JP2000251149A - 電子マネーシステム及び支払受付装置 - Google Patents

電子マネーシステム及び支払受付装置

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JP2000251149A
JP2000251149A JP9796399A JP9796399A JP2000251149A JP 2000251149 A JP2000251149 A JP 2000251149A JP 9796399 A JP9796399 A JP 9796399A JP 9796399 A JP9796399 A JP 9796399A JP 2000251149 A JP2000251149 A JP 2000251149A
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electronic money
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payment
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Nariyuki Kawai
成幸 川合
Koji Ito
浩二 伊藤
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Sony Corp
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    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/202Depositing operations within ATMs

Abstract

(57)【要約】 【課題】現金に代用されたカードを一段と容易に使用し
得る電子マネーシステム及び支払受付装置を提案する。 【解決手段】情報カード50から消費金額分の金額デー
タを引き出す際のタイミング情報に基づいて電子マネー
利用手数料を算出することにより、利益率の異なる時間
帯に関わらず電子マネーシステム1を利用することがで
き、この分、情報カードを所有するユーザは常に情報カ
ードによる支払いのみで済み、現金に代用された情報カ
ードを一段と有効に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子マネーシステム
及び支払受付装置に関し、情報カードに金額データを記
憶させて使用する電子マネーシステム及び支払受付装置
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行やクレジット会社等で発行さ
れるキャッシュカードやクレジットカードをユーザが使
用する場合、これらのカードを受け付けるカード端末装
置を設置した店舗において当該店舗の店員がカード端末
装置にカードの磁気ストライプに記憶されたカード番号
を読み取らせると共に、このときの利用金額を入力す
る。
【0003】このとき、カード端末装置は、銀行やカー
ド会社の管理コンピュータに通信回線を接続し、カード
番号や利用金額等の情報を送信する。銀行やカード会社
の管理コンピュータは、各ユーザが所有するキャッシュ
カードやクレジットカードの期限切れ状態、利用限度額
に達しているか否かの状態、紛失届けの有無等を管理し
ており、カード端末装置から通信回線を介して送信され
たカード番号や利用金額情報に基づいて、カードの使用
可否を判断する。そして、当該カードが使用可能である
判断結果が得られると、銀行やカード会社の管理コンピ
ュータはそのカードについての使用許可情報を送信元で
あるカード端末装置に返送すると共に、利用金額につい
てカードの指定口座からの引き落とし手続等を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるキャ
ッシュカードやクレジットカードを使用するシステムに
おいては、ユーザがこれを使用する毎にカード端末装置
から銀行やカード会社の管理コンピュータに対してカー
ド使用の承認要求を送信する必要があり、通信回線の接
続処理が必要になる分、カードの使用時の処理が煩雑に
なる問題があった。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、現金に代用されたカードを一段と容易に使用し得る
電子マネーシステム及び支払受付装置を提案しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、消費金額分の金額データを受け付
ける際のタイミング情報に基づいて利用手数料を算出す
ることにより、利益率の異なる時間帯に関わらず金額デ
ータ受付システムを利用することができ、この分、金額
データ受付用の情報カードを所有するユーザは常に情報
カードによる支払いのみで済む。従って現金に代用され
た情報カードを一段と有効に使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0008】(1)電子マネーシステムの構成 図1において1は全体として電子マネーシステムを示
し、ICカード50の発行及び電子マネーの管理並びに
決算を行う電子マネー管理部10と、ICカード50に
電子マネー(金額データ)を入金する入金端末装置21
と、当該電子マネーが入金されたICカード50によ
るユーザの支払いを受け付ける各店舗3の電子マネー端
末装置25と、ユーザがICカード50を用いて商品
を購入し得るようになされた自販機19及び当該自販
機19からICカード50の利用履歴(利用金額、日
時等)を受信してこれを蓄積する自販機サーバ18とを
有する。入金端末装置21、電子マネー端末装置25
及び自販機19は複数設置される。
【0009】図2に示すように、電子マネー管理部10
においては、第1のLAN(Local Area N
etwork)を構成するデータバスBUS1に各種サ
ーバ(セキュリティサーバ11、電子マネーサーバ1
3、発行データサーバ14、発行装置15、総合サーバ
16、アクセスサーバ17及び自販機サーバ18)が接
続され、また第2のLANを構成するデータバスBUS
2には各種端末装置(入金端末装置21〜21、電
子マネー端末装置25〜25及び自販機19〜1
)が接続されている。そして、第1のLAN及び第
2のLANはアクセスサーバ17を介して接続される。
【0010】電子マネー管理部10において、セキュリ
ティサーバ11は、図3に示すように、記憶部11Bに
格納された動作プログラムに従って動作するCPU11
Aを有し、当該CPU11Aは、総合サーバ16と他の
端末装置やサーバとの間でのデータの授受において、当
該授受されるデータを通信部11Hを介して入力し、所
定の暗号化キーを用いた暗号化及び相互認証部11Cに
よる通信先の認証処理等を行う。
【0011】総合サーバ16は、図4に示すように、記
憶部16Bに格納された動作プログラムに従って動作す
るCPU16Aを有し、各入金端末装置21〜21
を介して入金された金額データ等の取引履歴情報や、各
電子マネー端末装置25〜25に蓄積されたICカ
ード50の利用履歴(ICカード番号、利用金額、日時
等)を例えば第2のLAN、アクセスサーバ17、第1
のLAN及びセキュリティサーバ11を介して通信部1
6Hから取り込み、データバスBUS16を介してデー
タベース16Cに格納する。
【0012】また総合サーバ16は、銀行・クレジット
会社管理コンピュータ100から供給されるユーザ指定
口座からの引き落とし金額データを電子マネーサーバ1
3を介してデータベース16Cに格納するようになされ
ている。
【0013】電子マネーサーバ13は、所定の通信回線
で外部の銀行・クレジット会社コンピュータ100の間
でデータの授受を行うと共に、総合サーバ16のデータ
ベース16Cに格納された電子マネーに関する種々の情
報に基づいて例えば1カ月に1回の割り合いで決済を行
う。
【0014】発行サーバ14は、発行装置15において
発行されたICカード50のICカード番号及び当該I
Cカード50を所有するユーザのクレジットカード番号
の組み合わせをデータベースに登録しておく。
【0015】また、自販機サーバ18は、各自販機19
〜19から送信されたICカード50の利用履歴
(利用額、日時等)を蓄積し、例えば1日に1回の割合
でこれを第2のLAN、アクセスサーバ17、第1のL
AN及びセキュリティサーバ11を介して総合サーバ1
6のデータベース16Cに格納する。
【0016】この電子マネーシステム1において、電子
マネー管理部10の発行装置15は非接触で情報を書き
込み又は読み取るようになされたIC(Integra
ted Circuit)カード50を発行し、各テナ
ント企業の発行窓口2(図1)においてこれをユーザに
配付する。このICカード50はメモリを有し、各IC
カードごとに固有のICカード番号が当該メモリに予め
記憶される。
【0017】すなわちICカード50は、図5及び図6
に示すように、電源供給用のバッテリを有しないバッテ
リレス型のICカードであり、例えば平板状の基板55
を基台として、データ書込み読出し装置60から放射さ
れた電磁波を受信して電気信号に変換するコイル状のル
ープアンテナ52と、送信データの変調又は受信データ
の復調を行う変復調回路53と、受信データの解析及び
送信データの生成を行う制御部54とを有する。
【0018】このICカード50においては、データ書
込み読出し装置60から放射された電磁波をループアン
テナ52で受信し、これを変調波として変復調回路53
に送出する。変復調回路53は変調波を復調し、これを
データ書込み読出し装置60から送信された送信データ
D1として信号処理回路54に供給する。
【0019】信号処理回路54はハードロジック回路又
はCPU(Central Processing U
nit)によって構成される制御部59と、ROM(R
ead Only Memory)57及びRAM(R
andom AccessMemory)58からなる
メモリ部を内部に有し、制御部59はROM57に書き
込まれているプログラムに従って送信データD1をRA
M58上で解析し、解析された送信データD1に基づい
てRAM58に格納されている電子マネーに関する種々
のデータD2を読み出して、これを変復調回路53に送
出する。変復調回路53は、データD2を変調し、ルー
プアンテナ52(図5)から電磁波としてデータ書込み
読出し装置60に放射する。
【0020】変復調回路53は、電磁波のエネルギーを
安定した直流電源に変換する電源回路を内部に有してお
り、データ書込み読出し装置60から放射されてループ
アンテナ52で受信した電磁波を基に電源回路によって
直流電源DC1を生成して制御部59に供給すると共
に、受信した電磁波に基づいて生成したクロック信号C
LK1を制御部54に供給し、また、各種制御用のコン
トロール信号CTL1を制御部54から受け取るように
なされている。
【0021】データ書込み読出し装置60は、データバ
スBUSを介して供給された種々の送信データを変復調
回路61に入力し、変復調回路61はこれを電磁波とし
て効率良く放射し得る所定の周波数帯域の搬送波を用い
て送信データに基づく変調処理を施し、ループアンテナ
62から電磁波として放射する。
【0022】また、データ書込み読出し装置60は、I
Cカード50から放射された電磁波をループアンテナ6
2によって受信し、これを変調波として変復調回路61
に供給する。変復調回路61は、変調波を復調し、これ
をICカード50から送信されたデータとしてデータバ
スBUSを介して信号処理部(図示せず)に供給する。
【0023】このICカード50のRAM58は、電子
マネーに関する種々の情報を記憶するようになされてお
り、これらの情報はディレクトリによって管理された複
数のファイルに格納される。すなわちICカード50の
RAM58には、図7(A)に示すように、ディレクト
リの上位情報であるICカード番号D11、ファイル及
びディレクトリの定義情報D12及びファイルへのアク
セスキーD13等からなる管理情報D10と、図7
(B)に示すようにディレクトリ構造の下位情報である
電子マネー情報D20とが記憶される。電子マネー情報
D20としては、電子マネーの残高を表す残高データD
22と、電子マネーの利用履歴を表す電子マネーログデ
ータD23と、ユーザがICカード50を用いて買い物
等を行う際に残高データD22が利用金額に対して不足
している場合に当該不足分をクレジットカード利用分と
して支払い可能であるか否かをICカード50の配付時
に予め登録するクレジットカード利用フラグ(後述す
る)D24と、その他ユーザに関する情報(社員番号や
入出門データ)D25とが各ファイルに書き込まれる。
【0024】かかるICカード50の配付を受けたユー
ザは、図1に示す入金端末装置21によってICカー
ド50に所望金額の現金に代わる金額データ(電子マネ
ー)を現金又はキャッシュカード若しくはクレジットカ
ードを用いて入力する。この入金端末装置21は図8
に示すように、ICカード50に対して非接触でデータ
の授受を行うカード通信部21D(図5のループアンテ
ナ62及び変復調回路61と同様構成)と、キャッシュ
カードやクレジットカード40の磁気ストライプからデ
ータを読み取るクレジットカード通信部21Eと、現金
を投入する現金投入部21Jと、表示部21F及び操作
部21Gが一体化されたタッチパネルと、利用の控えで
あるレシートを掃出するレシート掃出部211とをその
外装部に有する。
【0025】この入金端末装置21を用いてICカー
ド50に金額データ(電子マネー)を入力する入金方法
として、ユーザが入金端末装置の現金投入部211に現
金を投入することにより当該入金端末装置21が投入
された現金分の金額データをICカード50のRAM5
8に書き込む現金による入金方法、又はユーザが銀行発
行のキャッシュカードやカード会社発行のクレジットカ
ードをクレジットカード通信部21Eに挿入し操作部2
1Gを介して所望の金額を入力指定することにより入金
端末装置21が当該指定された金額データをキャッシ
ュカード又はクレジットカードの指定口座からICカー
ド50に移す方法がある。因みに、キャッシュカードと
は銀行口座の預金を利用するためのカードを意味し、ク
レジットカードとは当該クレジットカードを発行したク
レジット会社がユーザに対して所定金額を融資するため
のカードを意味する。
【0026】ここで、図9に示すように、入金端末装置
21においてCPU21Aは記憶部21Bに格納され
ているプログラムに従い、図10に示す入金処理手順を
実行するようになされている。CPU21Aはユーザが
ICカード50をカード通信部21Dに接近させると共
に操作部21Gを介して入金開始操作を行うと、図10
に示すステップSP10から当該入金処理手順に入り、
続くステップSP11に移ってICカード50からカー
ド番号等の情報を読み出すと共に入力操作部21Gを介
してユーザが入金方法を入力するのを待ち受ける。
【0027】ここで、ユーザが現金による入金を指定す
るとCPU21Aは現金投入部21Jの投入蓋を開けて
ユーザが現金を投入するのを待ち受ける。そしてユーザ
が現金を現金投入部21Jに投入すると、CPU21A
は当該投入された現金の金額を数える。
【0028】これに対してユーザがキャッシュカード又
はクレジットカード40を用いた入金方法を指定する
と、CPU21Aは表示部21の表示によりユーザに対
してキャッシュカード又はクレジットカード40のクレ
ジットカード通信部21Eへの挿入を促すと共に入金金
額の操作入力を促す。これによりユーザは所望の入金金
額を操作部21Gを介して入力する。
【0029】かくしてCPU21Aは、ユーザが指定し
た入金方法が現金による入金である場合、続くステップ
SP12からステップSP17に移って、このときユー
ザが現金投入部21Jに投入した現金の金額をカード通
信部21Dを介してICカード50に送信すると共に、
当該現金による入力分の金額データを通信部21Hを介
して電子マネー管理部10の総合サーバ16に送信し格
納する。これにより、ICカード50の制御部50は入
金端末装置21から送信された入金金額データをRA
M58の電子マネー残高に加えることにより、当該電子
マネーの残高を表す残高データD22(図7(B))を
更新する。
【0030】これに対して、ユーザが指定した入金方法
がキャッシュカード又はクレジットカード40を用いた
入金方法である場合、CPU21AはステップSP12
からステップSP13に移り、クレジットカード通信部
21Eに挿入されたキャッシュカード又はクレジットカ
ード40の磁気ストライプからクレジットカード番号を
読み出し、当該クレジットカード番号と、このときユー
ザが操作部21Gを介して入力したキャッシュカード又
はクレジットカード40の暗証番号と、キャッシュカー
ド又はクレジットカード40の使用要求及びその金額を
通信部21Hを介して電子マネー管理部10(図1)に
送信する。このとき、入金端末装置21の相互認証部
21Cは、CPU21Aが通信する通信先が正規の通信
先であるか否かを判断するようになされている。
【0031】そして、電子マネー管理部10は入金端末
装置21から送信されたクレジットカード番号、ユー
ザ入力の暗証番号、キャッシュカード又はクレジットカ
ード40の使用要求及びその金額を通信回線を介してキ
ャッシュカードやクレジットカードを管理する銀行・ク
レジット会社管理コンピュータ100に送信する。
【0032】銀行・クレジット会社管理コンピュータ1
00は、ユーザが所有する各キャッシュカードやクレジ
ットカードについて、そのキャッシュカード番号やクレ
ジットカード番号と正規の暗証番号とを管理しており、
このとき電子マネー管理部10から送信されたクレジッ
トカード番号及びユーザ入力の暗証番号の組み合わせが
正規の組み合わせである場合に、当該送信されたクレジ
ットカードの使用要求を受け付ける。
【0033】そして銀行・クレジット会社管理コンピュ
ータ100は、このとき電子マネー管理部10から送信
されたキャッシュカード番号やクレジットカード番号で
指定された口座の残高の確認及び当該キャッシュカード
又はクレジットカード40の期限、紛失届け情報等に基
づくカード使用の可否を判断する。
【0034】このとき指定された金額が指定口座に残っ
ていると共にキャッシュカード又はクレジットカード4
0の使用が可能である場合には、銀行・クレジット会社
管理コンピュータ100は当該金額の利用を承認し、そ
の旨を電子マネー管理部10に返送すると共に、当該金
額を指定口座から電子マネー管理部10の総合サーバ1
6に移す。これに対して指定された金額が指定口座で不
足している場合又はキャッシュカードやクレジットカー
ド40の期限や紛失届け情報等により当該カードの使用
が承認されない場合、銀行・クレジット会社管理コンピ
ュータ100は当該金額の利用を承認せず、その旨を電
子マネー管理部10に返送する。
【0035】電子マネー管理部10は承認判断結果を入
金端末装置21に送信することにより、入金端末装置
21のCPU21Aは図10のステップSP14にお
いて承認判断結果を通信部21Hを介して受信する。
【0036】そして当該承認判断結果が承認可である場
合、CPU21AはステップSP15からステップSP
17に移ってユーザが指定した金額をICカード50に
送信する。これにより、ICカード50の制御部50は
入金端末装置21から送信された入金金額データをR
AM58の電子マネー残高に加えることにより、当該電
子マネーの残高を表す残高データD22(図7(B))
を更新する。
【0037】そしてCPU21Aは、レシート掃出部2
11から当該取引内容を印刷したレシートを掃出し、ス
テップSP18において当該入金処理手順を終了する。
【0038】これに対して、ステップSP14において
受信した承認判断結果が承認不可である場合、CPU2
1AはステップステップSP15からSP16に移っ
て、このときユーザがクレジットカード通信部21Eに
挿入したキャッシュカード又はクレジットカード40の
使用承認が得られない旨を表示部21Fに表示し、ステ
ップSP18において当該入金処理手順を終了する。
【0039】かくして、ICカード50に対してユーザ
所望の金額データ(電子マネー)が現金を用いて入力さ
れると、当該現金による入力分の金額データが入金端末
装置21から電子マネー管理部10の総合サーバ16
に送信及び格納され、また、ICカード50に対してユ
ーザ所望の金額データ(電子マネー)がキャッシュカー
ド又はクレジットカード40を用いて入力されると、こ
のとき銀行・クレジット会社管理コンピュータ100
は、ICカード50に入力した金額データ(電子マネ
ー)相当の金額データをこのときキャッシュカード又は
クレジットカード40によって指定された口座から電子
マネー管理部10に送信し、総合サーバ16に格納す
る。
【0040】これにより、電子マネー管理部10の総合
サーバ16はICカード50に入金された電子マネーの
金額相当(現金入金分及び、キャッシュカード又はクレ
ジットカード入金分を含む)の金額データを保持するこ
とになる。
【0041】このようにしてICカード50には、現
金、キャッシュカード又はクレジットカードによる種々
の入金方法によりユーザ所望の金額データ(電子マネ
ー)が入力される。そして、ユーザは当該金額データが
入力されたICカード50を用いて各店舗での買い物等
を行うことができる。
【0042】各店舗には、例えばPOS(Pointi
ng On Sale)レジスタを接続してなる電子マ
ネー端末装置25(25〜25)が設けられてい
る。この電子マネー端末装置25は、図11に示すよ
うに、当該電子マネー端末装置25が設置された店舖
の店員が操作する本体部25Jと、ICカード50を使
用するユーザがICカード50を近づけることにより当
該ICカード50との間で利用に際してのデータの受渡
しを非接触で行うICカード書込み読取り部25Kを有
する。
【0043】本体部25Jの外装部には表示部25F及
び操作部25Gが一体化されたタッチパネルを有し、操
作部25Gとして四則演算キー25G、ファンクショ
ンキー25G、百円キー25G及び千円キー25G
等が設けられている。各ファンクションキー25G
には、利用頻度の高い商品の値段を予め設定することが
でき、本体部25Jを操作する店員は、ファンクション
キー25G及び四則演算キー25Gを例えば「F1
×3+F2×2」のように操作することにより、複数の
商品購入に対して容易にその値段を入力することができ
る。因みに、百円キー25G及び千円キー25G
は、店員が商品の値段を四則演算キー25Gの数字
キーを用いて入力する際に使用される。
【0044】また、ICカード書込み読取り部25K
は、ICカード50に対して非接触でデータの授受を行
うカード通信部21D(図5のループアンテナ62及び
変復調回路61と同様構成)と、取引内容が表示される
表示部25Lとをその外装部に有する。この電子マネー
端末装置25を用いる場合、ユーザがICカード50
を電子マネー端末装置25のICカード書込み読取り
部25Kにかざす(接近させる)行為を行うことによ
り、当該ユーザにICカード50の利用意思(すなわち
消費意思)があると判断するようになされている。
【0045】表示部25Lは、本体部25Jにおいて店
員が操作部25Gを介して入力した売上金額が表示され
る売上金額表示部25Lと、ICカード50の残高が
不足した際に、当該不足金額を表示する差引額表示部2
5Lと、このときICカード50を利用した後のIC
カード50の電子マネー残高を表示する残高表示部25
とを有する。
【0046】そして、図12に示すように、電子マネー
端末装置25においてそのCPU25Aは記憶部25
Bに格納されているプログラムに従い、図13に示すI
Cカード使用手順を実行するようにされている。CPU
25AはユーザがICカード50をICカード書込み読
取り部25Kのカード通信部25Dに接近させると共
に、店員が本体部25Jの操作部25Gを操作すること
により取引開始操作を行うと、図13に示すステップS
P20から当該ICカード使用手順に入り、続くステッ
プSP11に移ってICカード50からカード番号等の
情報を読み出すと共に操作部25Gを介して店員が売上
金額を入力するのを待ち受ける。
【0047】ここで、店員が商品の値段を操作部25G
を介して入力すると、CPU25Aは続くステップSP
22に移り、当該売上金額に基づいてICカード50の
RAM58に格納されている残高データD22(図7
(B))から売上金額分を減算すると共に、当該減算し
た電子マネー利用金額を電子マネー端末装置25の記
憶部25Bの電子マネー利用額記憶領域にICカード5
0のカード番号及び利用日時情報と共に格納する。因み
に、利用日時は、本体部25Jに設けられたタイマ25
Tにより検出される。
【0048】ここで、ICカード50に格納されている
電子マネーの残高に対して消費しようとする金額が高い
場合、CPU25Aは表示部25F及び差引額表示部2
5Lに表示すると共に、続くステップSP23からス
テップSP24に移り、ICカード50に記憶されてい
るクレジットカード利用可能フラグ(図7(B))を読
取り、利用可能状態であればステップSP25に移って
このときの不足分をクレジットカード利用額として電子
マネー端末装置25の記憶部のクレジットカード利用
額記憶領域に格納する。
【0049】これにより、ICカード50の残高から取
り込んだ金額は電子マネー端末装置25の記憶部25
Bに電子マネー利用情報としてICカード50のカード
番号及び利用日時情報と共に格納され、クレジットカー
ド利用額として消費された金額は電子マネー端末装置2
の記憶部25Bにクレジットカード利用情報として
ICカード50のカード番号及び利用日時情報と共に格
納される。
【0050】因みに、ICカード50をユーザに配付す
る際、ユーザが利用するカード会社発行の利用可能なク
レジットカードの番号と当該ユーザに配付されるICカ
ード50のカード番号とを電子マネー管理部10の発行
データサーバ14(図2)において登録すると共にIC
カード50のRAM58のクレジットカード利用フラグ
D24(図7(B))を利用可能状態としておくように
なされている。そして、電子マネー管理部10は、定期
的にカード会社に対して当該クレジットカードの番号に
よりそのカードの使用可否を、有効期限、支払いの遅延
の有無、盗難や紛失の届け出の有無等により確認する。
【0051】当該確認の結果登録されているクレジット
カードが使用不可である場合、電子マネー管理部10は
各電子マネー端末装置25(25〜25)に対し
て、使用不可であるクレジットカードの番号が登録され
ているユーザのICカード50のカード番号とクレジッ
トカードが使用不可である旨を表す情報を送信する。こ
れにより、各端末装置25(25〜25)は、その
ICカード50が使用されたとき、電子マネーの残高が
不足してもクレジットカードの利用分として割り振るこ
となく、残高が不足していることを表示部25F及び2
5Lに表示すると共に、当該ICカード50のメモリの
クレジットカード利用可能フラグを利用不可に設定す
る。
【0052】ICカード50のメモリに設定したクレジ
ットカード利用可能フラグが利用不可に変更されると、
各電子マネー端末装置25(25〜25)は当該
ICカード50に予め入金された電子マネーの消費のみ
を行うことになる。従って、この場合電子マネー端末装
置25のCPU25Aは図13のステップSP24から
ステップSP26に移り、クレジットカード利用不可で
ある旨を表示部25F及び25Lに表示する。
【0053】そして、一連のICカード50の利用に関
する処理が完了すると、電子マネー端末装置25のCP
U25Aは、ステップSP27に移って、このときの利
用履歴をICカード50のRAM58に電子マネーログ
データD23(図7(B))として書き込んだ後、ステ
ップSP28において当該ICカード使用手順を終了す
る。
【0054】この結果、電子マネー端末装置25の記憶
部25Bには、ICカード50を利用した際の利用履歴
として、予めICカード50に格納されている電子マネ
ーによる利用額及び当該電子マネーが不足した際にクレ
ジットカードの利用に振り換えられたクレジットカード
利用額とが分けて記録される。因みに、このとき記憶部
25Bには利用日時及びICカード番号が利用額と共に
利用履歴情報として記録される。
【0055】ここで、ICカード50のRAM58に書
き込まれる電子マネーログデータD23(図7(B))
は、図14(A)に示すように、例えば12の項目から
なる32[byte]のデータで1つの利用履歴ブロッ
クを構成し、当該利用履歴ブロックが過去15ブロック
分だけサイクリックに書き込まれるようになされてい
る。
【0056】この利用履歴ブロックには、当該ブロック
に書き込まれる利用時の通信をICカード50で特定す
るための通信特定情報D23と、当該利用履歴におけ
る電子マネーの利用形態(入金、消費等の利用形態と、
消費が電子マネー残高を利用したものであるか又はその
不足分をクレジットカード利用に振り換えたものである
かの種別)を表すログタイプ情報D23と、利用日時
情報D23と、使用した電子マネー端末装置25
番号を表すターミナル番号情報D23と、当該利用履
歴における取引(利用)金額情報D23と、ICカー
ド利用時における通信データの暗号化キーのバージョン
を表すキーバージョン情報D23と、取引(利用)後
のICカード内の電子マネー残額を表す利用後残額情報
D23と、当該取引(利用)時の電子マネー端末装置
25とICカード50との通信において電子マネー端
末装置25が当該通信を特定するための通信特定情報
D23と、上述のキーバージョン情報D23で指定
されたキーを用いて表現されたサイン情報D23とを
有する。
【0057】このようにICカード50の制御部59は
各利用ごとに1つの利用履歴ブロック(図14(A))
からなる電子マネーログデータD23として形成するよ
うになされている。この場合の利用単位とは、ICカー
ド50に予め格納されている電子マネーによる利用と、
当該電子マネーが不足した際にクレジットカード利用分
に振り分けられた利用とを別々の単位(利用履歴)とし
ており、これらの利用単位ごとに別々の利用履歴ブロッ
クを形成するようになされている。
【0058】このようにしてICカード50を利用する
ごとに作成される電子マネーログデータD23は、図1
3について上述したICカード使用手順のステップSP
28においてICカード50のRAM58に書き込まれ
る一方、図13について上述したステップSP22及び
ステップSP25において電子マネー端末装置25の記
憶部25Bにも蓄積される。
【0059】この場合、電子マネー端末装置25のCP
U25Aは、図14(B)に示すICカード50を特定
するカード特定情報D23Aを電子マネーログデータD
23(図14(A))に不可して記憶部25Bに書き込
む。
【0060】すなわち、カード特定情報D23Aは、当
該カード特定情報23Aを付加する電子マネーログデー
タD23において利用されたICカードを表すICカー
ド番号D23Aと、このとき電子マネーログデータD
23を書き込む電子マネー端末装置25が電子マネー
ログデータD23が作成されたカード利用時の電子マネ
ー端末装置25と同一であるか否かを表す取引ターミ
ナルフラグD23Aと、当該電子マネーログデータD
23を電子マネー端末装置25に書き込む際の通信デ
ータの暗号化キーのバージョンを表すキーバージョン情
報D23Aと、キーバージョン情報D23Aで指定
されたキーを用いて表現されたサイン情報D23A
を有する。
【0061】因みに、電子マネー端末装置25のCP
U25Aは、電子マネーログデータD23を、当該電子
マネーログデータD23が作成されたカード利用時にお
いてICカード50のRAM58に書き込むと共に、当
該電子マネーログデータD23にカード特定情報D23
Aを付加して電子マネー端末装置25の記憶部25B
に書き込む。ここで、ICカード50に書き込まれた電
子マネーログデータD23は、過去15回の利用分だけ
ICカード50に蓄積されており、これらの電子マネー
ログデータD23は、新たに当該ICカード50が利用
されるごとに当該ICカード50を利用した電子マネー
端末装置25にカード特定情報D23Aと共に書き込
まれる。
【0062】従って、電子マネー端末装置25は、I
Cカード50が利用されるごとに、当該ICカード50
に書き込まれている過去15回の利用分の電子マネーロ
グデータD23を記憶部25Bに書き込むようになされ
ており、当該書込む過去の電子マネーログデータD23
のターミナル番号情報D23が他の電子マネー端末装
置25を表す情報であると、カード特定情報D23A
の取引ターミナルフラグD23Aにより、当該電子マ
ネーログデータD23が他の電子マネー端末装置25
による取引を表すものであることを表示するようになさ
れている。そしてこの表示は、電子マネー管理部10に
よる決済時に使用される。
【0063】かくして、電子マネー端末装置25には
ICカード50を使用する毎の金額、カード番号、日時
情報が利用履歴(電子マネーログデータD23)として
蓄積される。電子マネー管理部10は、各電子マネー端
末装置25(25〜25)に蓄積されたICカー
ド50の利用履歴を1日に1回まとめて取り込む。
【0064】そして、電子マネー管理部10は、当該取
り込まれた各端末装置25(25〜25)からのI
Cカード利用履歴情報(電子マネーログデータD23及
びカード特定情報D23A)のうち、クレジットカード
利用情報について、所定の期間ごとに各ICカード50
ごとにまとめて集計し、当該集計結果をそのICカード
50のカード番号と共に予め登録されているクレジット
カード番号に基づいて銀行・カード会社管理コンピュー
タ100に送信する。
【0065】このとき、銀行・カード会社管理コンピュ
ータはクレジットカードの利用に振り換えられた分の金
額をユーザの口座から引き落とし、電子マネー管理部1
0に送信することにより総合サーバ16に蓄積する。
【0066】従って、ユーザがICカード50を利用す
る際に電子マネー残高が不足した際にクレジットカード
利用額として蓄積された金額は、まとめて銀行・カード
会社管理コンピュータ100でユーザの口座から引き落
とされ、電子マネー管理部10の総合サーバ16に格納
される。
【0067】このように、ユーザがICカード10を使
用する際、電子マネー残高に不足が生じてクレジットカ
ードでの利用に振り換えられても、その時直ちに銀行・
カード会社管理コンピュータ100に対する引き落とし
処理を行わず、後でまとめて引き落とすことにより、電
子マネー管理部10から銀行・カード会社管理コンピュ
ータ100への1回の通信で複数利用分の金額の引き落
とし請求を行うことができる。このように、ICカード
50の1回の使用ごとに通信費用が発生しないことによ
り、利用金額が小額であってもICカード50(クレジ
ットカード)を利用することができる。
【0068】そして、電子マネー管理部10は各端末装
置25(25〜25)から1日に1回ずつまとめて
総合サーバ16のデータベース16Cに取り込んだIC
カード50の利用履歴(電子マネーログデータD23及
びカード特定情報D23A)に基づいて例えば1カ月に
1回決済処理を行う。
【0069】すなわち、電子マネー管理部10の電子マ
ネーサーバ13は、総合サーバ16からの処理開始命令
に従って、図15に示すステップSP30から決算処理
手順に入ると、続くステップSP31において電子マネ
ー端末装置から集められた利用履歴(電子マネーログデ
ータD23及びカード特定情報D23A)をその利用日
時情報D23(図14(A))に基づいて利用時間帯
ごとに分類する。因みに、総合サーバ16のデータベー
ス16Cには、各店舗に対する電子マネーシステム1の
利用手数料が予め格納されており、当該利用手数料とし
て売上金額に対する手数料率が時間帯ごとに異なる値と
して設定されている。この実施の形態の場合、ICカー
ド50の利用時間が午前5時から午後5時の間(第1の
時間帯)であるとき手数料率が5%とされ、午後5時か
ら午前5時までの間(第2の時間帯)であるとき手数料
率が7パーセントとして設定されている。
【0070】従って、電子マネーサーバ13は図15の
ステップSP31において第1の時間帯及び第2の時間
帯に分類された電子マネーログデータD23を、続くス
テップSP32において時間帯ごとの手数料率を用いて
決済する。
【0071】これにより、電子マネーサーバ13は、第
1の時間帯において利用された利用金額には5%の利用
手数料率を用い、第2の時間帯において利用された利用
金額には7%の利用手数料率を用いて決済処理を行う。
【0072】これにより、第1の時間帯において利用さ
れた利用金額からその5%の利用手数料が差し引かれる
と共に、第2の時間帯において利用された利用金額から
その7%の利用手数料が差し引かれた金額が各店舗の利
益となる。このようにして決済処理を行った後、電子マ
ネーサーバ13は続くステップSP33に移って、決済
処理の結果に応じた利益額を総合サーバ16のデータベ
ース16Cに蓄積されている金額データから取り出して
各店舗の口座に振り込む。このとき、電子マネーサーバ
13は各店舗向けの振込明細資料をすべての利用の時間
帯別明細と時間帯別の合計データとを出力して各店舗に
配付する。
【0073】そして、電子マネーサーバ13はステップ
SP34において当該決済処理を終了する。
【0074】このように、時間帯ごとに電子マネー利用
手数料率を変えることにより、比較的低額の商品の販売
が多くなる昼間には、低い手数料率を設定すると共に比
較的高額の商品の販売が多くなる夜間には、高い手数料
率を設定することにより、各店舗における商品の値段設
定に応じた手数料率を実現できる。
【0075】(2)実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、電子マネー端末装置25は、I
Cカード50の各利用時間を利用履歴(電子マネーログ
データD23)に記述しており、所定のタイミングで電
子マネー管理部10の総合サーバ16に集められた当該
利用履歴を集計する電子マネーサーバ13は、総合サー
バ16のデータベース16Cに格納されている時間帯別
手数料率に基づいて、各利用額に対してその時間帯の手
数料率を用いた手数料の算出を行う。
【0076】これにより、比較的低額な商品の販売が多
くなる時間帯と比較的高額な商品の販売が多くなる時間
帯とで手数料率を変えることができ、この結果、低額な
商品(すなわち利益の少ない商品)の販売が多くなる時
間帯であっても少ない手数料で電子マネーシステム1を
利用することができる。
【0077】従って以上の構成によれば、利益率の異な
る時間帯に関わらず電子マネーシステム1を利用するこ
とができ、この分、ICカード50を所有するユーザは
常にICカード50による支払いのみで済み、例えばク
レジットカード40を用いた支払いを行う際の煩雑な承
認作業を必要とせず、現金に代用されたICカード50
を一段と有効に使用することができる。
【0078】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、ICカード50の利
用時間帯を午前5時から午後5時までの第1の時間帯
と、午後5時から午前5時までの第2の時間帯にわける
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種
々の時間を割り当てても良く、また、分類する時間帯の
数も3種類以上に分類するようにしても良い。
【0079】また上述の実施の形態においては、ICカ
ード50の利用時間で手数料率を変える場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば日付や曜日等、
他の要素によって手数料率を変えるようにしても良い。
【0080】また上述の実施の形態においては、時間帯
別の手数料率を5%及び7%とする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の種々の料率を割り当て
ることができる。
【0081】また上述の実施の形態においては、各電子
マネー端末装置25から集計した利用履歴に基づい
て、電子マネー管理部10が時間帯ごとの手数料を算出
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電
子マネー端末装置25において予め設定された時間帯
ごとに利用履歴を分けて記憶しておき、これを時間帯別
の利用履歴として電子マネー管理部10で集計するよう
にしても良い。
【0082】また上述の実施の形態においては、各電子
マネー端末装置25から集計した利用履歴に基づい
て、電子マネー管理部10が時間帯ごとの手数料を算出
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電
子マネー管理部10が予め決められた時間帯ごとに手数
料率を各電子マネー端末装置25に送信し、これに応
じて各電子マネー端末装置25で手数料を算出するよ
うにしても良い。
【0083】また上述の実施の形態においては、非接触
型のICカード50を用いる場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、接触型のICカードを用いるよう
にしても良い。
【0084】また上述の実施の形態においては、電子マ
ネーとしての金額データを記憶するICカード50を用
いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ク
レジットカードを用いる場合の利用時間に応じて利用端
末装置がその時間を所定のタイマ手段によって検出し、
当該時間に応じたクレジットカード利用手数料を算出手
段によって算出するようにしても良い。
【0085】また上述の実施の形態においては、電子マ
ネー端末装置25においてICカード50の利用時間
を検出し、当該検出結果を電子マネー管理部10におい
て集計する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、自販機19においても同様にして、ICカード5
0の利用時間を検出し、当該検出結果を利用履歴(電子
マネーログデータ)と共に電子マネー管理部10が集計
し、これを基に時間帯別等の利用手数料の算出を行うこ
とができる。
【0086】また上述の実施の形態においては、各電子
マネー端末装置25に蓄積されたICカード50の利
用履歴を1日に1回まとめて電子マネー管理部10が取
り込むと共に、当該電子マネー管理部10が1カ月に1
回決済を行う場合について述べたが、各電子マネー端末
装置25からの利用履歴の取り込みタイミング及び決
済処理のタイミングは、種々のタイミングを適用するこ
とができる。
【0087】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、情報カー
ドから消費金額分の金額データを引き出す際のタイミン
グ情報に基づいて電子マネー利用手数料を算出すること
により、利益率の異なる時間帯に関わらず電子マネーシ
ステムを利用することができ、この分、情報カードを所
有するユーザは常に情報カードによる支払いのみで済
み、現金に代用された情報カードを一段と有効に使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子マネーシステムの全体構成を
示すブロック図である。
【図2】電子マネー管理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】セキュリティサーバの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】総合サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】情報カードの構成を示す略線的斜視図である。
【図6】情報カードの構成を示すブロック図である。
【図7】情報カードに書き込まれるデータを示す略線図
である。
【図8】入金端末装置の外観を示す斜視図である。
【図9】入金端末装置の構成を示すブロック図である。
【図10】入金端末装置による入金処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】電子マネー端末装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図12】電子マネー端末装置の構成を示すブロック図
である。
【図13】電子マネー端末装置の情報カード使用手順を
示すフローチャートである。
【図14】電子マネーログデータの構成を示す略線図で
ある。
【図15】電子マネー管理部による決済処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 1……電子マネーシステム、10……電子マネー管理
部、11……セキュリティサーバ、13……電子マネー
サーバ、14……発行サーバ、15……発行装置、16
……総合サーバ、17……アクセスサーバ、18……自
販機サーバ、19……自販機、21……入金端末装
置、25……電子マネー端末装置、50……ICカー
ド、100……銀行・カード会社管理コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA03 BA13 CA12 EA10 FK09 3E042 CC02 CD07 5B055 BB10 CB08 CB10 CC05 EE13 HA12 KK01 KK05 KK16 9A001 CZ07 JJ64

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の入金方法により情報カードに電子マ
    ネーとしての金額データを入力する入金端末手段と、 上記情報カードに入金された上記金額データからユーザ
    の消費金額分の金額データを引き出すと共に当該引き出
    す際のタイミング情報を記憶する電子マネー端末手段
    と、 上記電子マネー端末手段によって上記情報カードから引
    き出された上記金額データ及び上記タイミング情報を集
    計し、当該集計された上記金額データ及び上記タイミン
    グ情報に基づいて電子マネー利用手数料を算出する電子
    マネー管理手段とを具えることを特徴とする電子マネー
    システム。
  2. 【請求項2】上記情報カードは、非接触で上記金額デー
    タを送受信する非接触型情報カードであることを特徴と
    する請求項1に記載の電子マネーシステム。
  3. 【請求項3】上記タイミング情報は時間情報であり、 上記電子マネー管理手段は予め設定された時間帯別手数
    料率に基づいて上記電子マネー利用手数料を算出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子マネーシステム。
  4. 【請求項4】消費金額の支払を当該消費金額に応じた金
    額データで受け付ける支払受付装置において、 上記金額データを受け付ける際のタイミング情報に基づ
    いて上記金額データによる支払処理手数料を算出する算
    出手段を具えることを特徴とする支払受付装置。
  5. 【請求項5】上記支払受付装置は、 予め情報カードに電子マネーとして入力された金額デー
    タから消費金額分の金額データを引き出すことにより上
    記消費分の支払いを上記金額データで受け付けることを
    特徴とする請求項4に記載の支払受付装置。
  6. 【請求項6】上記タイミング情報は時間情報であり、 上記算出手段は予め設定された時間帯別手数料率に基づ
    いて上記手数料を算出することを特徴とする請求項4に
    記載の支払受付装置。
  7. 【請求項7】上記情報カードは、非接触で上記金額デー
    タを送受信する非接触型情報カードであり、 上記情報カードに対して非接触で上記金額データの授受
    を行う通信手段を具えることを特徴とする請求項5に記
    載の支払受付装置。
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