JP2000257148A - 排水用ストレーナ装置 - Google Patents

排水用ストレーナ装置

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JP2000257148A
JP2000257148A JP11062215A JP6221599A JP2000257148A JP 2000257148 A JP2000257148 A JP 2000257148A JP 11062215 A JP11062215 A JP 11062215A JP 6221599 A JP6221599 A JP 6221599A JP 2000257148 A JP2000257148 A JP 2000257148A
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drainage strainer
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Fumio Ida
文雄 伊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水用ストレーナの上部開口と桝類の内壁
との間にかなりの隙間があいている場合でも、桝類の上
部開口を蓋っているグレーチング(桝蓋)等を通して桝
類内に侵入してきた夾雑物を確実に排水用ストレーナ内
に捕捉・捕集することが可能な排水用ストレーナを提供
すること。 【解決手段】 桝類Aのフランジ部Bに掛止される夾雑
物案内部材2を桝類のフランジ部から排水用ストレーナ
1の上部開口11に向け配設してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水管や排水溝な
どの排水路の中途部に配置される排水桝・雨水桝・会所
桝・汚水桝・溜桝などと称される桝類の内部に設置し
て、排水路を流下する雨水や汚水等の排水(以下、単に
排水と称する。)中に混在している塵芥類や落葉等の夾
雑物、並びに桝類の上部開口を蓋っているグレーチング
(桝蓋)等を通して桝類内に侵入してきた落葉や紙屑,
タバコの吸い殻等の夾雑物を捕捉・捕集するための排水
用ストレーナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排水路の桝類内部に設置された排水用ス
トレーナの上部開口と桝類の内壁との間には、施工性等
を考慮して平面から見てかなりの隙間があいている為、
夾雑物が排水用ストレーナに捕捉・捕集されることなく
上記隙間から排水路中に流されてしまうことがある不具
合があった。このような不具合は、桝類の上部開口を蓋
っているグレーチング(桝蓋)等を通して桝類内に侵入
してくる落葉や紙屑,タバコの吸い殻等の夾雑物の場合
に顕著であり、桝類が深くグレーチング(桝蓋)と排水
用ストレーナとの距離が離れるなるほど顕著に現れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の不具合に鑑みてなされたものであり、排水用ストレ
ーナの上部開口と桝類の内壁との間にかなりの隙間があ
いていたり桝類が深くグレーチング(桝蓋)と排水用ス
トレーナとの距離が離れている場合でも、桝類の上部開
口を蓋っているグレーチング(桝蓋)等を通して桝類内
に侵入してきた夾雑物を確実に排水用ストレーナ内に捕
捉・捕集することが可能な排水用ストレーナ装置を提供
せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の請求項1記載の排水用ストレーナ装置は、排水路
における桝類の内部に設置される排水用ストレーナと上
記桝類のフランジ部に掛止される夾雑物案内部材とで構
成され、該夾雑物案内部材を上記桝類のフランジ部から
前記排水用ストレーナの上部開口に向け配設してなる事
を特徴としたものである。また、本発明の請求項2記載
の排水用ストレーナ装置は、排水路における桝類の内部
に設置される排水用ストレーナと上記桝類のフランジ部
に掛止される夾雑物案内部材と前記排水用ストレーナの
上部開口の上に配設される目隠し部材とで構成され、上
記夾雑物案内部材を前記桝類のフランジ部から前記排水
用ストレーナの上部開口に向け配設し、上記目隠し部材
を前記排水用ストレーナの上部開口を覆い隠す大きさに
形成すると共にその中央部に夾雑物導入口を開口形成し
てなる事を特徴としたものである。この際、前記夾雑物
案内部材は、棒状材又は1枚の板材を折り曲げたり溶接
したりして形成しても良いが、前記桝類のフランジ部に
配設される支承部材と、該支承部材に一体又は取外し自
在に取付けられ前記排水用ストレーナの上部開口に向け
て配設される案内部材とで構成し、前記案内部材をその
長手方向に伸縮自在に形成すると共に、前記案内部材を
前記支承部材に対して左右方向及び/又は上下方向に移
動可能に取付けたり、或いは揺動自在に吊下げることが
好ましい。また前記目隠し部材は、前記排水用ストレー
ナの上部開口をほぼ覆い隠す大きさに形成し、その中央
部に夾雑物導入口を開口形成しただけでも良いが、上記
夾雑物導入口の下部位置に当該夾雑物導入口を覆い隠す
大きさに形成された目隠し板を配設して構成することが
好ましい。そして、前記目隠し部材を排水用ストレーナ
の上部開口の上、具体的には排水用ストレーナの上部開
口上に直接取外し自在に載承させるか、或いは上記夾雑
物案内部材に一体又は取外し自在に取付けるようにす
る。また、本発明の請求項9記載の排水用ストレーナ装
置は、排水路における桝類の内部に設置される排水用ス
トレーナと該排水用ストレーナの上部開口の上に配設さ
れる目隠し部材とで構成され、上記目隠し部材に鎖通し
部を開口形成する共に該鎖通し部を開閉自在に構成して
なる事を特徴としたものである。更に、本発明の請求項
10記載の排水用ストレーナ装置は、排水路における桝
類の内部に設置される排水用ストレーナと該排水用スト
レーナの上部開口の上に配設される目隠し部材とで構成
され、上記目隠し部材が、前記排水用ストレーナの上部
開口をほぼ覆い隠す大きさに形成され、その中央部に左
右から下方へ向う傾斜部を有する夾雑物導入口を開口形
成すると共に、上記少なくとも一方の傾斜部に平面から
見て他方の傾斜部と交差する目隠し交差板を一体に延設
又は傾斜方向にスライド自在に配設してなる事を特徴と
したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な好適実施
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではなく、いろいろなバリ
エーションが考えられる。また、各図面を通して同様の
構成部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0006】本発明に係る排水用ストレーナ装置は、基
本的に、桝類Aの内部に設置される排水用ストレーナ1
と、上記桝類Aのフランジ部Bに掛止され排水用ストレ
ーナ1の上部開口11に向け配設される夾雑物案内部材
2と、排水用ストレーナ1の上部開口11の上に配設さ
れる目隠し部材3とで構成される。
【0007】排水用ストレーナ1は、桝類Aの上部開口
を蓋っているグレーチング(桝蓋)C等を通して桝類A
内に侵入してきた落葉や紙屑,タバコの吸い殻等の夾雑
物D及び排水中に混在している塵芥類や落葉などの夾雑
物を捕捉・捕集するためのものであり、捕捉する夾雑物
の大きさや性状などに応じて、ステンレス材・鉄材・銅
材等の金属材やFRP・塩化ビニル等の合成樹脂材など
からなる無垢又は中空状の棒状材、または上記材質から
なる板状材、或いは金網・プラスチック網等の網状材、
又はパンチングメタル、又は鋳物等など、これらの材料
を単独又は適宜組み合わせて用い、平面から見て略角形
や略円形など所要の形状をした立体形状(篭状)に形成
し、図示実施例のように桝類Aの底部に据え置き設置す
るか、或いは図示していない吊下げ部材を用いて桝類A
の内部に宙吊り状に吊下げ設置する。尚、捕捉・捕集し
た夾雑物を排出しやすいように、排水用ストレーナ1の
底壁1aや側壁1bの一部又は全部を開閉可能に構成し
たり取外し可能に構成するも任意であり、更に従来と同
様に排水用ストレーナ1自体を桝類Aの内部に出し入れ
しやすくする為の持ち手(図示せず)を設けるも任意で
ある。
【0008】ちなみに、図示実施例の排水用ストレーナ
1は、ステンレス製棒状材を用いて上部を開放した略四
角立方体状の枠体12を形成し、その枠体12に金網1
3を一体的に張設すると共に、上部開口縁部分に補強を
兼ねたステンレス製フランジ14を一体的に取付け且つ
底部に脚16を設けて構成し、排水用ストレーナ1のフ
ランジ14上に、排水用ストレーナ1内に捕捉・捕集さ
れた夾雑物を目隠しすると同時に捕捉・捕集した夾雑物
が逆流して溢れ出るのを少なからず防止するべく目隠し
部材3を着脱自在に設置し、桝類Aの底部に据え置き設
置したものである。この様に、排水用ストレーナ1の底
部に脚16を設けることにより、桝類Aの底部に排水用
ストレーナ1を据え置き設置しても桝類A底部における
汚水の淀みを防止できると同時に、図示例のように桝類
Aの底部が平坦でない場合でも、排水用ストレーナ1を
がたつくことなく安定的に据え置き設置することが出来
る。
【0009】尚、上記フランジ14は、図示例のごとく
側壁より外側に張り出すように外側に向けて形成しても
良いし、側壁とほぼ面一状に内側に向けて形成しても良
い。また、この実施例の場合、上記フランジ14及び目
隠し部材3は必ずしもなくとも良い。
【0010】夾雑物案内部材2は、桝類Aの上部開口を
蓋っているグレーチング(桝蓋)C等を通して桝類A内
に侵入してきた夾雑物Dを排水用ストレーナ1内に導く
ためのものであり、桝類Aのフランジ部Bから排水用ス
トレーナ1の上部開口11に向けて配設する。この際、
桝類Aが平面から見て四角形状に形成されている場合に
は、この夾雑物案内部材2を、桝類Aを上から見て四角
形の少なくとも一辺に配設し、好ましくは二辺ないし三
辺に配設し、より好ましくは四辺に行きわたるように配
設する。
【0011】また夾雑物案内部材2は、ステンレス材・
鉄材・銅材等の金属材やFRP・塩化ビニル等の合成樹
脂材等の材料からなる棒状材や板材を用いて所要の形状
に形成するが、例えば一枚の板材を折り曲げたり溶接し
たりしてその下端部が排水用ストレーナ1の上部開口1
1に向かうように略筒形状や略エプロン形状に形成して
も良いが、桝類Aのフランジ部B側に配設される支承部
材21と、この支承部材21に取外し自在に取付けられ
排水用ストレーナ1の上部開口11に向けて配設される
案内部材22とからなる2つの構成部材で構成すること
が好ましい。
【0012】支承部材21は、所用の長さ(例えば、平
面から見て四角形状に形成された桝類Aのフランジ部B
の一辺より少し短い長さ)を有する断面略逆L字形状或
いは略L字形状より更に外側へ水平方向に一辺が延設さ
れた断面略クランク形状に折り曲げ形成し、折り曲げた
一辺側を桝類Aのフランジ部Bに取外し可能に掛止さ
せ、桝類Aのフランジ部Bから飛び出した他辺側(連結
部21’)に案内部材22を、当該支承部材21に対し
て左右方向及び/又は上下方向に移動可能に取付ける
か、或いは揺動自在に取付ける。
【0013】即ち、図1ないし図3に示した実施例のも
のは、支承部材21の連結部21’及び/又は案内部材
22の取付け部22aに幅方向に沿って長穴22bを形
成すると共に、この長穴22bに連続させて当該長穴を
横切る方向に1個又は複数個の縦長穴22cを形成せし
め、ボルト・ナット23で締結することにより、案内部
材22を支承部材21に対して左右方向及び上下方向に
移動可能且つ取外し自在に取付けたものであり、また図
4に示した実施例のものは、支承部材21の連結部2
1’に幅方向に沿って形成しせしめた長穴21bに案内
部材22を挿し込み係合させることにより、案内部材2
2を支承部材21に対して左右方向及び上下方向に移動
可能且つ取外し自在に取付けたものであり、更に図示し
ていないが鎖等を用いて案内部材22と支承部材21を
互いに連結させることにより、案内部材22が支承部材
21に対して左右方向及び上下方向に移動且つ揺動可能
となる。
【0014】尚、図8に示した実施例のものは、目隠し
部材3に支承部材21を兼用させた構造としたものであ
り、目隠し部材3の周縁フランジ34を桝類Aのフラン
ジ部Bに取外し可能に掛止させ、その裏側に案内部材2
2をボルト・ナット27で一体的又は分解取外し可能に
取付けるか、或いは溶接等で一体的に取付ける。また、
支承部材21を断面略逆L字形状に形成した場合には、
桝類Aのフランジ部Bから飛び出している他辺側に、平
板形状に形成された案内部材22、即ち図示実施例のよ
うに取付け部22aが断面略逆L字形に折り曲げられて
いない案内部材22をボルト・ナットや鎖等で取外し可
能に取付けるようにする。
【0015】一方、案内部材22は、無垢又は中空状の
棒状材、またはこれらの材質からなる板状材又は略帯板
状材、或いは金網・プラスチック網等の網状材、又はパ
ンチングメタル、又は鋳物など、これらの材料を単独又
は適宜組み合わせて用いて、その上辺側に取付け部22
aを有する所用の幅と長さを有する正面視略四角形状に
形成するか、或いは平面視略コ字形状又は平面視略U字
形状又は平面視略円形状に形成する。
【0016】ちなみに、図1及び図2に示した実施例
が、穴のない無垢板材を用いて平面視略略コ字形状に形
成したものであり、図3(a)及び図6と図7に示した
実施例が、無垢板材を用いて正面視略四角形状に形成し
たものであり、図3(c)に示した実施例が略櫛歯様に
形成された板材を用いて正面視略四角形状に形成したも
のであり、図3(d)に示した実施例が小さな丸穴を多
数個形成してなる多孔板を用いて正面視略四角形状に形
成したものであり、図4に示した実施例が排水目皿のよ
うに長手方向に細長い長穴を多数形成してなる多孔板を
用いて正面視略四角形状に形成したものであり、図5に
示した実施例が無垢板材を用いて平面視略略円形状に形
成したものであり、そして図8に示した実施例が無垢板
材を用いて下部に向かい少し先細りの筒形状に形成した
ものである。その他に、図示していないが、棒状材や帯
板材等を用いてすだれの様に支承部材21から吊下げる
ことも考えられる。
【0017】案内部材22の大きさは必ずしも限定され
るものではないが、案内部材22の表面を滑り落ちる夾
雑物Dを確実に排水用ストレーナ1の内部に導くことが
できるように、その下端部ができるだけ排水用ストレー
ナ1の上部開口11に近づく大きさに形成することが好
ましく、更には周縁に形成されたフランジ14又はその
上に載承させた目隠し部材3の上面に当接するか或いは
排水用ストレーナ1の内部に少し入り込む程度の長さに
形成することが好ましい。
【0018】図1に示した実施例のごとく、案内部材2
2の下端部を排水用ストレーナ1の上部開口11に設置
した目隠し部材3の上面に当接させることにより、目隠
し部材3ないし排水用ストレーナ1自体が不用意に浮き
上がったり移動するのを防止することができ、また図4
に示した実施例のごとく、案内部材22の下端部凹部2
2dを排水用ストレーナ1の内壁に突設せしめた係合ピ
ン15に係脱自在に係合させることにより、排水用スト
レーナ1の不用意な浮き上がり移動を防止することがで
きると同時に、案内部材22の下端部のふら付きやガタ
付きを防止することができるようになる。
【0019】また案内部材22は、深さの異なる各種の
桝類Aにも対応することができるように、その長手方向
に伸縮自在に形成することが好ましい。案内部材22を
伸縮自在に構成する機構・構成はいろいろと考えられる
が、図3(b)に示した実施例のものは、案内部材22
を、桝類Aのフランジ部B側に取付けられる部材22’と
排水用ストレーナ1の上部開口11に向け配設される部
材22”とで構成し、一方の部材22’に略十字形状の取付
け穴24を形成し、他方の部材22”を取付け穴24に沿
ってボルト・ナット25で締結することにより、案内部
材22を伸縮自在に構成したものである。そして図5に
示した実施例のものは、上部開口が下部開口より少し大
きく形成された複数個の短筒部材22e〜22gを順次
嵌合連結させることにより、案内部材22を伸縮自在に
構成したものである。
【0020】他方、目隠し部材3は、排水用ストレーナ
1内に捕捉・捕集された夾雑物を上方から見えないよう
に目隠しすると同時に、捕捉・捕集した夾雑物が排水用
ストレーナ1から逆流して溢れ出るのを少なからず防止
するためのものであり、排水用ストレーナ1の上部開口
11をほぼ覆い隠す大きさに形成すると共に、その中央
部に下方に向け傾斜した夾雑物導入口31を開口形成
し、排水用ストレーナ1の上部開口11の上に設置す
る。具体的には、図1及び図5に示した実施例のごとく
排水用ストレーナ1の上部開口11部分に直接取外し自
在に載承させるか、或いは図6及び図7に示した実施例
のごとく夾雑物案内部材2の中途部に一体的又は取外し
自在に取付けるか、又は図8及び図9に示した実施例の
ごとく桝類Aのフランジ部Bに取外し可能に掛止させ
る。
【0021】目隠し部材3を夾雑物案内部材2の中途部
に取付ける具体例として図6及び図7に示したものは、
目隠し部材3に取付け用フランジ32を延設し、夾雑物
案内部材2の中途部に取付け用フランジ32を受け入れ
る係合穴26を開口形成し、目隠し部材3の取付け用フ
ランジ32を夾雑物案内部材2の係合穴26に係脱自在
に係合させるように構成したものである。
【0022】また目隠し部材3は、排水用ストレーナ1
の上部開口11をほぼ覆い隠す大きさに形成すると共
に、その中央部に下方に向け傾斜した夾雑物導入口31
を所要の大きさに開口形成しただけでも良いが、そのま
までは上の方から目隠し部材3を見たときに上記夾雑物
導入口31を通して排水用ストレーナ1の内部が見えて
しまうので、図6及び図7に示した実施例のごとく、夾
雑物導入口31を覆い隠す大きさに且つ略球面板又は略
円弧形状に形成された目隠し板33を、夾雑物導入口3
1の下部位置に適当な間隔をおいて配設して構成する
か、或いは図8及び図9に示した実施例のごとく、排水
用ストレーナ1の上部開口11をほぼ覆い隠す大きさに
形成された目隠し部材3の中央部に、左右からそれぞれ
下方へ向う傾斜面部35a,35bを有する夾雑物導入口31
を開口形成すると共に、それら傾斜面部の少なくとも一
方の傾斜面部35bに、平面から見て他方の傾斜面部35aと
交差するように目隠し交差板36を一体に延設するか又
はネジ37等で傾斜方向にスライド自在に配設して構成
することが好ましい。
【0023】更に目隠し部材3には、桝類Aの上部開口
を蓋っているグレーチング(桝蓋)Cの盗難や流失の防
止を目的として桝類Aの内部とグレーチング(桝蓋)C
とを繋いでいる鎖Eを通すための鎖通し部38を開口形
成し、且つその鎖通し部38を開閉自在に構成する。鎖
通し部38を開閉自在とする機構・構造はいろいろと考
えられるが、図8及び図9に示した実施例のものは、鎖
通し部38の裏側に設けた挟持板39aに蓋板39bをスラ
イド自在に支持させ、蓋板39bをスライドさせることに
より鎖通し部38を開閉ならしめたものである。
【0024】尚、目隠し部材3に形成する鎖通し部38
は、1つに限らず2つでもそれ以上形成しても良いし、
開口形成する位置も周縁フランジ34の中央部に限らず
端の方でも良く、更には図1及び図5に示した実施例の
ごとく目隠し部材3を比較的深い桝類Aの底部に据え置
き設置した排水用ストレーナ1の上部開口11部分に直
接載承させるような場合には、元より鎖Eの邪魔にはな
らないので、鎖通し部38を形成する必要はない。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る排水用ストレーナ装置は斯
様に、排水路における桝類の内部に設置される排水用ス
トレーナと桝類のフランジ部に掛止される夾雑物案内部
材とで構成し、その夾雑物案内部材を桝類のフランジ部
から排水用ストレーナの上部開口に向け配設してなるの
で、桝類の上から見て排水用ストレーナの上部開口(排
水用ストレーナの外周)と桝類の内壁との間にかなりの
隙間があいていたり桝類が深くグレーチング(桝蓋)と
排水用ストレーナとの距離が離れている場合であって
も、桝類の上部開口を蓋っているグレーチング(桝蓋)
等を通して桝類内に侵入してきた落葉や紙屑,タバコの
吸い殻等の夾雑物を確実に排水用ストレーナ内に導き捕
捉・捕集することが可能となる。
【0026】また、請求項2に記載の排水用ストレーナ
装置によれば、請求項1記載の排水用ストレーナ装置の
構成に排水用ストレーナの上部開口の上に配設される目
隠し部材を加え、夾雑物案内部材を桝類のフランジ部か
ら排水用ストレーナの上部開口に向け配設し、目隠し部
材を排水用ストレーナの上部開口を覆い隠す大きさに形
成すると共にその中央部に夾雑物導入口を開口形成して
なるので、請求項1記載の排水用ストレーナ装置の作用
効果に加えて、排水用ストレーナ内に捕捉・捕集された
夾雑物が上方から見えない(見えにくくなる)と同時
に、捕捉・捕集した夾雑物が逆流して溢れ出るのを少な
からず防止することが可能となる。
【0027】更に、請求項3、4に記載の排水用ストレ
ーナ装置によれば、夾雑物案内部材を、桝類のフランジ
部に配設される支承部材と該支承部材に一体又は取外し
自在に取付けられ排水用ストレーナの上部開口に向けて
配設される案内部材とで構成し、案内部材を支承部材に
対して左右方向及び/又は上下方向に移動可能に取付け
るように構成したので、排水ストレーナや桝類の大きさ
が異なる各種の仕様のものにも容易に対応することが可
能となる。
【0028】また、請求項5に記載の排水用ストレーナ
装置によれば、支承部材に対して案内部材を揺動自在に
吊下げて構成したので、風や排水の流れによって案内部
材が揺れ動き、従って案内部材の表面に付着しようとす
る夾雑物が振るい落とされ、案内部材に夾雑物が付着し
にくくなる。
【0029】そして、請求項6に記載の排水用ストレー
ナ装置によれば、案内部材をその長手方向に伸縮自在に
形成したので、深さが異なる各種の仕様の桝類にも容易
に対応することが出来るようになる。
【0030】請求項7に記載の排水用ストレーナ装置に
よれば、目隠し部材を夾雑物案内部材に一体又は取外し
自在に取付けてなるので、目隠し部材が排水用ストレー
ナの上部開口よりかなり離れて上部に位置することにな
り、その結果、より一層のこと排水用ストレーナ内に捕
捉・捕集された夾雑物が上方から見えない(見えにくく
なる)ようにすることが出来る。
【0031】請求項8に記載の排水用ストレーナ装置に
よれば、目隠し部材が、排水用ストレーナの上部開口を
ほぼ覆い隠す大きさに形成され、その中央部に夾雑物導
入口を開口形成すると共に該夾雑物導入口の下部位置に
当該夾雑物導入口を覆い隠す大きさに形成された目隠し
板を配設してなるので、排水用ストレーナ内に捕捉・捕
集された夾雑物が上方からはまったく見えないようにす
ることが出来る。
【0032】請求項9に記載の排水用ストレーナ装置に
よれば、目隠し部材に鎖通し部を開口形成すると共に、
該鎖通し部を開閉自在に構成してなるので、桝類の上部
開口を蓋っているグレーチング(桝蓋)の盗難や流失の
防止を目的として桝類の内部とグレーチング(桝蓋)と
を繋いでいる鎖を、鎖通し部に必要に応じて通すことが
出来ると同時に、鎖を通す必要がない場合には鎖通し部
を体裁良く塞ぐことができる。
【0033】請求項10に記載の排水用ストレーナ装置
によれば、排水用ストレーナの上部開口の上に配設され
る目隠し部材が、排水用ストレーナの上部開口をほぼ覆
い隠す大きさに形成され、その中央部に左右から下方へ
向う傾斜部を有する夾雑物導入口を開口形成すると共
に、上記少なくとも一方の傾斜部に平面から見て他方の
傾斜部と交差する目隠し交差板を一体に延設又は傾斜方
向にスライド自在に配設してなるので、上の方から目隠
し部材を見たときに夾雑物導入口を通して排水用ストレ
ーナの内部が見えるようなことがなくなり、目隠し交差
板をスライド自在に設けることにより、流入してくる主
な夾雑物の大きさに応じて夾雑物導入口の開度を調節す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】 本発明に係る案内部材の第1実施例を示す斜
視図。
【図3】 本発明に係る案内部材の第2ないし5実施例
を示すを示す斜視図。
【図4】 本発明の第2実施例を示す断面図。
【図5】 本発明の第3実施例を示す断面図。
【図6】 本発明の第4実施例を示す断面図。
【図7】 本発明に係る目隠し部材の第2実施例を示す
斜視図。
【図8】 本発明の第5実施例を示す断面図。
【図9】 本発明に係る目隠し部材の第3実施例を示す
斜視図。
【符号の説明】
A:桝類 B:フ
ランジ部 C:グレーチング(桝蓋) E:鎖 1:排水用ストレーナ 11:上
部開口 2:夾雑物案内部材 21:支
承部材 22:案内部材 3:
目隠し部材 31:夾雑物導入口 32:
目隠し板 35a,35b:傾斜面部 36:
目隠し交差板 38:鎖通し部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月24日(1999.11.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水路における桝類の内部に設置され
    る排水用ストレーナと上記桝類のフランジ部に掛止され
    る夾雑物案内部材とで構成され、該夾雑物案内部材を上
    記桝類のフランジ部から前記排水用ストレーナの上部開
    口に向け配設してなる事を特徴とする排水用ストレーナ
    装置。
  2. 【請求項2】 排水路における桝類の内部に設置され
    る排水用ストレーナと上記桝類のフランジ部に掛止され
    る夾雑物案内部材と前記排水用ストレーナの上部開口の
    上に配設される目隠し部材とで構成され、上記夾雑物案
    内部材を前記桝類のフランジ部から前記排水用ストレー
    ナの上部開口に向け配設し、上記目隠し部材を前記排水
    用ストレーナの上部開口を覆い隠す大きさに形成すると
    共にその中央部に夾雑物導入口を形成してなる事を特徴
    とする排水用ストレーナ装置。
  3. 【請求項3】 前記夾雑物案内部材が、前記桝類のフ
    ランジ部に配設される支承部材と、該支承部材に一体又
    は取外し自在に取付けられ前記排水用ストレーナの上部
    開口に向けて配設される案内部材とから構成されている
    請求項1又は2記載の排水用ストレーナ装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材が前記支承部材に対して
    左右方向及び/又は上下方向に移動可能に取付けられて
    いる請求項3記載の排水用ストレーナ装置。
  5. 【請求項5】 前記案内部材が前記支承部材に対して
    揺動自在に吊下げられている請求項3記載の排水用スト
    レーナ装置。
  6. 【請求項6】 前記案内部材がその長手方向に伸縮自
    在に形成されている請求項3記載の排水用ストレーナ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記目隠し部材を前記夾雑物案内部材
    に一体又は取外し自在に取付けてなる請求項2記載の排
    水用ストレーナ装置。
  8. 【請求項8】 前記目隠し部材が、前記排水用ストレ
    ーナの上部開口をほぼ覆い隠す大きさに形成され、その
    中央部に夾雑物導入口を開口形成すると共に該夾雑物導
    入口の下部位置に当該導入口を覆い隠す大きさに形成さ
    れた目隠し板を配設してなる請求項2又は7記載の排水
    用ストレーナ装置。
  9. 【請求項9】 排水路における桝類の内部に設置され
    る排水用ストレーナと該排水用ストレーナの上部開口の
    上に配設される目隠し部材とで構成され、上記目隠し部
    材に鎖通し部を開口形成する共に該鎖通し部を開閉自在
    に構成してなる事を特徴とする排水用ストレーナ装置。
  10. 【請求項10】 排水路における桝類の内部に設置され
    る排水用ストレーナと該排水用ストレーナの上部開口の
    上に配設される目隠し部材とで構成され、上記目隠し部
    材が、前記排水用ストレーナの上部開口をほぼ覆い隠す
    大きさに形成され、その中央部に左右から下方へ向う傾
    斜部を有する夾雑物導入口を開口形成すると共に、上記
    少なくとも一方の傾斜部に平面から見て他方の傾斜部と
    交差する目隠し交差板を一体に延設又は傾斜方向にスラ
    イド自在に配設してなる事を特徴とする排水用ストレー
    ナ装置。
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