JP2000257551A - 揺らぎ現象を取り入れた波力ポンプ - Google Patents
揺らぎ現象を取り入れた波力ポンプInfo
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- JP2000257551A JP2000257551A JP11107042A JP10704299A JP2000257551A JP 2000257551 A JP2000257551 A JP 2000257551A JP 11107042 A JP11107042 A JP 11107042A JP 10704299 A JP10704299 A JP 10704299A JP 2000257551 A JP2000257551 A JP 2000257551A
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Abstract
揺らぎ現象を取り入れた波力ポンプを提供する。 【解決手段】 波で作動し、水を送水する揺らぎ現象を
取り入れた波力ポンプ1Aにおいて、海面上に浮んだフ
ロート9に自在継手29を介してシリンダ10を設ける
と共に、海底に固定したベースブロックに自在継手28
を介して中空ピストン管14とピストン12を設ける。
波によりフロート9が上下左右前後に揺動する現象を、
2ケの自在継手をうまく利用して、効率良くピストン1
2とシリンダ10の相対的往復動に置き換え、水を送水
するものである。
Description
に地球環境破壊、エネルギー資源の枯渇化等が大きな問
題となっている今日において、クリーンな自然エネルギ
ーである波のエネルギーを利用して作動させ、海洋やダ
ム、湖沼等の水を送水することで養殖場の給水、海水揚
水発電、海水淡水化等を行うことや、閉鎖性水域等で外
海水と内海水を換水させて浄化すること、上層水と底層
水を循環させて浄化させること、または、湖沼等で叢生
する葦等の再奥部にこの湖沼等の底層部に滞留する富栄
養化した汚染水を送水し、この水が叢生葦の中を流れ出
るその間に、植生の呼吸作用等を利用して水を浄化させ
ることができる高効率の波力ポンプに関するものであ
る。
沼、水源等を浄化させることにより、人類の生活に欠か
すことのできない魚介類や海藻類等の水産資源、ならび
に飲料水等の水資源を確保することや、冷水ならびに海
水中の植物プランクトンや、海藻類等による二酸化炭素
の吸収効果から生じる地球温暖化防止対策等の分野にも
関するものである。
れている水域にあっては、水の流れが緩慢で水面と水底
の水が混ざり難いため、水底近傍に形成される層(以
下、底層という)に酸素が行き届かずに澱みやすい。ま
た、水面近傍に形成される層(以下、上層という)には
プランクトンの成長に欠かせない栄養が乏しくなりがち
である。
っては上層水と底層水とを混合することが望まれてい
る。
水等の送水手段としては、波力を利用して送水する「波
力ポンプ」(特公平8−6677号公報)が一般的に知
られている。この波力ポンプ90は、図11に示すよう
に、水中に支持されたシリンダ91の中にピストン92
を上下摺動自在に配置し、このピストン92を、チェー
ン93を介して連結されたフロート94で上下動させて
送水するものである。
作動するものであるため、石油等環境汚染につながるエ
ネルギー源を一切必要とせず、一旦設置した後は半永久
的に作動しつづける特徴をもつ非常に優れた波力ポンプ
である。
を混合する送水手段として波力ポンプ90を用いた場
合、安価な費用で半永久的に上層水と底層水とを混合し
続けることが期待できる。
力ポンプ90で上層水を取水するためには、取水口を水
面近くに位置させなくてはならないため、取水管95を
水面近傍に届く長さに形成すると共に別個のブイ等に吊
らなければならない。また、これとは逆に底層水を上層
水に送水する場合にも同じことが言える。このため、装
置全体が雑然となると共に送水効率が落ち、製作費もか
さむという課題がある。
ェーン93を介してピストン92に伝えているために、
チェーン等の磨耗が激しく破壊されやすいという課題が
あった。
トを係留しているために防波堤等のコンクリートケーソ
ンの中に組み込むにはポンプ出力の割りにコンクリート
ケーソンが大きくなり過ぎる等の問題もあった。
リングのリング管96が形成されているために、これに
対する曲げモーメントやねじりモーメント等の強度上の
問題だけでなく、この中を流れる流体の脈動流による慣
性力の抵抗が大きくなり、送水効率が劣化するという課
題もあった。
したもので、特願平8−323093等があるが、フロ
ートとシリンダが固着されているために、フロートの揺
らぎ現象による動揺作用を、うまくピストンとシリンダ
の相対的往復動に取り入れることが出来なくて、装置の
効率面で大きな問題があった。
し、簡易な構造で効率よく半永久的に上層水と底層水と
を混合し続けることや、空気に接続し、酸素の多く含ま
れた上層水を養殖場やそれ以外の送水目的の場所に送水
すること、または、本発明の装置より得られる圧力水を
利用して、海水揚水発電や海水淡水化等を行うことによ
り、省エネルギー、省資源の効果を発揮することのでき
る波力ポンプを提供することにある。
に本発明は、波のエネルギーで作動し、水を送水する波
力ポンプにおいて、下部が水底近傍に設けた取水用逆止
弁と送水用逆止弁に連通すると共に、上記取水用逆止弁
と送水用逆止弁のその連通管の途中より、上部が水面に
向って起立して延びる中空ピストン管を傾倒可能に設
け、該中空ピストン管の上部外周にピストン部を形成
し、該ピストン部の外周に、その上方にシリンダ室を区
画するシリンダを上下摺動自在に嵌合し、該シリンダ
に、そのシリンダを上下左右前後に揺動させるためのフ
ロートを設け、上記シリンダと上記フロートの間に自在
継手を介して接続するとよい。
傍の水を送水する波力ポンプにおいて、下部が水底近傍
に設けた送水用逆止弁に接続する送水管と連通すると共
に、上部が水面に向って起立して延びる中空ピストン管
を傾倒可能に設け、この中空ピストン管の上部外周にピ
ストン部を形成し、このピストン部の外周に、その上方
にシリンダ室を区画するシリンダを上下摺動自在に嵌合
し、シリンダにそのシリンダを上下左右前後に揺動させ
るためのフロートを設け、上記シリンダと上記フロート
の間に自在継手を介して接続し、上記シリンダに、水を
取水するための取水用逆止弁を介してシリンダ室に導水
するとよい。
の底層水を汲み上げて水面近傍の上層水と混合する波力
ポンプにおいて、下部が水底近傍に設けた取水用逆止弁
に接続する取水管と連通すると共に、上部が水面に向っ
て起立して延びる中空ピストン管を傾倒可能に設け、こ
の中空ピストン管の上部外周にピストン部を形成し、こ
のピストン部の外周に、その上方にシリンダ室を区画す
るシリンダを上下摺動自在に嵌合し、シリンダに、その
シリンダを上下左右前後に揺動させるためのフロートを
設け、上記シリンダと上記フロートの間に自在継手を介
して接続し、上記シリンダに、シリンダ室内の底層水を
排水用逆止弁を介して上層水に流す排水口を接続すると
よい。
面に基づいて詳述する。
成およびその流れを示すフローシートである。この図の
ほぼ中心部で二点鎖線に囲まれた範囲が本発明の波力ポ
ンプ1Aに組み込まれる装置本体の部分である。また、
二点鎖線に囲まれた範囲の下方左側には、このポンプの
取水口2が水底部3近くに設けられ、これより本発明の
波力ポンプ1Aまでは取水管4で接続されている。
には水面Sがあり、その右方向の岸辺5には、叢生葦6
が植えられている。本発明の波力ポンプ1Aより吐出し
た水が送水管7に送られ、この管が岸辺5に植えられた
叢生葦6の最奥部で解放され、ここで吐出水が放水され
るものとする。したがって、この水は岸辺5の斜面を伝
って叢生葦6の中を通り抜け水中8に戻される。
境問題が取り沙汰される今日において、これらの水底部
3には富栄養化ならびに貧酸素化した汚染水が滞留して
いるにもかかわらず、その上に毎日のように陸上の河川
等より運ばれて来る窒素やリン等の栄養塩類はこの水底
部3に堆積していく。
水)を本発明の波力ポンプ1Aより取水し、岸辺5の叢
生葦6等の根や茎部にかけることにより、植生の呼吸作
用等を有効に利用して水を浄化しようとするものであ
る。また、このときこの底層水には窒素やリン、ケイ素
等の栄養分が多く含まれることから叢生葦等植物にとっ
ては成長する過程のまたとない肥料となって成長する。
がら、これに大気中の二酸化炭素等を吸収させ、やがて
はこの成長した植物は木炭等のようなエネルギー源とし
て人々に有効利用される日も遠くはないものと思われ
る。
ンプ1Aの説明を行う。この図の説明では、波力ポンプ
1Aの詳細な部分の説明は後記するものとして、フロー
シート上の基本的な部分の構成、作用のみの説明を行
う。
んでいるものとする。フロート9のほぼ中心部でその下
方にはシリンダ10が自在継手等を介して上記フロート
9に接続されている。シリンダ10の内部中程にはピス
トン12が設けられ、これより上方をシリンダ室11と
する。このピストン12と、水底部3に設けた連通管1
3より傾倒可能に延びた中空ピストン管14が接続され
ている。
12とシリンダ10は相対的往復運動を引き起こし、中
空ピストン管14を通じて連通管13内の水が吸引、吐
出作用が誘発するものとする。
には管15、弁16、取水用逆止弁17、ヘッダー管1
8、アキュムレーター19、取水管4等が図のように接
続されているものとする。したがって、取水口2より取
水した水が、取水管4を通り、アキュムレーター19を
介して取水用逆止弁17、弁16、管15を通り、連通
管13に入り、中空ピストン管14を介してシリンダ1
0内に入ることができるものとする。
に於いて)には管20、送水用逆止弁21、弁22、ヘ
ッダー管23、アキュムレーター24、送水管7等が図
のように接続されているものとする。したがって、フロ
ートの動揺により、シリンダ10内の水は中空ピストン
管14を介して連通管13に入り、管20より送水用逆
止弁21、弁22、ヘッダー管23、アキュムレーター
24を介して装置の外部まで接続されている送水管7に
送水されるものとする。
する。
ト9に当ったとするとフロート9は前後左右、或いは上
下に動揺し、この動きがシリンダ10に伝えられる。シ
リンダ10内に設けられたピストン12、ならびに中空
ピストン管14は、水底より傾倒可能にて尚且つ上下に
拘束された格好で支持されているために、ピストン12
とシリンダ10には相対的往復動が生じる。したがっ
て、シリンダ10内のシリンダ室11の容積は変化し、
その都度その中の水は吸引、吐出作用を引き起こす。
昇させたとすると、このフロート9に自在継手を介して
接続されたシリンダ10は上方に吊り上げられる。した
がって、シリンダ10内の容積は増えこれをまかなうた
めにシリンダ10の内部では吸引作用を引き起こす。
溜する停滞水は取水口2より取水管4を通りアキュムレ
ーター19に入る。つぎに、アキュムレーター19より
ヘッダー管18に入り、数分割化された管15にそれぞ
れ設けられた取水用逆止弁17、弁16を介して連通管
13に入る。このとき、後記する送水用逆止弁21は閉
じる方向に働くためにこの弁より水の流入はない。
ダー管13に入った水は、中空ピストン管14を介して
シリンダ10内に入る。
流れの脈動流を平滑流に変換する作用を持っている。し
たがって、取水口2よりアキュムレーター19までの流
路においては、ある程度平滑化された平滑流となる。実
際には、このときのアキュムレーター19は、バキュー
ム作用が生じているために、バキュームタンクと呼んで
も差し支えない。
下させたとすると、シリンダ10は降下する。したがっ
て、シリンダ10内のシリンダ室11の水はピストン1
2の作用により圧縮される。
通り、連通管13に圧送される。つぎに、連通管13に
細分割化されたそれぞれの管20より、このそれぞれの
管20に設けられた送水用逆止弁21,弁22を通り、
ヘッダー管23に送られる。このヘッダー管23よりア
キュムレーター24を通り、ここで脈動流を平滑流に変
換して送水管7に送られ、この端部より吐出する。
に装置内の水の流れは脈動流である。脈動流は水の流れ
の慣性力の抵抗が大きくこのままでは装置が効率良く作
動しない。したがって、取水管の途中にアキュムレータ
ー19と、送水管の途中にもアキュムレーター24を設
けてできるだけ効率良く、できるだけ多くの水の流れの
脈動流を平滑流に変換することが出来れば、装置の送水
効率を著しく上昇させることが出来る。
前後左右に動揺する場合の揺らぎ現象における動作を示
した概略説明図である。この図の構成ならびに作用を以
下に説明する。ただし、図1の説明の部分で本発明の波
力ポンプ1Aのフローシート上の機構の構成と、その波
の上下運動における動作、作用の概略の説明は行ったの
で、その説明の繰り返しはしない。
S上に本発明の波力ポンプ1Aのフロート9が浮べられ
ている。詳細は後記するが、フロート9のほぼ中央部の
下方には自在継手29を介してシリンダ10が釣り下げ
られている。フロート9は上下方向の運動が出来ない場
合でも、揺らぎ現象によってはフロート9は、水平方向
に9、9′、9″等のように自由に水平移動出来るもの
とする。
Aのベースブロック26が設置され、これに前記した連
通管13が固着されているものとする。連通管13の上
方には可撓伸縮管27が設けられ、フランジ等を介して
図のように接続されている。この可撓伸縮管27の曲部
における中心線上の交点、換言すれば自在継手の中心点
をA点とする。つぎに、前記したシリンダ10の内部に
はピストン12が設けられ、これと前記した可撓伸縮管
27は中空ピストン管14を介して接続されている。
水平方向に9、9′、9″の各々の位置に移動した場合
におけるピストン12の移動位置を12、12′、1
2″とし、そのときのピストン12の頂部の中心点移動
位置をB、B′、B″とする。また、前記したフロート
9のほぼ中央部の下方に設けたシリンダ10と、その接
続部の自在継手における中心点の移動位置をC、C′、
C″とする。
0は10、10′、10″となり、シリンダ室11は1
1、11′、11″、中空ピストン管14は14、1
4′、14″となる。
こでABの長さは一定とすると、前記したフロート9が
9、9′、9″のように移動した場合には、ピストン1
2の頂部の中心点の移動はB、B′、B″のようにA点
を中心として円弧を描く。
装置であるために、必ずしもとは言えない場合がある
が、一般的にフロート9は揺らぎ現象によって9、
9′、9″のように水平方向に移動する。したがって、
C点はフロート9の動きと同様に、水平方向にC、
C′、 C″のように移動する。
C′、B″C″をよく見てみると、この2点間の距離は
常に変化している。この距離の変化がピストン12とシ
リンダ10の相対的往復動の作用となっている。したが
って、その都度シリンダ10内のシリンダ室11の容積
が変化し、これによって水の吸引、吐出作用が生じてい
る。以後の説明は前記した図1の説明の部分で波の上下
運動により、シリンダ10内のシリンダ室11の容積が
変化して、水に吸引、吐出作用が生じた場合の説明とほ
ぼ同じであるために、その説明の繰り返しはしない。
図、図4は図3のZ−Z線矢視部における平面図であ
る。図3、図4の説明においては、前記した図1のフロ
ーシートの説明とは違い実際に製品化した場合の設計図
に近い図面で有るために、フローシート的なつながり、
構成、作用等に判断しにくいところもあるが、その場合
には、前記した図1、図2、ならびにその説明を再読し
ていただきたい。
1、図2の説明の部分で構成、作用の説明を行った装置
が海洋上もしくは閉鎖性水域等である港湾内の水底部3
にベースブロック26aを介して設置されている。した
がって、図1、図2の説明の部分で説明を行ったものに
関してはその説明の繰り返しはしない。
て延びる中空ピストン管14aと、中空ピストン管14
aの上部外周に形成されたピストン部12Aと、ピスト
ン部12Aの上方にシリンダ室11aを区画するシリン
ダ10aと、シリンダ10aの上部に設けられたフロー
ト9aと、アキュムレーター19、24と、取水管側の
逆止弁17と、送水側のの逆止弁21と、中空ピストン
管14を傾倒させるための自在継手28Aと、可撓伸縮
管27aと、フロート9aとシリンダ10aを自由自在
に接続する自在継手29Aとからなる。
状の管であり、内部にはシリンダ室11と後記する連通
管13とを結ぶ水路が形成されている。また、中空ピス
トン管14aは、ベースブロック26aに強固に固定さ
れたサドル30aにその下部を自在継手28A(ユニバ
ーサル機構)を介して傾倒可能に支持されている。尚、
ユニバーサル機構の具体的な説明は後記するものとす
る。
aの上部外周を拡径するようにして、かつ、上下方向の
長さを直径程度に長く形成されており、シリンダ10a
内で円滑に往復動するようになっている。ピストン部1
2Aは、上下方向に分割されてなる上部ピストン部31
a及び下部ピストン部32aと、上部ピストン部31a
及び下部ピストン部32aの中間部分に設けられた浮体
33aとからなり、浮体33aの浮力により中空ピスト
ン管14aをほぼ鉛直に起立させるようになっている。
天井部を形成して塞いだ形状を有し、ピストン部12A
の外周に上下摺動自在に嵌合されている。シリンダ10
aの天井部上方には、シリンダ10aがフロート9aに
自由自在に接続されるための自在継手29Aが設けられ
ている。尚、これにおける具体的な説明は後記するもの
とする。
状のストッパー34aが設けられている。そのストッパ
ー34aの内径は、ピストン部12Aの外径よりも少し
小さく形成されており、万一、フロート9aが予測外に
大きな動揺をおこしても、ストッパー34aがピストン
部12Aに当たってピストン部12Aからシリンダ10
aが抜けないようになっている。
ェート35aが設けられており、シリンダ10aを常に
ほぼ鉛直に近い状態に起立させておくようになってい
る。
浮いているフロート9aも水面Sの上昇に伴って上昇す
る。このとき、シリンダ10aも同時に上昇し、シリン
ダ10a内に区画形成されているシリンダ室11aの容
積も大きくなる。そして、シリンダ室11a内は膨張さ
れ、吸引作用が生じる。このため、シリンダ室11a内
の水圧は下がり、中空ピストン管14a内の水路より、
連通管13を介して取水用逆止弁17が開いてアキュム
レーター19、取水管4aを通り図1に記載した取水口
2より水がシリンダ室11a内に流入する。このとき、
送水用逆止弁21は閉じたままであり、送水管7a側か
ら中空ピストン管14a内に水が逆流することはない。
合、水面Sに浮いているフロート9aは、水面Sの降下
に伴って降下する。このとき、シリンダ10aも同時に
降下し、シリンダ室11a内の水に圧縮方向の力が働い
て取水用逆止弁17が閉じる。そして、シリンダ室11
a内の水が、中空ピストン管14a内に押し込まれ、中
空ピストン管14a内の水すなわち水路内の水は、可撓
伸縮管27a、連通管13を通り、送水用逆止弁21を
開けて、管20、アキュムレーター24を通り、送水管
7aより送水目的の目的地に送水されることとなる。こ
のとき、取水用逆止弁17は閉じたままであり、取水管
4aを逆流してシリンダ室11a内のせっかく取水した
水が外部に流れ出ることはない。
の説明であって、取水管4、4aならびに送水管7、7
a等の途中にアキュムレーター等を設けて波力ポンプ1
Aならびに取水管4、4a、送水管7、7a内の流体の
慣性力等を有効に利用して効率良く取水、送水する場合
には、上述の作用と一致しないで流れる場合もある。例
えば、波力ポンプ1Aが作動を停止しているにもかかわ
らず、取水管、送水管内の水は共に進行するとか、取水
管側のみ、もしくは送水管側のみ進行する場合もある。
また、逆に波力ポンプが作動をしているにもかかわらず
取水管、送水管内の水の流れは進行しないときもある。
これらは、アキュムレーターの効果と慣性力の作用によ
るものである。
なかったが、この図に記された装置も当然のことなが
ら、揺らぎ現象(図2の説明)が作用するが、その結果
生じるピストンとシリンダの相対的往復動以後の説明
は、前記した説明とほぼ同じでありその説明の繰り返し
はしない。
31a、下部ピストン部32a及び浮体33aとからな
るものとし、ピストン部12Aの下方に延びる中空ピス
トン管14aの下端を自在継手28A(ユニバーサル機
構)を介して動揺自在に支持するために、中空ピストン
管14aをほぼ鉛直に起立させることができ、さらにピ
ストン部12Aの上下方向の長さを直径程度に長く形成
するために、ピストン部12Aをシリンダ10a内で円
滑に相対的往復運動をさせることができる。
路を形成し、その水路の下方にシリンダ室11aの水を
出入りさせて送水するようにしたために、フロート9a
の上下左右前後の運動によりシリンダ室11a内の水の
圧力がプラス、マイナスすなわち、吐出、吸引作用を繰
り返しても、この吐出、吸引作用の作用、反作用の全て
の力を中空ピストン管14aに直接作用させて支持する
のではなくて、水路内の水の圧力現象に作用させて連通
管13内の水を介して、取水、送水させるためのエネル
ギーに変換されることから、中空ピストン管14aの耐
久力を著しく増すことができる。次に他の実施の形態を
添付図面に基づいて述べる。
ストン管14を支持、傾倒させるための自在継手28の
平面図であり図6は図5のY−Y線矢視における縦断面
図である。図5、図6の自在継手28(ユニバーサル機
構)の構成を以下に説明する。
体的には、中空ピストン管14の外周を環状に囲むリン
グの径方向内方と外方とにそれぞれ平面視十字状に交叉
するように内軸40を支持し、外軸41を突出させてリ
ング体42を形成しする。リング体42の径方向内方に
設けた軸受43に回転可能にした内軸40を中空ピスト
ン管14の下部外周に固定し、支持させると共に、リン
グ体42の径方向外方に突出する外軸41を図面上で左
右のそれぞれのサドル30に回動可能に支持させてなる
自在継手である。
を挟むようにベースブロック26に起立して固着された
一対の支持脚であり、それぞれのサドル30の上部に
は、リング体42の外軸41を回動可能に支持するため
の軸穴44が互いに向き合うように形成されている。
ストン管14の中心であり、リング体42の外軸41と
リング体42の内軸40の交叉する点をA点とする。ま
た、図6においてもリング体42の外軸41の中心と、
リング体42の内軸40の中心の一致する点をA点とす
る。すなわち、このA点は図2の説明におけるA点とも
一致することになる。
視十字状に交叉するように2本の軸を配置し、そのそれ
ぞれの軸を回動可能にすることにより、中空ピストン管
14はA点を支点として360°どの方向にでも傾倒す
ることができる。ただし、上下方向の移動はできないも
のとする。
ロート9とシリンダ10の自在継手部29の詳細平面図
であり、図8は図7のX−X線矢視における縦断面図で
ある。図7、図8の自在継手29(ユニバーサル機構)
の構成を以下に説明する。
体的には、シリンダ10の上端に設けた吊金物50の外
周を環状に囲むリング体53の径方向内方と外方とにそ
れぞれ平面視十字状に交叉するように内軸51及び外軸
52を突出させてリング体53を形成し、リング体53
の径方向内方に貫通する内軸51をリング体53の内側
に向き合って形成された軸受54に回動可能に支持させ
ると共に、リング体53の径方向外方に突出する外軸5
2をそれぞれサドル55に設けた軸受57に回動可能に
支持させてなる自在継手である。
を挟むようにフロート9に設けたリング環56にボルト
等で固着された一対の支持脚であり、それぞれサドル5
5の下部には、リング体53の外軸52を回動可能に支
持するための軸受57の軸穴58が互いに向き合うよう
に形成されている。
通する内軸51を通すためのスペーサー59が、しっか
りと吊金物50に溶接等で固着されている。貫通する内
軸51が軸受54から抜け落ちないための手段として、
ピン60が前記したスペーサー59と内軸51のほぼ中
央部に設けられた貫通穴61に通され、その下端はスペ
ーサー59の下端に溶接等で固着されたナット62等に
ねじ込まれている。装置が動揺する際に生じる、ネジの
締め付け部の緩み等を防止するための手段として、スプ
リングワッシャー等の手段も設けられているものとす
る。
が設けられている。また一方、吊金物50とほぼ同心を
なし、その下端近くには前記したスラスト板63と互い
に向き合うスラスト板64が、設けられた吊パイプ65
が、ほぼ鉛直に回動可能に設けられ、その下端は前記し
たシリンダ10の天井部に固着されている。互いに向き
合うスラスト板63と64の間には、摩擦減少機構とし
て樹脂、プラスチック、または金属等で作ったリング状
のライナー等も設けられている。したがって、フロート
9とシリンダ10は、この部分で回動可能の状態にある
ものとする。
ル板66が吊パイプ65に固着され、このサドル板の上
面と、前記した吊金物50の下端とは、回動可能とする
ために、この間に摩擦減少機構として樹脂、プラスチッ
ク、金属板等で作ったリング状のライナー等も設けられ
ているものとする。
部の上面にはベントノズル67と逆止弁68が設けられ
ている。ベントノズル67と逆止弁68は、でき得るか
ぎり小口径のものとするのが好ましいが、できない場合
は、制限オリフィス等を設けて穴を縮小してもよい。
面視十字状に交叉するリング体53に設けた貫通する内
軸51と、外軸52が回動作用を引き起こすことによ
り、フロート9とシリンダ10は、自由な角度に変形す
ることができる。また、この角度の変形が設計限界を越
えようとしたときには、ストッパー69の作用で動作を
制限させることができる。
した通り、回動可能となっていることから、フロート9
とシリンダ10は、いつでも簡単に回動作用を引き起こ
すことができる。これらの作用効果により、不規則且つ
変動幅の大きい自然エネルギーである波浪エネルギー
を、効率良く有効にポンプ作用として利用することがで
きる。つぎに他の実施の形態を添付図面に基づいて述べ
る。
ポンプの側断面図である。図9に示すように、波力ポン
プ1Bは、海洋上もしくは閉鎖性水域等である港湾内に
ベースブロック26bを介して設置されている。この波
力ポンプ1Bは、これまでに詳細な説明を行った波力ポ
ンプ1Aとほぼ同様の原理、構成、作用の装置であるた
めに、以後の説明の重複する部分の説明は行わず、相違
する部分の説明のみを行う。
て延びる中空ピストン管14bと、中空ピストン管14
bの上部外周に形成されたピストン部12Bと、ピスト
ン部12Bの上方にシリンダ室11bを区画するシリン
ダ10bと、シリンダ10bの上部に角度変化と回動自
在に設けられたフロート9bと、シリンダ室11bに上
層水を導水する取水管4bと、この上層水を送水する送
水管7bとからなる。
状の管であり、内部にはシリンダ室11bと後記する送
水管7bとを結ぶ水路が形成されている。また、中空ピ
ストン管14bは、ベースブロック26bに強固に固定
されたサドル30bに、その下部を自在継手28B(ユ
ニバーサル機構)を介して傾倒可能に支持されている。
底部3に沿って設けられた送水管7bに屈曲可能な可撓
伸縮管27bと連通管13bを介して接続されている。
送水管7bには送水用逆止弁21bが接続されており、
シリンダ室11bの水は中空ピストン管14bから流出
する方向だけに水を流すようになっている。
から径方向放射状に延びるように接続されると共に、フ
ランジ部からすぐ下方に屈曲されてシリンダ10bに沿
って下方に延びてその延長端には、上層水を取り込むた
めの取水口2bが下方を向いて形成されている。
ーナー2bsが設けられると共に、取水用逆止弁17b
が設けられている。サクションストレーナー2bsは、
取水を整流すると共に取水管4b内への異物等の混入を
防ぐためのものであり、取水口2bに一体に設けられて
いる。取水用逆止弁17bは、シリンダ室11bに流入
する方向だけに水を流すようにするためのものであり、
サクションストレーナー2bsの下流側に設けられてい
る。
Sに浮いているフロート9bも水面Sの上昇に伴って上
昇する。このとき、シリンダ10bも同時に上昇し、シ
リンダ10b内に区画形成されているシリンダ室11b
の容積も大きくなる。そして、シリンダ室11b内は膨
張され、バキューム作用が生じる。このため、シリンダ
室11b内の水圧は下がり、取水用逆止弁17bが開い
てサクションストレーナー2bs及び取水管4bを介し
て水がシリンダ室11b内に流入する。このとき、送水
用逆止弁21bは閉じたままであり、送水管7b側から
中空ピストン管14b内に水が逆流することはない。
合、水面Sに浮いているフロート9bは、水面Sの下降
に伴って下降する。このとき、シリンダ10bも同時に
降下し、シリンダ室11b内の水に圧縮方向の力が働い
て、取水用逆止弁17bが閉じる。そして、シリンダ室
11b内の水が、中空ピストン管14b内に押し込ま
れ、中空ピストン管14b内の水は、連通管13b内に
押し込まれる。このため、連通管13b内の水圧は上が
り、送水用逆止弁21bが開いて、送水管7b内の水が
吐出ノズル72bから吐出して、水底部で人工湧昇流を
生じさせたり、または、目的地に送水されたりすること
となる。このとき、取水用逆止弁17bは閉じたままで
あり、取水管4bからシリンダ室11b内の水が流れ出
ることはない。
水管7bに接続する送水用逆止弁21bの下流側にアキ
ュムレーター等を設けて送水管7b内の流体の慣性力等
を有効に利用して送水する場合には、上述の作用と一致
しない場合もあるが、基本的にはこの作動となる。
いて述べる。
力ポンプの側断面図である。図10に示すように、波力
ポンプ1Cは、水底近傍の底層水を汲み上げて水面S近
傍の上層水と混合するものであり、水面Sに向って起立
して延びる中空ピストン管14cと、中空ピストン管1
4cの上部外周に形成されたピストン部12Cと、ピス
トン部12Cの上方にシリンダ室11cを区画するシリ
ンダ10cと、シリンダ10cの上部に自在継手29C
(ユニバーサル機構)を介して設けられたフロート9c
と、シリンダ室11c内の底層水を水面S近傍に流す排
水管70cとからなる。
状の管であり、内部にはシリンダ室11cと後記する取
水管4cとを結ぶ水路が形成されている。また、中空ピ
ストン管14cは、ベースブロック26cに強固に固定
されたサドル30cに自在継手28C(ユニバーサル機
構)を介して傾倒可能に支持されており、中空ピストン
管14cの下部は、水底部3に沿って設けられた取水管
4cに接続された連通管13cと、可撓伸縮管27cと
が接続されている。
れており、取水口2cもしくは取水管4cの下流側には
中空ピストン管14cに流入する方向にだけ水を流す取
水用逆止弁17cが設けられている。サクションストレ
ーナー2csは取水口2cの上部に被せられた網であ
り、取水を整流すると共に取水管4c内への異物の混入
を防ぐためのものであり、取水管4cの端部に一体に設
けられている。
近くから水平方向に延びるように接続されると共に、平
面視放射状に延びる管である。排水管70cの延長端に
は、水を排出するための排水口71cが水平方向を向い
て形成されており、排水口71cは水面Sのやや下方に
位置されている。また、この排水口71cには異物等が
入らぬようなストレーナー等の対策もとられている。
の近傍には、シリンダ10cのシリンダ室11cから流
出する方向にのみ水を流す排水用逆止弁21cが設けら
れており、上層水がシリンダ10cのシリンダ室11c
内に逆流しないようになっている。
ート9cとシリンダ10cは上昇し、シリンダ室11c
内が膨張され、バキューム作用が生じる。このため、シ
リンダ室11c内の水圧は下がり、取水用逆止弁17c
が開いてサクションストレーナー2c及び取水管4cを
介して底層水が中空ピストン管14c及びシリンダ室1
1c内に流入する。このとき、排水用逆止弁21cは閉
じたままであり、排水管70c側からシリンダ11c内
に上層水が逆流することはない。
フロート9cとシリンダ10cは下降し、シリンダ室1
1c内の水に圧縮方向の力が働いて取水用逆止弁17c
が閉じる。そして、シリンダ室11c内の水の水圧が上
がり、排水用逆止弁21cが開き、排水管70c内の水
が水面S近傍に排出される。このとき、排水口71cが
水面S下に位置されているためにヘッド差によるロスは
少なく、かつ、中空ピストン管14cが上下方向に動く
こともないために、安定して送水されることとなる。ま
た、このとき取水用逆止弁17cは閉じたままであり、
取水管4cからシリンダ室11c内の水が流れ出ること
はない。
に、取水管4cに設けた取水用逆止弁17cの上流側に
アキュムレーター等を設けて取水管4c内の流体の慣性
力等を有効に利用して送水する場合には、上述の作用と
一致しない場合もあるが基本的にはこの作動となる。
用逆止弁17cに接続する取水管4cと連通管13cを
介して連通すると共に、上部が水面Sに向って起立して
延びる中空ピストン管14cを傾倒可能に設け、中空ピ
ストン管14cの上部外周にピストン部12Cを形成
し、ピストン部12Cの外周に、その上方にシリンダ室
11cを区画するシリンダ10cを上下摺動自在に嵌合
する。シリンダ10cに、そのシリンダ10cを前後左
右と上下運動させるためのフロート9cと自在継手29
C(ユニバーサル機構)を設け、上記シリンダ10c
に、シリンダ室11c内の底層水を排水用逆止弁21c
を介して上層水に流す排水管70cを接続して波力ポン
プ1Cを構成したため、簡易な構造で容易かつ効率良く
底層水を水面S近傍まで汲み上げることができる。
たために、ヘッド差によるロスは少なく、大量の底層水
を効率良く、かつ、安定して上層水に混合させることが
できる。
うな優れた効果を奏する。
による揺らぎ現象や、波の上下運動エネルギーを有効に
利用して水底近傍の水を効率良く養殖場や送水目的の目
的地に送水することができる。
による揺らぎ現象や、波の上下運動エネルギーを有効に
利用して、簡易な構造で効率良く水面近傍の水を送水目
的の目的地に送水することができる。
による揺らぎ現象や、波の上下運動エネルギーを有効に
利用して、簡易な構造で容易かつ効率良く水底近傍の水
を水面近傍まで汲み上げて、上下の水を循環させること
ができる。
の装置の構成及びその流れを示すフローシートである。
が波により前後左右に動揺する場合の揺らぎ現象におけ
る動作を示した概略説明図である。
の縦断面図である。
4を支持、傾倒させるための自在継手28の平面図であ
る。
る。
シリンダ10の自在継手29の平面図である。
る。
断面図である。
側断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 波のエネルギーで作動し、水を送水する
波力ポンプにおいて、下部が水底近傍に設けた取水用逆
止弁と送水用逆止弁に連通すると共に、上記取水用逆止
弁と送水用逆止弁のその連通管の途中より、上部が水面
に向って起立して延びる中空ピストン管を傾倒可能に設
け、該中空ピストン管の上部外周にピストン部を形成
し、該ピストン部の外周に、その上方にシリンダ室を区
画するシリンダを上下摺動自在に嵌合し、該シリンダ
に、そのシリンダを上下左右前後に揺動させるためのフ
ロートを設け、上記シリンダと上記フロートの間に自在
継手を介して接続したことを特徴とする波力ポンプ。 - 【請求項2】 波のエネルギーで作動し、水面近傍の水
を送水する波力ポンプにおいて、下部が水底近傍に設け
た送水用逆止弁に接続する送水管と連通すると共に、上
部が水面に向って起立して延びる中空ピストン管を傾倒
可能に設け、該中空ピストン管の上部外周にピストン部
を形成し、該ピストン部の外周に、その上方にシリンダ
室を区画するシリンダを上下摺動自在に嵌合し、該シリ
ンダに、そのシリンダを上下左右前後に揺動させるため
のフロートを設け、上記シリンダと上記フロートの間に
自在継手を介して接続し、上記シリンダに、水を取水す
るための取水用逆止弁を介してシリンダ室に導水するこ
とを特徴とする波力ポンプ。 - 【請求項3】 波のエネルギーで作動し、水底近傍の底
層水を汲み上げて水面近傍の上層水と混合する波力ポン
プにおいて、下部が水底近傍に設けた取水用逆止弁に接
続する取水管と連通すると共に、上部が水面に向って起
立して延びる中空ピストン管を傾倒可能に設け、該中空
ピストン管の上部外周にピストン部を形成し、該ピスト
ン部の外周に、その上方にシリンダ室を区画するシリン
ダを上下摺動自在に嵌合し、該シリンダに、そのシリン
ダを上下左右前後に揺動させるためのフロートを設け、
上記シリンダと上記フロートの間に自在継手を介して接
続し、上記シリンダに、シリンダ室内の底層水を排水用
逆止弁を介して上層水に流す排水口を接続したことを特
徴とする波力ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10704299A JP4280880B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 揺らぎ現象を取り入れた波力ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10704299A JP4280880B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 揺らぎ現象を取り入れた波力ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000257551A true JP2000257551A (ja) | 2000-09-19 |
JP4280880B2 JP4280880B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=14449059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10704299A Expired - Fee Related JP4280880B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 揺らぎ現象を取り入れた波力ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4280880B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100394114B1 (ko) * | 2000-12-07 | 2003-08-06 | 레인보우스케이프주식회사 | 파도를 이용한 해양분수대 |
WO2010117351A1 (en) * | 2009-04-06 | 2010-10-14 | Albert Hamilton Davis | High pressure fluid pump |
KR101183727B1 (ko) | 2010-09-01 | 2012-09-17 | 우정택 | 발전용 파력구동장치 |
WO2013081318A1 (ko) * | 2011-11-29 | 2013-06-06 | 한국해양연구원 | 단순 왕복 피봇 회전형 와유기진동 에너지추출 장치 |
JP2013173511A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Seiyu Shima | 深海部分での大容量排海水の船外排出装置 |
JP5879641B1 (ja) * | 2015-04-21 | 2016-03-08 | 株式会社サンエイ | 海底水域への酸素補給装置 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP10704299A patent/JP4280880B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100394114B1 (ko) * | 2000-12-07 | 2003-08-06 | 레인보우스케이프주식회사 | 파도를 이용한 해양분수대 |
WO2010117351A1 (en) * | 2009-04-06 | 2010-10-14 | Albert Hamilton Davis | High pressure fluid pump |
KR101183727B1 (ko) | 2010-09-01 | 2012-09-17 | 우정택 | 발전용 파력구동장치 |
WO2013081318A1 (ko) * | 2011-11-29 | 2013-06-06 | 한국해양연구원 | 단순 왕복 피봇 회전형 와유기진동 에너지추출 장치 |
JP2013173511A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Seiyu Shima | 深海部分での大容量排海水の船外排出装置 |
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---|---|
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