JP2000248506A - 人工芝及びその施工方法 - Google Patents

人工芝及びその施工方法

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JP2000248506A
JP2000248506A JP11050573A JP5057399A JP2000248506A JP 2000248506 A JP2000248506 A JP 2000248506A JP 11050573 A JP11050573 A JP 11050573A JP 5057399 A JP5057399 A JP 5057399A JP 2000248506 A JP2000248506 A JP 2000248506A
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piles
artificial turf
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width direction
gap
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JP11050573A
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English (en)
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Tomoyuki Nishikawa
知幸 西川
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人工芝同士を繋ぎ合せる際、繋ぎ目を目立たな
くするために要する一連の準備作業は非常に細かい面倒
な作業で、多大の労力を要する。 【解決手段】人工芝は、基布8上に所定間隔でパイル9
が植設された人工芝7において、幅方向最外端に位置す
るパイル9aから外側に食み出た基布8aの幅Wcをパ
イル相互間の幅方向間隙Waの半分以下に設定する。施
工方法は、1枚の人工芝7と他の人工芝、又は2枚以上
の人工芝7を幅方向に繋いで敷設した後、パイル間に粒
状物を充填して施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テニスコート、サ
ッカー場、グラウンド等に敷設される人工芝及びその施
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工芝は、例えば図3に示すように、基
布(1)上に所定間隔でパイル(2)を植設(タフト)
したもので、それを用いて砂入り人工芝のテニスコー
ト、サッカー場、グラウンド等を施工する場合、例えば
3.66m幅で20〜40m長程度の数本のロール状人
工芝をコート長手方向に敷設して幅方向に繋いでいく。
この場合、3.66m幅おきに繋ぎ部分が生じ、その繋
ぎ手段の例を図3及び図4(a)を参照して次に示す。
【0003】まず図3に示すように、人工芝(3)の端
から所定幅内に位置する端部パイル(2a)(2b)を
点線(X)より数本(通常2本程度)切除して直線性を
出す。尚、人工芝(3)の幅方向最外端に位置するパイ
ル(2a)より外側の基布部分(1a)のみを切除して
も良いが、直線性が出難いため、上述のように、端から
所定幅内側にある2本程度のパイル(2a)(2b)を
切除する。切除後、最外端(切除前の端から3本目)に
位置するパイル(2c)から外側の基布部分(1b)を
点線(Y)より数mm単位で切除する。
【0004】次に、図4(a)に示すように、繋ぎ相手
側の人工芝(4)も同様に処理した後、繋ぎ部でジョイ
ントテープ(合成樹脂製又は織布に合成樹脂をコーティ
ングしたもの等で、0.3mm厚程度のシート状)
(5)を人工芝(3)(4)の繋ぎ目の下に敷き、上に
接着剤(6)を塗り、人工芝(3)(4)の端部同士を
貼り付けてジョイントテープ(5)を介して繋ぎ合せ
る。その後、パイル間に目砂(粒状物)を充填して砂入
り人工芝を施工する。
【0005】この時、砂入り人工芝はパイル間に目砂を
充填して仕上げるため、パイル相互間の幅方向間隙(W
a)は比較的大きく、5mm(ゲージ5/16インチの
場合)程度である。そこで、砂入り人工芝を幅方向(植
設方向と直角)に繋ぐ際、繋ぎ合わす人工芝(3)
(4)の最も端に位置するパイル(2c)(2d)より
も外側の基布部を大きく残したまま人工芝(3)(4)
を繋ぐと、パイル(2c)(2d)相互間の幅方向間隙
(Wb)が他のパイル相互間の幅方向間隙(Wa)と比
較してかなり大きくなり、繋ぎ部分が目砂充填後も繋ぎ
目として目立つ。そこで、人工芝(3)(4)同士を繋
ぎ合せる際、繋ぎ目を目立たないようにするため、パイ
ル相互間の幅方向間隙(Wa)≧(Wb)となるように
する必要がある。
【0006】尚、パイル相互間の幅方向間隙は、図4
(b)に示すように、植設されたパイル(Pa)(P
b)の根本をバッキング前状態で裏側において見た時、
パイル(Pa)(Pb)の根本同士が隔たる空間の最短
距離(Wp)である。従って、ゲージ間隔(パイルを植
設するニードルの先端の間隔)ではなく、又、パイル中
心間距離でもない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】人工芝同士を繋ぎ合せ
る際、繋ぎ目を目立たなくするために要する端部パイル
(2a)(2b)の切除、基布部分(1b)の切除及び
パイル相互間の幅方向間隙(Wa)≧(Wb)にする等
の一連の準備作業は非常に細かい面倒な作業で、多大の
労力を要するという不具合がある。
【0008】本発明の目的は、人工芝同士を繋ぎ合せる
際、繋ぎ目を目立たなくするための準備作業を可及的に
省いて労力を軽減した人工芝及びその施工方法を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る人工芝は、
基布上に所定間隔でパイルが植設された人工芝におい
て、幅方向最外端に位置するパイルから外側に食み出た
基布の幅をパイル相互間の幅方向間隙の半分以下に設定
し、又は、端から所定幅内に位置する端部パイルのパイ
ル相互間の幅方向間隙を他のパイル相互間の幅方向間隙
よりも狭く、又は半分以下に設定したことを特徴とし、
本発明に係る人工芝の施工方法は、前記端部パイルのパ
イル相互間の幅方向間隙を他より狭く又は半分以下に設
定した人工芝の端部を端から所定幅切除したもの及び基
布幅をパイル相互間の幅方向間隙の半分以下に設定した
人工芝の内、1枚と他の人工芝、又は2枚以上を幅方向
に繋いで敷設した後、パイル間に粒状物を充填して施工
することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る人工芝及びその施工
方法の実施の形態を図1及び図2を参照して以下に説明
する。まず図1(a)に示すように、本発明に係る人工
芝(7)は、基布(8)上に所定間隔で植設されたパイ
ル(9)の内、幅方向最外端に位置するパイル(9a)
から外側に食み出た基布(8a)の幅(Wc)を予めパ
イル相互間の幅方向間隙(Wa)の半分以下に設定した
ものである。
【0011】これにより、図4(a)に示すように、人
工芝を幅方向に繋ぎ合せて敷設した時、必ずパイル相互
間の幅方向間隙(Wa)≧(Wb)となる繋ぎ目が出来
る。尚、パイル相互間の幅方向間隙は、図4(b)を参
照して既述したように、パイル(Pa)(Pb)の根本
同士が隔たる空間の最短距離(Wp)で、隣接するパイ
ル間の内側間隔である。
【0012】又、他の実施の形態として、図1(b)に
示すように、人工芝(10)の一方又は両方の端から所
定幅(D)、例えば10cm内に位置する数本のパイル
(11a)(11b)(11c)の相互間の幅方向間隙
(Wd)を予め他のパイル相互間の幅方向間隙(Wa)
の半分以下に狭く設定して人工芝(10)を製造する。
そこで、施工の際、相互間の幅方向間隙(Wd)のパイ
ル(11a)(11b)(11c)を数本、切除して繋
ぎ合せると、パイル相互間の幅方向間隙(Wd)が最も
幅広く残った場合でも、必ず図4(a)に示すパイル相
互間の幅方向間隙(Wa)≧(Wb)の繋ぎ目が生じ
る。
【0013】次に、本発明に係る人工芝を施工する際、
図1(b)に示す人工芝(10)の所定幅(D)内に位
置するパイル(11a)〜(11c)を数本切除したも
の、及び図1(a)に示す人工芝(7)の内、1枚と他
の人工芝、又は2枚以上と他の人工芝を幅方向に繋ぎ合
せて敷設した後、パイル間に目砂(粒状物)を充填して
施工する。
【0014】ここで、本発明に係る人工芝の施工方法の
一例を図2を参照して砂入り人工芝でテニスコートを施
工する場合について示す。まず用いられる人工芝(1
2)(13)(14)は一般に3.66m幅、23.7
7m長(L)で、3枚でコート内1面を敷設する{3.
66×3=10.98m幅(W)となる}。
【0015】但し、実際には、左右の人工芝(12)
(14)にはシングルス及びダブルスのライン(N)5
cm×2本がそれぞれ間に入るので、その分人工芝は増
幅される。つまり、最初から増幅分を考慮して人工芝
(12)(14)の芝幅を狭くしても、施工が可能とな
る。人工芝(12)(14)の芝幅を狭くする限界は、
3.66−0.05×2=3.56mである。従って、
テニスコートに人工芝を敷設する場合、1枚の人工芝で
パイル相互間の幅方向間隙(Wa)である部分が幅35
60mm以上であり、且つ、片端又は両端の図1(b)
に示す所定幅(D)内に位置する端部パイルがパイル相
互間の幅方向間隙(Wd)で植設された人工芝であれば
良い。
【0016】そこで、同じ面積のテニスコート2面の1
面毎に次に述べる実施例及び比較例の各施工を行った
時、それぞれの人工芝敷設に要した時間及び目砂充填後
の仕上がり状況は次表(1)に示すようになる。
【0017】即ち、実施例の場合、パイル相互間の幅方
向間隙(Wa)が5mmである部分が3610mm幅、
パイル相互間の幅方向間隙(Wd)が2mmである部分
が15mm幅の人工芝(長さ23.77m)3枚を製造
し、パイル相互間の幅方向間隙(Wd)の部分を全て切
除してコート内に敷設した。又、ラインは白い芝幅50
mmを別途用意して敷設時に埋め込んだ。
【0018】又、比較例の場合、パイル相互間の幅方向
間隙(Wa)が5mmである部分が3660mm幅{パ
イル相互間の幅方向間隙(Wd)が2mmである部分は
無し}の人工芝(長さ23.77m)3枚を製造し、人
工芝3枚分の総幅が10970mmとなるようにそれぞ
れの端部を適宜切除してコート内に敷設した。又、ライ
ンは白い芝幅50mmを別途用意して敷設時に埋め込ん
だ。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、人工芝の繋ぎ合わせ施
工時、人工芝の幅方向最外端に位置するパイルより外側
に食み出た基布部をパイル相互間の幅方向間隙の半分以
下となるように予め人工芝を製造し、幅方向に繋ぎ合せ
て施工したから、繋ぎ合せ前の繋ぎ目を目立たなくする
ための準備作業を可及的に省略出来、砂入り人工芝用人
工芝の敷設に要する労力や時間が軽減され、仕上がりも
奇麗になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る人工芝の実施の形態を示
す要部側断面図。(b)は本発明に係る人工芝の他の実
施の形態を示す要部側断面図。
【図2】本発明に係る人工芝の施工方法の一例を示すテ
ニスコートの平面図。
【図3】従来の人工芝及び繋ぎ合せ施工準備作業の一例
を示す要部側断面図。
【図4】(a)は従来の人工芝の繋ぎ合せ施工例を示す
要部側断面図。(b)は植設されたパイル相互間の幅方
向間隙を示す平面図。
【符号の説明】
7 人工芝 8 基布 9 パイル 10人工芝 Waパイル相互間の幅方向間隙 Wc基布幅 Wdパイル相互間の幅方向間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布上に所定間隔でパイルが植設された
    人工芝において、幅方向最外端に位置するパイルから外
    側に食み出た基布の幅をパイル相互間の幅方向間隙の半
    分以下に設定したことを特徴とする人工芝。
  2. 【請求項2】 基布上に所定間隔でパイルが植設された
    人工芝において、端から所定幅内に位置する端部パイル
    のパイル相互間の幅方向間隙を他のパイル相互間の幅方
    向間隙よりも狭く設定したことを特徴とする人工芝。
  3. 【請求項3】 端部パイルのパイル相互間の幅方向間隙
    を他のパイル相互間の幅方向間隙の半分以下に設定した
    ことを特徴とする請求項2記載の人工芝。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の人工芝の端部を端
    から所定幅切除したもの及び請求項1記載の人工芝の
    内、1枚と他の人工芝、又は2枚以上を幅方向に繋いで
    敷設した後、パイル間に粒状物を充填して施工すること
    を特徴とする人工芝の施工方法。
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