JP2000256843A - 薄膜蒸着での使用および再使用のためスパッタターゲットを作る方法とスパッタ蒸着ターゲット - Google Patents

薄膜蒸着での使用および再使用のためスパッタターゲットを作る方法とスパッタ蒸着ターゲット

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JP2000256843A
JP2000256843A JP2000056209A JP2000056209A JP2000256843A JP 2000256843 A JP2000256843 A JP 2000256843A JP 2000056209 A JP2000056209 A JP 2000056209A JP 2000056209 A JP2000056209 A JP 2000056209A JP 2000256843 A JP2000256843 A JP 2000256843A
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coating
sputter
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JP2000056209A
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Raymond K F Lam
ケイ、エフ、ラム レイモンド
Shika Tony
シカ トニー
Roo Chii-Fan
− ファン ロー チー
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Praxair ST Technology Inc
Original Assignee
Praxair ST Technology Inc
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
    • C23C14/3414Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3488Constructional details of particle beam apparatus not otherwise provided for, e.g. arrangement, mounting, housing, environment; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子に薄膜を物理的蒸着する上で使
用、かつ再使用するようスパッタターゲットを作り、か
つ改修する方法を提供する。 【解決手段】 薄膜として蒸着するソース材料(14、
24)でターゲットベースシェル(12、22)を熱噴
射技術によってコーティングする。物理的蒸着工程の間
ソース材料(14、24)が侵食すると再度コーティン
グを付与することによってターゲット(10、20)を
改修する。本発明の方法は従来のスパッタターゲット
(20)並びに新規開発した中空のカソードマグネトロ
ンスパッタターゲット(10)に対しても使用可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子に対する
薄膜の物理的蒸着(physical vapor d
eposition)に使用するスパッタターゲットを
作る方法に関し、かつ再使用のためにスパッタターゲッ
トを補充する方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体産業において、益々広がる精巧な
用途(sophisticatedapplicati
ons)の取り揃え(assortment)に対応す
るためにより高速でより小型のチップに対する要求が常
にある。このように、半導体産業は0.18ミクロンの
素子の大量生産に向ってしのぎを削っている。これらの
素子を生産するためには、新規な材料や製造技術を含む
製造の全ての局面における顕著な変化が要求されてい
る。0.18ミクロンの素子は現在の素子と比較して小
さい形成物(small features)と増大し
た比(increased ratios)とを有し、
現在のPVDや金属化技術に対する重大な挑戦をもたら
している。
【0003】0.18ミクロン素子の挑戦を取り扱う物
理的蒸着(PVD)における新規な発展は中空のカソー
ドマグネトロン(hollow cathode ma
gnetron:HCM)であって、それは半導体素子
を作るためのイオン化したPVDソース(sourc
e)として使用する新しい種類の高密度プラズマ素子
(plasma device)である。このHCMス
パッタソースは伝統的なPVD技術に対する低コストで
高性能の代替である。
【0004】IPVD環境で使用されると、HCM技術
は効率的なビア充填(via filling)のため
にコーティングされている基板に対して直角に向けられ
たターゲット材料のイオンのより効率的な生産を促進す
る。この技術は形成物の幅によって受ける影響が比較的
小さい高度に指向性の蒸着を提供する。それはコリメー
タを使用することなく高アスペクト比の底部での優れた
有効範囲(excellent bottom cov
erage)を提供する。現在設計されているHCMス
パッタリングターゲットは独特のカップ形状を有してい
る。ターゲットの外壁に特殊な方向性の永久磁石が装着
されており、該磁石はターゲット領域内で高密度プラズ
マを発生させる。このHCMの設計は蒸着された中立点
(neutrals)(すなわち、中性の極原子(po
larity atoms)およびイオン)が高密度プ
ラズマによってイオン化されるまで該中立点をリサイク
ルしうるようにさせる。このリサイクルの効果によって
より長いターゲットの寿命が得られる。その他のHCM
の利点はより長いシールドの寿命、保守期間の延長およ
びその他のスパッタリング技術よりも所有権(owne
rship)の著しく低いコストを含む。この蒸着技術
は0.18ミクロン以下の素子(sub−0.18μm
devices)のための半導体産業の要求に対応
し、かつそれを上回る。
【0005】HCMターゲットを形成する現在の技術
は、機械加工によって続かれる、鍛造、あるいは深絞り
を含む。ビレットが熱間鍛造されてカップ状ターゲット
ブランクとされ、大量の余分の材料が発生する。ブラン
クを最終寸法まで持ってくるには広範囲の機械加工が必
要とされる。HCMスパッタターゲット材料のリサイク
ルはこのプロセスでは可能ではない。むしろ、スパッタ
ターゲットの交換は全く新しいターゲットの製造を必要
とする。
【0006】無駄とされる余分の材料や、広範囲の機械
加工や、使用済みターゲットのリサイクルが不可能であ
ることはHCMターゲットに限定されるのではなく、一
般にスパッタターゲットに対しての欠点である。典型的
には溝付きパターンにおいて発生することであるが、一
旦ターゲットが侵食されると、そのターゲットは捨て
て、新しいターゲットを製造する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】HCMイオン化したP
VD(HCM ionized PVD)で使用される
ものを含むターゲットを作るために、より経済的でかつ
時間的に効率的である方法や、ターゲット材料が侵食さ
れた時にHCMターゲットを含むスパッタターゲットが
再使用されうるようにする方法に対する要求がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は薄膜の物理的蒸
着において使用されるスパッタターゲットを作りかつ補
充する方法を提供する。中空のカソードマグネトロンベ
ースシェルを含む、物理的蒸着装置において使用するよ
う構成されたサイズおよび形状を有するベースシェルは
薄膜として蒸着されるソース材料を用いて熱噴射技術
(thermalspray technique)に
よってコーティングされる。ソース材料は物理的蒸着の
間ソース材料が侵食されると付与し直すことが可能で、
そのため作られたターゲットソースを蒸着工程において
使用したり、再使用できるようにする。
【0009】本発明のこれらおよびその他の目的や利点
は添付の詳細説明および図面から明らかとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明はHCMイオン化したPV
D機械において使用される中空のカソードマグネトロン
スパッタターゲットを含むPVD装置において使用され
るスパッタターゲットを製造する熱噴射技術を採用して
いる。本発明はベースシェルをコーティングする熱噴射
によって新規なスパッタターゲットを製造し、あるいは
ターゲットの侵食された部分においてターゲットをコー
ティングする熱噴射によって使用済みのターゲットを補
充するために使用可能である。
【0011】図1はベースシェル12からなる基本的に
カップ状構造体とソース材料14のコーティングとを有
する中空のカソードマグネトロンスパッタターゲット1
0を示す。図2は本発明の原理によるソース材料14の
熱噴射コーティングを備えた中空のカソードマグネトロ
ンベースシェル12の断面図を示す。図3においては、
ベースシェル22とその上のターゲットソース材料24
の熱噴射コーティングとを有する従来の形状の平坦なス
パッタターゲット20が示されている。図3は更に、ソ
ース材料24がターゲット表面から除去され、イオン化
され、基板(図示せず)に蒸着されるにつれて蒸着の間発
生するターゲット表面における、一般的に溝状の侵食面
30を示す。この侵食されたソース材料は本発明の原理
によって熱噴射技術によって補給可能である。新規なタ
ーゲットを製造するよりもむしろ、侵食されたターゲッ
ト表面30は侵食された材料を補充すべく熱噴射され
る。
【0012】熱噴射コーティング14、24は、溶解さ
れて小滴となり、ついでベースシェル12、20上、あ
るいは使用済みのターゲットの侵食面30に推進される
ワイヤあるいは粉末材料から作られる。衝撃を受ける
と、前記小滴は小板を形成し、該小板は表面に接着さ
れ、基板構造体を変質させないで厚いコーティングを形
成する。本発明において有用な熱噴射技術はプラズマ噴
射(plasma splay)、炎噴射、高速酸素燃
料噴射、電弧噴射(electric arc spr
ay)を含む。真空プラズマ噴射(VPS)としても知
られている低圧プラズマ噴射(LPPS)は10トル以
下まで排気された真空室において行われるプラズマ噴射
技術である。プラズマ噴射は高キロワット電弧から流れ
を促進するノズルを介して導かれたプラズマ形成ガスま
での熱転移を利用して達成される。プラズマガンは銅の
陽極とタングステンの陰極とからなり、双方とも水冷さ
れる。噴射装置において、ガスの流れる室はリング状陽
極を形成するノズルに隣接した軸線方向のステイック状
陰極を内蔵している。アルゴン、窒素、水素あるいはヘ
リウムのプラズマガスは絞りノズルの形状とされた陽極
を介してかつ陰極の周りを流れる。プラズマは高電圧放
電によって始まり、該放電は陰極と陽極との間で直流電
弧を形成する局部的なイオン化および伝導通路を発生さ
せる。電弧からの抵抗加熱によってガスが5,537.
8℃(10,000°F)以上の極端な温度に達し、分
解し、イオン化してプラズマを形成するようにさせる。
プラズマは自由なすなわち中立のプラズマ炎、すなわ
ち、電流を運ばないプラズマとして陽極ノズルを出てい
る。粉末は陽極ノズル出口近傍に装着された外部の粉末
ポートを介してプラズマ炎の中へ送入される。それは高
温ガス中で溶解し、高速でスパッタリングターゲット面
まで推進される。ターゲット面とノズルとの間で電気バ
イアスは負荷されない。高速の噴射プルーム(plum
e)が溶融した金属の小滴をマッハ2以上の速度で基板
まで推進することにより厚いコーティングを形成する。
このプロセスは真空室で行われるためダストが無く、環
境的に清浄な操作である。この真空環境によって粉末を
再生しうる。LPPSは理論密度の典型的に99%であ
る、稠密で気泡の無いコーティングを提供する。更に、
コーティングは酸化物がなく、高純度である。
【0013】ベースシェル12、22を高温まで予熱す
ることによって更に、低い熱応力で、厚いコーティング
を可能とするソース材料14、24のコーティングを作
る。コーティングの前にベースシェル12、22を清浄
にすることによってもコーティングと基板との間で酸化
物のない、清浄な冶金学的結合を提供する。このよう
に、LPPSはコーティングの高純度、低酸化物汚染、
高結合強度、および高密度特性のため特に本発明に対し
て適したものである。
【0014】ターゲットソース材料のコーティング1
4、24は金属、酸化金属、珪化金属、あるいは半導体
ウエファ上に蒸着されるべき合金であり、好ましくは9
9%から99.99999%の純度を有する高度に純粋
の材料であることが有利である。これらの材料は、例え
ば純粋の金属、合金、珪化物、およびタンタル、チタニ
ウム、タングステン、銅、ニッケル、クロム、アルミニ
ウム、コバルト、モリブデン、銀、金、プラチナ、ルテ
ニウム、ロジウム、パラジウム、およびバナジウムの酸
化物を含む。好ましい珪化物はタンタル、チタニウム、
タングステン、ニッケル、クロム、コバルト、モリブデ
ン、およびプラチナの珪化物を含む。例えば、従来の形
状のベースシェル22すなわちHCMベースシェル12
はTa,TaN,Ti,TiN,W,AlCuおよびC
uの薄膜を蒸着するためにタンタル、チタニウム、タン
グステン、銅あるいはアルミニウムでコーティングしう
る。これらのスパッタターゲット10、20は例えばタ
ングステンプラグのためのTi/TiNライナ/バリア
層の蒸着やアルミニウムの充填、並びに銅を相互接続す
るための高度Ta(N)/Cuバリア/シードプロセス
のような用途に使用しうる。ベースシェル12、22は
ソース材料のコーティング14、24と同じ材質でよ
く、あるいは例えば銅のような高熱伝導性の材料でよ
い。ベースシェルと同じ材料でコーティングすることは
コーティングがベースシェルと同じ熱膨張係数を有して
いて、ターゲットの一体性を保証するので好ましい。代
替的に、特にコーティング材が低熱膨張係数である場合
コーティングおよびベースシェルに対して種々の材料を
使用することによって結合作用が達成される。
【0015】ベースシェル12、22はいずれかの周知
の鋳造技術によって鋳造された鋳造構造でよく、あるい
は例えば一旦コーティングが噴射されると、除去しうる
グラファイトモールドのようなモールドでよい。ベース
シェルは典型的には約3.175ミリメートル(0.1
25inch)以上の厚さを有している。厚さが少なく
とも約6.35ミリメートル(0.25inch)であ
り、好ましくは約9.525ミリメートル(0.375
inch)以上であるソース材料のコーティング14、
24がベースシェル上に蒸着される。モールドがベース
シェルとして使用されると、モールドは除去可能で、コ
ーティングのみをターゲットとして残す。さもなけれ
ば、ターゲット10、20はベースシェル12、22と
ソース材料のコーティング14、24とからなる。
【0016】スパッタリング工程の間、ターゲットソー
ス材料14、24が、従来の形状のターゲットに対して
図3の侵食面30で示すように、スパッタリングターゲ
ットの内面から除去される。侵食面(図示せず)もまた蒸
着の間HCMスパッタターゲット10の内面に形成され
る。
【0017】スパッタターゲットが寿命まで(すなわ
ち、ソース材料が概ね無くなるまで)スパッタリングさ
れた後、ターゲット10、20は熱噴射技術を使用して
ターゲットソース材料を補給することによって改修され
る。ターゲットの内面はターゲット材料の侵食が発生し
た領域のみを再度コーティングするだけでよい。この改
修技術は本発明の技術あるいはその他のいずれかの技術
によって製造されたターゲットに対して有用である。そ
の他の周知の技術は典型的にベースシェルの使用は含ま
ない。改修されたターゲットは内層24と外層26とか
らなり、侵食された表面30がそれらの間の境界面を構
成している。
【0018】ターゲットを完全に通してスパッタする、
すなわちターゲットを貫通して孔をスパッタすることは
望ましくない。このように、ターゲットは該ターゲット
が貫通されてスパッタされる前に本発明による技術によ
って補充される必要がある。例として、12.7ミリメ
ートル(1/2inch)の厚さのターゲットに対し
て、ターゲットの寿命の終わりは厚さが約3.175ミ
リメートル(1/8inch)であるべきである。換言
すれば、ターゲットはどの部分でも3.175ミリメー
トル(1/8inch)の厚さまで侵食されると、ター
ゲットは連続して使用するためにスパッタターゲットを
改修するべく本発明による方法によって補充される必要
がある。更に別の例として、6.35ミリメートル(1
/4inch)のターゲットに対しては、ターゲットは
約1.588ミリメートル(0.0625inch)で
補充されるべきである。
【0019】ターゲットベースシェルはこのように本発
明の技術によって多数回使用するためにリサイクルされ
る。再コーティングされたターゲットは最終の寸法まで
機械加工した後完全に改修される。この改修技術では、
使用されたスパッタリングターゲットのシェル材料を多
数回利用することや、熱噴射および内面の最終寸法まで
の機械加工を含むターゲットの補充のための簡単な処理
段階や、交換ターゲットを作る材料の量の低減および機
械加工サイクル時間の低減によって多大のコスト節約が
可能である。
【0020】本発明をその実施例の説明によって示し、
実施例をかなり細部に亘って説明してきたが、特許請求
の範囲をそのような細部に限定する意図は何ら無い。当
該技術分野の専門家にはその他の利点や修正が容易に明
らかであろう。従って、本発明はその広義の局面におい
て、図示しかつ説明した特定の詳細、代表的な装置や方
法並びに示した例に限定されるものではない。従って、
本発明者の一般的な発明の概念の範囲あるいは精神から
逸脱することなくそのような詳細からの逸脱が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空のカソードマグネトロンスパッタターゲッ
トの斜視図である。
【図2】本発明による方法によって作られた中空のカソ
ードマグネトロンの断面図である。
【図3】元のスパッタターゲット面を鎖線で示す、侵食
された従来の形状のスパッタターゲットの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 スパッタターゲット 12 ベースシェル 14 ソース材料 20 スパッタターゲット 22 ベースシェル 24 ソース材料 30 侵食面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トニー シカ アメリカ合衆国 ニューヨーク、マウント ベルノン、オーバールック ストリート 6 (72)発明者 チー − ファン ロー アメリカ合衆国 ニュージャージー、フォ ート リー、インウッド テラス 1110

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜蒸着で使用するスパッタターゲット
    を作る方法において、 (a)物理的な蒸着装置で使用するよう構成されたサイ
    ズと形状とを有するターゲットベースシェルを提供する
    段階と、 (b)スパッタターゲットを形成するようターゲットベ
    ースシェルにコーティングを付与する段階であって、前
    記コーティングが薄膜蒸着のためのソース材料であっ
    て、前記コ―テイングが熱噴射技術によって付与される
    段階とを含むことを特徴とする薄膜蒸着で使用するスパ
    ッタターゲットを作る方法。
  2. 【請求項2】 前記コーティングが、タンタル、チタニ
    ウム、タングステン、銅、ニッケル、クロム、アルミニ
    ウム、コバルト、モリブデン、銀、金、プラチナ、ルテ
    ニウム、ロジウム、パラジウム、バナジウム、それらの
    酸化物、それらの合金およびそれらの珪化物から構成さ
    れるグループから選択された材料からなることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記コーティング材料が約99%から9
    9.99999%までの純度を有していることを特徴と
    する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記コーティングがターゲットベースシ
    ェルと同じ材料からなることを特徴とする請求項2に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記コーティングが、プラズマ噴射、炎
    噴射、高速酸素燃料噴射、および電弧噴射から構成され
    るグループから選定される熱噴射技術によって付与され
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記コーティングが低圧プラズマ噴射に
    よって付与されることを特徴とする請求項4に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 スパッタ蒸着におけるターゲットとして
    使用することにより侵食された後、侵食されたスパッタ
    ターゲットをソース材料で熱噴射コーティングして侵食
    されたソース材料を戻すことにより、スパッタターゲッ
    トを改修する段階を更に含むことを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ターゲットベースシェルが中空のカ
    ソードマグネトロンの物理的蒸着装置において使用する
    カップ状のシェルであることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前記コーティングが少なくとも約6.3
    5ミリメートル(0.25inch)の厚さまで付与さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記コーティングが約1.59ミリメ
    ートル(0.0625inch)ほどの厚さまで侵食さ
    れてしまうとスパッタターゲットをソース材料で熱噴射
    コーティングすることによりスパッタターゲットを改修
    する段階を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記ターゲットベースシェルが少なく
    とも3.175ミリメートル(0.125inch)の
    厚さを有していることを特徴とする請求項9に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記ターゲットベースシェルが、侵食
    されたターゲット面を有する使用済みのスパッタターゲ
    ットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 薄膜蒸着において使用しかつ再使用す
    るためにスパッタターゲットを作り、かつ改修する方法
    において、 (a)物理的蒸着装置において使用するよう構成された
    サイズおよび形状を有するターゲットベースシェルを提
    供する段階と、 (b)スパッタターゲットを形成するようターゲットベ
    ースシェルにコーティングを付与する段階であって、前
    記コーティングが薄膜蒸着のソース材料であり、前記コ
    ーティングが熱噴射技術によって付与される段階と、 (c)基板上に薄膜を蒸着するためにスパッタターゲッ
    トを使用することによって、スパッタターゲットの表面
    がソース材料で侵食される段階と、 (d)熱噴射により侵食されたスパッタターゲット面を
    ソース材料でコーティングして侵食されたソース材料を
    戻すことによりスパッタターゲットを改修する段階とを
    含むことを特徴とするスパッタターゲットを作り、かつ
    改修する方法。
  14. 【請求項14】 薄膜蒸着において使用しかつ再使用す
    るためにスパッタターゲットを作り、かつ改修する方法
    において、 (a)少なくとも約3.175ミリメートル(0.12
    5inch)の厚さを有するターゲットベースシェルを
    提供する段階と、 (b)スパッタターゲットを形成するためにすくなくと
    も6.35ミリメートル(0.25inch)の厚さの
    コーティングを付与する段階であって、該コーティング
    が薄膜蒸着のためのソース材料であって、前記コーティ
    ングが熱噴射技術によって付与される段階と、 (c)基板上に薄膜を蒸着するためにスパッタターゲッ
    トを使用することによって、スパッタターゲットの表面
    のソース材料が侵食される段階と、 (d)前記コーティングが約1.588ミリメートル
    (0.0625inch)ほどの厚さまで侵食すると侵
    食されたスパッタターゲット面をソース材料で熱噴射コ
    ーティングすることによってスパッタターゲット改修す
    る段階とを含むことを特徴とするスパッタターゲットを
    作り、かつ改修する方法。
  15. 【請求項15】 ターゲットベースシェルが、タンタ
    ル、チタニウム、タングステン、銅、ニッケル、クロ
    ム、アルミニウム、コバルト、モリブデン、銀、金、プ
    ラチナ、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、バナジウ
    ム、それらの酸化物、それらの合金、およびそれらの珪
    化物から構成されるグループから選定される材料からな
    ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記コーティングがターゲットベース
    シェルと同じ材料からなることを特徴とする請求項15
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】 コーティングが、タンタル、チタニウ
    ム、タングステン、銅、ニッケル、クロム、アルミニウ
    ム、コバルト、モリブデン、銀、金、プラチナ、ルテニ
    ウム、ロジウム、パラジウム、バナジウム、それらの酸
    化物、それらの合金、およびそれらの珪化物から構成さ
    れるグループから選定される材料からなることを特徴と
    する請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記コーティング材料が約99%から
    約99.99999%の純度を有していることを特徴と
    する請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記コーティングが、プラズマ噴射、
    炎噴射、高速酸素燃料噴射、および電弧噴射から構成さ
    れるグループから選定される熱噴射技術によって付与さ
    れることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記コーティングが低圧プラズマ噴射
    によって付与されることを特徴とする請求項19に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 前記ターゲットベースシェルが中空の
    カソードマグネトロンの物理的蒸着装置において使用す
    るカップ状のシェルであることを特徴とする請求項14
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 使用済みのスパッタターゲットを改修
    する方法において、使用済みのスパッタターゲットの侵
    食された面をソース材料で熱噴射コーティングして侵食
    されたソース材料を戻す段階を含むことを特徴とする使
    用済みスパッタターゲットを改修する方法。
  23. 【請求項23】 スパッタソース材料を支持する面を有
    するターゲットベースシェルと、 熱噴射技術によって前記支持面に付与されたスパッタソ
    ース材料とからなることを特徴とするスパッタ蒸着ター
    ゲット。
  24. 【請求項24】 前記シェルがカップ状であることを特
    徴とする請求項23に記載のターゲット。
  25. 【請求項25】 前記シェルが少なくとも約3.175
    ミリメートル(0.125inch)の厚さを有してい
    ることを特徴とする請求項23に記載のターゲット。
  26. 【請求項26】 前記スパッタソース材料が少なくとも
    約6.35ミリメートル(0.25inch)の厚さを
    有していることを特徴とする請求項23に記載のターゲ
    ット。
  27. 【請求項27】 前記スパッタソース材料が、タンタ
    ル、チタニウム、タングステン、銅、ニッケル、クロ
    ム、アルミニウム、コバルト、モリブデン、銀、金、プ
    ラチナ、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、バナジウ
    ム、それらの酸化物、それらの合金およびそれらの珪化
    物から構成されるグループから選択された材料からなる
    ことを特徴とする請求項23に記載のターゲット。
  28. 【請求項28】 前記スパッタソース材料が約99.9
    9999%の純度を有していることを特徴とする請求項
    27に記載のターゲット。
  29. 【請求項29】 前記スパッタソース材料が、 前記支持面上に熱噴射された内層であって、前記支持面
    と接触する内面とスパッタリングの結果侵食される外面
    とを有している内層と、 前記内層の前記の侵食された外面上に熱噴射された外層
    とからなることを特徴とする請求項21に記載のターゲ
    ット。
  30. 【請求項30】 前記の侵食した内層が少なくとも約
    3.175ミリメートル(0.125inch)の厚さ
    を有していることを特徴とする請求項29に記載のター
    ゲット。
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