JP2000250716A - 情報処理装置及びそのデータ格納方法 - Google Patents

情報処理装置及びそのデータ格納方法

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JP2000250716A
JP2000250716A JP11056458A JP5645899A JP2000250716A JP 2000250716 A JP2000250716 A JP 2000250716A JP 11056458 A JP11056458 A JP 11056458A JP 5645899 A JP5645899 A JP 5645899A JP 2000250716 A JP2000250716 A JP 2000250716A
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JP11056458A
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English (en)
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Kazuhiro Akiyama
和浩 秋山
Riyouichi Sehori
良一 瀬堀
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデータキャッシュ方法ではデータのア
クセスによりキャッシュ内容を更新していたが、状況に
より、通常アクセスの頻度が低いデータを突然使用する
ことが起こりうる。このような場合、キャッシュ以外の
記憶装置からのデータ読み出しが必要となるが、この記
憶装置が省電力モードなどに入っていると、通常モード
への復帰などが発生し処理速度が落ちるため、使い勝手
が悪い。 【解決手段】 HDD14が省電力モードに入る際、固
定データ領域15をメモリ12上に確保し、ユーザの使
用状況や使用目的に応じて、所定のデータをHDD14
から、省電力モードに入らないメモリ12の固定データ
領域15に転送し、このデータを参照する場合は固定デ
ータ領域15上のデータを優先的に参照する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のデータ格
納装置を具備した情報処理装置に係わり、特に、複数の
データ格納装置間でのデータ転送制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理装置や情報処理システム
において取り扱われる、情報やプログラムといったデー
タ量の増大が著しい。情報処理装置や情報処理システム
に用いられる、データを格納する記憶装置の記憶容量
も、それにつれてより大きなものになっている。その一
方でユーザの情報処理装置への処理速度や使い勝手に対
する要望も高まっており、情報処理装置における記憶装
置の効率的な制御が必要になっている。
【0003】また、携帯型の情報処理装置の普及に伴
い、より長時間バッテリーで駆動できるように、情報処
理装置の消費電力の低減が求められている。このために
情報処理装置を形成するディスク装置や表示装置等のコ
ンポーネントにおいて、通常動作モード(通常モード)
や消費電力を抑えた省電力モードといった複数の動作モ
ードを具備したものが多い。モードの切り替えにより消
費電力の制御が可能となる。
【0004】これらの使い勝手や、消費電力の面からの
効率的な記憶装置の制御に関して、すでにデータの使用
状況に応じた制御についての発明が特開平6−2671
75号公報に開示されている。特開平6−267175
号公報に開示された発明は、キャッシュメモリのヒット
率を保持するヒット率保持部と、ヒット率の基準値を保
持する規定値保存部とを備えている。ここでは記憶装置
としてディスク装置を例に挙げる。このディスク装置は
消費電力の異なる複数の動作モードを有する。コントロ
ーラがキャッシュメモリのヒット率と基準値とを比較
し、ヒット率が基準値を越えている場合にはディスク装
置の動作モードを消費電力の少ないものに移すというも
のである。このようにするとキャッシュメモリ内のデー
タのヒット率に応じた、消費電力の低減が可能となる。
【0005】しかし、従来の技術ではデータの種類や内
容を考慮せずにディスク装置の省電力モードやキャッシ
ュを制御していたため、不適切なデータがキャッシュさ
れたり、必須データがキャッシュされなかったりすると
いうことが起こった。例えば、ワードプロセッサソフト
ウェア(以下ワープロソフト)を用いて日本語文書を作
成するような場合、かな漢字変換機能を用いる。この機
能では入力した「かな」を「漢字」に変換するために、
かな漢字変換辞書が必要となる。従来の技術では、文書
をワープロソフトで読み出した場合、その文書だけでキ
ャッシュを使い切ってしまい、かな漢字変換辞書のデー
タはキャッシュ内に残らなくなってしまう。
【0006】その一方で、文書作成中にユーザが文章を
考えるなどして、所定時間入力を行わないような場合、
ディスク装置は省電力モードに移行する。その後ユーザ
が入力を再開して、かな漢字変換を行おうとした場合、
キャッシュ内には、かな漢字変換辞書データが残ってい
ないので、このデータが格納されているディスク装置か
らかな漢字変換辞書データを読み出す必要がある。そこ
で、省電力モードに入ったディスク装置が通常モードに
復帰して、そこからかな漢字辞書データを読み出すこと
になる。一般的なディスク装置の場合、省電力モードか
ら通常モードに移行するためには数秒ほど時間がかか
る。この結果、漢字変換キーを押してから、文字が漢字
になるまで数秒ほどかかり、ユーザにとって、ぎこちな
い動作として感じられることになる。
【0007】また、頻繁にディスク装置が省電力モード
に移行するような設定の場合には、ユーザがキャッシュ
メモリ中に無いデータを使おうとすると頻繁にディスク
装置が通常モードへ復帰することになる。一般的にディ
スク装置においては省電力モードから通常モードに復帰
する際、通常モードにおける消費電力より大量の電力が
必要となる。そのため、連続運転時よりも必要とされる
電力が大きくなってしまい、結果として省電力モードを
選択したが為に、より多くの電力を消費してしまうとい
う事態を招いてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術に
は、データの種類や内容を考慮しないキャッシュによ
り、省電力モードに入った記憶装置からの情報読み出し
が発生し、動作がぎこちなくなるという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであり、通常モード以外のモードでも
使い勝手の良い、データの種類や内容に応じた格納を行
う情報処理装置及びデータ格納方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
通常動作モードと第二の動作モードの二つの動作モード
を有する第一のデータ格納装置と、第二のデータ格納装
置と、前記第一のデータ格納装置から前記第二のデータ
格納装置へ転送する所定データについての情報を予め格
納する格納手段と、この格納手段に格納された情報に従
い、所定データを、前記第一のデータ格納装置の動作モ
ードが通常動作モードから第二の動作モードへの移行に
伴い、前記第一のデータ格納装置から前記第二のデータ
格納装置に転送する転送手段とを具備し、前記第一のデ
ータ格納装置が第二の動作モードに移行した後、前記所
定データを参照する場合、第二のデータ格納装置に格納
された所定データを優先的に参照することを特徴とす
る。
【0011】このような構成によれば、通常モード以外
のモードでも使い勝手の良い、データの種類や内容に応
じた格納を行うことが可能となる。また、この発明は、
通常動作モードと第二の動作モードの2つの動作モード
を有する第一のデータ格納装置内のデータのうち、第二
のデータ格納装置に転送する所定データを設定する設定
ステップと、前記第一のデータ格納装置が第二の動作モ
ードに移行するかどうか判断する判断ステップと、前記
設定ステップにより設定された所定データを選択し、前
記第二のデータ格納装置へ転送する転送ステップとを具
備し、前記情報処理装置が前記所定データを参照する場
合、第二のデータ格納装置に格納された所定データを第
一のデータ格納装置に格納された所定データよりも優先
的に参照することを特徴とする。このような構成によれ
ば、通常モード以外のモードでも使い勝手の良い、デー
タの種類や内容に応じた格納を行うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施形態について
図面を参照して以下の通り説明する。図1は本発明の第
一の実施形態に係る機器構成を示すブロック図である。
11はCPUであり、後述するメモリ12内に呼び出し
たデータを処理する。12はメモリであり、データの処
理を行う作業エリアとしての役割を果たす。13は後述
するHDD14内のデータを一時的に保持するキャッシ
ュ部である。本実施形態においてはキャッシュ部13は
メモリ12の一部を転用する。14はディスク装置の一
つである、HDD(ハードディスクドライブ)であり、
データの保存に使用される。HDD14は通常動作モー
ドのほかに第二の動作モードとして省電力モードを備
え,省電力モードでは回転数を落としたり、回転を停止
させたりする。また、HDD14内部にセンサ(図示せ
ず)を設け、衝撃などを検知した際、第二の動作モード
として回転を停止させる停止モードを設定することも可
能である。15は固定データ領域であり、キャッシュ部
13の一部に確保される。
【0013】本実施形態においては、この固定データ領
域15はHDD14が省電力モードに移行する際に生成
される。従来のキャッシュはユーザが使用した(アクセ
スした)データを保持するが、本発明における固定デー
タ領域15は、前もって指定したデータを保持し、ユー
ザが使用したかどうかとは無関係である。また、HDD
14が省電力モードに移行する程度の機器使用状態であ
ることから、メモリ部12に余裕があることが想定さ
れ、キャッシュ部13や固定データ領域15として広い
領域を使用することが可能である。16は制御部であ
り、HDD14やCPU11を監視し、制御を行う。ま
た、後述するようにデータの転送を制御する。
【0014】この制御部16の動作をオペレーティング
システム(OS)により管理することもできる。本実施
形態においては、HDD14が省電力モードに入る等し
て、HDD14が停止するような場合、予め所定データ
を固定データ領域15に転送してメモリ12内にデータ
を格納することにより、このデータを参照してもHDD
14が通常モードへ復帰する必要がなくなる。
【0015】本実施形態の動作について図2及び図3の
フローチャート図を参照して以下の通り説明する。図2
は本発明における省電力モード移行時の、キャッシュ制
御部分の動作を示すフローチャート図である。ステップ
21において、OSが省電力モードに入るかどうか判断
する。所定条件が満たされているかどうかでOSはこの
判断を行う。所定条件の例として、入力が一定時間ない
場合等が挙げられる。
【0016】本実施形態では省電力モードへの移行をO
Sが判断するが、ユーザがボタンを押したり、電源アダ
プターを抜く、というハードウェア的な条件で省電力モ
ードに移行させることも可能である。省電力モードに入
らない場合は一連の流れは終了する(ステップ21のN
o)。省電力モードに入る場合、次に制御部16はメモ
リ12内に、固定的にデータを割り当て、格納するため
の固定データ領域15を確保する(ステップ21のYe
sからステップ22)。この固定データ領域15の大き
さは、目的や使用状況、格納するデータの容量に応じて
適宜変更することが可能である。ユーザの希望に応じた
設定をすることも可能である。
【0017】固定データ領域15に保持すべきデータは
情報処理装置の性格やその目的に応じて変更できる。保
持すべきデータの選択は予めユーザが行っても構わない
し、システム側が行っても構わない。データの例として
は、かな漢字変換辞書、スペルチェッカ用辞書、参考文
献(ファイル)、現在未使用であるが保持されるデータ
を使用するために必須となるプログラム部分(「.DL
L」や「.OCX」といった拡張子を持つファイル)等
が挙げられる。アクセス回数は少ないものの、急にユー
ザやシステムが必要とするようなデータを対象にすると
有用である。後述するようにデータに優先順位をつける
こともできる。データの選択情報はファイルとして保存
することも可能であるし、レジストリとして格納するこ
とも可能である。また、EEPROM(図示せず)に格
納することも可能である。格納手段はシステムに応じて
使い分けることができる。
【0018】続いて制御部16はユーザ定義の転送デー
タリストに従って、リスト内に挙げられたデータを固定
データ領域15に転送する(ステップ23)。転送の方
法としては、無条件に転送データリストに挙げられたデ
ータを転送する方法以外にも、適宜設定可能である。例
えば、すでにキャッシュ部13上にキャッシュしたデー
タの中にリストに挙げられたデータが有るかどうか調
べ、データが有る場合にはそれらを固定データ領域15
に転送させる方法がある。この方法ではHDDから転送
するのに比べて、転送速度が速くなるという利点があ
る。
【0019】また、以前省電力モードが解除されたとき
にキャッシュイメージファイルを保存しておき、次に省
電力モードに入るときにこのキャッシュイメージファイ
ルを読み込むことで固定データ領域15にデータを格納
する方法がある。この方法もHDDから転送するのに比
べて、HDD上でデータをシークする必要が無くなる
分、処理が速くなる。この他に、通常モードでの動作時
にも固定データ領域15を確保しておき、省電力モード
への移行時には単にアクセス先をHDD14から固定デ
ータ領域15に切り替えるだけにすることもできる。メ
モリ12の容量に余裕がある場合に可能となる。転送の
手間を省くことができる。
【0020】通常の転送や読み込みの場合も、リストに
挙げられたデータやファイルについて優先順位を付け
て、その順に転送するようにすることもできる。固定デ
ータ領域15に、リストに挙げられたデータやファイル
を格納しきれないような場合に、優先順位の高いものか
ら格納するようにして、不具合を最小限に抑えることが
できる。このようにデータの転送が終われば続いてHD
Dは14は省電力モードに移行する(ステップ24)。
【0021】図3は本発明の実施形態における省電力モ
ードからの復帰について示すフローチャート図である。
ユーザからの入力や、所定条件で通常モードへ復帰する
場合の流れを示す。まず、HDDのモータが再起動する
(ステップ31)。続いて制御部16は、通常モードに
完全に復帰するかどうか判断する(ステップ32)。こ
の解放の判断基準は、ユーザがモードを設定することで
決めることができる。また、HDD14への書き込み・
読み出し頻度によって決めることが可能である。
【0022】すなわち、頻度が高ければ固定データ領域
15によるキャッシュの必要性が低いものと判断して解
放し、頻度が低ければ固定データ領域15によるキャッ
シュの必要性が高いものと判断して解放を行わないよう
にする。この他、メモリ12の残量による基準を設ける
ことも可能である。すなわち、メモリ12の残量を見
て、残量が少なければ固定データ領域15を解放してメ
モリ12の使用可能領域を広げるようにすることが可能
であるし、逆に残量が多ければそのまま解放しないよう
にすることができる。また、情報処理装置のバッテリ残
量・電力消費量による基準をユーザが設けることも可能
である。目的に応じて、後述する第二の実施形態のよう
にHDDモータを一時的に再起動させるだけに止めたい
ような場合にも対応可能となる。
【0023】ステップ32において、制御部16が、通
常モードに完全復帰はしない、と判断した場合、復帰ル
ーチンは終了する(ステップ32のNoから終了)。ス
テップ32において通常モードに完全復帰すると判断し
た場合、制御部16は固定データ領域15を解放し、そ
の部分をメモリ12の一部として使用できるようにする
(ステップ32のYesからステップ33)。続いて、
制御部16は、HDDのモードを通常モードに戻して終
了する(ステップ34)。このルーチンでは、HDDモ
ータが再起動しても完全に通常モードに復帰せず、一時
的なHDDの省電力モード解除にとどめておくことがで
きる。
【0024】本発明の第二の実施形態について図4を参
照して以下の通りに説明する。第二の実施形態は、第一
の実施形態における固定データ領域15の代わりに、メ
モリ中にラムディスクを生成して、使用するものであ
る。41はCPUであり、後述するメモリ42内に呼び
出したデータを処理する。42はメモリであり、データ
の処理を行う作業エリアとしての役割を果たす。43は
メモリ42上に割り付けられたラムディスクであり、後
述するHDD44が所定条件で停止する前に制御部45
により生成され、HDD動作開始後に消滅させられる。
このラムディスク43に後述するHDD44内のデータ
を一時的に保持する。
【0025】本実施形態においてはOSがドライブの一
つとしてラムディスク43を割り当てることができると
いう特徴がある。44はHDDであり、データの保存に
使用される。45は制御部であり、HDD44やメモリ
42の監視や制御をしたり、ラムディスク43の生成や
消滅の制御を行う。矢印46は通常時のデータの流れで
ある。HDD44、メモリ42の間でやり取りが行われ
る。矢印47はラムディスク43が生成された後、制御
部45の指示により転送されるデータの流れである。矢
印48はHDD44が停止した後のデータの流れであ
る。
【0026】第二の実施形態におけるラムディスク43
の生成や消滅の手順は第一の実施形態における固定デー
タ領域15の割り付けや解放の手順と同様に行われる。
通常時におけるHDD44とメモリ42との間のデータ
のやり取りは矢印46で示すように行われる。省電力モ
ードへの移行や、衝撃による停止モードへの移行などに
より、HDD44の回転速度の低下や停止が発生する場
合、矢印47に示すようにHDD44からラムディスク
43に所定データが転送される。一旦データが転送され
れば、そのデータが参照される場合は矢印48で示すよ
うなラムディスク43とメモリ42との間のやり取りを
行う。このようにすれば、省電力モードに入るなどして
HDD44が停止するような場合、予め所定データをラ
ムディスク43に転送しておくことにより、このデータ
を参照してもHDD14が通常モードへ復帰する必要が
なくなる。
【0027】なお、HDD44とのやり取りを完全に止
めてしまうと、書き込みが行えず、データが失われるお
それもある。データの喪失を防ぐために、状況や目的に
応じてラムディスク43とメモリ42とのやり取りにつ
いてラムディスク43からの読み出しを行い、メモリ4
2からの書き込みはHDD44に対して行うようにする
ことも可能である。この場合、通常モードへの復帰ルー
チンのステップ32において、ラムディスク43を消滅
させずに、一時的なHDDモータの再起動に止めてお
く。そうすれば、書き込みだけをHDD44に行うこと
ができる。
【0028】本発明の第三の実施形態について図5を参
照して以下の通りに説明する。51はCPU、52はメ
モリ、57は制御部であり、第一の実施形態と同様の機
能を持つ。この第三の実施形態では、HDD53はHD
Dメモリ54とディスク部56とから構成される。HD
Dメモリ54は、キャッシュメモリとして用いられる。
固定データ領域55はこのHDDメモリ54上に確保さ
れる。HDDメモリ54として、現在のHDDにデータ
バッファ用に設けられているHDDメモリをそのまま流
用したり、更に容量の大きなメモリに交換して対応させ
ることができる。
【0029】第三の実施形態において、HDDメモリ5
4上への固定データ領域55の生成や消滅の手順は第一
の実施形態における固定データ領域15の割り付けや解
放の手順と同様に行われる。通常時におけるHDD53
とメモリ52との間のデータのやり取りは矢印で示すよ
うに行われる。HDD53の省電力モードへの移行や、
衝撃による停止モードへの移行などにより、HDD53
の回転速度の低下や停止が発生する場合、HDD53か
らHDDメモリ54に所定データが転送される。
【0030】一旦データが転送されれば、そのデータが
参照される場合はHDDメモリ54とメモリ52との間
のやり取りを行う。このようにすれば、省電力モードに
入るなどしてHDD53が停止するような場合、予め所
定データをHDD53内のHDDメモリ54に転送して
おくことにより、このデータを参照してもHDD53が
通常モードへ復帰する必要がなくなる。
【0031】上記各実施形態において転送する所定デー
タについて述べたが、これらのデータを一つ一つユーザ
がリストアップして設定するのが大変な場合、あらかじ
め特定の状況を想定して転送すべきデータのリストを決
めておくと便利である。例えば「論文執筆モード」とし
てかな漢字変換辞書や参照文献などを転送するように設
定する。他にも「画像鑑賞モード」としてグラフィクス
関連の必要データやファイルを転送するように設定した
り、「通信モード」として通信ソフトや変換ソフトなど
を転送するように設定することも可能である。ユーザが
これらのリストの中から希望するリストを選択するだけ
で、設定が可能となる。
【0032】上記各実施形態においては、所定データを
選択的に第一のデータ格納装置から第二のデータ格納装
置に転送するようにしていたが、この設定に加えて、特
定のデータについてはアクセスされたとしてもキャッシ
ュしないように設定することも可能である。例えば一日
に一度しか使用しないと分かっているようなデータにつ
いては、アクセスしてもこれをキャッシュしないように
しておき、キャッシュメモリの無駄を省くことができ
る。
【0033】なお、上記各実施形態においてはHDDと
半導体メモリをそれぞれ第一のデータ格納装置と第二の
データ格納装置の例として説明したが、これらの代わり
にMO(光磁気)ディスクやPD(相変化型光ディス
ク)、CD−ROM、DVD等、他のデータ格納装置に
応用することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、通常モード以外のモードでも使い勝手の良い、デー
タの種類や内容に応じた格納を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる情報処理装置のシ
ステム構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施形態に係る省電力モード移行時の
フローチャート図。
【図3】本発明の実施形態に係る通常モード復帰時のフ
ローチャート図。
【図4】本発明の第二の実施形態に係る情報処理装置の
システム構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第三の実施形態に係る情報処理装置の
システム構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…CPU、12…メモリ、13…キャッシュ部、1
4…HDD、15…固定データ領域、16…制御部、4
1…CPU、42…メモリ、43…ラムディスク、44
…HDD、45…制御部、51…CPU、52…メモ
リ、53…HDD、54…HDDメモリ、55…固定デ
ータ領域、56…ディスク部、57…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬堀 良一 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 コンピュータエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B005 JJ11 KK12 MM11 NN11 QQ05 5B065 BA01 CE14 CH02 ZA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも通常動作モードと第二の動作
    モードの二つの動作モードを有する第一のデータ格納装
    置と、 第二のデータ格納装置と、 前記第一のデータ格納装置から前記第二のデータ格納装
    置へ転送する所定データについての情報を予め格納する
    格納手段と、 この格納手段に格納された情報に従い、所定データを、
    前記第一のデータ格納装置の動作モードが通常動作モー
    ドから第二の動作モードへの移行に伴い、前記第一のデ
    ータ格納装置から前記第二のデータ格納装置に転送する
    転送手段とを具備し、 前記第一のデータ格納装置が第二の動作モードに移行し
    た後、前記所定データを参照する場合、第二のデータ格
    納装置に格納された所定データを優先的に参照すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記第二のデータ格納装置は、前記転送さ
    れた所定データを格納するための格納領域を確保し、こ
    の領域が解放されるまで所定データを保持することを特
    徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記第二のデータ格納装置は、そのデータ
    アクセス速度が前記第一のデータ格納装置よりも速いこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記第一のデータ格納装置はハードディス
    クドライブであり、前記第二のデータ格納装置は半導体
    メモリであることを特徴とする請求項3記載の情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】前記第一のデータ格納装置は更に、衝撃を
    検知するセンサを具備し、このセンサにより所定の衝撃
    を検知した場合、前記転送手段がデータを転送した後、
    前記第二の動作モードに入り、動作を停止することを特
    徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記転送する所定データについての情報を
    予め格納する際、目的や用途に応じて予めまとめられた
    データの組の中から、ユーザがデータの組を選択するこ
    とで所定データを設定することを特徴とする請求項1記
    載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記情報処理装置は、第一のデータ格納装
    置が通常動作モードに復帰する前に、完全に通常動作モ
    ードに復帰するか、一時的な通常動作に止めるか判断す
    る手段を具備することを特徴とする請求項1記載の情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】通常動作モードと第二の動作モードの2つ
    の動作モードを有する第一のデータ格納装置内のデータ
    のうち、第二のデータ格納装置に転送する所定データを
    設定する設定ステップと、 前記第一のデータ格納装置が第二の動作モードに移行す
    るかどうか判断する判断ステップと、 前記設定ステップにより設定された所定データを選択
    し、前記第二のデータ格納装置へ転送する転送ステップ
    とを具備し、 前記情報処理装置が前記所定データを参照する場合、第
    二のデータ格納装置に格納された所定データを第一のデ
    ータ格納装置に格納された所定データよりも優先的に参
    照することを特徴とするデータ格納方法。
  9. 【請求項9】前記判断ステップは更に、この判断ステッ
    プにおいて前記情報処理装置が第二の動作モードに移行
    すると判断した場合、前記第二のデータ格納装置内に前
    記転送する所定データを格納するための格納領域を確保
    する確保ステップを具備し、 前記転送ステップにおいて、前記所定データを前記格納
    領域に転送することを特徴とする請求項8記載のデータ
    格納方法。
  10. 【請求項10】前記確保ステップにおいて確保された格
    納領域は、領域が解放されるまで前記転送ステップによ
    り転送された所定データを保持することを特徴とする請
    求項9記載のデータ格納方法。
JP11056458A 1999-03-04 1999-03-04 情報処理装置及びそのデータ格納方法 Pending JP2000250716A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001016692A1 (fr) * 1999-08-31 2001-03-08 Tsunashima, Makoto Procede et appareil de recherche de donnees, et support d'enregistrement
JP2008162089A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 印刷装置
US9696929B2 (en) 2015-01-15 2017-07-04 Fujitsu Limited Storage control apparatus and computer-readable recording medium storing program for removing prefetches to storage devices currently in power-saving mode

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