JP2000257236A - 装飾部材 - Google Patents

装飾部材

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JP2000257236A
JP2000257236A JP6498599A JP6498599A JP2000257236A JP 2000257236 A JP2000257236 A JP 2000257236A JP 6498599 A JP6498599 A JP 6498599A JP 6498599 A JP6498599 A JP 6498599A JP 2000257236 A JP2000257236 A JP 2000257236A
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JP
Japan
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decorative member
engagement
back surface
engaging
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP6498599A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Ono
喬利 小野
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Deisuton Space Kk
Original Assignee
Deisuton Space Kk
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Publication date
Application filed by Deisuton Space Kk filed Critical Deisuton Space Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然石材から成る装飾部材であって、裏面側
に係合部を簡単に形成でき、壁等に取り付けると相互に
堅固な結合力が得られるようにする。 【解決手段】 表面と裏面を有する天然石材の装飾部材
において、裏面の上部には表面を基準として鋭角βで延
びる楔状の上部係合突起を、裏面の下部には鋭角α(α
>β)で延びる楔状の下部係合突起をそれぞれ形成す
る。又、表面の上辺には上部係合段部を、裏面の下辺に
は上部係合段部に係合する下部係合段部をそれぞれ形成
する。壁等に形成された略蟻溝状の係合凹部に対し、装
飾部材の上部係合突起を斜め下方から挿入すると共に、
落とし込んで下部係合突起を係止させることで装飾部材
を取り付ける。下位の装飾部材の上部係合段部は、上位
の装飾部材の下部係合段部により押さえ付けられ相互に
結合力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面等を装飾する
ための板状装飾部材に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁面等をタイルや天然石材等の装
飾部材で仕上げることが行われている。この場合、通常
はモルタルを介してタイルや天然石材等を貼り付ける
が、モルタルを用いないで施工する場合もある。即ち、
タイルや天然石材等の装飾部材の裏面に係合部が形成さ
れると共に、この係合部に対応する被係合部が壁面等に
形成され、これらを嵌合係止することで装飾部材を固定
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイル
のように磁器製の場合は、粘土の状態で係合部を成形で
きるため多少複雑な形状でも簡単に形成できるが、天然
石材の場合は係合部を初めから複雑な形状に加工するこ
とは容易でなく、コスト高になる等の問題があった。
又、タイルや天然石材等の場合は、取付後に剥落し易い
ため相互に結合することが望ましいが、従来は隣接する
端部を離してその間に目地を設けたり或は端部を突き合
わせる方式であるから、相互の結合力が弱い問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の問題をすべて
解消するためになされ、特に天然石材の場合であって、
裏面側に係合部を簡単に形成でき、しかも相互に結合力
が得られるようにした装飾部材を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の具体的手段として、本発明は、壁等を施工するための
装飾部材であって、この装飾部材は表面と裏面とを有
し、裏面には表面を基準として鋭角βで延びる楔状の上
部係合突起と、表面を基準として鋭角αで延びる楔状の
下部係合突起とが形成されていて、これら係合突起の角
度はα>βである装飾部材を要旨とする。又、この装飾
部材において、鋭角βは45度〜60度であり、鋭角α
は70度〜85度であること、表面の上辺には上部係合
段部が形成されており、裏面の下辺には前記上部係合段
部に係合する下部係合段部が形成されていること、を特
徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1は、天然石材から形成さ
れた平板状の装飾部材1であり、表面1aの上辺には上
部係合段部2が形成され、裏面1bの下辺には上部係合
段部2に対応する下部係合段部3が形成され、更に裏面
1bの上部には上部係合突起4が、下部には下部係合突
起5がそれぞれ形成されている。
【0007】前記上部係合突起4は、装飾部材1の表面
1aを基準として鋭角βで上方に延びる断面楔状に形成
され、即ち表面1a(又は裏面1b)と平行な上部切断
面1cとこの切断面に対して角度βで傾斜する上部傾斜
切断面1dとで裏面1b側の上端部を切除することによ
り形成される。
【0008】前記下部係合突起5は、同様に装飾部材1
の表面1aを基準として鋭角αで下方に延びる断面楔状
に形成され、即ち表面1a(又は裏面1b)と平行な下
部切断面1eとこの切断面に対して角度αで傾斜する下
部傾斜切断面1fとで裏面1b側の下端部を切除するこ
とにより形成される。但し、αはβより大きく(α>
β)設定され、具体的には例えばαは70度〜85度、
βは45度〜60度としてある。又、前記上部切断面1
cと下部切断面1eとは同一面内に位置するようにして
あるが、下部切断面1eは上部切断面1cより高さを低
く設定してある。従って、上部係合突起4は内懐が深
く、下部係合突起5は内懐が浅く形成されている。
【0009】このように形成された天然石材の装飾部材
1は、図2(a)のように壁6の表面6aに形成された
係合凹部7に嵌め込んで取り付ける。この係合凹部7
は、壁6の表面6aからの深さ(奥行)が装飾部材1の
裏面1bから上部切断面1c(下部切断面1e)までの
厚さ分に相当し、上端部には前記上部係合突起4に係合
する上部切り溝7aが、下端部には前記下部係合突起5
に係合する下部切り溝7bがそれぞれ形成される。つま
り、係合凹部7は略蟻溝状を呈している。
【0010】この係合凹部7の上部切り溝7aに対して
装飾部材1の上部係合突起4を矢印Aのように斜め下方
から挿入し、矢印Bのように装飾部材1を押し込むよう
にして裏面1bを係合凹部7の底面に当てると共に、装
飾部材1を落とし込めば下部係合突起5が下部切り溝7
bに嵌り込んで係合する。これにより、図2(b)のよ
うに装飾部材1を係合凹部7に取り付けることができ、
上部切断面1c、下部切断面1eは壁6の表面6aにそ
れぞれ当接し、上部係合突起4は装飾部材1の落下分S
だけ上部切り溝7aから離れる。
【0011】前記係合凹部7は壁6の上下方向に所定の
間隔をあけて並設されており、図2(b)のように壁6
の下方から上方に向けて順次装飾部材1を前記要領にて
取り付けると、上位の装飾部材1′の下部係合段部5′
が下位の装飾部材1の上部係合段部2を押さえ込む状態
となる。従って、下位の装飾部材1は上位の装飾部材
1′により前方側への傾斜が防止され、相互に結合力が
得られるため係合凹部7に対する取付状態が安定する。
但し、最上位の装飾部材の上部係合段部は胴縁(図略)
等で押さえ込む。
【0012】左右に隣接する装飾部材は、側端部を突き
合わせるか又は適宜の目地材(図略)等を介在させる
が、上下に隣接する装飾部材は前記のように上下端部が
相互に重合して固定される構造であるから、別途に止め
具を必要とせずに壁6への取付施工が簡単且つ迅速に行
える。尚、外壁等特に取付強度が要求される場合は、接
着剤を併用して装飾部材1の裏面1bを壁6の係合凹部
7に接着するようにしても良い。
【0013】装飾部材1の上部係合突起4及び下部係合
突起5は、前記のように2つの切断面により切除して形
成できることから、例えばサンダー等で容易に加工する
ことができる。又、上部係合突起4の角度βは下部係合
突起5の角度αより小さく設定し、且つ上部係合突起4
の内懐は深く、下部係合突起5の内懐は浅くしたので、
装飾部材1を壁6の係合凹部7に嵌め込む際に上部係合
突起4の挿入量を大きく確保できるため嵌め込み易く、
しかも落とし込み分(落下分S)は少なくて済むため嵌
め込み後に上部係合突起4が上部切り溝7aから外れ難
くなる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば壁
等の装飾部材が天然石材の場合に、裏面側に係合部をサ
ンダー等で簡単に形成でき、壁等の係合凹部に対して止
め具を必要とせずに嵌め込み方式で容易に取り付けるこ
とができ、しかも上下に隣接する装飾部材同士で結合力
が得られる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装飾部材を裏面側から見た斜視図
【図2】(a)は壁の係合凹部に装飾部材を嵌め込む時
の状態、(b)は嵌め込み後の状態をそれぞれ示す一部
の断面図
【符号の説明】
1…装飾部材 2…上部係合段部 3…下部係合段部 4…上部係合突起 5…下部係合突起 6…壁 7…係合凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁等を施工するための装飾部材であって、
    この装飾部材は表面と裏面とを有し、裏面には表面を基
    準として鋭角βで延びる楔状の上部係合突起と、表面を
    基準として鋭角αで延びる楔状の下部係合突起とが形成
    されていて、これら係合突起の角度はα>βである装飾
    部材。
  2. 【請求項2】鋭角βは45度〜60度であり、鋭角αは
    70度〜85度である請求項1記載の装飾部材。
  3. 【請求項3】表面の上辺には上部係合段部が形成されて
    おり、裏面の下辺には前記上部係合段部に係合する下部
    係合段部が形成されている請求項1又は2記載の装飾部
    材。
JP6498599A 1999-03-11 1999-03-11 装飾部材 Pending JP2000257236A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101241802B1 (ko) * 2010-09-29 2013-03-14 (주)대원산업 조립식 판재의 보강판

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101241802B1 (ko) * 2010-09-29 2013-03-14 (주)대원산업 조립식 판재의 보강판

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