JP2000257688A - 運動変換装置及び衝撃吸収緩衝装置 - Google Patents

運動変換装置及び衝撃吸収緩衝装置

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JP2000257688A JP11068297A JP6829799A JP2000257688A JP 2000257688 A JP2000257688 A JP 2000257688A JP 11068297 A JP11068297 A JP 11068297A JP 6829799 A JP6829799 A JP 6829799A JP 2000257688 A JP2000257688 A JP 2000257688A
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眞二 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動する部分を有しなくても、直線(並進)
運動及び回転運動の一方を他方に変換可能にする。 【解決手段】 4つの枝状配置要素を備え、各枝状配置
要素各々は、基底梁31、中間梁21、及び連関梁11
を備える。基底梁31は、基底に対して傾斜するように
一端31Aが固定され、弾性変形する。中間梁21は、
基底梁31の中央部より他端31B側に位置する位置P
に一端21Aが固定され、弾性変形する。連関梁11
は、位置Pに一端11Aが固定され、弾性変形する。4
つの枝状配置要素を循環するように、各枝状配置要素の
基底梁31の他端31Bと他の1つの枝状配置要素の中
間梁21の他端21Bとを固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運動変換装置及び
衝撃吸収緩衝装置に係り、より詳しくは、直線運動と回
転運動とを変換する運動変換装置及びこの運動変換装置
を含んだ衝撃吸収緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転運動を直線運動に変換する装
置としては、形状記憶合金線に接合されたナットとこの
ナットに係合するねじ回転軸(ボールねじ)とを備えた
ロボットアクチュエータ(特開昭61−127015号
公報)や、モータを回転させて、フレキシブルなテープ
状シート体を巻き取ることにより、回転運動を直線運動
に変換する機構を用いたリニアアクチュエータ(特開平
7−46789号公報)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ロボット
アクチュエータは、回転運動を直線運動に変換するため
に、ナットとねじ回転軸(ボールねじ)を用いており、
摺動部(ジョイント部)を有する。また、上記リニアア
クチュエータは、シート間に摺動面を持ち、さらに、直
線運動を回転運動に変換することができない。
【0004】このように、摺動する部分を有すると、騒
音、摩耗、バックラッシュ、摩擦損失が問題となると共
に、メンテナンスとして適宜、潤滑油を使用する必要が
ある。よって、油等を衛生上きらう医療現場や宇宙環境
(重力が少ない環境)のような特殊な環境では使用する
ことができない、即ち、使用可能態様が狭くなる。更
に、運動の変換の際、ナット及びねじ回転軸等を摺動さ
せる必要があるので、荷重の伝達が滑らかでない。
【0005】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、摺動する部分を有しなくても、直線運動及び回転運
動の一方を他方に変換可能な運動変換装置及びこの運動
変換装置を含んだ衝撃吸収緩衝装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため第1
の発明は、直線運動と回転運動とを変換する運動変換装
置であって、基底に対して傾斜するように一端が固定さ
れた弾性変形する第1の梁と、前記第1の梁の中央部よ
り他端側に位置する位置に一端が固定された弾性変形す
る第2の梁と、前記第2の梁の一端が前記第1の梁に固
定された位置に一端が固定された弾性変形する第3の梁
と、を各々備えた4つの枝状配置要素を備え、前記4つ
の枝状配置要素を循環するように、各枝状配置要素の第
1の梁の他端と他の1つの枝状配置要素の第2の梁の他
端とが固定され、各枝状配置要素の第3の梁の他端が互
いに固定され、前記複数の枝状配置要素の各第1の梁の
一端が回転運動の軸に対して対称となるように前記基底
に固定され、前記複数の枝状配置要素が全体として一体
形成されたている。
【0007】即ち、4つの枝状配置要素各々は、第1の
梁、第2の梁、第3の梁を備えている。第1の梁は、基
底に対して傾斜するように一端が固定され、弾性変形す
る。第2の梁は、第1の梁の中央部より他端側に位置す
る位置に一端が固定され、弾性変形する。第3の梁は、
第2の梁の一端が第1の梁に固定された位置に一端が固
定され、弾性変形する。
【0008】各枝状配置要素の第3の梁の他端は、互い
に固定され、複数の枝状配置要素の各第1の梁の一端が
回転運動の軸に対して対称となるように基底に固定さ
れ、複数の枝状配置要素が全体として一体形成されてい
る。
【0009】ところで、例えば、各枝状配置要素の第3
の梁の互いに固定されている他端を基底に対して相対的
に遠ざかるように直線運動させると、これに伴って第3
の梁が基底から遠ざかるように移動する。第3の梁がこ
のように移動すると、第1の梁も基底から遠ざかるよう
に移動しようとする。しかし、第1の梁の一端が基底に
固定されているので、第1の梁はこの一端を中心に回転
運動しようとする。一方、4つの枝状配置要素を循環す
るように、各枝状配置要素の第1の梁の他端と他の1つ
の枝状配置要素の第2の梁の他端とが固定されているの
で、当該枝状配置要素の第1の梁は、当該他の枝状配置
要素の第2の梁に引っ張られる形で移動する。この結
果、各枝状配置要素の第1の梁の他端は、全体として回
転運動する。
【0010】このように、第2の梁の一端が第1の梁に
固定された位置に第3の梁の一端を固定し、各枝状配置
要素の第1の梁の他端と他の1つの枝状配置要素の第2
の梁の他端とを固定することで摺動部を無くし、そのか
わりに、第1の梁、第2の梁、第3の梁のそれぞれを弾
性変形するようにして、運動を変換させるようにしてい
るので、摺動部を有しなくても、直線運動及び回転運動
の一方を他方に変換することができる。
【0011】第2の発明は、直線運動と回転運動とを変
換する運動変換装置であって、基底に対して傾斜するよ
うに一端が固定された弾性変形する第1の梁と、前記第
1の梁の中央部より他端側に位置する位置に一端が固定
された弾性変形する第2の梁と、前記第1の梁の中央部
より他端側に位置する位置に一端が固定された弾性変形
する第3の梁と、を各々備えた複数の枝状配置要素を備
え、前記複数の枝状配置要素を循環するように、各枝状
配置要素の第1の梁の他端と他の1つの枝状配置要素の
第2の梁の他端とが固定(直接固定又は間接固定)され
ている。
【0012】本発明の直線運動及び回転運動の一方を他
方に変換する原理は、第1の発明と同様であるので、説
明を省略する。なお、各枝状配置要素の第3の梁の他端
を基底に対して相対的に遠ざかるように直線運動させ
て、各枝状配置要素の第1の梁の他端を、全体として回
転運動させることに限定されず、各枝状配置要素の第1
の梁の他端を、全体として回転運動させて、第3の梁の
他端を基底に対して相対的に遠ざかるように直線運動さ
せてもよい。なお、第3の梁の他端を基底に対して相対
的に遠ざかるように直線運動させるとは、第3の梁の他
端が基底に対して遠ざかるように移動すること、基底が
第3の梁の他端に対して遠ざかるように移動すること、
及び、基底及び第3の梁の他端がともに遠ざかることの
以上3態様が含まれる。
【0013】本発明も、第1の梁と第2の梁及び第3の
梁とを固定し、各枝状配置要素の第1の梁の他端と他の
1つの枝状配置要素の第2の梁の他端とを固定すること
で摺動部を無くし、そのかわりに、第1の梁、第2の
梁、第3の梁のそれぞれを弾性変形するようにして、運
動を変換させるようにしているので、摺動部を有しなく
ても、直線運動及び回転運動の一方を他方に変換するこ
とができる。
【0014】なお、本発明では、複数の枝状配置要素の
各第3の梁の他端を、基底に対向する対向基底に固定し
たり、複数の枝状配置要素の各第3の梁の他端を、互い
に直接固定したり、してもよい。
【0015】また、本発明では、精度よく回転運動させ
るために、複数の枝状配置要素の各第1の梁の一端を基
底に回転運動の軸に対して対称となるように固定しても
よい。
【0016】更に、複数の枝状配置要素の各第3の梁の
一端は、第2の梁の一端が第1の梁に固定された位置に
固定してもよい。
【0017】なお、複数の枝状配置要素の少なくとも2
つ又は複数の枝状配置要素を全体として一体形成しても
よい。
【0018】ところで、上記発明に係る運動変換装置
は、種々の装置に適用できる。
【0019】即ち、例えば、第3の発明では、車両のサ
イドメンバーに運動変換装置を取り付けて、衝撃吸収緩
衝装置を構成している。このように、車両のサイドメン
バーに運動変換装置を取り付けるので、従来のサイドメ
ンバーを用いて曲げ及び圧縮により衝撃を吸収・緩衝し
ていたものに、衝撃(直線運動(基底及び第3の梁の他
端が相対的に近づく))を回転運動に変換して衝撃を吸
収・緩衝することができ、衝撃の吸収量等を向上させる
ことができる。
【0020】この場合、運動変換装置をサイドメンバー
のフロント側及びリア側の少なくとも一方に取り付け
る。一方、サイドメンバーは通常角柱形状の部分を有
し、該角柱形状の少なくとも1対の互いに対向する表面
に各1つづつ枝状配置要素(ビード)を、基底と第3の
梁の他端とを結ぶ方向がサイドメンバーの長手方向とな
るように、取り付けてもよい。また、複数の枝状配置要
素を、基底と第3の梁の他端とを結ぶ方向がサイドメン
バーの長手方向となるように、複数段に取り付けてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0022】本実施の形態に係る運動変換装置は、直線
運動と回転運動とを変換する運動変換装置であり、図1
に示す部分要素(枝状配置要素)を、図2に示すよう
に、複数配置して構成される。即ち、運動変換装置は、
4つの枝状配置要素100〜400を備えている。4つ
の枝状配置要素100〜400各々は、基底梁(本発明
の第1の梁に対応する)31と、中間梁(本発明の第2
の梁に対応する)21と、連関梁(本発明の第3の梁に
対応する)11と、を備えている。
【0023】基底梁31は、図示しない基底に対して傾
斜するように一端31Aが固定され、弾性変形する。な
お、図1の符号Xで示される記号は、梁が基底に固定さ
れていることを示す記号である。中間梁21は、基底梁
31の中央部より他端31B側に位置する位置Pに一端
21Aが固定され、弾性変形する。連関梁11は、中間
梁21の一端21Aが基底梁31に固定された位置Pに
一端11Aが固定され、弾性変形する。
【0024】ここで、4つの枝状配置要素100〜40
0を循環するように、各枝状配置要素100〜400の
基底梁31の他端31Bと他の1つの枝状配置要素の中
間梁21の他端21Bとが直接固定されている。
【0025】また、各枝状配置要素100〜400の連
関梁11の他端11Bが互いに固定されている。更に、
精度よく回転運動するために、複数の枝状配置要素10
0〜400の各基底梁31の一端31Aが回転運動の軸
に対して対称となるように基底に固定されている。そし
て、複数の枝状配置要素100〜400が全体として一
体形成されている。
【0026】本実施の形態に係る運動変換装置は、以上
のように構成して、弾性変形を利用して回転方向の運動
を直線方向の運動に、あるいはその逆に、直線方向の運
動を回転方向の運動に変換するものである。即ち、中間
梁21の一端21Aが基底梁31に固定された位置Pに
連関梁11の一端11Aを固定し、各枝状配置要素10
0〜400の基底梁31の他端31Bと他の1つの枝状
配置要素の中間梁21の他端21Bとを固定することで
摺動部(ジョイント)を無くすかわりに、基底梁31、
中間梁21、及び連関梁11を弾性変形するものとして
いる。
【0027】以上説明した運動変換装置をより詳細に説
明する。図3に示すように、運動変換装置は、連関梁1
1、中間梁21、基底梁31の3個の弾性梁からなる枝
状配置要素100を、基底50と基底(対向基底)51
の問に少なくとも2要素以上組み合わせた構成より成
る。以下に、前述したように、4要素から成る運動変換
装置の構成を説明する。
【0028】枝状配置要素100における基底梁31は
基底50に対して傾斜するように配置されている。即
ち、基底梁31は、0度より大きく90度未満の角度で
その端点311を基底50に固定している。中間梁21
はその端点212を基底梁31の中間部よりやや端点3
12側に固定している。連関梁11はその端点112を
基底梁31の中間部よりやや端点312側に、本実施の
形態では、中間梁端点212と同位置(こに限定され
ず、中間梁端点212近傍)で固定し、他方の端点11
1は、基底50に対向する他方の基底51に固定されて
いる。
【0029】枝状配置要素200は、基本的な構成を枝
状配置要素100と同様としており、中間梁22の基底
梁32に固定されない端点221を、枝状配置要素10
0の基底梁31の基底50に固定されない端点312に
固定させる。
【0030】枝状配置要素300は、基本的な構成を枝
状配置要素100と同様としており、中間梁23の基底
梁33に連結されない端点231を、枝状配置要素20
0の基底梁32の基底50に固定されない端点322と
連結させる。
【0031】枝状配置要素400は、基本的な構成を枝
状配置要素100と同様としており、中間梁24の基底
梁34に連結されない端点241を、枝状配置要素30
0の基底梁33の基底50に固定されない端点332と
固定させ、基底梁34の基底50に固定されない端点3
42は、枝状配置要素100における中間梁21の基底
梁31に固定されない端点211に固定させる。
【0032】本実施の形態に係る運動変換装置は、その
一例として、図4に示すように、枝状配置要素100、
200、300、400を回転運動の軸を中心に対称と
なるように基底50と基底51の問に位置させた基本構
成より成り、この基本構成を多数直列的(段階的に)に
連結させた構造も可能である。
【0033】本実施の形態に係る運動変換装置の他の例
としては、図5に示すように、基底51を省略し、枝状
配置要素100〜400の連関梁11〜14を互いに直
接固定(上端を束ねた)した構造としている。他の部分
は図4に示した例と同様である。
【0034】以上説明した例では、枝状配置要素を4個
としているが、本発明はこれに限定されず、4個以外の
数の複数、即ち、例えば、図6に示すように、3個の枝
状配置要素100、200、300を備えてもよい。ま
た、図7に示すように、6個の枝状配置要素100〜6
00を備えてもよい。なお、各枝状配置要素の連関梁を
互いに固定しない(上端を束ねない)構造(図4参照)
としてもよいのは勿論である。
【0035】なお、複数の枝状配置要素を循環するよう
に、各枝状配置要素の基底梁の他端と他の枝状配置要素
の中間梁の他端とは、直線固定又は間接固定してもよ
い。
【0036】以上の構成で、本運動変換装置により、直
線運動及び回転運動の一方を他方に変換可能である原理
を、図8(A)、図8(B)に示した装置例を参照して
説明する。
【0037】各枝状配置要素の連関梁の上端P1 に直線
方向に荷重あるいは変位f1 を与えると、各枝状配置要
素の基底梁の他端P2 、P3 、P4 、P5 はそれぞれf
2 、f3 、f4 、f5 の方向に変形し、結果的にねじり
方向の変形を生じ、回転運動に変換される。
【0038】即ち、各枝状配置要素の連関梁の上端P1
を基底50に対して相対的に遠ざかるように直線運動さ
せると、これに伴って連関梁が基底から遠ざかるように
移動する。連関梁がこのように移動すると、基底梁も基
底50から遠ざかるように移動しようとする。しかし、
基底梁の一端が基底50に固定されているので、基底梁
はこの一端を中心に回転運動しようとする。一方、4つ
の枝状配置要素を循環するように、各枝状配置要素の基
底梁の他端P2 、P3 、P4 、P5 と他の1つの枝状配
置要素の中間梁の他端とが固定されているので、当該枝
状配置要素の基底梁は、当該他の枝状配置要素の中間梁
に引っ張られる形で移動する。この結果、各枝状配置要
素の基底梁の他端P2 、P3 、P4 、P5 は、全体とし
て回転運動する。
【0039】なお、逆に、ねじり変形あるいはトルクに
より、各枝状配置要素の基底梁の他端P2 、P3
4 、P5 にそれぞれf2 、f3 、f4 、f5 の方向に
荷重あるいは変位を与えると、各枝状配置要素の連関梁
の上端P1 は直線方向f1 に変形する(直線運動)。
【0040】以上のメカニズムにより直線運動を回転運
動、あるいは、回転運動を直線運動に変換することが可
能となる。このような運動の変換が可能である主な理由
は、各枝状配置要素の梁が弾性変形が可能であること
と、基底梁が0度より大きく90度未満の角度で傾いて
いることと、中間梁と連関梁が基底梁の中間位置よりや
や上端側の位置で固定しているためで、連関梁の上端f
1 に荷重あるいは変位を与えた場合には、この変位方向
の運動を、各梁の弾性変形により基底梁が図に示した回
転運動をおこし、その運動が各枝状配置要素の基底梁の
他端P2 、P3 、P4 、P5 においてf2 、f3
4 、f5 方向の運動を生じさせる。
【0041】図9には、後述する方法(トポロジー最適
化法とイメージベースデザイン法)により得た具体的な
本運動変換装置の形状を示す。この弾性変形による変換
機構は後述する方法により解析的に得られたものであ
る。この具体的な形状をもとに作成したプロトタイプを
図10に示した。この図10に示す例は、本運動変換装
置全体を一体形成している。
【0042】次に、本運動変換装置の解析的に得るため
の均質化法を用いたトポロジー最適設計法を説明する。 (1)柔軟性の定式化 前述したように、指定した方向に変形するような柔軟性
を構造物に付加するために、本実施の形態では、エネル
ギの相反定理(Betti’sTheorem)の概念
を使用している。以下にその概略を示す。
【0043】図11(A)、図11(B)に示すよう
に、弾性体Ωの境界Γd を完全拘束しているものとす
る。図11(A)に示すケースでは、境界Γd 1 に表面
力t1 (荷重)を作用させ、そのときの変形場はu1
あるとする。図11(B)に示すケースでは境界Γt 2
に表面力t2 を作用させ、そのときの変形場はu2 であ
るとする。この場合、(1)式で示す相互平均コンプラ
イアンスが柔軟性の評価尺度である。即ち、図11
(A)に示すように、境界Γd 1 に表面力t1 を作用さ
せ、指定した位置が変位しているか否かを判断するため
に、内積を計算する。
【0044】
【数1】
【0045】すなわち、このL2 (u1 )を最大化する
ことにより、表面力t1 を作用させた時の境界Γt 2
の機構的な柔軟性を得ることが可能となる。
【0046】なお、本実施の形態では、その他、剛性を
最大化するため、平均コンプライアンスを計算し、平均
コンプライアンスを最小化する。 (2)柔軟性を利用した機構の設計要件 図12(A)〜図12(C)に示すように、柔軟性を利
用した機構を設計するためには3つの要件を考慮する必
要がある。第1に、図12(A)に示すように、柔軟構
造物のある境界Γt1 に表面力t1 を作用させた時に、
Γt2 が表面力t2 の方向に変形する機構的な性能であ
ることが必要である(柔軟性要件)。第2に、図12
(B)に示すように、境界Γt1 が表面力t1 に耐えう
る十分な剛性をもつような構造的な性能であることが必
要である(剛性要件)。第3に、図12(C)に示すよ
うに、境界Γt2 が反力表面力−t2 に耐えうる十分な
剛性をもつような構造的な性能であることが必要である
(剛性要件)。以上の3つの要件を満足できる最適設計
解を求めるため、多目的な目標関数を考案し、トポロジ
ー最適化を用いて最適設計構造を得た(文献(1)参
照)。 (3)均質化法を用いたトポロジー最適設計法 均質化法を用いたトポロジー最適設計法は基本的に固定
設計領域の概念と(2)式に示すχΩ(なお、χΩのΩ
は(2)式に示す下付き文字を表す)関数の導入を基礎
としている(後述する文献(2)参照)。
【0047】
【数2】
【0048】なお、xは位置を表し、Ωd は設定領域
(具体的な本運動変換装置の領域)、Dは設定領域Ωd
より大きめに設定した固定領域である。(2)式は、固
定領域Dと、固定領域Dに設定された設定領域Ωd と、
の関係を示す。位置xが設定領域Ωd に属する場合(即
ち、固定領域D内に材料を分布させたい場合)には、χ
Ω=1とし、位置xが設定領域Ωd に属さない場合(即
ち、固定領域D内に材料を分布させない場合)には、χ
Ω=0とする。
【0049】このχΩ関数を用いることにより、最適設
計問題を材料分布問題に置き換えて解く。即ち、χΩ=
0かχΩ=1に基づいて材料を分布させれば、固定領域
D内の適切な箇所に材料を分布させて、所望の形状(具
体的な本運動変換装置の領域)が得られる。ただ、この
χΩ関数はいたるところ微分不可能な関数であるから、
数値計算上とり扱うことは不可能である。この問題を克
服するため、均質化法により、χΩ関数を連続関数に置
き換える操作を行う。この操作により、均質化された物
理量を算出し、その計算値を用いて最適化をはかる。均
質化された物理量を算出する際には、固定領域Dをうめ
る複数の何らかの形状をしたマイクロストラクチャ(理
想は無限に小さい領域であるが、実際は、所定の大きさ
をもった領域である。)を用いる必要がある。ここで
は、例えば、図13に示す直方体形状のマイクロストラ
クチャを用いる(後述する文献(3)参照)。各マイク
ロストラクチャー内には、図13に示すように、パラメ
ータ(長さα、β、γ及び角度φ、ψ、θ)により定ま
る中穴がχΩ関数に対応して定まる。各マイクロストラ
クチャのパラメータ(中穴の長さα、β、γ及び中穴の
角度φ、ψ、θ)が設計変数となる。即ち、設定領域Ω
d 内のマイクロストラクチャは、χΩ=1であり、α=
β=γ=0となる(中実(solid material)。設定領域
Ωd 外のマイクロストラクチャは、χΩ=0であり、α
=β=γ=1となる(空間(empty ))。χΩ=1、χ
Ω=0が連続する領域については、該領域を1つのマイ
クロストラクチャで代表させて、α=β=γ≠0、1、
即ち、α=β=γ=例えば0.5等とすることにより、
連続関数に置き換える。なお、各パラメータは、後述す
る目標関数により定まる。
【0050】マイクロストラクチャのパラメータを用い
た最適設計解を得るための最適化処理を図14を参照し
て説明する。なお、本最適化処理を実行する前に予め、
固定領域D内に、図15に示すような設計領域Ωd を設
定して、本最適化処理を実行する。設定領域には、直進
方向f1 、直進運動を作用させる位置P1 、回転運動さ
せる点P2 、P3 、P4 、P5 、及び回転運動させる点
2 、P3 、P4 、P 5 のねじり方向f2 、f3
4 、f5 を設定しておく。
【0051】ステップ62で、均質化された物理量を計
算する。即ち、上記のように均質化法により、χΩ関数
を連続関数に置き換え、材料分布問題を解く。
【0052】ステップ64で、目標関数と制約を計算す
る。即ち、予め設定した固定領域内に収まり、かつ、図
12(A)〜図12(C)に示す上記3要件を満足させ
る各マイクロストラクチャのパラメータの値を計算す
る。これにより、各マイクロストラクチャの構造が基底
される。
【0053】ステップ66で、各マイクロストラクチャ
のパラメータで計算される目標関数と制約が規定値か否
かを判断することにより、収束するか否かを判断する。
収束しなければ、ステップ68で、目標関数と制約の感
度(各パラメータを変更させる方向を示す)を計算す
る。
【0054】ステップ70で、目標関数と制約の感度に
基づいて、各マイクロストラクチャの長さα、β、γに
ついて最適化問題を解く、即ち、再設定する。
【0055】ステップ72で、角度φ、Ψ、θを主応力
方向に更新して、ステップ62に戻って、ステップ6
2、64を実行する。これにより、収束する場合には、
各マイクロストラクチャのパラメータの最適設計解が得
られたので、本処理を終了する。以上の処理の結果、図
16、図17に示すように、最適設計解が得られる。図
16、図17には、異なる4方向からみた最適設計解が
示されている。
【0056】ところで、図16、図17に示した最適設
計解は、各各マイクロストラクチャに対応するブロック
の形状で構成されている。そのまま実際の機構を設計す
ることは難しい。この問題を克服するために、イメージ
ベースデザイン法(後述する文献(4)参照)を用いて
具体的な形状の抽出を行う。従来より、トポロジー最適
化により得られる最適解から具体的な形状を抽出する方
法には、種々のものが提案されてきている。しかし、そ
れらの方法はスプライン等の補間関数を用いており、最
適解が複雑になれば、その補間関数が複雑になり抽出さ
れた構造が予想されうる構造と非常にかけ離れる問題を
持っていた。これに対して、本実施の形態では、このよ
うな関数を使用するのではなく、0〜255で表される
イメージをmoving least squareの
関数で補間する方法を開発した。この方法の特徴は、ど
のような複雑な最適設計解も取り扱うことが可能である
ことと、抽出構造がビットマップで構成されているの
で、このデータから容易にプロトタイプを作成できるこ
とにある。図18にはイメージベースデザイン法を用い
て抽出された具体的構造を示す。この結果をもとに図1
0に示したプロトタイプを作成した。
【0057】以上説明したように、本実施の形態に係る
運動変換装置では、従来の機構のようなジョイント(摺
動部)を持たないで構成しているため、潤滑の必要性を
持たない、すなわちメンテナンスフリーとなる有利点を
もつ。
【0058】また、従来の機構として必要とされるジョ
イント(摺動部)を持たないので、一般の機構装置がも
つ問題である、騒音、摩耗、バックラッシュ、摩擦損失
を生じない。
【0059】更に、本実施の形態に係る運動変換装置で
は、弾性変形を利用しているため、即ち、摺動する部分
がないので、回転方向の運動を直線方向の運動、あるい
は直線方向の運動を回転方向の運動の変換の際、荷重の
伝達が滑らかである。
【0060】なお、上記文献(1)〜(4)は下記の通
りである。
【0061】
【外1】
【0062】
【実施例】上記運動変換装置は、直線運動を回転運動へ
変換する機能を利用することにより、自動車のボデー構
造の衝突安全性をねらった衝撃吸収緩衝装置としても利
用可能である。すなわち、図19に示すように、当該装
置(各梁を例えばスチールで構成する)を自動車のサイ
ドメンバー110(フロント側及びリア側の少なくとも
一方)に内蔵(112参照)あるいは付加(114参
照)する。これにより、従来の衝撃吸収緩衝装置では、
曲げおよび圧縮の効果によりエネルギを吸収していた
が、本運動変換装置を適用した衝撃吸収緩衝装置では、
新らたにねじりモードを付加することが可能となるの
で、結果としてエネルギ吸収量を向上させることができ
る。
【0063】本運動変換装置を適用した衝撃吸収緩衝装
置の変形例としては、図20に示すように、サイドメン
バー110の角柱(四角柱)部分の4つの表面110A
〜110D上に本運動変換装置の形状を持つビード12
0を取り付ける。これにより、衝突時の崩壊モードにね
じりモードを付加することも可能となる。この場合、図
21に示すように、サイドメンバー110の角柱(四角
柱)部分の対向する2つの表面110A、110C上の
みにヒード120を付加するだけでも、近似的に回転運
動に起因するねじりモードを付加することが可能となる
ので、エネルギ吸収量の向上の効果が得られる。なお、
この場合の一方の面に配置された枝状配置要素の中間梁
と対向する面に配置された枝状配置要素の基底梁とは、
サイドメンバー110の表面を介して間接的に固定され
ている。
【0064】以上説明した例では、当該装置を自動車の
サイドメンバーに取り付けて衝撃吸収緩衝装置を構成し
ているが、本発明はこれに限定されない。即ち、前述し
たように、メンテナンスを不要とするので、潤滑油を使
用する必要がなく、よって、油等を衛生上きらう医療器
具や宇宙環境(重力が少ない環境)のような特殊な環境
で使用される装置に適用してもよい。
【0065】なお、その他の具体例には種々のものが考
えられる。たとえば、入力条件を変えて、最適化プログ
ラムを実行させれば容易に異なった形状を創出すること
が可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の梁
と第2の梁及び第3の梁とを固定し、各枝状配置要素の
第1の梁の他端と他の1つの枝状配置要素の第2の梁の
他端とを固定することで摺動部を無くし、そのかわり
に、第1の梁、第2の梁、第3の梁のそれぞれを弾性変
形するようにして、運動を変換させるようにしているの
で、摺動部を有しなくても、直線運動及び回転運動の一
方を他方に変換することができる、という効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性変形を有する連関梁、中間梁、および基底
梁の3つの梁で構成される部分要素(枝状配置要素)を
示した図である。
【図2】枝状配置要素を軸方向に4つ結合させることに
より構成される装置を示した図である。
【図3】運動変換装置の構成と働きを説明する展開図で
ある。
【図4】運動変換装置の第1の例を示した図である。
【図5】運動変換装置の第2の例を示した図である。
【図6】運動変換装置の第3の例を示した図である。
【図7】運動変換装置の第4の例を示した図である。
【図8】(A)、(B)は、運動変換装置のメカニズム
を説明する説明図である。
【図9】トポロジー最適化法とイメージベースデザイン
法により得た運動変換装置の具体的な形状を示した図で
ある。
【図10】運動変換装置のプロトタイプを示した図であ
る。
【図11】(A)、(B)は、装置の構成要素の柔軟性
の定式化を説明する説明図である。
【図12】(A)〜(C)は、柔軟性を利用した機構を
設計するために必要な3つの要件を説明する説明図であ
る。
【図13】マイクロストラクチャを示した図である。
【図14】最適設計解を得るための最適化処理ルーチン
を示したフローチャートである。
【図15】柔軟性を用いた機構を設計する際の設計領域
を示した図である。
【図16】(A)〜(B)は、図14の最適化処理ルー
チンを実行して得られた最適設計解を示した図である。
【図17】(A)〜(B)は、図14の最適化処理ルー
チンを実行して得られた最適設計解を示した他の図であ
る。
【図18】(A)及び(B)は、イメージベースデザイ
ン法を用いて抽出された具体的構造を示した図である。
【図19】運動変換装置を自動車のサイドメンバーに取
り付けて構成された衝撃吸収緩衝装置を示した図であ
る。
【図20】衝撃吸収緩衝装置の変形例を示した図であ
る。
【図21】衝撃吸収緩衝装置の他の変形例を示した図で
ある。
【符号の説明】
11 連関梁(第3の梁) 21 中間梁(第2の梁) 31 基底梁(第1の梁) 50 基底 51 基底(対向基底)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AA01 AC01 AD05 BA01 BD01 EA13 3J066 AA01 AA22 BA01 BB01 BC01 BE10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線運動と回転運動とを変換する運動変
    換装置であって、 基底に対して傾斜するように一端が固定された弾性変形
    する第1の梁と、 前記第1の梁の中央部より他端側に位置する位置に一端
    が固定された弾性変形する第2の梁と、 前記第2の梁の一端が前記第1の梁に固定された位置に
    一端が固定された弾性変形する第3の梁と、 を各々備えた4つの枝状配置要素を備え、 前記4つの枝状配置要素を循環するように、各枝状配置
    要素の第1の梁の他端と他の1つの枝状配置要素の第2
    の梁の他端とが固定され、 各枝状配置要素の第3の梁の他端が互いに直接固定さ
    れ、 前記複数の枝状配置要素の各第1の梁の一端が回転運動
    の軸に対して対称となるように前記基底に固定され、 前記複数の枝状配置要素が全体として一体形成されてい
    ることを特徴とする運動変換装置。
  2. 【請求項2】 直線運動と回転運動とを変換する運動変
    換装置であって、 基底に対して傾斜するように一端が固定された弾性変形
    する第1の梁と、 前記第1の梁の中央部より他端側に位置する位置に一端
    が固定された弾性変形する第2の梁と、 前記第1の梁の中央部より他端側に位置する位置に一端
    が固定された弾性変形する第3の梁と、 を各々備えた複数の枝状配置要素を備え、 前記複数の枝状配置要素を循環するように、各枝状配置
    要素の第1の梁の他端と他の1つの枝状配置要素の第2
    の梁の他端とが固定されていることを特徴とする運動変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の枝状配置要素の各第3の梁の
    他端が、前記基底に対向する対向基底に固定された請求
    項2記載の運動変換装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の枝状配置要素の各第3の梁の
    他端が、互いに直接固定された請求項2記載の運動変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の枝状配置要素の各第1の梁の
    一端が回転運動の軸に対して対称となるように前記基底
    に環状に固定された請求項2乃至請求項4の何れか1項
    に記載の運動変換装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の枝状配置要素の各第3の梁の
    一端は、第2の梁の一端が第1の梁に固定された位置に
    固定された請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の
    運動変換装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の枝状配置要素の少なくとも2
    つ又は前記複数の枝状配置要素が全体として一体形成さ
    れたことを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか1
    項に記載の運動変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の運動変換装置を、車両の
    サイドメンバーに取り付けて構成された衝撃吸収緩衝装
    置。
  9. 【請求項9】 前記運動変換装置を前記サイドメンバー
    のフロント側及びリア側の少なくとも一方に取り付けた
    請求項8記載の衝撃吸収緩衝装置。
  10. 【請求項10】 前記サイドメンバーは角柱形状部分を
    有し、該角柱形状部分の少なくとも1対の互いに対向す
    る表面に各1つづつ前記枝状配置要素を、基底と第3の
    梁の他端とを結ぶ方向がサイドメンバーの長手方向とな
    るように、取り付けた請求項8又は請求項9記載の衝撃
    吸収緩衝装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の枝状配置要素を、基底と第
    3の梁の他端とを結ぶ方向がサイドメンバーの長手方向
    となるように、複数段に取り付けた請求項8乃至請求項
    10の何れか1項に記載の衝撃吸収緩衝装置。
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