JP4459503B2 - エラスターゼ阻害剤及び該剤を含有する化粧品、飲食品又は医薬品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エラスターゼ阻害剤及び該剤を含有する化粧品、又は医薬品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エラスターゼには、膵、白血球エラスターゼの2種類がある。特に白血球エラスターゼは、生理的に肺気腫、リュウマチ様関節炎等の原因とされている。また、皮膚のエラスチンを分解して、弾力の低下やしわの発生に関係している。
従って、エラスターゼを阻害することにより、上記の疾患、老化を抑えることが期待できる。
【0003】
エラスターゼ阻害剤に関する従来例としては、例えば、(1)大豆タンパクからなるもの(特開平5−230100)、(2)小麦由来セラミドからなるもの(Int..J. Cosmc., 17, 255(1995))、(3)ジガラクトシルジグリセリド、スフインゴ脂質、リン脂質の混合物からなるもの(欧州特許公開第1043016号 )等がある。
しかし、上記の従来例のものは、活性が余り高くない((1):IC50=68μg / m l、(2):IC50=約40μg / m l、(3):IC50=30μg / m l)。
よって、阻害活性が高いエラスターゼ阻害剤の開発が待たれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、阻害活性の高いエラスターゼ阻害剤を、入手し易い安価な植物原料から効率的に得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意研究を重ねたところ、穀類由来の有機溶剤抽出物の特定成分には、高いエラスターゼ阻害活性があることを知り、更に研究を重ねた結果、本発明を完成した。
【0006】
即ち、本発明は、以下の構成からなるものである。
1.大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物であって、不ケン化性のアルコール可溶性成分を有効成分とするエラスターゼ阻害剤。
2.不ケン化性のアルコール可溶性成分が、薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム:メタノール:水=40:10:1(V/V/V))のRf値が、0.4〜0.9である上記1記載のエラスターゼ阻害剤。
3.不ケン化性のアルコール可溶性成分が、大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物のケン化処理物からアルコール抽出物を分取したものである上記1又は2記載のエラスターゼ阻害剤。
4.ケン化処理物が、酵素処理に基づくものである上記3記載のエラスターゼ阻害剤。
5.酵素処理が、リパーゼ分解である上記4記載のエラスターゼ阻害剤。
6.大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物が、食用油製造時に発生する油滓である上記1、2、3、4又は5記載のエラスターゼ阻害剤。
7.皮膚老化防止性及び/又は抗炎症性を有する上記1、2、3、4、5又は6記載のエラスターゼ阻害剤。
8.上記1、2、3、4、5、6又は7記載のエラスターゼ阻害剤を含有するエラスターゼ阻害用化粧品。
9.上記1、2、3、4、5、6又は7記載のエラスターゼ阻害剤を含有するエラスターゼ阻害用医薬品。
【0007】
本発明は、「大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物の不ケン化性のアルコール可溶性成分にはエラスターゼ阻害活性がある。」という新知見に基づいてなされたものである。
本発明の活性成分は、従来のものより、エラスターゼ阻害活性は高い点で非常に優れている。
本発明の活性成分で、活性の高いものは、薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム:メタノール:水=40:10:1(V/V/V))のRf値が、0.4〜0.9となる成分である。Rf値が、0.4〜0.9の間には、活性の特異点が三つほどあることからみて、本発明の活性成分は複数の成分からなっているものと推察される。
【0008】
そして、エラスターゼ阻害活性を有するものは、通常、皮膚老化防止作用や抗炎症作用等の特性を有するので、本エラスターゼ阻害剤は、皮膚老化防止剤や抗炎症剤としての利用が期待できる。
また、本発明の有効成分である、大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物で、不ケン化性のアルコール可溶性成分を含むものとしては、例えば、食用油の製造工程中の脱ガム工程で得られる油滓が用いられるが、このものは、食用油製造の副産物等から安価に効率的に得られる点において、価値が高い。
更に、本発明の有効成分は、大豆又は菜種から得られるので、本発明は、安全性の面においても問題がなく、外用剤としても、経口剤としても、使用可能である点においても、優れている。
【0009】
以上、大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物の中で、不ケン化性のアルコール可溶性成分に高いエラスターゼ阻害活性があることは、本発明により初めて見い出された知見であるので、この点からみても、本発明の構成の選択に格別の意義があることが分かる。
【0010】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明のエラスターゼ阻害剤は、大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物の不ケン化性のアルコール可溶性成分を有効成分とするものである。
従って、本阻害剤の有効成分は、原則的には、大豆又は菜種の有機溶剤抽出物であって、活性成分の不ケン化性のアルコール可溶性成分を含むものであれば、その種類は問わない。
【0011】
(1)大豆又は菜種の有機溶剤抽出物
原料の大豆又は菜種は、そのままのものでもよいが、豆腐滓、大豆粕等の加工処理物等も使用することができる。
大豆又は菜種からの有機溶剤抽出は、大豆又は菜種を、そのままで、又は蒸煮、乾燥、粉砕、圧片などの予備処理を施した後、有機溶剤により抽出を行えばよい。
有機溶剤としては、ヘキサン、ペンタン、ヘプタン、ベンゼン等の炭化水素;メタノール、エタノール等のアルコール;クロロホルム等のハロゲン化炭化水素;メチルエーテル、エチルエーテル等のエーテル;アセトニトリル等のアクリル等が挙げられる。また、これら溶剤の含水物、或いはこれらの溶剤を一定の比率で混合した混合溶剤が用いられる。
抽出操作は、必要に応じ、加温することにより行うこともできる。
また、有機溶媒抽出物として、食用油脂製造の副産物である油滓を用いることも好適である。
【0012】
(2)活性成分
本活性成分は、上記の有機溶剤抽出物の不ケン化性のアルコール可溶性成分である。ここで、不ケン化性とは、ケン化されない性質、すなわちアルカリ等による加水分解を受けない不ケン化物の性質を示す。
活性成分は、上記の有機溶剤抽出物を、加水分解、いわゆるケン化処理した後、このケン化処理物をアルコール抽出すること等により好適に得ることができる。
大豆又は菜種の有機溶剤抽出物中には、通常、活性成分の外に、不活性成分、例えば、グリセリド類や脂肪酸エステル等が含まれているが、このような不活性成分は、上記の加水分解処理により、ケン化され、水溶性成分として分離除去される。
加水分解手段としては、アルカリ処理や酵素処理等の方法を用いることができる。
酵素処理に用いられる酵素としては、脂質を加水分解できる酵素であれば、どのようなものでも用いることができる。例えば、リパーゼ、ホスホリパーゼ等が挙げられる。ホスホリパーゼとしては、ホスホリパーゼA1、ホスホリパーゼA2、ホスホリパーゼB等が挙げられる。リゾホスホリパーゼ、ホスホリパーゼC、ホスホリパーゼD等を併用してもよい。
その他、抽出、蒸留、カラムクロマトグラフィー等による分画等の手段を用いることもできる。
更に、高濃度の活性成分の目的物を得るためには、抽出、蒸留、カラムクロマトグラフィー等の精製手段を行えばよい。例えば、目的物をクロロホルムに溶解した後、シリカゲルカラムを用いて、クロロホルムとアセトンの混合液で溶出を行えば、高い活性の目的物を得ることができる。
【0013】
(3)本阻害剤の利用
本阻害剤は、外用剤として、また経口剤として、いずれの形態でも使用可能であり、例えば、(イ)化粧品、(ロ)医薬品などに添加することにより、皮膚機能強化等に資することができる。
【0014】
(イ)化粧品
化粧品としては、化粧用クリーム、乳液、化粧水、美容エッセンス、パック剤、パウダー、リップクリーム、口紅、アンダーメイクアップ、ファンデーション、サンケア、浴用剤、ボディシャンプー、ボディローション、石けん、クレンジングフォーム、軟膏、ゼリー剤、エアゾール剤等の製品形態で用いることができる。
化粧品には、本阻害剤の他に、油分、界面活性剤、アルコール、保湿剤、抗酸化剤、美白剤、紫外線吸収剤、防菌防かび剤、顔料、色素、香料などを適宜添加することができる。
【0015】
(ロ)医薬品
本阻害剤は、常用の医薬用担体を用いて医薬品とすることができる。例えば、経口用固形剤を得る場合は、賦形剤、結合剤、崩壊剤、増沢剤、矯味剤等を加え、常法によって錠剤、顆粒剤、カプセル剤とする。また、適宜の安定剤、その他常用の助剤を加え、常法により注射剤などの非経口用製剤とすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、特に断らない限り、「%」は重量%を意味する。
【0017】
<エラスターゼ阻害活性の測定>
実施例及び比較例のエラスターゼ阻害活性の測定は、以下の方法で測定した。
エッペンチューブに、リン酸緩衝液400μl、10μg/ m lエラスターゼ液(ヒト白血球由来、和光純薬工業社製)25μl、実施例1、2、3又は比較例1の抽出物を、適宜DMSOで希釈して濃度調整したDMSO溶液50μlを混合し、30℃で10分間プレインキュベートした後、10mMBoc−L−アラニン−p−ニトロフェニルエステル(シグマ社製)DMSO溶液25μlを添加して、反応を開始した。30℃で20分間反応させた後、347.5nmにおける吸光度を測定した。
【0018】
【実施例1】
大豆からn−ヘキサンで抽出した粗原油の脱ガム工程で得られる油滓を、ロータリーエバポレーターを用いて水分を0.2%まで乾燥した。乾燥油滓200g、及び水(抽出物に対して、トリアシルグリセロールリパーゼ(名糖産業(株)製)5000U/gを含む)200gを混合乳化した後、35℃にて72時間、加水分解(ケン化)した。次いで、95%エタノール400gを混合した後、遠心分離して、得られた油層と水層からなる層から、油層の油分を分離し、不溶物を除去し、エタノール抽出物を回収した。
次に、回収したエタノール抽出物は、減圧加熱して、エタノールと水を除去した後、遠心分離して、不溶物を除去し、油分を回収した。回収した油分を、分子蒸留(180〜200℃、0.2mmHg以下)に供して、蒸留残渣10gを得た。
次いで、得られた蒸留残渣に、95%エタノール50gを加えて攪拌分散させ、遠心分離によってエタノール抽出物を回収した。抽出物はロータリーエバポレーターで乾燥して、目的の大豆抽出物4gを得た。
【0019】
【実施例2】
原料をナタネ油滓に代えて、実施例1と同様の処理を行い、目的物を5g得た。
【0020】
【実施例3】
実施例1の方法で得られた大豆抽出物を以下の方法で精製した。
大豆抽出物50gをクロロホルム0.5Lに溶解し、これを予めクロロホルムを用いて充填したシリカゲルカラム(Wako−gel C−200:和光純薬工業社製)150gに通過させた。カラムに供した溶液の全量がカラムに接触した後、クロロホルム0.8Lを流下させ、次いで、クロロホルムとアセトンの混合液(クロロホルム/アセトン=8/5)1Lを流下させた。得られた溶出液を回収し、ロータリーエバポレーターで乾燥させて、目的の成分を含有する画分3gを得た。
【0021】
【比較例1】
大豆油製造工程で得られた大豆油滓からなる大豆抽出物を用いた。
上記の実施例及び比較例の抽出物の活性を、上記のエラスターゼ阻害活性の測定法により測定した。
【0022】
(1)活性成分の確認
実施例及び比較例の抽出物の活性成分の存在を確認するために、以下の方法により、各例の特定画分の発色値を測定した。
各例の抽出物を、10mg/mlになるように、クロロホルムとメタノールの混合液(クロロホルム:メタノール=2:1(v/v))に溶解した。得られた溶液を、TLCプレート(Merck社製のSilica Gel 60、サイズ:20cm×20cm、層厚:0.25mm)に5μlスポットした。次いで、クロロホルム、メタノール及び水の混合液200ml(クロロホルム:メタノール:水=40:10:1(v/v/v))を用いて展開した(展開槽:YAZAWA 100−7D 外形12×25×24(高さ)cm)。展開したTLCプレートを風乾させた後、50%硫酸溶液を噴霧し、150〜180℃で加熱して発色させた。発色させたTLCプレートのスポットを画像解析ソフト レーンアナライザー(ATTO(株)製)にて定量し、Rf値が0.4と0.9 の間に存在する成分の発色値を加算した。
以上の実施例及び比較例のエラスターゼ阻害活性及び発色値の測定結果を、表1に示す。
阻害活性は、阻害剤を添加しない時の酵素活性を50%阻害するのに必要な酵素反応液中の阻害剤濃度(IC50)で表した。即ち、その数値が低い方が阻害活性は強いといえる。
【0023】
【表1】
【0024】
(2)実施例1の活性成分の分取と、その活性測定
以下の方法により、実施例1の抽出物について、活性成分を分取し、その収量とその阻害活性を測定した。
実施例1の抽出物を、200mg/mlになるように、クロロホルムとメタノールの混合液(クロロホルム:メタノール=2:1(v/v))に溶解した。得られた溶液を、TLCプレート(Merck社製のSilica Gel 60、サイズ:20cm×20cm、層厚:0.5mm)に100μlスポットした。次いで、クロロホルム、メタノール及び水の混合液200ml(クロロホルム:メタノール:水=40:10:1(v/v/v))を用いて展開した(展開槽:YAZAWA 100−7D 外形12×25×24(高さ)cm)。展開したTLCプレートを風乾させた後、50%硫酸溶液を噴霧し、150〜180℃で加熱して発色させた。その展開パターンから、成分を6画分に分け、残りのTLCプレートから、それぞれの画分を掻き取った。掻き取ったシリカゲル層は、クロロホルムとメタノールの混合液(クロロホルム:メタノール=2:1(v/v))に懸濁して、吸着している成分を抽出した。遠心分離によって抽出液を分離して、エバポレーターで濃縮後、減圧乾燥して乾固させた。得られた画分の収量を測定した。
【0025】
そして、阻害剤の濃度が5μg/mlになるように、得られた画分をメタノールへ溶解して、各画分のエラスターゼ阻害活性を測定して、阻害率を求めた。
この場合の阻害率は、阻害剤を添加しない場合を0%として測定したものであり、その値が高いほど阻害活性は強いことを表す。
また、表2中のRf値とは、TLC分析における(試料着点からの各成分の移動距離)/(試料着点から展開溶媒の移動距離)を表す。
なお、参考のために、上記の測定法における、セラミド、トリグリセリドのRf値を示すと、セラミド0.37、トリグリセリド0.85である。
得られた画分の収量及び阻害率を、表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
上記の表1及び表2の結果から、以下のことが分かる。
(1)大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物の内、不ケン化性のアルコール可溶性成分には、高いエラスターゼ阻害活性があること(実施例1、2)。
(2)上記の活性成分は、TLC分析法におけるRf値が、0.4〜0.9のものであること(表2)。
(3)セラミド、トリグリセリドなどが含まれるRf値が0.4未満又は0.9を上回る範囲の成分は、本阻害剤の活性有効成分ではないこと。
【0028】
【実施例4】
化粧品の製造
実施例1の大豆抽出物を用い、以下の配合(単位:重量%)で、常法によりクリームを製造した。
セトステアリルアルコール 4.0
スクワラン 40.0
流動パラフィン 5.0
ミツロウ 3.0
還元ラノリン 5.0
大豆抽出物 0.2
エチルパラベン 0.3
モノステアリン酸グリセリド 2.0
グリセリン 5.0
精製水 35.5
【0029】
得られたクリームを乾燥肌、張りがないなど肌トラブルに悩む20〜40歳代の女性20名をパネラーとし、顔、腕、足に朝夕二回、三ヶ月間塗布させた。
その結果、潤い、肌の張り、かゆみの改善など、良好な結果が見られた。
【0030】
【実施例5】
ソフトカプセルの製造
実施例1の大豆抽出物を用い、以下の配合(単位:重量%)で、常法によりソフトカプセルを製造した。
植物油 99.0
大豆抽出物 1.0
【0031】
【実施例6】
ドリンクの製造
実施例1の大豆抽出物を用い、以下の配合(単位:重量%)で、ドリンクを製造した。
オレンジ果汁 5.0
果糖ぶどう糖液糖 11.0
クエン酸 0.2
L−アスコルビン酸 0.02
香料 0.2
大豆抽出物 0.1
水 83.48
【0032】
【発明の効果】
(1)本発明の大豆又は菜種由来の抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤は、従来にない高い阻害活性を持っており、皮膚機能強化成分である、皮膚組織中のエラスターゼの活性低下を特異的に防止する特性を有している点で、非常に優れている。
【0033】
(2)エラスターゼ阻害活性を有するものは、通常、抗炎症作用を有しているので、本エラスターゼ阻害剤は、抗炎症剤としての利用が期待できる。
【0034】
(3)本発明は、有効成分の抽出物が、食用油製造の副産物から安価に効率的に得られる点においても、優れている。
【0035】
(4)本発明の有効成分の抽出物は、食用原料由来のものであるので、安全性の面においても問題がなく、本発明のものは、外用剤としても、経口剤としても、使用可能である点において有利である。
Claims (9)
- 大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物であって、不ケン化性のアルコール可溶性成分を有効成分とするエラスターゼ阻害剤。
- 不ケン化性のアルコール可溶性成分が、薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム:メタノール:水=40:10:1(V/V/V))のRf値が、0.4〜0.9である請求項1記載のエラスターゼ阻害剤。
- 不ケン化性のアルコール可溶性成分が、大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物のケン化処理物からアルコール抽出物を分取したものである請求項1又は2記載のエラスターゼ阻害剤。
- ケン化処理物が、酵素処理に基づくものである請求項3記載のエラスターゼ阻害剤。
- 酵素処理が、リパーゼ分解である請求項4記載のエラスターゼ阻害剤。
- 大豆又は菜種由来の有機溶剤抽出物が、食用油製造時に発生する油滓である請求項1、2、3、4又は5記載のエラスターゼ阻害剤。
- 皮膚老化防止性及び/又は抗炎症性を有する請求項1、2、3、4、5又は6記載のエラスターゼ阻害剤。
- 請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のエラスターゼ阻害剤を含有するエラスターゼ阻害用化粧品。
- 請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のエラスターゼ阻害剤を含有するエラスターゼ阻害用医薬品。
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