JP2000255235A - サスペンションアーム構造 - Google Patents

サスペンションアーム構造

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JP2000255235A JP11059848A JP5984899A JP2000255235A JP 2000255235 A JP2000255235 A JP 2000255235A JP 11059848 A JP11059848 A JP 11059848A JP 5984899 A JP5984899 A JP 5984899A JP 2000255235 A JP2000255235 A JP 2000255235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数やコスト増を抑えた上で、バンプスト
ッパの取付部あるいは同バンプストッパが当接する回動
規制部のいずれかの部位の強度アップを図る。 【解決手段】 車体に設けた前後アームブラケット1
5,16に基端102,103をピン結合し揺動端10
4にボールジョイント20の連結部材204を重ね合わ
せ締付結合したアーム本体(主部101等)と、重ね合
わせ部分で締付結合した部位以外の部位に共締めされ、
アーム本体(主部101等)の最大上方変位位置を規制
するバンプストッパ22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のサスペンショ
ン装置で用いられるサスペンションアーム構造、特に、
アーム本体の最大上方変位位置を規制するバンプストッ
パを設けたサスペンションアーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のサスペンション装置は車体に対し
て車輪を上下動可能に連結するリンク機構と、車輪を介
し入力した路面反力の変動成分を吸収するばねやショッ
クアブソーバから成る衝撃吸収機構とを備え、これらの
働きにより操向時の車輪を適正な整列状態に保持すると
共に車体側の乗員が受ける衝撃を低減し、居住性を向上
させている。このようなサスペンション装置のリンク機
構は各種のサスペンションアームを備え、これらサスペ
ンションアームは車輪側からの路面反力を車体側のアー
ム取付部に伝達する上で十分な強度を要求され、しかも
軽量化を図ることが望ましいことより、鍛造に代え板金
製のものが多く採用されている。更に、この種の板金製
のサスペンションアームはその揺動端がボールジョイン
トを介しナックルに連結され、しかも、アーム本体の中
間部にはバンプストッパあるいは同バンプストッパが当
接する回動規制部のいずれかが形成される。これらは揺
動時に車体に当接することで、車輪側と共に揺動するサ
スペンションアームの揺動端部の最大上方変位位置を規
制するようにしている。
【0003】ところで、サスペンションアームが板金構
造を採った場合、その揺動端の強度確保や、バンプスト
ッパの取付部あるいは同バンプストッパが当接する回動
規制部のいずれかが形成される部位の強度確保を図るこ
とが耐久性確保の上で必要となる。たとえば、サスペン
ションアームがハット型断面の板金構造を採っているも
のでは、そのハット型断面の揺動端に補強部材を重ねて
溶接して同部の剛性確保を図り、その揺動端にボールジ
ョイント側の連結部材をボルト止めしたものが知られて
おり、その一例が実開平1−158203号公報に開示
される。更に、図6に示すように、サスペンションアー
ム100を閉断面の板金構造とし、そのアーム本体11
0の揺動端内部にボールジョイント120の連結部材1
30を差し込みそれらの重合部をボルト止めしたものが
知られており、この場合、連結部材130が閉断面の揺
動端を補強できる。
【0004】一方、板金構造のサスペンションアームの
揺動端部の最大上方変位位置を規制するにあたり、単
に、アーム本体に回動規制部を膨出状にプレス成形する
ものが知られており、その一例が実開平1−15820
3号公報に開示される。更に、図6に示すように、閉断
面の板金構造を採るサスペンションアーム100の場
合、アーム本体110の中央にバンプストッパ140を
取り付けるにあたり、そのバンプストッパ140の内部
に補強ブラケット150を重ね一体化した構造を採るも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、従来の板金製のサスペンションアームは荷重が集中
し易いバンプストッパの取付部あるいは同バンプストッ
パが当接する回動規制部のいずれかを形成する場合、同
各部を補強し耐久性を確保することがある。この場合、
単に、サスペンションアームの本体に回動規制部を膨出
状にプレス成形するだけでは十分な強度確保が困難であ
る。一方、回動規制部裏側を補強ブラケット150等で
補強した場合、部品数の増加やそのコスト増を招き易い
という問題が生じる。本発明の目的は、部品数やコスト
増を抑えた上で、バンプストッパの取付部あるいは同バ
ンプストッパが当接する回動規制部のいずれかの部位の
強度アップを図れるサスペンションアーム構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、車体に設けたアーム取付部
に対して基端を回動可能に結合したアーム本体を備え、
同アーム本体は揺動端にボールジョイントを有する連結
部材を重ね合わせ締付結合し、揺動時上記車体に当接す
ることで上記アーム本体の最大上方変位位置を規制する
バンプストッパを備え、同バンプストッパは上記締付結
合した部位以外の重ね合わせ部分に共締めされている。
この場合、アーム本体の揺動端と重ね合わされ締付結合
される連結部材に同アーム本体の揺動端を補強する部材
としての機能とバンプストッパの取付部を補強する機能
を持たせることができる。即ち、アーム本体の揺動端と
重ね合わされた連結部材に2つの箇所の補強部材として
の役割を持たせることができ、サスペンションアーム全
体としての部品点数削減を図れる。しかも、重ね合わさ
れた部分で締付結合された部位以外の部位にバンプスト
ッパを共締めすることとなり、この点で部品点数削減を
図れる。更に、バンプストッパをボディー側に取り付け
る場合のようにボディー側取付部の構造が複雑化するこ
とがなく、取付用のボルトナットも比較的少なくて済
み、この点で部品点数削減を図れ、低コスト化を図れ
る。
【0007】好ましくは、上記アーム本体は閉断面構造
を採っても良い。この場合、サスペンションアームの強
度をより向上させることができる。好ましくは、上記バ
ンプストッパの結合部は延出ボルトを一体的に固定し、
同延出ボルトにより重ね合わされた部分で締付結合され
た部位以外の部位に締付結合されてもよい。この場合、
バンプストッパの共締め作業が容易と成り、より部品点
数削減を図れる。
【0008】請求項2の発明では、車体に設けたアーム
取付部に基端を回動可能に結合したアーム本体を備え、
同アーム本体の揺動端にボールジョイントを有する連結
部材を重ね合わせ締付結合し、且つ、車体に支持された
バンプストッパに当接可能な回動規制部を上壁面に形成
し、上記連結部材より延出した補強片部を備え、同補強
片部は上記回動規制部の裏面に重なるように形成されて
いる。この場合、アーム本体の揺動端と締付結合される
連結部材及び補強片部にアーム本体の揺動端を補強する
部材としての機能とバンプストッパに当接可能な回動規
制部の補強部材としての機能を持たせることができる。
即ち、アーム本体の揺動端と締付結合された連結部材に
2つの箇所の補強部材としての役割を持たせることがで
き、サスペンションアーム全体としての部品点数削減を
図れ、軽量化を図れる。好ましくは、上記アーム本体は
閉断面構造を採っても良い。この場合、サスペンション
アームの強度を特に向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2には本発明のサスペン
ションアーム構造を適用したアッパアーム1を有するサ
スペンション装置Sを示した。このサスペンション装置
Sは四輪独立懸架方式を採り、図示しない自動車の車体
側に対し後輪2をリンク機構S1及び衝撃吸収機構S2
を介し連結する。ここで、車体側は車体前後方向X(図
2参照)に延設される左右のサイドメンバ(左側のみ示
した)3と両サイドメンバを連結する車幅方向Yに伸び
るクロスメンバ4とこれらの各上部が接合固定されるフ
ロア5(図1参照)と、サイドメンバ3とクロスメンバ
4に亘り複数箇所が締付結合されるシャシメンバ14と
を備える。
【0010】衝撃吸収機構S2は後輪2より入力した路
面6からの反力変動成分を吸収低減するもので、コイル
ばね7及びショックアブソーバ8で構成される。リンク
機構S1は後輪2を枢支するナックル9を備え、後輪2
及びナックル9側を前後左右方向のズレを規制し上下動
可能に5つのサスペンションアームを介し車体側に連結
する。5つのサスペンションアームはロアアーム11、
アッパアーム1、トーコントロールアーム12及びトレ
ーリングアーム13から成り、これらはナックル9と車
体側との間に並列的に配置される。ロアアーム11はナ
ックル9の下端部とシャシメンバ14の下屈曲側端14
1とにそれぞれ図示しないゴムブッシュを介しピン結合
され、アッパアーム1はナックル9の上側ボス901と
シャシメンバ14の前延出部142(図2参照)の前後
2か所にそれぞれ相対変位可能に連結され、トーコント
ロールアーム12はナックル9の前側端と前延出部14
2側の下向きブラケット143にそれぞれ相対変位可能
に連結され、トレーリングアーム13はナックル9の上
側ボス901の近傍の図示しない上前方ボスとサイドメ
ンバ3とにそれぞれ相対変位可能に連結される。
【0011】ロアアーム11はその揺動端の近傍にショ
ックアブソーバ取付部112を、中央部にコイルばね7
の下端を取り付けるばね受け部113をそれぞれ形成さ
れる。更に、ショックアブソーバ8はその上端をサイド
メンバに一体結合された図示しないブラケットに取付ら
れ、コイルばね7はその上端をシャシメンバ14の側端
の皿状ばね受け部143に取付られている。サスペンシ
ョンアームの内で最も上方に配備されるアッパアーム1
は、平面視が略二又形状を成し、シャシメンバの前延出
部142に形成されたアーム取付部としての前後アーム
ブラケット15,16にゴムブッシュ17(図4参照)
を介しピン結合される。
【0012】図3に示すように、アッパアーム1は、板
金製の上壁板1aと下壁板1bとを備え、これらの周縁
部を上下に屈曲した上で互いの縁部を連続して溶接し、
全体として最中状に形成されている。図1乃至図4に示
すように、このアッパアーム1のアーム本体は平面視が
略二又形状の主部101と、主部の基端を成す筒状の前
後一対の枢支端102,103と、上下に揺動可能な外
向き開口m(図3参照)を有する揺動端104とを備え
る。前後一対の筒状の枢支端102,103はそれぞれ
ゴムブッシュ17を介し内筒18を支持し、内筒18内
に挿通されるピンc(図2参照)を介し前後アームブラ
ケット15,16にそれぞれピン結合される。図3に示
すボールジョイント20はそのケース201とその内部
に収容した球体202と、ケース201の開口部をシー
ルするブーツ203とから成る継手本体と、ケース20
1および球体202から延出する各連結部材204,2
05を備え、これらの金属部分は鍛造されている。な
お、この鍛造に代えて、鋳造されても良い。
【0013】ここで球体202側の一方の連結部材であ
る軸部材205はナックル9の上側ボス901に嵌着さ
れ、ナット206(図1参照)により締付結合される。
他方の板状の連結部材204は図4に示すように、ボー
ルジョイント20のケース201の外径と同等の幅で延
出する車幅方向Yで外側(図4で下側)部位に一対のボ
ルト21の挿通穴h(図3参照)を並列的に形成され、
同外側部位より先細り状に延出する車幅方向Yで内側部
位に一本のボルト21の挿通穴h1を形成している。こ
のような板状の連結部材204は揺動端104の外向き
開口mより差し込み嵌着され、その揺動端104と連結
部材204の重合部の内の外側(図3で左側)部位を2
本の締付ボルト21で、内側部位を後述のバンプストッ
パ22の延出ボルト221により共締されている。図
3、図4に示すように、バンプストッパ22はゴムの略
四角錐体である弾性体222と同弾性体の下部に加硫接
着され延出ボルト221の一端が溶接された結合部22
3とを有する。バンプストッパ22はアーム本体の揺動
端104と連結部材204の重合部上で締付結合された
外側部位以外の部位である内側(図3で右側)部位に重
ね合わされ、同部の挿通穴hに延出ボルト221を挿通
し、同延出ボルト221にナットを締め付けることによ
り、重合部の内側部位をバンプストッパ22と共締めし
ている。
【0014】図1に示すように、バンプストッパ22の
上方でサイドメンバ3の外側壁と対向する部位には回動
規制部としての回動規制ブラケット23が接合固定され
ている。この回動規制ブラケット23はアッパアーム1
側のバンプストッパ22が当接可能な位置に配備され
る。なお、バンプストッパ22はアッパアーム1と一体
の弾性体222が定常位置P1より最大変位位置P2に
達した際に、バンプストッパ22の更なる上方変位を規
制できる位置に形成される。なお、本車両はそのカーゴ
スペースを広げた結果、サイドメンバ3及び同サイドメ
ンバ3に支持される回動規制ブラケット23を比較的車
外側に配備しており、これと対向するバンプストッパ2
2を比較的アッパアーム1の揺動端側近傍に配置したこ
とより、揺動端104とボールジョイント20の連結部
材204との重合部全体を比較的短くできたが、例え
ば、図4に2点鎖線で示すように、揺動端104よりバ
ンプストッパ22’が比較的大きく離れた場合には連結
部材204’の延出部の途中をくびれ状に形成し、軽量
化を図ることが望ましい。
【0015】上述のアッパアーム1を有するサスペンシ
ョン装置Sは、車両の通常走行時に、リンク機構S1に
より後輪2を所定の整列状態に保持しつつ上下に作動さ
せ、衝撃吸収機構S2により路面3から入力荷重の反力
変動成分を吸収低減するように作動する。この場合、後
輪2と共に揺動端を上下に揺動するアッパアーム1は最
中状の板金部材であるため十分の強度を保持でき、耐久
性を確保でき、しかも、ばね下加重の低減を図れる。更
に、車両が凹凸路走行中に過度な路面反力を受けた場
合、アッパアーム1が大きく上方に変位し、同アッパア
ーム1及び弾性体222が定常位置P1より上方に大き
く変位しても弾性体221が回動規制ブラケット23に
当接し、最大変位位置P2に変位量を規制することがで
きる。
【0016】特に、アッパアーム1の揺動端104に重
ね合わされ締付結合される連結部材204は十分な強度
を有する鍛造部品であり、その連結部材204を延長し
て、車幅方向Yで外側部位(図3で左側部位)にアーム
本体の揺動端104を補強する部材としての機能を持た
せ、車幅方向Yで内側部位(図3で右側部位)にバンプ
ストッパ22の取付部の補強部材としての機能を持たせ
ることができた。このように十分な強度を有する連結部
材204を有効利用し、これに2つの補強部材としての
役割を持たせることができ、アッパアーム1の全体とし
ての構成部品数を低減できる。しかも、ここでは、重合
部上で内側部位(図3で右側部位)にバンプストッパの
結合部223と一体の延出ボルト221を用い、同延出
ボルトによりバンプストッパを共締めすることとなり、
バンプストッパの共締め作業が容易と成り、より部品点
数削減を図れ、低コスト化を図れる。更に、バンプスト
ッパ22が当接するボディー側には回動規制ブラケット
23を配備するのみで構造が複雑化することがなく、こ
の点でも低コスト化を図れる。
【0017】図1のアッパアーム1に取り付けられてい
るバンプストッパ22はその結合部223と一体の延出
ボルト221を用い揺動端104と連結部材204の重
ね合わされた重合部に共締めされていたが、これに代え
て、本発明のサスペンションアーム構造を適用したアッ
パアーム1aを図5(a)に示すように構成しても良
い。ここでのアッパアーム1aはバンプストッパ22a
の結合部223aと締付ボルトBを別体としている。こ
の場合、バンプストッパ22aの結合部223aと、揺
動端104a及び連結部材204aの重ね合わされた重
合部には左右一対のボルト穴h2(一方側のみ示した)
が形成され、これらのボルト穴h2に各締付ボルトBが
挿通され、ナット締めされることによりバンプストッパ
22aが揺動端104aとボールジョイント20aの連
結部材204aとが重ね合わされた重合部に共締めされ
る。この場合も図1のアッパアーム1と同様の作用効果
が得られる。
【0018】次に、図1のアッパアーム1はその揺動端
104にバンプストッパ22を締付結合していたが、こ
れに代えて、本発明のサスペンションアーム構造を適用
したアッパアーム1bを図5(b)に示すように構成し
ても良い。ここでアッパアーム1bのアーム本体101
bの平坦な揺動端104bにはボールジョイント20b
の板状の連結部材204bが重ね合わされる。この連結
部材204bは車幅方向Yに比較的長く形成され、補強
片部nを形成している。即ち、アーム本体101bの揺
動端104bとその内部に嵌挿され、連結部材204b
と重ね合わされた重合部の内、車幅方向Yで外側部位
(図5(b)で左側部位)は2本の締付ボルト21(一
方のみ図示した)で締付け処理され、この外側締付部位
より車幅方向Yで所定量内側部位は補強片部nと回動規
制部Aが重なり、更にその内側部位が2本の締付ボルト
B(一方のみ図示した)で締付け処理されている。この
内、補強片部nと回動規制部Aが重なる部位が車体側の
バンプストッパ22bに当接しアッパアーム1bの過度
の上方への揺動を規制する様に機能する。
【0019】この場合、アッパアーム1bはその回動規
制部Aを連結部材204bにより補強されているので、
過度な入力荷重を受けても十分の耐久性を保持できる。
しかも、アーム本体101bの揺動端104bと締付結
合された連結部材204bが揺動端104bを補強で
き、図1のアッパアーム1と同様の作用効果を得られ
る。なお、この場合、バンプストッパ22bを支持しな
いので、サスペンションアーム1b全体としての部品点
数削減を図れ、軽量化を図れる。上述のところにおい
て、本発明のサスペンションアーム構造は後輪用のアッ
パアーム1に適用されていたが、これに代えて前輪用の
図示しないアッパアーム等に適用されても良く、更に、
図示しないトレーリングアーム等の他のサスペンション
アームに適用されても良く、これらの場合も図1のアッ
パアーム1とほぼ同様の作用効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明では、アーム本体の揺動
端と重ね合わされ締付結合される連結部材に同アーム本
体の揺動端を補強する部材としての機能とバンプストッ
パの取付部を補強する機能を持たせることができる。即
ち、アーム本体の揺動端と重ね合わされた連結部材に2
つの箇所の補強部材としての役割を持たせることがで
き、サスペンションアーム全体としての部品点数削減を
図れる。しかも、重ね合わされた部分で締付結合された
部位以外の部位にバンプストッパを共締めすることよ
り、この点で部品点数削減を図れる。更に、バンプスト
ッパをボディー側に取り付ける場合のようにボディー側
取付部の構造が複雑化することがなく、取付用のボルト
ナットも比較的少なくて済み、この点で部品点数削減を
図れ、低コスト化を図れる。
【0021】請求項2の発明では、アーム本体の揺動端
と締付結合される連結部材及び補強片部にアーム本体の
揺動端を補強する部材としての機能とバンプストッパに
当接可能な回動規制部の補強部材としての機能を持たせ
ることができる。即ち、アーム本体の揺動端と締付結合
された連結部材に2つの箇所の補強部材としての役割を
持たせることができ、サスペンションアーム全体として
の部品点数削減を図れ、軽量化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例としてのサスペンション
アーム構造を適用されたアッパアームを有するサスペン
ション装置の要部切欠後面図である。
【図2】図1のサスペンション装置の要部切欠平面図で
ある。
【図3】図1のアッパアームの要部拡大切欠断面図であ
る。
【図4】図1のアッパアームの拡大平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態例としてのサスペンショ
ンアーム構造を適用されたアッパアームの要部拡大切欠
断面図であり、(a)は第1の他の実施形態を、(b)
は第2の他の実施形態を示す。
【図6】従来のサスペンションアームの要部切欠断面図
である。
【符号の説明】
1 アッパアーム 101 主部 102 筒状の枢支端 103 筒状の枢支端 104 アーム本体の揺動端 15,16 前後アームブラケット 20 ボールジョイント 204 連結部材 22 バンプストッパ 23 回動規制ブラケット n 補強片部 A アーム側の回動規制部 S サスペンション装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に設けたアーム取付部に基端を回動可
    能に結合し揺動端にボールジョイントを有する連結部材
    を重ね合わせ締付結合したアーム本体と、 上記締付結合した部位以外の重ね合わせ部分に共締めさ
    れ、揺動時上記車体に当接することで上記アーム本体の
    最大上方変位位置を規制するバンプストッパと、を具備
    したことを特徴とするサスペンションアーム構造。
  2. 【請求項2】車体に設けたアーム取付部に基端を回動可
    能に結合し、揺動端にボールジョイントを有する連結部
    材を重ね合わせ締付結合し、且つ、車体に支持されたバ
    ンプストッパに当接可能な回動規制部を上壁面に形成し
    たアーム本体と、 上記連結部材より延出し上記回動規制部の裏面に重なる
    ように形成された補強片部と、を具備したことを特徴と
    するサスペンションアーム構造。
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