JP2000258082A - 水・冷媒熱交換器 - Google Patents
水・冷媒熱交換器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水・冷媒熱交換器の凝縮器としてプレート式
熱交換器を使用し、熱交換性能の良いものを提供する。 【解決手段】 複数の略平板状の伝熱プレートを間隔を
おいて重ね合わせることにより伝熱プレート間に冷媒流
路と水流路とを交互に形成し、冷媒出入口用の開口と水
出入口用の開口とを形成したプレート式熱交換器を備え
た水・冷媒熱交換器のにおいて、２枚の伝熱プレートで
挟まれた冷媒流路で、かつ、これら伝熱プレートの外側
を水などの熱源流体の流路になる単位流路を作り、この
単位流路を複数合わせて集合冷媒流路とし、この集合冷
媒流路の流通方向を交互に逆転させて直列に連通させる
と共に、集合冷媒流路の単位流路数を一方の冷媒開口か
ら他方の冷媒開口へ向かって減少させたものである。
熱交換器を使用し、熱交換性能の良いものを提供する。 【解決手段】 複数の略平板状の伝熱プレートを間隔を
おいて重ね合わせることにより伝熱プレート間に冷媒流
路と水流路とを交互に形成し、冷媒出入口用の開口と水
出入口用の開口とを形成したプレート式熱交換器を備え
た水・冷媒熱交換器のにおいて、２枚の伝熱プレートで
挟まれた冷媒流路で、かつ、これら伝熱プレートの外側
を水などの熱源流体の流路になる単位流路を作り、この
単位流路を複数合わせて集合冷媒流路とし、この集合冷
媒流路の流通方向を交互に逆転させて直列に連通させる
と共に、集合冷媒流路の単位流路数を一方の冷媒開口か
ら他方の冷媒開口へ向かって減少させたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレート式熱交換
器の構造を用いた水・冷媒熱交換器に関するものであ
る。
器の構造を用いた水・冷媒熱交換器に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷媒を使って温水を作って機外に
供給する給湯や温水器用のヒートポンプには、水・冷媒
熱交換器を備えたものがあり、水・冷媒熱交換器を冷媒
回路の凝縮器として使用している。この水・冷媒熱交換
器に圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒ガスを流入さ
せ、水回路を流れる水と熱交換させて水を加熱する。水
回路には貯湯タンクを備え、貯湯タンクに溜めて置いた
水を水・冷媒熱交換器に循環させることにより温水を作
るものである。
供給する給湯や温水器用のヒートポンプには、水・冷媒
熱交換器を備えたものがあり、水・冷媒熱交換器を冷媒
回路の凝縮器として使用している。この水・冷媒熱交換
器に圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒ガスを流入さ
せ、水回路を流れる水と熱交換させて水を加熱する。水
回路には貯湯タンクを備え、貯湯タンクに溜めて置いた
水を水・冷媒熱交換器に循環させることにより温水を作
るものである。
【０００３】この水・冷媒熱交換器にプレート式熱交換
器を使用すればコンパクトな給湯温水器ができる。一般
に、プレート式熱交換器は略平板状の伝熱プレートで形
成される。この伝熱プレートを、所定間隔をおいて複数
枚重ねあわせ、開口の周りをシール部材で封止し、伝熱
プレートの周縁部をろう付けすることにより、冷媒流路
と水流路とが交互に形成される。図５は従来のプレート
式熱交換器１の内部を模式的に示した断面図である。２
枚の伝熱プレートで挟まれた流路が冷媒と水との流路に
区分され交互に配置される。
器を使用すればコンパクトな給湯温水器ができる。一般
に、プレート式熱交換器は略平板状の伝熱プレートで形
成される。この伝熱プレートを、所定間隔をおいて複数
枚重ねあわせ、開口の周りをシール部材で封止し、伝熱
プレートの周縁部をろう付けすることにより、冷媒流路
と水流路とが交互に形成される。図５は従来のプレート
式熱交換器１の内部を模式的に示した断面図である。２
枚の伝熱プレートで挟まれた流路が冷媒と水との流路に
区分され交互に配置される。
【０００４】冷媒入口用の開口２から流入した冷媒は、
矢印方向に冷媒流路６を流れて冷媒出口用の開口３から
流出する。一方、水入口用の開口４から流入した水が冷
媒の流れとは対向するように水流路７を流れて水出口用
の開口５から流出する。冷媒と水とがプレート式熱交換
器１内を流れて熱交換が行われる。
矢印方向に冷媒流路６を流れて冷媒出口用の開口３から
流出する。一方、水入口用の開口４から流入した水が冷
媒の流れとは対向するように水流路７を流れて水出口用
の開口５から流出する。冷媒と水とがプレート式熱交換
器１内を流れて熱交換が行われる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】プレート式熱交換器１
が水・冷媒熱交換器の凝縮器として使用される場合、熱
交換器内の凝縮を十分に熱交換させるためには流路断面
積に対して流路長さが長いことが必要になる。
が水・冷媒熱交換器の凝縮器として使用される場合、熱
交換器内の凝縮を十分に熱交換させるためには流路断面
積に対して流路長さが長いことが必要になる。
【０００６】ところが、このプレート式熱交換器１の流
路長さを確保するために形状を細長くすると、熱交換器
を収納する機器やその機器の設置場所を考慮した場合、
実用的ではないという問題がある。さらに、冷媒流路６
を流れる冷媒がプレート式熱交換器１内で凝縮すると、
容積が減少するので、熱交換器内の冷媒の流速が低下す
る。また、液化した冷媒は熱交換器内側に液膜を作った
り、液滴となるので、熱交換器内の冷媒と水との熱伝達
率が低下するという問題がある。
路長さを確保するために形状を細長くすると、熱交換器
を収納する機器やその機器の設置場所を考慮した場合、
実用的ではないという問題がある。さらに、冷媒流路６
を流れる冷媒がプレート式熱交換器１内で凝縮すると、
容積が減少するので、熱交換器内の冷媒の流速が低下す
る。また、液化した冷媒は熱交換器内側に液膜を作った
り、液滴となるので、熱交換器内の冷媒と水との熱伝達
率が低下するという問題がある。
【０００７】本発明の目的は、上記の問題点を解消し水
・冷媒熱交換器の凝縮器としてプレート式熱交換器１を
使用する場合に熱交換性能の良いものを提供することに
ある。
・冷媒熱交換器の凝縮器としてプレート式熱交換器１を
使用する場合に熱交換性能の良いものを提供することに
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、複数
の略平板状の伝熱プレートを間隔をおいて重ね合わせる
ことにより伝熱プレート間に冷媒流路と水流路とを交互
に形成し、端のプレートに冷媒出入口用の開口と水出入
口用の開口とを形成したプレート式熱交換器を備えた水
・冷媒熱交換器において、２枚の伝熱プレートで挟まれ
た冷媒流路で、かつ、これら伝熱プレートの外側を水な
どの熱源流体の流路になる単位流路を作り、この単位流
路を複数合わせて集合冷媒流路とし、この集合冷媒流路
の流通方向を交互に逆転させて直列に連通させると共
に、集合冷媒流路の単位流路数を一方の冷媒開口から他
方の冷媒開口へ向かって減少させたものである。
の略平板状の伝熱プレートを間隔をおいて重ね合わせる
ことにより伝熱プレート間に冷媒流路と水流路とを交互
に形成し、端のプレートに冷媒出入口用の開口と水出入
口用の開口とを形成したプレート式熱交換器を備えた水
・冷媒熱交換器において、２枚の伝熱プレートで挟まれ
た冷媒流路で、かつ、これら伝熱プレートの外側を水な
どの熱源流体の流路になる単位流路を作り、この単位流
路を複数合わせて集合冷媒流路とし、この集合冷媒流路
の流通方向を交互に逆転させて直列に連通させると共
に、集合冷媒流路の単位流路数を一方の冷媒開口から他
方の冷媒開口へ向かって減少させたものである。
【０００９】請求項２の発明は、複数の略平板状の伝熱
プレートを間隔をおいて重ね合わせることにより伝熱プ
レート間に冷媒流路と水流路とを交互に形成し、端のプ
レートに冷媒出入口用の開口と水出入口用の開口とを形
成したプレート式熱交換器を備えた水・冷媒熱交換器に
おいて、２枚の伝熱プレートで挟まれた冷媒流路で、か
つ、これら伝熱プレートの外側を水などの熱源流体の流
路になる単位流路を作り、この単位流路を複数合わせて
集合冷媒流路とし、この集合冷媒流路の流通方向を交互
に逆転させて直列に連通させると共に、集合冷媒流路の
単位流路数を一方の冷媒開口から他方の冷媒開口へ向か
って順次減少させたものである。
プレートを間隔をおいて重ね合わせることにより伝熱プ
レート間に冷媒流路と水流路とを交互に形成し、端のプ
レートに冷媒出入口用の開口と水出入口用の開口とを形
成したプレート式熱交換器を備えた水・冷媒熱交換器に
おいて、２枚の伝熱プレートで挟まれた冷媒流路で、か
つ、これら伝熱プレートの外側を水などの熱源流体の流
路になる単位流路を作り、この単位流路を複数合わせて
集合冷媒流路とし、この集合冷媒流路の流通方向を交互
に逆転させて直列に連通させると共に、集合冷媒流路の
単位流路数を一方の冷媒開口から他方の冷媒開口へ向か
って順次減少させたものである。
【００１０】請求項３の発明は、請求項１または２記載
のプレート式熱交換器を備えた水・冷媒熱交換器におい
て、一方の冷媒開口に接続された冷媒流路は１本の単位
流路によって構成されている。
のプレート式熱交換器を備えた水・冷媒熱交換器におい
て、一方の冷媒開口に接続された冷媒流路は１本の単位
流路によって構成されている。
【００１１】プレート式熱交換器を凝縮器として使用す
る場合、上流側から流入した冷媒がプレート式熱交換器
内で液化し下流側では容積を減少させるが、請求項１、
２または３記載の発明によれば、上流側開口から下流側
開口へ向かって冷媒の容積の減少に合わせて単位流路数
を減少させているので、冷媒流路の断面積も減り、この
流路を流れる冷媒の流速の低下を抑えることができる。
る場合、上流側から流入した冷媒がプレート式熱交換器
内で液化し下流側では容積を減少させるが、請求項１、
２または３記載の発明によれば、上流側開口から下流側
開口へ向かって冷媒の容積の減少に合わせて単位流路数
を減少させているので、冷媒流路の断面積も減り、この
流路を流れる冷媒の流速の低下を抑えることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１３】図１は第１の実施形態によるプレート式熱
交換器１の分解構造図で、四隅部に流体の出入口となる
開口部または閉塞部が設けられた略平板状のプレートで
構成される。このプレートを所定間隔をおいて複数枚重
ねあわせ、開口の周りをシール部材で封止し、伝熱プレ
ートの周縁部をろう付けすることにより、冷媒流路６と
水流路７とを交互に形成する。一番上と一番下のプレー
ト８Ａ、８Ｂは、プレート式熱交換器１のフレームを形
成する強度の強い厚板である。その中間を５種類の伝熱
プレートが組み合わされて配置される。９は伝熱プレー
トＡでプレートの隅２ヵ所に階段状の凹部１０が設けら
れ、さらに隅２ヵ所に流体の通る流通孔１１ａ、１１ｂ
が設けられている。その下の伝熱プレート１２は従来か
ら使用されている標準の伝熱プレートＥであり、隅２ヵ
所に階段状の凹部１０、隅４ヵ所に流通孔１１ａ、１１
ａ、１１ｂ、１１ｂが設けられている。１３は標準の伝
熱プレートＥであり、上の伝熱プレートＥ１２の向きを
変えて配置したものである。その下の伝熱プレートＥ１
４、１５、１６、１７、１８、１９も順次伝熱プレート
Ｅの向きを交互に変えながら配置される。２０は隅に２
ヵ所の凹部１０、３ヵ所の流通孔１１ａ、１１ｂ、１１
ｂの設けられた伝熱プレートＢである。その下に２枚の
伝熱プレートＥ２１、２２が配置され、３ヵ所の流通孔
１１ａ、１１ａ、１１ｂと２ヵ所の凹部１０が設けられ
た伝熱プレートＣ２３が配置される。その下に伝熱プレ
ートＥ２４、２５、伝熱プレートＣ２６、伝熱プレート
Ｅ２７、２８、２９、伝熱プレートＢ３０及び伝熱プレ
ートＥ３１が配置された後、２ヵ所の流通孔１１ａ、１
１ｂと２ヵ所の凹部１０が設けられた伝熱プレートＤ３
２が配置される。
交換器１の分解構造図で、四隅部に流体の出入口となる
開口部または閉塞部が設けられた略平板状のプレートで
構成される。このプレートを所定間隔をおいて複数枚重
ねあわせ、開口の周りをシール部材で封止し、伝熱プレ
ートの周縁部をろう付けすることにより、冷媒流路６と
水流路７とを交互に形成する。一番上と一番下のプレー
ト８Ａ、８Ｂは、プレート式熱交換器１のフレームを形
成する強度の強い厚板である。その中間を５種類の伝熱
プレートが組み合わされて配置される。９は伝熱プレー
トＡでプレートの隅２ヵ所に階段状の凹部１０が設けら
れ、さらに隅２ヵ所に流体の通る流通孔１１ａ、１１ｂ
が設けられている。その下の伝熱プレート１２は従来か
ら使用されている標準の伝熱プレートＥであり、隅２ヵ
所に階段状の凹部１０、隅４ヵ所に流通孔１１ａ、１１
ａ、１１ｂ、１１ｂが設けられている。１３は標準の伝
熱プレートＥであり、上の伝熱プレートＥ１２の向きを
変えて配置したものである。その下の伝熱プレートＥ１
４、１５、１６、１７、１８、１９も順次伝熱プレート
Ｅの向きを交互に変えながら配置される。２０は隅に２
ヵ所の凹部１０、３ヵ所の流通孔１１ａ、１１ｂ、１１
ｂの設けられた伝熱プレートＢである。その下に２枚の
伝熱プレートＥ２１、２２が配置され、３ヵ所の流通孔
１１ａ、１１ａ、１１ｂと２ヵ所の凹部１０が設けられ
た伝熱プレートＣ２３が配置される。その下に伝熱プレ
ートＥ２４、２５、伝熱プレートＣ２６、伝熱プレート
Ｅ２７、２８、２９、伝熱プレートＢ３０及び伝熱プレ
ートＥ３１が配置された後、２ヵ所の流通孔１１ａ、１
１ｂと２ヵ所の凹部１０が設けられた伝熱プレートＤ３
２が配置される。
【００１４】上部フレーム用のプレート８Ａと伝熱プレ
ートＡ９との間には、凹部１０の流通孔１１ａに合わせ
リング３３ａ、流通孔のない凹部１０に円板３３ｂが挿
入され、プレート８Ａ下面と伝熱プレートＡ９の上面と
が接合される。次に伝熱プレートＡ９と伝熱プレートＥ
１２とは、伝熱プレートＡ９の凹部１０とその下に位置
する伝熱プレートＥ１２の部分とが接合される。伝熱プ
レートＡ９と伝熱プレートＥ１２との間を流れる流体
は、流通孔１１ａ、１１ａから流出することはなく、流
通孔１１ｂ、１１ｂを自由に流通する。同様に他の伝熱
プレート間においても凹部１０とその下に位置する部分
とで接合され、凹部１０とその上に位置する凹部１０と
の間で隙間が設けられる。この隙間の上下にある流通孔
１１ａ、１１ａまたは１１ｂ、１１ｂを通して流体が流
れる。
ートＡ９との間には、凹部１０の流通孔１１ａに合わせ
リング３３ａ、流通孔のない凹部１０に円板３３ｂが挿
入され、プレート８Ａ下面と伝熱プレートＡ９の上面と
が接合される。次に伝熱プレートＡ９と伝熱プレートＥ
１２とは、伝熱プレートＡ９の凹部１０とその下に位置
する伝熱プレートＥ１２の部分とが接合される。伝熱プ
レートＡ９と伝熱プレートＥ１２との間を流れる流体
は、流通孔１１ａ、１１ａから流出することはなく、流
通孔１１ｂ、１１ｂを自由に流通する。同様に他の伝熱
プレート間においても凹部１０とその下に位置する部分
とで接合され、凹部１０とその上に位置する凹部１０と
の間で隙間が設けられる。この隙間の上下にある流通孔
１１ａ、１１ａまたは１１ｂ、１１ｂを通して流体が流
れる。
【００１５】上部フレーム用のプレート８Ａと同様、下
部のフレーム用のプレート８Ｂと伝熱プレートＤ３２と
の間にリング３３ａと円板３３ｂとが挿入され接合され
る。
部のフレーム用のプレート８Ｂと伝熱プレートＤ３２と
の間にリング３３ａと円板３３ｂとが挿入され接合され
る。
【００１６】上部フレーム用のプレート８Ａの冷媒入口
用の開口２から入った冷媒は、伝熱プレートＡ９と伝熱
プレートＥ１２との間の流路に入らずに伝熱プレートＥ
１２と伝熱プレートＥ１３とで形成される流路に入る。
同様に伝熱プレートＥ１４と伝熱プレートＥ１５との
間、伝熱プレートＥ１６と伝熱プレートＥ１７との間、
伝熱プレートＥ１８と伝熱プレートＥ１９との間の４本
の単位流路３４を合わせた１つの集合流路を並列に同一
方向に流れる。
用の開口２から入った冷媒は、伝熱プレートＡ９と伝熱
プレートＥ１２との間の流路に入らずに伝熱プレートＥ
１２と伝熱プレートＥ１３とで形成される流路に入る。
同様に伝熱プレートＥ１４と伝熱プレートＥ１５との
間、伝熱プレートＥ１６と伝熱プレートＥ１７との間、
伝熱プレートＥ１８と伝熱プレートＥ１９との間の４本
の単位流路３４を合わせた１つの集合流路を並列に同一
方向に流れる。
【００１７】このようなプレート式熱交換器１は上述の
ような構成で水と冷媒とが交互に流れるようになってい
るが、冷媒の流れを中心に考えると２枚の伝熱プレート
で挟まれた冷媒流路６の外側を水などの熱源流体の流路
としている単位流路（以下単に単位流路という）を積み
重ね、水などの熱源流体も閉じた流路となるように形成
した熱交換器と見ることもできる。
ような構成で水と冷媒とが交互に流れるようになってい
るが、冷媒の流れを中心に考えると２枚の伝熱プレート
で挟まれた冷媒流路６の外側を水などの熱源流体の流路
としている単位流路（以下単に単位流路という）を積み
重ね、水などの熱源流体も閉じた流路となるように形成
した熱交換器と見ることもできる。
【００１８】例えば、図２は図１のようなプレートの組
み合わせによって作られたプレート式熱交換器１を模式
的に示した断面図ある。冷媒入口用の開口２から入った
冷媒は、４本の単位流路３４が一緒になった集合冷媒流
路３５を右方向に流れる。次に、３本の単位流路からな
る集合冷媒流路３６の向きを逆転させて冷媒が流れる。
さらに２本の単位流路からなる集合冷媒流路３７、１本
の単位流路からなる集合冷媒流路３８を冷媒が順次向き
を逆転させながら流れる。冷媒が直列に連通された各集
合冷媒流路３５、３６、３７、３８内を向きを逆転させ
ながら流れるので、長い冷媒流路６が形成される。それ
とともに集合冷媒流路３５、３６、３７、３８の単位流
路数を順次減少させているので、冷媒流路断面積が順次
減少される。
み合わせによって作られたプレート式熱交換器１を模式
的に示した断面図ある。冷媒入口用の開口２から入った
冷媒は、４本の単位流路３４が一緒になった集合冷媒流
路３５を右方向に流れる。次に、３本の単位流路からな
る集合冷媒流路３６の向きを逆転させて冷媒が流れる。
さらに２本の単位流路からなる集合冷媒流路３７、１本
の単位流路からなる集合冷媒流路３８を冷媒が順次向き
を逆転させながら流れる。冷媒が直列に連通された各集
合冷媒流路３５、３６、３７、３８内を向きを逆転させ
ながら流れるので、長い冷媒流路６が形成される。それ
とともに集合冷媒流路３５、３６、３７、３８の単位流
路数を順次減少させているので、冷媒流路断面積が順次
減少される。
【００１９】プレート式熱交換器１内を流れる向きを順
次逆転させることによりに長い冷媒流路６が形成される
ので、凝縮器としての機能が十分発揮される。さらに、
冷媒が熱交換器内で凝縮され容積を減少させていって
も、冷媒流路断面積を減少させているので冷媒の流速の
低下を抑えることができる。流速が一定以上あれば、生
成された液冷媒が吹き飛ばされて液冷媒による液膜の成
長を抑えることができる。
次逆転させることによりに長い冷媒流路６が形成される
ので、凝縮器としての機能が十分発揮される。さらに、
冷媒が熱交換器内で凝縮され容積を減少させていって
も、冷媒流路断面積を減少させているので冷媒の流速の
低下を抑えることができる。流速が一定以上あれば、生
成された液冷媒が吹き飛ばされて液冷媒による液膜の成
長を抑えることができる。
【００２０】一方、水流路７は水入口用の開口４から流
入し５本の流路で形成された集合水流路３９を流れ、１
度向きを変えて別の６本の流路で形成された集合水流路
４０を流れ水出口用の開口５から流出する。
入し５本の流路で形成された集合水流路３９を流れ、１
度向きを変えて別の６本の流路で形成された集合水流路
４０を流れ水出口用の開口５から流出する。
【００２１】この第１の実施形態で使用される５種類の
伝熱プレートは、４隅の流通孔１１の有無によって作製
できるので部品の共通化が図れる。
伝熱プレートは、４隅の流通孔１１の有無によって作製
できるので部品の共通化が図れる。
【００２２】図３は第２の実施形態によるプレートを組
み合わせて作られたプレート式熱交換器１を模式的に示
した断面図ある。伝熱プレートの組み合わせを変えるこ
とによって、冷媒入口用の開口２から冷媒出口用の開口
３へ向かって集合冷媒流路数を減少させる。それぞれ集
合冷媒流路４１、４２、４３、４４の単位流路数を３、
２、２、１と順次逆転させ連通させる。使用される水・
冷媒熱交換器の能力や設置条件に合わせて集合冷媒流路
の単位流路数を構成させている。
み合わせて作られたプレート式熱交換器１を模式的に示
した断面図ある。伝熱プレートの組み合わせを変えるこ
とによって、冷媒入口用の開口２から冷媒出口用の開口
３へ向かって集合冷媒流路数を減少させる。それぞれ集
合冷媒流路４１、４２、４３、４４の単位流路数を３、
２、２、１と順次逆転させ連通させる。使用される水・
冷媒熱交換器の能力や設置条件に合わせて集合冷媒流路
の単位流路数を構成させている。
【００２３】図４は第３の実施形態によるプレートを組
み合わせて作られたプレート式熱交換器１を模式的に示
した断面図ある。冷媒入口用の開口２から冷媒出口用の
開口３へ向かって集合冷媒流路４５、４６、４７、４８
の単位流路数を４、２、１、１と順次減少させている。
み合わせて作られたプレート式熱交換器１を模式的に示
した断面図ある。冷媒入口用の開口２から冷媒出口用の
開口３へ向かって集合冷媒流路４５、４６、４７、４８
の単位流路数を４、２、１、１と順次減少させている。
【００２４】以上、３つの実施形態に基づいて本発明を
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
３つの実施形態においては全体の伝熱プレートを２２枚
または１８枚を組み合わせて構成しているが、さらに多
くの伝熱プレートを組み合わせて構成しても良い。また
は少ない枚数で組み合わせて構成しても良い。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
３つの実施形態においては全体の伝熱プレートを２２枚
または１８枚を組み合わせて構成しているが、さらに多
くの伝熱プレートを組み合わせて構成しても良い。また
は少ない枚数で組み合わせて構成しても良い。
【００２５】また、上流から下流に向かって単位流路数
を４、３、２、１の組み合わせ、３、２、２、１の組み
合わせ、４、２、１、１の組み合わせで集合冷媒流路を
構成しているが、この単位流路数の組み合わせを極端に
変えたもので構成しても良い。
を４、３、２、１の組み合わせ、３、２、２、１の組み
合わせ、４、２、１、１の組み合わせで集合冷媒流路を
構成しているが、この単位流路数の組み合わせを極端に
変えたもので構成しても良い。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、集合冷媒流路の流通方
向を交互に逆転させて直列に連通させることにより、従
来のプレート式熱交換器の形状で冷媒流路長さを長くす
ることができる。これにより、プレート式熱交換器はア
スペクト比の大きな細長い形状にすることなく、従来の
形状で構成されるので、従来のプレート式熱交換器の部
品を共通に使用することができコスト低減が図れる。
向を交互に逆転させて直列に連通させることにより、従
来のプレート式熱交換器の形状で冷媒流路長さを長くす
ることができる。これにより、プレート式熱交換器はア
スペクト比の大きな細長い形状にすることなく、従来の
形状で構成されるので、従来のプレート式熱交換器の部
品を共通に使用することができコスト低減が図れる。
【００２７】また、単位流路数を上流から下流に向かっ
て減少させているので、冷媒の凝縮に伴う流速の低下を
抑えることができる。流速の低下が少なくプレート式熱
交換器内で生成される液冷媒を吹き飛ばすので、液膜の
成長による熱伝達率の低下を減少させることができ、熱
交換器の性能を上げることができる。
て減少させているので、冷媒の凝縮に伴う流速の低下を
抑えることができる。流速の低下が少なくプレート式熱
交換器内で生成される液冷媒を吹き飛ばすので、液膜の
成長による熱伝達率の低下を減少させることができ、熱
交換器の性能を上げることができる。
【図１】本発明の第１の実施形態によるプレート式熱交
換器の分解構造図である。
換器の分解構造図である。
【図２】本発明の第１の実施形態によるプレート式熱交
換器を模式的に示した断面図である。
換器を模式的に示した断面図である。
【図３】本発明の第２の実施形態によるプレート式熱交
換器を模式的に示した断面図である。
換器を模式的に示した断面図である。
【図４】本発明の第３の実施形態によるプレート式熱交
換器を模式的に示した断面図である。
換器を模式的に示した断面図である。
【図５】従来のプレート式熱交換器を模式的に示した断
面図である。
面図である。
１ プレート式熱交換器 ２ 冷媒入口用の開口 ３ 冷媒出口用の開口 ６ 冷媒流路 ７ 水流路 ９ 伝熱プレートＡ １２〜１９、２１、２２、２４〜２９、３１ 伝熱プレ
ートＥ ２０、３０ 伝熱プレートＢ ２３、２６ 伝熱プレートＣ ３２ 伝熱プレートＤ ３４ 単位流路 ３５〜３８、４１〜４８ 集合冷媒流路
ートＥ ２０、３０ 伝熱プレートＢ ２３、２６ 伝熱プレートＣ ３２ 伝熱プレートＤ ３４ 単位流路 ３５〜３８、４１〜４８ 集合冷媒流路
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の略平板状の伝熱プレートを間隔を
おいて重ね合わせることにより伝熱プレート間に冷媒流
路と水流路とを交互に形成し、端のプレートに冷媒出入
口用の開口と水出入口用の開口とを形成したプレート式
熱交換器において、 ２枚の伝熱プレートで挟まれた冷媒流路で、かつ、これ
ら伝熱プレートの外側を水などの熱源流体の流路になる
単位流路を作り、この単位流路を複数合わせて集合冷媒
流路とし、この集合冷媒流路の流通方向を交互に逆転さ
せて直列に連通させると共に、集合冷媒流路の単位流路
数を一方の冷媒開口から他方の冷媒開口へ向かって減少
させたことを特徴とするプレート式熱交換器を備えた水
・冷媒熱交換器。 - 【請求項２】 複数の略平板状の伝熱プレートを間隔を
おいて重ね合わせることにより伝熱プレート間に冷媒流
路と水流路とを交互に形成し、端のプレートに冷媒出入
口用の開口と水出入口用の開口とを形成したプレート式
熱交換器において、 ２枚の伝熱プレートで挟まれた冷媒流路で、かつ、これ
ら伝熱プレートの外側を水などの熱源流体の流路になる
単位流路を作り、この単位流路を複数合わせて集合冷媒
流路とし、この集合冷媒流路の流通方向を交互に逆転さ
せて直列に連通させると共に、集合冷媒流路の単位流路
数を一方の冷媒開口から他方の冷媒開口へ向かって順次
減少させたことを特徴とするプレート式熱交換器を備え
た水・冷媒熱交換器。 - 【請求項３】 一方の冷媒開口に接続された冷媒流路は
１本の単位流路によって構成されていることを特徴とす
る請求項１または２記載のプレート式熱交換器を備えた
水・冷媒熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061421A JP2000258082A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 水・冷媒熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061421A JP2000258082A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 水・冷媒熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000258082A true JP2000258082A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13170625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11061421A Pending JP2000258082A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 水・冷媒熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000258082A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2846733A1 (fr) * | 2002-10-31 | 2004-05-07 | Valeo Thermique Moteur Sa | Condenseur, notamment pour un circuit de cimatisation de vehicule automobile, et circuit comprenant ce condenseur |
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-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061421A patent/JP2000258082A/ja active Pending
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