JP2000259048A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000259048A
JP2000259048A JP11062992A JP6299299A JP2000259048A JP 2000259048 A JP2000259048 A JP 2000259048A JP 11062992 A JP11062992 A JP 11062992A JP 6299299 A JP6299299 A JP 6299299A JP 2000259048 A JP2000259048 A JP 2000259048A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
winding
detecting
disturbance
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JP11062992A
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English (en)
Inventor
Koji Hiramatsu
功次 平松
Mikiyuki Aoki
幹之 青木
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体に誘導妨害が侵入したか否かを簡単
な構成でもって、所望のレベルで判別できる画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 本体内の、商用電源からの交流入力が印
加される配線31,32に、ノイズ除去用のコモンモー
ドコイルL3またはノーマルモードコイルL1,L2を
備える。上記コモンモードコイルL3またはノーマルモ
ードコイルL1,L2のコアに、そのコイルと相互誘導
により結合するように誘導妨害検出用巻線L3cを取り
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザビームプ
リンタ(LBP)、複写機に代表されるような画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置の本体には、図9
に示すような回路構成を持つスイッチング電源基板20
0が搭載されることが多い。このスイッチング電源基板
200には、商用電源(AC入力)がライブ線21、ニ
ュートラル線22およびアース線23を含むACケーブ
ル20を通して供給される。具体的には、ライブ線2
1、ニュートラル線22がそれぞれ装置本体のインレッ
トIL1のL端子、N端子に接続され、配線31,32
によってスイッチング電源基板200のノイズフィルタ
回路230(コイルL1、L2、L3およびコンデンサ
C1、C2、C3、C4を部品として含む。)に接続さ
れている。また、アース線23はインレットIL1のG
ND端子に接続され、配線33によって本体シャーシ
(接地記号で表す)に接続されている。インレットIL
1を介してスイッチング電源基板200に供給されたA
C入力は、ノイズフィルタ回路230を通してブリッジ
ダイオードBD1に印加される。そして、ブリッジダイ
オードBD1によって全波整流され、1次平滑コンデン
サC5に充電される。1次平滑コンデンサC5に充電さ
れたエネルギは、スイッチング素子S1のON/OFF
動作に応じてトランスT1の1次側から2次側に伝達さ
れ、さらに整流平滑回路6を介して例えばDC5Vまた
は24Vに変換され、配線41,42,43を通して装
置本体内の各部へ供給される。
【0003】ここで、スイッチング素子S1は、図示し
ない帰還制御手段によって高周波(概略100KHz)
でスイッチングされているため、高周波ノイズを発生さ
せる。上記ノイズフィルタ回路230は、この高周波ノ
イズがACケーブル20を通して外部に流出するのを防
ぐ目的で設けられている。具体的には、ノーマルモード
コイルL1およびL2並びにアクロスザラインコンデン
サC1およびC2が、ライブ線21とニュートラル線2
2との間に発生する高周波ノイズ(ノーマルモードノイ
ズ)を低減する。また、コモンモードコイルL3並びに
ラインバイパスコンデンサC3およびC4が、ライブ線
21およびニュートラル線22とアース線23との間に
発生する高周波ノイズ(コモンモードノイズ)を低減す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、落雷等の誘
導妨害がACケーブル20のライブ線21とアース線2
3との間に発生すると、その線間には数KV以上の過電
圧が発生して、誘導妨害による電流がライブ線21→イ
ンレットIL1のL端子→L1→L3(巻線L3a側)
→C4→本体シャーシ→インレットIL1のGND端子
→アース線23というルートで流れる。この結果、ライ
ンバイパスコンデンサC4に過電圧、つまりストレスが
かかることになる。同様に、誘導妨害がACケーブル2
0のニュートラル線22とアース線23との間に発生す
ると、誘導妨害による電流がニュートラル線22→イン
レットIL1のN端子→L2→L3(巻線L3b側)→
C3→本体シャーシ→インレットIL1のGND端子→
アース線23というルートで流れる結果、ラインバイパ
スコンデンサC3にストレスがかかる。また、誘導妨害
がACケーブル20のライブ線21とニュートラル線2
2との間に発生すると、誘導妨害による電流がライブ線
21→インレットIL1のL端子→L1→C2→L2→
インレットIL1のN端子→ニュートラル線22という
ルートで流れる結果、アクロスザラインコンデンサC1
およびC2にストレスがかかる。
【0005】落雷等があった結果として装置内の部品が
故障(いわゆるオープン故障やショート故障)に至った
場合は、装置本体に誘導妨害が侵入したことが明白であ
るから、部品を交換するなど、サービスマンがとるべき
対策は明らかである。しかし、落雷等はあったが装置内
の部品が故障には至らなかった場合は、落雷等によって
装置本体に誘導妨害が侵入したか否か、すなわち誘導妨
害によるストレスが部品にかかったか否かを、事後にサ
ービスマンが判断するのが難しいという問題がある。こ
のため、実際には誘導妨害によるストレスを受けていな
くとも、安全の観点から、ストレスを受けた可能性があ
る部品を全て交換しているのが実情である。
【0006】なお、高級機では、装置本体内に侵入した
誘導妨害を誘導妨害素子によって検出して、装置内の部
品が誘導妨害によるストレスを受けるのを防止するとと
もに、上記誘導妨害素子が誘導妨害を検出したことを表
示、印字又は送信するようにしたものが知られている
(特開平6−130115号公報)。しかし、誘導妨害
素子を搭載するような構成は複雑で、コストアップを招
く。また、誘導妨害素子が誘導妨害を検出するレベルを
変えるのが難しいという問題がある。
【0007】そこで、この発明の目的は、装置本体に誘
導妨害が侵入したか否かを簡単な構成でもって、所望の
レベルで判別できる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像形成装置は、本体内の、商用
電源からの交流入力が印加される配線に、ノイズ除去用
のコモンモードコイルまたはノーマルモードコイルを備
えた画像形成装置であって、上記コモンモードコイルま
たはノーマルモードコイルのコアに、そのコイルと相互
誘導により結合するように誘導妨害検出用巻線が取り付
けられていることを特徴とする。
【0009】この請求項1の画像形成装置では、商用電
源から交流入力が印加される配線を通して装置本体に誘
導妨害が侵入したとき、コモンモードコイルまたはノー
マルモードコイルと相互誘導により結合した誘導妨害検
出用巻線に、誘導電圧又はその誘導電圧に伴う電流(以
下、「誘導電圧/電流」と記す。)が生じる。したがっ
て、この誘導電圧/電流に基づいて、装置本体に誘導妨
害が侵入した旨が検出される。誘導妨害を検出するため
の構成は、上記コモンモードコイルまたはノーマルモー
ドコイルのコアに上記誘導妨害検出用巻線を取り付ける
だけであるから、簡単に低コストで設けられる。
【0010】請求項2に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の画像形成装置において、上記誘導妨害検出用
巻線が取り付けられたコモンモードコイルまたはノーマ
ルモードコイルは、上記本体内の電源回路基板に搭載さ
れていることを特徴とする画像形成装置。
【0011】この請求項2の画像形成装置では、誘導妨
害検出用巻線が取り付けられたコモンモードコイルまた
はノーマルモードコイルは、装置本体内の電源回路基板
に搭載されているので、誘導妨害検出用巻線に生じた誘
導電流や誘導電圧をその電源回路基板上で信号処理する
ことができる。
【0012】請求項3に記載の画像形成装置は、請求項
1または2に記載の画像形成装置において、上記誘導妨
害検出用巻線に対して、この巻線に基準レベル以上の誘
導電圧/電流が生じたとき遮断する遮断素子が接続され
ていることを特徴とする。
【0013】この請求項3の画像形成装置では、誘導妨
害検出用巻線に基準レベル以上の誘導電圧/電流が生じ
たとき遮断素子が遮断する。したがって、誘導妨害によ
るストレスが部品にかかったか否かを、事後にこの遮断
素子の遮断しているか否かに応じてサービスマンが容易
に判断できる。そして、この判断結果に応じて、部品を
交換するか又は再利用するかなど、適切な措置を選択で
きる。また、誘導妨害を検出するための構成は、上記コ
モンモードコイルまたはノーマルモードコイルのコアに
上記誘導妨害検出用巻線を取り付け、この巻線に所定の
遮断素子を接続するだけであるから、簡単に低コストで
設けられる。しかも、誘導妨害検出用巻線の巻数や遮断
素子の遮断定格レベルを様々に設定することによって、
誘導妨害を検出するレベルが容易に変えられる。
【0014】請求項4に記載の画像形成装置は、請求項
3に記載の画像形成装置において、上記遮断素子が遮断
状態にあるか否かを検出する第1の検出手段と、上記第
1の検出手段によって上記遮断素子が遮断状態にあるこ
とが検出されたとき、誘導妨害を受けた旨をユーザに知
らせる警告手段を備えたことを特徴とする。
【0015】この請求項4の画像形成装置では、第1の
検出手段によって上記遮断素子が遮断状態にあることが
検出されたとき、警告手段が誘導妨害を受けた旨をユー
ザに知らせる。したがって、ユーザはサービスマンを呼
ぶなどの措置を直ちにとることができる。
【0016】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
1または2に記載の画像形成装置において、上記誘導妨
害検出用巻線に対して、この巻線に生じた誘導電圧/電
流のレベルを検出する第2の検出手段が接続されている
ことを特徴とする。
【0017】この請求項5の画像形成装置では、第2の
検出手段が誘導妨害検出用巻線に生じた誘導電圧/電流
のレベルを検出する。したがって、この検出結果を保存
しておくことによって、誘導妨害によるストレスが部品
にかかったか否かを、事後にサービスマンが容易に判断
できる。そして、この検出結果に応じて、部品を交換す
るか又は再利用するかなど、適切な措置を選択できる。
また、誘導妨害を検出するための構成は、上記コモンモ
ードコイルまたはノーマルモードコイルのコアに上記誘
導妨害検出用巻線を取り付け、この巻線に第2の検出手
段を接続するだけであるから、簡単に低コストで設けら
れる。
【0018】請求項6に記載の画像形成装置は、請求項
5に記載の画像形成装置において、上記第2の検出手段
によって検出された誘導電圧/電流が基準レベルを超え
たとき、誘導妨害を受けた旨をユーザに知らせる警告手
段を備えたことを特徴とする。
【0019】この請求項6の画像形成装置では、第2の
検出手段によって検出された誘導電圧/電流が基準レベ
ルを超えたとき、警告手段が誘導妨害を受けた旨をユー
ザに知らせる。したがって、ユーザはサービスマンを呼
ぶなどの措置を直ちにとることができる。しかも、基準
レベルを様々に設定することによって、誘導妨害を検出
するレベルが容易に変えられる。
【0020】請求項7に記載の画像形成装置は、請求項
4または6に記載の画像形成装置において、上記第1ま
たは第2の検出手段による検出結果を記憶する情報格納
手段を備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項7の画像形成装置では、情報格
納手段が上記第1または第2の検出手段による検出結果
を記憶するので、装置本体に誘導妨害が侵入したか否
か、すなわち誘導妨害によるストレスが部品にかかった
か否かの判断が、事後においても確実になされる。ま
た、情報格納手段に記憶された検出結果は、上記警告手
段などの各種信号処理に用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像形成装置を
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0023】図1は、一実施形態のレーザビームプリン
タ(LBP)本体1の概略構成を示している。なお、理
解の容易のため、以下の図1〜図7において、図9中の
構成部品と同一の構成部品には同一符号を付している。
【0024】このLBP本体1には、インレットIL1
と、スイッチング電源基板2と、制御基板3と、メイン
モータ等の駆動系基板4と、表示パネル等の表示/警告
手段5とが搭載されている。
【0025】商用電源(AC入力)がライブ線21、ニ
ュートラル線22およびアース線23を含むACケーブ
ル20を通して装置本体1に供給される。具体的には、
ライブ線21、ニュートラル線22がそれぞれ装置本体
のインレットIL1のL端子、N端子に接続され、配線
31,32によってスイッチング電源基板2に接続され
ている。また、アース線23はインレットIL1のGN
D端子に接続され、配線33によって本体シャーシ(接
地記号で表す)に接続されている。
【0026】スイッチング電源基板2は、AC入力をD
C5VおよびDC24Vに変換する。このDC5Vは、
配線42を通して制御基板3に供給され、この制御基板
3からさらに配線52を通して表示パネル等表示/警告
手段5に供給される。DC24Vは、配線41を通して
メインモータ等の駆動系基板4に供給される。装置本体
1に搭載された各基板2,3,4,5のグランドGND
1は配線43によって互いに接続されている。
【0027】図2は上記スイッチング電源基板2の回路
構成を示している。インレットIL1から配線31,3
2を通してスイッチング電源基板2に供給されたAC入
力は、ノイズフィルタ回路30を通してブリッジダイオ
ードBD1に印加される。そして、ブリッジダイオード
BD1によって全波整流され、1次平滑コンデンサC5
に充電される。1次平滑コンデンサC5に充電されたエ
ネルギは、スイッチング素子S1のON/OFF動作に
応じてトランスT1の1次側から2次側に伝達され、さ
らに整流平滑回路6によってDC5Vおよび24Vに変
換され、配線41,42,43を通して出力される。
【0028】上記ノイズフィルタ回路30は、ライブ線
21とニュートラル線22との間に発生する高周波ノイ
ズ(ノーマルモードノイズ)を低減するためのノーマル
モードコイルL1およびL2並びにアクロスザラインコ
ンデンサC1およびC2を備え、さらに、ライブ線21
とアース線23との間およびニュートラル線22とアー
ス線23との間に発生する高周波ノイズ(コモンモード
ノイズ)を低減するためのコモンモードコイルL3並び
にラインバイパスコンデンサC3およびC4を備えてい
る。
【0029】コモンモードコイルL3のコアには、本来
の巻線L3a,L3bとは別に、これらの巻線L3a,
3bと相互誘導により結合するように誘導妨害検出用巻
線L3cが取り付けられている。この巻線L3cに対し
て遮断素子としてのヒューズF1が接続され、巻線L3
cとヒューズF1とで一つの閉回路を構成している。ヒ
ューズF1は遮断定格を持ち、巻線L3cに生じた起電
力によって基準レベル以上の誘導電流が上記閉回路に流
れたとき遮断するようになっている。
【0030】落雷等の誘導妨害がACケーブル20のラ
イブ線21とアース線23との間に発生すると、誘導妨
害による電流がインレットIL1のL端子→L1→L3
(巻線L3a側)→C4→本体シャーシ→インレットI
L1のGND端子→アース線23というルートで流れ
る。また、誘導妨害がACケーブル20のニュートラル
線22とアース線23との間に発生すると、誘導妨害に
よる電流がニュートラル線22→インレットIL1のN
端子→L2→L3(巻線L3b側)→C3→本体シャー
シ→インレットIL1のGND端子→アース線23とい
うルートで流れる。これらの結果、ラインバイパスコン
デンサC3またはC4にストレスがかかる。
【0031】このようなACケーブル20のライブ線2
1とアース線23との間、ニュートラル線22とアース
線23との間に発生する誘導妨害に対して、この実施形
態では、コモンモードコイルL3の巻線L3a,L3b
と相互誘導により結合した巻線L3cに誘導妨害による
起電力が生じ、この起電力に応じて上記閉回路に誘導電
流が流れる。そして、上記閉回路に基準レベル(すなわ
ちヒューズF1の遮断定格)以上の誘導電流が流れたと
き、ヒューズF1が遮断する。したがって、誘導妨害に
よるストレスが部品にかかったか否かを、事後にこのヒ
ューズF1が遮断しているか否かに応じてサービスマン
が容易に判断できる。したがって、その判断結果に応じ
て、部品を交換するか又は再利用するかなど、適切な措
置を選択できる。
【0032】この例では、誘導妨害を検出するための構
成は、コモンモードコイルL3のコアに巻線L3a,L
3bと相互誘導結合するように巻線L3cを取り付け、
この巻線L3cに所定のヒューズF1を接続するだけで
あるから、簡単に低コストで設けることができる。しか
も、巻線L3cの巻数やヒューズF1の遮断定格レベル
を様々に設定することによって、誘導妨害を検出するレ
ベルを容易に変えることができる。
【0033】図3は、上記巻線L3cとヒューズF1と
が構成する閉回路に、第1の検出手段としてヒューズ遮
断検出回路70を介挿した別の実施形態を示している。
なお、簡単のため、図2中のA部分と対応する部分のみ
を示している。このヒューズ遮断検出回路70は、ヒュ
ーズF1が遮断状態にあるか否かを検出するようになっ
ている。この検出結果を表す検出信号は、配線44を通
して、図1中に示した制御基板3へ出力される。この制
御基板3は、図8中に示すように、制御IC9と、情報
格納手段10を備えている。制御IC9は、ヒューズ遮
断検出回路70からヒューズF1が遮断状態にある旨を
表す検出信号を受けたとき、その検出信号を情報格納手
段10に記憶させるとともに、配線54を通して表示パ
ネル等の表示/警告手段5へ表示命令信号を出力する。
この表示命令信号を受けたとき、表示/警告手段5は、
この画像形成装置が誘導妨害を受けた旨を表示画面に表
示してユーザに知らせる。なお、表示/警告手段5は、
表示画面上の表示に代えて又はそれとともに、警報ラン
プ点滅、警報音その他の警告を発しても良い。
【0034】この結果、落雷等の誘導妨害が装置本体1
に侵入したとき、ユーザはそのことを直ちに知ることが
でき、サービスマンを呼ぶなどの措置を直ちにとること
ができる。また、サービスマンは、ヒューズF1が遮断
していること、および情報格納手段10が記憶している
検出結果に基づいて、装置本体1に誘導妨害が侵入した
か否か、すなわち誘導妨害によるストレスが部品にかか
ったか否かを、事後においても確実に判断することがで
きる。
【0035】図4は、図2中のヒューズF1に代えて、
巻線L3cに対して、第2の検出手段としての電圧/電
流検出回路72を接続したさらに別の実施形態を示して
いる。なお、簡単のため、図2中のA部分と対応する部
分のみを示している。電圧/電流検出回路72は、巻線
L3cに生じた誘導電圧/電流を検出して、この検出し
た誘導電圧/電流のレベルが基準レベルを超えたとき、
その誘導電圧/電流のレベルを表す検出信号を出力する
ようになっている。
【0036】落雷等の誘導妨害がACケーブル20のラ
イブ線21とアース線23との間またはニュートラル線
22とアース線23との間に発生して、コモンモードコ
イルL3の巻線L3aまたはL3bに誘導妨害による電
流が流れると、上述のように巻線L3cに誘導妨害によ
る起電力が生じ、この起電力による誘導電圧/電流が電
圧/電流検出回路72によって検出される。電圧/電流
検出回路72は、その検出した誘導電圧/電流のレベル
が基準レベルを超えたとき、その都度、その誘導電圧/
電流のレベルを表す検出信号を、配線44を通して、図
8中に示した制御IC9へ出力する。制御IC9は、電
圧/電流検出回路72からの検出信号を受けたとき、そ
の検出信号(すなわち誘導電圧/電流のレベル)を順次
情報格納手段10に記憶させるとともに、配線54を通
して表示パネル等の表示/警告手段5へ表示命令信号を
出力する。この表示命令信号を受けたとき、上述の実施
形態と同様に、表示/警告手段5は、この画像形成装置
が誘導妨害を受けた旨を表示画面に表示する等してユー
ザに知らせる。
【0037】この場合、上述の実施形態と同様の作用効
果を奏することができる。しかも、巻線L3cに生じた
誘導電圧/電流のレベルが基準レベルを超える度に、情
報格納手段10には、その誘導電圧/電流のレベルが順
次保存されるので、装置本体1に侵入した誘導妨害のレ
ベルや回数を、事後にサービスマンが容易に認識でき
る。そして、そのレベルや回数に応じて、部品を交換す
るか又は再利用するかなど、適切な措置を精度良く選択
できる。
【0038】落雷等の誘導妨害がACケーブル20のラ
イブ線21とニュートラル線22との間に発生すると、
誘導妨害による電流がライブ線21→インレットIL1
のL端子→L1→C2→L2→インレットIL1のN端
子→ニュートラル線22というルートで流れる。この結
果、アクロスザラインコンデンサC1およびC2にスト
レスがかかる。そこで、このような誘導妨害にも対策す
る必要がある。
【0039】図5は、図2の実施形態に対応して、ノー
マルモードコイルL1のコアに、本来の巻線L1dと相
互誘導により結合するように誘導妨害検出用巻線L1e
を取り付けた実施形態を示している。この巻線L1eに
対して遮断素子としてのヒューズF2が接続され、巻線
L1eとヒューズF2とで一つの閉回路を構成してい
る。ヒューズF2は遮断定格を持ち、巻線L1eに生じ
た起電力によって基準レベル以上の誘導電流が上記閉回
路に流れたとき遮断するようになっている。
【0040】また、図6は、図3の実施形態に対応し
て、上記巻線L1eとヒューズF2とが構成する閉回路
に、第1の検出手段としてヒューズ遮断検出回路73を
介挿した別の実施形態を示している。
【0041】また、図7は、図4の実施形態に対応し
て、図5中のヒューズF2に代えて、巻線L1eに対し
て、第2の検出手段としての電圧/電流検出回路74を
接続したさらに別の実施形態を示している。
【0042】上述の図5から図7の実施形態によれば、
ACケーブル20のライブ線21とニュートラル線22
との間に発生する誘導妨害に対して、それぞれ図2から
図4の実施形態と同様の作用効果を奏することができ
る。当然ながら、ノーマルモードコイルL2のコアに、
本来の巻線と相互誘導により結合するように誘導妨害検
出用巻線を取り付けた場合も同様である。
【0043】なお、誘導妨害検出用の巻線L3cやL1
eは、例えばそれぞれのコアと巻線L3c,巻線L1e
との間に絶縁テープを介在させる(具体的には、コアに
絶縁テープを巻き、その上に巻線L3cまたはL1eを
巻く)ことによって、商用電源に対して簡単に絶縁状態
にすることができる。
【0044】以上では、ストレスがかかる部品としてC
1、C2、C3、C4を明記したが、簡単のため図示を
省略されている部品であっても、誘導妨害により部品定
格以上のストレスがかかり得る部品はすべて対象とな
る。
【0045】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の画
像形成装置では、商用電源から交流入力が印加される配
線を通して装置本体に誘導妨害が侵入したとき、コモン
モードコイルまたはノーマルモードコイルと相互誘導に
より結合した誘導妨害検出用巻線に誘導電圧/電流が生
じるので、この誘導電圧/電流に基づいて、装置本体に
誘導妨害が侵入した旨を検出できる。誘導妨害を検出す
るための構成は、上記コモンモードコイルまたはノーマ
ルモードコイルのコアに上記誘導妨害検出用巻線を取り
付けるだけであるから、簡単に低コストで設けられる。
【0046】請求項2の画像形成装置では、誘導妨害検
出用巻線が取り付けられたコモンモードコイルまたはノ
ーマルモードコイルは、装置本体内の電源回路基板に搭
載されているので、誘導妨害検出用巻線に生じた誘導電
流や誘導電圧をその電源回路基板上で信号処理すること
ができる。
【0047】請求項3の画像形成装置では、誘導妨害検
出用巻線に基準レベル以上の誘導電圧/電流が生じたと
き遮断素子が遮断するので、誘導妨害によるストレスが
部品にかかったか否かを、事後にこの遮断素子の遮断し
ているか否かに応じてサービスマンが容易に判断でき、
この判断結果に応じて、部品を交換するか又は再利用す
るかなど、適切な措置を選択できる。また、誘導妨害を
検出するための構成は、上記コモンモードコイルまたは
ノーマルモードコイルのコアに上記誘導妨害検出用巻線
を取り付け、この巻線に所定の遮断素子を接続するだけ
であるから、簡単に低コストで設けられる。しかも、誘
導妨害検出用巻線の巻数や遮断素子の遮断定格レベルを
様々に設定することによって、誘導妨害を検出するレベ
ルを容易に変えることができる。
【0048】請求項4の画像形成装置では、第1の検出
手段によって上記遮断素子が遮断状態にあることが検出
されたとき、警告手段が誘導妨害を受けた旨をユーザに
知らせるので、ユーザはサービスマンを呼ぶなどの措置
を直ちにとることができる。
【0049】請求項5の画像形成装置では、第2の検出
手段が誘導妨害検出用巻線に生じた誘導電圧/電流のレ
ベルを検出するので、この検出結果を保存しておくこと
によって、誘導妨害によるストレスが部品にかかったか
否かを、事後にサービスマンが容易に判断でき、この検
出結果に応じて、部品を交換するか又は再利用するかな
ど、適切な措置を選択できる。また、誘導妨害を検出す
るための構成は、上記コモンモードコイルまたはノーマ
ルモードコイルのコアに上記誘導妨害検出用巻線を取り
付け、この巻線に第2の検出手段を接続するだけである
から、簡単に低コストで設けられる。
【0050】請求項6の画像形成装置では、第2の検出
手段によって検出された誘導電圧/電流が基準レベルを
超えたとき、警告手段が誘導妨害を受けた旨をユーザに
知らせるので、ユーザはサービスマンを呼ぶなどの措置
を直ちにとることができる。しかも、基準レベルを様々
に設定することによって、誘導妨害を検出するレベルを
容易に変えることができる。
【0051】請求項7の画像形成装置では、情報格納手
段が上記第1または第2の検出手段による検出結果を記
憶するので、サービスマンは、装置本体に誘導妨害が侵
入したか否か、すなわち誘導妨害によるストレスが部品
にかかったか否かを、事後においても確実に判断でき
る。また、情報格納手段に記憶された検出結果は、上記
警告手段などの各種信号処理に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のレーザビームプリン
タの概略構成を示す図である。
【図2】 上記レーザビームプリンタのスイッチング電
源基板の回路構成を示す図である。
【図3】 上記スイッチング電源基板の回路構成の部分
的な変形例を示す図である。
【図4】 上記スイッチング電源基板の回路構成の部分
的な別の変形例を示す図である。
【図5】 上記スイッチング電源基板の回路構成の部分
的なさらに別の変形例を示す図である。
【図6】 上記スイッチング電源基板の回路構成の部分
的なさらに別の変形例を示す図である。
【図7】 上記スイッチング電源基板の回路構成の部分
的なさらに別の変形例を示す図である。
【図8】 上記レーザビームプリンタの制御基板のブロ
ック構成を示す図である。
【図9】 従来の画像形成装置のスイッチング電源基板
近傍の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
L1,L2 ノーマルモードコイル L3 コモンモードコイル L1e,L3c 誘導妨害検出用巻線 1 装置本体 20 ACケーブル 21 ライブ線 22 ニュートラル線 23 アース線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 BB11 BB17 HV01 HV19 HV23 HV32 2H027 DA50 EK01 GB07 HB17 ZA01 ZA03 ZA07 5C062 AA05 AB00 AB23 AB42 AB47 AB49 AC58 AF15 BA00 5J024 AA01 BA14 BA19 CA06 DA01 DA25 EA09 9A001 BB06 JJ35 LL02 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内の、商用電源からの交流入力が印
    加される配線に、ノイズ除去用のコモンモードコイルま
    たはノーマルモードコイルを備えた画像形成装置であっ
    て、 上記コモンモードコイルまたはノーマルモードコイルの
    コアに、そのコイルと相互誘導により結合するように誘
    導妨害検出用巻線が取り付けられていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記誘導妨害検出用巻線が取り付けられたコモンモード
    コイルまたはノーマルモードコイルは、上記本体内の電
    源回路基板に搭載されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、 上記誘導妨害検出用巻線に対して、この巻線に基準レベ
    ル以上の誘導電圧又はその誘導電圧に伴う電流が生じた
    とき遮断する遮断素子が接続されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置におい
    て、 上記遮断素子が遮断状態にあるか否かを検出する第1の
    検出手段と、 上記第1の検出手段によって上記遮断素子が遮断状態に
    あることが検出されたとき、誘導妨害を受けた旨をユー
    ザに知らせる警告手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、 上記誘導妨害検出用巻線に対して、この巻線に生じた誘
    導電圧又はその誘導電圧に伴う電流のレベルを検出する
    第2の検出手段が接続されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、 上記第2の検出手段によって検出された誘導電圧又はそ
    の誘導電圧に伴う電流が基準レベルを超えたとき、誘導
    妨害を受けた旨をユーザに知らせる警告手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または6に記載の画像形成装置
    において、 上記第1または第2の検出手段による検出結果を記憶す
    る情報格納手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103151950A (zh) * 2013-03-18 2013-06-12 桂林狮达机电技术工程有限公司 电子束加工设备的栅偏电源及其应用结构和应用运行方法
WO2015040665A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ

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