JP2000249737A - 廻りこみ防止機能付導通試験器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気が廻りこんでも導通と錯覚しないよう
に、発振器の出力を使って導通状態を調べるスピーカ付
発振器型導通試験器を提供する。 【解決手段】 導通試験器の発振回路の帰環部品に、マ
イクロインダクトとコンデンサーを使用したスピーカを
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、電気の導通試験
器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の導通試験器は、電気が廻りこんで
も導通と判断していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 （イ）トランスやモーター等のコイルが介在すると、設
計図どうりに結線されてなくても導通と判断していた。 （ロ）いったん結線されたものをはずして調べなければ
ならなかった。 （ハ）太いケーブルを端子から取りはずすのは、大きな
力が必要でたいへんだった。 本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】発振器の出力を使って音
で導通状態を調べるものである。本発明は、以上のよう
な構成よりなる廻りこみ防止機能付導通試験器である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。通常、発振器を作るときは、増幅回路を用
い、帰環させて発振させているが、この帰環する部品に
マイクロインダクタ（コイル）とコンデンサーを使用し
た発振器である。［図１］

【０００６】

【発明の効果】図２の電路に、図３の様な従来の通線試
験器を当てると、ＡＢ間が断線していても、ＢＣＤＡと
電気が廻りこみ、あたかもＡＢ間が導通しているように
錯覚した。本発明は、音が出ないかまたは音が変化する
ことで容易に導通しているか否かを判断できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の回路図である。

【図２】通線試験をする回路図の一例である。

【図３】従来の通線試験器の一例である。

【符号の説明】

１ マイクロインダクタ ２ コンデンサー ３ プラス電源 ４ 増幅回路 ５ スピーカ ６ アース ７ トランス ８ モーター ９ 乾電池 １０ ブザー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通線上にあるコイルに着目した導通試験
   器