JP2000251975A - 液体容器内外のリード線の接続構造 - Google Patents

液体容器内外のリード線の接続構造

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JP2000251975A
JP2000251975A JP11049702A JP4970299A JP2000251975A JP 2000251975 A JP2000251975 A JP 2000251975A JP 11049702 A JP11049702 A JP 11049702A JP 4970299 A JP4970299 A JP 4970299A JP 2000251975 A JP2000251975 A JP 2000251975A
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Japan
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lead wire
lead wires
liquid container
crimp
crimping
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JP11049702A
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English (en)
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Yukio Iida
幸夫 飯田
Takashi Nakazawa
隆志 中沢
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自動車のトランスミッション内に取付られる各
種装置から送出する電気信号をリード線で外部に導出す
るとき、トランスミッション内部側と外部側との機密状
態を確実に保持する必要がある。 【解決手段】複数の芯線で構成されるリード線1及びリ
ード線2で液体容器5の内外を電気的に接続する構造に
おいて、液体容器5に固定した保持部材4を備え、該保
持部材4を貫通する上記リード線1及び上記リード線2
の先端部を左右に圧着した圧着片を備えた圧着端子と、
圧着端子を絶縁シールした充填剤6とを有してる。ま
た、圧着端子は中心部に幅狭帯を設け幅狭帯の左右に略
半円環状の圧着片をそれぞれ有しており、更に圧着端子
は、左右の圧着片がリード線1及び2の芯線を向かい合
わせると共に圧着した後、圧着片の形状がリード線1及
び2の線径より長大になることを特徴とする液体容器内
外のリード線の接続構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体容器内外のリ
ード線の接続構造に関する。更に詳述すれば、例えば、
自動車のトランスミッション内に取付られる各種装置の
送出する電気信号をリード線で外部に導出するとき、ト
ランスミッション内部側と外部側との機密状態を確実に
保持して接続せしめるように構成した液体容器内外のリ
ード線の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、例えば、自動車のトラ
ンスミッション内に装着される各種検出装置の信号をリ
ード線で導出する場合、例えば、実公 平2ー2965
4号公報に開示されている技術や、これを更に明確化し
た図5ないし図7に示すようなものがある。この構成
は、液体容器内外のリード線を互いに先端部の絶縁被覆
を剥離し保持部材内で圧着金具で、前記リード線の各々
の芯線を重ね合わせて接続した結合部を設け、かつ充填
材によりリード線の接続箇所を充填することにより固定
するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術は、液体容器内外のリード線の接続構造に
あっては、図7に示すように、互いにリード線1、2の
先端部の絶縁皮膜を剥離して重ね合わせ、圧着端子3で
圧着した後に半田を溶融して接続を確実にしているが、
エンジンオイル等の液体はリード線1を構成している複
数の芯線11の隙間を経由し、前記半田溶融の隙間を通
りリード線2の芯線21の界面を通過してエンジンオイ
ル等の液体が漏洩するため、2つのリード線の加締めと
半田の浸透を確実にするため多くの工数を必要とした。
【0004】また、リード線1、2の圧着部は芯線1
1、21を重ねる構成のため同芯構造とすることが出来
ず寸法Lが肥大化し装着面積を多く要して小型化設計の
障害になると共にE部が突出しており保持部材4に組み
つける作業性を阻害していた。更に、圧着端子3はリー
ド線1、2に比較し柔軟性に乏しく保持部材4に実装す
る複数のリード線2をリード線止め具8で固定する場合
には、図6に示す様なリード線2の張力が発生し、その
応力による歪みが生じて圧着端子3が浮き上がり、充填
剤6による圧着端子3の固定位置にバラツキを発生する
と共に繰り返される熱サイクルで経時変形してエンジン
オイル等の液体が漏洩する要因となっていた。
【0005】また、液体容器の内側Xが高温度であり、
熱伝導の良いリード線1、2の芯線11、21を通して
リード線2の絶縁被覆を経時劣化させ線径が痩せて充填
剤6との間に隙間が生じてエンジンオイル等の液体が漏
洩したり、電気的な漏洩をリード線が集合しているリー
ド線止め具8付近で発生する不具合を惹起するという課
題を有していた。
【0006】本発明は、上記した課題を解決するもので
あり、エンジンオイル等の液体漏洩の課題に関しては図
4に示す詳細な実施例のように圧着端子3の形状をリー
ド線の芯線同志が直接的に接合することなく毛細管現象
によるエンジンオイル等の液体の流れを止めると同時に
圧着金具3の中心部を細くした幅狭帯32を設けて熱伝
導を減少させ液体容器の外側Yのリード線への熱経時変
化を防止すると共に実装の際に於けるストレスを吸収す
る液体容器内外のリード線の接続構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、まず請求項1記載の発明は、複数の
芯線で構成されるリード線1及びリード線2で液体容器
5の内外を電気的に接続する構造において、液体容器5
に固定した保持部材4を備え、該保持部材4を貫通する
上記リード線1及び上記リード線2の先端部を左右に圧
着した圧着片31、31を備えた圧着端子3と、該圧着
端子3を絶縁シールした充填剤6とを有したことを特徴
とした液体容器内外のリード線の接続構造を提供する。
【0008】また請求項2記載の発明は、圧着端子3は
中心部に幅狭帯32を設け該幅狭帯32の左右に略半円
環状の圧着片31、31をそれぞれ有してなる請求項1
記載の液体容器内外のリード線の接続構造を提供する。
【0009】また請求項3記載の発明は前記圧着端子3
は、左右の圧着片31、31が上記リード線1及び2の
リード線1の芯線11、21を向かい合わせると共に圧
着した後、該圧着片31の形状が該リード線1及び2の
線径より長大になることを特徴とする請求項1記載の液
体容器内外のリード線の接続構造を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の実施の
形態を示す図である。以下、本発明を明らかにするため
図面に基づきその構成を説明する。液体容器5の内外を
電気的に接続する装置に於いて、保持部材4は液体容器
5の機密保持用のOリング7を備えてなり、前記液体容
器5の貫通孔に挿入し、該保持部材4に一体成形した複
数個の舌片41で固定している。該保持部材4を貫通す
るリード線1、2は複数の芯線で構成され、リード線1
は耐熱性の絶縁被覆で覆ったものでありリード線2は耐
熱性のない一般的な絶縁被覆で覆ったものである。
【0011】前記リード線1は、一方を検出装置(図示
せず)に接続し、他方端側を検出装置からの信号を導出
すべく、液体容器5の外部側Yのリード線2と保持部材
4内で圧着端子3により接続している。圧着端子3は図
4に示す如く中心部に柔軟性のある幅狭帯32を設け該
幅狭帯32の左右に略半円環状の圧着片31、31をそ
れぞれ有しており、上記リード線1及び2の芯線11、
21を向かい合わせると共に圧着して電気的接続をして
いる。
【0012】前記圧着片31、31の圧着後の形状は図
3の様にリード線1の芯線11とリード線2の芯線21
が同芯線上にあり且つ離れている。更に保持部材4に形
成した孔径より圧着端子3の圧着片31の圧着径を長大
としている。また外部に導出した複数のリード線2は保
持部材4上に設けたリード線止め具8で固定している。
【0013】以下、実施例の図1ないし図4に基づき自
動車のエンジンオイル容器からリード線を引き出す時の
接続構成及び動作について説明する。液体容器5の内側
Xから外側Yへ電気的に接続する装置に於いて、保持部
材4を貫通するリード線1、2は保持部材4内で圧着端
子3により接続しており、該圧着端子3は中心部の柔軟
性のある幅狭帯32により、該圧着端子3の実装時にお
いて発生する応力や歪みを吸収できる。そして、応力や
歪みによる経時変化で複数の圧着端子3及びリード線2
と充填剤6との間に隙間が発生するがこの現象を抑制で
きる。而して、リード線2と充填剤6との間に形成され
た隙間からのエンジンオイル等の液体が漏れることを防
止できる。
【0014】更に幅狭帯32は細いため熱伝導を阻害す
る。そしてリード線2の絶縁被覆の温度上昇を防止で
き、更に該絶縁皮膜の熱経時変化による線径の痩せる現
象を抑制することができる。而して該絶縁皮膜の熱経時
変化による絶縁不良の発生を防止することができる。ま
た、幅狭帯32の左右の略半円環状の圧着片31、31
は、それぞれの芯線11、21に独立して圧着できるた
め、従来の芯線11、21を重ね合わせる技術に比較し
て圧着接合が容易にでき、電気的接続が確実にできる。
【0015】また、前記圧着片31、31の圧着後の形
状は図3の様にリード線1の芯線11とリード線2の芯
線21が同芯線上にあり且つ芯線相互間が離れているの
でリード線の界面を通したエンジンオイル等液体の漏れ
が遮断され本構造の品質を高めることとなった。更に圧
着する芯線を重ねないために圧着部を細くすることが出
来て圧着端子3を保持部材4内に実装することが容易と
なった。更に保持部材4に形成した孔より圧着端子3の
圧着片31の径が長大になり充填剤6を流入する場合の
圧着端子3の位置決めが容易に出来ると共にC部にも充
填剤6が充填して強固に接合部を固定出来た。以上によ
りエンジンオイル等液体の漏れを防止でき信頼性の高い
液体容器内外のリード線の接続構造を提供することがで
きた。
【0016】
【発明の効果】自動車のエンジンオイル容器の内側Xか
ら外側Yへ電気的に接続する装置に於いて、保持部材を
貫通するリード線は保持部材内で圧着端子により接続し
ており、該圧着端子は中心部が柔軟性のある幅狭帯であ
り、該圧着端子の実装時において発生する応力や歪みを
吸収できる。そして、応力や歪みによる経時変化で複数
の圧着端子及びリード線と充填剤との間に隙間が発生す
るがこの現象を抑制できる。而して、リード線と充填剤
との間に形成される隙間からのエンジンオイル等の液体
が漏れることを防止できる。
【0017】更に幅狭帯は細いため熱伝導を阻害する。
そして外側リード線の絶縁被覆の温度上昇を防止でき、
該絶縁皮膜の熱経時変化による線径の痩せる現象を抑制
することができる。而して該絶縁皮膜の熱経時変化によ
る絶縁不良の発生を防止することができる。
【0018】また、幅狭帯の左右の略半円環状の圧着片
は、それぞれの芯線に独立して圧着しているため、従来
の芯線を重ね合わせる技術に比較して圧着接合が容易に
でき、電気的接続が確実にできる。また、前記圧着片の
圧着後の形状はリード線の芯線が同芯線上にあり且つ芯
線相互間が離れているのでリード線の界面を通したエン
ジンオイル等液体の漏れが遮断され本構造の品質を高め
ることができる。
【0019】更に圧着する芯線を重ねないために圧着部
を細くすることが出来て圧着端子を保持部材内に挿入し
て実装することが容易となった。更に保持部材に形成し
た孔より圧着端子の圧着片の径が長大になり充填剤を流
入する場合の圧着端子の位置決めが容易に出来ると共に
C部にも充填剤が充填して強固に接合部を固定できる。
以上により信頼性の高い液体容器内外のリード線の接続
構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成の断面図であ
る。
【図2】図1に示すA部を拡大した断面図である。
【図3】図1に示すA部の拡大した斜視図である。
【図4】図1に示す圧着端子の詳細な実施例を示す斜視
図である。
【図5】従来技術の構成の一例を示す断面図である。
【図6】図5のD部を拡大した断面図である。
【図7】図5の圧着端子部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
1 リード線 2 リード線 3 圧着端子 4 保持部材 5 液体容器 6 充填剤 7 Oリング 8 リード線止め具 11 リード線1の芯線 21 リード線2の芯線 31 圧着片 32 幅狭帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E352 AA02 AA03 AA04 AA05 BB02 BB05 BB12 BB15 CC02 CC04 CC32 CC33 CC34 CC36 DD05 DR03 DR14 DR19 DR25 FF01 GG02 GG08 5E086 PP04 PP14 PP22 PP26 QQ16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の芯線で構成されるリード線(1)及
    びリード線(2)で液体容器(5)の内外を電気的に接
    続する構造において、液体容器(5)に固定した保持部
    材(4)を備え、該保持部材(4)を貫通する上記リー
    ド線(1)及び上記リード線(2)の先端部を左右に圧
    着した圧着片(31、31)を備えた圧着端子(3)
    と、該圧着端子(3)を絶縁シールした充填剤(6)と
    を有したことを特徴とした液体容器内外のリード線の接
    続構造。
  2. 【請求項2】圧着端子(3)は中心部に幅狭帯(32)
    を設け該幅狭帯(32)の左右に略半円環状の圧着片
    (31、31)をそれぞれ有してなる請求項1記載の液
    体容器内外のリード線の接続構造。
  3. 【請求項3】前記圧着端子(3)は、左右の圧着片(3
    1、31)が上記リード線(1)及び(2)のリード線
    (1)の芯線(11、21)を向かい合わせると共に圧
    着した後、該圧着片(31)の形状が該リード線(1)
    及び(2)の線径より長大になることを特徴とする請求
    項1記載の液体容器内外のリード線の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102316505B1 (ko) * 2020-05-28 2021-10-22 한국전력기술 주식회사 스마트계기 전자 하우징의 삼중화 기밀 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102316505B1 (ko) * 2020-05-28 2021-10-22 한국전력기술 주식회사 스마트계기 전자 하우징의 삼중화 기밀 장치
US11540409B2 (en) 2020-05-28 2022-12-27 Kepco Engineering & Construction Company, Inc. Triple sealing device for electronics housing of smart instrumentation

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