JP2000256391A - サポニン及びこれを含有するacat阻害剤 - Google Patents

サポニン及びこれを含有するacat阻害剤

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JP2000256391A
JP2000256391A JP11056326A JP5632699A JP2000256391A JP 2000256391 A JP2000256391 A JP 2000256391A JP 11056326 A JP11056326 A JP 11056326A JP 5632699 A JP5632699 A JP 5632699A JP 2000256391 A JP2000256391 A JP 2000256391A
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桂一 西村
Toshio Miyase
敏男 宮瀬
Hiroshi Noguchi
博司 野口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規ACAT阻害作用を有する化合物を提供
する。 【解決手段】 イレックス・クディン中に存在する、一
般式(I)などに表される新規イレクディンサポニン。
これらのサポニンは文献未記載の新規化合物であり、ク
ディン中のACAT阻害作用の活性物質である。これら
を食品などの組成物に含有させることにより、脂血症が
抑制・改善できる。 一般式(I) (式中、R1〜R7はそれぞれ独立に炭素数1〜4のア
ルキル基を表し、R8及びR9はそれぞれ独立に水素原
子又は糖残基を表し、R10は分子内のカルボキシル基
とエステルを形成していても良い水酸基を表し、R11
は糖或いは分子内の水酸基とエステル結合していても良
いカルボキシル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動脈硬化の予防や
治療に好適な、新規サポニンからなるACAT阻害剤及
びそれを含有する医薬、食品、化粧料等の組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コレステロールは生体にとって重要な物
質であり、このものは様々な酵素反応を介して色々な生
体に必要な物質へと変換されている。従って、これらコ
レステロール関連物質の恒常性が崩れると様々な疾病の
原因となる。かかるコレステロール関連物質の恒常性失
調の疾患で近年最も問題になっているのは、アシルコエ
ンザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ活
性(ACAT)の亢進に起因する動脈アテロームであ
る。又、ACATの亢進により肌の脂質のバランスが崩
れるとも言われている。
【0003】この様な疾病に対して、ACAT阻害作用
を有する物質の投与が有効であることが見いだされ、ト
リメトキシフェニルドデカンアミドやアンドロステノン
誘導体等の各種のACAT阻害剤が見いだされてきた
が、細胞毒性やリポ蛋白、アポリポ蛋白の抑制などの好
ましくない作用の為に、実用にはまだ至っていない。即
ち、ACAT阻害作用を有する新たな物質が求められて
いるのが現状である。
【0004】一方、イレックス・クディンチャの植物体
のエッセンスにACAT阻害作用があることは知られて
いたが、この抽出物中に後記一般式(I)又は一般式
(II)に表される化合物が多種含有されていること
も、これらの化合物がACAT阻害作用の活性本体であ
ることも、又、一般式(I)又は一般式(II)に表さ
れる化合物がACAT阻害作用を有することも全く知ら
れていなかった。又、これの内の化合物1〜8は何れも
文献未記載の新規化合物である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
を踏まえて為されたものであり、ACAT阻害作用を有
する新たな素材を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この様な状況に鑑みて、
本発明者らは、ACAT阻害作用を指標に、イレックス
・クディンチャの極性溶媒抽出物を分画精製し、活性物
質を同定したところ、化学構造式1〜8(構造式内の数
値は13C−NMRのケミカルシフトを表す。)に表され
る様な、一般式(I)及び一般式(II)に示される物
質群であることを見いだし、発明を完成させるに至っ
た。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に
説明を加える。
【0007】
【化11】 一般式(I) (但し、式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6及
びR7はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表
し、R8及びR9はそれぞれ独立に水素原子又は糖残基
を表し、R10は分子内のカルボキシル基とエステルを
形成していても良い水酸基を表し、R11は糖或いは分
子内の水酸基とエステル結合していても良いカルボキシ
ル基を表す。)
【0008】
【化12】 (但し、式中R1、R2、R3、R4、R5、R7はそ
れぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、R9は
糖残基を表し、R10、R11はそれぞれ独立に水素原
子又は水酸基を表し、R6は分子内のカルボキシル基と
エステル結合を形成しても良い水酸基を表し、R12は
分子内の水酸基とエステル結合を形成しても良いカルボ
キシル基を表す。)
【0009】
【化13】 (化合物1)
【0010】
【化14】 化学式2(化合物2)
【0011】
【化15】 (化合物3)
【0012】
【化16】 化学式4(化合物4)
【0013】
【化17】 化学式5(化合物5)
【0014】
【化18】 化学式6(化合物6)
【0015】
【化19】 化学式7(化合物7)
【0016】
【化20】 化学式8(化合物8)
【0017】
【発明の実施の形態】
(1)本発明のACAT阻害剤及び本発明の化合物 本発明の化合物である、ACAT阻害剤は、上記一般式
(I)又は一般式(II)に表されるトリテルペン化合
物の配糖体、即ちサポニンからなる。この様な化合物の
代表的な例としては、上記化学式1〜8に表される化合
物1〜8等が好ましく例示できる。これらの化合物は、
イレックス・クディンチャの抽出物を精製することによ
り得ることが出来るが、化学的に合成し得ることもでき
る。イレックス・クディンチャの抽出物を精製して得る
場合は、好適な極性溶媒としては、例えば、水、エタノ
ールやメタノールなどのアルコール類、ジエチルエーテ
ルやテトラヒドロフランなどのエーテル類、塩化メチレ
ンやクロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、アセト
ンやメチルエチルケトンなどのケトン類等から選ばれる
1種乃至は2種以上が例示でき、この中でも特に水やア
ルコール類が安全性と抽出効率の面で好ましい。抽出
は、乾燥した、或いは生のままのイレックス・クディン
チャの植物体を細切などしたりして、これに1〜10倍
量の溶媒を加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度
であれば数時間浸漬し、冷却した後、不溶物を濾過など
で取り除けば得られる。本発明のACAT阻害剤である
サポニン類は、親水性物質であるため、こうして得た極
性溶媒抽出物を、溶媒を除去した後、エーテル−水、ク
ロロホルム−水、ブタノール−水等の2相溶媒系で液液
抽出し、水溶性物質を取り、精製することが、効率的で
好ましい。この様な抽出で得られた水性溶媒層は溶媒を
除去した後、ACAT阻害作用を指標に、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー等で精製することにより、AC
AT阻害剤であるサポニン類を分離することが出来る。
これら一般式(I)、一般式(II)に表される化合物
は何れも文献未記載の新規化合物であり、これらが本発
明の化合物である。
【0018】(2)本発明の組成物 本発明の組成物は、上記ACAT阻害剤から選ばれる一
種以上を、配合されたことを特徴とする。これらのAC
AT阻害剤を配合することによりACATを阻害し、コ
レステロールの恒常性の不調を正常に戻すことが出来
る。即ち、血中のコレステロール量が多く高脂血症の人
に食品又は医薬組成物として投与すれば血中のコレステ
ロール量を低下せしめ、動脈硬化の人に食品又は医薬組
成物として投与すればこれを改善し、動脈アテロームの
人に食品或いは医薬組成物として投与すればやはりこれ
を改善する。更に、未発症の人に同様に投与すれば、発
症を未然に防ぐことが出来る。又、ACATの亢進によ
り、脂性に偏った肌に塗布すれば、これを正常の状態に
戻すことが出来る。これらの組成物の内、特に好ましい
ものは医薬組成物と食品組成物である。
【0019】本発明の医薬組成物は、本発明のACAT
阻害剤と通常医薬組成物で用いられている製剤化の為の
任意成分を含有する。任意成分としては、賦形剤、増量
剤、結合剤、被覆剤、糖衣剤、安定剤、崩壊剤、着色
剤、滑沢剤、pH調製剤、可溶化剤、分散剤、増粘剤、
等張剤等が例示できる。これら任意成分と苦丁茶のエッ
センスを通常の方法に製剤化すれば本発明の医薬組成物
が得られる。又、必要に応じて本発明の医薬組成物は、
メバロチン等の高脂血症剤やクロロプロマジン等の循環
器用薬を配合することも可能である。
【0020】本発明の食品組成物は、ACAT阻害剤と
通常食品で用いられている任意成分を含有することを特
徴とする。食品の種類としては、特段の限定はされず、
例えば、パンやスパゲッティー等の主食類、クッキー、
キャンディー、グミ等の菓子類、ジュースや清涼飲料等
の飲料等が例示できる。これらの製造方法は、通常の食
品類の製造法に則れば良い。
【0021】本発明の化粧料は、ACAT阻害剤と化粧
料で通常用いられる任意成分を含有することを特徴とす
る。任意成分としては、マイクロクリスタリンワックス
等の炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、
牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、ステアリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、セタノール、オレイルアル
コール等の高級アルコール類、非イオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性
剤、多価アルコール類、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、ビタミン類、西洋、東洋、漢方の各種ハーブエキス
等が例示できる。化粧料の種類としては、特段の限定は
されず、例えば、化粧水、乳液、クリーム等の基礎化粧
料、ファンデーションやリップカラー、ネイルカラー等
のメークアップ化粧料、ボディーローションや汗抑え等
のボディー用化粧料、石鹸やボディーシャンプー等の洗
浄料、シャンプー、リンス、ヘアローション等の頭髪用
化粧料等が挙げられる。これらの製造は通常の方法によ
れば良い。
【0022】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0023】<実施例1>イレックス・クディンチャの
乾燥葉1kgに10lの水を加え、2時間加熱環流し
て、冷却した後、濾過により不溶物を取り除き、凍結乾
燥し、アモルファスを得た。このものを、ダイアイオン
HP−20を充填したカラムにチャージし、水洗後、4
0%メタノール水溶液で更に洗浄した後、100%のメ
タノールで溶出させ、これを濃縮し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーにチャージし、クロロホルム−メタ
ノール−水系の溶出溶媒で分画・精製した。更に、これ
らの分画を逆相のHPLCで更に分画・精製し化合物1
〜8を得た。これらの化合物のカーボン13のNMRの
ケミカルシフトは構造式内の数値に示す。
【0024】<実施例2> ACAT活性阻害作用の測定 化合物1〜8のACAT活性阻害作用を測定した。即
ち、チューブに80μMのウシ血清アルブミン水溶液4
μl、2mMジチオスレイトール水溶液0.8μl、1
50mM燐酸2水素1カリウムバッファー(pH7.)
8μl、120μg/8μlのラット肝ミクロソーム水
分散液8μl、100μMの[1−14C]オレオイルC
oA水溶液5μl、水15.2μl、検体(最終濃度が
1mg/mlになるような水溶液)4μlを秤込み、3
0℃で5分インキュベートし、メタノール200μl、
コレステリルオレート100μg、[7−14C]コレス
テリルオレート2μl、ヘキサン900μlを順次加え
混合した。ヘキサン相0.6mlを採取し窒素ガスで乾
固しクロロホルムに溶かし薄層クロマトグラフ板にスポ
ットし石油エーテル−ジエチルエーテル−酢酸 (8
5:15:3)で展開した。沃素でコレステリルオレー
トを発色させ、切りとり液体シンチレーターで放射線量
を測定し生成したコレステリルオレート量を算出し、
(コントロールのコレステリルオレート量−検体存在時
のコレステリルオレート量)×100/(コントロール
のコレステリルオレート量)の式からACAT阻害値
(%)を算出した。結果を表1に示す。本発明の化合物
にはACAT阻害作用を認められることがわかる。
【0025】
【表1】
【0026】<実施例3>組成物の製剤例を以下に示
す。
【0027】(例1)キャンディー 下記処方にしたがってキャンディーを作成した。即ち、
A成分を150℃で加熱溶解し120℃に冷却後、B成
分を添加、撹拌後、均一としたものを成型、冷却してキ
ャンディーとした。 A 砂糖 59重量部 水飴 30重量部 B クエン酸 1重量部 化合物1 10重量部
【0028】(例2)キャンディー 下記処方にしたがってキャンディーを作成した。即ち、
A成分を150℃で加熱溶解し120℃に冷却後、B成
分を添加、撹拌後、均一としたものを成型、冷却してキ
ャンディーとした。 A 砂糖 59重量部 水飴 30重量部 B クエン酸 1重量部 化合物2 10重量部
【0029】(例3)グミ A成分を110℃で加熱溶解させ、別途膨潤溶解させた
B成分を添加し、更にC成分を流し込み撹拌し、型に流
し込み一昼夜放置し、型から外してグミを得た。 A 砂糖 40重量部 水飴 40重量部 B ゼラチン 8重量部 水 5重量部 C クエン酸 2重量部 化合物3 5重量部
【0030】(例4)グミ A成分を110℃で加熱溶解させ、別途膨潤溶解させた
B成分を添加し、更にC成分を流し込み撹拌し、型に流
し込み一昼夜放置し、型から外してグミを得た。 A 砂糖 40重量部 水飴 40重量部 B ゼラチン 8重量部 水 5重量部 C クエン酸 2重量部 化合物4 5重量部
【0031】(例5)パン 下記の処方にしたがってパンを作成した。即ち、処方成
分を全て秤込み、良く混練りし40℃で1時間一次発酵
させた後、15分のベンチタイムをとり、成型し40℃
で45分二次発酵させ、230℃のオーブンで蒸気入れ
をしながら25分焼いてパンを得た。 強力粉 500重量部 ドライイースト 10重量部 溶かしバター 50重量部 塩 8重量部 砂糖 15重量部 38℃のぬるま湯 320重量部 化合物5 10重量部 化合物6 10重量部
【0032】(例6)顆粒剤 下記の処方にしたがって顆粒剤を作成した。即ち、処方
成分を秤量し、A部をグラッド造粒装置に投入し低速で
混合し、高速回転でB部を噴霧しながら造粒した。これ
を40℃で48時間送風乾燥し篩過して顆粒剤を得た。 A 結晶セルロース 40重量部 乳糖 40重量部 アルミニウムステアレート 2重量部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 8重量部 化合物7 10重量部 B 50%エタノール水溶液 20重量部
【0033】(例7)顆粒剤 下記の処方にしたがって顆粒剤を作成した。即ち、処方
成分を秤量し、A部をグラッド造粒装置に投入し低速で
混合し、高速回転でB部を噴霧しながら造粒した。これ
を40℃で48時間送風乾燥し篩過して顆粒剤を得た。 A 結晶セルロース 40重量部 乳糖 40重量部 アルミニウムステアレート 2重量部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 8重量部 化合物8 10重量部 B 50%エタノール水溶液 20重量部
【0034】(例8)顆粒剤 下記の処方にしたがって顆粒剤を作成した。即ち、処方
成分を秤量し、A部をグラッド造粒装置に投入し低速で
混合し、高速回転でB部を噴霧しながら造粒した。これ
を40℃で48時間送風乾燥し篩過して顆粒剤を得た。 A 結晶セルロース 40重量部 乳糖 40重量部 アルミニウムステアレート 2重量部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 8重量部 化合物5 5重量部 化合物4 5重量部 B 50%エタノール水溶液 20重量部
【0035】(例9)顆粒剤 下記の処方にしたがって顆粒剤を作成した。即ち、処方
成分を秤量し、A部をグラッド造粒装置に投入し低速で
混合し、高速回転でB部を噴霧しながら造粒した。これ
を40℃で48時間送風乾燥し篩過して顆粒剤を得た。 A 結晶セルロース 40重量部 乳糖 40重量部 アルミニウムステアレート 2重量部 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 8重量部 化合物6 5重量部 メバロチン 5重量部 B 50%エタノール水溶液 20重量部
【0036】(例10)化粧水 下記処方に従って化粧水を作成した。即ち、処方成分を
秤量し、80℃で加熱撹拌溶解し、冷却して化粧水を得
た。 化合物7 0.1重量部 エタノール 8 重量部 1,3−ブタンジオール 8 重量部 グリセリン 4 重量部 燐酸2水素1ナトリウム 0.1重量部 POE(60)硬化ヒマシ油 0.1重量部 香料 0.1重量部 メチルパラベン 0.2重量部 水 79.4重量部
【0037】(例11)ファンデーション 下記処方に従ってファンデーションを作成した。即ち、
処方成分をニーダーに秤込み、80℃で加熱混練りし、
金皿に充填し加熱プレスして成型し、コンパクトにはめ
込みファンデーションをえた。 水 5重量部 化合物8 1重量部 グリセリン 5重量部 POE(4)オレート 1重量部 カルナウバワックス 5重量部 キャンデリラワックス 5重量部 マイクロクリスタリンワックス 5重量部 ひまし油 10重量部 スクワラン 10重量部 ベンガラ 1重量部 黄色酸化鉄 5重量部 酸化チタン 15重量部 セリサイト 12重量部 タルク 20重量部
【0038】(例12)シャンプー 下記処方に従ってシャンプーを作成した。即ち、処方成
分を秤込み、80℃で加熱撹拌し可溶化し、冷却してシ
ャンプーを得た。 POE(10)ラウリル硫酸ナトリウム 10 重量部 ラウリル硫酸ナトリウム 5 重量部 ラウリルベタインナトリウム 5 重量部 ラノリン 1 重量部 1,3−ブタンジオール 8 重量部 エチルパラベン 0.1重量部 化合物4 0.5重量部 水 70.4重量部
【0039】(例13)浴用剤 下記処方に従って浴用剤を作成した。即ち、処方成分を
ヘンシルミキサーに秤込み高速回転で混合し、浴用剤を
得た。 硫酸ナトリウム 50重量部 炭酸水素ナトリウム 40重量部 化合物5 5重量部 化合物6 5重量部
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ACAT阻害作用を有
する新たな素材を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/704 A61K 31/70 611 4C088 C07J 71/00 C07J 71/00 4C091 // A21D 13/00 A21D 13/00 A23G 3/00 101 A23G 3/00 101 A61K 7/00 A61K 7/00 G K W 7/075 7/075 7/48 7/48 7/50 7/50 35/78 35/78 C Fターム(参考) 4B014 GB06 GB07 GG18 GK12 GP27 4B018 LB00 LB01 MD43 MD48 ME04 MF01 4B032 DB01 DK29 DL20 DP80 4C083 AA122 AB232 AB242 AB282 AB312 AB352 AB432 AC012 AC022 AC102 AC122 AC402 AC432 AC482 AC712 AC782 AD391 AD392 AD491 AD492 CC04 CC12 CC25 CC38 DD17 DD21 EE12 FF05 4C086 AA01 AA02 AA03 DA08 EA19 MA01 NA14 ZA45 4C088 AB12 AC05 BA09 BA10 CA03 NA14 ZA45 4C091 AA06 CC01 DD01 EE04 EE06 FF02 GG03 GG05 HH01 JJ03 JJ04 KK01 LL03 LL06 MM01 NN01 PB05 QQ05 QQ15 RR13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)又は一般式(II)に表さ
    れるイレクディンサポニン。 【化1】 一般式(I) (但し、式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6及
    びR7はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表
    し、R8及びR9はそれぞれ独立に水素原子又は糖残基
    を表し、R10は分子内のカルボキシル基とエステルを
    形成していても良い水酸基を表し、R11は糖或いは分
    子内の水酸基とエステル結合していても良いカルボキシ
    ル基を表す。) 【化2】 (但し、式中R1、R2、R3、R4、R5、R7はそ
    れぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、R9は
    糖残基を表し、R10、R11はそれぞれ独立に水素原
    子又は水酸基を表し、R6は分子内のカルボキシル基と
    エステル結合を形成しても良い水酸基を表し、R12は
    分子内の水酸基とエステル結合を形成しても良いカルボ
    キシル基を表す。)
  2. 【請求項2】 次に示す化学式1〜8に表される、化合
    物1〜8の何れかであることを特徴とする、請求項1に
    記載のサポニン。 【化3】 化学式1(化合物1) 【化4】 化学式2(化合物2) 【化5】 化学式3(化合物3) 【化6】 化学式4(化合物4) 【化7】 化学式5(化合物5) 【化8】 化学式6(化合物6) 【化9】 化学式7(化合物7) 【化10】 化学式8(化合物8)
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のサポニンからな
    るACAT阻害剤。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のACAT阻害剤を含有
    する動脈硬化の予防及び/又は治療のための組成物。
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