JP2000255780A - 空気輸送方法とその装置 - Google Patents

空気輸送方法とその装置

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JP2000255780A
JP2000255780A JP11059583A JP5958399A JP2000255780A JP 2000255780 A JP2000255780 A JP 2000255780A JP 11059583 A JP11059583 A JP 11059583A JP 5958399 A JP5958399 A JP 5958399A JP 2000255780 A JP2000255780 A JP 2000255780A
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JP
Japan
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bypass
transportation
downstream
upstream
pipe
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JP11059583A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Yagata
和彦 屋ケ田
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気輸送において輸送管路の圧力損失を低下
させると同時に、垂直上昇時の詰まりを防止させ、さら
に固形物の管壁への衝突を防ぐ。 【解決手段】 本発明の第1の発明は、輸送管路の上流
側にバイパスを設け、下流側に再投入することを特徴と
する空気輸送方法である。さらに第2の発明は、輸送管
路の水平部分にバイパスを設け、垂直上昇部分に再投入
することを特徴とする空気輸送方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体の空気輸送方
法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体を噴出させることによって、周囲の
流体を巻き込む方式のポンプは、噴流ポンプとして良く
知られている。噴流ポンプは、一般に構造が簡単で、機
械的な運動部分がないために、故障が少なく、固形物を
含む流体の輸送に利用されている。
【0003】ところが、この方式は、噴出させた流体
と、輸送すべき固形物を含む流体が総て同一の輸送管路
を流れるために、輸送管路の圧力損失は一般の空気輸送
方式に比べて大きくなる。しかも、より多くの固形物を
輸送しようとすると、噴出させる流体量を増やす必要が
あり、圧力損失はさらに増大する。その結果、噴出させ
る流体の増加量に対して、輸送すべき固形物を含む流体
の増加量は、徐々に低下することになり、輸送効率の低
下をきたしていた。
【0004】この輸送効率の低下を防ぐ方法としては、
輸送管路の途中に穴を開け、一部の流体を逃がして圧力
損失の低下を図る方法が採られており、その具体的な方
法については、例えば特開平06−263250号公報
に開示されている。ただし、これらの方法によっても、
輸送すべき固形物に、微粉が含まれると、逃がした流体
中に一部含有されることとなり、これを系外に排出して
しまうことは、歩留まりの低下をきたすことがあった。
また、輸送管路の内、垂直に上昇させる部分において
は、流体を過度に逃がしてしまうと、固形物を上昇させ
ることができなくなり、管内閉塞を起こす危険度が増加
するという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
輸送管路の上流側にバイパスを設け、下流側に再投入す
ることを特徴とする空気輸送方法である。さらに第2の
発明は、輸送管路の水平部分にバイパスを設け、垂直上
昇部分に再投入することを特徴とする空気輸送方法であ
る。また第3の発明は、水平輸送管路、垂直輸送管路、
これらを接続するベンド部および、空気輸送手段を有
し、水平輸送管路の上端側に上流側バイパス口を、ベン
ド部の外周側にスリット上の下流側バイパス口を設け、
各バイパス口を接続するバイパスを有することを特徴と
する空気輸送装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面によりこの発明をさら
に詳細に説明する。図1に本発明の一実施例を示す。本
実施例は、外周ノズル型噴流ポンプ1を用いた固形物の
空気輸送装置の上流側輸送管路より下流側輸送管路にバ
イパス3を設け、特に上流側ひいては、吸引側にかかる
背圧を低減するものであり、さらに以下に述べる理由か
ら上流側のバイパス口5は水平輸送管路2の上端側に、
下流側のバイパス口6は垂直輸送管路4の下方に設けて
いる。
【0007】すなわち、空気輸送により水平管路内を輸
送される固形物7は、重力の影響を受け、多くの部分が
管底に近い部分を流れており、水平輸送管路の上端側
は、比較的空気に富む層が形成されている。したがっ
て、上端側にバイパス口を設けることにより、特に大粒
径の固形物によるバイパス3の詰まりを防止するととも
に、後述する固形物7を垂直に上昇させるための推進力
の高い流体を取り出すことができる。
【0008】特に近年では、省エネルギーおよび、輸送
する固形物の形状保護の立場から、輸送に使用する空気
流量を最小に押さえる設計が主流を占めている。ところ
が、輸送空気流量を絞ると、特に輸送配管の垂直上昇部
で詰まりを生じるようになる。このことは、垂直管路4
に於いては、水平管路2よりも多くの輸送空気流量が必
要であることを示し、したがって、本発明のようにバイ
パスさせた空気を垂直上昇の管路の始まる垂直管路下方
に再投入することで、固形物7を垂直に上昇させるため
の推進力を持たせ、この部分の詰まりを防止することも
できる。
【0009】本実施例に用いられている噴流ポンプ1
は、図3に示すような外周ノズル型であるが、外周ノズ
ル33の形状に特に制約はなく、例えば環状であっても
差し支えない。このノズル33には、例えばコンプレッ
サー等により、圧縮空気34が供給される。外周のズル
33は、輸送方向である水平管路32側に向いているの
で、ノズル33の後端側は、陰圧状態となる。したがっ
て、固形物37は、外周ノズル型噴流ポンプ31の後端
から吸引され、輸送配管中を流れる。また、この噴流ポ
ンプ1は、外周からではなく中心部から空気を噴出する
タイプの噴流ポンプであってもよい。さらに、水平輸送
管路2の圧力損失の低減を狙う意味では、空気輸送手段
としては、一般の圧送式の空気輸送手段でも効果があ
り、応用できるものと考えれる。
【0010】本発明の上流側バイパス口5の位置は、特
に限定しないが、流体の安定を考慮すると、水平管路2
の内、噴流ポンプ1から一般にいわれている加速域を過
ぎた地点に設置するのが好ましい。また、輸送管路内に
水平管路が複数個ある場合には、各々の水平管路に上流
側バイパス口5を設けても良いし、あるいは一部に設け
ても良いことは言うまでもない。さらに、下流側バイパ
ス口6も同様であり、複数個の上流側バイパス口5から
の空気を1ヶ所の下流側バイパス口6に再投入したり、
逆に1ヶ所の上流側バイパス口5からの空気を複数箇所
の下流側バイパス口6に再投入することも可能である。
【0011】本発明のいま1つの実施例を図2に示す。
本実施例は、下流側バイパス口26を水平管路22と垂
直管路24とを接続するベンド部28の下方に設けたも
ので、バイパス口26の形状を、円弧状のスリット形状
としている。水平管路22中を輸送される固形物27
は、その輸送方向を変更されるベンド部28で管壁に衝
突することがある。これは、輸送空気と比較して質量の
大きい固体粒子はその慣性力によって、空気のようには
ベンド部28を曲がりきれないためであり、従来の進行
方向と壁面との交点より少し前方で衝突することにな
る。
【0012】そこで、本発明の下流側バイパス口26を
この衝突地点よりも手前側に設けることにより、この衝
突部分に空気のクッション層を作り出すことができ、管
壁との衝突を和らげると同時に、固形物27の輸送方向
を管路の方向に向けるように働く。さらに、円弧状スリ
ット26から噴出したバイパス空気は、壁面を沿うよう
に流れるコアンダフロー効果により、比較的にロスなく
垂直上昇気流に方向を変化することができるので、垂直
上昇に伴う管路閉塞に対しても効果が期待できる。
【0013】この下流側バイパス口26の設置位置に関
しては、ベンド部のR形状の中心角が、水平管路22側
より20から60度の範囲でベンド部の外周よりに設置
するのが好ましく、上記の角度範囲が30から45度で
あることがさらに好ましい。また、実施例の円弧状スリ
ット26に関しては、特に限定しないが、その円弧の中
心角は120度から180度が望ましく、スリットの間
隔はバイパスさせる空気流量にもよるが、どちらかとい
うと狭い方が好ましい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、輸送
管路の圧力損失を低下させ、特に噴流ポンプによる輸送
効率を上昇させると同時に、垂直上昇時の固形物による
管内閉塞を防止させることができる。さらに、垂直部分
への再投入方法を工夫することにより、固形物の管壁へ
の衝突を防ぎ、固形物の破損防止、管壁の摩耗防止等に
も効果があり、化学産業上非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】本発明の一実施例を示す図。
【図3】本発明に使用される噴流ポンプの一例である外
周のズル型噴流ポンプを示す図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送管路の上流側にバイパスを設け、下
    流側に再投入することを特徴とする空気輸送方法。
  2. 【請求項2】 輸送管路の水平部分にバイパスを設け、
    垂直上昇部分に再投入することを特徴とする空気輸送方
    法。
  3. 【請求項3】 バイパスを設ける上流側の位置である上
    流側パイパス口が、水平部分の上端側である請求項1又
    は2記載の空気輸送方法。
  4. 【請求項4】 再投入する部分である下流側バイパス口
    が、垂直上昇部分の下方である請求項1〜3記載のいず
    れかの空気輸送方法。
  5. 【請求項5】 下流側バイパス口が、垂直上昇部分へ移
    行するベンド部分の外周側である請求項1〜3記載のい
    ずれかの空気輸送方法。
  6. 【請求項6】 上流側バイパス口および/または下流側
    バイパス口を複数個有する請求項1〜5記載のいずれか
    の空気輸送方法。
  7. 【請求項7】 水平輸送管路、垂直輸送管路、これらを
    接続するベンド部および、空気輸送手段を有し、水平輸
    送管路の上端側に上流側バイパス口を、ベンド部の外周
    側にスリット上の下流側バイパス口を設け、各バイパス
    口を接続するバイパスを有することを特徴とする空気輸
    送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100884453B1 (ko) 2007-07-18 2009-02-20 현대건설주식회사 쓰레기 처리 이송 시스템의 쓰레기 부상 장치
KR100916991B1 (ko) 2007-10-25 2009-09-14 엔백 주식회사 풍량 조절용 우회관로 장치를 갖는 쓰레기 자동집하시설

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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