JP2000255692A - 生ビール樽用フィッティングにおけるダウンチューブとリテイニングディスクとの固定方法および固定装置 - Google Patents

生ビール樽用フィッティングにおけるダウンチューブとリテイニングディスクとの固定方法および固定装置

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JP2000255692A
JP2000255692A JP11058694A JP5869499A JP2000255692A JP 2000255692 A JP2000255692 A JP 2000255692A JP 11058694 A JP11058694 A JP 11058694A JP 5869499 A JP5869499 A JP 5869499A JP 2000255692 A JP2000255692 A JP 2000255692A
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jig
retaining disc
down tube
draft beer
fitting
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Michio Saito
道夫 斉藤
Kazuyoshi Takahashi
一善 高橋
Yasuo Kato
康夫 加藤
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NAS Toa Co Ltd
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NAS Toa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットタイプの生ビール樽用フィッテング
におけるダウンチューブとリテイニングディスクとを熟
練を要することなく簡単に、しかも、確実に固定するこ
とができ、作業能率の向上および低コスト化を図ること
ができる。 【解決手段】 ダウンチューブにおけるチューブ本体1
4の外周所定箇所にリテイニングディスク29を嵌合し
て位置決めした状態で、治具41,42を用いてチュー
ブ本体14におけるリテイニングディスク29の両側部
を内方から外方へ突出させることにより、突出部30、
31間をリテイニングディスク29の内周縁部に圧接し
て固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ビール樽用フィ
ッティングにおけるダウンチューブとリテイニングディ
スクとを固定するために用いる固定方法および固定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ビールを注出していない状態で
ダウンチューブの蓋部の上面、弁体の上面をブッシュの
上面とほぼ同一平面になるようにし、塵や注出時に漏れ
た生ビールなどが溜まらないようにして清潔に保つこと
ができるようにしたフラットタイプの生ビール樽用フィ
ッティングが提供されている。この従来のフラットタイ
プの生ビール樽用フィッティングにおいては、弁体を上
方へ付勢するための圧縮ばねの下側を受けるためにリテ
イニングディスクをダウンチューブに固定している。そ
して、リテイニングディスクをダウンチューブに固定す
るには、ダウンチューブにリテイニングディスクを嵌合
し、両者を所定位置に合わせた状態に保持して溶接して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダウン
チューブは比較的薄肉であるため、これを損傷しないよ
うにしてリテイニングディスクと溶接するには熟練を要
し、また、溶接後に電解研摩を必要とするため、作業能
率に劣るばかりでなく、コストアップになる。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題を解決
しようとするものであって、生ビール樽用フィッテング
におけるダウンチューブとリテイニングディスクとを熟
練を要することなく、簡単に、しかも、確実に固定する
ことができ、したがって、作業能率の向上および低コス
ト化を図ることができるようにした生ビール樽用フィッ
ティングにおけるダウンチューブとリテイニングディス
クとの固定方法および固定装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の生ビール樽用フィッティングにおけるダウン
チューブとリテイニングディスクとの固定方法は、金属
製のダウンチューブの外周所定箇所にリテイニングディ
スクを嵌合して位置決めし、治具を用いて上記ダウンチ
ューブにおける上記リテイニングディスクの両側部を外
方へ突出させて上記ダウンチューブを上記リテイニング
ディスクの内周縁部に圧接して固定するようにしたもの
である。
【0006】上記課題を解決するために本発明の生ビー
ル樽用フィッティングにおけるダウンチューブとリテイ
ニングディスクとの固定装置は、割り型に形成され、基
端部外周に一対の突出部が形成され、基端から先方へ向
かって次第に小径となるテーパー状穴が形成された治具
本体、この治具本体に拡開を許すように嵌合された保持
具を有し、上記治具本体を縮径した状態で金属製のダウ
ンチューブに挿入し得る第1の治具と、この第1の治具
のテーパー状穴に圧入し、上記治具本体を拡開させ、上
記一対の突出部により上記ダウンチューブをリテイニン
グディスクの両側部で外方へ突出させるテーパー状の圧
入部を有する第2の治具とを備えたものである。
【0007】上記のような本発明によれば、ダウンチュ
ーブの外周所定箇所にリテイニングディスクを嵌合して
位置決めした状態で、治具を用いてダウンチューブにお
けるリテイニングディスクの両側部を外方へ突出させる
ことにより、ダウンチューブをリテイニングディスクの
内周縁部に圧接して固定することができるので、治具を
操作するだけの簡単な作業で熟練を要することなく、確
実に固定作業を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。まず、フラットタイプ
の生ビール樽用フィッティングについて説明する。図
1、図2はフラットタイプの生ビール樽用フィッティン
グを示し、図1はダウンチューブの流路を閉じた状態の
縦断面図、図2はダウンチューブの流路を開放した状態
の縦断面図である。
【0009】図1、図2に示すように、ステンレス等の
金属から成る生ビール樽本体1の上鏡2の中央部に穴3
が形成され、この穴3の縁にステンレス等の金属から成
る口金4の基部が溶接により固定されている。口金4お
よび生ビール樽本体1内の上部にステンレス等の金属か
ら成るブッシュ5が挿入され、口金4の内周に形成され
た雌ねじ6にブッシュ5の上部外周に形成された雄ねじ
7が取外し可能に螺合されている。口金4の上端面とブ
ッシュ5の上端のフランジ部8との間にパッキン9が介
在されてシールされるとともに、口金4の基部内周に形
成された環状の突出部10とブッシュ5の中間部外周に
形成された環状の段部11との間にシールリング12が
介在されてシールされている。ブッシュ5内にはダウン
チューブ13の上部が挿入され、ダウンチューブ13は
その下端が生ビール樽本体1の底部付近に位置されてい
る。ダウンチューブ13はステンレス等の金属から成る
チューブ本体14の上端がステンレス等の金属から成る
蓋体15により閉塞され、チューブ本体14の上端外周
のフランジ部16上に蓋体15の上端外周のフランジ部
17が重ねられ、両フランジ部16,17の外周縁部間
が溶接されて固定されている。チューブ本体14の上端
部には蓋体15の下側に位置して流路となる穴18が周
上、複数箇所に形成されている。
【0010】ダウンチューブ13の上端部外周にはシリ
コンゴム等から成る弁体19が緊密に、かつ軸方向に移
動可能に嵌合されている。弁体19の下側にはステンレ
ス等の金属から成るリング状の受け具20が一体的に設
けられている。受け具20における中間部の段部から下
方へ突出された筒状下垂部の外周にはステンレス等の金
属から成るストッパ21の基部におけるリング状部22
が嵌合され、リング状部22が受け具20の中間段部の
下面に当接されている。ストッパ21はリング状部22
に連設された下垂部23と間隔を有するように下端の折
り返し部24を介して立ち上がり部25が連設され、立
ち上がり部25の上端部に折り曲げ部26を介して第1
のストッパ部27が連設され、立ち上がり部25の上部
に第1のストッパ部27の両側部下側に位置して第2の
ストッパ部28が連設されている。ダウンチューブ本体
14の外周にはブッシュ5の下部に位置してステンレス
等の金属から成るリテイニングディスク29が嵌合さ
れ、ダウンチューブ本体14におけるリテイニングディ
スク29の下側と上側の両側部に外方への円形状の突出
部30,31が形成され、ダウンチューブ本体14の突
出部30,31間がリテイニングディスク29の内周縁
部に圧接されることにより、リテイニングディスク29
とダウンチューブ14とが固定されている。リテイニン
グディスク29はその外周部に1箇所以上形成された係
止部32がブッシュ5の下端部に形成された係止溝33
にその一側の下方への開放部33aから係止されて一体
に回転し得るようになっている。
【0011】ストッパ21のリング状部22とリテイニ
ングディスク29との間にはダウンチューブ13の外周
において圧縮ばね34が介在され、この圧縮ばね34の
弾性によりストッパ21、受け具20および弁体19が
一体に上方へ付勢されている。これにより、図1に示す
ように、弁体19の内周段部がダウンチューブ13の上
端のフランジ部16に圧接状態で係合されるとともに、
弁体19の外周段部がブッシュ5の上端内周に突設され
た弁座35に圧接状態で当接され、ダウンチューブ13
の穴18が外部に対して閉塞されている。この閉塞状態
においてダウンチューブ13の蓋体15の上面、弁体1
9の上面がブッシュ5の上面とほぼ同一平面となるフラ
ットタイプとして構成されている。これとともに、スト
ッパ21における第1と第2のストッパ部27と28が
ブッシュ5の中間部に形成された開放部である穴36か
ら外方へ突出されている。
【0012】そして、図2に示すように、弁体19が上
方から押圧されて弁体19およびストッパ21が圧縮ば
ね34の弾性に抗して下降することにより、弁体19が
弁座35から離隔するとともに、ダウンチューブ13の
穴18を外部に開放することができる。このとき、スト
ッパ21における第1と第2のストッパ部27と28が
ブッシュ5の穴36内で下降される。図示していない
が、弁体19、ストッパ21等が深く(長いストローク
で)下降された際には、第1と第2のストッパ部27と
28がそれぞれ穴36の中央部の浅い下縁部36aと穴
36の両側の深い下縁部36bにより押圧され、折り返
し部24の弾性変形によりブッシュ5内に後退されるよ
うになっている。
【0013】以上のように構成されたフィッティング3
7において、以下、その動作について説明する。まず、
生ビールの注出動作について説明すると、図1の状態に
おいて、ブッシュ5にディスペンサ38を装着し(装着
部については図示省略)、図2に示すように、ディスペ
ンサ38の押圧部39により弁体19を押圧し、上記の
ように弁体19およびストッパ21を圧縮ばね34の弾
性に抗して下降させる。これに伴い、弁体19がブッシ
ュ5の弁座35から離隔するとともに、ダウンチューブ
13の穴18を外部に開放する。そして、矢印Aで示す
ように、ブッシュ5の内側とダウンチューブ13の外側
との間から生ビール樽本体1内にガスを送り込むことに
より、生ビール樽本体1内の生ビールを矢印Bで示すよ
うに、ダウンチューブ13の内側に通して穴18から外
部へ注出することができる(なお、上記のように弁体1
9を押圧して弁座35から離隔させ、ガスを送り込むの
と同様にして生ビールを生ビール樽本体1内に注入する
ことができる。)。
【0014】生ビールの注出後、ディスペンサ38をブ
ッシュ5から外し、弁体19の押圧状態を解放すること
により、図1に示すように、弁体19およびストッパ2
1を圧縮ばね34の弾性により上昇させ、弁体19を弁
座35に当接させてダウンチューブ13の穴18を外部
に対して遮断することができる。
【0015】生ビール樽本体1およびフィッティング3
7の洗浄、補修等を行う際には、治具(図示省略)によ
りフィッティング37の弁体19を押圧し、弁体19お
よびストッパ21を圧縮ばね34の弾性に抗し、上記生
ビール注出時よりも深く(長いストロークで)一体に下
降させる。これに伴い、弁体19を弁座35から離隔し
て生ビール樽本体1を外部に開放し、生ビール樽本体1
内の残圧を外部に抜くことができる。ストッパ21の下
降に伴い、その第1と第2のストッパ部27と28を穴
36の下縁部36aと36bにより押圧し、折り返し部
24の弾性変形を利用してブッシュ5内に圧接状態で収
めるように後退させることができる。したがって、この
状態で治具の操作によりブッシュ5、リテイニングディ
スク29、ダウンチューブ13、圧縮ばね34、ストッ
パ21、弁体19等を一体に回転させ、ねじ6,7を緩
めて口金4から安全に外すことができる。このように生
ビール樽本体1内の残圧を外部に抜くことなく、ブッシ
ュ5等を回転させて口金4から外そうとすると、ストッ
パ21の第1のストッパ部27が口金4の内端面(若し
くは生ビール樽本体1の上鏡2の内面)に係合し、抜け
止めすることができ、危険を防止することができる。こ
のとき、第2のストッパ部28が穴36の下縁部36b
により下降規制された状態で第1のストッパ部27を下
側から支持してその変形等を防止することができるよう
になっている。
【0016】次に、以上のように構成されたフィッティ
ング37におけるダウンチューブ13とリテイニングデ
ィスク29との固定方法および固定装置について説明す
る。まず、固定装置について説明する。図3(a)、
(b)は同固定装置に用いる第1の治具を示し、同図
(a)は平面図、同図(b)は一部破断正面図、図4
(a)、(b)は同固定装置に用いる第2の治具を示
し、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図である。
【0017】本実施形態に係る固定装置は、図3
(a)、(b)に示す第1の治具41と、図4(a)、
(b)に示す第2の治具42とから構成されている。第
1の治具41について説明すると、図3(a)、(b)
に示すように、治具本体43と保持具44とから構成さ
れている。治具本体43は全体として円筒状に形成さ
れ、基端部(図3(a)においては上端部)の外周に大
径でリング状の一対の突出部45、46が所定間隔を存
して一体的に設けられている。基端から先方へ向かって
軸心に沿って次第に小径となるテーパー状(截頭円錐
状)の穴47が形成され、穴47はその先方の小径穴4
8に連通されている。小径穴48の先方は外部に開放さ
れている。治具本体43には突出部45、46の各外側
の隣接位置において環状溝49、50が形成されてい
る。治具本体43は軸心方向に沿って4等分のブロック
51に分割されている。保持具44はゴム等の伸縮性を
有する材料によりリング状に形成されている。この保持
具44がその伸縮性の利用により治具本体43の各環状
溝49、50に嵌合され、治具本体43の各分割ブロッ
ク51が分解しないように、かつ拡開を許すように保持
されている。この第1の治具41は治具本体43を縮径
した状態で上記ダウンチューブ13の内側に挿入するこ
とができ、後述するように保持具44の弾性に抗して拡
開されることにより、突出部45,46により突出部3
0、31を形成することができるように設定されてい
る。
【0018】第2の治具42について説明すると、図4
(a)、(b)に示すように、円柱状の本体部52の先
端(図4(a)においては下端)に同心でテーパー状
(截頭円錐状)の圧入部53が一体的に設けられ、本体
部52の基端部に軸心方向に沿ってねじ穴54が形成さ
れている。第2の治具42における圧入部53は第1の
治具41におけるテーパー状穴47と同じ勾配でテーパ
ー状穴47より長くなるように形成され、圧入部53の
先端の径aはテーパー状穴47の奥側最小径部の径bと
同径になり、圧入部53の基端の径cはテーパー状穴4
7の入口側最大径部dより大径となるように設定されて
いる。第2の治具42は上記ダウンチューブ本体14に
おけるフランジ部16とは反対側の下端側より挿入する
ことができ、後述するように圧入部53を第1の治具4
1におけるテーパー状穴47に圧入した状態で本体部5
2の基端部がダウンチューブ本体14から少し後方へ突
出し得るように設定されている。
【0019】次に、本発明の一実施形態に係るダウンチ
ューブ13とリテイニングディスク29との固定方法に
ついて、図5(a)、(b)の工程説明図を参照しなが
ら上記固定装置の動作と共に説明する。図5(a)に示
すように、まず、ダウンチューブ13のチューブ本体1
4をフランジ部16が下向きになるようにしてフランジ
部16を受け部材55に当接させるとともに、チューブ
本体14の所定箇所にリテイニングディスク29を嵌合
して位置決め状態に保持する。次に、押圧機器(図示省
略)にねじ穴54により連係した第2の治具42の圧入
部53を第1の治具41のテーパー状穴47に挿入し、
第1の治具41が先頭に位置するようにしてチューブ本
体14内に上方、すなわち、フランジ部16側とは反対
側から挿入し、第1の治具41の先端を受け部材55に
当接させ、第1の治具41の各突出部45,46をリテ
イニングディスク29の両側に位置させる。
【0020】続いて、図5(b)に示すように、第2の
治具42を押圧して前進させる。これに伴い、第1の治
具41の治具本体43は受け部材55により前進規制さ
れているので、第2の治具42の圧入部53を第1の治
具41におけるテーパー状穴47に強制的に圧入し、治
具本体43の各分割ブロック51を保持具44の弾性変
形を利用して拡開させる。このとき、治具本体43の各
分割ブロック51は軸心に対して均等に分割しているの
で、均等に拡開することができる。この拡開に伴って、
一対の突出部45、46がリテイニングディスク29の
両側で拡開するので、位置規制されているチューブ本体
14を内方から外方へ押圧し、チューブ本体14におけ
るリテイニングディスク29の両側で突出部30、31
を形成し、これによりチューブ本体14の突出部30,
31間をリテイニングディスク29の内周縁部に圧接し
て両者を固定することができる。
【0021】フィッティング37の組立てに際し、ダウ
ンチューブ13とリテイニングディスク29を固定した
後であっても、弁体19はゴム製であるので、その弾性
変形を利用してフランジ部17,16を乗り越えさせて
圧入することができる。
【0022】なお、上記実施形態においては、チューブ
本体14に蓋体15を取付ける前にリテイニングディス
ク29を固定する場合について説明したが、チューブ本
体14に蓋体15を取付けた後にリテイニングディスク
29を固定するようにしてもよい。また、チューブ本体
14、治具41、42等を縦向きにしてチューブ本体1
4とリテイニングディスク29とを固定しているが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、チューブ本体1
4、治具41,42等を横向きにしてチューブ本体14
とリテイニングディスク29とを固定することもでき
る。また、図6に示すように、チューブ本体14の上部
を蓋体15と切削加工により形成し、チューブ本体14
の上部と下部とを嵌合して溶接により固定したタイプの
ダウンチューブ13にも同様にしてリテイニングディス
ク29を突出部30、31の形成により固定することが
できる。更に、治具41の治具本体43の分割数、保持
具44による保持位置、テーパー状穴47と圧入部53
の形状、寸法等については上記実施形態に限定されるも
のではない。このほか、本発明は、その基本的技術思想
を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
ウンチューブの外周所定箇所にリテイニングディスクを
嵌合して位置決めした状態で治具を用いてダウンチュー
ブにおけるリテイニングディスクの両側部を外方へ突出
させることにより、ダウンチューブをリテイニングディ
スクの内周縁部に圧接して固定することができるので、
治具を操作するだけの簡単な作業で熟練を要することな
く、確実に固定作業を行うことができる。したがって、
作業能率の向上および低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラットタイプの生ビール樽用フィッティング
を示し、ダウンチューブの流路を閉じた状態の縦断面図
である。
【図2】同生ビール樽用フィッティングを示し、ダウン
チューブの流路を開放した状態の縦断面図である。
【図3】(a)、(b)は本発明の一実施形態に係るダ
ウンチューブとリテイニングディスクとの固定装置に用
いる第1の治具を示し、(a)は平面図、(b)は一部
破断正面図である。
【図4】(a)、(b)は同固定装置に用いる第2の治
具を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図5】(a)、(b)は本発明の一実施形態に係るダ
ウンチューブとリテイニングディスクとの固定方法を示
す工程説明図である。
【図6】他の例のダウンチューブに本発明の実施形態に
係る固定方法および固定装置を用いてリテイニングディ
スクを固定した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 生ビール樽本体 4 口金 5 ブッシュ 13 ダウンチューブ 14 チューブ本体 15 蓋体 19 弁体 21 ストッパ 29 リテイニングディスク 30 突出部 31 突出部 37 フィッティング 41 第1の治具 42 第2の治具 43 治具本体 44 保持具 45 突出部 46 突出部 47 テーパー状穴 51 分割ブロック 53 圧入部
フロントページの続き (72)発明者 加藤 康夫 東京都品川区東品川二丁目2番24号 ナス トーア株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB03 CC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のダウンチューブの外周所定箇所
    にリテイニングディスクを嵌合して位置決めし、治具を
    用いて上記ダウンチューブにおける上記リテイニングデ
    ィスクの両側部を外方へ突出させて上記ダウンチューブ
    を上記リテイニングディスクの内周縁部に圧接して固定
    するようにした生ビール樽用フィッティングにおけるダ
    ウンチューブとリテイニングディスクとの固定方法。
  2. 【請求項2】 割り型に形成され、基端部外周に一対の
    突出部が形成され、基端から先方へ向かって次第に小径
    となるテーパー状穴が形成された治具本体、この治具本
    体に拡開を許すように嵌合された保持具を有し、上記治
    具本体を縮径した状態で金属製のダウンチューブに挿入
    し得る第1の治具と、この第1の治具のテーパー状穴に
    圧入し、上記治具本体を拡開させ、上記一対の突出部に
    より上記ダウンチューブをリテイニングディスクの両側
    部で外方へ突出させるテーパー状の圧入部を有する第2
    の治具とを備えた生ビール樽用フィッティングにおける
    ダウンチューブとリテイニングディスクとの固定装置。
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