JP2000251751A - 液体金属イオン源、および、液体金属イオン源のフローインピーダンス測定方法 - Google Patents

液体金属イオン源、および、液体金属イオン源のフローインピーダンス測定方法

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JP2000251751A
JP2000251751A JP11051110A JP5111099A JP2000251751A JP 2000251751 A JP2000251751 A JP 2000251751A JP 11051110 A JP11051110 A JP 11051110A JP 5111099 A JP5111099 A JP 5111099A JP 2000251751 A JP2000251751 A JP 2000251751A
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Yasuhiko Sugiyama
安彦 杉山
Masamichi Oi
將道 大井
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    • HELECTRICITY
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    • H01J27/02Ion sources; Ion guns
    • H01J27/20Ion sources; Ion guns using particle beam bombardment, e.g. ionisers
    • H01J27/22Metal ion sources
    • HELECTRICITY
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エミッション電流を変化させることなくフロ
ーインピーダンスを測定することにより、観察やエッチ
ング等の通常操作とフローインピーダンスの測定とを並
行して行えるようにする。 【解決手段】 装置の稼働前に、引き出し電圧Vext を
固定した状態における、エミッション電流変化量ΔIe
と抑制電圧変化量ΔVsup との関係を、関数ΔIe =f
(ΔVsup )として、記憶部113に格納しておく。フ
ローインピーダンスの測定時には、エミッタ電流Ie を
固定した状態で引き出し電圧VextをΔVext だけ変化
させたときの、抑制電圧変化量ΔVsup を検出する。そ
して、電圧変化量ΔVext ,ΔVsup と記憶部から取り
込んだ関数とを用いて、フローインピーダンスΔVext
/ΔIe を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば集束イオ
ンビーム装置等に使用される液体金属イオン源に関する
ものであり、より詳細には、フローインピーダンスを検
出する機能を備えた液体金属イオン源に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶融状態の金属からイオンを
引き出して放出させる装置が知られており、液体金属イ
オン源またはLMIS(Liquid Metal Ion Source) と称
されている。液体金属イオン源は、例えば、集束イオン
ビーム装置のイオン源として、使用される。集束イオン
ビーム装置は、FIB(Focused Ion Beam)装置とも呼ば
れており、金属イオンをイオン光学系によって集束し
て、試料に照射する装置である。集束イオンビーム装置
は、例えば走査イオン顕微鏡(Scanning Ion Microscop
e;SIM) 観察に使用することができるほか、マスクを使
用せずに任意形状の薄膜の堆積やエッチングを行うこと
ができる。
【0003】液体金属イオン源では、針状のエミッタ電
極の表面に液体金属を付着させ、このエミッタ電極の先
端に集中電界を発生させることによって、金属イオンが
引き出される。集中電界の生成には、引き出し電極(Ext
racter) および抑制電極(Suppressor)が使用される。エ
ミッタ電極から放出される金属イオンの電流値は、エミ
ッション電流と称される。
【0004】液体金属イオン源では、フローインピーダ
ンスが規定値を超えた場合に、使用を中止して、正常動
作状態に戻すための処理を行うことが望ましい。フロー
インピーダンスが変動する要因として、エミッタ電極先
端部に付着した不純物や汚れ等の増加があるからであ
る。このため、液体金属イオン源を長時間連続して使用
する場合には、一定時間ごとにフローインピーダンスの
測定を行うことが望ましい。
【0005】ここで、フローインピーダンスZは、引き
出し電圧Vext の変化量をΔVext、エミッション電流
Ie の変化量をΔIe とすると、下式(1)で表され
る。 Z=ΔVext /ΔIe・・・(1) 従来は、抑制電極の電圧Vsup を一定にした状態で引き
出し電圧Vext をΔVext だけ変化させ、このときのエ
ミッション電流Ie の変化量ΔIe を測定することによ
って、フローインピーダンスを算出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、エミッション電流Ie を変化させることによってフ
ローインピーダンスを測定していたので、液体金属イオ
ン源の使用中にフローインピーダンスの測定を行うこと
ができず、使用を中断しなければならなかった。薄膜の
堆積やエッチング加工等を行っている最中にエミッショ
ン電流Ie を変化させると、堆積レートやエッチングレ
ートが変化してしまい、高精度の膜厚制御を行うことが
できなくなるからである。
【0007】また、本願発明者は、抑制電極の電圧を制
御することによってエミッション電流Ie を一定に保つ
液体金属イオン源を発明したが(別出願)、かかる液体
金属イオン源でフローインピーダンスの測定を行う場合
には、抑制電極の電圧が一定になるように制御モードを
切り換えなければならなかった。このため、使用を中断
する必要があり、制御モードの切り換えに要する時間だ
け、フローインピーダンスの測定に要する時間が長くな
ってしまう。
【0008】この発明は、このような従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、使用の中断を伴わずに短時
間でフローインピーダンスを測定することができる液体
金属イオン源を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係る液
体金属イオン源は、引き出し電極および抑制電極を用い
て、エミッタ電極の先端に集中電界を発生させることに
より、エミッタ電極の先端に付着した液体金属から金属
イオンを引き出す液体金属イオン源に関するものであ
る。
【0010】そして、引き出し電極の電圧を固定した状
態における、エミッタ電極の電流変化量ΔIe と抑制電
極の電圧変化量ΔVsup との関係を、関数ΔIe =f
(ΔVsup )として記憶する記憶手段と、エミッタ電極
の電流を固定した状態で引き出し電極の電圧をΔVext
だけ変化させたときの、抑制電極の電圧変化量ΔVsup
を検出する検出手段と、検出手段から取り込んだ電圧変
化量ΔVext ,ΔVsupと記憶手段から取り込んだ関数
とを用いて、フローインピーダンスΔVext /ΔIe を
演算する演算手段とを備える。
【0011】このような構成の液体金属イオン源によれ
ば、エミッタ電極の電流値Ie を変化させることなくフ
ローインピーダンスを検出することができるので、この
検出操作を通常操作(顕微鏡観察、薄膜堆積またはエッ
チング)と並行して行うことができる。 (2)この発明に係る液体金属イオン源のフローインピ
ーダンス測定方法は、引き出し電極および抑制電極を用
いて、エミッタ電極の先端に集中電界を発生させること
により、エミッタ電極の先端に付着した液体金属から金
属イオンを引き出す液体金属イオン源のフローインピー
ダンス測定方法に関するものである。
【0012】そして、引き出し電極の電圧Vext を固定
した状態における、エミッタ電極の電流変化量ΔIe と
抑制電極の電圧変化量ΔVsup との関係を、関数ΔIe
=f(ΔVsup )として入力・記憶する記憶過程と、エ
ミッタ電極の電流を固定した状態で引き出し電極の電圧
Vext をΔVext だけ変化させたときの、抑制電極の電
圧Vsup の変化量ΔVsup を検出する検出過程と、検出
手段から取り込んだ電圧変化量ΔVext ,ΔVsup と記
憶手段から取り込んだ関数とを用いて、フローインピー
ダンスΔVext /ΔIe を演算する演算過程とを備え
る。
【0013】このようなフローインピーダンス測定方法
によれば、エミッタ電極の電流値Ie を変化させること
なくフローインピーダンスを検出することができるの
で、この検出操作を通常操作(顕微鏡観察、薄膜堆積ま
たはエッチング)と並行して行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0015】図1は、この実施の形態に係る液体金属イ
オン源の構成を示す概念図である。図1において、ニー
ドル101は、コイル状の溜め部101aと針状のエミ
ッタ電極101bとを備えている。溜め部101aは、
液体金属すなわち溶融状態のイオン材料(図示せず)を
保持するために使用される。溜め部101aに保持され
た液体金属が流れ出すことにより、エミッタ電極101
bの表面に液体金属膜が形成される。エミッタ電極10
1bの先端に集中電界を発生させることにより、この先
端部の液体金属膜から金属イオンが引き出される。ニー
ドル101は、例えばタングステンによって形成するこ
とができる。また、イオン材料としては、例えばガリウ
ムを使用することができる。
【0016】フィラメント102は、ニードル101を
加熱する。これにより、ガリウム等のイオン材料を溶融
状態に維持することができる。また、フィラメント10
2の温度により、エミッタ電極101bの表面に形成さ
れる液体金属膜の膜厚が変化する。エミッション電流I
e は、この膜厚にも依存する。ベース103は、フィラ
メント102や、後述の抑制電極104を保持する。こ
のベース103は、例えばガラス等の絶縁材料で形成さ
れる。
【0017】抑制電極104は、ニードル101の下位
に配置される。抑制電極104に正または負の低い電圧
Vsup を印加することにより、エミッタ電極101bの
先端で発生する集中電界の強さが調整され、これによ
り、エミッション電流Ie が所定値に固定される。引き
出し電極105は、抑制電極104の下位に配置され
る。引き出し電極105に、例えば数十キロボルトの電
圧Vext を印加することにより、ニードル101に設け
られたエミッタ電極101bの先端に、非常に高い集中
電界を発生させることができる。そして、この集中電界
によって、液体金属から金属イオンが引き出される。
【0018】カソード106は、引き出し電極105の
下位に配置される。このカソード106とエミッタ電極
101bとの間に発生する電界により、エミッタ電極1
01bの先端から引き出された金属イオンが加速され
て、イオンビームが形成される。電流源107は、一端
がフィラメント102の一端に接続され、且つ、他端が
フィラメント102の他端および電圧源110の+端子
に接続される。この電流源107により、フィラメント
102に加熱電流が供給される。
【0019】電圧源108は、+端子が抑制電極104
に接続され、且つ、−端子が電圧源110の+端子に接
続される。この電圧源108により、抑制電極104に
抑制電圧Vsup が印加される。電圧源109は、−端子
が引き出し電極105に接続され、且つ、+端子が電圧
源110の+端子に接続される。この電圧源109によ
り、引き出し電極105に、引き出し電圧Vext が印加
される。
【0020】電圧源110の−端子は、カソード106
に接続されるとともに、接地される。この電圧源110
により、カソード106とエミッタ電極101bとの間
に、電位差Vacc が生じる。電流計111は、エミッシ
ョン電流Ie を測定するために使用される。
【0021】演算・制御部112は、電流源107の電
流制御、電圧源108〜110の電圧制御を行うととも
に、電流計111が測定したエミッション電流Ie と記
憶部113に記憶された関数とを用いて、フローインピ
ーダンスを検出する。記憶部113は、下式(2)で示
した関数を記憶する。ここで、この関数(2)は、引き
出し電極105の電圧Vext を固定した状態でエミッタ
電極101bの電流変化量ΔIe を変化させ、このとき
の抑制電極104の電圧変化量ΔVsup を測定すること
によって得られる。関数(2)は、液体金属イオン源の
使用前に測定されて、記憶部113に格納される。
【0022】ΔIe =f(ΔVsup ) ・・・(2) 関数(2)は、液体イオン源の製造ばらつきや動作条件
等に応じて変動するので、必要に応じて再測定し、記憶
部113の書き換えを行うことが望ましい。次に、図1
に示した液体金属イオン源における、フローインピーダ
ンスの測定方法を説明する。
【0023】まず、液体金属イオン源の使用開始に先立
って、上述の関数(2)を測定し、記憶部113に格納
する。通常の手順で液体金属イオン源を稼働させ、通常
操作(顕微鏡観察、薄膜堆積またはエッチング)を開始
する。液体金属イオン源の稼働中、演算・制御部112
は、電圧源109を制御して、引き出し電圧Vext を一
定値に維持する。また、電流計111の電流値Ie が一
定値に維持されるように、抑制電圧Vsup を適宜変更す
る。
【0024】液体金属イオン源の稼働時間が所定時間
(例えば10時間)に達すると、演算・制御部122
は、以下のようにして、通常操作と並行して、フローイ
ンピーダンスを測定する。演算・制御部112は、ま
ず、引き出し電圧Vext を徐々に変化させる。これと並
行して、演算・制御部112は、電流計111の電流値
Ie が上述の一定値を保つように、抑制電圧Vsup を変
化させる。そして、引き出し電圧Vext の変化量が所定
値ΔVext に達したときに、このときの抑制電圧Vsup
の変化量ΔVsup を検出する。
【0025】次に、演算・制御部112は、記憶部11
3から関数(2)を読み出す。そして、この関数(2)
と電圧変化量ΔVext ,ΔVsup とを用いて、フローイ
ンピーダンスΔVext /ΔIe を算出する。すなわち、
ΔVsup を関数(2)に代入することによってΔIe を
算出した後、このΔIe とΔVext とを式(1)に代入
することによって、フローインピーダンスZを算出す
る。
【0026】そして、フローインピーダンスZが規定値
よりも大きい場合は、通常操作を中止して、正常動作状
態に戻すための処理を行う。この処理としては、例え
ば、ヒーティングやフラッシングと呼ばれるものを行う
ことができる。ヒーティングとは、フィラメント102
の電流を増加させて、ニードル101の温度を上昇させ
ることにより(イオン源がガリウムの場合は例えば75
0〜800℃)、エミッタ電極101bの表面酸化膜を
除去する作業である。また、フラッシングとは、引き出
し電圧Vext を上昇させてエミッション電流Ie 増加さ
せることにより(例えば100μA以上)、エミッタ電
極101bの表面に付着した不純物を除去する作業であ
る。フローインピーダンスZが規定値よりも大きい場合
に、これらの作業を行うことにより、液体金属イオン源
の長寿命化を図ることが可能となる。
【0027】一方、フローインピーダンスZが規定値以
下の場合には、通常操作を続行し、液体金属イオン源の
稼働時間が再び所定時間に達するとフローインピーダン
スZを再測定する。なお、この実施の形態では、液体金
属イオン源の稼働開始後所定時間が経過したときのみに
フローインピーダンスの測定を行うこととしたが、液体
金属イオン源の稼働開始時にもフローインピーダンスを
測定することが望ましく、さらには、稼働時間が所定時
間に達していなくてもオペレータが必要であると判断し
たときにはフローインピーダンスを測定することができ
る。
【0028】このように、この実施の形態によれば、エ
ミッション電流Ie を変化させることなくフローインピ
ーダンスを測定することができるので、通常操作(顕微
鏡観察、薄膜堆積またはエッチング)と並行して測定を
行うことができる。すなわち、フローインピーダンスを
測定する際には通常操作を中断する必要が無く、測定結
果が規定値を超えていた場合にのみ通常操作を中止して
正常動作状態に戻すための処理を行えばよい。
【0029】なお、フローインピーダンスの測定時に
は、引き出し電圧Vext の変化に追随させて抑制電圧V
sup を変化させることによりエミッション電流Ie を一
定値に制御しているので、このエミッション電流Ie が
若干変動するおそれもある。しかし、この変動値は非常
に小さく、観察や加工等の許容範囲内に抑えることは、
従来の液体金属イオン源の場合に比べて遙に容易であ
る。
【0030】この実施の形態に係る液体金属イオン源で
は、通常操作時に、抑制電圧Vsupを変化させることに
よってエミッション電流Ie を一定値に保つ方式を採用
している。このような方式の液体金属イオン源にこの実
施の形態を適用した場合、通常操作および測定操作の両
方で、抑制電圧Vsup の制御方法が全く同一となるの
で、測定操作時に抑制電圧Vsup に対する制御モードを
切り換える必要がない。したがって、測定操作に要する
時間を短縮することができる。
【0031】この実施の形態は、例えば透過型顕微鏡用
の試料を自動作成する場合など、長時間の精密加工を要
する作業を液体金属イオン源で行う場合に、特に有用で
ある。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、使用の中断を伴わずに短時間でフローインピー
ダンスを測定することができる液体金属イオン源を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る液体金属イオン源の構成を示
す概念図である。
【符号の説明】
101 ニードル 101a 溜め部 101b エミッタ電極 102 フィラメント 103 ベース 104 抑制電極 105 引き出し電極 106 カソード 107 電流源 108〜110 電圧源 111 電流計 112 演算・制御部 113 記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き出し電極および抑制電極を用いて、
    エミッタ電極の先端に集中電界を発生させることによ
    り、前記エミッタ電極の先端に付着した液体金属から金
    属イオンを引き出す液体金属イオン源において、 前記引き出し電極の電圧を固定した状態における、前記
    エミッタ電極の電流変化量ΔIe と前記抑制電極の電圧
    変化量ΔVsup との関係を、関数ΔIe =f(ΔVsup
    )として記憶する記憶手段と、 前記エミッタ電極の電流を固定した状態で前記引き出し
    電極の電圧をΔVextだけ変化させたときの、前記抑制
    電極の前記電圧変化量ΔVsup を検出する検出手段と、 前記検出手段から取り込んだ電圧変化量ΔVext ,ΔV
    sup と前記記憶手段から取り込んだ前記関数とを用い
    て、フローインピーダンスΔVext /ΔIe を演算する
    演算手段と、 を備えたことを特徴とする液体金属イオン源。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段が、前記関数を書き換える
    ことができるように構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の液体金属イオン源。
  3. 【請求項3】 前記検出手段による検出動作および前記
    演算手段による演算動作が、前記金属イオンを用いた顕
    微鏡観察、薄膜堆積またはエッチングと並行して行われ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の液体金属
    イオン源。
  4. 【請求項4】 引き出し電極および抑制電極を用いて、
    エミッタ電極の先端に集中電界を発生させることによ
    り、前記エミッタ電極の先端に付着した液体金属から金
    属イオンを引き出す液体金属イオン源のフローインピー
    ダンス測定方法において、 前記引き出し電極の電圧Vext を固定した状態におけ
    る、前記エミッタ電極の電流変化量ΔIe と前記抑制電
    極の電圧変化量ΔVsup との関係を、関数ΔIe=f
    (ΔVsup )として入力・記憶する記憶過程と、 前記エミッタ電極の電流を固定した状態で前記引き出し
    電極の電圧Vext をΔVext だけ変化させたときの、前
    記抑制電極の電圧Vsup の変化量ΔVsup を検出する検
    出過程と、 前記検出手段から取り込んだ電圧変化量ΔVext ,ΔV
    sup と前記記憶手段から取り込んだ前記関数とを用い
    て、フローインピーダンスΔVext /ΔIe を演算する
    演算過程と、 を備えたことを特徴とする、液体金属イオン源のフロー
    インピーダンス測定方法。
  5. 【請求項5】 前記記憶過程が、前記関数を書き換える
    過程であることを特徴とする、請求項4に記載の、液体
    金属イオン源のフローインピーダンス測定方法。
  6. 【請求項6】 前記検出過程および前記演算過程が、前
    記金属イオンを用いた顕微鏡観察、薄膜堆積または薄膜
    加工と並行して行われることを特徴とする、請求項4ま
    たは5に記載の、液体金属イオン源のフローインピーダ
    ンス測定方法。
JP11051110A 1999-02-26 1999-02-26 液体金属イオン源、および、液体金属イオン源のフローインピーダンス測定方法 Pending JP2000251751A (ja)

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Cited By (2)

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