JPH11293618A - 人工芝の撤去方法 - Google Patents

人工芝の撤去方法

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JPH11293618A
JPH11293618A JP9349098A JP9349098A JPH11293618A JP H11293618 A JPH11293618 A JP H11293618A JP 9349098 A JP9349098 A JP 9349098A JP 9349098 A JP9349098 A JP 9349098A JP H11293618 A JPH11293618 A JP H11293618A
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JP
Japan
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artificial turf
artificial lawn
granular material
laid
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP9349098A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Nishikawa
知幸 西川
Hiroshi Hasegawa
浩 長谷川
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粒状物入り人工芝を撤去する際、人手により人
工芝を細かく裁断して場外に運び出しているため、多大
の労力と時間を必要とする。又、撤去の際、粒状物が敷
設面上に大量にこぼれ落ち,新しい人工芝の平坦性が失
われたり、滑りを与えてずれる恐れがある。そのため、
人工芝撤去後の敷設面を清掃してこぼれ落ちた粒状物を
全て除去する必要があり、現状では、こぼれ落ちる粒状
物の量が多いことから、その清掃作業においても多大の
労力と時間を必要とする。 【解決手段】芝目に粒状物4が充填された人工芝1舗装
を撤去するにあたり、敷設されている人工芝1を粒状物
4入りのまま一定幅の帯状に裁断した後、帯状人工芝1
を敷設面2上でロール状に丸めるか又はすくい部材5a
上に蛇腹に折り畳んで積み上げて一塊にまとめ、撤去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テニスコート、野
球場、グラウンド等の運動施設や広場等に敷設された粒
状物入り人工芝の撤去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粒状物入り人工芝舗装は幅3.6m程度
の反物状の人工芝をジョイントテープと接着剤を用いて
裏面から接合して一枚物とした後、細径の砂、珪砂等の
粒状物を芝目に充填して人工芝を押え付けて安定させる
もので、下地面(敷設面)とは接着固定されていない。
上記粒状物入り人工芝舗装はテニスコート、野球場、グ
ラウンド等の運動施設や広場等に広く使用されており、
通常、10年余り使用すると、耐用年数に達し、当初施
工したものを更新する必要がある。その際、上述したよ
うに、粒状物入り人工芝舗装は下地面と接着固定されて
いないため、下地面はそのまま利用して表層の粒状物入
り人工芝のみを撤去して新しく粒状物入り人工芝を敷設
する手段が用いられる。
【0003】この時、粒状物無し人工芝については、固
定されたロール状に巻き取る機械設備に巻き取って撤去
する手段(特開昭61−146278号公報、特開平7
−150514号公報)が知られている。ところが、粒
状物入り人工芝の場合、粒状物だけでなく、水分も含ま
れており、1m2 当たり25〜30kgの重量があるた
め、重過ぎ、又、粒状物処理の問題よりこれらの機械設
備は使用出来ない。しかも人工芝は強度的にさほど強く
ないため、レッカー等で引っ掛けようとしても人工芝が
破壊されて持ち上げることが出来ない。そこで、既設の
粒状物入り人工芝を撤去する際、従来、人工芝をダイヤ
モンドカッタ等で1m角(25〜30kg)程度の大き
さに細かく裁断した後、場外に運び出すといった人手に
よる手段が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粒状物入り人工芝を撤
去する際、人手により人工芝を細かく裁断して場外に運
び出しているため、多大の労力と時間を必要とするとい
う不具合がある。又、撤去の際、充填されている砂粒等
の粒状物が下地面上に大量にこぼれ落ち,それをそのま
ま放置して新しく粒状物入り人工芝を施工すると、こぼ
れ落ちた粒状物の塊が凹凸になって平坦性が失われる。
又、凹凸の原因にならない程度の量であっても、下地面
上に残った粒状物がコロの役割を果たし、新しく施工し
た粒状物入り人工芝に滑りを与えてずれる恐れがある。
【0005】そのため、人工芝を細かく裁断して撤去す
る手段では、人工芝撤去後の下地面を清掃してこぼれ落
ちた粒状物を全て除去する必要があり、現状では、こぼ
れ落ちる粒状物の量が多いことから、その清掃作業にお
いても多大の労力と時間を必要とするという不具合があ
る。
【0006】本発明の目的は、芝目に粒状物が充填され
た人工芝を粒状物を出来るだけこぼさずに下地面から撤
去する人工芝の撤去方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、芝目に粒状物
が充填された人工芝舗装を撤去するにあたり、敷設され
ている人工芝を粒状物入りのまま一定幅の帯状に裁断し
た後、長尺な帯状人工芝の端部を丸めてロール状とし、
該ロール状体を帯状人工芝の敷設面上で転がしながら帯
状人工芝をロール状に丸めて一塊にまとめ、撤去するこ
と、又は長尺な帯状人工芝をすくい部材で所定長毎にす
くい上げては長手方向に沿って蛇腹に折り畳んですくい
部材上に積み上げて一塊にまとめ、撤去することを特徴
とし、又、裁断前に予め粒状物を人工芝に定着しておく
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る人工芝の撤去方法の
実施の形態を図1(a)〜(d)を参照して以下に説明
する。本発明の特徴は、芝目に粒状物が充填されている
人工芝を粒状物入りのまま一定幅の帯状に裁断した後、
敷設面に沿ってロール状に丸めるか又はすくい部材上に
蛇腹に折り畳んで積み上げて一塊にまとめ、撤去するこ
とである。それにより粒状物を出来るだけこぼさず、且
つ、効率良く一定の大きさにまとめて敷設面から撤去す
る。
【0009】まず図1(a)は丸めによる第1の撤去方
法を示し、図において(1)は下地面(敷設面)(2)
に敷設された人工芝、(3)は先端にブレード(3a)
を有するブルドーザである。上記人工芝(1)は例えば
ポリプロピレンの平織物等で構成された基布(1a)
に、ナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂で作られた
偏平なスプリットヤーンやモノフィラメントヤーンで作
られたパイル(1b)…を多数植設して構成されてい
る。人工芝(1)の芝目内には、粒径が0.2mm〜
1.2mm程度の細かい粒径の砂、珪砂、高分子材料の
弾性粒状物、又はこれらの混合物で構成された粒状物
(4)が充填されている。
【0010】上記構成に基づき本発明の第1の方法の動
作を次に説明する。まず敷設されている人工芝(1)を
粒状物入りのまま一定幅に帯状に裁断する。次に、図1
(a)に示すように、裁断された長尺な帯状人工芝
(1)の端部をブルドーザ(3)のブレード(3a)で
すくい上げて丸めてロール状とする。次いで、該ロール
状体をブレード(3a)で前方に押して下地面(2)に
沿って転がしながら帯状人工芝(1)を一定の大きさの
一塊に丸めていく。その後、一塊になった粒状物入り人
工芝(1)をパレット等に積載して場外に搬出して撤去
する。尚、ブルドーザ(3)に替えてフォークリフトを
利用しても良く、又、人工芝の丸め方は、人工芝(1)
の表側を内向きにする方が人工芝(1)を持ち上げずに
巻くことが出来、充填された粒状物もこぼれ落ち難い。
但し、充填された粒状物(4)が人工芝(1)を板状に
しているため、あまり小さくまとめることは出来ない。
【0011】次に、図1(b)は折り畳みによる第2の
撤去方法を示し、図において(1)は下地面(2)に敷
設された人工芝、(5)は先端にすくい部材となる2本
のL字状フォーク爪(5a)を有するフォークリフトで
ある。
【0012】上記構成に基づき本発明の第2の方法の動
作を次に説明する。まず敷設されている人工芝(1)を
粒状物入りのまま一定幅に帯状に裁断する。そこで、図
1(b)に示すように、最初、フォーク爪(5a)を長
尺な帯状人工芝(1)の端部に差し込んで僅かにすくい
上げる。次に、前方に人工芝(5a)を垂らしたままフ
ォークリフト(5)を前進させると、フォーク爪(5
a)ですくい上げた部分が所定長折り畳まれて人工芝
(1)の上に一旦、重ねられる。次いで、フォークリフ
ト(5)を後進させて人工芝(1)から一時離れた後、
再び前進させ、重ねた部分を最下部からフォーク爪(5
a)ですくい上げて前進させると、人工芝(1)が所定
長、再度重ねられる。上記作業を繰り返すと、人工芝
(1)が粒状物入りのままで所定長毎に蛇腹状に折り畳
まれてフォーク爪(5a)上に積み上げられ、一定の大
きさの一塊にまとめられる。その後、上記同様、一塊に
なった粒状物入り人工芝(1)をパレット等に積載して
場外に搬出して撤去する。
【0013】この時、人工芝(1)の裁断幅が1mより
狭い場合、裁断量が多くなり、しかも充填された粒状物
が裁断部分から多量にこぼれ落ちる恐れがある。一方、
裁断幅が2.5mより広くなると、フォーク爪(5a)
ですくい上げた場合、側方端部が垂れ下がってうまく折
り畳めない。そのため、人工芝(1)は、1m〜2.5
m、好ましくは1.5m〜2.0m程度の幅で裁断する
ことが望ましい。尚、図1(d)に示すように、第2の
撤去方法においてフォークリフト(5)のフォーク爪
(5a)に板状アタッチメント(6)を装着すれば、人
工芝(1)を垂れ下がること無く、すくい上げることが
出来、この場合は、裁断幅を2.5mよりも広くして折
り畳むことが出来る。
【0014】更に、第3の撤去方法として裁断前に予め
人工芝(1)の上に散水、降雨又は樹脂散布等を行って
おけば、充填された粒状物が芝目内に定着される。その
後、第1又は第2の各撤去方法により人工芝(1)を撤
去すると、粒状物がより一層こぼれ落ち難くなって効果
的である。
【0015】ここで、粒状物入り人工芝からなる某テニ
スコート2面×2区画=4面の1区画毎にそれぞれ本発
明及び従来各方法により人工芝の撤去を行った時の状況
を次表(1)に示す。但し、本発明例及び従来例の各使
用条件は次の通りである。
【0016】(本発明例)コート全体に水が浮き出ない
程度に散水した後、ダイヤモンドカッタにて人工芝を幅
1.8mでコートの長手方向に帯状に裁断した。次に、
フォークリフトを用いて端からめくり上げて帯の方向に
蛇腹に折り畳みながら帯の上に積み上げて一まとめにし
てパレットに載せて搬出した。
【0017】(従来例)ダイヤモンドカッタにて人工芝
を1m角に裁断した後、裁断したものを人力にてパレッ
トに積み上げて一まとめにしてパレットに載せてフォー
クリフトで搬出した。
【0018】
【表1】
【0019】上記比較結果より、本発明において人工芝
舗装撤去作業時間及びそれに要する人手は従来よりも大
幅に軽減され、且つ、撤去時にこぼれ落ちた目砂の量も
大幅に減ってその清掃に要する時間も短縮されることを
確認出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、芝目に粒状物が充填さ
れた人工芝舗装を撤去するにあたり、敷設されている人
工芝を粒状物入りのまま一定幅の帯状に裁断した後、長
尺な帯状人工芝を敷設面上でロール状に丸めるか又はす
くい部材上に蛇腹に折り畳んで積み上げて一塊にまと
め、撤去するので、特殊な専用機械を使用せずに人工芝
舗装を粒状物を芝目内から極力こぼすこと無く、速やか
に、且つ、容易に撤去することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る人工芝の第1の撤去方法
の工程を示す人工芝と撤去用ブルドーザの側面図。
(b)(c)は本発明に係る人工芝の第2の撤去方法の
各工程を示す人工芝と撤去用フォークリフトの側面図。
(d)は図1(b)(c)の本発明に係る人工芝の第2
の撤去方法に用いられるフォークリフトの他の一例を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 人工芝 2 敷設面 4 粒状物 5a すくい部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芝目に粒状物が充填された人工芝舗装を撤
    去するにあたり、 敷設されている人工芝を粒状物入りのまま一定幅の帯状
    に裁断した後、長尺な帯状人工芝の端部を丸めてロール
    状とし、該ロール状体を帯状人工芝の敷設面上で転がし
    ながら帯状人工芝をロール状に丸めて一塊にまとめ、撤
    去することを特徴とする人工芝の撤去方法。
  2. 【請求項2】芝目に粒状物が充填された人工芝舗装を撤
    去するにあたり、 敷設されている人工芝を粒状物入りのまま一定幅の帯状
    に裁断した後、長尺な帯状人工芝をすくい部材で所定長
    毎にすくい上げては長手方向に沿って蛇腹に折り畳んで
    すくい部材上に積み上げて一塊にまとめ、撤去すること
    を特徴とする人工芝の撤去方法。
  3. 【請求項3】裁断前に予め粒状物を人工芝に定着してお
    くことを特徴とする請求項1又は2記載の人工芝の撤去
    方法。
JP9349098A 1998-04-06 1998-04-06 人工芝の撤去方法 Pending JPH11293618A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021121