT1を表示し(ステップS34)、
このT1以上の範囲内で「サスペンド時間T3」の任意
設定を促し(ステップS35)、T1以上でのT3の設
定を確認すると、CMOS8内の図7に示す時間設定テ
ーブルにT3の設定値を格納する。
【0050】そして、「サスペンド時間T3」が設定さ
れた後、CPU2は、ユーザーにセキュリティ設定の有
無を選択させるためのセキュリティ設定選択画面(図示
せず)をディスプレイ5に表示し(ステップS36)、
ユーザーの選択入力を確認してセキュリティ設定の有無
を判断し(ステップS37)、セキュリティ設定無しの
場合は、セキュリティ設定フラグをOFFにして(ステ
ップS38)、セキュリティ設定を行わず、本時間設定
処理及びセキュリティ設定処理を終了する。
【0051】また、ステップS37においてセキュリテ
ィ設定有りの場合は、同様にステップS39〜S43の
処理を実行して、α1と特定キーの設定、及びα2とパ
スワードの設定を行って、本時間設定及びセキュリティ
設定を終了する。
【0052】ここで、図2のステップS4、S5のサス
ペンド処理内容を詳しく説明する。
【0053】CPU2は、携帯情報端末1のサスペンド
要因が発生すると、RTC10からサスペンド時刻デー
タ(Stime)を取得し、このサスペンド時刻データ(Sti
me)を取得してからの経過時間に応じて上記設定時間T
1、T2、T3に基づくサスペンド処理を行う。まず、
Stimeの取得からT1時間(スクリーンセーバー時間)
が経過すると、CPU2は、ディスプレイ5の表示を通
常の処理表示状態から予め設定された絵柄や動画像等の
表示状態に移行するスクリーンセーバー処理を実行す
る。次に、Stimeの取得からT1時間が経過し、更にT
2時間(モニタOFF時間)が経過すると、CPU2
は、ディスプレイ5の表示をOFF状態に移行するモニ
タOFF処理を実行する。そして、Stimeの取得からT
1及びT2時間が経過し、更にT3時間(サスペンド時
間)が経過すると、CPU2は、携帯情報端末1をサス
ペンド状態に移行するサスペンド処理を実行し、本サス
ペンド処理を終了する。
【0054】また、図7において、時間設定テーブルに
格納された各設定時間と上述した図5においてユーザー
によりセキュリティ設定有りと選択された場合の各セキ
ュリティ設定との対応関係については以下のように説明
される。
【0055】図7に示す時間設定テーブルは、図3〜図
5で説明した時間設定処理に際し、設定された各設定時
間データを格納し、CMOS8内に保存するものであ
る。時間設定テーブルに格納された上記設定時間T3
は、CPU2が、携帯情報端末1をサスペンド状態に移
行するための設定時間であり、CPU2によるサスペン
ド時刻データ(Stime)の取得からこの設定時間T3が
経過すると、CPU2は、設定時間T3に対応する処理
として、CMOS8内に格納されたセキュリティ設定フ
ラグをONにする。
【0056】そして、後述する図8のステップS54で
算出されたサスペンド経過時間が時間設定テーブルに格
納されたセキュリティシステム起動時間α1以上であれ
ば、CPU2は、セキュリティシステム起動時間α1に
対応する処理として、特定キーによるセキュリティ設定
を行う。また、このサスペンド経過時間が時間設定テー
ブルに格納されたセキュリティシステム起動時間α2以
上であれば、CPU2は、セキュリティシステム起動時
間α2に対応する処理として、パスワードによるセキュ
リティ設定を行う。
【0057】次に、上述した時間設定及びセキュリティ
設定に基づいてCPU2が行うレジューム処理につい
て、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0058】図8において、携帯情報端末1の電源スイ
ッチがサスペンド状態に移行してからONされる等のレ
ジューム要因が発生すると、CPU2は、システムのレ
ジューム処理を行い(ステップS51)、ユーザーのセ
キュリティ設定選択によりCMOS8内に格納されたセ
キュリティ設定フラグがONされているか否かを確認し
て(ステップS52)、セキュリティ設定フラグOFF
でセキュリティ設定無しの場合は、セキュリティシステ
ムを起動せずに引き続きレジューム処理を実行する。
【0059】また、ステップS52において、セキュリ
ティ設定フラグONでセキュリティ設定有りの場合は、
CPU2は、RTC10からレジューム時の時刻データ
(Rtime)を取得し(ステップS53)、このRtimeから
図2のステップS2で取得してCMOS8に保存されて
いるサスペンド時の時刻データ(Stime)を減算してサ
スペンド経過時間を算出し、このサスペンド経過時間が
CMOS8内の図7に示す時間設定テーブルに格納され
た「セキュリティシステム起動時間α1」以上経過した
か否かを判別する(ステップS54)。そして、CPU
2は、算出したサスペンド経過時間が「セキュリティシ
ステム起動時間α1」未満の場合は、セキュリティシス
テムを起動せずに引き続きレジューム処理を実行する。
【0060】また、サスペンド経過時間が「セキュリテ
ィシステム起動時間α1」以上の場合、CPU2は、時
間設定テーブルを参照してサスペンド経過時間が「セキ
ュリティシステム起動時間α2」以上経過したか否かを
判別する(ステップS55)。そして、サスペンド経過
時間が「セキュリティシステム起動時間α2」未満の場
合、CPU2は、特定キーによるセキュリティ設定の有
無を確認し(ステップS56)、特定キーによるセキュ
リティ設定有りならば、ユーザーの特定キー入力により
セキュリティシステムを解除した後にレジューム処理を
実行する。また、特定キーによるセキュリティ設定無し
であれば、CPU2は、ユーザーにパスワード入力をさ
せるためのパスワードガイダンスをディスプレイ5に表
示し(ステップS57)、ユーザーによるパスワードの
入力を確認すると(ステップS58)、入力されたパス
ワードがCMOS8に格納されたパスワードデータと一
致するか否か判断をし(ステップS59)、一致した場
合には、セキュリティシステムを解除した後にレジュー
ム処理を実行し、一致しない場合には、セキュリティシ
ステムを解除せずにサスペンド状態を維持する。
【0061】また、ステップS58において、パスワー
ドの入力が確認されない場合は、CPU2は、再びパス
ワードガイダンスをディスプレイ5に表示し(ステップ
S57)、引き続きユーザーによるパスワードの入力を
監視し(ステップS58)、入力が確認された後に、ス
テップS59でパスワードの一致を判断してから、レジ
ューム処理の実行若しくはサスペンド状態の維持を行
う。
【0062】また、ステップS55において、サスペン
ド経過時間が「セキュリティシステム起動時間α2」以
上の場合、CPU2は、上記同様にステップS57〜S
59の処理を実行し、パスワードの入力及び一致を判断
してから、レジューム処理の実行若しくはサスペンド状
態の維持を行う。
【0063】以上のように、本実施の形態における携帯
情報端末1では、サスペンド状態に移行する際に、CP
U2は、RTC10から取得したサスペンド時刻データ
(Stime)からの経過時間に応じ、T1時間の経過では
スクリーンセーバー表示を行い、T2時間の経過ではモ
ニタOFFを行い、T3時間の経過ではサスペンド状態
に移行する、と予めユーザーにより設定された時間T
1、T2、T3に基づいて順次サスペンド状態に移行す
る処理を行い、次いで、レジューム要因が発生するとレ
ジューム時の時刻データ(Rtime)を取得し、(Rtime−
Stime)の演算により算出したサスペンド経過時間が予
めユーザーにより設定されたα1時間以上であれば、特
定キーによるセキュリティ設定を行い、更にサスペンド
経過時間が同α2時間以上であれば、パスワードによる
セキュリティ設定を行うようにした。
【0064】したがって、CPU2により行われるサス
ペンド状態からレジュームに移行する際の処理は、ユー
ザーがセキュリティシステム起動時間α1、α2を予め
設定することによって、サスペンド経過時間がα1時間
未満であれば、CPU2は、セキュリティシステムを起
動させず、サスペンド経過時間がα1時間以上であれば
セキュリティシステムを起動させ、ユーザーの特定キー
入力によりセキュリティシステムを解除してレジューム
に移行する処理を実行し、サスペンド経過時間がα2時
間以上であれば、CPU2は、ユーザーのパスワード入
力によりセキュリティシステムを解除してレジュームに
移行する処理を実行することができるため、レジューム
毎にユーザーにより行われていたパスワード入力操作の
煩雑さを軽減でき、α1、α2時間以降は他者による携
帯情報端末1の不正使用を排除できる。
【0065】また、サスペンド処理の際にCPU2が参
照する上記設定時間T1、T2、T3は、各デバイスの
種類に応じて時間設定の優先順位を設け、その優先順位
に従った時間設定の範囲内で予めユーザーが設定するこ
とが可能であり、レジューム処理の際にCPU2が参照
する上記設定時間α1、α2は、その設定時間に応じた
各セキュリティ設定とともに、予めユーザーが設定する
ことが可能である。
【0066】なお、上記実施の形態では、CPU2によ
って実行されるサスペンド処理の際に予め設定される設
定時間を「スクリーンセーバー時間T1」、「モニタO
FF時間T2」、「サスペンド時間T3」としたが、他
にバックライトOFF時間等を設定しても良いし、ま
た、CPU2によって実行されるレジューム処理の際に
予め設定されるセキュリティシステム起動時間は、上記
実施の形態ではα1、α2の2つを設定したが、その設
定は1つでも複数個でも構わず、それに伴うセキュリテ
ィ設定も上記の特定キーやパスワードに限らず、指紋や
何らかの音声情報でも良い。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明の電子機器、及び請
求項4記載の発明の記憶媒体によれば、サスペンド状態
に移行後の経過時間が、セキュリティ条件と予め対応付
けられた所定時間を経過する前は、セキュリティ処理を
行わずにレジューム処理に移行してユーザーの操作性を
向上することができ、また、経過時間が所定時間を経過
した後は、セキュリティ条件の確認を行って他者による
電子機器の不正使用を排除することができる。
【0068】請求項2記載の発明の電子機器によれば、
前記所定時間として複数種類の所定時間を設定し、該各
所定時間に対応付けて異なるセキュリティ条件をそれぞ
れ設定することを可能としたため、サスペンド状態から
レジューム処理に移行するまでの経過時間に応じて任意
のセキュリティ機能を設定することができる。
【0069】請求項3記載の発明の電子機器によれば、
サスペンド時に複数の機能部に対する各電源供給を停止
させる複数種類の所定時間を優先順位に従った範囲内で
ユーザーが任意に設定することができ、電子機器におけ
るサスペンド機能の多様化と利便性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態における携帯情
報端末1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCPU2により実行されるサスペンド処
理を示すフローチャートである。
【図3】図1のCPU2により実行される時間設定処理
の一部を示すフローチャートである。
【図4】図1のCPU2により実行される図3に続く時
間設定処理の一部を示すフローチャートである。
【図5】図1のCPU2により実行される図4に続く時
間設定処理の一部を示すフローチャートである。
【図6】図1の携帯情報端末1のディスプレイ5に表示
された時間設定画面と各設定時間項目とを示す図であ
る。
【図7】図1のCMOS8に保存されている時間設定テ
ーブルとこの時間設定テーブルに格納された各設定時間
に応じたセキュリティ設定を示す図である。
【図8】図1のCPU2により実行されるレジューム処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯情報端末 2 CPU 3 RAM 4 ROM 5 ディスプレイ 6 タッチパネル 7 キーボード 8 CMOS 9 電源部 10 RTC 11 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器における各種機能動作を休止させるサ
    スペンド機能を備えた電子機器において、 前記サスペンド機能状態への移行があった際にその移行
    後の経過時間を計時する計時手段と、 レジューム復帰要求があった際に、前記計時手段により
    計時される経過時間がセキュリティシステムの起動条件
    に対応した所定時間を経過したか否かを判別する判別手
    段と、 この判別手段により前記経過時間が前記所定時間を経過
    していないと判別した場合には、前記サスペンド状態か
    ら復帰するレジューム処理を実行し、前記経過時間が前
    記所定時間を経過していると判別した場合には、前記セ
    キュリティシステムによるセキュリティチェックを行
    い、そのセキュリティチェックによる承認が得られた場
    合に、前記レジューム処理を実行するレジューム制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】複数種類の所定時間と、その各所定時間に
    対応して夫々異なるセキュリティ条件を記憶する記憶手
    段を有し、前記判別手段は、前記計時手段により計時さ
    れる経過時間が、前記記憶手段に記憶される複数の所定
    時間の内の何れの所定時間を経過したか否かを判別し、 前記レジューム制御手段は、前記経過時間に応じた所定
    時間に対応したセキュリティ条件に基づくセキュリティ
    チェックを行い、そのセキュリティチェックによる承認
    が得られた場合前記レジューム処理を実行する、 ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】複数種類の電源停止手段を有し、その各電
    源停止手段に対してその電源停止機能開始までの猶予時
    間を個別に設定可能な電子機器であって、 前記複数の電源停止手段の内で任意の電源停止手段に対
    してその猶予時間を設定する際は、他の電源停止手段と
    の時間設定の優先順位に従ってその時間設定の範囲を特
    定する時間範囲特定手段と、 この時間範囲特定手段で特定された時間範囲内におい
    て、その対象とする電源停止手段に対する猶予時間を任
    意に設定する時間設定制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】機器における各種機能動作を休止させるサ
    スペンド機能を備えた電子機器を制御するためのコンピ
    ュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
    って、 前記サスペンド機能状態への移行があった際にその移行
    後の経過時間を計時するためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 レジューム復帰要求があった際に、前記計時される経過
    時間がセキュリティシステムの起動条件に対応した所定
    時間を経過したか否かを判別するためのコンピュータが
    実行可能なプログラムコードと、 この判別により前記経過時間が前記所定時間を経過して
    いないと判別した場合には、前記サスペンド状態から復
    帰するレジューム処理を実行し、前記経過時間が前記所
    定時間を経過していると判別した場合には、前記セキュ
    リティシステムによるセキュリティチェックを行い、そ
    のセキュリティチェックによる承認が得られた場合に、
    前記レジューム処理を実行するためのコンピュータが実
    行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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