JP2000254451A - 触媒装置 - Google Patents

触媒装置

Info

Publication number
JP2000254451A
JP2000254451A JP11066373A JP6637399A JP2000254451A JP 2000254451 A JP2000254451 A JP 2000254451A JP 11066373 A JP11066373 A JP 11066373A JP 6637399 A JP6637399 A JP 6637399A JP 2000254451 A JP2000254451 A JP 2000254451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
heater
present
metal
metal substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11066373A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadami Suzuki
忠視 鈴木
Yoshifumi Moriya
好文 守屋
Koichi Nakano
幸一 中野
Kunihiro Tsuruta
邦弘 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11066373A priority Critical patent/JP2000254451A/ja
Publication of JP2000254451A publication Critical patent/JP2000254451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の装置は、酸化触媒の温度上昇が遅く、
分解温度に達するまでに時間が長くかかるという課題を
有している。 【解決手段】 触媒担体と発熱体を兼ねた金属基材の表
面に触媒層を形成した触媒ヒータ2と、非通電金属基材
の表面に触媒層を形成した触媒体3と、前記触媒ヒータ
及び触媒体の側面を支持する側板3とによって構成し
て、温度上昇が速く、温度分布が均一で排ガスの浄化能
力の高い触媒装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理機器、燃焼機
器、厨芥処理機などから発生する臭気成分や油煙などを
浄化する触媒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、調理機器、厨芥処理機などから発
生する臭いや油煙を浄化する装置として、排ガス経路に
セラミックス担体を用いたハニカム状の酸化触媒を配置
し、この触媒を外部から主に輻射熱や対流熱により加熱
して臭気成分を酸化分解するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の装
置は、酸化触媒の温度上昇が遅く、分解温度に達するま
でに時間が長くかかるという課題を有している。例えば
セラミックス担体を用いた酸化触媒については熱容量が
大きく、またセラミックスの熱伝導率が低いことが起因
して、前記課題となっている。
【0004】また前記課題を解決するために、触媒をハ
ニカム状とした場合は、温度分布が不均一になって排ガ
スと触媒との接触効率が悪くなったり、異物によってハ
ニカムガ詰まったりした場合はその部分の浄化能力がな
くなるため、耐久性が悪くなったりするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒担体と発
熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成した触媒ヒ
ータと、非通電金属基材の表面に触媒層を形成した触媒
体と、前記触媒ヒータ及び触媒体の側面を支持する側板
とによって構成して、温度上昇が速く、温度分布が均一
で排ガスの浄化能力の高い触媒装置としている。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、触媒
媒担体と発熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成
した触媒ヒータと、非通電金属基材の表面に触媒層を形
成した触媒体と、前記触媒ヒータ及び触媒体の側面を支
持する側板とによって構成して、温度上昇が速く、温度
分布が均一で排ガスの浄化能力の高い触媒装置としてい
る。
【0007】請求項2に記載した発明は、基材をエキス
パンドメタルとして、熱容量が小さく、温度上昇が速
く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力の高い触媒装置
としている。
【0008】請求項3に記載した発明は、基材の表面に
アルミニウムと、セリウムまたはバリウムまたはランタ
ンまたはジルコニウムの内の一種以上との焼結酸化物
と、貴金属触媒を含む触媒とを担持させるようにして、
触媒が空気と接触する面積が増え、活性化が容易な触媒
装置としている。
【0009】請求項4に記載した発明は、基材の表面に
凹凸層を形成し、凹凸層の表面にアルミニウムと、セリ
ウムまたはバリウムまたはランタンまたはジルコニウム
の内の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒とを含む
触媒を担持させるようにして、基材と触媒層との密着性
を高めて耐久性の高い触媒装置としている。
【0010】請求項5に記載した発明は、触媒ヒ−タの
基材は波板状とすることによって、処理ガスと触媒との
接触を広い面積で行うことができ、効率の高い浄化が可
能な触媒装置としている。
【0011】請求項6に記載した発明は、触媒体または
触媒ヒータは複数枚を使用するようにして、脱臭性能の
高い触媒装置としている。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本実施例の触媒装置の構成を示
す断面図である。1は筐体として使用している絶縁体
で、高温に耐える碍子のようなセラミックによって構成
している。この筐体1内に、触媒ヒータ2と触媒体3と
を取り付けている。このとき本実施例では、触媒体3は
触媒ヒータ2を通過した処理ガスの流れの下流側に配置
しているものである。つまり、図1に示している例で
は、機器からの排ガスは下から上に向かう方向に流れる
ようになっている。
【0013】前記触媒体3は、臭い成分等を分解する触
媒を有している。本実施例では、多孔体の金属基材にア
ルミニウムと、セリウム、バリウム、ランタン、ジルコ
ニアの内の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒から
なる触媒を担持させて触媒体3としている。前記多孔体
の金属基材としては、例えばパンチングメタルや金属の
焼結体等を使用できる。また前記貴金属としては、白金
やパラジウム等が使用できる。また触媒ヒータ2は、ヒ
ータ用の抵抗体として多孔体の金属基材を使用し、この
表面に触媒体3と同じ触媒を担持させた構成のものを使
用している。前記触媒体3は、絶縁体で構成した前記筐
体1に両端を保持し、触媒ヒータ2は筐体1を貫通して
端子4を配置している。つまり、端子4から商用電源を
供給することによって、触媒ヒータ1が加熱され発熱す
るものである。
【0014】このため、本実施例の触媒装置を加熱調理
器等の排ガスの流路に配置すると、触媒ヒータ2を通過
した処理ガスが触媒体3に接触するものである。このと
き前記したように端子4間に商用交流電源から電流を供
給するようにすると、触媒ヒータの発熱によって高温に
加熱された熱風が下流側に配置した触媒体3に接触する
ものである。
【0015】以下本実施例の動作について説明する。本
実施例の触媒装置を加熱調理器等の排ガスの流路に配置
すると、前記排ガス流路を流れる排ガスは、筐体1に収
容されている触媒ヒータ2と触媒体3とを通過して外部
に流出する。すなわち、筐体1は、触媒ヒータ2と触媒
体3の側面方向を支持しているものであり、排ガスが流
入する上下方向は開口部となっているものである。ま
た、触媒ヒータ2と触媒体3とは、いずれも多孔体の金
属基材によって構成しているため、通気性を有するもの
となっている。
【0016】従って、加熱調理器等によって加熱された
食品から排出される臭い等の成分は、通電加熱された触
媒ヒータ2が有している触媒でほとんど酸化分解され
る。このとき前記臭い成分等の排出量が非常に多い場合
に、本実施例は特に有効に作用するものである。すなわ
ち、例えば触媒ヒータ2によって分解されなかった臭い
成分は、本実施例では触媒ヒ−タ2の後流側に配置して
いる触媒体3によって完全に酸化分解されるものであ
る。つまり機器の外部には調理に伴う臭い等が排出され
ることはなく、室内に臭いが充満するような事態を生ず
ることがないものである。
【0017】またこのとき本実施例によれば、触媒ヒー
タ2を使用しているものである。すなわち、前記してい
るように触媒ヒータ2は、ヒータ用の抵抗体として多孔
体の金属基材を使用し、この表面に、アルミニウムと、
セリウム、バリウム、ランタン、ジルコニアの内の一種
以上との焼結酸化物と、貴金属触媒からなる触媒を担持
させているものである。すなわち、ヒータ機能に密着す
る形で触媒を配置している。この点従来の触媒装置は、
ヒータと触媒とを分離する形の構成としているものであ
る。従って例えば、ヒータに加えるエネルギーを一定と
した場合には、本実施例のものは格段に触媒が加熱され
る速度が速くなるものである。また触媒ヒータ2に使用
している多孔体の金属基材によって、全面が均一に加熱
されるため、温度分布が均一となるものである。発明者
らの実験によれば、本実施例の触媒装置は従来の7割程
度のエネルギーの消費量で同一の浄化性能を実現できる
ものである。
【0018】以上のように本実施例によれば、触媒担体
と発熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成した触
媒ヒータ2と、非通電金属基材の表面に触媒層を形成し
た触媒体3と、前記触媒ヒータ2及び触媒体3の側面を
支持する筺体1とからなる触媒装置として、温度上昇が
早く、温度分布が均一でエネルギ−利用効率が高く、排
ガスの浄化能力の優れた触媒装置を実現しているもので
ある。
【0019】このとき、本実施例では、触媒ヒータ2と
触媒体3とを1個ずつ使用するようにしているが、前記
ペアを複数対同時に使用するようにした場合は、当然脱
臭性能は格段に増加するものである。
【0020】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図2は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では、触媒ヒータ2を構成する金属基
材5aと、触媒体3を構成する金属基材5bをエキスパ
ンドメタルによって構成している。また実施例1で説明
した触媒は、この金属基材5aまたは金属基材5bに直
接担持させているものである。
【0021】金属基材5aをエキスパンドメタルによっ
て構成することによって、発熱量の調整が極めて容易に
できるものである。すなわち、エキスパンドメタルの基
材の板厚、幅、長さ、きざみ幅等を調整することによっ
て抵抗値の調整が容易にできるものである。また、金属
基材5a金属基材5bをエキスパンドメタルによって構
成して、触媒ヒータ2と触媒体3の熱容量を非常に小さ
いものとすることができる。従って表面に塗布している
触媒を活性化するために必要な時間も短縮できるもので
ある。
【0022】以上のように本実施例によれば、触媒ヒー
タ2と触媒体3に使用している金属基材5a、金属基材
5bをエキスパンドメタルとすることによって、熱容量
を小さくでき、温度上昇が速く、温度分布が均一で排ガ
スの浄化能力の高い触媒装置を実現できるものである。
【0023】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図3は本実施例の触媒ヒータ2また
は触媒体3の構成を示す断面図である。本実施例では金
属基材5aまたは金属基材5bとして使用しているエキ
スパンドメタルの表面にアルミニウムと、セリウムまた
はバリウムまたはランタンまたはジルコニウムの内の一
種以上との焼結酸化物と、白金またはパラジウムを主成
分とした貴金属触媒とを担持させた触媒層6を設けてい
る。
【0024】前記焼結酸化物は、次のようにして調製し
ている。水酸化アルミニウムを720重量部、硝酸セリ
ウム・6水和物を217重量部、炭酸バリウムを38重
量部、イオン交換水を1520重量部とした混合物を作
成し、混合後に100℃で乾燥し、更に連続して100
0℃にて60分焼結した後常温に冷却する。冷却が終了
した後、粉砕して、アルミニウムとセリウムの焼結酸化
物を得るものである。なお、本実施例ではアルミニウム
とセリウムの焼結酸化物の調整について述べたが、バリ
ウム、ランタン、ジルコニウムとの焼結酸化物について
も同様の方法によって作成するものである。
【0025】次に、触媒スラリ−の調整について述べ
る。前記焼結酸化物を400重量部、硝酸アルミニウム
9水和物を50重量部、コロイド状アルミナを80重量
部、4.5重量%のジニトロジアミン白金硝酸水溶液を
68重量部、4.5%のジニトロジアンミンパラジウム
水溶液を136重量部、イオン交換水を256重量部と
して、これを2リットルボールミルで5時間粉砕する。
この結果、B型回転粘度計(東京計器製)による測定
で、粘度0.1Pa・s/25℃、平均粒度分布4.1ミ
クロン(島津製作所製粒子径測定装置)の触媒スラリー
を得ることができる。
【0026】こうして得たスラリー3.5gを金属基材
5aまたは金属基材5bに塗布した後、130℃で20
分間乾燥し、更に600℃で20分間焼成して触媒ヒ−
タ2と触媒体3とを作成するものである。こうして作成
した触媒層6は、ミクロ的に見たときに凹凸を有してい
るものとなって、比表面積が増大し、貴金属粒子が均等
に分散するものである。従って触媒が空気と接触する面
積が増え、触媒層の活性化が容易な触媒装置して作用す
るものである。
【0027】以下、本実施例の効果を検証するための実
験を行った結果について報告する。この実験に使用した
サンプルは、前記触媒ヒ−タ2及び触媒体3と、従来例
で説明したセラミックス担体を用いたハニカム状の酸化
触媒とした。この実験の結果、本実施例のものの脱臭効
果は99%であり、比較品であるセラミックス担体を用
いたハニカム状の酸化触媒は90%であった。もちろん
ガス濃度と触媒温度とは同一条件としている。
【0028】以上のように本実施例によれば、金属基材
5a、金属基材5bの表面にアルミニウムと、セリウム
またはバリウムまたはランタンまたはジルコニウムの内
の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒とを含む触媒
を担持させた構成として、触媒層の活性化が容易で、ま
た焼結酸化物を使用しているため耐熱性と耐久性に優れ
ている触媒装置を実現するものである。
【0029】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。図4は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例ではエキスパンドメタルで構成した基
材5aまたは5bの表面に多孔質の塗膜からなる凹凸層
7を形成し、その表面に触媒層6を形成しているもので
ある。
【0030】以下、本実施例の凹凸層7の製造方法につ
いて詳述する。先ず、エキスパンドメタルで構成した基
材5aまたは基材5bを脱脂する。ついで、前記基材5
aまたは基材5bの表面を、アルミナなどを使用してプ
ラズマ溶射した溶射層を形成する。あるいは、無機系顔
料を含む耐熱塗料を塗布して凹凸層7とする、あるい
は、セルフクリ−ニング塗料(SC塗料)またはステン
レス用セルフクリ−ニングホ−ロ(SCホ−ロ)等を塗
布して凹凸層7としている。
【0031】特にSCホ−ロは、ガラス成分とマンガン
酸化物、粘土を主成分とした多孔質な塗膜であり、触媒
性能を有しているものである。この表面に実施例3と同
様の方法で触媒スラり−を塗布・乾燥・焼成して作成し
た触媒ヒ−タ2および触媒体3は、特に脱臭性能が優れ
ているものである。すなわち、SCホーロを使用した触
媒ヒ−タ2および触媒体3は、マンガン酸化物系触媒と
貴金属系触媒とが共存し、それぞれの長所が作用しあう
ものである。
【0032】また、凹凸層7を使用している触媒ヒ−タ
2および触媒体3は、アンカ−効果が高く、基材として
使用しているエキスパンドメタルとの結合が強固で、耐
久性に富んでいるものである。
【0033】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図5は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では触媒ヒータ2を構成する金属基材
5aとして使用しているエキスパンドメタルを波板状に
加工し、その表面に触媒層を形成しているものである。
本実施例では波の高さHを10mmに設定した波板状の
加工を施している。このように金属基材5aとして波板
状に加工したエキスパンドメタルを使用することによっ
て、排ガスとの接触面積が増加するものである。
【0034】また、波板状に加工したエキスパンドメタ
ルを使用することによって圧力損失が小さくなるもので
ある。
【0035】以上のように本実施例によれば、触媒ヒ−
タ2の金属基材5aを波板状とすることによって、排ガ
スとの接触面積が増加し、脱臭性能の高い触媒装置を実
現するものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、触媒担体と
発熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成した触媒
ヒータと、非通電金属基材の表面に触媒層を形成した触
媒体と、前記触媒ヒータ及び触媒体の側面を支持する筺
体とからなる構成として、温度上昇が速く、温度分布が
均一で排ガスの浄化能力の高い触媒装置を実現するもの
である。
【0037】請求項2に記載した発明は、金属基材をエ
キスパンドメタルとして、熱容量が小さく、温度上昇が
速く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力の高い触媒装
置を実現するものである。
【0038】請求項3に記載した発明は、金属基材の表
面にアルミニウムと、セリウムまたはバリウムまたはラ
ンタンまたはジルコニウムの内の一種以上との焼結酸化
物と、貴金属触媒を含む触媒とを担持してなる構成とし
て、触媒が空気と接触する面積が増え、活性化が容易な
触媒装置を実現するものである。
【0039】請求項4に記載した発明は、金属基材の表
面に凹凸層を形成し、凹凸層の表面にアルミニウムと、
セリウムまたはバリウムまたはランタンまたはジルコニ
ウムの内の一種以上との複合酸化物と、貴金属触媒とを
含む触媒を担持してなる構成として、基材と触媒層との
密着性を高めて耐久性の高い触媒装置を実現するもので
ある。
【0040】請求項5に記載した発明は、触媒ヒ−タの
金属基材は波板状として、処理ガスと触媒との接触を広
い面積で行うことができ、効率の高い浄化が可能な触媒
装置を実現するものである。
【0041】請求項6に記載した発明は、触媒体または
触媒ヒータは複数枚を使用する構成として、脱臭性能の
高い触媒装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図4】本発明の第4の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図5】本発明の第5の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【符号の説明】
1 筐体 2 触媒ヒータ 3 触媒体 5a 金属基材 5b 金属基材 6 触媒層 7 凹凸層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 触媒装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理機器、燃焼機
器、厨芥処理機などから発生する臭気成分や油煙などを
浄化する触媒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、調理機器、厨芥処理機などから発
生する臭いや油煙を浄化する装置として、排ガス経路に
セラミックス担体を用いたハニカム状の酸化触媒を配置
し、この触媒を外部から主に輻射熱や対流熱により加熱
して臭気成分を酸化分解するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の装
置は、酸化触媒の温度上昇が遅く、分解温度に達するま
でに時間が長くかかるという課題を有している。例えば
セラミックス担体を用いた酸化触媒については熱容量が
大きく、またセラミックスの熱伝導率が低いことが起因
して、前記課題となっている。
【0004】また前記課題を解決するために、触媒をハ
ニカム状とした場合は、温度分布が不均一になって排ガ
スと触媒との接触効率が悪くなったり、異物によってハ
ニカムガ詰まったりした場合はその部分の浄化能力がな
くなるため、耐久性が悪くなったりするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒担体と発
熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成した触媒ヒ
ータと、非通電金属基材の表面に触媒層を形成した触媒
体と、前記触媒ヒータ及び触媒体の側面を支持する絶縁
体で構成した筐体とによって構成して、温度上昇が速
く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力が高く、機器の
安全を確保することができる触媒装置としている。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、触媒
媒担体と発熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成
した触媒ヒータと、非通電金属基材の表面に触媒層を形
成した触媒体と、前記触媒ヒータ及び触媒体の側面を支
持する絶縁体から成る筐体とによって構成して、温度上
昇が速く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力の高く、
機器の安元を確保することができる触媒装置としてい
る。
【0007】請求項2に記載した発明は、基材をエキス
パンドメタルとして、熱容量が小さく、温度上昇が速
く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力の高い触媒装置
としている。
【0008】請求項3に記載した発明は、基材の表面に
アルミニウムと、セリウムまたはバリウムまたはランタ
ンまたはジルコニウムの内の一種以上との焼結酸化物
と、貴金属触媒を含む触媒とを担持させるようにして、
触媒が空気と接触する面積が増え、活性化が容易な触媒
装置としている。
【0009】請求項4に記載した発明は、基材の表面に
凹凸層を形成し、凹凸層の表面にアルミニウムと、セリ
ウムまたはバリウムまたはランタンまたはジルコニウム
の内の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒とを含む
触媒を担持させるようにして、基材と触媒層との密着性
を高めて耐久性の高い触媒装置としている。
【0010】請求項5に記載した発明は、触媒ヒ−タの
基材は波板状とすることによって、処理ガスと触媒との
接触を広い面積で行うことができ、効率の高い浄化が可
能な触媒装置としている。
【0011】請求項6に記載した発明は、触媒体または
触媒ヒータは複数枚を使用するようにして、脱臭性能の
高い触媒装置としている。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本実施例の触媒装置の構成を示
す断面図である。1は筐体として使用している絶縁体
で、高温に耐える碍子のようなセラミックによって構成
している。この筐体1内に、触媒ヒータ2と触媒体3と
を取り付けている。このとき本実施例では、触媒体3は
触媒ヒータ2を通過した処理ガスの流れの下流側に配置
しているものである。つまり、図1に示している例で
は、機器からの排ガスは下から上に向かう方向に流れる
ようになっている。
【0013】前記触媒体3は、臭い成分等を分解する触
媒を有している。本実施例では、多孔体の金属基材にア
ルミニウムと、セリウム、バリウム、ランタン、ジルコ
ニアの内の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒から
なる触媒を担持させて触媒体3としている。前記多孔体
の金属基材としては、例えばパンチングメタルや金属の
焼結体等を使用できる。また前記貴金属としては、白金
やパラジウム等が使用できる。また触媒ヒータ2は、ヒ
ータ用の抵抗体として多孔体の金属基材を使用し、この
表面に触媒体3と同じ触媒を担持させた構成のものを使
用している。前記触媒体3は、絶縁体で構成した前記筐
体1に両端を保持し、触媒ヒータ2は筐体1を貫通して
端子4を配置している。つまり、端子4から商用電源を
供給することによって、触媒ヒータ1が加熱され発熱す
るものである。
【0014】このため、本実施例の触媒装置を加熱調理
器等の排ガスの流路に配置すると、触媒ヒータ2を通過
した処理ガスが触媒体3に接触するものである。このと
き前記したように端子4間に商用交流電源から電流を供
給するようにすると、触媒ヒータの発熱によって高温に
加熱された熱風が下流側に配置した触媒体3に接触する
ものである。
【0015】以下本実施例の動作について説明する。本
実施例の触媒装置を加熱調理器等の排ガスの流路に配置
すると、前記排ガス流路を流れる排ガスは、筐体1に収
容されている触媒ヒータ2と触媒体3とを通過して外部
に流出する。すなわち、筐体1は、触媒ヒータ2と触媒
体3の側面方向を支持しているものであり、排ガスが流
入する上下方向は開口部となっているものである。ま
た、触媒ヒータ2と触媒体3とは、いずれも多孔体の金
属基材によって構成しているため、通気性を有するもの
となっている。
【0016】従って、加熱調理器等によって加熱された
食品から排出される臭い等の成分は、通電加熱された触
媒ヒータ2が有している触媒でほとんど酸化分解され
る。このとき前記臭い成分等の排出量が非常に多い場合
に、本実施例は特に有効に作用するものである。すなわ
ち、例えば触媒ヒータ2によって分解されなかった臭い
成分は、本実施例では触媒ヒ−タ2の後流側に配置して
いる触媒体3によって完全に酸化分解されるものであ
る。つまり機器の外部には調理に伴う臭い等が排出され
ることはなく、室内に臭いが充満するような事態を生ず
ることがないものである。
【0017】またこのとき本実施例によれば、触媒ヒー
タ2を使用しているものである。すなわち、前記してい
るように触媒ヒータ2は、ヒータ用の抵抗体として多孔
体の金属基材を使用し、この表面に、アルミニウムと、
セリウム、バリウム、ランタン、ジルコニアの内の一種
以上との焼結酸化物と、貴金属触媒からなる触媒を担持
させているものである。すなわち、ヒータ機能に密着す
る形で触媒を配置している。この点従来の触媒装置は、
ヒータと触媒とを分離する形の構成としているものであ
る。従って例えば、ヒータに加えるエネルギーを一定と
した場合には、本実施例のものは格段に触媒が加熱され
る速度が速くなるものである。また触媒ヒータ2に使用
している多孔体の金属基材によって、全面が均一に加熱
されるため、温度分布が均一となるものである。発明者
らの実験によれば、本実施例の触媒装置は従来の7割程
度のエネルギーの消費量で同一の浄化性能を実現できる
ものである。
【0018】以上のように本実施例によれば、触媒担体
と発熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成した触
媒ヒータ2と、非通電金属基材の表面に触媒層を形成し
た触媒体3と、前記触媒ヒータ2及び触媒体3の側面を
支持する筺体1とからなる触媒装置として、温度上昇が
早く、温度分布が均一でエネルギ−利用効率が高く、排
ガスの浄化能力の優れた触媒装置を実現しているもので
ある。
【0019】このとき、本実施例では、触媒ヒータ2と
触媒体3とを1個ずつ使用するようにしているが、前記
ペアを複数対同時に使用するようにした場合は、当然脱
臭性能は格段に増加するものである。
【0020】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図2は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では、触媒ヒータ2を構成する金属基
材5aと、触媒体3を構成する金属基材5bをエキスパ
ンドメタルによって構成している。また実施例1で説明
した触媒は、この金属基材5aまたは金属基材5bに直
接担持させているものである。
【0021】金属基材5aをエキスパンドメタルによっ
て構成することによって、発熱量の調整が極めて容易に
できるものである。すなわち、エキスパンドメタルの基
材の板厚、幅、長さ、きざみ幅等を調整することによっ
て抵抗値の調整が容易にできるものである。また、金属
基材5a金属基材5bをエキスパンドメタルによって構
成して、触媒ヒータ2と触媒体3の熱容量を非常に小さ
いものとすることができる。従って表面に塗布している
触媒を活性化するために必要な時間も短縮できるもので
ある。
【0022】以上のように本実施例によれば、触媒ヒー
タ2と触媒体3に使用している金属基材5a、金属基材
5bをエキスパンドメタルとすることによって、熱容量
を小さくでき、温度上昇が速く、温度分布が均一で排ガ
スの浄化能力の高い触媒装置を実現できるものである。
【0023】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図3は本実施例の触媒ヒータ2また
は触媒体3の構成を示す断面図である。本実施例では金
属基材5aまたは金属基材5bとして使用しているエキ
スパンドメタルの表面にアルミニウムと、セリウムまた
はバリウムまたはランタンまたはジルコニウムの内の一
種以上との焼結酸化物と、白金またはパラジウムを主成
分とした貴金属触媒とを担持させた触媒層6を設けてい
る。
【0024】前記焼結酸化物は、次のようにして調製し
ている。水酸化アルミニウムを720重量部、硝酸セリ
ウム・6水和物を217重量部、炭酸バリウムを38重
量部、イオン交換水を1520重量部とした混合物を作
成し、混合後に100℃で乾燥し、更に連続して100
0℃にて60分焼結した後常温に冷却する。冷却が終了
した後、粉砕して、アルミニウムとセリウムの焼結酸化
物を得るものである。なお、本実施例ではアルミニウム
とセリウムの焼結酸化物の調整について述べたが、バリ
ウム、ランタン、ジルコニウムとの焼結酸化物について
も同様の方法によって作成するものである。
【0025】次に、触媒スラリ−の調整について述べ
る。前記焼結酸化物を400重量部、硝酸アルミニウム
9水和物を50重量部、コロイド状アルミナを80重量
部、4.5重量%のジニトロジアミン白金硝酸水溶液を
68重量部、4.5%のジニトロジアンミンパラジウム
水溶液を136重量部、イオン交換水を256重量部と
して、これを2リットルボールミルで5時間粉砕する。
この結果、B型回転粘度計(東京計器製)による測定
で、粘度0.1Pa・s/25℃、平均粒度分布4.1ミ
クロン(島津製作所製粒子径測定装置)の触媒スラリー
を得ることができる。
【0026】こうして得たスラリー3.5gを金属基材
5aまたは金属基材5bに塗布した後、130℃で20
分間乾燥し、更に600℃で20分間焼成して触媒ヒ−
タ2と触媒体3とを作成するものである。こうして作成
した触媒層6は、ミクロ的に見たときに凹凸を有してい
るものとなって、比表面積が増大し、貴金属粒子が均等
に分散するものである。従って触媒が空気と接触する面
積が増え、触媒層の活性化が容易な触媒装置して作用す
るものである。
【0027】以下、本実施例の効果を検証するための実
験を行った結果について報告する。この実験に使用した
サンプルは、前記触媒ヒ−タ2及び触媒体3と、従来例
で説明したセラミックス担体を用いたハニカム状の酸化
触媒とした。この実験の結果、本実施例のものの脱臭効
果は99%であり、比較品であるセラミックス担体を用
いたハニカム状の酸化触媒は90%であった。もちろん
ガス濃度と触媒温度とは同一条件としている。
【0028】以上のように本実施例によれば、金属基材
5a、金属基材5bの表面にアルミニウムと、セリウム
またはバリウムまたはランタンまたはジルコニウムの内
の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒とを含む触媒
を担持させた構成として、触媒層の活性化が容易で、ま
た焼結酸化物を使用しているため耐熱性と耐久性に優れ
ている触媒装置を実現するものである。
【0029】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。図4は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例ではエキスパンドメタルで構成した基
材5aまたは5bの表面に多孔質の塗膜からなる凹凸層
7を形成し、その表面に触媒層6を形成しているもので
ある。
【0030】以下、本実施例の凹凸層7の製造方法につ
いて詳述する。先ず、エキスパンドメタルで構成した基
材5aまたは基材5bを脱脂する。ついで、前記基材5
aまたは基材5bの表面を、アルミナなどを使用してプ
ラズマ溶射した溶射層を形成する。あるいは、無機系顔
料を含む耐熱塗料を塗布して凹凸層7とする、あるい
は、セルフクリ−ニング塗料(SC塗料)またはステン
レス用セルフクリ−ニングホ−ロ(SCホ−ロ)等を塗
布して凹凸層7としている。
【0031】特にSCホ−ロは、ガラス成分とマンガン
酸化物、粘土を主成分とした多孔質な塗膜であり、触媒
性能を有しているものである。この表面に実施例3と同
様の方法で触媒スラり−を塗布・乾燥・焼成して作成し
た触媒ヒ−タ2および触媒体3は、特に脱臭性能が優れ
ているものである。すなわち、SCホーロを使用した触
媒ヒ−タ2および触媒体3は、マンガン酸化物系触媒と
貴金属系触媒とが共存し、それぞれの長所が作用しあう
ものである。
【0032】また、凹凸層7を使用している触媒ヒ−タ
2および触媒体3は、アンカ−効果が高く、基材として
使用しているエキスパンドメタルとの結合が強固で、耐
久性に富んでいるものである。
【0033】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図5は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では触媒ヒータ2を構成する金属基材
5aとして使用しているエキスパンドメタルを波板状に
加工し、その表面に触媒層を形成しているものである。
本実施例では波の高さHを10mmに設定した波板状の
加工を施している。このように金属基材5aとして波板
状に加工したエキスパンドメタルを使用することによっ
て、排ガスとの接触面積が増加するものである。
【0034】また、波板状に加工したエキスパンドメタ
ルを使用することによって圧力損失が小さくなるもので
ある。
【0035】以上のように本実施例によれば、触媒ヒ−
タ2の金属基材5aを波板状とすることによって、排ガ
スとの接触面積が増加し、脱臭性能の高い触媒装置を実
現するものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、触媒担体と
発熱体を兼ねた金属基材の表面に触媒層を形成した触媒
ヒータと、非通電金属基材の表面に触媒層を形成した触
媒体と、前記触媒ヒータ及び触媒体の側面を支持する
縁体で構成した筺体とからなる構成として、温度上昇が
速く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力が高く、機器
の安全を確保することができる触媒装置を実現するもの
である。
【0037】請求項2に記載した発明は、金属基材をエ
キスパンドメタルとして、熱容量が小さく、温度上昇が
速く、温度分布が均一で排ガスの浄化能力の高い触媒装
置を実現するものである。
【0038】請求項3に記載した発明は、金属基材の表
面にアルミニウムと、セリウムまたはバリウムまたはラ
ンタンまたはジルコニウムの内の一種以上との焼結酸化
物と、貴金属触媒を含む触媒とを担持してなる構成とし
て、触媒が空気と接触する面積が増え、活性化が容易な
触媒装置を実現するものである。
【0039】請求項4に記載した発明は、金属基材の表
面に凹凸層を形成し、凹凸層の表面にアルミニウムと、
セリウムまたはバリウムまたはランタンまたはジルコニ
ウムの内の一種以上との焼結と、貴金属触媒とを含む触
媒を担持してなる構成として、基材と触媒層との密着性
を高めて耐久性の高い触媒装置を実現するものである。
【0040】請求項5に記載した発明は、触媒ヒ−タの
金属基材は波板状として、処理ガスと触媒との接触を広
い面積で行うことができ、効率の高い浄化が可能な触媒
装置を実現するものである。
【0041】請求項6に記載した発明は、触媒体または
触媒ヒータは複数枚を使用する構成として、脱臭性能の
高い触媒装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図4】本発明の第4の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【図5】本発明の第5の実施例である触媒ヒータの構成
を示す断面図
【符号の説明】 1 筐体 2 触媒ヒータ 3 触媒体 5a 金属基材 5b 金属基材 6 触媒層 7 凹凸層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鶴田 邦弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D048 AA22 AB01 AB03 BA03X BA08X BA15X BA18X BA19X BA30X BA31X BA39X BA41X BA42X BB04 BB07 CA01 CC04 CC32 CC38 CC39 CC43 CC44 4G069 AA01 AA03 BA01A BA01B BA05A BA05B BA17 BB02A BB02B BB04A BB04B BB06A BB06B BC13A BC13B BC42A BC42B BC43A BC43B BC72A BC72B BC75A BC75B CA07 CA10 CA17 CD02 CD03 DA06 EA12 EB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒担体と発熱体を兼ねた金属基材の表
    面に触媒層を形成した触媒ヒータと、非通電金属基材の
    表面に触媒層を形成した触媒体と、前記触媒ヒータ及び
    触媒体の側面を支持する筺体とからなる触媒装置。
  2. 【請求項2】 金属基材をエキスパンドメタルとした請
    求項1記載の触媒装置。
  3. 【請求項3】 金属基材の表面にアルミニウムと、セリ
    ウムまたはバリウムまたはランタンまたはジルコニウム
    の内の一種以上との焼結酸化物と、貴金属触媒を含む触
    媒とを担持してなる請求項1または2に記載した触媒装
    置。
  4. 【請求項4】 金属基材の表面に凹凸層を形成し、凹凸
    層の表面にアルミニウムと、セリウムまたはバリウムま
    たはランタンまたはジルコニウムの内の一種以上との複
    合酸化物と、貴金属触媒とを含む触媒を担持してなる請
    求項1から3のいずれか1項に記載した触媒装置。
  5. 【請求項5】 触媒ヒ−タの金属基材は波板状とした請
    求項1から4のいずれか1項に記載したの触媒装置。
  6. 【請求項6】 触媒体または触媒ヒータは複数枚を使用
    する請求項1から5のいずれか1項に記載した触媒装
    置。
JP11066373A 1999-03-12 1999-03-12 触媒装置 Pending JP2000254451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11066373A JP2000254451A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 触媒装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11066373A JP2000254451A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 触媒装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000254451A true JP2000254451A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13313973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11066373A Pending JP2000254451A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 触媒装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000254451A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057166A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2007107851A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057166A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2007107851A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7635824B2 (en) Plasma generating electrode, plasma generation device, and exhaust gas purifying device
EP1638377B1 (en) Plasma generating electrode, plasma generation device, and exhaust gas purifying apparatus
JP2818051B2 (ja) 暖房機を兼ねる空気清浄機
CN107687677B (zh) 空气净化片及空气净化模组
JP2000254451A (ja) 触媒装置
JPH06212954A (ja) 抵抗加熱装置及び製造方法
JP3034913B2 (ja) 触媒コンバーターの操作方法
JPH10230135A (ja) 触媒ヒータおよびこの触媒ヒータを使用した触媒装置
KR101773944B1 (ko) 세라믹 가열체 조성물
JP2000121070A (ja) 加熱調理器
JPH057734A (ja) 脱臭装置
JP2644552B2 (ja) ハニカム状積層体
JP2818039B2 (ja) 暖房機を兼ねる空気清浄機
JP3606113B2 (ja) 生ごみ乾燥処理機
JPH0988566A (ja) 排ガス浄化装置
JP2000257960A (ja) 蓄熱式電気温風機
KR950011345B1 (ko) 세라믹 발열체의 제조방법
CN112569778A (zh) 一种利用ptc陶瓷加热器的除甲醛方法以及滤芯
JPS6151736B2 (ja)
JPH1157490A (ja) 触媒ヒータおよびこの触媒ヒータを使用した触媒装置
JP3617357B2 (ja) 生ごみ処理機
JPH05222921A (ja) 抵抗調節型ヒーター
JPH04145946A (ja) 排ガス浄化触媒体
JP2006218362A (ja) 酸素ポンプ
RU68658U1 (ru) Нагреватель текучей среды