JP2000248440A - 整経機における経糸の修復作業補助装置 - Google Patents
整経機における経糸の修復作業補助装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 経糸の異常部を容易に修復可能にする。
【解決手段】 巻取ビームの巻径dを算出する巻径算出
手段10と、修正量算出手段20とを組み合わせる。修
正量算出手段20は、巻径算出手段10からの巻径dに
基づき、経糸の異常部を巻取ビーム上の所定の作業位置
に位置決めするために必要な巻取ビームの正方向の修正
回転量θaoを算出し、駆動手段30は、修正回転量θao
に相当する回転量だけ巻取ビームを正方向に回転させ、
経糸の異常部を作業位置に位置決めする。
手段10と、修正量算出手段20とを組み合わせる。修
正量算出手段20は、巻径算出手段10からの巻径dに
基づき、経糸の異常部を巻取ビーム上の所定の作業位置
に位置決めするために必要な巻取ビームの正方向の修正
回転量θaoを算出し、駆動手段30は、修正回転量θao
に相当する回転量だけ巻取ビームを正方向に回転させ、
経糸の異常部を作業位置に位置決めする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、経糸に異常が発
生したとき、経糸の異常部を容易に修復することができ
る整経機における経糸の修復作業補助装置に関する。
生したとき、経糸の異常部を容易に修復することができ
る整経機における経糸の修復作業補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数1000本にも及ぶ多数の経糸を糸シ
ート状に引き揃え、巻取ビームに巻き取り、製織用の経
糸ビームに調整するために、整経機が使用されている。
ート状に引き揃え、巻取ビームに巻き取り、製織用の経
糸ビームに調整するために、整経機が使用されている。
【0003】整経機は、毛羽立ちや糸切れ、糸屑の付着
等の異常が経糸に発生した際には、直ちに自動停止し、
経糸の異常部を修復することが大切である。異常部が含
まれる経糸は、製織工程において、円滑な製織ができな
かったり、織布品質を低下させたりするおそれがあるか
らである。なお、整経機は、異常部の検出から停止する
までの間に、巻取ビームを含む機械系の慣性力によって
経糸が惰性走行し、巻取ビームの巻径や整経機の運転速
度等のパラメータによって経糸の惰性走行長さが変動し
てしまう。したがって、作業者は、整経機が停止した
後、経糸の走行経路に沿って異常部を探索しなければな
らず、異常部の修復作業は、必ずしも簡単ではない。
等の異常が経糸に発生した際には、直ちに自動停止し、
経糸の異常部を修復することが大切である。異常部が含
まれる経糸は、製織工程において、円滑な製織ができな
かったり、織布品質を低下させたりするおそれがあるか
らである。なお、整経機は、異常部の検出から停止する
までの間に、巻取ビームを含む機械系の慣性力によって
経糸が惰性走行し、巻取ビームの巻径や整経機の運転速
度等のパラメータによって経糸の惰性走行長さが変動し
てしまう。したがって、作業者は、整経機が停止した
後、経糸の走行経路に沿って異常部を探索しなければな
らず、異常部の修復作業は、必ずしも簡単ではない。
【0004】そこで、経糸の異常部を容易に探索するこ
とができる修復作業補助装置が提案されている(特開平
5−321068号公報)。
とができる修復作業補助装置が提案されている(特開平
5−321068号公報)。
【0005】このものは、整経機を停止させるとき、経
糸の異常部が検出されてから整経機が停止するまでの経
糸の惰性走行長さを計測し、異常部の停止位置を表示器
に表示することにより、経糸の異常部の探索を容易に
し、作業者による修復作業を簡易化することができる。
糸の異常部が検出されてから整経機が停止するまでの経
糸の惰性走行長さを計測し、異常部の停止位置を表示器
に表示することにより、経糸の異常部の探索を容易に
し、作業者による修復作業を簡易化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、作業者は、表示器の表示内容に従って、経糸の
走行経路に沿って異常部を探索する必要があり、異常部
の停止位置によって、巻取ビームの下方や後方等にまで
入り込まなければならない事態が起きて修復作業が困難
を極めることがある上、たとえば巻取ビームの前部に設
定する作業位置にまで異常部を移動させるために、異常
部の停止位置から巻取ビーム上の作業位置までの長さを
作業者が算出しなければならず、計算が煩雑であるとい
う問題があった。
ときは、作業者は、表示器の表示内容に従って、経糸の
走行経路に沿って異常部を探索する必要があり、異常部
の停止位置によって、巻取ビームの下方や後方等にまで
入り込まなければならない事態が起きて修復作業が困難
を極めることがある上、たとえば巻取ビームの前部に設
定する作業位置にまで異常部を移動させるために、異常
部の停止位置から巻取ビーム上の作業位置までの長さを
作業者が算出しなければならず、計算が煩雑であるとい
う問題があった。
【0007】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、巻径算出手段と修正量算出手段とを設
けることによって、経糸の異常部を巻取ビーム上の作業
位置に簡単に位置決めして容易に修復作業を実施するこ
とができる整経機における経糸の修復作業補助装置を提
供することにある。
術の問題に鑑み、巻径算出手段と修正量算出手段とを設
けることによって、経糸の異常部を巻取ビーム上の作業
位置に簡単に位置決めして容易に修復作業を実施するこ
とができる整経機における経糸の修復作業補助装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、巻取ビームの巻
径を算出する巻径算出手段と、巻径算出手段に組み合わ
せる修正量算出手段とを備えてなり、修正量算出手段
は、巻径算出手段からの巻径に基づき、経糸の異常部を
巻取ビーム上の作業位置に位置決めするために必要な巻
取ビームの正方向の修正回転量を算出することをその要
旨とする。
めのこの出願に係る第1発明の構成は、巻取ビームの巻
径を算出する巻径算出手段と、巻径算出手段に組み合わ
せる修正量算出手段とを備えてなり、修正量算出手段
は、巻径算出手段からの巻径に基づき、経糸の異常部を
巻取ビーム上の作業位置に位置決めするために必要な巻
取ビームの正方向の修正回転量を算出することをその要
旨とする。
【0009】なお、修正量算出手段は、経糸の監視位置
から巻取ビーム上の作業位置までの基準長さと、経糸の
惰性走行長さとに基づいて修正回転量を算出することが
できる。
から巻取ビーム上の作業位置までの基準長さと、経糸の
惰性走行長さとに基づいて修正回転量を算出することが
できる。
【0010】また、修正量算出手段は、巻取ビームの回
転量を監視する監視部を有してもよい。
転量を監視する監視部を有してもよい。
【0011】さらに、修正量算出手段は、修正回転量を
表示する表示器を付設してもよく、駆動手段を介して巻
取ビームを修正回転量相当だけ回転させてもよい。
表示する表示器を付設してもよく、駆動手段を介して巻
取ビームを修正回転量相当だけ回転させてもよい。
【0012】なお、修正量算出手段は、修正回転量に代
えて、修正巻取長さを算出することができる。
えて、修正巻取長さを算出することができる。
【0013】第2発明の構成は、巻取ビームの巻径を算
出する巻径算出手段と、巻径算出手段に組み合わせる修
正量算出手段とを備えてなり、修正量算出手段は、巻径
算出手段からの巻径に基づき、経糸の異常部を巻取ビー
ム上の作業位置に位置決めするために巻取ビームの合計
巻取長さを監視することをその要旨とする。
出する巻径算出手段と、巻径算出手段に組み合わせる修
正量算出手段とを備えてなり、修正量算出手段は、巻径
算出手段からの巻径に基づき、経糸の異常部を巻取ビー
ム上の作業位置に位置決めするために巻取ビームの合計
巻取長さを監視することをその要旨とする。
【0014】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、修正量算
出手段は、巻径算出手段からの巻取ビームの巻径に基づ
き、巻取ビームの正方向の修正回転量を算出することが
できるから、作業者は、修正回転量に相当する回転量だ
け巻取ビームを正方向に回転させて異常部を巻取ビーム
上の作業位置に位置決めし、作業位置において経糸の異
常部を速やかに修復することができる。ただし、作業位
置は、たとえば巻取ビームの前方上部の修復作業がし易
い位置にあらかじめ設定しておくものとする。
出手段は、巻径算出手段からの巻取ビームの巻径に基づ
き、巻取ビームの正方向の修正回転量を算出することが
できるから、作業者は、修正回転量に相当する回転量だ
け巻取ビームを正方向に回転させて異常部を巻取ビーム
上の作業位置に位置決めし、作業位置において経糸の異
常部を速やかに修復することができる。ただし、作業位
置は、たとえば巻取ビームの前方上部の修復作業がし易
い位置にあらかじめ設定しておくものとする。
【0015】修正量算出手段は、巻取ビームの巻径と経
糸の惰性走行長さとに基づき、経糸の惰性走行中に異常
部が作業位置を通過する通過回数を算出し、異常部の停
止位置を特定することができる。さらに、修正量算出手
段は、異常部の停止位置から作業位置までの経糸の走行
経路上の距離を算出し、惰性走行中に異常部が作業位置
を複数回通過する場合であっても、異常部の停止位置か
ら作業位置までの距離に基づいて、必要な巻取ビームの
修正回転量を正確に算出することができる。
糸の惰性走行長さとに基づき、経糸の惰性走行中に異常
部が作業位置を通過する通過回数を算出し、異常部の停
止位置を特定することができる。さらに、修正量算出手
段は、異常部の停止位置から作業位置までの経糸の走行
経路上の距離を算出し、惰性走行中に異常部が作業位置
を複数回通過する場合であっても、異常部の停止位置か
ら作業位置までの距離に基づいて、必要な巻取ビームの
修正回転量を正確に算出することができる。
【0016】修正量算出手段に監視部を設けるときは、
監視部は、巻取ビームの回転量を監視することにより、
経糸の異常部が作業位置に到達したことを検出すること
ができる。
監視部は、巻取ビームの回転量を監視することにより、
経糸の異常部が作業位置に到達したことを検出すること
ができる。
【0017】修正量算出手段に表示器を付設すれば、表
示器は、経糸の異常部を作業位置に移動させるために必
要な巻取ビームの修正回転量を外部に表示することがで
きる。なお、表示器は、巻取ビームの修正回転量を角度
として表示してもよく、所定の寸動回転量だけ巻取ビー
ムを寸動させる寸動動作の所要回数として表示してもよ
い。
示器は、経糸の異常部を作業位置に移動させるために必
要な巻取ビームの修正回転量を外部に表示することがで
きる。なお、表示器は、巻取ビームの修正回転量を角度
として表示してもよく、所定の寸動回転量だけ巻取ビー
ムを寸動させる寸動動作の所要回数として表示してもよ
い。
【0018】修正量算出手段は、駆動手段を介して巻取
ビームを修正回転量相当だけ回転させることにより、駆
動手段を介して経糸の異常部を作業位置に自動的に位置
決めすることができる。
ビームを修正回転量相当だけ回転させることにより、駆
動手段を介して経糸の異常部を作業位置に自動的に位置
決めすることができる。
【0019】修正量算出手段は、修正回転量に代えて修
正巻取長さを算出することにより、修正巻取長さをベー
スにして、前述のすべての制御形態を容易に実現するこ
とができる。
正巻取長さを算出することにより、修正巻取長さをベー
スにして、前述のすべての制御形態を容易に実現するこ
とができる。
【0020】第2発明の構成によるときは、修正量算出
手段は、巻径算出手段からの巻径に基づき、巻取ビーム
の合計巻取長さを監視することができるから、巻取ビー
ムを回転させて経糸の異常部が作業位置に到達したこと
を検出し、巻取ビームを速やかに適位置に停止させるこ
とができる。なお、巻取ビームは、駆動手段を介して自
動停止させてもよく、作業者により手動停止させてもよ
い。
手段は、巻径算出手段からの巻径に基づき、巻取ビーム
の合計巻取長さを監視することができるから、巻取ビー
ムを回転させて経糸の異常部が作業位置に到達したこと
を検出し、巻取ビームを速やかに適位置に停止させるこ
とができる。なお、巻取ビームは、駆動手段を介して自
動停止させてもよく、作業者により手動停止させてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
形態を説明する。
【0022】整経機における経糸の修復作業補助装置
は、巻径算出手段10と、修正量算出手段20とを備え
てなる(図1、図2)。ただし、修正量算出手段20に
は、駆動モータMを介して巻取ビームBMを回転させる
駆動手段30が組み合わされている。
は、巻径算出手段10と、修正量算出手段20とを備え
てなる(図1、図2)。ただし、修正量算出手段20に
は、駆動モータMを介して巻取ビームBMを回転させる
駆動手段30が組み合わされている。
【0023】整経機は、上流側のガイドローラGR1 、
GR2 と、下流側の測長ローラGR3 と、巻取ビームB
Mとを備えて構成されている。ガイドローラGR1 上に
は、図示しないクリールから引き出される多数の経糸
Y、Y…(以下、単に経糸Yという)がシート状に引き
揃えられ、経糸Yは、ガイドローラGR1 、GR2 、測
長ローラGR3 を経て、巻取ビームBMに巻き取られて
いる。
GR2 と、下流側の測長ローラGR3 と、巻取ビームB
Mとを備えて構成されている。ガイドローラGR1 上に
は、図示しないクリールから引き出される多数の経糸
Y、Y…(以下、単に経糸Yという)がシート状に引き
揃えられ、経糸Yは、ガイドローラGR1 、GR2 、測
長ローラGR3 を経て、巻取ビームBMに巻き取られて
いる。
【0024】測長ローラGR3 には、エンコーダENa
が連結されており、測長ローラGR3 の前方には、毛
羽、糸屑、糸切れ等の経糸Yの異常部を検出して検出信
号S1を出力する検出器SNが配設されている。巻取ビ
ームBMには、ブレーキ装置BK、駆動モータMが連結
されているとともに、エンコーダENb が連結されてい
る。なお、エンコーダENa は、測長ローラGR3 が1
回転するとき、パルス数Naoのパルスを出力信号Sa と
して出力し、エンコーダENb は、巻取ビームBMが1
回転するとき、パルス数Nboのパルスを出力信号Sb と
して出力する。
が連結されており、測長ローラGR3 の前方には、毛
羽、糸屑、糸切れ等の経糸Yの異常部を検出して検出信
号S1を出力する検出器SNが配設されている。巻取ビ
ームBMには、ブレーキ装置BK、駆動モータMが連結
されているとともに、エンコーダENb が連結されてい
る。なお、エンコーダENa は、測長ローラGR3 が1
回転するとき、パルス数Naoのパルスを出力信号Sa と
して出力し、エンコーダENb は、巻取ビームBMが1
回転するとき、パルス数Nboのパルスを出力信号Sb と
して出力する。
【0025】巻径算出手段10には、エンコーダENa
、ENb からの出力信号Sa 、Sbが入力されており、
巻径算出手段10の出力は、修正量算出手段20の長さ
算出部21、演算部22に分岐接続されている。長さ算
出部21には、検出器SNからの検出信号S1 、エンコ
ーダENb からの出力信号Sb が併せ入力されており、
長さ算出部21の出力は、演算部22を介して監視部2
3に接続され、監視部23の出力は、制御信号S2 とし
て駆動手段30に入力されている。なお、監視部23に
は、エンコーダENb からの出力信号Sb が併せ入力さ
れており、駆動手段30の出力は、駆動モータM、ブレ
ーキ装置BKに個別に接続されている。また、駆動手段
30には、検出器SNからの検出信号S1 が分岐入力さ
れ、スイッチSW1 が付設されている。
、ENb からの出力信号Sa 、Sbが入力されており、
巻径算出手段10の出力は、修正量算出手段20の長さ
算出部21、演算部22に分岐接続されている。長さ算
出部21には、検出器SNからの検出信号S1 、エンコ
ーダENb からの出力信号Sb が併せ入力されており、
長さ算出部21の出力は、演算部22を介して監視部2
3に接続され、監視部23の出力は、制御信号S2 とし
て駆動手段30に入力されている。なお、監視部23に
は、エンコーダENb からの出力信号Sb が併せ入力さ
れており、駆動手段30の出力は、駆動モータM、ブレ
ーキ装置BKに個別に接続されている。また、駆動手段
30には、検出器SNからの検出信号S1 が分岐入力さ
れ、スイッチSW1 が付設されている。
【0026】かかる整経機における経糸の修復作業補助
装置は、次のように作動する。
装置は、次のように作動する。
【0027】整経機は、駆動手段30、駆動モータMを
介して巻取ビームBMを正方向(図2の矢印K1 方向)
に回転させることにより、ガイドローラGR1 、GR2
、測長ローラGR3 を介して経糸Yを巻取ビームBM
に巻き取ることができる。このとき、検出器SNは、測
長ローラGR3 の外周の監視位置Aを通過する経糸Yを
全幅に亘って監視している(図3)。
介して巻取ビームBMを正方向(図2の矢印K1 方向)
に回転させることにより、ガイドローラGR1 、GR2
、測長ローラGR3 を介して経糸Yを巻取ビームBM
に巻き取ることができる。このとき、検出器SNは、測
長ローラGR3 の外周の監視位置Aを通過する経糸Yを
全幅に亘って監視している(図3)。
【0028】巻径算出手段10は、所定の設定時間ごと
にエンコーダENa 、ENb からの出力信号Sa 、Sb
に基づいて巻取ビームBMの巻径dを算出する。すなわ
ち、巻径算出手段10は、測長ローラGR3 の直径da
、巻取ビームBMの巻径dとして、設定時間内におい
てエンコーダENa からの出力信号Sa のパルス数N
a、エンコーダENb からの出力信号Sb のパルス数Nb
を計数すると、 πd(Nb /Nbo)=πda (Na /Nao) により、 d=da ((Na Nbo)/(Nb Nao)) として巻取ビームBMの巻径dを算出し、設定時間ごと
に修正量算出手段20に出力することができる。なお、
巻径算出手段10は、設定時間より十分に小さい計測時
間ごとにエンコーダENa 、ENb からのパルス数Na
、Nb を計数して巻径dを算出し、設定時間内におけ
る巻径dの平均値を設定時間ごとに修正量算出手段20
に出力してもよい。
にエンコーダENa 、ENb からの出力信号Sa 、Sb
に基づいて巻取ビームBMの巻径dを算出する。すなわ
ち、巻径算出手段10は、測長ローラGR3 の直径da
、巻取ビームBMの巻径dとして、設定時間内におい
てエンコーダENa からの出力信号Sa のパルス数N
a、エンコーダENb からの出力信号Sb のパルス数Nb
を計数すると、 πd(Nb /Nbo)=πda (Na /Nao) により、 d=da ((Na Nbo)/(Nb Nao)) として巻取ビームBMの巻径dを算出し、設定時間ごと
に修正量算出手段20に出力することができる。なお、
巻径算出手段10は、設定時間より十分に小さい計測時
間ごとにエンコーダENa 、ENb からのパルス数Na
、Nb を計数して巻径dを算出し、設定時間内におけ
る巻径dの平均値を設定時間ごとに修正量算出手段20
に出力してもよい。
【0029】検出器SNは、経糸Yの異常部を検出する
と、検出信号S1 を出力する。そこで、駆動手段30
は、検出器SNからの検出信号S1 が発生すると、ブレ
ーキ装置BKを作動させるとともに駆動モータMを停止
制御することにより、整経機を速やかに停止させること
ができる。なお、整経機は、巻取ビームBMを含む機械
系の慣性力により経糸Yを惰性走行させながら停止し、
経糸Yの異常部は、整経機が停止するまでに監視位置A
から巻取ビームBM上の停止位置Bにまで移動する。た
だし、図3において、巻取ビームBMの外周上の前方上
部側の所定位置に作業位置Cが設定されており、監視位
置Aにおいて検出された経糸Yの異常部は、経糸Yの惰
性走行により、作業位置Cを1回通過して停止位置Bに
まで移動している。
と、検出信号S1 を出力する。そこで、駆動手段30
は、検出器SNからの検出信号S1 が発生すると、ブレ
ーキ装置BKを作動させるとともに駆動モータMを停止
制御することにより、整経機を速やかに停止させること
ができる。なお、整経機は、巻取ビームBMを含む機械
系の慣性力により経糸Yを惰性走行させながら停止し、
経糸Yの異常部は、整経機が停止するまでに監視位置A
から巻取ビームBM上の停止位置Bにまで移動する。た
だし、図3において、巻取ビームBMの外周上の前方上
部側の所定位置に作業位置Cが設定されており、監視位
置Aにおいて検出された経糸Yの異常部は、経糸Yの惰
性走行により、作業位置Cを1回通過して停止位置Bに
まで移動している。
【0030】そこで、長さ算出部21は、検出器SNか
らの検出信号S1 が発生してから整経機が停止するまで
の間にエンコーダENb が出力する出力信号Sb のパル
ス数Nb1を計数し、巻取ビームBMの惰性回転量Nb1/
Nboを算出することができる。なお、長さ算出部21
は、たとえば数秒程度の所定時間に亘ってエンコーダE
Nb からの出力信号Sb が入力しないとき、整経機が完
全に停止したと判別し、その後、惰性回転量Nb1/Nbo
を算出するものとする。また、長さ算出部21は、整経
機が停止するときの巻取ビームBMの巻径d、惰性回転
量Nb1/Nboに基づき、整経機の惰性運転中に経糸Yの
異常部が移動する惰性走行長さL=πd(Nb1/Nbo)
を算出して演算部22に出力することができる。
らの検出信号S1 が発生してから整経機が停止するまで
の間にエンコーダENb が出力する出力信号Sb のパル
ス数Nb1を計数し、巻取ビームBMの惰性回転量Nb1/
Nboを算出することができる。なお、長さ算出部21
は、たとえば数秒程度の所定時間に亘ってエンコーダE
Nb からの出力信号Sb が入力しないとき、整経機が完
全に停止したと判別し、その後、惰性回転量Nb1/Nbo
を算出するものとする。また、長さ算出部21は、整経
機が停止するときの巻取ビームBMの巻径d、惰性回転
量Nb1/Nboに基づき、整経機の惰性運転中に経糸Yの
異常部が移動する惰性走行長さL=πd(Nb1/Nbo)
を算出して演算部22に出力することができる。
【0031】さらに、長さ算出部21は、巻径算出手段
10からの巻径dに基づき、監視位置Aから作業位置C
までの経糸Yの走行経路上の基準長さLo を算出するこ
とができる。ただし、経糸Yの走行経路とは、ガイドロ
ーラGR1 、GR2 から測長ローラGR3 を経て巻取ビ
ームBMの外周に至る経糸Yの経路をいう。なお、基準
長さLo は、測長ローラGR3 と巻取ビームBMとの回
転中心の相対位置関係や距離、測長ローラGR3 の直径
da に基づき、巻取ビームBMの巻径dの関数f(d)
として算出することができる。すなわち、 Lo =f(d) が成立する。ただし、長さ算出部21は、巻径算出手段
10からの巻径dが更新されるごとに基準長さLo を算
出してもよく、検出器SNからの検出信号S1 により整
経機が停止したときにのみ、基準長さLo を算出しても
よい。
10からの巻径dに基づき、監視位置Aから作業位置C
までの経糸Yの走行経路上の基準長さLo を算出するこ
とができる。ただし、経糸Yの走行経路とは、ガイドロ
ーラGR1 、GR2 から測長ローラGR3 を経て巻取ビ
ームBMの外周に至る経糸Yの経路をいう。なお、基準
長さLo は、測長ローラGR3 と巻取ビームBMとの回
転中心の相対位置関係や距離、測長ローラGR3 の直径
da に基づき、巻取ビームBMの巻径dの関数f(d)
として算出することができる。すなわち、 Lo =f(d) が成立する。ただし、長さ算出部21は、巻径算出手段
10からの巻径dが更新されるごとに基準長さLo を算
出してもよく、検出器SNからの検出信号S1 により整
経機が停止したときにのみ、基準長さLo を算出しても
よい。
【0032】演算部22は、長さ算出部21からの惰性
走行長さL、基準長さLo に基づき、経糸Yの走行経路
上における停止位置Bと作業位置Cとの相対距離ΔL=
L−Lo を算出し、巻径dに基づき、相対距離ΔLに相
当する巻取ビームBMの相対回転量Δθを算出する。す
なわち、 ΔL/(πd)=Δθ/(2π) により、 Δθ=2ΔL/d とすればよい。
走行長さL、基準長さLo に基づき、経糸Yの走行経路
上における停止位置Bと作業位置Cとの相対距離ΔL=
L−Lo を算出し、巻径dに基づき、相対距離ΔLに相
当する巻取ビームBMの相対回転量Δθを算出する。す
なわち、 ΔL/(πd)=Δθ/(2π) により、 Δθ=2ΔL/d とすればよい。
【0033】また、演算部22は、惰性走行中の経糸Y
の異常部が作業位置Cを通過する通過回数n(n=0、
1、2…)を算出する。すなわち、演算部22は、巻径
dと、相対距離ΔLまたは相対回転量Δθとを使用し、 n=ΔL/(πd)=Δθ/(2π) として通過回数nを算出することができる。ただし、通
過回数nは、相対距離ΔL≦0であってn≦0のとき、
n=0とし、n>0のとき、小数点以下を切り上げて1
以上の正の整数とする。
の異常部が作業位置Cを通過する通過回数n(n=0、
1、2…)を算出する。すなわち、演算部22は、巻径
dと、相対距離ΔLまたは相対回転量Δθとを使用し、 n=ΔL/(πd)=Δθ/(2π) として通過回数nを算出することができる。ただし、通
過回数nは、相対距離ΔL≦0であってn≦0のとき、
n=0とし、n>0のとき、小数点以下を切り上げて1
以上の正の整数とする。
【0034】そこで、演算部22は、相対回転量Δθ、
通過回数nに基づいて経糸Yの異常部を作業位置Cに位
置決めするために必要な巻取ビームBMの正方向の修正
回転量θao=2πn−Δθを算出して監視部23に出力
することができる。すなわち、演算部22は、相対距離
ΔL<0のとき、修正回転量θao=│Δθ│とし、相対
距離ΔL=0のとき、修正回転量θao=0とする。ま
た、演算部22は、相対距離ΔL>0のとき、修正回転
量θao=2πn−Δθとする。なお、このときの修正回
転量θaoは、通過回数nに拘らず、0≦θao<2πであ
る。すなわち、相対回転量Δθ=2πa+bとする。た
だし、aは、a=(n−1)であり、0を含む正の整数
である。また、0≦b<2πである。そこで、修正回転
量θaoは、 θao=2πn−(2π(n−1)+b) =2π−b<2π となるからである。
通過回数nに基づいて経糸Yの異常部を作業位置Cに位
置決めするために必要な巻取ビームBMの正方向の修正
回転量θao=2πn−Δθを算出して監視部23に出力
することができる。すなわち、演算部22は、相対距離
ΔL<0のとき、修正回転量θao=│Δθ│とし、相対
距離ΔL=0のとき、修正回転量θao=0とする。ま
た、演算部22は、相対距離ΔL>0のとき、修正回転
量θao=2πn−Δθとする。なお、このときの修正回
転量θaoは、通過回数nに拘らず、0≦θao<2πであ
る。すなわち、相対回転量Δθ=2πa+bとする。た
だし、aは、a=(n−1)であり、0を含む正の整数
である。また、0≦b<2πである。そこで、修正回転
量θaoは、 θao=2πn−(2π(n−1)+b) =2π−b<2π となるからである。
【0035】監視部23は、演算部22からの修正回転
量θao>0が与えられると、制御信号S2 を駆動手段3
0に出力する。そこで、駆動手段30は、監視部23か
らの制御信号S2 が存在することを条件に、スイッチS
W1 を操作することにより、駆動モータMを介して巻取
ビームBMを低速運転により正方向に修正回転させるこ
とができる。このとき、監視部23は、エンコーダEN
b からの出力信号Sbを利用して、巻取ビームBMの回
転量θa =2π(Nb2/Nbo)を監視し、θa≧θaoを
検出して制御信号S2 を消滅させ、駆動手段30は、ブ
レーキ装置BKを介して巻取ビームBMを自動停止させ
ることができる。ただし、Nb2は、巻取ビームBMを修
正回転させるときにエンコーダENb が出力する出力信
号Sb のパルス数である。そこで、巻取ビームBMは、
修正回転量θao相当だけ回転し、停止位置Bの異常部を
作業位置Cにまで移動させて位置決めすることができ、
作業者は、作業位置Cにおいて経糸Yの異常部を発見
し、容易に修復することができる。
量θao>0が与えられると、制御信号S2 を駆動手段3
0に出力する。そこで、駆動手段30は、監視部23か
らの制御信号S2 が存在することを条件に、スイッチS
W1 を操作することにより、駆動モータMを介して巻取
ビームBMを低速運転により正方向に修正回転させるこ
とができる。このとき、監視部23は、エンコーダEN
b からの出力信号Sbを利用して、巻取ビームBMの回
転量θa =2π(Nb2/Nbo)を監視し、θa≧θaoを
検出して制御信号S2 を消滅させ、駆動手段30は、ブ
レーキ装置BKを介して巻取ビームBMを自動停止させ
ることができる。ただし、Nb2は、巻取ビームBMを修
正回転させるときにエンコーダENb が出力する出力信
号Sb のパルス数である。そこで、巻取ビームBMは、
修正回転量θao相当だけ回転し、停止位置Bの異常部を
作業位置Cにまで移動させて位置決めすることができ、
作業者は、作業位置Cにおいて経糸Yの異常部を発見
し、容易に修復することができる。
【0036】以上の説明において、経糸Yの異常部の停
止位置Bが作業位置Cの近傍であるとき、演算部22
は、修正回転量θaoの算出を省略してもよい。すなわ
ち、演算部22は、たとえば│Δθ│≦π/18である
とき、修正回転量θao=0として整経機を停止させたま
まにしておく。このときの作業者は、作業位置Cの近傍
において経糸Yの異常部を探索し、それを修復する。
止位置Bが作業位置Cの近傍であるとき、演算部22
は、修正回転量θaoの算出を省略してもよい。すなわ
ち、演算部22は、たとえば│Δθ│≦π/18である
とき、修正回転量θao=0として整経機を停止させたま
まにしておく。このときの作業者は、作業位置Cの近傍
において経糸Yの異常部を探索し、それを修復する。
【0037】なお、測長ローラGR3 における経糸Yの
スリップを無視することができるとき、長さ算出部21
は、エンコーダENa からの出力信号Sa に基づき、経
糸Yの惰性走行長さL=πda (Na1/Nao)を算出す
ることができる。ただし、Na1は、検出器SNが経糸Y
の異常部を検出してから整経機が停止するまでの間にお
けるエンコーダENa からの出力信号Sa のパルス数で
ある。
スリップを無視することができるとき、長さ算出部21
は、エンコーダENa からの出力信号Sa に基づき、経
糸Yの惰性走行長さL=πda (Na1/Nao)を算出す
ることができる。ただし、Na1は、検出器SNが経糸Y
の異常部を検出してから整経機が停止するまでの間にお
けるエンコーダENa からの出力信号Sa のパルス数で
ある。
【0038】また、演算部22は、修正回転量θao=2
π(n+1)−Δθとしてもよい。このときの経糸Yの
異常部は、作業位置Cを1回通過して巻取ビームBMを
1周した後に作業位置Cに移動する。なお、駆動手段3
0は、スイッチSW1 を省略し、修正量算出手段20か
らの修正回転量θao>0により、巻取ビームBMを修正
回転量θao相当だけ自動的に修正回転させてもよい。
π(n+1)−Δθとしてもよい。このときの経糸Yの
異常部は、作業位置Cを1回通過して巻取ビームBMを
1周した後に作業位置Cに移動する。なお、駆動手段3
0は、スイッチSW1 を省略し、修正量算出手段20か
らの修正回転量θao>0により、巻取ビームBMを修正
回転量θao相当だけ自動的に修正回転させてもよい。
【0039】
【他の実施の形態】検出器SNは、ガイドローラGR2
、測長ローラGR3 の間に設け(図4)、経糸Yの監
視位置Aを巻取ビームBMから上流側に大きく離しても
よい。なお、検出器SNの上流側、下流側には、補助ロ
ーラGR4 、GR4 が設けられている。また、検出器S
Nは、測長ローラGR3 の下流側に設けてもよい。これ
らのいずれの場合であっても、演算部22は、修正回転
量θao=2πn−Δθとしてよい。修正回転量θaoを算
出するために必要な相対距離ΔLは、監視位置Aの設定
位置に拘らず、ΔL=L−Lo によって算出することが
できるからである。
、測長ローラGR3 の間に設け(図4)、経糸Yの監
視位置Aを巻取ビームBMから上流側に大きく離しても
よい。なお、検出器SNの上流側、下流側には、補助ロ
ーラGR4 、GR4 が設けられている。また、検出器S
Nは、測長ローラGR3 の下流側に設けてもよい。これ
らのいずれの場合であっても、演算部22は、修正回転
量θao=2πn−Δθとしてよい。修正回転量θaoを算
出するために必要な相対距離ΔLは、監視位置Aの設定
位置に拘らず、ΔL=L−Lo によって算出することが
できるからである。
【0040】駆動手段30は、修正量算出手段20に組
み合わせるに代えて、寸動制御手段35と組み合わせて
もよい(図5)。寸動制御手段35には、エンコーダE
Nbの出力信号Sb が入力されており、巻取ビームBM
の寸動回転量θs を設定する設定器35a、スイッチS
W2 が個別に付設されている。一方、修正量算出手段2
0の監視部23には、表示器24が接続されている。
み合わせるに代えて、寸動制御手段35と組み合わせて
もよい(図5)。寸動制御手段35には、エンコーダE
Nbの出力信号Sb が入力されており、巻取ビームBM
の寸動回転量θs を設定する設定器35a、スイッチS
W2 が個別に付設されている。一方、修正量算出手段2
0の監視部23には、表示器24が接続されている。
【0041】修正量算出手段20は、表示器24を介
し、経糸Yの異常部を作業位置Cにまで移動させるに必
要な巻取ビームBMの所要回転量(θao−θa )をリア
ルタイムに外部に表示することができる。そこで、作業
者は、表示器24に表示される所要回転量(θao−θa
)を見ながらスイッチSW2 を操作し、寸動制御手段
35は、スイッチSW2 が操作されるごとに、駆動手段
30、駆動モータMを介して巻取ビームBMを寸動回転
量θs ずつ寸動させ、経糸Yの異常部を作業位置Cの近
傍に移動させることができる。
し、経糸Yの異常部を作業位置Cにまで移動させるに必
要な巻取ビームBMの所要回転量(θao−θa )をリア
ルタイムに外部に表示することができる。そこで、作業
者は、表示器24に表示される所要回転量(θao−θa
)を見ながらスイッチSW2 を操作し、寸動制御手段
35は、スイッチSW2 が操作されるごとに、駆動手段
30、駆動モータMを介して巻取ビームBMを寸動回転
量θs ずつ寸動させ、経糸Yの異常部を作業位置Cの近
傍に移動させることができる。
【0042】図5の表示器24は、変換器24aを介し
て演算部22に接続してもよい(図6)。変換器24a
には、設定器35aからの寸動回転量θs が入力されて
おり、変換器24aは、演算部22からの修正回転量θ
aoに基づき、寸動回数N=θao/θs (N=0、1、2
…)を算出し、表示器24に表示することができる。た
だし、寸動回数Nは、θao/θs の小数点以下を四捨五
入した0を含む正の整数である。作業者は、表示器24
に表示される寸動回数Nだけ寸動制御手段35のスイッ
チSW2 を操作すればよい。
て演算部22に接続してもよい(図6)。変換器24a
には、設定器35aからの寸動回転量θs が入力されて
おり、変換器24aは、演算部22からの修正回転量θ
aoに基づき、寸動回数N=θao/θs (N=0、1、2
…)を算出し、表示器24に表示することができる。た
だし、寸動回数Nは、θao/θs の小数点以下を四捨五
入した0を含む正の整数である。作業者は、表示器24
に表示される寸動回数Nだけ寸動制御手段35のスイッ
チSW2 を操作すればよい。
【0043】なお、図6の表示器24は、変換器24a
を介することなく、演算部22に直接接続してもよい。
このとき、作業者は、表示器24に表示される修正回転
量θaoと、設定器35aに設定する寸動回転量θs とに
基づき、必要な寸動回数N=θao/θs (N=0、1、
2…)を算出してスイッチSW2 を操作すればよい。ま
た、図6において、変換器24aは、演算部22に代え
て監視部23に接続してもよい。このときの表示器24
は、必要な寸動回数N=(θao−θa )/θs(N=
0、1、2…)をリアルタイムに表示することができ
る。
を介することなく、演算部22に直接接続してもよい。
このとき、作業者は、表示器24に表示される修正回転
量θaoと、設定器35aに設定する寸動回転量θs とに
基づき、必要な寸動回数N=θao/θs (N=0、1、
2…)を算出してスイッチSW2 を操作すればよい。ま
た、図6において、変換器24aは、演算部22に代え
て監視部23に接続してもよい。このときの表示器24
は、必要な寸動回数N=(θao−θa )/θs(N=
0、1、2…)をリアルタイムに表示することができ
る。
【0044】修正量算出手段20の演算部22は、修正
回転量θaoに代えて、修正巻取長さLaoを監視部23に
出力してもよい(図7、図8)。なお、監視部23に
は、巻径算出手段10からの巻径dが併せ入力されてい
る。
回転量θaoに代えて、修正巻取長さLaoを監視部23に
出力してもよい(図7、図8)。なお、監視部23に
は、巻径算出手段10からの巻径dが併せ入力されてい
る。
【0045】演算部22は、相対距離ΔL、通過回数n
に基づき、経糸Yの異常部を作業位置Cに位置決めする
ために必要な巻取ビームBMの正方向の修正巻取長さL
ao=πdn−ΔLを算出して監視部23に出力すること
ができる。そこで、監視部23は、演算部22からの修
正巻取長さLao>0を入力して制御信号S2 を駆動手段
30に出力し、駆動手段30は、駆動モータMを介して
巻取ビームBMを修正回転させることができる。
に基づき、経糸Yの異常部を作業位置Cに位置決めする
ために必要な巻取ビームBMの正方向の修正巻取長さL
ao=πdn−ΔLを算出して監視部23に出力すること
ができる。そこで、監視部23は、演算部22からの修
正巻取長さLao>0を入力して制御信号S2 を駆動手段
30に出力し、駆動手段30は、駆動モータMを介して
巻取ビームBMを修正回転させることができる。
【0046】このとき、監視部23は、エンコーダEN
b からの出力信号Sb 、巻径算出手段10からの巻径d
に基づき、巻取ビームBMが経糸Yを巻き取る巻取長さ
La=πd(Nb2/Nbo)を監視する。また、監視部2
3は、La ≧Laoを検出して制御信号S2 を消滅させ、
駆動手段30は、ブレーキ装置BKを介して巻取ビーム
BMを適位置に停止させる。このときの巻取ビームBM
は、経糸Yを修正巻取長さLao相当だけ巻き取り、停止
位置Bの経糸Yの異常部を作業位置Cに位置決めするこ
とができる。
b からの出力信号Sb 、巻径算出手段10からの巻径d
に基づき、巻取ビームBMが経糸Yを巻き取る巻取長さ
La=πd(Nb2/Nbo)を監視する。また、監視部2
3は、La ≧Laoを検出して制御信号S2 を消滅させ、
駆動手段30は、ブレーキ装置BKを介して巻取ビーム
BMを適位置に停止させる。このときの巻取ビームBM
は、経糸Yを修正巻取長さLao相当だけ巻き取り、停止
位置Bの経糸Yの異常部を作業位置Cに位置決めするこ
とができる。
【0047】なお、図7の修正量算出手段20は、図
5、図6の実施の形態にそのまま適用することができ
る。
5、図6の実施の形態にそのまま適用することができ
る。
【0048】修正量算出手段20には、巻取ビームBM
の回転数を検出する基準回転数検出器SRを付設しても
よい(図9、図10)。基準回転数検出器SRには、基
準回転数Ro を設定する設定器SR1 が付設されてお
り、基準回転数検出器SRの出力は、検出信号S3 とし
て修正量算出手段20、駆動手段30に分岐入力されて
いる。基準回転数検出器SRは、エンコーダENb から
の出力信号Sb を利用して巻取ビームBMの回転数Rを
検出し、R≦Ro を検出して検出信号S3 を出力するこ
とができる。なお、修正量算出手段20の出力は、停止
信号S2aとして駆動手段30に入力されている。
の回転数を検出する基準回転数検出器SRを付設しても
よい(図9、図10)。基準回転数検出器SRには、基
準回転数Ro を設定する設定器SR1 が付設されてお
り、基準回転数検出器SRの出力は、検出信号S3 とし
て修正量算出手段20、駆動手段30に分岐入力されて
いる。基準回転数検出器SRは、エンコーダENb から
の出力信号Sb を利用して巻取ビームBMの回転数Rを
検出し、R≦Ro を検出して検出信号S3 を出力するこ
とができる。なお、修正量算出手段20の出力は、停止
信号S2aとして駆動手段30に入力されている。
【0049】駆動手段30は、検出器SNからの検出信
号S1 が発生すると(図10の時刻t=t1 、以下、単
に(t=t1 )のように記す)、駆動モータMを停止さ
せるとともにブレーキ装置BKを作動させて巻取ビーム
BMを停止させるための減速惰性運転に入り(t1 ≦t
<t2 )、巻取ビームBMの回転数R≦Ro により基準
回転数検出器SRからの検出信号S3 が発生すると(t
=t2 )、ブレーキ装置BKの作動を解除するとともに
駆動モータMを低速運転し、経糸Yの異常部を作業位置
Cに位置決めするための修正動作に連続的に移行する
(t>t2 )。
号S1 が発生すると(図10の時刻t=t1 、以下、単
に(t=t1 )のように記す)、駆動モータMを停止さ
せるとともにブレーキ装置BKを作動させて巻取ビーム
BMを停止させるための減速惰性運転に入り(t1 ≦t
<t2 )、巻取ビームBMの回転数R≦Ro により基準
回転数検出器SRからの検出信号S3 が発生すると(t
=t2 )、ブレーキ装置BKの作動を解除するとともに
駆動モータMを低速運転し、経糸Yの異常部を作業位置
Cに位置決めするための修正動作に連続的に移行する
(t>t2 )。
【0050】このとき、修正量算出手段20は、検出信
号S3を入力すると(t=t2 )、修正回転量θaoまた
は修正巻取長さLaoを算出し、巻取ビームBMの回転量
θaまたは巻取ビームBMの巻取長さLa を監視する
(t2 ≦t<t3 )。その後、修正量算出手段20は、
θa ≧θaoまたはLa ≧Laoを検出して停止信号S2aを
駆動手段30に出力し(t=t3 )、駆動手段30は、
ブレーキ装置BKを介して巻取ビームBMを適位置に停
止させ、経糸Yの異常部を所定の作業位置Cに位置決め
することができる。
号S3を入力すると(t=t2 )、修正回転量θaoまた
は修正巻取長さLaoを算出し、巻取ビームBMの回転量
θaまたは巻取ビームBMの巻取長さLa を監視する
(t2 ≦t<t3 )。その後、修正量算出手段20は、
θa ≧θaoまたはLa ≧Laoを検出して停止信号S2aを
駆動手段30に出力し(t=t3 )、駆動手段30は、
ブレーキ装置BKを介して巻取ビームBMを適位置に停
止させ、経糸Yの異常部を所定の作業位置Cに位置決め
することができる。
【0051】なお、駆動手段30は、巻取ビームBMの
惰性回転を利用して、経糸Yの異常部を作業位置Cに位
置決めするための修正動作の一部または全部を実行して
もよい(図11)。すなわち、駆動手段30は、修正動
作中において、惰性回転による巻取ビームBMが停止す
ると(同図(A)の時刻t=t2a)、駆動モータMを直
ちに作動させて巻取ビームBMを低速回転させ(t2a≦
t<t3 )、経糸Yの異常部が作業位置Cに到達する
と、ブレーキ装置BKを介して巻取ビームBMを停止さ
せる(t=t3 )。また、駆動手段30は、巻取ビーム
BMの惰性回転中に経糸Yの異常部が作業位置Cに到達
すると(同図(B)の時刻t=t3 )、ブレーキ装置B
Kを介して巻取ビームBMを直ちに停止させる。
惰性回転を利用して、経糸Yの異常部を作業位置Cに位
置決めするための修正動作の一部または全部を実行して
もよい(図11)。すなわち、駆動手段30は、修正動
作中において、惰性回転による巻取ビームBMが停止す
ると(同図(A)の時刻t=t2a)、駆動モータMを直
ちに作動させて巻取ビームBMを低速回転させ(t2a≦
t<t3 )、経糸Yの異常部が作業位置Cに到達する
と、ブレーキ装置BKを介して巻取ビームBMを停止さ
せる(t=t3 )。また、駆動手段30は、巻取ビーム
BMの惰性回転中に経糸Yの異常部が作業位置Cに到達
すると(同図(B)の時刻t=t3 )、ブレーキ装置B
Kを介して巻取ビームBMを直ちに停止させる。
【0052】長さ算出部21は、基準長さLo に加え
て、部分巻取長さLb1、Lb2を算出して出力してもよい
(図12)。
て、部分巻取長さLb1、Lb2を算出して出力してもよい
(図12)。
【0053】長さ算出部21は、たとえば巻取ビームB
Mが図10のように回転するとき、検出器SNからの検
出信号S1が発生すると、基準長さLo を算出して演算
部22に出力し(図10の時刻t=t1 )、エンコーダ
ENb からの出力信号Sb 、巻取ビームBMの巻径dを
利用し、減速動作中(t1 ≦t≦t2 )に巻取ビームB
Mが経糸Yを巻き取る部分巻取長さLb1=πd(Nb3/
Nbo)をリアルタイムに算出して演算部22、監視部2
3に出力する。また、長さ算出部21は、基準回転数検
出器SRからの検出信号S3 が発生すると、修正動作中
(t2 ≦t≦t3 )に巻取ビームBMが経糸Yを巻き取
る部分巻取長さLb2=πd(Nb4/Nbo)をリアルタイ
ムに算出して監視部23に出力することができる。ただ
し、Nb3は、検出信号S1 が発生してからの出力信号S
b のパルス数であり、Nb4は、検出信号S3 が発生して
からの出力信号Sb のパルス数である。
Mが図10のように回転するとき、検出器SNからの検
出信号S1が発生すると、基準長さLo を算出して演算
部22に出力し(図10の時刻t=t1 )、エンコーダ
ENb からの出力信号Sb 、巻取ビームBMの巻径dを
利用し、減速動作中(t1 ≦t≦t2 )に巻取ビームB
Mが経糸Yを巻き取る部分巻取長さLb1=πd(Nb3/
Nbo)をリアルタイムに算出して演算部22、監視部2
3に出力する。また、長さ算出部21は、基準回転数検
出器SRからの検出信号S3 が発生すると、修正動作中
(t2 ≦t≦t3 )に巻取ビームBMが経糸Yを巻き取
る部分巻取長さLb2=πd(Nb4/Nbo)をリアルタイ
ムに算出して監視部23に出力することができる。ただ
し、Nb3は、検出信号S1 が発生してからの出力信号S
b のパルス数であり、Nb4は、検出信号S3 が発生して
からの出力信号Sb のパルス数である。
【0054】一方、演算部22は、検出信号S3 が発生
する際の部分巻取長さLb1を利用して経糸Yの異常部が
作業位置Cを通過する通過回数n(n=0、1、2…)
を算出することができる。すなわち、演算部22は、 n=(Lb1−Lo )/(πd) として通過回数nを算出することができる。ただし、通
過回数nは、Lb1≦Loであってn≦0のとき、n=0
とし、Lb1>Lo であってn>0のとき、小数点以下を
切り上げて1以上の正の整数とする。
する際の部分巻取長さLb1を利用して経糸Yの異常部が
作業位置Cを通過する通過回数n(n=0、1、2…)
を算出することができる。すなわち、演算部22は、 n=(Lb1−Lo )/(πd) として通過回数nを算出することができる。ただし、通
過回数nは、Lb1≦Loであってn≦0のとき、n=0
とし、Lb1>Lo であってn>0のとき、小数点以下を
切り上げて1以上の正の整数とする。
【0055】そこで、監視部23は、修正動作中におい
て、検出信号S3 が発生したときの部分巻取長さLb1
と、その後の長さ算出部21からの部分巻取長さLb2と
に基づき、合計巻取長さLb =Lb1+Lb2を算出し、合
計巻取長さLb を監視する。すなわち、監視部23は、
Lb −Lo =Lb1+Lb2−Lo ≧πdnを検出し、Lb
−Lo が巻取ビームBMの周長(πd)の整数倍となる
と、停止信号S2aを出力して巻取ビームを適位置に停止
させることができる。ただし、監視部23は、Lb1≦L
o であってn=0であるとき、Lb =Lb1+Lb2≧Lo
を検出して停止信号S2aを出力する。また、監視部23
は、Lo +πd(n−1)<Lb1≦Lo +πdnのと
き、Lb =Lb1+Lb2≧Lo +πdnを検出して停止信
号S2aを出力する。
て、検出信号S3 が発生したときの部分巻取長さLb1
と、その後の長さ算出部21からの部分巻取長さLb2と
に基づき、合計巻取長さLb =Lb1+Lb2を算出し、合
計巻取長さLb を監視する。すなわち、監視部23は、
Lb −Lo =Lb1+Lb2−Lo ≧πdnを検出し、Lb
−Lo が巻取ビームBMの周長(πd)の整数倍となる
と、停止信号S2aを出力して巻取ビームを適位置に停止
させることができる。ただし、監視部23は、Lb1≦L
o であってn=0であるとき、Lb =Lb1+Lb2≧Lo
を検出して停止信号S2aを出力する。また、監視部23
は、Lo +πd(n−1)<Lb1≦Lo +πdnのと
き、Lb =Lb1+Lb2≧Lo +πdnを検出して停止信
号S2aを出力する。
【0056】長さ算出部21は、部分巻取長さLb1、L
b2を分割して算出し、監視部23において合計巻取長さ
Lb =Lb1+Lb2を算出するに代えて、巻取ビームBM
の減速動作の開始から修正動作の終了までの間に巻取ビ
ームBMが経糸Yを巻き取る合計巻取長さLb を算出し
てもよい(図13)。ただし、このときの演算部22に
は、検出信号S3 が入力されている。長さ算出部21
は、検出信号S1 が発生すると、基準長さLo を算出し
て出力し、検出信号S1 が発生してからの合計巻取長さ
Lb =πd(Nb5/Nbo)をリアルタイムに算出して出
力することができる。ただし、Nb5は、検出信号S1 が
発生してからの出力信号Sb のパルス数である。一方、
演算部22は、検出信号S3 の発生時における合計巻取
長さLb と基準長さLo とに基づいて通過回数n=(L
b −Lo )/(πd)(n=0、1、2…)を算出し、
監視部23は、合計巻取長さLb を監視し、Lb −Lo
≧πdnを検出して停止信号S2aを出力することができ
る。ただし、このときの監視部23も、Lb ≦Lo であ
ってn=0のとき、Lb ≧Lo を検出して停止信号S2a
を出力するものとする。
b2を分割して算出し、監視部23において合計巻取長さ
Lb =Lb1+Lb2を算出するに代えて、巻取ビームBM
の減速動作の開始から修正動作の終了までの間に巻取ビ
ームBMが経糸Yを巻き取る合計巻取長さLb を算出し
てもよい(図13)。ただし、このときの演算部22に
は、検出信号S3 が入力されている。長さ算出部21
は、検出信号S1 が発生すると、基準長さLo を算出し
て出力し、検出信号S1 が発生してからの合計巻取長さ
Lb =πd(Nb5/Nbo)をリアルタイムに算出して出
力することができる。ただし、Nb5は、検出信号S1 が
発生してからの出力信号Sb のパルス数である。一方、
演算部22は、検出信号S3 の発生時における合計巻取
長さLb と基準長さLo とに基づいて通過回数n=(L
b −Lo )/(πd)(n=0、1、2…)を算出し、
監視部23は、合計巻取長さLb を監視し、Lb −Lo
≧πdnを検出して停止信号S2aを出力することができ
る。ただし、このときの監視部23も、Lb ≦Lo であ
ってn=0のとき、Lb ≧Lo を検出して停止信号S2a
を出力するものとする。
【0057】なお、図12、図13の修正量算出手段2
0は、巻取ビームBMが図11のように回転する場合で
あっても、何ら支障なく適応することができる。また、
図12、図13の修正量算出手段20は、合計巻取長さ
Lb を算出するに代えて、合計巻取長さLb に相当する
巻取ビームBMの合計回転量θb を算出して監視しても
よく、さらに、図1ないし図9の修正量算出手段20と
しても使用可能である。
0は、巻取ビームBMが図11のように回転する場合で
あっても、何ら支障なく適応することができる。また、
図12、図13の修正量算出手段20は、合計巻取長さ
Lb を算出するに代えて、合計巻取長さLb に相当する
巻取ビームBMの合計回転量θb を算出して監視しても
よく、さらに、図1ないし図9の修正量算出手段20と
しても使用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、巻取ビームの巻径を算出する巻径算出
手段と、修正量算出手段とを組み合わせることによっ
て、修正量算出手段は、巻径算出手段からの巻径に基づ
き、経糸の異常部を作業位置に位置決めするために必要
な巻取ビームの修正回転量を算出することができるか
ら、作業者は、修正回転量に相当する回転量だけ巻取ビ
ームを正方向に回転させて異常部を巻取ビーム上の作業
位置に簡単に移動させることができ、経糸を容易に修復
することができるという優れた効果がある。
1発明によれば、巻取ビームの巻径を算出する巻径算出
手段と、修正量算出手段とを組み合わせることによっ
て、修正量算出手段は、巻径算出手段からの巻径に基づ
き、経糸の異常部を作業位置に位置決めするために必要
な巻取ビームの修正回転量を算出することができるか
ら、作業者は、修正回転量に相当する回転量だけ巻取ビ
ームを正方向に回転させて異常部を巻取ビーム上の作業
位置に簡単に移動させることができ、経糸を容易に修復
することができるという優れた効果がある。
【0059】第2発明によれば、修正量算出手段は、巻
径算出手段からの巻径に基づき、経糸の異常部を作業位
置に位置決めするために巻取ビームの合計巻取長さを監
視することができるから、経糸の異常部を作業位置に自
動的に位置決めして巻取ビームを停止させることができ
る。
径算出手段からの巻径に基づき、経糸の異常部を作業位
置に位置決めするために巻取ビームの合計巻取長さを監
視することができるから、経糸の異常部を作業位置に自
動的に位置決めして巻取ビームを停止させることができ
る。
【図1】 全体ブロック系統図
【図2】 整経機の模式説明図
【図3】 動作説明図
【図4】 他の実施の形態を示す図2相当図
【図5】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(1)
(1)
【図6】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(2)
(2)
【図7】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(3)
(3)
【図8】 図7の動作説明図
【図9】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(4)
(4)
【図10】 図9の動作説明線図(1)
【図11】 図9の動作説明線図(2)
【図12】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(5)
(5)
【図13】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(6)
(6)
Y…経糸 BM…巻取ビーム d…巻径 θa …回転量 θao…修正回転量 L…惰性走行長さ Lo …基準長さ Lao…修正巻取長さ Lb …合計巻取長さ A…監視位置 C…作業位置 10…巻径算出手段 20…修正量算出手段 23…監視部 24…表示器 30…駆動手段
Claims (7)
- 【請求項1】 巻取ビームの巻径を算出する巻径算出手
段と、該巻径算出手段に組み合わせる修正量算出手段と
を備えてなり、該修正量算出手段は、前記巻径算出手段
からの巻径に基づき、経糸の異常部を巻取ビーム上の作
業位置に位置決めするために必要な巻取ビームの正方向
の修正回転量を算出することを特徴とする整経機におけ
る経糸の修復作業補助装置。 - 【請求項2】 前記修正量算出手段は、経糸の監視位置
から巻取ビーム上の作業位置までの基準長さと、経糸の
惰性走行長さとに基づいて修正回転量を算出することを
特徴とする請求項1記載の整経機における経糸の修復作
業補助装置。 - 【請求項3】 前記修正量算出手段は、巻取ビームの回
転量を監視する監視部を有することを特徴とする請求項
1または請求項2記載の整経機における経糸の修復作業
補助装置。 - 【請求項4】 前記修正量算出手段は、修正回転量を表
示する表示器を付設することを特徴とする請求項1ない
し請求項3のいずれか記載の整経機における経糸の修復
作業補助装置。 - 【請求項5】 前記修正量算出手段は、駆動手段を介し
て巻取ビームを修正回転量相当だけ回転させることを特
徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の整経
機における経糸の修復作業補助装置。 - 【請求項6】 前記修正量算出手段は、修正回転量に代
えて、修正巻取長さを算出することを特徴とする請求項
1記載の整経機における経糸の修復作業補助装置。 - 【請求項7】 巻取ビームの巻径を算出する巻径算出手
段と、該巻径算出手段に組み合わせる修正量算出手段と
を備えてなり、該修正量算出手段は、前記巻径算出手段
からの巻径に基づき、経糸の異常部を巻取ビーム上の作
業位置に位置決めするために巻取ビームの合計巻取長さ
を監視することを特徴とする整経機における経糸の修復
作業補助装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05478699A JP3538058B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 整経機における経糸の修復作業補助装置 |
US09/482,313 US6292989B1 (en) | 1999-03-02 | 2000-01-14 | Warp repair assisting apparatus for warper |
DE10002844A DE10002844A1 (de) | 1999-03-02 | 2000-01-24 | Vorrichtung zur Unterstützung einer Kettfadenreparatur für eine Kettenschärmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05478699A JP3538058B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 整経機における経糸の修復作業補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248440A true JP2000248440A (ja) | 2000-09-12 |
JP3538058B2 JP3538058B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=12980455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05478699A Expired - Fee Related JP3538058B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 整経機における経糸の修復作業補助装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6292989B1 (ja) |
JP (1) | JP3538058B2 (ja) |
DE (1) | DE10002844A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4264015B2 (ja) * | 2003-08-01 | 2009-05-13 | 津田駒工業株式会社 | 繊維機械における巻径の算出方法及び装置 |
JP7464497B2 (ja) * | 2020-10-27 | 2024-04-09 | 津田駒工業株式会社 | 織機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5052088A (en) * | 1988-09-30 | 1991-10-01 | Mccoy-Ellison, Inc. | Apparatus for controlled braking of a driven textile material engaging roll |
FR2668503B1 (fr) * | 1990-10-29 | 1992-12-24 | Michelin & Cie | Procede et installation permettant d'obtenir en ligne la realisation d'une nappe d'assemblages et son enroulage sur une ensouple. |
KR100248247B1 (ko) * | 1992-04-09 | 2000-04-01 | 테라다 토키오 | 정경기의 모우사 보수장치 |
JP3195822B2 (ja) | 1992-05-18 | 2001-08-06 | 津田駒工業株式会社 | 整経機の走行距離計測装置と、整経機の停止制御装置 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP05478699A patent/JP3538058B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-01-14 US US09/482,313 patent/US6292989B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-01-24 DE DE10002844A patent/DE10002844A1/de not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6292989B1 (en) | 2001-09-25 |
DE10002844A1 (de) | 2000-09-28 |
JP3538058B2 (ja) | 2004-06-14 |
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