JP2000252373A - 不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリを備えた表示装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリを備えた表示装置及びその製造方法

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JP2000252373A
JP2000252373A JP11056888A JP5688899A JP2000252373A JP 2000252373 A JP2000252373 A JP 2000252373A JP 11056888 A JP11056888 A JP 11056888A JP 5688899 A JP5688899 A JP 5688899A JP 2000252373 A JP2000252373 A JP 2000252373A
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semiconductor layer
layer
transistor
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Kazuhiro Shimizu
和裕 清水
Seiichi Aritome
誠一 有留
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Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
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    • H01L27/1214Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body comprising a plurality of TFTs formed on a non-semiconducting substrate, e.g. driving circuits for AMLCDs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素駆動用の薄膜トランジスタと同一の製造工
程を用いて、高性能化及び低コスト化を達成することが
できる不揮発性半導体メモリを備えた表示装置及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】不揮発性半導体メモリ12のメモリセルで
は、ガラス基板2上の高融点金属材の制御ゲート22上
にゲート絶縁膜24を介して電荷蓄積層26が形成さ
れ、さらに電荷授受用絶縁膜32を介して制御ゲート2
2と交差する活性層34が形成されている。制御ゲート
22間の活性層34には、ソース・ドレイン36が形成
されている。また、同一のガラス基板2上に形成される
画像表示部4の画素駆動用トランジスタでは、ガラス基
板2上の制御ゲート22上にゲート絶縁膜24を介して
活性層28が形成され、さらに活性層28上に活性層3
4が形成されている。制御ゲート22の両側の活性層3
4には、ソース・ドレイン36が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性半導体
メモリ及び表示装置に係わり、特に表示情報を記憶可能
な不揮発性半導体メモリを備えた表示装置及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人間と電子部品の間にあって人間の五感
に対応するマン・マシン・インタフェイスは、微細化が
ますます進むLSI部品と我々の架け橋として非常に重
要な役割を持っている。特に、視覚情報である画像情報
は最も大量の情報であるため、画像情報を扱う画像機器
は極めて精巧かつ大容量化が望まれている。中でも画像
情報を直接我々に与える画像表示装置は、大容量化、大
画面化、高精細化、高密度化、小スペース化、薄膜化、
低消費電力化、及び低コスト化等の要求を全て満たすこ
とが必要なため、従来のCRTでは今後の対応が困難で
ある。
【0003】CRTに対して、大画面化、高精細化ある
いは薄膜化、小スペース化が可能な液晶ディスプレイ
は、最も有望なフラットパネルディスプレイであると考
えられている。さらに、液晶ディスプレイの中でも、1
つの画素を1つのスイッチング素子で駆動するアクティ
ブマトリクス型は単純マトリクス型に比べてクロストー
クが生じにくいため、高精細ディスプレイに適してい
る。画素駆動用のスイッチング素子としては、オンオフ
比の大きなMOS型トランジスタ、いわゆる薄膜トラン
ジスタ(以下TFTと記す)が入出力を分離できるので
最も優れている。つまり、近年、画素をTFTで駆動す
るTFT液晶ディスプレイが最も有望なディスプレイと
なっている。
【0004】TFT液晶ディスプレイのプロジェクタ型
では、高温プロセスが可能な石英基板上にLSI技術を
用いて微細なTFTが形成されている。このプロジェク
タ型では、高温プロセスが可能なため、600℃以上で
形成する高温多結晶シリコンを活性材料として用いるこ
とができる。
【0005】一方、TFT液晶ディスプレイの反射型で
は、画面そのものがパネルであるため、安価で透明なガ
ラスが基板に用いられる。この反射型では、数インチ以
上の大面積にわたってガラス基板の平坦性を維持するた
めに350℃以上の熱プロセスを用いることができない
ため、従来LSIで駆使されている熱酸化やイオン注入
等のプロセスを用いることは非常に難しいという問題が
ある。そこで、活性層には、350℃以下の低温堆積が
可能な水素化非晶質シリコンが使用される。また、熱酸
化によるゲート絶縁膜の形成が困難であるので、ゲート
絶縁膜にも低温堆積膜、例えば2酸化シリコン膜、窒化
シリコン膜や低抵抗の高融点金属(例えばタンタル、ク
ロム、モリブデン、アルミニウム)の酸化膜が用いられ
る。
【0006】図10に、一般的な液晶ディスプレイにお
ける画素駆動用TFTの断面図を示す。この画素駆動用
TFTは、LSIのMOSFETで用いられるプレーナ
構造と異なり、ガラス基板100上のゲート電極102
が活性層104よりも下側に位置するボトムゲート型構
造(逆スタガ構造)となっている。ボトムゲート型構造
では、ゲート電極102を形成した後、ゲート絶縁膜1
06の形成とその後の活性層104の形成を連続的に行
うことができる。このため、ゲート絶縁膜106と活性
層104の形成時に真空を破らず連続的な堆積が可能と
なり、ゲート界面の高清浄度を保つことができる。これ
により、ボトムゲート型TFTは、ゲート電極が活性層
よりも上側に位置するトップゲート型TFTよりも高移
動度を得ることができる。なお、活性層104上には、
ソース、ドレイン108が形成されている。
【0007】TFT液晶ディスプレイでは、ワード線と
データ線が交差するように配置されており、これらの交
点に1つのTFTと1つの液晶画素が配置される。さら
に、TFTのゲートがワード線に、TFTのドレインが
データ線に、TFTのソースが液晶画素に接続されてい
る。そして、ワード線に“High”信号が入力するとTF
Tのゲートがオン状態になり、データ線から入力される
信号に対応してTFTのドレイン電流が流れて液晶に電
圧が印加される。これにより、前記液晶画素が駆動さ
れ、表示状態あるいは非表示状態となる。
【0008】この画素駆動用TFTでは、LSIに用い
られるMOSFETに比べて高速な動作は要求されない
ため、オン電流がLSIよりも非常に小さくても十分動
作する。しかし、オフ電流が流れると液晶に印加されて
いる電圧が低下するため、液晶画素が誤動作してしま
う。このため、画素駆動用TFTには、活性層に非晶質
シリコンを用いたオン/オフ比が非常に大きな非晶質シ
リコンTFTが一般に用いられている。なお、非晶質シ
リコンの代わりに低温多結晶シリコンが用いられる場合
もある。
【0009】これに対して、ワード線に信号を印加する
シフトレジスタやデータ線に信号を送るラッチ回路に用
いられるMOSFET(周辺回路)では、CMOS駆動
することで直流のオフ電流は低減できるが、高速回路動
作を行うために高オン電流が必要となる。そのため、電
界効果移動度がMOSFETの1000分の1程度(1
〜2cm /Vs)しかない非晶質シリコンTFTで
は回路を駆動することができない。そこで、LSIを液
晶ディスプレイパネル外に配置しておき、ボンディング
やTABにより信号線と接続するという手法がある。し
かし、この手法では、接続歩留まりによって液晶ディス
プレイ全体の歩留まりが下がってしまうという問題があ
る。この問題は、非常に多くの信号線が必要な高品位テ
レビ等では信号線ピッチが狭くなるため、大きな問題と
なる。
【0010】この問題を解決するために、非晶質シリコ
ンTFTよりも高移動度が得られ、LSI並みの高速動
作が期待できる、活性層に多結晶シリコンを用いた多結
晶シリコンTFTを周辺回路に用いて、この周辺回路も
液晶ディスプレイパネル上に形成するオンチップ化が行
われている。この場合、350℃程度までの熱プロセス
しか許されないガラス基板上に非晶質シリコンと多結晶
シリコンを形成する方法として、エキシマレーザ結晶化
技術等が用いられる。この技術を用いれば、液晶ディス
プレイパネル上で多結晶シリコンが必要な周辺回路部の
非晶質シリコンを溶融再結晶化により多結晶化すること
ができる。これにより、液晶画素駆動用の非晶質シリコ
ンTFT(画素駆動用TFT)と周辺回路用の多結晶シ
リコンTFT(周辺回路用TFT)を同一のガラス基板
上に形成することが可能となる。前述したように、画素
駆動用TFTはボトムゲート型構造であるため、周辺回
路用TFTもまたボトムゲート型構造とすれば一層オン
チップ化に有利である。
【0011】一方、液晶ディスプレイに表示された画像
情報は、液晶ディスプレイの外部に設けられたLSIメ
モリに送信されてFAX、プリンタ等の情報携帯機器に
出力されるが、この場合扱うことができる情報容量は外
付けのLSIメモリにより決まってしまうため高速動
作、大容量化は困難である。
【0012】これを解決するためには、液晶ディスプレ
イを駆動するための周辺回路を液晶ディスプレイパネル
上にオンチップ化したように、EEPROM等の不揮発
性半導体メモリを液晶パネル上にオンチップ化して、画
像情報を記憶させておくことが有効である。このように
すれば、液晶パネル上のEEPROMが画像情報を記憶
することで、今後爆発的に増加する画像情報をいったん
液晶パネル上でストアできるため、LSIが実際に処理
できるデータ容量は実効的に大幅に増加する。
【0013】なお、上記の方法を実現するためには、L
SIで用いられているEEPROM、このEEPROM
の中でもハードディスクや磁気テープと同様にセクタ単
位で書き換えできるフラッシュメモリを液晶パネル上に
形成しなければならない。フラッシュメモリなどのEE
PROMは、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発
性半導体メモリの一種であり、電荷蓄積層と制御ゲート
の積層ゲート構造を持つMOSトランジスタ構造のメモ
リセルを用いたものが知られている。
【0014】図11に、EEPROMの一つであるFE
TMOS型EEPROMのメモリセル構造を示す。図1
1(a)はEEPROMのメモリセルの平面図であり、
図11(b)は平面図中の11b−11bに沿った断面
図である。
【0015】半導体基板110には、素子分離領域とし
ての素子分離絶縁膜112が形成されている。この素子
分離絶縁膜112の下には、チャネルストッパとしてp
+ 型層114が形成されている。このように素子分離さ
れた半導体基板110上の半導体活性領域116の全面
には、トンネル電流が流れ得る薄い第1のゲート絶縁膜
118が形成される。この第1のゲート絶縁膜118上
には、電荷蓄積層となる第1のゲート電極120が形成
される。さらに、この第1のゲート電極120上には、
第2のゲート絶縁膜122を介して制御ゲートとなる第
2のゲート電極124が形成されている。
【0016】電荷蓄積層である前記第1のゲート電極1
20は、素子分離領域の素子分離絶縁膜112上で所望
の空隙を持ってスリット状に切断される。また、第1の
ゲート電極120と第2のゲート電極124は、チャネ
ル長方向には同じマスクを用いて連続的にパターニング
されることによりそのエッジが揃えられる。そして、こ
れら第1、第2のゲート電極120、124をマスクと
して不純物をイオン注入して、ソース、ドレインが形成
されている。さらに、第2のゲート電極124上には、
層間絶縁膜126を介してビット線128が形成されて
いる。また、ワード線(第2のゲート電極)124間に
は1つおきにソース線130及びメモリセルのドレイン
とビット線128を接続するビット線コンタクト132
が形成されている。このように、従来のLSIで用いら
れているフラッシュEEPROMは、ゲートが活性層の
上部に位置するトップゲート構造を有している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のトップゲート構
造を有するフラッシュEEPROMを、ボトムゲート構
造を有する画素駆動用のTFTが形成された基板上にオ
ンチップ化することは非常に困難である。すなわち、フ
ラッシュEEPROMのメモリセルと画素駆動用のTF
Tとを同一基板上に形成することは困難である。
【0018】フラッシュEEPROMを液晶パネル上に
オンチップ化するために、そのメモリセルをボトムゲー
ト構造とした場合、積層ゲート構造のメモリセルと単層
ゲート構造のTFTを同一構造とすることが非常に困難
となる。例えば、製造方法として、一旦堆積したゲート
材をTFT部のみ剥離してから改めてゲート材を堆積す
るという方法により、メモリセルを積層構造に、TFT
を単層構造にと作り分けることができる。しかし、この
製造方法では工程数が増えるため、コスト増、歩留まり
低下が懸念される。
【0019】また、制御ゲートが電荷蓄積層の下側に配
置される場合、制御ゲートと電荷蓄積層を自己整合的に
加工することが困難となり合わせ余裕をとる必要が生じ
るため、メモリセルの面積増加、コストの増加という問
題も生じる。
【0020】この発明は、前記事情を考慮してなされた
ものであり、表示装置の画素駆動用の薄膜トランジスタ
と同一の製造工程を用いて、工程数の増加やコストの増
加を抑えて形成可能な不揮発性半導体メモリを実現する
ことにより、高性能化及び低コスト化を達成することが
できる不揮発性半導体メモリを備えた表示装置及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的は、この発明に
係る不揮発性半導体メモリにおいて以下の手段によって
達成される。
【0022】この発明に係る不揮発性半導体メモリは、
基板上に形成された高融点金属材からなる制御ゲート
と、前記制御ゲート上に形成された絶縁膜と、前記絶縁
膜上に形成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形
成された電荷授受用絶縁膜と、前記電荷授受用絶縁膜上
に形成された半導体層と、前記半導体層における前記電
荷蓄積層上の領域を挟持するように前記半導体層に形成
されたソース・ドレインとを具備することを特徴とす
る。
【0023】このように構成された不揮発性半導体メモ
リによれば、メモリセルが低抵抗な金属の制御ゲートを
有するボトムゲート構造からなっているため、画素駆動
用、特に液晶画素駆動用のTFTと構造を整合させるこ
とが可能であり、かつ配線抵抗を下げることができるた
め、微細化に有利である。
【0024】また、この発明に係る不揮発性半導体メモ
リは、基板上に形成された高融点金属材からなる複数の
制御ゲートと、前記制御ゲート上に形成された絶縁膜
と、前記絶縁膜上に形成された電荷蓄積層と、前記電荷
蓄積層上に形成された電荷授受用絶縁膜と、前記電荷授
受用絶縁膜上に、前記複数の制御ゲートと交差するよう
に各々が電気的に分離されて配置された複数の半導体層
と、前記複数の制御ゲート間に位置する前記半導体層に
形成されたソース・ドレインとを具備し、前記制御ゲー
ト、前記電荷蓄積層、及び前記半導体層を有するメモリ
セルトランジスタが前記ソース・ドレインにより他のメ
モリセルと接続されてメモリセルアレイを構成すること
を特徴とする。
【0025】このように構成された不揮発性半導体メモ
リによれば、メモリセルが低抵抗な金属の制御ゲートを
有するボトムゲート構造からなっているため、画素駆動
用、特に液晶画素駆動用のTFTと構造を整合させるこ
とが可能であり、かつ配線抵抗を下げることができるた
め、微細化に有利である。さらに、液晶画素駆動用のT
FTと同一のボトムゲート構造のメモリセルがアレイ状
に配置されて大容量のメモリセルアレイを構成するた
め、液晶画素を駆動するデータを一時記憶させるキャッ
シュメモリあるいはラッチとして用いるのに有利であ
る。
【0026】また、この発明に係る不揮発性半導体メモ
リは、基板上に形成された制御ゲートと、前記制御ゲー
ト上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された
電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形成された電荷授受
用絶縁膜と、前記電荷授受用絶縁膜上に形成された半導
体層と、前記半導体層における前記電荷蓄積層上の領域
を挟持するように前記半導体層に形成されたソース・ド
レインとを有するメモリセルと、前記基板上に形成され
た前記制御ゲートと、前記制御ゲート上に形成された前
記絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されたチャネル領域
と、前記チャネル領域上に、このチャネル領域と電気的
に接続されるように形成された前記半導体層と、前記半
導体層における前記チャネル領域上の領域を挟持するよ
うに前記半導体層に形成されたソース・ドレインとを有
する電界効果型トランジスタとを具備することを特徴と
する。
【0027】このように構成された不揮発性半導体メモ
リによれば、ボトムゲート型のメモリセルの電荷蓄積層
と電界効果型トランジスタの活性領域を同一材料から形
成するため、堆積した電極材を剥離する必要がない。こ
のため、プロセス制御性に優れ、工程数の増加を引き起
こすことがない。
【0028】また、この発明に係る不揮発性半導体メモ
リは、第1の絶縁膜を介在させつつ積層形成された電荷
蓄積層と制御ゲートの積層ゲート構造と、電荷授受用絶
縁膜を介してその一部が前記電荷蓄積層と対向するよう
に形成された第1の半導体層と、前記第1の半導体層に
おける前記電荷蓄積層と対向する領域を挟持するように
前記第1の半導体層に形成された第1のソース・ドレイ
ンとを有するメモリセルと、前記制御ゲートと同一層か
らなるゲート電極と、前記第1の絶縁膜と同一層からな
る第2の絶縁膜を介して前記ゲート電極と対向するよう
に形成された前記電荷蓄積層と同一層からなるチャネル
領域と、前記チャネル領域に電気的に接続されるように
形成された前記第1の半導体層と同一層からなる第2の
半導体層と、前記第2の半導体層における前記チャネル
領域に直接接続された領域を挟持するように前記第2の
半導体層に形成された第2のソース・ドレインとを有す
る電界効果型トランジスタとを具備することを特徴とす
る。
【0029】このように構成された不揮発性半導体メモ
リによれば、メモリセルの電荷蓄積層と電界効果型トラ
ンジスタの活性領域を同一層から形成するため、堆積し
た電極材を剥離する必要がない。このため、プロセス制
御性に優れ、工程数の増加を引き起こすことがない。
【0030】また、この発明に係る不揮発性半導体メモ
リを備えた表示装置は、基板上に形成された制御ゲート
と、前記制御ゲート上に形成された絶縁膜と、前記絶縁
膜上に形成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形
成された電荷授受用絶縁膜と、前記電荷授受用絶縁膜上
に形成された半導体層と、前記半導体層における前記電
荷蓄積層上の領域を挟持するように前記半導体層に形成
されたソース・ドレインとを有するメモリセルと、前記
基板上に形成された前記制御ゲートと、前記制御ゲート
上に形成された前記絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され
たチャネル領域と、前記チャネル領域上に、このチャネ
ル領域と電気的に接続されるように形成された前記半導
体層と、前記半導体層における前記チャネル領域上の領
域を挟持するように前記半導体層に形成されたソース・
ドレインとを有する電界効果型トランジスタとを具備
し、前記電界効果型トランジスタは、前記基板上に形成
された表示手段の画素駆動用のトランジスタ及び前記表
示手段を駆動するための周辺回路用のトランジスタの少
なくとも一方を含んでいることを特徴とする。
【0031】このように構成された不揮発性半導体メモ
リを備えた表示装置によれば、同一の基板上に、ボトム
ゲート構造を有するメモリセルと、同様にボトムゲート
構造を有する画素駆動用のトランジスタ及び周辺回路用
のトランジスタを形成できるため、表示装置の高性能化
を実現できる。
【0032】また、この発明に係る不揮発性半導体メモ
リの製造方法は、メモリセルと電界効果型トランジスタ
を有する不揮発性半導体メモリの製造方法において、基
板上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極上
に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に第1の半導
体層を形成する工程と、前記第1の半導体層、前記絶縁
膜、前記ゲート電極を自己整合的にエッチングする工程
と、メモリセル側で選択的に前記第1の半導体層に不純
物を導入して電荷蓄積層を形成し、電界効果型トランジ
スタ側では前記第1の半導体層をそのまま残す工程と、
基板全面に絶縁材を堆積した後、前記絶縁材を後退させ
て前記電荷蓄積層の上面及び前記第1の半導体層の上面
を露出させる工程と、露出した前記電荷蓄積層の上面及
び前記第1の半導体層の上面に電荷授受用絶縁膜を形成
した後、パターニングして前記電荷蓄積層の上面に選択
的に残す工程と、メモリセル側では前記電荷授受用絶縁
膜上に第2の半導体層を形成し、電界効果型トランジス
タ側では前記第1の半導体層上に前記第2の半導体層を
形成する工程と、前記ゲート電極の上方の領域以外の前
記第2の半導体層を選択的に溶融した後、結晶化させる
ことで、溶融した前記第2の半導体層に選択的に前記不
純物を拡散してソース・ドレインを形成する工程とを具
備することを特徴とする。
【0033】このように構成された不揮発性半導体メモ
リの製造方法によれば、同一基板上のメモリセルと電界
効果型トランジスタを同一の工程を用いて製造できるた
め、工程数の増加や製造コストの増加を引き起こすこと
がない。
【0034】また、この発明に係る不揮発性半導体メモ
リを備えた表示装置の製造方法は、メモリセル、選択ゲ
ートトランジスタを有する不揮発性半導体メモリと、表
示手段の画素駆動用のトランジスタと、前記表示手段を
駆動するための周辺回路用のトランジスタとを有する不
揮発性半導体メモリを備えた表示装置の製造方法におい
て、基板上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート
電極上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に第1
の非晶質シリコン膜を形成する工程と、前記第1の非晶
質シリコン膜、前記絶縁膜、前記ゲート電極を自己整合
的にエッチングする工程と、メモリセル側で選択的に前
記第1の非晶質シリコン膜に不純物を導入して高不純物
濃度の非晶質シリコン膜を形成し、その他のトランジス
タ側では前記第1の非晶質シリコン膜をそのまま残す工
程と、メモリセル、選択ゲートトランジスタ、及び周辺
回路用のトランジスタ側で選択的に、前記高不純物濃度
の非晶質シリコン膜及び前記第1の非晶質シリコン膜に
紫外光を照射して、それぞれ高不純物濃度の多結晶シリ
コン膜からなる電荷蓄積層、及び多結晶シリコン膜から
なる第1の半導体層を形成する工程と、基板全面に絶縁
材を堆積した後、前記絶縁材を後退させて前記電荷蓄積
層の上面、前記第1の半導体層の上面、及び画素駆動用
のトランジスタ側の前記第1の非晶質シリコン膜の上面
を露出させる工程と、露出した前記電荷蓄積層の上面、
前記第1の半導体層の上面、及び前記第1の非晶質シリ
コン膜の上面に、電荷授受用絶縁膜を形成した後、パタ
ーニングして前記電荷蓄積層の上面に選択的に残す工程
と、メモリセル側では前記電荷授受用絶縁膜上に第2の
非晶質シリコン膜を形成し、選択ゲートトランジスタ及
び周辺回路用のトランジスタ側では前記第1の半導体層
上に前記第2の非晶質シリコン膜を形成し、画素駆動用
のトランジスタ側では前記第1の非晶質シリコン膜上に
前記第2の非晶質シリコン膜を形成する工程と、メモリ
セル、選択ゲートトランジスタ、及び周辺回路用のトラ
ンジスタ側で選択的に、前記第2の非晶質シリコン膜に
紫外光を照射して結晶化し、多結晶シリコン膜からなる
第2の半導体層を形成する工程と、前記ゲート電極の上
方の領域以外の前記第2の半導体層及び前記第2の非晶
質シリコン膜を選択的に溶融した後、結晶化させること
で、溶融した前記第2の半導体層及び前記第2の非晶質
シリコン膜に選択的に不純物を拡散してソース・ドレイ
ンを形成する工程とを具備することを特徴とする。
【0035】このように構成された不揮発性半導体メモ
リの製造方法によれば、同一基板上のメモリセル、選択
ゲートトランジスタ、画素駆動用のトランジスタ、及び
周辺回路用のトランジスタを同一の工程を用いて製造で
きるため、工程数の増加や製造コストの増加を引き起こ
すことがない。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施の形態
について説明する。
【0037】この発明の実施の形態では、不揮発性半導
体メモリと画像表示部を同一の基板上に形成した表示装
置、言い換えると不揮発性半導体メモリと画像表示部を
1つの基板に一体化した不揮発性半導体メモリを備えた
表示装置について説明する。
【0038】図1は、この発明の実施の形態の不揮発性
半導体メモリを備えた表示装置の構成を示す平面図であ
る。
【0039】図1に示すように、ガラス基板2上には、
表示情報に基づいて表示を行う画像表示部4と、この画
像表示部4のロウ側、カラム側に配置され、前記表示情
報に基づいて画像表示部4を駆動する周辺回路部とが形
成されている。ロウ側の周辺回路部はシフトレジスタ6
を有しており、カラム側の周辺回路部はラッチ・センス
アンプ8とこれに接続されたシフトレジスタ10を有し
ている。さらに、ガラス基板2上には、シフトレジスタ
6及びシフトレジスタ10と前記表示情報の授受を行
い、この表示情報を記憶する不揮発性半導体メモリ12
(例えば、EEPROM)が形成されている。なお、ガ
ラス基板2の外部、つまり表示装置の外部には、不揮発
性半導体メモリ12に記憶された前記表示情報を受け取
り処理を行う処理回路が設けられている。
【0040】前記画像表示部4には複数のワード線14
と複数のデータ線16が交差するように配置されてお
り、これらの交点には、液晶画素18とこの液晶画素1
8を駆動するか否かのスイッチング素子として働く薄膜
トランジスタ(TFT)20とが配置されている。薄膜
トランジスタ20のゲートにはワード線14が接続さ
れ、このワード線14はシフトレジスタ6に接続されて
いる。薄膜トランジスタ20のドレインにはデータ線1
6が接続され、このデータ線16はラッチ・センスアン
プ8に接続されている。薄膜トランジスタ20のソース
には液晶画素18の一方の電極が接続され、液晶画素1
8の他方の電極にはコモン電位が供給される。
【0041】そして、ワード線14に“High”信号が入
力するとTFT20のゲートがオン状態になり、データ
線16から入力される信号に対応してTFT20のドレ
イン電流が流れて液晶画素18に電圧が印加される。こ
れにより、前記液晶画素18が駆動され、表示状態ある
いは非表示状態となる。
【0042】次に、前記不揮発性半導体メモリ12につ
いて詳細に説明する。ここでは、前記画像表示部4が形
成された基板と同一の基板上に形成可能なボトムゲート
型の2層TFTセルを示す。
【0043】図2は、不揮発性半導体メモリの構成を示
す平面図であり、セルアレイ構成として代表的なNOR
型とNAND型を、それぞれ図2(a)と図2(b)に
示す。
【0044】図2(a)は、NOR型のEEPROMの
構成を示す平面図である。
【0045】ワード線WL11、WL12、WL21、
WL22、及びソース線SLがロウ方向に配置されてい
る。さらに、Al配線からなるビット線BLがカラム方
向、すなわちワード線と直交するように配置されてい
る。ワード線がビット線と直交する部分のワード線の上
方には電荷蓄積層FGが形成されている。ワード線WL
11とワード線WL22との間には、メモリセルのドレ
インとビット線BLを接続するビット線コンタクトBC
が形成されている。
【0046】また、図2(b)は、NAND型のEEP
ROMの構成を示す平面図である。
【0047】ワード線WL1〜WL8がロウ方向に配置
され、これらワード線WL1〜WL8を挟むように選択
ゲートトランジスタのゲートSGD1、SGD2、SG
S1、SGS2が配置されている。ソース線SLがロウ
方向に形成されており、Al配線からなるビット線BL
がカラム方向、すなわちワード線と直交するように配置
されている。選択ゲートトランジスタのゲートSGD1
と選択ゲートトランジスタのゲートSGD2との間に
は、これらトランジスタのドレインとビット線BLとを
接続するビット線コンタクトBCが形成されている。さ
らに、選択ゲートトランジスタのゲートSGS1と選択
ゲートトランジスタのゲートSGS2との間には、ソー
ス線SLを上層配線とを接続するソース線コンタクトS
Cが形成されている。
【0048】図3(a)及び図3(b)は、それぞれ図
2(b)中の3a−3a及び3b−3bに沿った断面図
である。図3(a)及び図3(b)に示すように、ガラ
ス基板2上には、低抵抗の高融点金属であるタンタル
(Ta)からなる制御ゲート(WL1〜WL8…)ある
いは選択ゲート(SGD1、SGD2、SGS1、SG
S2)22が形成されている。ここでは、画像表示部4
との一体化を考えてガラス基板2を用いているが、石英
基板やプラスチック等の基板を用いてもよい。タンタル
(Ta)は、LSIでゲートに用いられる多結晶シリコ
ンや、薄膜トランジスタでゲートに用いられるクロム
(Cr)よりも低抵抗であるため、液晶表示装置でもよ
く用いられる材料である。もちろん、Taの代わりに多
結晶シリコンやクロム(Cr)、モリブデン(Mo)、
アルミニウム(Al)等を用いてもよい。
【0049】制御ゲート22上には、酸化膜からなる層
間絶縁膜24、例えばタンタル酸化膜(Ta2 05 )
が形成されている。ここで、Taの酸化膜であるTa2
05 は、誘電率が20〜25であり、シリコン酸化膜
の誘電率(3.9)の5倍から6倍程の非常に高い誘電
率を有している。このため、層間絶縁膜24にTa2
05 を用いれば、通常EEPROMで用いられている
ONO膜よりも膜厚を厚くすることができる。これは、
層間絶縁膜24の絶縁耐圧を高くするために非常に有利
である。なお、制御ゲート22に、タンタルの代わりに
多結晶シリコンやクロム(Cr)、モリブデン(M
o)、アルミニウム(Al)等を用いた場合には、層間
絶縁膜24にこれらの酸化膜を用いればよい。
【0050】さらに、層間絶縁膜24上には、リン
(P)をドープした多結晶シリコンからなる電荷蓄積層
(n+ 多結晶シリコン層)26が形成されている。一
方、選択ゲートトランジスタの層間絶縁膜24はゲート
絶縁膜として働くため、選択ゲートトランジスタの層間
絶縁膜(ゲート絶縁膜)24上には、ノンドープの多結
晶シリコンからなる活性層28が形成されている。
【0051】隣接する積層ゲート(電荷蓄積層26、制
御ゲート22)の間、積層ゲートと選択ゲートトランジ
スタのゲート22との間、隣接する選択ゲートトランジ
スタのゲート22の間には、ゲート分離用の絶縁材3
0、例えばTEOS膜あるいは2酸化シリコン膜が形成
されている。
【0052】さらに、前記電荷蓄積層26上には、電荷
授受用絶縁膜32、例えば100Å程度の2酸化シリコ
ン膜が形成されている。この電荷授受用絶縁膜32上に
は、ノンドープの多結晶シリコンからなる活性層34が
形成されている。前記電荷蓄積層26及び活性層34
は、ワード線と直交する方向で制御ゲート22と自己整
合的に端部が一致するように形成されている。一方、選
択ゲートトランジスタの活性層28上には電荷授受用絶
縁膜32は存在せず、活性層28上にノンドープの多結
晶シリコンからなる活性層34が形成されている。
【0053】メモリセル間、メモリセルと選択ゲートト
ランジスタ間、選択ゲートトランジスタ間のゲートが存
在しない領域上、すなわち前記ゲート分離用の絶縁材3
0上には、リンをドーピングした多結晶シリコン(n+
多結晶シリコン)が形成されており、メモリセルおよび
選択ゲートトランジスタのソース、ドレイン36を形成
している。
【0054】また、選択ゲートトランジスタでは、電荷
授受用絶縁膜32が存在しないため、ゲート絶縁膜24
上の活性層28とその上部のノンドープの多結晶シリコ
ンからなる活性層34とは電気的に接触して一層化して
いる。よって、これら活性層28、34は一層の活性層
として動作する。また、活性層28、34は、ワード線
と直交する方向でゲート22と自己整合的に端部が一致
するように形成されている。さらに、ワード線方向に隣
接するソース、ドレイン36、活性層28、34と電荷
蓄積層26間、及びソース、ドレイン36、活性層34
上には、素子分離用の絶縁膜38が形成されている。そ
して、ソース、ドレイン36の一部分には、ビット線コ
ンタクト(BC)40を介してAl配線42が接続され
る。以上のような構造により、NAND型のEEPRO
Mが形成されている。
【0055】この実施の形態の不揮発性半導体メモリ1
2におけるメモリセル(トランジスタ)では、電荷蓄積
層26と制御ゲート22からなるキャパシタ面積と電荷
蓄積層26と活性層34からなるキャパシタ面積はほぼ
同じである。このため、メモリセルの容量カップリング
比を高くするためには、それぞれのキャパシタの絶縁膜
の膜厚と誘電率を適当な値に設定しなければならない。
例えば、容量カップリング比を0.6に設定するために
は、層間絶縁膜24のキャパシタンスと電荷授受用絶縁
膜32のキャパシタンスの比を3:2にしなければなら
ない。よって、前述した2つのキャパシタ面積の比が1
(等しい)ならば、層間絶縁膜24のキャパシタンスと
電荷授受用絶縁膜32のキャパシタンスにおけるそれぞ
れの誘電率/膜厚の値を3:2にする必要がある。
【0056】一例として、電荷授受用絶縁膜32として
100Åの2酸化シリコン膜を用いた場合、層間絶縁膜
24の膜厚はTa2 05 を用いたときには、500Å
〜600Åが適正な範囲となる。この膜厚は通常のON
O膜に比べて2.5倍から3倍程度厚いので、絶縁耐圧
を高くする点で有利である。さらに、Ta2 05 の膜
厚500Å〜600Åは、実際の薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜の膜厚としても実用可能な膜厚である。した
がって、この実施の形態の不揮発性半導体メモリ12に
おけるメモリセル構造は、画像表示部4の薄膜トランジ
スタ20と同時に形成することが可能な構造であること
がわかる。
【0057】またここでは、層間絶縁膜24として制御
ゲート22を形成する高融点金属材の酸化膜を用いてい
るので、制御ゲート22と層間絶縁膜24の界面特性が
優れ、動作中のしきい値電圧変動等が少なく、素子の高
安定性、高信頼性に有利である。なお、この実施の形態
では、層間絶縁膜24としてTa2 05 単層の場合を
示したが、絶縁特性をさらに向上するために高融点金属
との界面側(制御ゲート22面上)にTa2 05 を用
い、その上に例えば2酸化シリコンを積層してもよい。
【0058】次に、前記不揮発性半導体メモリ12のN
AND型EEPROMの製造方法について説明する。
【0059】図4(a)〜(d)、図5(a)、(b)
は、図2、図3に示したNAND型EEPROMのメモ
リセル、及び選択ゲートトランジスタの製造方法を示す
各工程における断面図である。図面上の左側の断面図は
ワード線方向に沿って切断した場合の概要を示してお
り、右側の断面図はビット線方向に沿って切断した場合
の概要を示す。
【0060】図4(a)に示すように、ガラス基板2上
に、制御ゲート22用の低抵抗の高融点金属膜、例えば
タンタル(Ta)を形成する。その後、形成したタンタ
ルの上層部分を酸化して、Taの上部に層間絶縁膜24
としてのTa2 05 を形成する。この層間絶縁膜24
上に、電荷蓄積層26あるいは活性層28となるノンド
ープの多結晶シリコン膜を形成する。続いて、露光技術
を用い、制御ゲートパターンを転写した感光材をマスク
にして、活性層28、層間絶縁膜24、制御ゲート22
を自己整合的に垂直にエッチングする。以上の工程によ
り、図4(a)に示すような断面構造を得る。
【0061】前記電荷蓄積層26には、2×10
20[cm−3]程度のリン(P)のドーピングが必要
となる。ゆえに、フォトリソグラフィ法によりレジスト
のメモリセル部のみを開口し、イオン注入あるいはイオ
ンシャワードーピング等のドーピング技術を用いてリン
のドーピングを行う。以上の工程により、図4(b)に
示すような断面構造を得る。
【0062】次に、電荷蓄積層26及び活性層28を含
むガラス基板2の全面にゲート分離用の絶縁材30を堆
積する。堆積後、絶縁材30をCMP法などにより研磨
あるいはエッチバックして平坦化し、電荷蓄積層26の
上面及び活性層28の上面を露出させる。前記絶縁材3
0としては、例えばTEOSや2酸化シリコン膜を用い
る。続いて、電荷蓄積層26上を含むガラス基板2の全
面に電荷授受用絶縁膜32、例えば100Å程度の2酸
化シリコン膜を形成する。
【0063】この後、選択ゲートトランジスタあるいは
図示しない画像表示部のTFTでは、活性層28をその
ままチャネル領域として使用するために、図4(c)に
示すようにフォトリソグラフィ法を用いてレジストパタ
ーン44を形成し、活性層28上の電荷授受用絶縁膜3
2を除去する。以上により、図4(d)に示すような断
面構造を得る。
【0064】その後、ガラス基板2の全面に、活性層3
4となるノンドープの多結晶シリコン膜を形成する。詳
述すると、メモリセルでは、図5(a)に示すように、
電荷授受用絶縁膜32上に活性層34となるノンドープ
の多結晶シリコン膜を形成する。選択ゲートトランジス
タでは、電荷授受用絶縁膜32が存在しないため、活性
層28上に活性層34を形成し、活性層28と活性層3
4を一層化して選択ゲートトランジスタの活性層28、
34とする。
【0065】次に、メモリセルおよび選択ゲートトラン
ジスタのソース、ドレイン36を形成する方法を説明す
る。活性層34上に固体リンを堆積した後、透明のガラ
ス基板2の制御ゲート22が形成された面の逆面側か
ら、紫外光パルス、例えばエキシマレーザ46を照射す
る。すると、エキシマレーザ46は、制御ゲート22に
よって遮光されるため、制御ゲート22が存在する領域
の上部の活性層34には照射せず、制御ゲート22が存
在しない領域の上部の活性層34のみに照射する。これ
により、制御ゲート22が存在しない領域の上部の活性
層34のみを溶融させ再結晶化させる。
【0066】溶融された活性層34のシリコン中におけ
る不純物の拡散係数は固体中に対して数桁高いため、溶
融された活性層34のみに瞬時に不純物のリンが拡散さ
れてドーピングがなされる。なお、活性層34上に残存
する不要のリンは液体処理にて除去する。これにより、
メモリセルおよび選択ゲートトランジスタのソース、ド
レイン36が形成される。このようなレーザ光をガラス
基板2の裏面側から照射する方法によれば、レジストパ
ターンを形成することなく、すなわちレジスト材の塗
布、露光、現像を行うことなく、制御ゲート22を用い
て自己整合的に活性層34にリンをドーピングしてソー
ス、ドレイン(n+ 多結晶シリコン)36を形成でき
る。前述の方法では、活性層34上に固体リンを堆積し
たが、これに替えてリンを含むガス雰囲気中で、活性層
34を溶融し再結晶化を行ってリンを活性層34中にド
ーピングしてもよい。なお、ガラス基板2は、紫外光を
透過する材質から成っている。
【0067】また、ソース、ドレイン36を形成するた
めの別の方法として、次のような工程を用いてもよい。
活性層34上にポジ型レジストを塗布し、透明のガラス
基板2の制御ゲート22が形成された面の逆面側からポ
ジ型レジストを露光した後、現像して、制御ゲート22
と自己整合的にレジストパターンを形成する。その後、
レジストパターンをマスクとしてガラス基板2の制御ゲ
ート22が形成された面側から、通常の紫外光、例えば
エキシマレーザ46を照射して露出した活性層34面を
溶融させることで、前述の方法と同様に活性層34上に
堆積させた固体リンあるいはリンを含むガス雰囲気か
ら、リンを制御ゲート22が存在しない領域の上部の活
性層34中にドーピングしてもよい。以上の工程によ
り、ガラス基板において紫外光を透過するために必要な
材質上の制約や紫外光照射時のダメージを何ら伴うこと
なく、図5(a)に示すような断面構造を得ることがで
きる。
【0068】ソース、ドレイン36を形成した後、図5
(b)に示すように制御ゲート22と交差する方向にソ
ース、ドレイン36、活性層28、34、電荷授受用絶
縁膜32、電荷蓄積層26を側端が一致するようにエッ
チングする。以上の工程により、図5(b)に示すよう
な断面構造を得る。
【0069】その後、ガラス基板2の全面に、素子分離
用の絶縁膜38を堆積する。続いて、絶縁膜38にコン
タクト用の孔を開口し、コンタクト材を埋め込んでビッ
ト線コンタクト40を形成する。絶縁膜38上にAl膜
を形成しパターニングして、ビット線コンタクト40を
介してドレイン36に接続されたAl配線42を形成す
る。以上の工程により、図3に示したようなメモリセル
及び選択ゲートトランジスタを有するNAND型EEP
ROMが製造できる。この実施の形態の不揮発性半導体
メモリ12の製造方法を用いれば、メモリセルに近接し
て配置される選択ゲートトランジスタ、及び同一基板上
に設けられる画素駆動用TFTも同一の製造工程を用い
て同時に形成することができる。
【0070】次に、前記不揮発性半導体メモリ12が形
成された基板と同一基板上に形成可能な画像表示部4内
の画素駆動用TFT及び周辺回路用TFTについて説明
する。ここでは、画素駆動用TFT及び周辺回路用TF
Tとして、活性層に多結晶シリコンを用いたTFT(以
下多結晶シリコンTFT)を示す。基本的には、このT
FTは、図2、図3で示した選択ゲートトランジスタと
同一構造となっている。
【0071】図6(a)は、この実施の形態の画像表示
部4内の画素駆動用TFT、周辺回路用TFTとしての
多結晶シリコンTFTの構成を示す平面図であり、図6
(b)は平面図中の6b−6b線に沿った断面図であ
る。
【0072】図6(a)、図6(b)に示すように、ガ
ラス基板2上には、低抵抗の高融点金属であるタンタル
(Ta)からなる制御ゲート22が形成されている。こ
こでは、透明なガラス基板2を用いているが、その他の
透明な基板を用いてもよい。タンタル(Ta)の代わり
に、多結晶シリコンやクロム(Cr)、モリブデン(M
o)、アルミニウム(Al)等を用いてもよい。
【0073】制御ゲート22上には、酸化膜からなる層
間絶縁膜24、例えばタンタル酸化膜(Ta2 05 )
が形成されている。ここで、Taの酸化膜であるTa2
05 は、誘電率が20〜25であり、シリコン酸化膜
の誘電率(3.9)の5倍から6倍程の非常に高い誘電
率を有している。このため、層間絶縁膜24にTa2
05 を用いれば、通常MOSFETで用いられている
シリコン酸化膜よりも膜厚を厚くすることができる。こ
れは、層間絶縁膜24の絶縁耐圧を高くするために非常
に有利である。
【0074】多結晶シリコンTFTにおける層間絶縁膜
24はゲート絶縁膜として働くため、層間絶縁膜(ゲー
ト絶縁膜)24上には、ノンドープの多結晶シリコンか
らなる活性層28が形成されている。この活性層28上
には、ノンドープの多結晶シリコンからなる活性層34
が形成されている。そして、活性層28とその上部の活
性層34は電気的に接触しており、これら活性層28、
34は一層の活性層として動作する。
【0075】制御ゲート22の両側には、ゲート分離用
の絶縁材30、例えばTEOS膜あるいは2酸化シリコ
ン膜が形成されている。この絶縁材30上には、リンを
ドーピングした多結晶シリコンからなるソース、ドレイ
ン36が形成されている。
【0076】なお、活性層28、34は、制御ゲート2
2に対して自己整合的に形成されている。さらに、ソー
ス、ドレイン36上及び活性層34上には、絶縁膜38
が形成されている。ソース、ドレイン36には、コンタ
クト40を介してAl配線42が接続される。以上のよ
うな構造により、画素駆動用TFT及び周辺回路用TF
Tとしての多結晶シリコンTFTが形成されている。
【0077】次に、この発明の実施の形態の不揮発性半
導体メモリを備えた表示装置を構成する各トランジスタ
の断面構造を説明する。
【0078】この不揮発性半導体メモリを備えた表示装
置は、不揮発性半導体メモリにメモリセル、選択ゲート
トランジスタを有し、画像表示部に画素駆動用TFT、
周辺回路用TFTを有している。また、ここでは画素駆
動用TFTは、活性層に非晶質シリコンを用いている。
【0079】図7は、この発明の実施の形態の表示装置
におけるメモリセル、選択ゲートトランジスタ、画素駆
動用TFT、及び周辺回路用TFTの構造を示す断面図
である。
【0080】図面上の左側から順番に、メモリセル、選
択ゲートトランジスタ、周辺回路用TFT、画素駆動用
TFTを示している。メモリセル、選択ゲートトランジ
スタは、図3(b)を用いて説明した通りであり、周辺
回路用TFTは図6(b)を用いて説明した通りであ
る。また、画素駆動用TFTは、図6(b)において多
結晶シリコンからなる活性層28、34を非晶質シリコ
ン膜48、50に替えたものであり、その他の構造は図
6(b)に示すTFTと同様である。
【0081】メモリセルでは、電荷蓄積層26にリンド
ープの多結晶シリコン、活性層34にノンドープの多結
晶シリコンが用いられる。また、選択ゲートトランジス
タ及び周辺回路用TFTでは、チャネル領域にノンドー
プの多結晶シリコンが用いられる。画素駆動用TFTで
は、チャネル領域にノンドープの非晶質シリコンが用い
られる。
【0082】一般に、非晶質シリコンTFTに用いられ
る非晶質シリコンは、膜中のダングリングボンドを減少
させるために水素を導入して水素化されている。そのた
め、非晶質シリコン中に光が入射するとダングリングボ
ンドをターミネートしている水素原子が切れて膜中を動
き、TFTのしきい電圧を変動させてしまう。これはス
テブラル・ウロンスキ効果と呼ばれており、非晶質シリ
コンTFTで防止しなければならない問題である。
【0083】この実施の形態で示した画素駆動用TFT
では、活性層の非晶質シリコンはゲート電極上のみに存
在するため、非晶質シリコンに対してゲート電極が遮光
板として働く。これにより、表示装置使用時などにガラ
ス基板2の裏面から光が非晶質シリコンに入射されるこ
とを防止できるため、この実施の形態の表示装置では前
述の問題を回避することができる。
【0084】また、この実施の形態の表示装置において
は、選択ゲートトランジスタ、画素駆動用TFT、周辺
回路用TFTのゲート絶縁膜として、メモリセルの電荷
授受用絶縁膜32ではなく層間絶縁膜24が用いられて
いる。これらトランジスタのゲート絶縁膜ではメモリセ
ルのゲート絶縁膜とは異なり、制御ゲート22に供給さ
れた電圧が直接印加されることになるが、こうしたゲー
ト絶縁膜としてTa205 等の誘電率の高い酸化膜を
厚く形成することは、絶縁耐圧を高める上で非常に有利
となる。なお、積層ゲート構造のメモリセルにおいて
は、メモリセルの容量カップリング比を高める観点か
ら、一般に層間絶縁膜24には電荷授受用絶縁膜32よ
りも誘電率の高い材料が用いられるので、メモリセルの
層間絶縁膜24を選択ゲートトランジスタ、画素駆動用
TFT、周辺回路用TFTのゲート絶縁膜として利用す
ることで、層間絶縁膜24が特に高融点金属の酸化膜を
含む場合に限らず、ONO膜等であってもこのような構
造になり、有効に絶縁耐圧が高められる。
【0085】次に、図7に示した不揮発性半導体メモリ
を備えた表示装置の製造方法について説明する。
【0086】図8(a)〜(c)、図9は、前記不揮発
性半導体メモリを備えた表示装置の製造方法を示す各工
程における断面図である。
【0087】図8(a)に示すように、ガラス基板2上
に、制御ゲート22用の低抵抗の高融点金属膜、例えば
タンタル(Ta)を形成する。その後、形成したタンタ
ルの上層部分を酸化して、Taの上部に層間絶縁膜24
としてのタンタル酸化膜(Ta2 05 )を形成する。
この層間絶縁膜24上に、電荷蓄積層26あるいは活性
層28となるノンドープの非晶質シリコン膜48を形成
する。続いて、フォトリソグラフィ法を用い、制御ゲー
トパターンを転写した感光材をマスクにして、非晶質シ
リコン膜48、層間絶縁膜24、制御ゲート22を自己
整合的に垂直にエッチングする。以上の工程により、図
8(a)に示すような断面構造を得る。
【0088】メモリセルにおける電荷蓄積層26には、
2×1020[cm−3]程度のリン(P)のドーピン
グが必要となる。ゆえに、フォトリソグラフィ法により
レジストのメモリセル部のみを開口した後、イオン注入
あるいはイオンシャワードーピング等のドーピング技術
を用いて、メモリセルの非晶質シリコン膜48にリンの
ドーピングを行い、n+ 非晶質シリコン膜を形成する。
【0089】さらに、メモリセルの前記n+ 非晶質シリ
コン膜と、選択ゲートトランジスタ及び周辺回路用TF
Tの非晶質シリコン膜48を、紫外光パルス、例えばエ
キシマレーザの照射により結晶化し、それぞれリンドー
プの多結晶シリコン膜(n+多結晶シリコン膜)からな
る電荷蓄積層26と、ノンドープの多結晶シリコン膜か
らなる活性層28を形成する。以上の工程により、図8
(b)に示すような断面構造を得る。
【0090】次に、電荷蓄積層26、活性層28、及び
非晶質シリコン膜48を含むガラス基板2の全面にゲー
ト分離用の絶縁材30を堆積する。堆積後、絶縁材30
をCMP法などにより研磨あるいはエッチバックして平
坦化し、電荷蓄積層26の上面、活性層28の上面、及
び非晶質シリコン膜48の上面を露出させる。前記絶縁
材30としては、例えばTEOSや2酸化シリコン膜を
用いる。続いて、電荷蓄積層26上を含むガラス基板2
の全面に電荷授受用絶縁膜32、例えば100Å程度の
2酸化シリコン膜を形成する。
【0091】この後、選択ゲートトランジスタ、周辺回
路用TFT、及び画素駆動用TFTでは、活性層28及
び非晶質シリコン膜48を電荷蓄積層にせずそのままチ
ャネル領域として使用するため、活性層28及び非晶質
シリコン膜48上の電荷授受用絶縁膜32を除去する。
【0092】その後、ガラス基板2の全面に、画素駆動
用TFTで活性層となるノンドープの非晶質シリコン膜
50を形成する。詳述すると、メモリセルでは、電荷授
受用絶縁膜32上に非晶質シリコン膜50を形成する。
選択ゲートトランジスタ及び周辺回路用TFTでは、電
荷授受用絶縁膜32が存在しないため、活性層28上に
非晶質シリコン膜50を形成する。画素駆動用TFTで
も、電荷授受用絶縁膜32が存在しないため、非晶質シ
リコン膜48上に非晶質シリコン膜50を形成する。
【0093】続いて、画素駆動用TFTを除く、メモリ
セル、選択ゲートトランジスタ及び周辺回路用TFTで
は、非晶質シリコン膜50を、紫外光パルス、例えばエ
キシマレーザの照射により結晶化して多結晶シリコンか
らなる活性層34を形成する。これにより、メモリセル
では、電荷授受用絶縁膜32上にチャネル領域となる活
性層34が形成される。選択ゲートトランジスタ及び周
辺回路用TFTでは、活性層28と活性層34が電気的
に接触しており、これら活性層28、34は一層の活性
層として動作する。さらに、画素駆動用TFTでは、非
晶質シリコン膜48と非晶質シリコン膜50が電気的に
接触しており、これら非晶質シリコン膜48、50は一
層の活性層として動作する。以上の工程により、図8
(c)に示すような断面構造を得る。
【0094】次に、メモリセル、選択ゲートトランジス
タ、周辺回路用TFT、及び画素駆動用TFTのソー
ス、ドレイン36を形成する方法を説明する。活性層3
4上及び非晶質シリコン膜50上に固体リンを堆積した
後、透明のガラス基板2の制御ゲート22が形成された
面の逆面側から、紫外光パルス、例えばエキシマレーザ
を照射する。すると、エキシマレーザは、制御ゲート2
2によって遮光されるため、制御ゲート22が存在する
領域上部に位置する活性層34及び非晶質シリコン膜5
0には照射せず、制御ゲート22が存在しない領域上部
の活性層34及び非晶質シリコン膜50のみに照射す
る。これにより、制御ゲート22が存在しない領域の上
部の活性層34及び非晶質シリコン膜50のみを溶融さ
せ(再)結晶化させる。
【0095】溶融された活性層34及び非晶質シリコン
膜50のシリコン中における不純物の拡散係数は固体中
に対して数桁高いため、溶融された活性層34及び非晶
質シリコン膜50のみに瞬時に不純物のリンが拡散され
てドーピングがなされる。なお、活性層34上及び非晶
質シリコン膜50上に残存する不要のリンは液体処理に
て除去する。これにより、メモリセル、選択ゲートトラ
ンジスタ、周辺回路用TFT、及び画素駆動用TFTの
ソース、ドレイン36が形成される。
【0096】このようなレーザ光をガラス基板2の裏面
側から照射する方法によれば、レジストパターンを形成
することなく、すなわちレジスト材の塗布、露光、現像
を行うことなく、制御ゲート22を用いて自己整合的に
活性層34及び非晶質シリコン膜50にリンをドーピン
グしてソース、ドレイン(n+ 多結晶シリコン)36を
形成できる。前述の方法では、活性層34上及び非晶質
シリコン膜50上に固体リンを堆積したが、これに替え
てリンを含むガス雰囲気中で、活性層34及び非晶質シ
リコン膜50を溶融し(再)結晶化を行ってリンを活性
層34中及び非晶質シリコン膜50中にドーピングして
もよい。
【0097】また、ソース、ドレイン36を形成するた
めの別の方法として、次のような工程を用いてもよい。
活性層34上及び非晶質シリコン膜50上にポジ型レジ
ストを塗布し、透明のガラス基板2の制御ゲート22が
形成された面の逆面側からこのポジ型レジストを露光し
た後、現像して、制御ゲート22と自己整合的にレジス
トパターンを形成する。その後、レジストパターンをマ
スクとしてガラス基板2の制御ゲート22が形成された
面側から紫外線を照射し、制御ゲート22が存在しない
領域上部の活性層34及び非晶質シリコン膜50を溶融
し(再)結晶化することで、拡散源の固体リンあるいは
リンを含むガス雰囲気からリンをドーピングしてもよ
い。以上の工程により、図9に示すような断面構造を得
る。
【0098】その後、ガラス基板2の全面に絶縁膜を堆
積した後、コンタクトを介してソース、ドレイン36に
接続されたAl配線等を形成する。以上の工程により、
不揮発性半導体メモリを備えた表示装置が製造できる。
この実施の形態の製造方法を用いれば、メモリセル、こ
れに近接して配置される選択ゲートトランジスタ、さら
に同一基板上に設けられる周辺回路用TFT及び画素駆
動用TFTも同一の製造工程を用いて同時に形成するこ
とができる。
【0099】この発明の望ましい実施態様を列記すると
次のようになる。
【0100】1.基板は、ガラス基板あるいは石英基板
等の絶縁性基板であり、紫外光を透過すること。
【0101】2.制御ゲートは、Ta、Mo、Cr、A
l等の低抵抗、高融点金属であり、ゲート絶縁膜に用い
られるその酸化膜は2酸化シリコンや窒化シリコンに比
べて高誘電率を有すること。例えば、タンタル酸化膜
(Ta2 05 )ではε=20〜25であり、2酸化シ
リコン(Si02 )の5倍から6倍である。
【0102】3.メモリセルの電荷蓄積層は多結晶シリ
コンであり、この多結晶シリコンはリンがドーピングさ
れて2×1020[cm-3]程度の不純物濃度を有して
いること。
【0103】4.メモリセルのチャネル層はノンドープ
の多結晶シリコンであり、画素駆動用TFTの活性層は
ノンドープの非晶質シリコンであること。
【0104】なお、この発明が適用される不揮発性半導
体メモリ、不揮発性半導体メモリを備えた表示装置及び
その製造方法は前述した実施の形態に示した一例のみで
はないことは言うまでもない。また、発明の内容を逸脱
しない範囲で、この発明を種々変形して使用することが
可能である。
【0105】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、画
素駆動用の薄膜トランジスタと同一の製造工程を用い
て、工程数の増加やコストの増加を抑えて形成可能な不
揮発性半導体メモリを実現することにより、高性能化及
び低コスト化が可能な不揮発性半導体メモリを備えた表
示装置及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の不揮発性半導体メモリ
を備えた表示装置の構成を示す平面図である。
【図2】前記不揮発性半導体メモリの構成を示す平面図
である。
【図3】図2(b)中の3a−3a及び3b−3bに沿
った断面図である。
【図4】図2、図3に示したNAND型EEPROMの
メモリセル、及び選択ゲートトランジスタの製造方法を
示す各工程における断面図である。
【図5】図2、図3に示したNAND型EEPROMの
メモリセル、及び選択ゲートトランジスタの製造方法を
示す各工程における断面図である。
【図6】この発明の実施の形態の画像表示部内の画素駆
動用TFT、周辺回路用TFTとしての多結晶シリコン
TFTの構成を示す平面図及び断面図である。
【図7】この発明の実施の形態の表示装置におけるメモ
リセル、選択ゲートトランジスタ、画素駆動用TFT、
及び周辺回路TFTの構造を示す断面図である。
【図8】前記表示装置の製造方法を示す各工程における
断面図である。
【図9】前記表示装置の製造方法を示す各工程における
断面図である。
【図10】従来の液晶ディスプレイにおける画素駆動用
TFTの断面図である。
【図11】従来のEEPROMの一つであるFETMO
S型EEPROMのメモリセル構造を示す平面図及び断
面図である。
【符号の説明】
2…ガラス基板 4…画像表示部 6…シフトレジスタ 8…ラッチ・センスアンプ 10…シフトレジスタ 12…不揮発性半導体メモリ 14…ワード線 16…データ線 18…液晶画素 20…薄膜トランジスタ(TFT) WL11、WL12、WL21、WL22…ワード線 SL…ソース線 BL…ビット線 FG…電荷蓄積層 BC…ビット線コンタクト WL1〜WL8…ワード線 SGD1、SGD2、SGS1、SGS2…選択ゲート
トランジスタのゲート SC…ソース線コンタクト 22…制御ゲート 24…層間絶縁膜 26…電荷蓄積層(n+ 多結晶シリコン層) 28…活性層 30…絶縁材 32…電荷授受用絶縁膜 34…活性層 36…ソース、ドレイン 38…絶縁膜 40…ビット線コンタクト 42…Al配線 44…レジストパターン 46…エキシマレーザ 48、50…非晶質シリコン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/115 H01L 27/10 434 5F110 27/10 481 29/78 612B 29/786 612C H04N 5/66 102 Fターム(参考) 2H092 JA26 JA29 JA38 JA42 JB13 JB23 JB32 JB33 JB51 JB61 KA04 KA07 KA12 KA16 KA18 KA22 MA05 MA08 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA24 MA27 MA30 MA31 MA35 MA37 MA41 NA25 NA27 NA29 PA06 5C058 AA09 AB01 BA01 BA35 BB13 5C094 AA43 AA44 AA51 AA56 BA03 BA43 CA19 DA09 DA13 DB01 DB04 DB10 EA04 EA05 FA01 FA02 FA10 FB02 FB12 FB14 FB15 GA10 GB10 5F001 AA06 AA63 AB04 AB08 AD08 AD41 AD53 AD70 AG07 AG24 AG30 AG31 AG40 5F083 EP23 EP44 EP54 EP56 EP76 EP77 ER21 GA28 GA30 HA10 JA02 JA06 JA32 JA36 JA39 PR29 PR33 PR40 PR43 PR44 PR45 PR53 PR54 PR55 ZA11 5F110 AA03 AA06 AA07 AA12 AA16 AA19 AA30 BB02 BB08 CC07 CC08 DD01 DD02 DD03 EE03 EE04 EE09 FF01 FF02 GG02 GG13 GG15 GG22 GG35 HJ16 HJ17 HL03 NN44 NN46 NN47 NN62 NN78 NN80 PP03 PP11 PP16 QQ08 QQ11 QQ12 QQ19 QQ21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された高融点金属材からな
    る制御ゲートと、 前記制御ゲート上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成された電荷蓄積層と、 前記電荷蓄積層上に形成された電荷授受用絶縁膜と、 前記電荷授受用絶縁膜上に形成された半導体層と、 前記半導体層における前記電荷蓄積層上の領域を挟持す
    るように前記半導体層に形成されたソース・ドレイン
    と、 を具備することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された高融点金属材からな
    る複数の制御ゲートと、 前記制御ゲート上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成された電荷蓄積層と、 前記電荷蓄積層上に形成された電荷授受用絶縁膜と、 前記電荷授受用絶縁膜上に、前記複数の制御ゲートと交
    差するように各々が電気的に分離されて配置された複数
    の半導体層と、 前記複数の制御ゲート間に位置する前記半導体層に形成
    されたソース・ドレインとを具備し、 前記制御ゲート、前記電荷蓄積層、及び前記半導体層を
    有するメモリセルトランジスタが前記ソース・ドレイン
    により他のメモリセルと接続されてメモリセルアレイを
    構成することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜は、前記制御ゲートを形成す
    る前記高融点金属材の酸化膜を含むことを特徴とする請
    求項1または2記載の不揮発性半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記電荷蓄積層は前記制御ゲートと一方
    向の側端位置が略一致するように形成されており、前記
    ソース・ドレインは前記制御ゲート及び前記電荷蓄積層
    と一方向の側端位置が略一致するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の不揮発性
    半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 基板上に形成された制御ゲートと、前記
    制御ゲート上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形
    成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形成された
    電荷授受用絶縁膜と、前記電荷授受用絶縁膜上に形成さ
    れた半導体層と、前記半導体層における前記電荷蓄積層
    上の領域を挟持するように前記半導体層に形成されたソ
    ース・ドレインとを有するメモリセルと、 前記基板上に形成された前記制御ゲートと、前記制御ゲ
    ート上に形成された前記絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成
    されたチャネル領域と、前記チャネル領域上に、このチ
    ャネル領域と電気的に接続されるように形成された前記
    半導体層と、前記半導体層における前記チャネル領域上
    の領域を挟持するように前記半導体層に形成されたソー
    ス・ドレインとを有する電界効果型トランジスタと、 を具備することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 第1の絶縁膜を介在させつつ積層形成さ
    れた電荷蓄積層と制御ゲートの積層ゲート構造と、電荷
    授受用絶縁膜を介してその一部が前記電荷蓄積層と対向
    するように形成された第1の半導体層と、前記第1の半
    導体層における前記電荷蓄積層と対向する領域を挟持す
    るように前記第1の半導体層に形成された第1のソース
    ・ドレインとを有するメモリセルと、 前記制御ゲートと同一層からなるゲート電極と、前記第
    1の絶縁膜と同一層からなる第2の絶縁膜を介して前記
    ゲート電極と対向するように形成された前記電荷蓄積層
    と同一層からなるチャネル領域と、前記チャネル領域に
    電気的に接続されるように形成された前記第1の半導体
    層と同一層からなる第2の半導体層と、前記第2の半導
    体層における前記チャネル領域に直接接続された領域を
    挟持するように前記第2の半導体層に形成された第2の
    ソース・ドレインとを有する電界効果型トランジスタ
    と、 を具備することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 前記電界効果型トランジスタは、前記メ
    モリセルに接続される選択ゲートトランジスタを構成す
    ることを特徴とする請求項5または6記載の不揮発性半
    導体メモリ。
  8. 【請求項8】 基板上に形成された制御ゲートと、前記
    制御ゲート上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形
    成された電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形成された
    電荷授受用絶縁膜と、前記電荷授受用絶縁膜上に形成さ
    れた半導体層と、前記半導体層における前記電荷蓄積層
    上の領域を挟持するように前記半導体層に形成されたソ
    ース・ドレインとを有するメモリセルと、 前記基板上に形成された前記制御ゲートと、前記制御ゲ
    ート上に形成された前記絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成
    されたチャネル領域と、前記チャネル領域上に、このチ
    ャネル領域と電気的に接続されるように形成された前記
    半導体層と、前記半導体層における前記チャネル領域上
    の領域を挟持するように前記半導体層に形成されたソー
    ス・ドレインとを有する電界効果型トランジスタとを具
    備し、 前記電界効果型トランジスタは、前記基板上に形成され
    た表示手段の画素駆動用のトランジスタ及び前記表示手
    段を駆動するための周辺回路用のトランジスタの少なく
    とも一方を含んでいることを特徴とする不揮発性半導体
    メモリを備えた表示装置。
  9. 【請求項9】 前記制御ゲートは高融点金属材からな
    り、前記絶縁膜は前記高融点金属材の酸化膜を含むこと
    を特徴とする請求項8記載の不揮発性半導体メモリを備
    えた表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、薄膜トランジスタ駆
    動型の液晶表示装置であることを特徴とする請求項8ま
    たは9記載の不揮発性半導体メモリを備えた表示装置。
  11. 【請求項11】 メモリセルと電界効果型トランジスタ
    を有する不揮発性半導体メモリの製造方法において、 基板上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に第1の半導体層を形成する工程と、 前記第1の半導体層、前記絶縁膜、前記ゲート電極を自
    己整合的にエッチングする工程と、 メモリセル側で選択的に前記第1の半導体層に不純物を
    導入して電荷蓄積層を形成し、電界効果型トランジスタ
    側では前記第1の半導体層をそのまま残す工程と、 基板全面に絶縁材を堆積した後、前記絶縁材を後退させ
    て前記電荷蓄積層の上面及び前記第1の半導体層の上面
    を露出させる工程と、 露出した前記電荷蓄積層の上面及び前記第1の半導体層
    の上面に電荷授受用絶縁膜を形成した後、パターニング
    して前記電荷蓄積層の上面に選択的に残す工程と、 メモリセル側では前記電荷授受用絶縁膜上に第2の半導
    体層を形成し、電界効果型トランジスタ側では前記第1
    の半導体層上に前記第2の半導体層を形成する工程と、 前記ゲート電極の上方の領域以外の前記第2の半導体層
    を選択的に溶融した後、結晶化させることで、溶融した
    前記第2の半導体層に選択的に前記不純物を拡散してソ
    ース・ドレインを形成する工程と、 を具備することを特徴とする不揮発性半導体メモリの製
    造方法。
  12. 【請求項12】 メモリセル、選択ゲートトランジスタ
    を有する不揮発性半導体メモリと、表示手段の画素駆動
    用のトランジスタと、前記表示手段を駆動するための周
    辺回路用のトランジスタとを有する不揮発性半導体メモ
    リを備えた表示装置の製造方法において、 基板上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に第1の非晶質シリコン膜を形成する工程
    と、 前記第1の非晶質シリコン膜、前記絶縁膜、前記ゲート
    電極を自己整合的にエッチングする工程と、 メモリセル側で選択的に前記第1の非晶質シリコン膜に
    不純物を導入して高不純物濃度の非晶質シリコン膜を形
    成し、その他のトランジスタ側では前記第1の非晶質シ
    リコン膜をそのまま残す工程と、 メモリセル、選択ゲートトランジスタ、及び周辺回路用
    のトランジスタ側で選択的に、前記高不純物濃度の非晶
    質シリコン膜及び前記第1の非晶質シリコン膜に紫外光
    を照射して、それぞれ高不純物濃度の多結晶シリコン膜
    からなる電荷蓄積層、及び多結晶シリコン膜からなる第
    1の半導体層を形成する工程と、 基板全面に絶縁材を堆積した後、前記絶縁材を後退させ
    て前記電荷蓄積層の上面、前記第1の半導体層の上面、
    及び画素駆動用のトランジスタ側の前記第1の非晶質シ
    リコン膜の上面を露出させる工程と、 露出した前記電荷蓄積層の上面、前記第1の半導体層の
    上面、及び前記第1の非晶質シリコン膜の上面に、電荷
    授受用絶縁膜を形成した後、パターニングして前記電荷
    蓄積層の上面に選択的に残す工程と、 メモリセル側では前記電荷授受用絶縁膜上に第2の非晶
    質シリコン膜を形成し、選択ゲートトランジスタ及び周
    辺回路用のトランジスタ側では前記第1の半導体層上に
    前記第2の非晶質シリコン膜を形成し、画素駆動用のト
    ランジスタ側では前記第1の非晶質シリコン膜上に前記
    第2の非晶質シリコン膜を形成する工程と、 メモリセル、選択ゲートトランジスタ、及び周辺回路用
    のトランジスタ側で選択的に、前記第2の非晶質シリコ
    ン膜に紫外光を照射して結晶化し、多結晶シリコン膜か
    らなる第2の半導体層を形成する工程と、 前記ゲート電極の上方の領域以外の前記第2の半導体層
    及び前記第2の非晶質シリコン膜を選択的に溶融した
    後、結晶化させることで、溶融した前記第2の半導体層
    及び前記第2の非晶質シリコン膜に選択的に不純物を拡
    散してソース・ドレインを形成する工程と、 を具備することを特徴とする不揮発性半導体メモリを備
    えた表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2の半導体層は、ノンド
    ープの多結晶シリコン膜であることを特徴とする請求項
    11記載の不揮発性半導体メモリの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記ソース・ドレインを形成する工程
    は、前記基板のゲート電極が形成された面の逆面側から
    前記基板を実質的に透過する紫外光を照射する工程を含
    むことを特徴とする請求項11記載の不揮発性半導体メ
    モリの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記ソース・ドレインを形成する工程
    は、前記基板のゲート電極が形成された面の逆面側から
    前記基板を実質的に透過する紫外光を照射する工程を含
    むことを特徴とする請求項12記載の不揮発性半導体メ
    モリの製造方法。
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