JP2000249794A - 両面集光型放射線像変換パネル - Google Patents
両面集光型放射線像変換パネルInfo
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Abstract
おいて、優れた鮮鋭度と優れた粒状性がバランスよく現
れる画質の優れた放射線像を与えることができる放射線
像変換パネルを提供すること。 【解決手段】 輝尽性蛍光体からなる蛍光体層の両側に
透明保護層と透明支持体とがそれぞれ配置されてなる基
本構造を有する両面集光型放射線像変換パネルであっ
て、該輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトルにおける最大
ピーク波長における該蛍光体層の全透過率が2〜20%
の範囲にあるか、あるいは該輝尽性蛍光体の輝尽発光光
スペクトルにおける最大ピーク波長における該蛍光体層
の全透過率が2〜20%の範囲にあることを特徴とする
両面集光型放射線像変換パネル。
Description
用する両面集光方式の放射線像読取方法に用いられる両
面集光型放射線像変換パネルおよびその放射線像変換パ
ネルを用いて両面集光方式によって放射線像を読取り、
再生する方法に関するものである。
て、輝尽性蛍光体を用いる放射線像記録再生方法が知ら
れている。この方法は、輝尽性蛍光体を含有する放射線
像変換パネル(蓄積性蛍光体シート)を利用するもの
で、被写体を透過した、あるいは被検体から発せられた
放射線を該パネルの輝尽性蛍光体に吸収させ、その後に
輝尽性蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起
光)で時系列的に励起することにより、該輝尽性蛍光体
中に蓄積されている放射線エネルギーを蛍光(輝尽発光
光)として放出させ、この蛍光を光電的に読み取って電
気信号を得て、得られた電気信号に基づいて被写体ある
いは被検体の放射線画像を可視像として再生するもので
ある。読み取りを終えた放射線像変換パネルは、残存す
る画像の消去が行われた後、次の撮影のために備えられ
る。すなわち、放射線像変換パネルは繰り返し使用され
る。
真フィルムと増感紙との組合せを用いる従来の放射線写
真法の場合に比べて、はるかに少ない被曝線量で情報量
の豊富な放射線画像を得ることができるという利点があ
る。
像変換パネルは、基本構造として、支持体とその上に設
けられた輝尽性蛍光体層とからなる構造を有する。ま
た、輝尽性蛍光体層の上面(支持体に面していない側の
面)には通常、保護膜が設けられていて、蛍光体層を化
学的な変質あるいは物理的な衝撃から保護するようにし
ている。
これを分散状態で含有支持する結合剤とからなる。ただ
し、輝尽性蛍光体層としては、蒸着法や焼結法によって
形成される結合剤を含まないで輝尽性蛍光体の凝集体の
みから構成されるものも知られている。また、輝尽性蛍
光体の凝集体の間隙に高分子物質が含浸されている輝尽
性蛍光体層を有する放射線像変換パネルも知られてい
る。これらのいずれの蛍光体層でも、輝尽性蛍光体はX
線などの放射線を吸収したのち、励起光の照射を受ける
と輝尽発光を示す性質を有するものであるから、被写体
を透過したあるいは被検体から発せられた放射線は、そ
の放射線量に比例して放射線像変換パネルの輝尽性蛍光
体層に吸収され、放射線像変換パネルには被写体あるい
は被検体の放射線像が放射線エネルギーの蓄積像として
形成される。このエネルギー蓄積像は、上記励起光を照
射することにより輝尽発光光として放出させることがで
き、この輝尽発光光を光電的に読み取って電気信号に変
換することにより、放射線エネルギーの蓄積像を画像化
することが可能となる。
情報の読み取りは一般に、放射線像変換パネルの表(お
もて)面側から励起光を照射し、蛍光体粒子から発せら
れる輝尽発光光をその励起光照射側に備えられた集光ガ
イドで集光し、光電変換して読み取ることにより行われ
ている(片面集光方式)。しかしながら、輝尽発光光を
できるだけ多く読み出したい場合、あるいは輝尽性蛍光
体層内に形成された放射線エネルギー蓄積像のエネルギ
ー強度が蛍光体層の深さ方向に変化していてそのエネル
ギー強度の変化(強度分布)を画像情報として得たい場
合などには、パネルの表裏両側から輝尽発光光を集光し
て読み取る方式(両面集光方式)も利用されている。こ
の両面集光方式については、例えば特開昭55−879
70号公報や特開平7−287099号公報なに記載が
ある。
っても、この方法に用いられる放射線像変換パネルはで
きる限り高感度であって、かつ画質(鮮鋭度、解像度、
粒状性など)の良好な画像を与えるものであることが望
まれることは当然である。
像読取再生方法は、放射線像変換パネルに対する一回の
励起光走査によって発生する輝尽発光光をパネルの両側
から集光して放射線像データを得て、それらの情報を一
緒にして放射線像の再生利用できることから、片面集光
方式による放射線像読取再生方法に比べて、有利な方法
であると言うことができるが、一方では、両面集光方式
の放射線像読取再生方法により得られる放射線像の画質
(鮮鋭度や粒状性など)が充分に満足できるレベルに到
達しにくいという問題がある。
面側から入射した励起光は、放射線像変換パネルの蛍光
体層中にて蛍光体粒子に衝突して散乱を繰り返しながら
厚さ方向に進むが、その間に励起光の減衰と拡散が増大
する。従って、励起光入射側とは反対側の表面(裏側表
面)から読み取られる輝尽発光光から再生される放射線
像は、蛍光体層に記録されていた放射線像に対して広が
る傾向があり、鮮鋭度が低下する結果となりやすい。従
って、両面集光方式により放射線像を読取って再生する
方式で利用する放射線像変換パネルの輝尽性蛍光体層を
厚くすると、再生される放射線像の鮮鋭度が低下する傾
向がある。一方、放射線像変換パネルの輝尽性蛍光体層
を薄くすると、放射線像の形成に際して充分な量の放射
線を吸収することできず、感度が低下するため、再生さ
れる放射線像は粒状性などの点で画質が劣ってくる傾向
がある。従って、両面集光方式により放射線像を読取っ
て再生する方式で利用する放射線像変換パネルの輝尽性
蛍光体層の厚さは、再生される放射線像の画質を考慮し
て調整することが望ましいが、単に輝尽性蛍光体層の厚
さの調整を行なうのみでは、優れた鮮鋭度と優れた粒状
性がバランスよく現れる画質の優れた放射線像を得るこ
とが困難である。
る放射線像再生方法において、優れた鮮鋭度と優れた粒
状性がバランスよく現れる画質の優れた放射線像を与え
ることができる放射線像変換パネルを提供することを、
その目的とする。本発明の目的はまた、優れた鮮鋭度と
優れた粒状性がバランスよく現れる画質の優れた放射線
像を与えることができる両面読取再生方式に従う放射線
像再生方法を提供することにもある。
からなる蛍光体層の両側に透明保護層と透明支持体とが
それぞれ配置されてなる基本構造を有する両面集光型放
射線像変換パネルであって、該輝尽性蛍光体の輝尽励起
スペクトルにおける最大ピーク波長における該蛍光体層
の全透過率(拡散透過光も含む光の透過率)が2〜20
%の範囲にあることを特徴とする両面集光型放射線像変
換パネルにある。
は、更に、該輝尽性蛍光体の輝尽発光スペクトルにおけ
る最大ピーク波長における該蛍光体層の全透過率(拡散
透過光も含む光の透過率)が2〜20%の範囲にあるこ
とが望ましい。また、本発明の両面集光型放射線像変換
パネルは、輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトルにおける
最大ピーク波長における散乱長が3〜12μmの範囲に
あることが好ましい。そして、本発明の両面集光型放射
線像変換パネルの蛍光体層の厚さは100〜380μm
の範囲にあることが望ましい。また、本発明の両面集光
型放射線像変換パネルでは、その表側(励起光照射側)
での輝尽発光量と裏側での輝尽発光量の比率が、前者を
1とした場合、後者が0.15〜0.7の範囲にあるこ
とが好ましい。
体層の両側に透明保護層と透明支持体とがそれぞれ配置
されてなる基本構造を有する両面集光型放射線像変換パ
ネルであって、該輝尽性蛍光体の輝尽発光スペクトルに
おける最大ピーク波長における該蛍光体層の全透過率
(拡散透過光も含む光の透過率)が2〜20%の範囲に
あることを特徴とする両面集光型放射線像変換パネルに
もある。
輝尽性蛍光体層の輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトルお
よび輝尽発光スペクトルのそれぞれにおける最大ピーク
波長における散乱長はいずれも3〜12μmの範囲にあ
ることが好ましい。
に直進する平均距離を表わし、散乱長が短い程、光散乱
性が高いことを意味する。この光散乱長そして光吸収長
は、下記の方法によって測定した測定値から、クベルカ
・ムンク(Kubelka-Munk)の理論に基づく計算方法によ
り算出することができる。
尽性蛍光体層と同一の組成を持ち、互いに層厚が相違す
る三枚以上の輝尽性蛍光体膜試料を製造する。次いで、
各々の試料の厚み(μm)と拡散透過率(%)とを測定
する。この拡散透過率の測定は、通常の分光光度計に積
分球を付設した装置により測定することができる。本発
明に於ける測定では、株式会社日立製作所製のU−32
10型自記分光光度計に150φ積分球(150−09
01)を付設して用いた。測定波長は、対象の放射線像
変換パネルの蛍光体層の輝尽性蛍光体の励起スペクトル
の主ピーク(代表値として600nmを採用)、あるい
は輝尽発光スペクトルの最大ピーク(主発光ピーク)の
波長(代表値として400nmを採用)と一致させる。
の厚み(μm)と拡散透過率(%)との測定値を、クベ
ルカ・ムンクの理論式より導出される式に導入する。下
記式は、例えば、「蛍光体ハンドブック」(蛍光体同学
会編集、株式会社オーム社、1987年刊行)の403
頁の式5・1・12〜5・1・15から導くことができ
る。
をd0、蛍光体層の散乱長を1/αそして蛍光体層の吸
収長を1/βとして、光強度分布I(Z)を考える。こ
のI(Z)を蛍光体層表面から裏面に向かう成分i
(Z)と、裏面から表面に向かう成分j(Z)とに分け
て考える。すなわち、I(Z)=i(Z)+j(Z)で
ある。さらに、任意の深さにおける微小厚さdzの膜で
散乱吸収による強度の増減を求めるためには、クベルカ
・ムンクの理論により、次の連立微分方程式: di/dz=−(β+α)i+αj −−(1) di/dz= (β+α)j−αi −−(2) を解けばよい。
γ)/α、η=(α+β+γ)/α、KおよびLを積分
定数とすると、連立方程式のiに関する一般解は、 i(z)=Ke-γz+Leγz jに関する一般解は、 j(z)=Kξe-γz+Lηeγz となる。厚みdの蛍光体層の透過率Tは、 T=i(d)/i(0) で与えられる。
場合に、戻り光がない(j(d)=0)と仮定すると、
透過率は膜厚dの関数として、 T(d)=(η−ξ)/(ηeγz−ξe-γz) −−(3) と書くことができる。
膜厚のデータを(3)式により、最小二乗法などによっ
てフィッテイングすることにより、最適な1/αと1/
βとを計算して、蛍光体層の散乱長と吸収長が決定され
る。本発明における散乱長と吸収長とは全て、上記の定
義に従う数値であり、また測定も上記の方法に基づいて
実施した。
本発明の両面集光型放射線像変換パネルに、透明保護層
の側から、そのパネル内の輝尽性蛍光体の輝尽励起スペ
クトルにおける最大ピーク波長を中心として±20%の
波長範囲にある励起光を照射して、その励起光の照射に
より輝尽性蛍光体から発せられる輝尽発光光を放射線像
変換パネルの両側から集光したのち、光電変換処理する
ことを特徴とする放射線像読取再生方法にもある。
変換パネルの製造方法の基本操作は、公知の放射線像変
換パネルの製造方法と実質的な相違はない。放射線像変
換パネルに備えられる輝尽性蛍光体層は、単層であって
も、あるいは複数の蛍光体層から構成されていてもよ
い。次に、本発明の両面集光方式用の放射線像変換パネ
ルを製造する方法について簡単に説明する。
フィルム(あるいはシート)からなる。そのプラスチッ
ク材料としては、公知のポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリイミド、
アラミド樹脂などの材料から任意に選ぶことができる。
勿論、これらの材料に限定されるものではないが、充分
な強度を持ち、透明性の高いプラスチックフィルムを用
いることが望ましい。このプラスチックフィルムの厚さ
は、通常10〜1000μmの範囲にある。なお、輝尽
性蛍光体層が自己支持性である場合には必ずしも透明支
持体を必要とはしない。また、支持体の蛍光体層が設け
られる側の表面には、支持体と蛍光体層の結合を強化す
るため、あるいはパネルとしての感度もしくは画質(鮮
鋭度、粒状性)を向上させるために、下塗層(接着性付
与層)を設けてもよい。下塗層中には帯電防止剤、光散
乱性物質などが分散含有されていてもよい。
尽性蛍光体層が設けられる。輝尽性蛍光体層としては、
一般に輝尽性蛍光体粒子をバインダ(結合剤)で分散支
持した層が利用される。
00nmの範囲の励起光の照射により、300〜500
nmの波長範囲の輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好まし
い。そのような輝尽性蛍光体の例は、特開平2−193
100号公報および特開平4−310900号公報に詳
しく記載されている。特に好ましい輝尽性蛍光体は、ユ
ーロピウムあるいはセリウムにより付活されているアル
カリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体、そしてセリウム付
活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体である。ただし、
本発明に用いられる輝尽性蛍光体はこれらの蛍光体に限
られるものではなく、照射された放射線を蓄積してその
後の任意な時期に励起光を照射された場合に輝尽発光を
示す蛍光体であればいかなるものであってもよい。
法により支持体上に形成することができる。まず、輝尽
性蛍光体粒子と結合剤とを溶剤に加え、これを十分に混
合して、結合剤溶液中に蛍光体粒子が均一に分散した塗
布液を二種類以上調製する。結合剤としては、たとえば
ゼラチン等の蛋白質、デキストラン等のポリサッカライ
ド、またはアラビアゴムのような天然高分子物質;およ
び、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセ
ルロース、エチルセルロース、塩化ビニリデン・塩化ビ
ニルコポリマー、ポリアルキル(メタ)アクリレート、
塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、セ
ルロースアセテートブチレート、ポリビニルアルコー
ル、線状ポリエステル、熱可塑性エラストマーなどのよ
うな合成高分子物質を挙げることができる。これらの結
合剤は架橋剤によって架橋されたものであってもよい。
ール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール
等の低級アルコール;メチレンクロライド、エチレンク
ロライドなどの塩素原子含有炭化水素;アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂
肪酸と低級アルコールとのエステル;ジオキサン、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエー
テル;そして、それらの混合物を挙げることができる。
混合比は、目的とする放射線像変換パネルの特性、蛍光
体の種類などによって異なるが、一般には結合剤と蛍光
体との混合比は、1:1乃至1:100(重量比)の範
囲から選ばれ、そして特に1:8乃至1:40(重量
比)の範囲から選ぶのが好ましい。なお、塗布液にはさ
らに、塗布液中における蛍光体粒子の分散性を向上させ
るための分散剤、形成後の蛍光体層中における結合剤と
蛍光体粒子との間の結合力を向上させるための可塑剤、
蛍光体層の変色を防止するための黄変防止剤、硬化剤、
架橋剤など各種の添加剤が混合されていてもよい。
合剤とを含む塗布液を、支持体の表面に均一に塗布して
塗膜を形成させた後、乾燥する。塗布操作は、通常の塗
布手段、たとえばドクターブレード、ロールコータ、ナ
イフコータなどを用いる方法により行うことができる。
塗布液ごとに塗布、乾燥を繰り返して順次蛍光体層を形
成してもよいし、あるいは複数の塗布液を同時に塗布、
乾燥して同時重層で形成してもよい。あるいはまた、別
にガラス板、金属板、プラスチックシートなどのシート
(仮支持体)上に各塗布液を塗布し乾燥して蛍光体シー
トをそれぞれ別個に形成した後、これを支持体上に押圧
するか、あるいは接着剤を用いるなどして支持体上に各
蛍光体層を接合する方法を利用してもよい。
換パネルの特性、蛍光体の種類、結合剤と蛍光体との混
合比などによって異なるが、100μm〜380μmの
範囲にあることが好ましい。
体層は、輝尽性蛍光体とこれを分散状態で含有支持する
結合剤とからなるのものばかりでなく、結合剤を含まな
いで輝尽性蛍光体の凝集体のみから構成されるもの、あ
るいは輝尽性蛍光体の凝集体の間隙に高分子物質が含浸
されている蛍光体層などでもよい。
対側の表面には、蛍光体層を物理的および化学的に保護
するために透明保護膜を設けてる。透明保護膜として
は、セルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート、有
機溶媒可溶性フッ素系樹脂などのような透明な有機高分
子物質を適当な溶媒に溶解して調製した溶液を蛍光体層
の上に塗布することで形成されたもの、あるいはポリエ
チレンテレフタレートなどの有機高分子フィルムや透明
なガラス板などの保護膜形成用シートを別に形成して蛍
光体層の表面に適当な接着剤を用いて設けたもの、ある
いは無機化合物を蒸着などによって蛍光体層上に成膜し
たものなどが用いられる。保護膜中には、酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛、酸化チタン等の光散乱性微粒子、パー
フルオロオレフィン樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末等の
滑り剤、およびポリイソシアネート等の架橋剤など各種
の添加剤が分散含有されていてもよい。保護膜の膜厚は
一般に約0.1〜20μmの範囲にある。
は、公知の各種のバリエーションを含むものであっても
よい。たとえば、得られる画像の鮮鋭度を向上させるこ
とを目的として、上記の少なくともいずれかの層を、励
起光を吸収し輝尽発光光は吸収しないような着色剤によ
って着色してもよい(特公昭59−23400号公報参
照)。
は、上記のように、基本的には公知の方法を利用して製
造することができるが、放射線像変換パネルの輝尽性蛍
光体層を、本発明で規定する特定の波長に対して一定範
囲の光全透過率を示すように形成さするための条件は単
純に決定することができない。たとえば、本発明の放射
線像変換パネルを製造するの場合に考慮すべき要件とし
ては、輝尽性蛍光体の粒子径、輝尽性蛍光体粒子と結合
剤(バインダ)との比率、輝尽性蛍光体層を群青などの
着色させる場合には、その着色剤の種類、量、分散状
態、輝尽性蛍光体層の層厚などがあり、これらの要件を
適宜選択することにより、本発明の放射線像変換パネル
を得ることができる。本発明の放射線像変換パネルの輝
尽性蛍光体層の特徴のひとつは、一方の側から入射する
励起光を、パネルの両側から取り出される輝尽発光光の
量のバランスを適当な範囲に調節した点にもある。
する両面集光方式の放射線像再生方法について、本明細
書に添付した図1を用いて説明する。なお、この両面集
光方式の放射線像再生方法は、例えば、特開昭55−8
7970号公報や特開平7−287099号公報などに
記載されており、既に公知の方法である。
生方法の概念を示す図であり、放射線像変換パネル11
は、一対のニップローラ12a,12bにより矢印の方
向に搬送される。レーザビームなどの励起光(用いる放
射線像変換パネルの輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトル
における最大ピーク波長を中心として±5%の波長範囲
にある光が励起光として選ばれる)13は、一方の側か
ら照射され、その励起光の照射によりパネル11から発
せられる輝尽発光光は、パネル11の両側表面に進む。
パネル11の下側の表面に進んだ輝尽発光光14aは、
パネル11の下側に設けられている集光ガイド15aに
より集光され、その集光ガイド15aの基部に備えられ
ている光電変換装置(フォトマルチプライヤなど)16
aで電気信号に変換され、増幅器17aで増幅され、最
後に信号処理装置18に送り込まれる。一方、パネル1
1の上側表面に進んだ輝尽発光光14bは、パネル11
の上側に設けられている集光ガイド15bにより直接、
あるいはミラー19で反射された後、集光され、その集
光ガイド15bの基部に備えられている光電変換装置
(フォトマルチプライヤなど)16bで電気信号に変換
され、増幅器17bで増幅され、最後に信号処理装置1
8に送り込まれる。信号処理装置18では、増幅器17
aと増幅器17bとから送り込まれた電気信号につい
て、目的とする放射線像の種類に基づいて予め設定され
ている加算あるいは減算などの演算処理が行なわれ、目
的の放射線像に対応する画像信号が得られ、その後、適
当な表示装置あるいは記録装置(図示なし)に送られ
る。
フッ化臭化ヨウ化バリウム蛍光体(BaFBr0.85I
0.15:Eu2+)粒子200g、ポリウレタン樹脂(パン
デックスT5265M、大日本インキ化学工業(株)
製)の20重量%メチルエチルケトン溶液40g、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂2g、及びメチルエチルケ
トンを混合して、プロペラミキサにより充分に分散させ
ることによりバインダ(ポリウレタン樹脂とエポキシ樹
脂)固形分と蛍光体粒子との混合比が1:20(重量
比)の蛍光体層形成用塗布液を作製した。別に設けたガ
ラス板の上に水平に接着固定したポリエチレンテレフタ
レートフィルム(表面に離型剤が施されている仮支持
体、厚さ:250μm)の上に、この塗布液をドクター
ブレードを用いて均一に塗布して塗膜を形成した。そし
て、塗膜が形成された仮支持体を乾燥器に入れ、この乾
燥器の内部の温度を25℃から100℃に徐々に上昇さ
せて塗膜の乾燥を行なった。乾燥終了後に、塗膜を仮支
持体から剥がし取り、蓄積性蛍光体膜を得た。
蓄積性蛍光体膜を裏返し、予め用意しておいた透明なポ
リエステル樹脂接着層(厚さ:5μm)が形成されてい
る透明ポリエチエレンテレフタレートフィルム(支持
体、厚さ:μm)の表面に、仮支持体に接していた表面
と接着層とが反対側となるような配置にて重ね合せた。
この支持体と蓄積性蛍光体膜との積層体を、カレンダー
ロールを用いて連続的に60℃(この温度はバインダの
軟化温度以上である)で加熱圧縮して接合し、一体化し
た。次に、他の一枚の蓄積性蛍光体膜を、そのまま、支
持体上の接合された蓄積性蛍光体膜の上に、仮支持体に
接していた表面が下側の蓄積性蛍光体膜の表面に接触す
るような条件にて、同様な加熱圧縮処理をおこない、支
持体の上に蓄積性蛍光体膜が二枚接合して一体となった
積層体を得た。この積層体の上に、ポリエステル樹脂接
着層が形成されている透明ポリエチレンテレフタレート
フィルム(厚さ:6μm)を積層して接合して、本発明
に従う放射線像変換パネルを作製した。なお、得られた
放射線像変換パネルの蓄積性蛍光体層(二枚の蓄積性蛍
光体膜の加熱圧縮により形成されたもの)の層厚は27
0μmであった。
の方法を利用しながらも、用いるドクターブレードのク
リアランス(塗布液の出口の間隙)を変えることによっ
て、それぞれ二枚一組の膜厚の異なる蓄積性蛍光体膜を
調製し、それらの蓄積性蛍光体膜を用いて、実施例1の
(2)に記載の方法を利用して、本発明に従う放射線像
変換パネルを作製した。得られた放射線像変換パネルの
蓄積性蛍光体層(二枚の蓄積性蛍光体膜の加熱圧縮によ
り形成されたもの)の層厚は次の通りであった。
μm、実施例4:223μm、実施例5:365μm
の方法を利用しながらも、用いるドクターブレードのク
リアランスを変えることによって、それぞれ二枚一組の
膜厚の異なる蓄積性蛍光体膜を調製し、それらの蓄積性
蛍光体膜を用い、実施例1の(2)に記載の方法を利用
して、比較のための放射線像変換パネルを作製した。得
られた放射線像変換パネルの蓄積性蛍光体層(二枚の蓄
積性蛍光体膜の加熱圧縮により形成されたもの)の層厚
は次の通りであった。
粒子サイズを8μmに変えたこと、そして用いるドクタ
ーブレードのクリアランスを変えたこと以外は、実施例
1の(1)に記載の方法を利用して、それぞれ二枚一組
の膜厚の異なる蓄積性蛍光体膜を調製し、それらの蓄積
性蛍光体膜を用い、実施例1の(2)に記載の方法を利
用して、本発明に従う放射線像変換パネルを作製した。
得られた放射線像変換パネルの蓄積性蛍光体層(二枚の
蓄積性蛍光体膜の加熱圧縮により形成されたもの)の層
厚は次の通りであった。
μm、実施例8:398μm
粒子サイズを8μmに変えたこと、そして用いるドクタ
ーブレードのクリアランスを変えたこと以外は、実施例
1の(1)に記載の方法を利用して、それぞれ二枚一組
の膜厚の異なる蓄積性蛍光体膜を調製し、それらの蓄積
性蛍光体膜を用い、実施例1の(2)に記載の方法を利
用して、比較のための放射線像変換パネルを作製した。
得られた放射線像変換パネルの蓄積性蛍光体層(二枚の
蓄積性蛍光体膜の加熱圧縮により形成されたもの)の層
厚は次の通りであった。
均粒子サイズを3μmに変えたこと、蓄積性蛍光体膜の
着色剤として群青を用いたこと(群青は、予めバインダ
溶液調製時に添加分散させた)、そして用いるドクター
ブレードのクリアランスを変えたこと以外は、実施例1
の(1)に記載の方法を利用して、今度はそれぞれ一枚
の膜厚の異なる蓄積性蛍光体膜を調製した。そして、蓄
積性蛍光体膜を裏返すことなく、そのまま一枚ずつ用
い、実施例1の(2)に記載の方法を利用して、本発明
に従う放射線像変換パネルを作製した。得られた放射線
像変換パネルの蓄積性蛍光体層の層厚と群青添加量(蛍
光体粒子100g当たりのmg量)は次の通りであっ
た。
実施例10:110μm(群青:3mg)、実施例1
1:110μm(群青:30mg)
粒子サイズを3μmに変えたこと、蓄積性蛍光体膜の着
色剤として群青を用いたこと(群青は、予めバインダ溶
液調製時に添加分散させた)、そして用いるドクターブ
レードのクリアランスを変えたこと以外は、実施例1の
(1)に記載の方法を利用して、今度はそれぞれ一枚の
膜厚の異なる蓄積性蛍光体膜を調製した。そして、蓄積
性蛍光体膜を裏返すことなく、そのまま一枚ずつ用い、
実施例1の(2)に記載の方法を利用して、比較のため
の放射線像変換パネルを作製した。得られた放射線像変
換パネルの蓄積性蛍光体層の層厚と群青添加量(蛍光体
粒子100g当たりのmg量)は次の通りであった。
較例6:110μm(群青:150mg)
蛍光体との比率(重量比)を変えること以外は、実施例
1の(1)に記載の方法を利用して、それぞれ二枚一組
の蓄積性蛍光体膜を調製し、それらの蓄積性蛍光体膜を
用いて、実施例1の(2)に記載の方法を利用して、本
発明に従う放射線像変換パネルを作製した。得られた放
射線像変換パネルの蓄積性蛍光体層(二枚の蓄積性蛍光
体膜の加熱圧縮により形成されたもの)の層厚とバイン
ダ固形分量と蛍光体との比率(前者:後者の重量比)と
は次の通りであった。
施例13:270μm(1:30)、実施例14:27
0μm(1:20)、実施例15:270μm(1:
7)
体との比率(重量比)を変えること以外は、実施例1の
(1)に記載の方法を利用して、それぞれ二枚一組の蓄
積性蛍光体膜を調製し、それらの蓄積性蛍光体膜を用い
て、実施例1の(2)に記載の方法を利用して、比較の
ための放射線像変換パネルを作製した。得られた放射線
像変換パネルの蓄積性蛍光体層(二枚の蓄積性蛍光体膜
の加熱圧縮により形成されたもの)の層厚とバインダ固
形分量と蛍光体との比率(前者:後者の重量比)とは次
の通りであった。
例8:270μm(1:5)
れた放射線像変換パネルについて、下記の各輝尽性蛍光
体粒子について、輝尽発光特性および消去特性を下記の
方法で測定し、評価した。各実施例と比較例の放射線像
変換パネルについて得られた結果を第1表〜第4表に示
す。
率)を、U−3210型自記分光光度計(株式会社日立
製作所製)を用い、下記の方法によって測定した。各実
施例と比較例の放射線像変換パネルの製造に用いた接着
層付きのポリエチレンテレフタレートフィルム支持体
と、接着層付きのポリエチレンテレフタレート保護膜と
を合せたものの透過率が100%となるように設定し、
実施例と比較例で製造した放射線像変換パネルの蛍光体
層全体の全透過率を測定した。全透過率の測定は、用い
た輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトルにおける最大ピー
ク波長であり、励起光に相当する633nmの波長の光
を用いた場合と、用いた輝尽性蛍光体の輝尽発光スペク
トルにおける最大ピーク波長に相当するにおける波長4
03nmの光を用いた場合の両方で行なった。
変換パネルの保護層側にX線を照射したのち、波長63
3nmのレーザ光を4.8J/m2の励起光量で同じく
保護層側に照射して、その放射線像変換パネルの表側表
面(保護層側で励起光照射側)と裏側表面(支持体側)
とから出てくる輝尽発光光を、それぞれの側に備えた光
電子増倍管で受光することによって、それぞれの側の輝
尽発光量を測定した。得られた測定値を、各放射線像変
換パネルの表側表面で得られた輝尽発光量を1とする相
対値で表示して裏面発光量とした。
電圧80kVpのX線を照射した後、波長660nmの
レーザ光を照射して、パネル表面および裏面から放射さ
れた輝尽発光光をそれぞれ受光器(分光感度S−5の光
電子増倍管)で受光した。この受光した光を電気信号に
変換し、表裏の信号を合計して画像信号を得た。この画
像信号を組合わせて演算処理した後、フィルムスキャナ
を用いて銀塩写真フィルムに画像を感光記録させた。
ころ、下記の表2に示す結果が得られた。なお、鮮鋭度
と粒状性の判定は、比較例1の放射線像変換パネルの使
用により得られた写真画像の鮮鋭度と粒状性とを標準
(0)とし、それよりも明確に優れたものを+2、若干
優れたものを+1、若干劣るものを−1、そして明らか
に劣るものを−2とした。
長、輝尽発光波長における散乱長、励起波長における吸
収長、そして励起波長における吸収長の測定 蛍光体層の励起スペルトルの主ピーク波長と輝尽発光ス
ペクトルの主ピーク波長の光をそれぞれ用いて前述の方
法により散乱長と吸収長を測定した。
タ]蛍光体粒子サイズ:5μm、樹脂成分(結合剤)/
蛍光体重量比:1/20、励起波長での散乱長:10.
5μm、輝尽発光波長での散乱長:9.7μm、励起波
長での吸収長:1.4mm、発光波長での吸収長:1.
2mm
タ]蛍光体粒子サイズ:8μm、樹脂成分(結合剤)/
蛍光体重量比:1/20、励起波長での散乱長:11.
9μm、輝尽発光波長での散乱長:11.1μm、励起
波長での吸収長:1.4mm、発光波長での吸収長:
1.2mm
る:実施例9(1.4mm)、実施例10(0.8m
m)、実施例11(0.5mm)、比較例5(1.4m
m)、比較例6(0.3mm)
ータ]蛍光体粒子サイズ:3μm、樹脂成分(結合剤)
/蛍光体重量比:1/20、励起波長での散乱長:7.
2μm、輝尽発光波長での散乱長:6.4μm、発光波
長での吸収長:1.2mm
データ]蛍光体層厚:270μm、蛍光体粒子サイズ:
5μm、励起波長での吸収長:1.4mm、発光波長で
の吸収長:1.2mm
両面読取再生方式による放射線像再生方法を実施した場
合に、優れた鮮鋭度と優れた粒状性がバランスよく現れ
る画質の優れた放射線像を与えることができる。
線像読取再生装置の構成を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 輝尽性蛍光体からなる蛍光体層の両側に
透明保護層と透明支持体とがそれぞれ配置されてなる基
本構造を有する両面集光型放射線像変換パネルであっ
て、該輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトルにおける最大
ピーク波長における該蛍光体層の全透過率が2〜20%
の範囲にあることを特徴とする両面集光型放射線像変換
パネル。 - 【請求項2】 さらに、該輝尽性蛍光体の輝尽発光スペ
クトルにおける最大ピーク波長における該蛍光体層の全
透過率が2〜20%の範囲にあることを特徴とする請求
項1に記載の両面集光型放射線像変換パネル。 - 【請求項3】 輝尽性蛍光体の輝尽励起スペクトルにお
ける最大ピーク波長における蛍光体層の散乱長が3〜1
2μmの範囲にあることを特徴とする請求項1もしくは
2に記載の両面集光型放射線像変換パネル。 - 【請求項4】 輝尽性蛍光体の輝尽発光スペクトルにお
ける最大ピーク波長における蛍光体層の散乱長が3〜1
2μmの範囲にあることを特徴とする請求項2に記載の
両面集光型放射線像変換パネル。 - 【請求項5】 蛍光体層の厚さが100〜380μmの
範囲にあることを特徴とする請求項1乃至4のうちのい
ずれかの項に記載の両面集光型放射線像変換パネル。 - 【請求項6】 輝尽性蛍光体からなる蛍光体層の両側に
透明保護層と透明支持体とがそれぞれ配置されてなる基
本構造を有する両面集光型放射線像変換パネルであっ
て、該輝尽性蛍光体の輝尽発光スペクトルにおける最大
ピーク波長における該蛍光体層の全透過率が2〜20%
の範囲にあることを特徴とする両面集光型放射線像変換
パネル。 - 【請求項7】 輝尽性蛍光体の輝尽発光スペクトルにお
ける最大ピーク波長における散乱長が3〜12μmの範
囲にあることを特徴とする請求項6に記載の両面集光型
放射線像変換パネル。 - 【請求項8】 蛍光体層の厚さが100〜380μmの
範囲にあることを特徴とする請求項6もしくは7に記載
の両面集光型放射線像変換パネル。 - 【請求項9】 放射線像が記録されている請求項1乃至
8のうちのいずれかの項に記載の両面集光型放射線像変
換パネルに、透明保護層の側から、該輝尽性蛍光体の輝
尽励起スペクトルにおける最大ピーク波長を中心として
±20%の波長範囲にある励起光を照射して、その励起
光の照射により輝尽性蛍光体から発せられる輝尽発光光
を放射線像変換パネルの両側から集光したのち、光電変
換処理することを特徴とする放射線像読取再生方法。
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---|---|---|---|
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JP05453999A JP4054474B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 両面集光型放射線像変換パネル |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000249794A true JP2000249794A (ja) | 2000-09-14 |
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JP05453999A Expired - Fee Related JP4054474B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-03-02 | 両面集光型放射線像変換パネル |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4054474B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250639A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線像変換パネル |
JP2007163467A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-28 | Fujifilm Corp | 放射線検出器 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP05453999A patent/JP4054474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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