JP2000248363A - 成膜装置およびそのクリーニング方法 - Google Patents

成膜装置およびそのクリーニング方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気化器の目詰まりを有効に解消することが可
能な成膜装置およびクリーニング方法を提供すること。 【解決手段】 成膜対象としての半導体ウエハWを収容
するチャンバーと、液体状または固体状の金属化合物を
含む成膜原料をチャンバー1に向けて送出する成膜原料
供給源21と、成膜原料供給源21から前記チャンバー
へ成膜原料を供給する成膜原料供給路18,15と、成
膜原料供給路18,15の途中に設けられ、液体状また
は固体状の金属化合物を気化させてチャンバー内にガス
状の成膜原料を供給する気化器17と、クリーニング物
質を前記気化器に供給するクリーニング物質供給系30
と、チャンバー1内を排気する排気機構9,12とによ
り成膜装置が構成され、気化器17にクリーニング物質
が導入されることにより気化器17がクリーニングされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の金属化合物
を用いて金属膜を形成する成膜装置およびそのクリーニ
ング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの製造においては、シリコン等の
半導体ウエハ上に配線を形成するが、このようなLSI
の配線としては、AlやCuが用いられており、従来こ
れらは主にスパッタリング法により成膜することにより
形成されている。
【0003】しかしながら、配線の微細化が進んでいる
現在、スパッタリングでは要求される微細化レベルの配
線を得ることが困難となりつつある。このため、微細化
に対応可能なCVD(Chemical Vapor Deposition)法
を用いて配線を形成することが求められており、種々の
検討がなされている。
【0004】Cu配線をCVDで成膜する場合には、例
えばCu(hfac)TMVSやCu(hfac)AT
MS等の有機銅化合物が成膜原料として用いられ、これ
を気化器により気化させてチャンバー内に供給し、チャ
ンバー内に配置された半導体ウエハを加熱しつつ、その
上に有機銅化合物が分解して生成されたCuを堆積させ
る。
【0005】しかし、このような成膜装置においては、
成膜処理中に気化器にCuが堆積し、気化器内に目詰ま
りが生じ、成膜原料を有効にチャンバー内に導入するこ
とができない自体が生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、気化器の目詰まりを有効
に解消することが可能な成膜装置およびクリーニング方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、被処理体を収容するチャンバーと、液体状または
固体状の金属化合物を含む成膜原料を前記チャンバーに
向けて送出する成膜原料供給源と、前記成膜原料供給源
から前記チャンバーへ成膜原料を供給する成膜原料供給
路と、前記成膜原料供給路の途中に設けられ、前記液体
状の金属化合物を気化させてチャンバー内にガス状の成
膜原料を供給する気化器と、クリーニング物質を前記気
化器に供給するクリーニング物質供給系と、前記チャン
バー内を排気する排気手段とを具備することを特徴とす
る成膜装置が提供される。
【0008】また、本発明の第2の観点によれば、液体
状または固体状の金属化合物を含む成膜原料を気化器に
より気化させてチャンバー内に供給し、チャンバー内の
被処理体に金属膜を成膜する成膜装置におけるクリーニ
ング方法であって、前記気化器にクリーニング物質を導
入することを特徴とするクリーニング方法が提供され
る。
【0009】本発明においては、液体状または固体状の
金属化合物を含む成膜原料を気化する気化器にクリーニ
ング物質を直接導入するので、気化器に付着した金属を
クリーニングすることができ、気化器の目詰まりを有効
に解消することができる。また、気化器を介してさらに
チャンバー内にもクリーニング物質を導入すれば、チャ
ンバー内をもクリーニングすることが可能である。
【0010】上記成膜装置において、前記気化器からチ
ャンバーに至る供給路を加熱する供給路加熱手段をさら
に有するようにすれば、成膜原料またはクリーニング物
質をチャンバー内で確実に気体状態に維持することがで
きる。
【0011】また、気化器から排気手段へバイパスする
バイパス路と、気化器からチャンバーへ至る供給路およ
びバイパス路のいずれかに切り換える切換手段をさらに
具備することにより、成膜処理の際には気化器で気化さ
れた成膜原料をチャンバー内に導入し、クリーニングの
際には気化器で生成されたクリーニング生成物をバイパ
ス路を介してチャンバー内を通らずに排出するようにす
ることができる。
【0012】さらに、バイパス路を加熱するバイパス路
加熱装置をさらに有することにより、バイパス路を通過
するクリーニング生成物を気体状態に維持することがで
き、バイパス路にクリーニング生成物が付着することを
回避することができる。
【0013】上記クリーニング方法において、クリーニ
ング物質を、H(hfac)またはH(acac)と、
ハロゲンガスとを含むものとすることにより、気化器に
付着した金属とH(hfac)との化合物を形成させて
気化器から金属を有効に除去することができる。また、
クリーニング物質として、H(hfac)またはH(a
cac)と、ハロゲンガスと、水素ガスとを含むものを
用いることにより、金属とH(hfac)との化合物を
形成させて気化器から金属を有効に除去することができ
るとともに、水素が存在しない時に生じる固体の副生成
物、例えばCuClの生成を抑制することができ、ク
リーニング効果を一層高めることができる。この場合
に、ハロゲンガスとしては、ClガスまたはFガス
を用いることが好ましい。
【0014】また、クリーニング物質として、H(hf
ac)と、Clおよび/またはAlClとを含むも
のを用いることにより、気化器に付着した金属を有効に
除去することができるとともに、AlClが存在する
場合には、副生成物として蒸気圧の低いAlCuCl
を生成させることができるので、この副生成物を気体状
態で容易に排出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施態様に係るCVD成膜装置を示す断面図であ
る。この成膜装置は、CVDによりCuを成膜するもの
であり、略円筒状をなし、真空排気可能に構成されたチ
ャンバー1を有している。チャンバー1の中には被処理
体である半導体ウエハWを水平に支持するためのサセプ
ター2が支持部材3により支持された状態で配置されて
いる。サセプター2の外縁部には半導体ウエハWをガイ
ドするためのガイドリング4が設けられている。また、
サセプター2にはヒーター5が埋め込まれており、この
ヒーター5は電源6から給電されることにより被処理体
である半導体ウエハWを所定の温度に加熱する。電源6
にはコントローラー7が接続されており、これにより図
示しない温度センサーの信号に応じてヒーター5の出力
が制御される。
【0016】チャンバー1の底壁1bには、排気ポート
8が形成されており、この排気ポート8にはターボ分子
ポンプ9が接続されている。また、ターボ分子ポンプ9
に至る排気路には、自動的に排気量を制御するための自
動圧力制御バルブ10が設けられている。ターボ分子ポ
ンプ9の下流側には、バルブ11を介してドライポンプ
12が接続されている。これらターボ分子ポンプ9およ
びドライポンプ12によりチャンバー1内を所定の真空
度まで減圧することができる。
【0017】チャンバー1の天壁1aには、シャワーヘ
ッド13が取り付けられている。シャワーヘッド13
は、その内部に空間13aを有しており、またその下壁
には多数のガス吐出孔13bを有している。このシャワ
ーヘッド13の側壁には、原料導入ポート14が形成さ
れており、この原料導入ポート14には配管15が接続
されている。配管15はバルブ16を介して気化器17
に接続されている。
【0018】気化器17には配管18を介して後述する
成膜原料供給系20が接続されており、そこから供給さ
れる液体の有機銅化合物であるCu(hfac)TMV
SまたはCu(hfac)ATMSが気化器17で気化
される。そして、気化器17で気化された原料が配管1
5を介してシャワーヘッド13のガス吐出孔13bから
吐出され、ウエハW上にCu膜が形成される。この場合
に、気化器17内においてCu(hfac)TMVSま
たはCu(hfac)ATMSは60℃程度に加熱され
るが、その際の熱伝達用のキャリアガス(例えば、He
ガス、Hガス)が配管50を介して気化器17に供給
される。なお、配管50にはバルブ51が設けられてい
る。
【0019】一方、気化器17には、配管19を介し
て、気化器17に付着した金属Cuを除去するためのク
リーニング物質を気化器17に供給するためのクリーニ
ング物質供給系30が接続されている。
【0020】成膜原料供給系20は、図2に示すよう
に、成膜原料として、液体の有機銅化合物であるCu
(hfac)TMVSまたはCu(hfac)ATMS
が貯留された原料タンク(成膜原料供給源)21を備え
ている。原料タンク21には成膜原料を圧送するための
加圧管22が接続されており、この加圧管22にはバル
ブ23が設けられている。一方、配管18の気化器17
と反対側の端部は、原料タンク21内の原料に浸漬され
ており、加圧管22からの加圧ガスによって加圧された
原料タンク21内の液体原料は配管18によって導かれ
る。配管18には、上流側から、バルブ24、液体マス
フローコントローラ(LMFC)25、バルブ26が設
けられている。
【0021】クリーニング物質供給系30は、図2に示
すように、配管19から分岐するように、配管34,4
2,45,48が設けられており、これら配管の他端側
には、それぞれ、H(hfac)またはH(acac)
を貯留するタンク31、Hボンベ41、Clボンベ
44、AlClボンベ47が接続されており、クリー
ニング物質として、H(hfac)またはH(aca
c)、Hガス、Clガス、AlClガスが供給可
能となっている。そして、このクリーニング物質供給系
30から気化器17にこれらクリーニング物質を供給し
て気化器17に付着したCuを除去するようになってい
る。
【0022】上記タンク31には加圧管32が接続され
ており、この加圧管32にはバルブ33が設けられてい
る。一方、配管34の端部はタンク31内のH(hfa
c)またはH(acac)に浸漬されており、これらが
加圧管32からの加圧ガスによる加圧によって配管34
に導かれる。配管34には、上流側から、バルブ35、
液体マスフローコントローラ(LMFC)36、バルブ
37、気化器38、バルブ39が設けられている。H
(hfac)またはH(acac)は気化器38に気化
されるので、H(hfac)またはH(acac)をガ
ス状態にして気化器17に導くことができる。なお、気
化器38にも気化器17と同様、熱伝達用のキャリアガ
スが導入される。また、上記配管42,45,48の途
中には、それぞれ、バルブ43,46,49が設けられ
ており、これらバルブを開閉することによりクリーニン
グ物質を所望の配合のものにすることができる。
【0023】上記配管15は、気化器17から下流側に
延びシャワーヘッド14に至るが、この配管15から分
岐し、チャンバー1をバイパスしてドライポンプ12に
至るバイパス管53が設けられている。バイパス管53
の分岐部分近傍にはバルブ52が設けられており、この
バルブ52と配管15のバルブ16のいずれかを開にす
ることにより、配管15およびバイパス管53のいずれ
かに気化器17からのガスを流すことができる。そし
て、クリーニング物質により気化器17をクリーニング
した際のクリーニング物質がバイパス管53に流される
ようになっている。バイパス管53のドライポンプ12
近傍の下流側部分にはバルブ54が設けられている。ま
た、チャンバー1の底壁1bの側壁近傍部分には、バイ
パス管53のバルブ54下流側の部分に接続される配管
55が設けられている。この配管55の途中にはバルブ
56が設けられている。
【0024】配管15の周囲にはヒーター61が巻回さ
れており、またシャワーヘッド13の内壁にはヒータ6
2が設けられている。これらによって配管15内および
シャワーヘッド13内を加熱することにより、気化器1
7からチャンバー1に供給されるガスが液化されること
を防止するようになっている。また、バイパス管53の
バルブ54に至るまでの部分には、ヒーター63が巻回
されており、これによってバイパス管53内を加熱する
ことにより、気化器17をクリーニングした際に生成す
るクリーニング生成物が液化または固化することを防止
して速やかに排気することができる。
【0025】このように構成される成膜装置においてC
u膜を形成するに際しては、まず、チャンバー1内に半
導体ウエハWを搬入し、サセプタ2の上に載置する。そ
して、ターボ分子ポンプ9およびドライポンプ12によ
りチャンバー1内を減圧しつつ、成膜原料供給系20の
原料タンク(成膜原料供給源)21から液体状の有機銅
化合物原料、例えば、Cu(hfac)TMVSまたは
Cu(hfac)ATMSを気化器17でガス化して、
配管15および原料導入ポート14を介してシャワーヘ
ッド13内に導入し、多数のガス吐出孔13aからチャ
ンバー1内へ導入する。なお、この場合には、成膜原料
をシャワーヘッド13に導入可能なように、バルブ16
を開き、バルブ52は閉じている。また、ヒーター6
1,62により成膜原料ガスが液化することが防止され
ている。
【0026】このように、チャンバー1内にCu(hf
ac)TMVSやCu(hfac)ATMS等の有機銅
化合物からなる成膜原料ガスが供給されると、半導体ウ
エハWはサセプタ2内に埋設されたヒーター5により、
原料ガスの分解温度以上に加熱されているため、半導体
ウエハWの表面において原料ガスが分解され、半導体ウ
エハW上にCu膜が成膜される。
【0027】このようにして成膜処理を繰り返すと、気
化器17およびチャンバー1の内壁には、金属Cuが付
着する。特に、気化器17の内部に金属Cuが付着する
と目詰まりを生じ、チャンバー1内に原料ガスを有効に
供給することができない事態が生じる。
【0028】このため、本実施形態では、所定回数の成
膜処理が行われた後、チャンバー1内にウエハWがない
状態で、上述したように、配管19を介して気化器17
に接続されたクリーニング物質供給系30から適宜のク
リーニング物質を気化器17内に供給して気化器17内
の金属Cuを除去する。
【0029】ここでは、上述したように、タンク31か
らは、H(hfac)またはH(acac)が気化器3
8で気化された状態で供給可能であり、Hボンベ4
1、Clボンベ44、AlClボンベ47から、そ
れぞれHガス、Clガス、AlClガスが供給可
能となっている。そして、クリーニング物質としてH
(hfac)およびClガスを用いた場合には、以下
の(1)式の反応が生じる。 2Cu+2Cl+2H(hfac)→Cu++(hfac)+2HCl+CuCl ……(1) すなわち、気化器17に付着したCuがクリーニング生
成物であるCu++(hfac)となって除去され
る。
【0030】上記の場合には、Cuは除去されるが、固
体の副生成物であるCuCl が残留するおそれがあ
る。これを残留させないためには、クリーニング物質と
してH(hfac)、Clガス、およびHガスを用
いればよい。この場合には、以下の(2)式の反応が生
じる。 Cu+Cl+2H(hfac)+2H→Cu++(hfac)+2HCl+H ……(2) この式に示すように、この場合には、実質的にCuCl
を生じさせずに気化器17に付着した金属Cuを除
去することができる。
【0031】また、クリーニング物質としてH(hfa
c)およびClガスに加えて、またはClガスの代
わりにAlClガスを用いることにより、蒸気圧の高
いCuCl に代えて、蒸気圧の低いAlCuCl
を生成させることができるので、クリーニング生成物と
ともに排出することができる。
【0032】なお、H(hfac)の代わりにH(ac
ac)を用いても、H(hfac)と同様な反応が生
じ、同様の効果を得ることができる。
【0033】このように気化器17にクリーニング物質
を導入する際に、バルブ52を開け、バルブ16を閉じ
ることにより、クリーニング生成物および副生成物をチ
ャンバー1内を通らずにバイパス管53を介してドライ
ポンプ12により系外に排出することができる。すなわ
ち、チャンバー1に何等影響を与えることなく、気化器
17のみをクリーニングすることができる。この場合
に、ヒーター63によりバイパス管53内を200℃以
上に加熱することにより、クリーニング生成物であるC
++(hfac)を気体状態で排出させることがで
きる。
【0034】また、バルブ16を開けることにより、ク
リーニング物質を気化器17から配管15およびシャワ
ーヘッド13を通ってチャンバー1内に導入することが
でき、気化器17で未反応のクリーニング物質をチャン
バー1内のクリーニングに用いることもできる。この場
合に、ヒーター61,62、およびヒーター5により配
管15およびシャワーヘッド13の内部、ならびにサセ
プター2を200℃以上に加熱することによってクリー
ニング生成物であるCu++(hfac)を気体状態
で配管55を介して排出させることができる。
【0035】このように、本実施形態では、液体状の成
膜原料である有機銅化合物を気化する気化器17にクリ
ーニング物質を直接導入するので、気化器17に付着し
た金属Cuを有効に除去することができ、気化器17の
目詰まりを解消することができる。また、気化器17を
介してさらにチャンバー1内にもクリーニング物質を導
入すれば、チャンバー1内をもクリーニングすることが
可能である。
【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく、種々変形可能である。例えば、上記実施形態
では、Cu原料としてCu(hfac)TMVSまたは
Cu(hfac)ATMSを用いたが、これに限るもの
ではない。
【0037】また、本発明をCuのCVD成膜に適用し
た場合について示したが、Cuに限らず、Al、Ti等
他の金属膜を成膜する場合であっても適用可能である。
【0038】さらに、上記実施形態では、クリーニング
物質の一つとしてClガスを用いたが、これに限らず
ガス等、他のハロゲンガスを用いても同様の効果を
得ることができる。
【0039】さらに、上記実施形態では成膜対象として
半導体ウエハを用いた場合について示したが、本発明の
性質上、成膜対象によらないことは明らかであり、LC
D基板等、他の成膜対象の場合でも適用できることは言
うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、液
体状または個体状の金属化合物を含む成膜原料を気化す
る気化器にクリーニング物質を直接導入するので、気化
器に付着した金属をクリーニングすることができ、気化
器の目詰まりを有効に解消することができる。また、気
化器を介してさらにチャンバー内にもクリーニング物質
を導入すれば、チャンバー内をもクリーニングすること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCVD成膜装置を示
す断面図。
【図2】図1に示した装置の成膜原料供給系およびクリ
ーニング物質供給系を示す図。
【符号の説明】
1……チャンバー 2……サセプター 5……ヒーター 13……シャワーヘッド 15,18……配管 17……気化器 20……成膜原料供給系 21……原料タンク(成膜原料供給源) 30……クリーニング物質供給系 W……半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 恭子 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン株式会社総合研究所内 (72)発明者 吉川 秀樹 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4K030 AA11 BA01 CA04 DA06 EA01 EA11 KA25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を収容するチャンバーと、 液体状または固体状の金属化合物を含む成膜原料を前記
    チャンバーに向けて送出する成膜原料供給源と、 前記成膜原料供給源から前記チャンバーへ成膜原料を供
    給する成膜原料供給路と、 前記成膜原料供給路の途中に設けられ、前記液体状また
    は固体状の金属化合物を気化させてチャンバー内にガス
    状の成膜原料を供給する気化器と、 クリーニング物質を前記気化器に供給するクリーニング
    物質供給系と、 前記チャンバー内を排気する排気手段とを具備すること
    を特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】 前記気化器からチャンバーに至る供給路
    を加熱する供給路加熱手段をさらに有することを特徴と
    する請求項1に記載の成膜装置。
  3. 【請求項3】 前記気化器から前記排気手段へバイパス
    するバイパス路と、前記気化器からチャンバーへ至る供
    給路および前記バイパス路のいずれかに切り換える切換
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の成膜装置。
  4. 【請求項4】 前記バイパス路を加熱するバイパス路加
    熱装置をさらに有することを特徴とする請求項3に記載
    の成膜装置。
  5. 【請求項5】 液体状または固体状の金属化合物を含む
    成膜原料を気化器により気化させてチャンバー内に供給
    し、チャンバー内の被処理体に金属膜を成膜する成膜装
    置におけるクリーニング方法であって、 前記気化器にクリーニング物質を導入することを特徴と
    するクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング物質は、H(hfa
    c)またはH(acac)と、ハロゲンガスとを含むこ
    とを特徴とする請求項5に記載のクリーニング方法。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング物質は、H(hfa
    c)またはH(acac)と、ハロゲンガスと、水素ガ
    スとを含むことを特徴とする請求項5に記載のクリーニ
    ング方法。
  8. 【請求項8】 前記ハロゲンガスは、Clガスまたは
    ガスであることを特徴とする請求項6または請求項
    7に記載のクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 前記クリーニング物質は、H(hfa
    c)またはH(acac)と、Clおよび/またはA
    lClとを含むことを特徴とする請求項5に記載のク
    リーニング方法。
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