JP2000251274A - 光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制御回路 - Google Patents
光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制御回路Info
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- JP2000251274A JP2000251274A JP11045637A JP4563799A JP2000251274A JP 2000251274 A JP2000251274 A JP 2000251274A JP 11045637 A JP11045637 A JP 11045637A JP 4563799 A JP4563799 A JP 4563799A JP 2000251274 A JP2000251274 A JP 2000251274A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーバランがなく、高速かつ安定したトラッ
クジャンプを実現可能なトラックジャンプ速度制御回路
を提供する。 【解決手段】 方向検出信号生成回路9はサブビームか
ら、トラックジャンプ中の速度検出をトラックゼロクロ
スパルス数をカウントして求める断続的な検出でなく、
メインプッシュプル信号生成回路10からのメインプッ
シュプル信号と位相が90°ずれた方向検出信号を生成
する。メインプッシュプル信号生成回路10はメインビ
ームからメインプッシュプル信号を生成する。速度検出
回路17は方向検出信号とメインプッシュプル信号とか
ら連続的にレンズの移動速度を検出する。加算器16は
その速度検出信号をアクチュエータ駆動信号に加える。
クジャンプを実現可能なトラックジャンプ速度制御回路
を提供する。 【解決手段】 方向検出信号生成回路9はサブビームか
ら、トラックジャンプ中の速度検出をトラックゼロクロ
スパルス数をカウントして求める断続的な検出でなく、
メインプッシュプル信号生成回路10からのメインプッ
シュプル信号と位相が90°ずれた方向検出信号を生成
する。メインプッシュプル信号生成回路10はメインビ
ームからメインプッシュプル信号を生成する。速度検出
回路17は方向検出信号とメインプッシュプル信号とか
ら連続的にレンズの移動速度を検出する。加算器16は
その速度検出信号をアクチュエータ駆動信号に加える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置にお
けるトラックジャンプ速度制御回路に関し、特に光学的
に情報を記録・再生する光ディスク装置において基準速
度信号に対して光ヘッドの速度を追従させる速度制御型
の移動制御方法に関する。
けるトラックジャンプ速度制御回路に関し、特に光学的
に情報を記録・再生する光ディスク装置において基準速
度信号に対して光ヘッドの速度を追従させる速度制御型
の移動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置においては、媒体
に対して光学的に情報を記録・再生する際に、一般的に
スパイラル状の多数の情報トラックの内の目標トラック
に対して記録・再生動作を行っている。
に対して光学的に情報を記録・再生する際に、一般的に
スパイラル状の多数の情報トラックの内の目標トラック
に対して記録・再生動作を行っている。
【0003】そのため、光ディスク装置では光ヘッドの
目標位置までの距離に応じて変化する基準速度信号に対
して、光ヘッドの速度を追従させる速度制御型の移動制
御が行われている。しかしながら、近年、光ビームを集
束するレンズが光ヘッドに対して可動なようにレンズア
クチュエータに取付けられているので、光ヘッドを動か
してトラック間移動を行うと、集束レンズが振動して正
確かつ安定なスポットの移動を行うことができない。
目標位置までの距離に応じて変化する基準速度信号に対
して、光ヘッドの速度を追従させる速度制御型の移動制
御が行われている。しかしながら、近年、光ビームを集
束するレンズが光ヘッドに対して可動なようにレンズア
クチュエータに取付けられているので、光ヘッドを動か
してトラック間移動を行うと、集束レンズが振動して正
確かつ安定なスポットの移動を行うことができない。
【0004】また、微細なトラックに対して正確に光ス
ポットを移動位置決めするには高帯域な制御ループによ
って精度の高い速度制御を行う必要があるが、アクチュ
エータの位相まわりが早いと帯域を稼ぐことができな
く、安定したアクチュエータの駆動をすることが困難で
あるので、トラックジャンプの高速かつ安定した速度制
御が要求されている。
ポットを移動位置決めするには高帯域な制御ループによ
って精度の高い速度制御を行う必要があるが、アクチュ
エータの位相まわりが早いと帯域を稼ぐことができな
く、安定したアクチュエータの駆動をすることが困難で
あるので、トラックジャンプの高速かつ安定した速度制
御が要求されている。
【0005】この要請に応えるために、例えば、特開平
04−105221号公報に開示されている技術では、
ある期間のトラックカウント数を計算して電圧に変換す
るF/V(周波数−電圧)変換を行い、光スポットのト
ラック横断速度を示す速度信号を生成し、速度誤差アン
プにおいて速度プロファイルの基準速度信号と速度信号
との速度誤差信号を出力して速度制御することが提案さ
れている。
04−105221号公報に開示されている技術では、
ある期間のトラックカウント数を計算して電圧に変換す
るF/V(周波数−電圧)変換を行い、光スポットのト
ラック横断速度を示す速度信号を生成し、速度誤差アン
プにおいて速度プロファイルの基準速度信号と速度信号
との速度誤差信号を出力して速度制御することが提案さ
れている。
【0006】公報記載の技術では、図7に示すように、
速度検出信号をトラッキングエラー信号のゼロクロスパ
ルス数をある一定期間カウントすることにより速度検出
をし、その速度に応じたアクチュエータ駆動信号を発生
するものである。
速度検出信号をトラッキングエラー信号のゼロクロスパ
ルス数をある一定期間カウントすることにより速度検出
をし、その速度に応じたアクチュエータ駆動信号を発生
するものである。
【0007】すなわち、図7において、従来のトラック
ジャンプ速度制御回路はメインプッシュプル検出器2
と、サブビーム検出器(内周側)3と、サブビーム検出
器(外周側)4と、IV(電流電圧)増幅器5〜8と、
メインプッシュプル信号生成回路10と、サブビームプ
ッシュプル信号生成回路11と、加算器12と、トラッ
クゼロクロスパルス生成回路13と、トラックカウンタ
14と、目標速度プロファイル発生回路15と、トラッ
クエラー(TE)位相補償回路18と、シーク/トレー
ス切替えスイッチ19と、パワーアンプ20と、トラッ
キングコイル21とから構成されている。
ジャンプ速度制御回路はメインプッシュプル検出器2
と、サブビーム検出器(内周側)3と、サブビーム検出
器(外周側)4と、IV(電流電圧)増幅器5〜8と、
メインプッシュプル信号生成回路10と、サブビームプ
ッシュプル信号生成回路11と、加算器12と、トラッ
クゼロクロスパルス生成回路13と、トラックカウンタ
14と、目標速度プロファイル発生回路15と、トラッ
クエラー(TE)位相補償回路18と、シーク/トレー
ス切替えスイッチ19と、パワーアンプ20と、トラッ
キングコイル21とから構成されている。
【0008】光ディスク媒体1に対するメインプッシュ
プル検出器2からの信号(データ)はメインプッシュプ
ル生成回路10に供給され、トラッキングエラー信号と
同相のメインプッシュプル信号10aが生成される。そ
の出力はトラックゼロクロスパルス生成回路13で処理
され、メインプッシュプル信号のゼロクロス点で極性が
反転するトラックゼロクロスパルス13aが生成され
る。
プル検出器2からの信号(データ)はメインプッシュプ
ル生成回路10に供給され、トラッキングエラー信号と
同相のメインプッシュプル信号10aが生成される。そ
の出力はトラックゼロクロスパルス生成回路13で処理
され、メインプッシュプル信号のゼロクロス点で極性が
反転するトラックゼロクロスパルス13aが生成され
る。
【0009】トラックカウンタ14はトラックゼロクロ
スパルス生成回路13で生成されたトラックゼロクロス
パルス13aのある一定期間内のトラックゼロクロス数
のカウントを行い、得られたデータを目標速度プロファ
イル発生回路15に供給する。
スパルス生成回路13で生成されたトラックゼロクロス
パルス13aのある一定期間内のトラックゼロクロス数
のカウントを行い、得られたデータを目標速度プロファ
イル発生回路15に供給する。
【0010】目標速度プロファイル発生回路15ではト
ラックカウント数に基づいてレンズ速度を計算し、その
レンズ速度に応じて予め作成しておいた速度テーブルよ
り駆動信号レベルを選び出し、アクチュエータ駆動信号
16aとして出力する。
ラックカウント数に基づいてレンズ速度を計算し、その
レンズ速度に応じて予め作成しておいた速度テーブルよ
り駆動信号レベルを選び出し、アクチュエータ駆動信号
16aとして出力する。
【0011】また、加算器12はメインビームプッシュ
プル信号生成回路10からのメインプッシュプル信号1
0aにサブビームプッシュプル信号生成回路11からの
サブビームトラッキングエラー信号11aを加えてレン
ズシフトしてもオフセット変化のないトラッキングエラ
ー信号を生成する。
プル信号生成回路10からのメインプッシュプル信号1
0aにサブビームプッシュプル信号生成回路11からの
サブビームトラッキングエラー信号11aを加えてレン
ズシフトしてもオフセット変化のないトラッキングエラ
ー信号を生成する。
【0012】トラックエラー位相補償回路18はそのト
ラッキングエラー信号の位相補償を行い、トレース中の
アクチュエータ操作量を求め、アクチュエータ駆動信号
18aとして出力する。
ラッキングエラー信号の位相補償を行い、トレース中の
アクチュエータ操作量を求め、アクチュエータ駆動信号
18aとして出力する。
【0013】シーク/トレース切替えスイッチ19では
シーク中とトレース中との操作量が切替えられる。つま
り、シーク/トレース切替えスイッチ19はシーク中に
アクチュエータ駆動信号16aを選択し、トレース中に
アクチュエータ駆動信号18aを選択する。
シーク中とトレース中との操作量が切替えられる。つま
り、シーク/トレース切替えスイッチ19はシーク中に
アクチュエータ駆動信号16aを選択し、トレース中に
アクチュエータ駆動信号18aを選択する。
【0014】シーク/トレース切替えスイッチ19で選
択されたアクチュエータ操作量16cはアクチュエータ
駆動用のパワーアンプ20を介してアクチュエータ21
を駆動するしくみとなっている。
択されたアクチュエータ操作量16cはアクチュエータ
駆動用のパワーアンプ20を介してアクチュエータ21
を駆動するしくみとなっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトラッ
クジャンプ速度制御回路では、ある期間内のトラックカ
ウント値をF/V変換し、しかも速度信号が連続的でな
く断続的なものなので、短いトラックジャンプでは速度
検出の精度が悪くなる。
クジャンプ速度制御回路では、ある期間内のトラックカ
ウント値をF/V変換し、しかも速度信号が連続的でな
く断続的なものなので、短いトラックジャンプでは速度
検出の精度が悪くなる。
【0016】また、トラックゼロクロスパルスに割れが
あったり、トラッキングエラー信号にオフセットがあっ
たりすると、トラックジャンプでオーバラン(目標トラ
ックを大きく飛び越えること)が多発するという問題が
ある。
あったり、トラッキングエラー信号にオフセットがあっ
たりすると、トラックジャンプでオーバラン(目標トラ
ックを大きく飛び越えること)が多発するという問題が
ある。
【0017】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、オーバランがなく、高速かつ安定したトラックジ
ャンプを実現することができる光ディスク装置における
トラックジャンプ速度制御回路を提供することにある。
消し、オーバランがなく、高速かつ安定したトラックジ
ャンプを実現することができる光ディスク装置における
トラックジャンプ速度制御回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置におけるトラックジャンプ速度制御回路は、光ディ
スク媒体上に形成されたスパイラル状の情報トラックに
対して真中に光スポットを照射するメインビームと、情
報トラックの両側に光スポットを照射する2つのサブビ
ームとからなる3ビームの光束による光スポットをレン
ズを介して照射し、所定の前記情報トラックに位置決め
を行う光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制
御回路であって、前記レンズのトラック横断速度を検出
する速度検出回路を備え、前記速度検出回路は、前記メ
インビームから生成されるメインプッシュプル信号と前
記サブビームから生成される方向検出信号とからトラッ
クジャンプ中の速度検出を行うよう構成している。
装置におけるトラックジャンプ速度制御回路は、光ディ
スク媒体上に形成されたスパイラル状の情報トラックに
対して真中に光スポットを照射するメインビームと、情
報トラックの両側に光スポットを照射する2つのサブビ
ームとからなる3ビームの光束による光スポットをレン
ズを介して照射し、所定の前記情報トラックに位置決め
を行う光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制
御回路であって、前記レンズのトラック横断速度を検出
する速度検出回路を備え、前記速度検出回路は、前記メ
インビームから生成されるメインプッシュプル信号と前
記サブビームから生成される方向検出信号とからトラッ
クジャンプ中の速度検出を行うよう構成している。
【0019】すなわち、本発明のトラックジャンプ速度
制御回路では、トラックジャンプ時のレンズの移動速度
検出の部分に、メインプッシュプル信号に対して位相が
90°ずれかつサブビームから生成される方向検出信号
と、メインビームから生成されるメインプッシュプル信
号とからレンズの移動速度を示す信号を生成する速度検
出回路を設けている。
制御回路では、トラックジャンプ時のレンズの移動速度
検出の部分に、メインプッシュプル信号に対して位相が
90°ずれかつサブビームから生成される方向検出信号
と、メインビームから生成されるメインプッシュプル信
号とからレンズの移動速度を示す信号を生成する速度検
出回路を設けている。
【0020】これによって、光ヘッドのレンズの移動に
対して連続的にレンズの速度に比例した速度検出信号を
出力するという動作を行うことができるので、断続的で
なく連続的で、安定かつ高精度なトラックジャンプが実
現可能となる。
対して連続的にレンズの速度に比例した速度検出信号を
出力するという動作を行うことができるので、断続的で
なく連続的で、安定かつ高精度なトラックジャンプが実
現可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るトラックジャンプ制御回路の構成を示すブロック図で
ある。図において、本発明の一実施例によるトラックジ
ャンプ制御回路は方向検出信号生成回路9と、加算器1
6と、速度検出回路17とを追加した以外は図7に示す
従来例によるトラックジャンプ制御回路と同様の構成と
なっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るトラックジャンプ制御回路の構成を示すブロック図で
ある。図において、本発明の一実施例によるトラックジ
ャンプ制御回路は方向検出信号生成回路9と、加算器1
6と、速度検出回路17とを追加した以外は図7に示す
従来例によるトラックジャンプ制御回路と同様の構成と
なっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0022】すなわち、本発明の一実施例によるトラッ
クジャンプ速度制御回路はメインプッシュプル検出器2
と、サブビーム検出器(内周側)3と、サブビーム検出
器(外周側)4と、IV(電流電圧)増幅器5〜8と、
方向検出信号生成回路9と、メインプッシュプル信号生
成回路10と、サブビームプッシュプル信号生成回路1
1と、加算器12と、トラックゼロクロスパルス生成回
路13と、トラックカウンタ14と、目標速度プロファ
イル発生回路15と、加算器16と、速度検出回路17
と、トラックエラー(TE)位相補償回路18と、シー
ク/トレース切替えスイッチ19と、パワーアンプ20
と、トラッキングコイル21とから構成されている。
クジャンプ速度制御回路はメインプッシュプル検出器2
と、サブビーム検出器(内周側)3と、サブビーム検出
器(外周側)4と、IV(電流電圧)増幅器5〜8と、
方向検出信号生成回路9と、メインプッシュプル信号生
成回路10と、サブビームプッシュプル信号生成回路1
1と、加算器12と、トラックゼロクロスパルス生成回
路13と、トラックカウンタ14と、目標速度プロファ
イル発生回路15と、加算器16と、速度検出回路17
と、トラックエラー(TE)位相補償回路18と、シー
ク/トレース切替えスイッチ19と、パワーアンプ20
と、トラッキングコイル21とから構成されている。
【0023】本発明の一実施例による光ディスク装置の
トラックジャンプ制御方式はメインプッシュプル検出器
2とサブビーム検出器3,4とを有している。光ディス
ク媒体1に対するメインプッシュプル検出器2からの信
号(データ)はメインプッシュプル生成回路10に供給
され、トラッキングエラー信号と同相のメインプッシュ
プル信号10aが生成される。
トラックジャンプ制御方式はメインプッシュプル検出器
2とサブビーム検出器3,4とを有している。光ディス
ク媒体1に対するメインプッシュプル検出器2からの信
号(データ)はメインプッシュプル生成回路10に供給
され、トラッキングエラー信号と同相のメインプッシュ
プル信号10aが生成される。
【0024】そのメインプッシュプル信号10aはトラ
ックゼロクロスパルス生成回路13で処理され、メイン
プッシュプル信号10aのゼロクロス点で極性が反転す
るトラックゼロクロスパルス13aが生成される。
ックゼロクロスパルス生成回路13で処理され、メイン
プッシュプル信号10aのゼロクロス点で極性が反転す
るトラックゼロクロスパルス13aが生成される。
【0025】また、サブビーム検出器3,4はメインプ
ッシュプル検出器2がオントラック上のグルーブの中心
にいる時、ランド(図示せず)とグルーブ(図示せず)
との境界にくる構成となっており、サブビーム検出器
3,4からの信号は方向検出信号生成回路9に供給さ
れ、メインプッシュプル信号10aに対して位相が90
°ずれた方向検出信号9aが生成される。
ッシュプル検出器2がオントラック上のグルーブの中心
にいる時、ランド(図示せず)とグルーブ(図示せず)
との境界にくる構成となっており、サブビーム検出器
3,4からの信号は方向検出信号生成回路9に供給さ
れ、メインプッシュプル信号10aに対して位相が90
°ずれた方向検出信号9aが生成される。
【0026】かくして得られた方向検出信号9a及びメ
インプッシュプル信号10aは速度検出回路17に供給
され、アクチュエータのトラックジャンプ中の速度検出
回路出力信号17aが出力される。
インプッシュプル信号10aは速度検出回路17に供給
され、アクチュエータのトラックジャンプ中の速度検出
回路出力信号17aが出力される。
【0027】一方、トラックカウンタ14はトラックゼ
ロクロスパルス生成回路13で生成されたトラックゼロ
クロスパルス13aのある一定期間内のトラックゼロク
ロス数のカウントを行い、かくして得られたデータを目
標速度プロファイル発生回路15に供給する。
ロクロスパルス生成回路13で生成されたトラックゼロ
クロスパルス13aのある一定期間内のトラックゼロク
ロス数のカウントを行い、かくして得られたデータを目
標速度プロファイル発生回路15に供給する。
【0028】目標速度プロファイル発生回路15はトラ
ックカウント数に基づいてレンズ(図示せず)の移動速
度を計算し、そのレンズの移動速度に応じて予め作成し
ておいた速度テーブルより駆動信号レベルを選び出し、
アクチュエータ駆動信号16aとして出力する。また、
加算器16はそのアクチュエータ駆動信号16aに速度
検出回路17にて連続的に検出される速度検出回路出力
信号17aを加算している。これによって、レンズの速
度が出過ぎている時には速度を抑える方向にアクチュエ
ータ駆動信号16aを修正してアクチュエータ駆動信号
16bとなる。
ックカウント数に基づいてレンズ(図示せず)の移動速
度を計算し、そのレンズの移動速度に応じて予め作成し
ておいた速度テーブルより駆動信号レベルを選び出し、
アクチュエータ駆動信号16aとして出力する。また、
加算器16はそのアクチュエータ駆動信号16aに速度
検出回路17にて連続的に検出される速度検出回路出力
信号17aを加算している。これによって、レンズの速
度が出過ぎている時には速度を抑える方向にアクチュエ
ータ駆動信号16aを修正してアクチュエータ駆動信号
16bとなる。
【0029】また、加算器12はメインプッシュプル信
号10aにサブビームトラッキングエラー信号11aを
加えてレンズシフトしてもオフセット変化のないトラッ
キングエラー信号を生成する。トラックエラー位相補償
回路18はそのトラッキングエラー信号に対して位相補
償することで、トレース中のアクチュエータ操作量を求
め、アクチュエータ駆動信号18aとして出力する。
号10aにサブビームトラッキングエラー信号11aを
加えてレンズシフトしてもオフセット変化のないトラッ
キングエラー信号を生成する。トラックエラー位相補償
回路18はそのトラッキングエラー信号に対して位相補
償することで、トレース中のアクチュエータ操作量を求
め、アクチュエータ駆動信号18aとして出力する。
【0030】シーク/トレース切替えスイッチ19では
シーク中とトレース中との操作量が切替えられる。つま
り、シーク/トレース切替えスイッチ19はシーク中に
アクチュエータ駆動信号16aを選択し、トレース中に
アクチュエータ駆動信号18aを選択する。
シーク中とトレース中との操作量が切替えられる。つま
り、シーク/トレース切替えスイッチ19はシーク中に
アクチュエータ駆動信号16aを選択し、トレース中に
アクチュエータ駆動信号18aを選択する。
【0031】シーク/トレース切替えスイッチ19で選
択されたアクチュエータ操作量16cはアクチュエータ
駆動用のパワーアンプ20を介してアクチュエータ21
を駆動するしくみとなっている。
択されたアクチュエータ操作量16cはアクチュエータ
駆動用のパワーアンプ20を介してアクチュエータ21
を駆動するしくみとなっている。
【0032】図2は図1の速度検出回路17の構成を示
す回路図である。図において、速度検出回路17は方向
検出信号微分回路22と、メインプッシュプル信号微分
回路23と、方向検出正転回路24と、メインプッシュ
プル正転回路25と、1/2加算回路26と、高域カッ
トフィルタ27とから構成されている。
す回路図である。図において、速度検出回路17は方向
検出信号微分回路22と、メインプッシュプル信号微分
回路23と、方向検出正転回路24と、メインプッシュ
プル正転回路25と、1/2加算回路26と、高域カッ
トフィルタ27とから構成されている。
【0033】ここで、方向検出信号微分回路22はコン
デンサ22bと、抵抗22c,22d,22fと、オペ
アンプ(OP)22eとから構成され、メインプッシュ
プル信号微分回路23はコンデンサ23bと、抵抗23
c,23d,23fと、オペアンプ23eとから構成さ
れている。
デンサ22bと、抵抗22c,22d,22fと、オペ
アンプ(OP)22eとから構成され、メインプッシュ
プル信号微分回路23はコンデンサ23bと、抵抗23
c,23d,23fと、オペアンプ23eとから構成さ
れている。
【0034】また、方向検出正転回路24は抵抗24
b,24c,24gと、オペアンプ24d,24eと、
比較器(CMP)24fと、スイッチ24hとから構成
され、メインプッシュプル正転回路25は抵抗25b,
25c,25gと、オペアンプ25d,25eと、比較
器25fと、スイッチ25hとから構成されている。
b,24c,24gと、オペアンプ24d,24eと、
比較器(CMP)24fと、スイッチ24hとから構成
され、メインプッシュプル正転回路25は抵抗25b,
25c,25gと、オペアンプ25d,25eと、比較
器25fと、スイッチ25hとから構成されている。
【0035】さらに、1/2加算回路26は抵抗26
b,26cと、オペアンプ26dとから構成され、高域
カットフィルタ27は抵抗27aと、コンデンサ27b
とから構成されている。
b,26cと、オペアンプ26dとから構成され、高域
カットフィルタ27は抵抗27aと、コンデンサ27b
とから構成されている。
【0036】上記の構成において、方向検出信号9aと
メインプッシュプル信号10aとはそれぞれの微分回路
22,23を通って方向検出微分出力信号22a及びメ
インプッシュプル信号微分出力信号23aとなる。
メインプッシュプル信号10aとはそれぞれの微分回路
22,23を通って方向検出微分出力信号22a及びメ
インプッシュプル信号微分出力信号23aとなる。
【0037】これらの方向検出微分出力信号22a及び
メインプッシュプル信号微分出力信号23aは負の領域
を正方向に反転する正転回路24,25を通ってそれぞ
れ方向検出正転回路出力信号24a及びメインプッシュ
プル正転回路出力信号25aとなる。
メインプッシュプル信号微分出力信号23aは負の領域
を正方向に反転する正転回路24,25を通ってそれぞ
れ方向検出正転回路出力信号24a及びメインプッシュ
プル正転回路出力信号25aとなる。
【0038】これらの方向検出正転回路出力信号24a
及びメインプッシュプル正転回路出力信号25aは1/
2加算回路26で加算され、その抵抗加算出力信号26
aの直流成分(DC成分)は入力周波数に比例して増減
する信号となり、直流分を取出すために高域カットフィ
ルタ27を通すことで、速度に比例した速度検出回路出
力信号17aを連続的に作ることができる。
及びメインプッシュプル正転回路出力信号25aは1/
2加算回路26で加算され、その抵抗加算出力信号26
aの直流成分(DC成分)は入力周波数に比例して増減
する信号となり、直流分を取出すために高域カットフィ
ルタ27を通すことで、速度に比例した速度検出回路出
力信号17aを連続的に作ることができる。
【0039】すなわち、レンズの移動速度が早くなる
と、方向検出信号9a及びメインプッシュプル信号10
aの周波数が高くなり、速度検出回路出力信号17aが
上昇する。逆に、レンズの移動速度が落ちると、速度検
出回路出力信号17aは下降する。
と、方向検出信号9a及びメインプッシュプル信号10
aの周波数が高くなり、速度検出回路出力信号17aが
上昇する。逆に、レンズの移動速度が落ちると、速度検
出回路出力信号17aは下降する。
【0040】図3は図1のメインプッシュプル検出器2
及びサブビーム検出器3,4の配置を示す図であり、図
4は図1の方向検出信号9a及びメインプッシュプル信
号10aのベクトルを示す図である。これら図3及び図
4を参照して方向検出生成回路9及びメインプッシュプ
ル生成回路10からの方向検出信号9a及びメインプッ
シュプル信号10aの波形について説明する。
及びサブビーム検出器3,4の配置を示す図であり、図
4は図1の方向検出信号9a及びメインプッシュプル信
号10aのベクトルを示す図である。これら図3及び図
4を参照して方向検出生成回路9及びメインプッシュプ
ル生成回路10からの方向検出信号9a及びメインプッ
シュプル信号10aの波形について説明する。
【0041】図3はメインプッシュプル検出器2及びサ
ブビーム検出器3,4のランド・グルーブ上の位置関係
を示しており、図4はメインプッシュプル信号10aと
方向検出信号9aの位相関係がわかるようにベクトルで
示したものである。
ブビーム検出器3,4のランド・グルーブ上の位置関係
を示しており、図4はメインプッシュプル信号10aと
方向検出信号9aの位相関係がわかるようにベクトルで
示したものである。
【0042】図3に示すように、メインプッシュプル検
出器2がデータ記録されるグルーブ(溝構造)31の中
心すなわちオントラック上にいる時、サブビーム検出器
3,4がグルーブ31とランド(凸部)32との間、そ
してランド32の中心上にいる時で、メインプッシュプ
ル検出器での信号{(A+D)−(B+C)}とサブビ
ーム検出器3,4での信号(F−H),(E−G)の位
相関係はそれぞれ90°ずつずれていく。
出器2がデータ記録されるグルーブ(溝構造)31の中
心すなわちオントラック上にいる時、サブビーム検出器
3,4がグルーブ31とランド(凸部)32との間、そ
してランド32の中心上にいる時で、メインプッシュプ
ル検出器での信号{(A+D)−(B+C)}とサブビ
ーム検出器3,4での信号(F−H),(E−G)の位
相関係はそれぞれ90°ずつずれていく。
【0043】すなわち、図4に示すベクトル図をみてわ
かる通り、サブビーム検出器3,4がグルーブ31とラ
ンド32との間にいる時にはベクトル(F−H)及びベ
クトル(G−E)はメインプッシュプルのベクトルに対
して位相差90°であるので、方向検出の(F−H)−
(G−E)のベクトルも位相差90°である。
かる通り、サブビーム検出器3,4がグルーブ31とラ
ンド32との間にいる時にはベクトル(F−H)及びベ
クトル(G−E)はメインプッシュプルのベクトルに対
して位相差90°であるので、方向検出の(F−H)−
(G−E)のベクトルも位相差90°である。
【0044】また、ランド32の中心上ではベクトル
(F−H)及びベクトル(G−E)はメインプッシュプ
ルのベクトルに対して位相差が180°なので方向検出
の{(F−H)−(G−E)}のベクトルは位相差18
0°で、しかも振幅がほとんどないベクトルとなる。
(F−H)及びベクトル(G−E)はメインプッシュプ
ルのベクトルに対して位相差が180°なので方向検出
の{(F−H)−(G−E)}のベクトルは位相差18
0°で、しかも振幅がほとんどないベクトルとなる。
【0045】よって、メインプッシュプル検出器2がグ
ルーブ31の中心でサブビーム検出器3,4がランド3
2とグルーブ31との中心にいる時のメインプッシュプ
ル検出器2での信号{(A+D)−(B+C)}の波形
はメインプッシュプル信号10aのようになり、サブビ
ーム検出器3,4での信号{(F−H)−(G−E)}
の波形は方向検出信号9aのようになる。
ルーブ31の中心でサブビーム検出器3,4がランド3
2とグルーブ31との中心にいる時のメインプッシュプ
ル検出器2での信号{(A+D)−(B+C)}の波形
はメインプッシュプル信号10aのようになり、サブビ
ーム検出器3,4での信号{(F−H)−(G−E)}
の波形は方向検出信号9aのようになる。
【0046】図5は図2の速度検出回路17の各部の出
力波形を示す図であり、図6は図2の速度検出回路17
の入力周波数と出力信号との関係を示す図である。これ
ら図2と図5と図6とを用いて速度検出回路17の動作
について説明する。
力波形を示す図であり、図6は図2の速度検出回路17
の入力周波数と出力信号との関係を示す図である。これ
ら図2と図5と図6とを用いて速度検出回路17の動作
について説明する。
【0047】図5は図2の速度検出回路17の各部の出
力波形を示しており、図6は図2の速度検出回路出力信
号17aの入力周波数との関係、すなわちレンズの移動
速度と速度検出回路出力信号17aとの関係を示すグラ
フである。
力波形を示しており、図6は図2の速度検出回路出力信
号17aの入力周波数との関係、すなわちレンズの移動
速度と速度検出回路出力信号17aとの関係を示すグラ
フである。
【0048】速度成分を検出するために、方向検出信号
9aとメインプッシュプル信号10aとをそれぞれ微分
回路22,23に通す。すると、図3に示す方向検出微
分出力信号22a及びメインプッシュプル信号微分出力
信号23aのように位相が90°進んだ波形になり、そ
れらを正転回路24,25で負の部分を反転して正の信
号にする。
9aとメインプッシュプル信号10aとをそれぞれ微分
回路22,23に通す。すると、図3に示す方向検出微
分出力信号22a及びメインプッシュプル信号微分出力
信号23aのように位相が90°進んだ波形になり、そ
れらを正転回路24,25で負の部分を反転して正の信
号にする。
【0049】これには方向検出信号9aとメインプッシ
ュプル信号10aとは90°位相がずれており、微分す
ることでさらに位相が90°ずれる。よって、一方の微
分波形はもう片方の微分前の波形に比べて位相が180
°ずれているか(メインプッシュプル信号10a及び方
向検出微分出力信号22a)、同相(方向検出信号9a
及びメインプッシュプル信号微分出力信号23a)にな
るので、微分後の波形を微分前のもう片方の波形とセン
タレベルでコンパレートした出力で正帰還アンプと負帰
還アンプとを切替えることで正方向のみにすることがで
きる。
ュプル信号10aとは90°位相がずれており、微分す
ることでさらに位相が90°ずれる。よって、一方の微
分波形はもう片方の微分前の波形に比べて位相が180
°ずれているか(メインプッシュプル信号10a及び方
向検出微分出力信号22a)、同相(方向検出信号9a
及びメインプッシュプル信号微分出力信号23a)にな
るので、微分後の波形を微分前のもう片方の波形とセン
タレベルでコンパレートした出力で正帰還アンプと負帰
還アンプとを切替えることで正方向のみにすることがで
きる。
【0050】これによって、方向検出正転回路出力信号
24a及びメインプッシュプル正転回路出力信号25a
のような全波整流したような波形になる。これらを1/
2抵抗加算回路26で抵抗加算することで、抵抗加算出
力信号(速度検出回路出力信号17a)の波形のように
なる。この波形は方向検出正転回路出力信号24a及び
メインプッシュプル正転回路出力信号25aの周波数が
高くなるにつれて上へ上昇する。
24a及びメインプッシュプル正転回路出力信号25a
のような全波整流したような波形になる。これらを1/
2抵抗加算回路26で抵抗加算することで、抵抗加算出
力信号(速度検出回路出力信号17a)の波形のように
なる。この波形は方向検出正転回路出力信号24a及び
メインプッシュプル正転回路出力信号25aの周波数が
高くなるにつれて上へ上昇する。
【0051】よって、高域カットフィルタ27を通すこ
とで、図6に示すように、周波数に比例した信号、すな
わち速度が早くなれば周波数も上がるので、速度に比例
した波形が得られる。図6の左右で飽和しているのは出
力段のアンプのダイナミックレンジによるものでアンプ
飽和である。
とで、図6に示すように、周波数に比例した信号、すな
わち速度が早くなれば周波数も上がるので、速度に比例
した波形が得られる。図6の左右で飽和しているのは出
力段のアンプのダイナミックレンジによるものでアンプ
飽和である。
【0052】このように、トラックジャンプ時の光ヘッ
ドのレンズの移動速度をメインビームから生成されるメ
インプッシュプル信号10aとサブビームから生成され
る方向検出信号9aとから速度検出回路出力信号17a
を生成するという基本構成に基づき、レンズの速度制御
を断続的でなく連続的に制御することができる。よっ
て、オーバランがなく、高精度かつ安定したトラックジ
ャンプを実現することができる。
ドのレンズの移動速度をメインビームから生成されるメ
インプッシュプル信号10aとサブビームから生成され
る方向検出信号9aとから速度検出回路出力信号17a
を生成するという基本構成に基づき、レンズの速度制御
を断続的でなく連続的に制御することができる。よっ
て、オーバランがなく、高精度かつ安定したトラックジ
ャンプを実現することができる。
【0053】また、トラックゼロクロスパルスだけに頼
らないリアルタイムな速度検出なので、短いトラックジ
ャンプでもトラックゼロクロスパルス抜けによるトラッ
クアクセス精度悪化の心配もない。
らないリアルタイムな速度検出なので、短いトラックジ
ャンプでもトラックゼロクロスパルス抜けによるトラッ
クアクセス精度悪化の心配もない。
【0054】さらに、マルチトラックジャンプにおい
て、1つ1つのジャンプがリアルタイムの速度制御で精
度良いトラックアクセスを行うので、トラックジャンプ
のリトライ数が少なくかつ1つのトラックジャンプ時間
が短いので、全体を通してアクセスタイムを向上させる
ことができる。
て、1つ1つのジャンプがリアルタイムの速度制御で精
度良いトラックアクセスを行うので、トラックジャンプ
のリトライ数が少なくかつ1つのトラックジャンプ時間
が短いので、全体を通してアクセスタイムを向上させる
ことができる。
【0055】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ことなく、本発明の技術思想の範囲内において、上記の
実施例が適宜変更され得るのは明らかである。
ことなく、本発明の技術思想の範囲内において、上記の
実施例が適宜変更され得るのは明らかである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ディスク媒体上に形成されたスパイラル状の情報トラッ
クに対して真中に光スポットを照射するメインビーム
と、情報トラックの両側に光スポットを照射する2つの
サブビームとからなる3ビームの光束による光スポット
をレンズを介して照射し、所定の情報トラックに位置決
めを行う光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度
制御回路において、レンズのトラック横断速度を検出す
る速度検出回路が、メインビームから生成されるメイン
プッシュプル信号とサブビームから生成される方向検出
信号とからトラックジャンプ中の速度検出を行うように
することによって、オーバランがなく、高速かつ安定し
たトラックジャンプを実現することができるという効果
がある。
ディスク媒体上に形成されたスパイラル状の情報トラッ
クに対して真中に光スポットを照射するメインビーム
と、情報トラックの両側に光スポットを照射する2つの
サブビームとからなる3ビームの光束による光スポット
をレンズを介して照射し、所定の情報トラックに位置決
めを行う光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度
制御回路において、レンズのトラック横断速度を検出す
る速度検出回路が、メインビームから生成されるメイン
プッシュプル信号とサブビームから生成される方向検出
信号とからトラックジャンプ中の速度検出を行うように
することによって、オーバランがなく、高速かつ安定し
たトラックジャンプを実現することができるという効果
がある。
【図1】本発明の一実施例によるトラックジャンプ制御
回路の構成を示すブロック図である。
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の速度検出回路の構成を示す回路図であ
る。
る。
【図3】図1のメインプッシュプル検出器及びサブビー
ム検出器の配置を示す図である。
ム検出器の配置を示す図である。
【図4】図1の方向検出信号及びメインプッシュプル信
号のベクトルを示す図である。
号のベクトルを示す図である。
【図5】図2の速度検出回路の各部の出力波形を示す図
である。
である。
【図6】図2の速度検出回路の入力周波数と出力信号と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図7】従来例によるトラックジャンプ制御回路の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
1 媒体 2 メインプッシュプル検出器 3,4 サブビーム検出器 9 方向検出信号生成回路 10 メインプッシュプル信号生成回路 11 サブビームプッシュプル信号生成回路 12,16 加算器 13 トラックゼロクロスパルス生成回路 14 トラックカウンタ 15 目標速度プロファイル発生回路 17 速度検出回路 18 トラックエラー位相補償回路 19 シーク/トレース切替えスイッチ 20 パワーアンプ 21 トラッキングコイル 22 方向検出信号微分回路 23 メインプッシュプル信号微分回路 24 方向検出正転回路 25 メインプッシュプル正転回路 26 1/2抵抗加算回路 27 高域カットフィルタ 31 グルーブ領域(溝構造) 32 ランド領域(凸部)
Claims (6)
- 【請求項1】 光ディスク媒体上に形成されたスパイラ
ル状の情報トラックに対して真中に光スポットを照射す
るメインビームと、前記情報トラックの両側に光スポッ
トを照射する2つのサブビームとからなる3ビームの光
束による光スポットをレンズを介して照射し、所定の前
記情報トラックに位置決めを行う光ディスク装置におけ
るトラックジャンプ速度制御回路であって、 前記レンズのトラック横断速度を検出する速度検出回路
を有し、 前記速度検出回路は、前記メインビームから生成される
メインプッシュプル信号と前記サブビームから生成され
る方向検出信号とからトラックジャンプ中の速度検出を
行うよう構成したことを特徴とするトラックジャンプ速
度制御回路。 - 【請求項2】 前記方向検出信号は、前記メインプッシ
ュプル信号に対して位相が90°ずれた信号であること
を特徴とする請求項1記載のトラックジャンプ速度制御
回路。 - 【請求項3】 前記3ビームの光束を照射する光ヘッド
は、前記メインビームの光スポットが前記光ディスク媒
体のデータ記録する溝構造のトラックを示すグルーブの
中心にいる時に前記サブビームの光スポットが前記グル
ーブ両側の凸部を示すランドと前記グルーブとの境界に
くる光ヘッドからなることを特徴とする請求項1または
請求項2記載のトラックジャンプ速度制御回路。 - 【請求項4】 前記情報トラックに対する前記光スポッ
トの情報トラック中心からの位置ずれ量を前記メインビ
ームによるメインプッシュプル信号検出器で検出しかつ
前記サブビームによるサブビームプッシュプル信号検出
器で前記位置ずれ量を補正するトラックエラー検出器と
前記速度検出回路と前記ヘッドアクチュエータを駆動さ
せるパワーアンプとから構成されかつ前記光ヘッドを目
標トラックに到達させるように光ヘッドの速度を制御す
る第1の制御ループと、 前記トラックエラー検出器の出力を位相補償してレンズ
アクチュエータにフィードバックする位相補償回路と前
記ヘッドアクチュエータを駆動させるパワーアンプとか
ら構成されかつ前記光ヘッドのトレース中の位置追従制
御を行う第2の制御ループとを含むことを特徴とする請
求項1から請求項3のいずれか記載のトラックジャンプ
速度制御回路。 - 【請求項5】 前記第1の制御ループの出力信号と前記
第2の制御ループの出力信号とを切替えて前記レンズの
アクチュエータ駆動信号として出力する切替え手段を含
むことを特徴とする請求項4記載のトラックジャンプ速
度制御回路。 - 【請求項6】 前記トラックエラー信号のゼロクロス数
をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値
から求めた目標移動量と実移動量との差を基に予め設定
しておいた速度プロファイルから前記レンズのトラック
ジャンプ時の基準速度信号を選び出す目標速度プロファ
イル発生回路とを含み、前記速度検出回路の出力信号と
前記目標速度プロファイル発生回路の出力信号との差分
を前記第1の制御ループからの前記レンズのアクチュエ
ータ駆動信号とする構成したことを特徴とする請求項4
または請求項5記載のトラックジャンプ速度制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045637A JP2000251274A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045637A JP2000251274A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000251274A true JP2000251274A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12724889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11045637A Pending JP2000251274A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 光ディスク装置におけるトラックジャンプ速度制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000251274A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002063616A1 (fr) * | 2001-02-09 | 2002-08-15 | Sony Corporation | Dispositif et procede d"evaluation de la direction d"avance d"un point lumineux, dispositif et procede de commande d"un dispositif a tete optique et dispositif d"enregistrement/reproduction de disque optique |
WO2002097805A1 (fr) * | 2001-05-28 | 2002-12-05 | Sony Corporation | Appareil a disque optique et procede de commande de suivi |
US7345965B2 (en) * | 2000-12-13 | 2008-03-18 | Thomson Licensing | Method for track counting and corresponding apparatus for reading from and/or writing to an optical recording medium |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11045637A patent/JP2000251274A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7345965B2 (en) * | 2000-12-13 | 2008-03-18 | Thomson Licensing | Method for track counting and corresponding apparatus for reading from and/or writing to an optical recording medium |
WO2002063616A1 (fr) * | 2001-02-09 | 2002-08-15 | Sony Corporation | Dispositif et procede d"evaluation de la direction d"avance d"un point lumineux, dispositif et procede de commande d"un dispositif a tete optique et dispositif d"enregistrement/reproduction de disque optique |
US7065023B2 (en) * | 2001-02-09 | 2006-06-20 | Sony Corporation | Light spot advancing direction judging device and method, optical head device control device and method, and optical disk recording/reproducing device |
WO2002097805A1 (fr) * | 2001-05-28 | 2002-12-05 | Sony Corporation | Appareil a disque optique et procede de commande de suivi |
US7272084B2 (en) | 2001-05-28 | 2007-09-18 | Sony Corporation | Optical disc apparatus and tracking control method |
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