JP2000249922A - 観察光学装置 - Google Patents

観察光学装置

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JP2000249922A
JP2000249922A JP11053447A JP5344799A JP2000249922A JP 2000249922 A JP2000249922 A JP 2000249922A JP 11053447 A JP11053447 A JP 11053447A JP 5344799 A JP5344799 A JP 5344799A JP 2000249922 A JP2000249922 A JP 2000249922A
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JP
Japan
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optical system
rotation
image
prism
light
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Pending
Application number
JP11053447A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Namikawa
敏之 浪川
Eiji Matsukawa
英二 松川
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】像回転光学素子を用いた観察光学装置におい
て、結像光学系を小型に構成する。 【解決手段】俯仰ミラー2の回転による被写体像の回転
を補償する像回転補正用のペチャンプリズム30を設
け、ペチャンプリズム30で回転補正された被写体像を
結像する結像光学系4を設けた観察光学装置において、
ペチャンプリズム30の入射面側に凸レンズ31を一体
に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転光学系を用い
て、広い領域を観察する観察光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の観察光学装置は、以下の
ような構成であった。すなわち、被写体からの光を略水
平方向から入射し、この入射光を反射鏡で垂直下方に折
り曲げる。この反射鏡を鉛直軸を回転中心として回転す
る回転光学系を設ける。そして、この回転光学系の回転
θに同期して(1/2)・θ回転し、前記回転光学系の
回転によって生じる被写体像の回転を補正する像回転補
正光学系を設ける。この像回転補正光学系としては、例
えばペチャンプリズムを含む光学系が設けられる。ペチ
ャンプリズムは、入射光を5回反射することによって像
を回転させるプリズムである。さらに、この像回転補正
光学系からの光を受けて、被写体像を得る結像光学系を
設ける。このような従来の観察光学装置は、回転光学系
を回転させることによって、同一水平面内で360度の
自由度を持って、周囲の被写体像を得ることができる。
もちろん360度観察する必要のない場合は、所定範囲
内で回転するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の観察光学装置では、ペチャンプリズム等の像
回転光学素子内を観察光が通ることにより光路長が増
え、それに従って光束が広がるため、像回転補正光学系
からの光を入射する結像光学系が大きくなってしまう、
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明では上記問題点に鑑
み、像回転補正光学系の入射面側に集光光学部材を設
け、像回転結像光学系の光束の広がりを抑えたので、結
像光学系がコンパクトに設計可能になり、全体としてダ
ウンサイジングした観察光学装置を得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の観察光学系の一
実施の形態を示す。水平方向からの被写体光束を受ける
窓1が設けられる。そして、窓1の透過光を下方に反射
させ、かつ不図示の俯仰装置によって俯仰運動すること
によって、垂直方向の視野角を変えるための俯仰ミラー
2が窓1と一体に設けられる。窓1と俯仰ミラー2とは
不図示の第1回転装置によって鉛直軸の周りに回転す
る。具体的には、窓1と俯仰ミラー2とは一体となって
鉛直軸周りに360度回転し、水平方向に360°の範
囲の観測が可能になる。
【0006】俯仰ミラー2で下方に曲げられた光は、絞
り6を通過後、凸レンズ31に入射する。凸レンズ31
は像回転光学素子としてのペチャンプリズム30の入射
面に貼り付けられている。ペチャンプリズム30は3角
プリズムをわずかの空気層を介して対向配置したプリズ
ムの一種であり、図2に示したような光路が形成され
る。すなわち、ペチャンプリズム30を構成する第1プ
リズム30Aに入射した光は、斜面A1で反射した後、斜
面A2で反射し、斜面A1から射出して空気層Hに出る。
空気層Hに出た光は第2プリズム30Bの斜面B1に入射
する。斜面B1から入射した光は、斜面B2で反射する。
斜面B2で反射した光は、斜面B3、B1でさらに反射
し、斜面B2から射出する。このようにして、ペチャン
プリズム30(第1プリズム30Aと第2プリズム30Bか
ら構成される)は、入射光を5回反射させることによっ
て、像を回転させる。図2に示したZ方向に関しては反射
による像のベクトル方向は不変であるが、X方向では、
反射によってベクトルの方向が180度変る。奇数回反射
であることから、像は反転することになる。ペチャンプ
リズム30は、不図示の第2回転装置によって鉛直軸周
りに回転する。ペチャンプリズム30の回転は、俯仰ミ
ラー2の回転に同期しており、俯仰ミラー2の回転角θ
に対し(1/2)・θ回転するように第1回転装置と第2
回転装置とが構成されている。
【0007】ペチャンプリズム30からの光は、結像光
学系4に入射し、撮像面5上に被写体の像が結ばれる。
この時、結像光学系4の入射瞳は結像光学系内部にある
ことがレンズ設計上は有利である。しかしながら、被写
体からの光がペチャンプリズム30を通過するために、
大きな光路長が必要となり、入射瞳位置をペチャンプリ
ズム30の下方に設置すると、窓1や俯仰ミラー2が大
型化するため好ましくない。そこで、入射瞳(絞り6の
位置に一致する)をペチャンプリズム30の上方に設置
することにより、結像光学系4から上方にある光学部材
の大型化を防いでいる。しかしながらこのために、結像
光学系4に関してレンズ設計上の難易度は増し、レンズ
系が大型化する。そこで、図2に示すようにペチャンプ
リズム30に凸レンズ31を張り付け、ペチャンプリズ
ム30と一体で回転できるようにする。このレンズ11
は入射瞳の近傍にあるため、フィールドレンズの役割を
果たすことができ結像光学系の径縮小に効果がある。ま
た、凸レンズ31を積極的に収差補正に利用することも
可能である。さらに、凸レンズ31を置くことにより、
ペチャンプリズム30自体もサイズの縮小がはかれる。
【0008】図1に示すように、ペチャンプリズム30
の上方に凸レンズ31を張り付け、その上部に絞り6を
設置することにより、窓1や俯仰ミラー2の大きさと結
像光学系4の大きさのバランスのとれた最適な装置が得
られる。なお、必要に応じて、ペチャンプリズム31の
下方にレンズを張り付けることや、ペチャンプリズムの
両側の斜面A2、B3に曲率を付け、この曲率を付けた斜
面A2、B3をミラーとして用いることで同様の効果を得
ることができる。
【0009】なお、ペチャンプリズムの代わりに側面形
状が台形状のドウブ(DOVE)プリズム等を用いることが
できる。
【0010】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、全体のバ
ランスがとれ全長や径の小さい観察光学装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光学系を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に用いられるペチャンプリ
ズムと凸レンズとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1.窓 2.俯仰ミラー 30.ペチャンプリズム 31.凸レンズ 4.結像光学系 5.撮像面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を入射して略直角に折り
    曲げる反射光学部材を有し、該折り曲げられた光束の中
    心を回転中心として回転する回転光学系と、前記回転光
    学系の回転に同期して回転し、前記回転光学系の回転に
    よって生じる被写体像の回転を補正する像回転補正光学
    系と、前記像回転補正光学系からの光を受けて、被写体
    像を得る結像光学系とを備えた観察装置において、前記
    像回転補正光学系の入射面側に凸レンズを設けたことを
    特徴とする観察光学装置。
  2. 【請求項2】 前記凸レンズを前記像回転補正光学系の
    入射面側に一体に設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の観察光学装置。
JP11053447A 1999-03-02 1999-03-02 観察光学装置 Pending JP2000249922A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100507697C (zh) * 2007-01-17 2009-07-01 中国科学院上海光学精密机械研究所 用于大功率激光二极管阵列的光学耦合系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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