JP2000248910A - リパワリング複合発電プラント - Google Patents
リパワリング複合発電プラントInfo
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- JP2000248910A JP2000248910A JP11051822A JP5182299A JP2000248910A JP 2000248910 A JP2000248910 A JP 2000248910A JP 11051822 A JP11051822 A JP 11051822A JP 5182299 A JP5182299 A JP 5182299A JP 2000248910 A JP2000248910 A JP 2000248910A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ガス給水加熱器の伝熱管の露点腐食を防止する
リパワリング複合発電プラントを提供する。 【解決手段】本発明に係るリパワリング複合発電プラン
トは、高圧給水加熱器49の出口側からバイパスし、加
熱された復水・給水の一部をガス給水加熱器50の入口
側に供給するガス給水加熱器伝熱管加熱系51を設ける
とともに、ガス給水加熱器50の伝熱管を加温させた復
水・給水を復水器38に戻す再循環系53をガス給水加
熱器50の出口側に設けた。
リパワリング複合発電プラントを提供する。 【解決手段】本発明に係るリパワリング複合発電プラン
トは、高圧給水加熱器49の出口側からバイパスし、加
熱された復水・給水の一部をガス給水加熱器50の入口
側に供給するガス給水加熱器伝熱管加熱系51を設ける
とともに、ガス給水加熱器50の伝熱管を加温させた復
水・給水を復水器38に戻す再循環系53をガス給水加
熱器50の出口側に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リパワリング複合
発電プラントに係り、特にガス給水加熱器に改良を加え
たリパワリング複合発電プラントに関する。
発電プラントに係り、特にガス給水加熱器に改良を加え
たリパワリング複合発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラントでは、既設のプ
ラントの経年化に伴う出力維持・増大、効率の向上、寿
命の延長、環境対策などを考慮して、いわゆるリパワリ
ングと称すプラントの再生化が行われている。
ラントの経年化に伴う出力維持・増大、効率の向上、寿
命の延長、環境対策などを考慮して、いわゆるリパワリ
ングと称すプラントの再生化が行われている。
【0003】このリパワリングは、既設のコンベンショ
ナルプラント(蒸気タービンプラント)に新設のガスタ
ービンプラントを組み合せたもので、電力需要の増加に
対応できる短期間での電力確保等を図ったものである。
ナルプラント(蒸気タービンプラント)に新設のガスタ
ービンプラントを組み合せたもので、電力需要の増加に
対応できる短期間での電力確保等を図ったものである。
【0004】リパワリング複合発電プラントには、幾つ
かのタイプがあるが、その中でも緊急電力確保の点から
給水加熱方式が好まれて多く適用されており、その構成
として図6に示すものがある。
かのタイプがあるが、その中でも緊急電力確保の点から
給水加熱方式が好まれて多く適用されており、その構成
として図6に示すものがある。
【0005】リパワリング複合発電プラントは、新設の
ガスタービンプラント1と既設の蒸気タービンプラント
6とを組み合せた構成になっている。
ガスタービンプラント1と既設の蒸気タービンプラント
6とを組み合せた構成になっている。
【0006】ガスタービンプラント1は、発電機2、空
気圧縮機3、ガスタービン燃焼器4、ガスタービン5を
備え、空気圧縮機3で吸い込んだ空気(大気)ARを圧
縮して高圧化し、高圧空気を燃料とともに、ガスタービ
ン燃焼器4に供給し、ここでガスタービン駆動ガスとし
ての燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスでガスタービン5
を駆動し、ガスタービン5の駆動の際に発生する回転ト
ルクで発電機2を駆動する。
気圧縮機3、ガスタービン燃焼器4、ガスタービン5を
備え、空気圧縮機3で吸い込んだ空気(大気)ARを圧
縮して高圧化し、高圧空気を燃料とともに、ガスタービ
ン燃焼器4に供給し、ここでガスタービン駆動ガスとし
ての燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスでガスタービン5
を駆動し、ガスタービン5の駆動の際に発生する回転ト
ルクで発電機2を駆動する。
【0007】一方、蒸気タービンプラント6は、ボイラ
7、蒸気タービン8、再生系(復水・給水系)9を備
え、ボイラ7で発生した過熱蒸気を蒸気タービン8で膨
張仕事させて発電機10を駆動するととにも、膨張仕事
を終えたタービン排気を復水器11で凝縮して復水・給
水CFWにし、その復水・給水CFWを再生系9を介し
てボイラ7に給水FWとして還流させる、いわゆるラン
キンサイクルに構成されている。
7、蒸気タービン8、再生系(復水・給水系)9を備
え、ボイラ7で発生した過熱蒸気を蒸気タービン8で膨
張仕事させて発電機10を駆動するととにも、膨張仕事
を終えたタービン排気を復水器11で凝縮して復水・給
水CFWにし、その復水・給水CFWを再生系9を介し
てボイラ7に給水FWとして還流させる、いわゆるラン
キンサイクルに構成されている。
【0008】また、ボイラ7は、胴体内に収容され、給
水FWの流れに沿って順に節炭器12、蒸発器13、過
熱器14等の熱交換器を配置するとともに、ガスタービ
ンプラント1のガスタービン5から供給される排ガスG
EGに、押込み送風機15、ダンパ16を介して供給さ
れる空気および燃料系統(図示せず)からの燃料を加え
て燃焼ガスを生成する、いわゆる排気再燃式になってお
り、燃焼ガスを加熱源に節炭器12で給水FWを予熱
し、蒸発器13で飽和蒸気にし、過熱器14で過熱蒸気
にして蒸気タービン8に供給している。
水FWの流れに沿って順に節炭器12、蒸発器13、過
熱器14等の熱交換器を配置するとともに、ガスタービ
ンプラント1のガスタービン5から供給される排ガスG
EGに、押込み送風機15、ダンパ16を介して供給さ
れる空気および燃料系統(図示せず)からの燃料を加え
て燃焼ガスを生成する、いわゆる排気再燃式になってお
り、燃焼ガスを加熱源に節炭器12で給水FWを予熱
し、蒸発器13で飽和蒸気にし、過熱器14で過熱蒸気
にして蒸気タービン8に供給している。
【0009】また、再生系(復水給水系)9は、蒸気タ
ービン8の高圧抽気系17および低圧抽気系18のそれ
ぞれから供給される抽気蒸気を熱源として止め弁19、
流量調節弁20を介装させて復水・給水CFWの一部を
加熱させ、給水FWとしてボイラ7に還流させる低圧給
水加熱器21および高圧給水加熱器22とを備えてい
る。
ービン8の高圧抽気系17および低圧抽気系18のそれ
ぞれから供給される抽気蒸気を熱源として止め弁19、
流量調節弁20を介装させて復水・給水CFWの一部を
加熱させ、給水FWとしてボイラ7に還流させる低圧給
水加熱器21および高圧給水加熱器22とを備えてい
る。
【0010】また、再生系9は、低圧給水加熱器21お
よび高圧給水加熱器22と平行に設置され、ボイラ7か
らの排ガスBEGを熱源とし、復水・給水CFWの残り
を加熱させ、上述と同様に給水FWとしてボイラ7に還
流させるガス給水加熱器23と、ガス給水加熱器23の
出口側からバイパスさせ、加熱した給水FWの一部を流
量調節弁24を介して復水器に循環させる再循環系25
とを備えている。なお、ガス給水加熱器23は、その入
口、出口側のそれぞれにダンパ26,27を設けてい
る。
よび高圧給水加熱器22と平行に設置され、ボイラ7か
らの排ガスBEGを熱源とし、復水・給水CFWの残り
を加熱させ、上述と同様に給水FWとしてボイラ7に還
流させるガス給水加熱器23と、ガス給水加熱器23の
出口側からバイパスさせ、加熱した給水FWの一部を流
量調節弁24を介して復水器に循環させる再循環系25
とを備えている。なお、ガス給水加熱器23は、その入
口、出口側のそれぞれにダンパ26,27を設けてい
る。
【0011】このように、従来のリパワリング複合発電
プラントでは、ボイラ7からの排ガスを復水器11から
の復水・給水CFWの加熱源として排エネルギをあます
ことなく有効活用を図り、緊急電力確保に対処させてい
た。
プラントでは、ボイラ7からの排ガスを復水器11から
の復水・給水CFWの加熱源として排エネルギをあます
ことなく有効活用を図り、緊急電力確保に対処させてい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6で示した従来のリ
パワリング複合発電プラントには、不具合・不都合な問
題点があり、その一つに露点腐食がある。
パワリング複合発電プラントには、不具合・不都合な問
題点があり、その一つに露点腐食がある。
【0013】従来、リパワリング複合発電プラントは、
ガスタービンプラント1のガスタービン5の運転中、ボ
イラ7からの排ガスBEGをガス給水加熱器23に供給
し、その器内に収容された伝熱管の管内を流れる復水・
給水CFWを加熱させる一方、ガスタービン5の運転終
了後、ダンパ26,27を閉じ、ボイラ7に残っている
排ガスBEGを系外ブローさせていた。
ガスタービンプラント1のガスタービン5の運転中、ボ
イラ7からの排ガスBEGをガス給水加熱器23に供給
し、その器内に収容された伝熱管の管内を流れる復水・
給水CFWを加熱させる一方、ガスタービン5の運転終
了後、ダンパ26,27を閉じ、ボイラ7に残っている
排ガスBEGを系外ブローさせていた。
【0014】しかし、ガス給水加熱器23は、ガスター
ビン5の運転終了中、器内の排ガスBEGの温度が冷え
て露点温度以下になると、器内の排ガスBEGが伝熱管
の表面に結露し、やがて伝熱管を腐食させる、いわゆる
露点腐食が往々にしてあった。
ビン5の運転終了中、器内の排ガスBEGの温度が冷え
て露点温度以下になると、器内の排ガスBEGが伝熱管
の表面に結露し、やがて伝熱管を腐食させる、いわゆる
露点腐食が往々にしてあった。
【0015】本発明は、このような事情に照してなされ
たもので、ガスタービンの運転終了中であってもガス給
水加熱器の器内に残る排ガスが露点温度以下になること
を防止するリパワリング複合発電プラントを提供するこ
とを目的とする。
たもので、ガスタービンの運転終了中であってもガス給
水加熱器の器内に残る排ガスが露点温度以下になること
を防止するリパワリング複合発電プラントを提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリパワリン
グ複合発電プラントは、上記目的を達成するために、請
求項1に記載したように、空気圧縮機、ガスタービン燃
焼器、ガスタービンを備えたガスタービンプラントに、
ボイラ、蒸気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タ
ービンプラントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱
器および低圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器
に上記ボイラから排ガスを供給して上記復水器からの復
水・給水を加熱させるリパワリング複合発電プラントに
おいて、上記高圧給水加熱器の出口側からバイパスし、
加熱された復水・給水の一部を上記ガス給水加熱器の入
口側に供給するガス給水加熱器伝熱管加熱系を設けると
ともに、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水
・給水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱
器の出口側に設けたものである。
グ複合発電プラントは、上記目的を達成するために、請
求項1に記載したように、空気圧縮機、ガスタービン燃
焼器、ガスタービンを備えたガスタービンプラントに、
ボイラ、蒸気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タ
ービンプラントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱
器および低圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器
に上記ボイラから排ガスを供給して上記復水器からの復
水・給水を加熱させるリパワリング複合発電プラントに
おいて、上記高圧給水加熱器の出口側からバイパスし、
加熱された復水・給水の一部を上記ガス給水加熱器の入
口側に供給するガス給水加熱器伝熱管加熱系を設けると
ともに、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水
・給水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱
器の出口側に設けたものである。
【0017】本発明に係るリパワリング複合発電プラン
トは、上記目的を達成するために、請求項2に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記ガ
ス給水加熱器の入口側に接続し、加熱媒体供給装置から
の加熱媒体を上記ガス給水加熱器に供給する加熱媒体供
給系と、上記ガス給水加熱器の出口側からバイパスし、
上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた加熱媒体を上
記復水器に戻す再循環系とを備えたものである。
トは、上記目的を達成するために、請求項2に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記ガ
ス給水加熱器の入口側に接続し、加熱媒体供給装置から
の加熱媒体を上記ガス給水加熱器に供給する加熱媒体供
給系と、上記ガス給水加熱器の出口側からバイパスし、
上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた加熱媒体を上
記復水器に戻す再循環系とを備えたものである。
【0018】本発明に係るリパワリング複合発電プラン
トは、上記目的を達成するために、請求項3に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記高
圧給水加熱器で加熱され、その出口側から一部を抽気し
た復水・給水を上記ガス給水加熱器の出口側から入口側
に向って供給するとともに、上記ガス給水加熱器の伝熱
管を加温させた復水・給水を、上記ガス給水加熱器の出
口側からバイパスし、上記復水器に接続する再循環系に
戻す連絡系を備えたものである。
トは、上記目的を達成するために、請求項3に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記高
圧給水加熱器で加熱され、その出口側から一部を抽気し
た復水・給水を上記ガス給水加熱器の出口側から入口側
に向って供給するとともに、上記ガス給水加熱器の伝熱
管を加温させた復水・給水を、上記ガス給水加熱器の出
口側からバイパスし、上記復水器に接続する再循環系に
戻す連絡系を備えたものである。
【0019】本発明に係るリパワリング複合発電プラン
トは、上記目的を達成するために、請求項4に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記高
圧給水加熱器と低圧給水加熱器との間からバイパスし、
上記低圧給水加熱器で加熱された復水・給水を上記ガス
給水加熱器の入口側に供給する連絡系を設けるととも
に、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水・給
水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱器の
出口側に設けたものである。
トは、上記目的を達成するために、請求項4に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記高
圧給水加熱器と低圧給水加熱器との間からバイパスし、
上記低圧給水加熱器で加熱された復水・給水を上記ガス
給水加熱器の入口側に供給する連絡系を設けるととも
に、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水・給
水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱器の
出口側に設けたものである。
【0020】本発明に係るリパワリング複合発電プラン
トは、上記目的を達成するために、請求項5に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記高
圧給水加熱器と上記ボイラとの間に前置高圧給水加熱器
を設け、この前置高圧給水加熱器で加熱させた復水・給
水を上記ガス給水加熱器の入口側に供給する連絡系を設
け、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水・給
水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱器の
出口側に設けたものである。
トは、上記目的を達成するために、請求項5に記載した
ように、空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガスタービ
ンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸気ター
ビン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラントを
組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低圧給水
加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイラから
の排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を加熱
させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上記高
圧給水加熱器と上記ボイラとの間に前置高圧給水加熱器
を設け、この前置高圧給水加熱器で加熱させた復水・給
水を上記ガス給水加熱器の入口側に供給する連絡系を設
け、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水・給
水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱器の
出口側に設けたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリパワリング
複合発電プラントの実施形態を図および図面に付した符
号を引用して説明する。
複合発電プラントの実施形態を図および図面に付した符
号を引用して説明する。
【0022】図1は、本発明に係るリパワリング複合発
電プラントの第1実施形態を示す概略系統図である。
電プラントの第1実施形態を示す概略系統図である。
【0023】本実施形態に係るリパワリング複合発電プ
ラントは、新設のガスタービンプラント28と既設の蒸
気タービンプラント33とを組み合せた構成になってい
る。
ラントは、新設のガスタービンプラント28と既設の蒸
気タービンプラント33とを組み合せた構成になってい
る。
【0024】ガスタービンプラント28は、発電機2
9、空気圧縮機30、ガスタービン燃焼器31、ガスタ
ービン32を備え、空気圧縮機30で吸い込んだ空気
(大気)ARを圧縮して高圧化し、高圧空気を燃料とと
もに、ガスタービン燃焼器31に供給し、ここでガスタ
ービン駆動ガスとしての燃焼ガスを生成し、その燃焼ガ
スでガスタービン32を駆動し、ガスタービン32の駆
動の際に発生する回転トルクで発電機29を駆動する。
9、空気圧縮機30、ガスタービン燃焼器31、ガスタ
ービン32を備え、空気圧縮機30で吸い込んだ空気
(大気)ARを圧縮して高圧化し、高圧空気を燃料とと
もに、ガスタービン燃焼器31に供給し、ここでガスタ
ービン駆動ガスとしての燃焼ガスを生成し、その燃焼ガ
スでガスタービン32を駆動し、ガスタービン32の駆
動の際に発生する回転トルクで発電機29を駆動する。
【0025】一方、蒸気タービンプラント33は、ボイ
ラ34、蒸気タービン35、再生系(復水・給水)36
を備え、ボイラ34で発生した過熱蒸気を蒸気タービン
35で膨張仕事をさせて発電機37を駆動するととも
に、膨張仕事を終えたタービン排気を復水器38で凝縮
して復水・給水CFWにし、その復水・給水CFWを再
生系36を介して給水FWにしてボイラ34に還流させ
ている。
ラ34、蒸気タービン35、再生系(復水・給水)36
を備え、ボイラ34で発生した過熱蒸気を蒸気タービン
35で膨張仕事をさせて発電機37を駆動するととも
に、膨張仕事を終えたタービン排気を復水器38で凝縮
して復水・給水CFWにし、その復水・給水CFWを再
生系36を介して給水FWにしてボイラ34に還流させ
ている。
【0026】また、ボイラ34は、胴体内に収容され、
給水FWの流れに沿って順に節炭器39、蒸発器40、
過熱器41等の多くの熱交換器を配置するとともに、ガ
スタービンプラント28のガスタービン32から供給さ
れる排ガスGEGに押込み送風機42、ダンパ43を介
して供給される空気および燃料系統(図示せず)からの
燃料を加えて燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスを加熱源
に節炭器39で給水FWを予熱し、蒸発器40で飽和蒸
気にし、過熱器41で過熱蒸気にして蒸気タービン35
に供給している。
給水FWの流れに沿って順に節炭器39、蒸発器40、
過熱器41等の多くの熱交換器を配置するとともに、ガ
スタービンプラント28のガスタービン32から供給さ
れる排ガスGEGに押込み送風機42、ダンパ43を介
して供給される空気および燃料系統(図示せず)からの
燃料を加えて燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスを加熱源
に節炭器39で給水FWを予熱し、蒸発器40で飽和蒸
気にし、過熱器41で過熱蒸気にして蒸気タービン35
に供給している。
【0027】また、再生系36は、蒸気タービン35の
高圧抽気系44、低圧抽気系45のそれぞれから供給さ
れる抽気蒸気を熱源として、止め弁46、流量調節弁4
7を介装させて復水・給水CFWの一部を加熱させ、給
水FWとしてボイラ34に還流させる低圧給水加熱器4
8と高圧給水加熱器49とを備えている。
高圧抽気系44、低圧抽気系45のそれぞれから供給さ
れる抽気蒸気を熱源として、止め弁46、流量調節弁4
7を介装させて復水・給水CFWの一部を加熱させ、給
水FWとしてボイラ34に還流させる低圧給水加熱器4
8と高圧給水加熱器49とを備えている。
【0028】また、再生系36は、低圧給水加熱器48
および高圧給水加熱器49と平行に設置され、ボイラ3
4からの排ガスBEGを熱源とし、復水・給水CFWの
残りを加熱させ、上述と同様に給水FWとしてボイラ3
4に還流させるガス給水加熱器50を備えている。
および高圧給水加熱器49と平行に設置され、ボイラ3
4からの排ガスBEGを熱源とし、復水・給水CFWの
残りを加熱させ、上述と同様に給水FWとしてボイラ3
4に還流させるガス給水加熱器50を備えている。
【0029】また、再生系36は、ガス給水加熱器50
の入口側と出口側とのそれぞれに設けた止め弁50a,
50bをバイパスし、高圧給水加熱器49の出口側から
ガス給水加熱器50の入口側に接続するガス給水加熱器
伝熱管加熱系51と、ガス給水加熱器50の出口側から
バイパスし、流量調節弁52を介装させて復水気38に
接続する再循環系53を備えている。なお、ガス給水加
熱器50は、ボイラ34からの排ガスBEGを熱源とし
て復水器38からの復水・給水CFWを加熱させるダン
パ54,55を設けた排ガス供給系56を備えている。
の入口側と出口側とのそれぞれに設けた止め弁50a,
50bをバイパスし、高圧給水加熱器49の出口側から
ガス給水加熱器50の入口側に接続するガス給水加熱器
伝熱管加熱系51と、ガス給水加熱器50の出口側から
バイパスし、流量調節弁52を介装させて復水気38に
接続する再循環系53を備えている。なお、ガス給水加
熱器50は、ボイラ34からの排ガスBEGを熱源とし
て復水器38からの復水・給水CFWを加熱させるダン
パ54,55を設けた排ガス供給系56を備えている。
【0030】次に作用を説明する。
【0031】ボイラ34は、ガスタービンプラント28
の運転中、ガスタービン32からの排ガスGEGを熱源
として再生系36からの給水FWと熱交換して過熱蒸気
を発生させ、その過熱蒸気を蒸気タービン35に供給す
る一方、過熱蒸気を発生させた後の排ガスBEGを排ガ
ス供給系56のダンパ54を介してガス給水加熱器50
に供給し、ここで復水器38からの復水・給水CFWの
一部を加熱してボイラ34に給水FWとして還流させて
いる。
の運転中、ガスタービン32からの排ガスGEGを熱源
として再生系36からの給水FWと熱交換して過熱蒸気
を発生させ、その過熱蒸気を蒸気タービン35に供給す
る一方、過熱蒸気を発生させた後の排ガスBEGを排ガ
ス供給系56のダンパ54を介してガス給水加熱器50
に供給し、ここで復水器38からの復水・給水CFWの
一部を加熱してボイラ34に給水FWとして還流させて
いる。
【0032】他方、ボイラ34は、ガスタービンプラン
ト28の運転が休止すると、ガスタービン32からの排
ガスGEGの供給が断たれる一方、ガス給水加熱器50
の入口、出口側に設けた止め弁50a,50bは閉弁さ
れる。このとき、蒸気タービン35は、残っている比較
的高圧高温の蒸気を抽気蒸気として高圧抽気系44およ
び低圧抽気系45を介して高圧給水加熱器49および低
圧給水加熱器48のそれぞれに供給し、復水器38から
止め弁46、流量調節弁47を介して供給される復水・
給水CFWを加熱させている。
ト28の運転が休止すると、ガスタービン32からの排
ガスGEGの供給が断たれる一方、ガス給水加熱器50
の入口、出口側に設けた止め弁50a,50bは閉弁さ
れる。このとき、蒸気タービン35は、残っている比較
的高圧高温の蒸気を抽気蒸気として高圧抽気系44およ
び低圧抽気系45を介して高圧給水加熱器49および低
圧給水加熱器48のそれぞれに供給し、復水器38から
止め弁46、流量調節弁47を介して供給される復水・
給水CFWを加熱させている。
【0033】本実施形態に係る再生系36は、このよう
な点に着目したもので、高圧給水加熱器49から加熱さ
れた復水・給水CFWを、その出口側からバイパスした
ガス給水加熱器伝熱管加熱系51を介してガス給水加熱
器50に供給し、ここで器内の伝熱管を加温させ、加温
後の復水・給水CFWを流量調節弁52、再循環系53
を介して復水器38に戻される。
な点に着目したもので、高圧給水加熱器49から加熱さ
れた復水・給水CFWを、その出口側からバイパスした
ガス給水加熱器伝熱管加熱系51を介してガス給水加熱
器50に供給し、ここで器内の伝熱管を加温させ、加温
後の復水・給水CFWを流量調節弁52、再循環系53
を介して復水器38に戻される。
【0034】このように、本実施形態では、高圧給水加
熱器49の出口側からバイパスし、ガス給水加熱器50
の入口側に接続するガス給水加熱器伝熱管加熱系51を
設け、高圧給水加熱器49で蒸気タービン35からの抽
気蒸気を熱源として加熱させた復水・給水CFWをガス
給水加熱器50の伝熱管の加温用として供給したので、
ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食を確実に防止す
ることができ、ガス給水加熱器50に安定運転を行わせ
ることができる。
熱器49の出口側からバイパスし、ガス給水加熱器50
の入口側に接続するガス給水加熱器伝熱管加熱系51を
設け、高圧給水加熱器49で蒸気タービン35からの抽
気蒸気を熱源として加熱させた復水・給水CFWをガス
給水加熱器50の伝熱管の加温用として供給したので、
ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食を確実に防止す
ることができ、ガス給水加熱器50に安定運転を行わせ
ることができる。
【0035】図2は、本発明に係るリパワリング複合発
電プラントの第2実施形態を示す概略系統図である。な
お、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を
付し、その重複説明を省略する。
電プラントの第2実施形態を示す概略系統図である。な
お、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を
付し、その重複説明を省略する。
【0036】本実施形態に係るリパワリング複合発電プ
ラントは、再生系36のガス給水加熱器50の入口側
に、例えば隣りのコンバインドサイクル発電プラント、
補助蒸気系等の加熱媒体供給装置57からの加熱媒体を
供給する加熱媒体供給系58を設け、ガスタービンプラ
ント28の運転停止中、加熱媒体供給装置57から加熱
媒体供給系58を介してガス給水加熱器50の伝熱管に
加熱媒体を供給して伝熱管を加温させ、加温後の加熱媒
体を流量調節弁52、再循環系53を介して復水器38
に還流させたものである。
ラントは、再生系36のガス給水加熱器50の入口側
に、例えば隣りのコンバインドサイクル発電プラント、
補助蒸気系等の加熱媒体供給装置57からの加熱媒体を
供給する加熱媒体供給系58を設け、ガスタービンプラ
ント28の運転停止中、加熱媒体供給装置57から加熱
媒体供給系58を介してガス給水加熱器50の伝熱管に
加熱媒体を供給して伝熱管を加温させ、加温後の加熱媒
体を流量調節弁52、再循環系53を介して復水器38
に還流させたものである。
【0037】このように、本実施形態では、ガス給水加
熱器50の入口側に加熱媒体供給装置57からの加熱媒
体を案内する加熱媒体供給系58を設けたので、器内の
排ガスBEGを凝縮させることがなく、ガス給水加熱器
50の伝熱管の露点腐食を確実に防止することができ
る。
熱器50の入口側に加熱媒体供給装置57からの加熱媒
体を案内する加熱媒体供給系58を設けたので、器内の
排ガスBEGを凝縮させることがなく、ガス給水加熱器
50の伝熱管の露点腐食を確実に防止することができ
る。
【0038】図3は、本発明に係るリパワリング複合発
電プラントの第3実施形態を示す概略系統図である。な
お、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を
付す。
電プラントの第3実施形態を示す概略系統図である。な
お、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を
付す。
【0039】本実施形態に係るリパワリング複合発電プ
ラントは、再生系36のガス給水加熱器50の出口側か
らバイパスし、復水器38に接続する再循環系53に止
め弁50cを設けるとともに、ガス給水加熱器50とそ
の入口側に設けた止め弁50bとの間からバイパスし、
途中で開閉弁59を介装して再循環系53に接続する連
絡系60を設け、ガスタービンプラント1の運転停止
中、止め弁50b,50cを閉弁し、高圧給水加熱器4
9で蒸気タービン35から高圧抽気系44を介して案内
された抽気蒸気により加熱した復水・給水CFWの一部
をガス給水加熱器50の出口側から入口側に向って流
し、その伝熱管を加温させた後、開閉弁59、連絡系6
0、再循環系53を介して復水器38に還流させたもの
である。
ラントは、再生系36のガス給水加熱器50の出口側か
らバイパスし、復水器38に接続する再循環系53に止
め弁50cを設けるとともに、ガス給水加熱器50とそ
の入口側に設けた止め弁50bとの間からバイパスし、
途中で開閉弁59を介装して再循環系53に接続する連
絡系60を設け、ガスタービンプラント1の運転停止
中、止め弁50b,50cを閉弁し、高圧給水加熱器4
9で蒸気タービン35から高圧抽気系44を介して案内
された抽気蒸気により加熱した復水・給水CFWの一部
をガス給水加熱器50の出口側から入口側に向って流
し、その伝熱管を加温させた後、開閉弁59、連絡系6
0、再循環系53を介して復水器38に還流させたもの
である。
【0040】このように、本実施形態では、高圧給水加
熱器49で加熱された復水・給水CFWの一部をガス給
水加熱器50の出口側から入口側に向って流し、その伝
熱管を加温させたので、器内の排ガスBEGを凝縮させ
ることがなく、ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食
を確実に防止することができる。
熱器49で加熱された復水・給水CFWの一部をガス給
水加熱器50の出口側から入口側に向って流し、その伝
熱管を加温させたので、器内の排ガスBEGを凝縮させ
ることがなく、ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食
を確実に防止することができる。
【0041】図4は、本発明に係るリパワリング複合発
電プラントの第4実施形態を示す概略図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付
す。
電プラントの第4実施形態を示す概略図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付
す。
【0042】本実施形態に係るリパワリング複合発電プ
ラントは、再生系36の低圧給水加熱器48と、高圧給
水加熱器49との間からバイパスし、途中で開閉弁61
を介装してガス給水加熱器50と止め弁50bとの間に
接続する連絡系62を設け、ガスタービンプラント1の
運転停止中、止め弁50a,50bを閉弁し、低圧給水
加熱器48で蒸気タービン35から低圧抽気系45を介
して案内された抽気蒸気により加熱した復水・給水CF
Wの一部を連絡系62を介してガス給水加熱器50の入
口側から出口側に向って流し、その伝熱管を加温させた
後、流量調節弁52、再循環系53を介して復水器38
に還流させたものである。
ラントは、再生系36の低圧給水加熱器48と、高圧給
水加熱器49との間からバイパスし、途中で開閉弁61
を介装してガス給水加熱器50と止め弁50bとの間に
接続する連絡系62を設け、ガスタービンプラント1の
運転停止中、止め弁50a,50bを閉弁し、低圧給水
加熱器48で蒸気タービン35から低圧抽気系45を介
して案内された抽気蒸気により加熱した復水・給水CF
Wの一部を連絡系62を介してガス給水加熱器50の入
口側から出口側に向って流し、その伝熱管を加温させた
後、流量調節弁52、再循環系53を介して復水器38
に還流させたものである。
【0043】このように、本実施形態では、低圧給水加
熱器48で加熱された復水・給水CFWの一部をガス給
水加熱器50の入口側から出口側に向って流し、その伝
熱管を加温させたので、器内の排ガスBEGを凝縮させ
ることがなく、ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食
を確実に防止することができる。
熱器48で加熱された復水・給水CFWの一部をガス給
水加熱器50の入口側から出口側に向って流し、その伝
熱管を加温させたので、器内の排ガスBEGを凝縮させ
ることがなく、ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食
を確実に防止することができる。
【0044】図5は、本発明に係るリパワリング複合発
電プラントの第5実施形態を示す概略酢である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付
す。
電プラントの第5実施形態を示す概略酢である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付
す。
【0045】本実施形態に係るリパワリング複合発電プ
ラントは、再生系36の高圧給水加熱器49とボイラ3
4との間に前置高圧給水加熱器63を設置し、前置高圧
給水加熱器63に蒸気タービン35からの抽気蒸気を案
内する前置高圧抽気系66を設けるとともに、前置高圧
給水加熱器63の出口側からバイパスし、途中で開閉弁
65を介装してガス給水加熱器50の入口側に接続する
連絡系64を設け、ガスタービンプラント1の運転停止
中、止め弁50a,50bを閉弁し、前置高圧給水加熱
器63で蒸気タービン35から前置高圧抽気系66を介
して案内された抽気蒸気により加熱した復水・給水CF
Wの一部をガス給水加熱器50の入口側から出口側に向
って流し、その伝熱管を加温させた後、流量調節弁5
2、再循環系53を介して復水機38に還流させたもの
である。
ラントは、再生系36の高圧給水加熱器49とボイラ3
4との間に前置高圧給水加熱器63を設置し、前置高圧
給水加熱器63に蒸気タービン35からの抽気蒸気を案
内する前置高圧抽気系66を設けるとともに、前置高圧
給水加熱器63の出口側からバイパスし、途中で開閉弁
65を介装してガス給水加熱器50の入口側に接続する
連絡系64を設け、ガスタービンプラント1の運転停止
中、止め弁50a,50bを閉弁し、前置高圧給水加熱
器63で蒸気タービン35から前置高圧抽気系66を介
して案内された抽気蒸気により加熱した復水・給水CF
Wの一部をガス給水加熱器50の入口側から出口側に向
って流し、その伝熱管を加温させた後、流量調節弁5
2、再循環系53を介して復水機38に還流させたもの
である。
【0046】このように、本実施形態では、前置高圧給
水加熱器63で加熱させた復水・給水の一部をガス給水
加熱器50の入口側から出口側に向って流し、その伝熱
管を加温させたので、器内の排ガスBEGを凝縮させる
ことがなく、ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食を
確実に防止することができる。
水加熱器63で加熱させた復水・給水の一部をガス給水
加熱器50の入口側から出口側に向って流し、その伝熱
管を加温させたので、器内の排ガスBEGを凝縮させる
ことがなく、ガス給水加熱器50の伝熱管の露点腐食を
確実に防止することができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係るリパ
ワリング複合発電プラントは、蒸気タービンからの抽気
蒸気を熱源とし、復水器からの復水・給水を加熱させ、
加熱した復水・給水の一部をガス給水加熱器に案内する
手段を設け、ガス給水加熱器の伝熱管を加温した復水・
給水を復水器に回収させたので、ガスタービンプラント
の停止運転中でガス給水加熱器に残る排ガスを凝縮させ
ることがなく、ガス給水加熱器の伝熱管の露点腐食を確
実に防止することができる。
ワリング複合発電プラントは、蒸気タービンからの抽気
蒸気を熱源とし、復水器からの復水・給水を加熱させ、
加熱した復水・給水の一部をガス給水加熱器に案内する
手段を設け、ガス給水加熱器の伝熱管を加温した復水・
給水を復水器に回収させたので、ガスタービンプラント
の停止運転中でガス給水加熱器に残る排ガスを凝縮させ
ることがなく、ガス給水加熱器の伝熱管の露点腐食を確
実に防止することができる。
【図1】本発明に係るリパワリング複合発電プラントの
第1実施形態を示す概略系統図。
第1実施形態を示す概略系統図。
【図2】本発明に係るリパワリング複合発電プラントの
第2実施形態を示す概略系統図。
第2実施形態を示す概略系統図。
【図3】本発明に係るリパワリング複合発電プラントの
第3実施形態を示す概略系統図。
第3実施形態を示す概略系統図。
【図4】本発明に係るリパワリング複合発電プラントの
第4実施形態を示す概略系統図。
第4実施形態を示す概略系統図。
【図5】本発明に係るリパワリング複合発電プラントの
第5実施形態を示す概略系統図。
第5実施形態を示す概略系統図。
【図6】従来のリパワリング複合発電プラントを示す概
略系統図。
略系統図。
1 ガスタービンプラント 2 発電機 3 空気圧縮機 4 ガスタービン燃焼器 5 ガスタービン 6 蒸気タービンプラント 7 ボイラ 8 蒸気タービン 9 再生系 10 発電機 11 復水器 12 節炭器 13 蒸発器 14 過熱器 15 押込み送風機 16 ダンパ 17 高圧抽気系 18 低圧抽気系 19 止め弁 20 流量調節弁 21 低圧給水加熱器 22 高圧給水加熱器 23 ガス給水加熱器 24 流量調節弁 25 再循環系 26,27 ダンパ 28 ガスタービンプラント 29 発電機 30 空気圧縮機 31 ガスタービン燃焼器 32 ガスタービン 33 蒸気タービンプラント 34 ボイラ 35 蒸気タービン 36 再生系 37 発電機 38 復水器 39 節炭器 40 蒸発器 41 過熱器 42 押込み送風機 43 ダンパ 44 高圧抽気系 45 低圧抽気系 46 止め弁 47 流量調節弁 48 低圧給水加熱器 49 高圧給水加熱器 50 ガス給水加熱器 50a,50b,50c 止め弁 51 ガス給水加熱器伝熱管過熱系 52 流量調節弁 53 再循環系 54,55 ダンパ 56 排ガス供給系 57 加熱媒体供給装置 58 加熱媒体供給系 59 開閉弁 60,62 連絡系 61 開閉弁
Claims (5)
- 【請求項1】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
タービンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸
気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラ
ントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低
圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイ
ラから排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水を
加熱させるリパワリング複合発電プラントにおいて、上
記高圧給水加熱器の出口側からバイパスし、加熱された
復水・給水の一部を上記ガス給水加熱器の入口側に供給
するガス給水加熱器伝熱管加熱系を設けるとともに、上
記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水・給水を上
記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱器の出口側
に設けたことを特徴とするリパワリング複合発電プラン
ト。 - 【請求項2】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
タービンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸
気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラ
ントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低
圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイ
ラからの排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水
を加熱させるリパワリング複合発電プラントにおいて、
上記ガス給水加熱器の入口側に接続し、加熱媒体供給装
置からの加熱媒体を上記ガス給水加熱器に供給する加熱
媒体供給系と、上記ガス給水加熱器の出口側からバイパ
スし、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた加熱媒
体を上記復水器に戻す再循環系とを備えたことを特徴と
するリパワリング複合発電プラント。 - 【請求項3】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
タービンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸
気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラ
ントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低
圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイ
ラからの排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水
を加熱させるリパワリング複合発電プラントにおいて、
上記高圧給水加熱器で加熱され、その出口側から一部を
抽気した復水・給水を上記ガス給水加熱器の出口側から
入口側に向って供給するとともに、上記ガス給水加熱器
の伝熱管を加温させた復水・給水を、上記ガス給水加熱
器の出口側からバイパスし、上記復水器に接続する再循
環系に戻す連絡系を備えたことを特徴とするリパワリン
グ複合発電プラント。 - 【請求項4】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
タービンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸
気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラ
ントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低
圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイ
ラからの排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水
を加熱させるリパワリング複合発電プラントにおいて、
上記高圧給水加熱器と低圧給水加熱器との間からバイパ
スし、上記低圧給水加熱器で加熱された復水・給水を上
記ガス給水加熱器の入口側に供給する連絡系を設けると
ともに、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復水
・給水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加熱
器の出口側に設けたことを特徴とするリパワリング複合
発電プラント。 - 【請求項5】 空気圧縮機、ガスタービン燃焼器、ガス
タービンを備えたガスタービンプラントに、ボイラ、蒸
気タービン、復水器、再生系を備えた蒸気タービンプラ
ントを組み合せ、上記再生系の高圧給水加熱器および低
圧給水加熱器に並列配置したガス給水加熱器に上記ボイ
ラからの排ガスを供給して上記復水器からの復水・給水
を加熱させるリパワリング複合発電プラントにおいて、
上記高圧給水加熱器と上記ボイラとの間に前置高圧給水
加熱器を設け、この前置高圧給水加熱器で加熱させた復
水・給水を上記ガス給水加熱器の入口側に供給する連絡
系を設け、上記ガス給水加熱器の伝熱管を加温させた復
水・給水を上記復水器に戻す再循環系を上記ガス給水加
熱器の出口側に設けたことを特徴とするリパワリング複
合発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051822A JP2000248910A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | リパワリング複合発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051822A JP2000248910A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | リパワリング複合発電プラント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248910A true JP2000248910A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12897598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11051822A Pending JP2000248910A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | リパワリング複合発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000248910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109937288A (zh) * | 2016-05-23 | 2019-06-25 | 西门子能源有限公司 | 具有利用文丘里效应的冷凝液再循环泵的联合循环电厂 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051822A patent/JP2000248910A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109937288A (zh) * | 2016-05-23 | 2019-06-25 | 西门子能源有限公司 | 具有利用文丘里效应的冷凝液再循环泵的联合循环电厂 |
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