JP2000247895A - 自己免疫疾患予防組成物 - Google Patents
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Abstract
効果を有するリン含有多糖類生産能を有する乳酸菌(例
えば、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus
OLL 1073 R-1)を有効成分とする自己免疫疾患予防/治
療用組成物。 【効果】 該乳酸菌自体又はそれを用いて調製した酸乳
等発酵乳タイプの本組成物は、特に自己免疫疾患予防用
組成物として長期間摂取するのに適している。
Description
効果を有する乳酸菌および該乳酸菌を含有する組成物に
関する。
割を果たしている。しかし、近年、アレルギーや自己免
疫疾患等で見られるように、免疫系における制御の破綻
を原因とする疾患が著しく増加している。アレルギーは
本来生体にとって無害な抗原に対して生体側の免疫細胞
が過剰に応答してしまうために生じる疾病である。自己
免疫疾患は免疫細胞が生体自身の組織や成分などに応答
するために生じる疾病である。自己免疫疾患はその発
症、および慢性化に自己免疫応答が関与しているため、
潰瘍性大腸炎や慢性関節リウマチの一部など自己免疫疾
患として知られている疾病について、いずれにおいても
対症療法はあるが予防法は無論、完治法は未だ確立して
いない。
免疫系における制御の破綻が大きく関与しており、特
に、Th1型のサイトカインを産生するT細胞が関与し
ている。生体免疫系において、ヘルパーT細胞には、1
型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(T
h2)とが存在する。これらの内、Th1細胞は、IL
−2、IFN−γを産生し、IgG2aの産生を誘導
し、遅延型過敏反応を高める。それに対し、Th2細胞
はIL−4、IL−5、IL−6、IL−10を産生
し、IgE、IgG1の産生を誘導する。生産されたこ
れらのサイトカインは相互に作用し合って、免疫、アレ
ルギー反応を調節する。健常な生体内ではTh1とTh
2の均衡が保たれているが、アレルギーが引き起こされ
る場合はTh2が優勢であり、逆に、自己免疫疾患では
Th1が優勢となっていることが知られている。
チにおいても、Th1タイプのサイトカインの関与が示
唆されており、動物実験モデルにおいてTh1サイトカ
インの一つであるIFN−γを中和あるいはTh2サイ
トカインの一種であるIL−4を投与することにより関
節炎の抑制、または軽減化が確認されている。しかし、
Th1タイプの免疫応答は各種病原菌、および腫瘍の排
除において重要な役割を果たすため、過剰なTh2への
シフトはアレルギーの原因となるだけではなく、病原菌
やウイルスによる感染、および腫瘍に対する抵抗性の低
下へとつながる。また、Th2タイプのサイトカインや
免疫抑制剤の投与はその副作用だけではなく、コストの
面でも問題があり、長期間の療養を必要とすることが多
い自己免疫疾患患者への負担は大きい。そこで慢性関節
リウマチの治療および予防には極端なTh2応答へのシ
フトなどの副作用がなく、なおかつ日常的に摂取できる
ような薬品または食品の開発が求められている。
ら、本発明は慢性関節リウマチ等の予防手段として、安
価で日常的に摂取が可能であり、なおかつ安全な、つま
り、Th1応答の過剰な抑制による弊害のない食品、あ
るいは医薬品の提供を目的としている。
点を解決するためになされたものであり、慢性関節リウ
マチの動物実験モデル(Collagen-Induced Arthritis;
CIA)に対する乳酸菌の抑制効果につき鋭意研究を重
ねた結果、乳酸菌のうち、多糖類産生能を有するLactob
acillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL 1073 R-1
を見出した。該菌の発酵物をマウスに経口投与すること
によりCIAの発症が抑制され、なおかつ発症した場合
においてもその重篤度は軽減化される、という重要な知
見が得られた。また、該菌は慢性関節リウマチの他に、
潰瘍性大腸炎など他の炎症性疾患に対する抑制効果を有
するものと期待される。Lactobacillus delbrueckii su
bsp. bulgaricus OLL 1073 R-1の菌学的性質は以下の通
りである。
チールウール法により37℃、48時間培養して、不透
明なラフ型コロニーの形態を示す。
し、ガスを産生しないBL液体培地で10℃での生育は
陰性、45℃での生育は陽性 アルギニン分解性:陰性 リンゴ酸からのガス産生:陰性 各種炭水化物の分解性(陽性+、陰性−) アラビノース − キシロース − ラムノース − リボース − グルコース + マンノース + フルクトース + ガラクトース − シュークロース − マルトース − セロビオース − ラクトース + トレハロース − メリビオース − ラフィノース − メレチトース − デキストリン − デンプン − グリコーゲン − イヌリン − マンニトール − ソルビトール − イノシトール − エスクリン − サリシン −
73 R-1をTannockらの方法(Microbial. Ecol. Health D
is. 8:79-84(1995)、Appl. Environ. Microbiol. 62:46
08-4613(1996))に準じて、培養後に菌体をアガロース
プラグに固定し、溶菌後、ゲノムDNAを制限酵素(A
paI)で分解してパルスフィールド電気泳動を行った
ところ、図1のバンドパターンを示した。図中、Aはサ
イズマーカー、BはLactobacillus delbrueckii subsp.
bulgaricus OLL 1073 R-1を示す。
73 R-1(以下、本菌株ということもある)は多糖類生産
性を有し、ガラクトースとグルコースを構成糖としリン
を含有する多糖類を細胞外へ生産するという特徴を有す
る。
37℃、24時間インキュベートした後の培養物1Lに
ついて、エタノール沈澱、ヌクレアーゼ及びプロティナ
ーゼ処理した後、凍結乾燥し、多糖類58.4mgを得
た。この多糖類について、DEAE−TOYOPEAR
L 650Mを用いるイオン交換樹脂処理を行い、樹脂
に吸着しない中性多糖類(NPS)と樹脂に吸着する酸
性多糖類(APS)の2つのフラクションを、それぞ
れ、4.26mg/l及び2.18mg/l得た。
2×106Da、APSが1.1×106Daと推定され
た。また、ピリジルアミノ化による糖組成分析の結果、
NPS及びAPSともにガラクトース(Gal)とグル
コース(Glc)の比は、1.3:1.0であり、ラム
ノースは含まれていなかった。過塩素酸加水分解後、モ
リブデン酸アンモニウムを用いるリンの定量法によるリ
ンの含有量は、APSがリンを0.1%含有していたの
に対し、NPSにはリンは含まれていなかった。これら
の分析結果を表1に示す。
Gal及び2Glcのくり返し単位を有する5糖類から
なるものであった。その結果を表2に示す。なお、2,3,
4,6-Tetra-O-Me-Galを1.0とした。
ctobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus に属する
ものと認められるが、特に、多糖類生産性を有する点、
その多糖類にはリンが含まれている点、そのうえ自己免
疫疾患予防作用という新規にして有用な生理活性を有す
る点において特徴的であり、このような菌株は過去に報
告された例がないことに鑑み、本菌株を新規菌株と認
め、これをLactobacillus delbrueckii subsp. bulgari
cus OLL 1073 R-1と命名して、工業技術院生命工学工業
技術研究所にFERM P−17227として寄託し
た。
なように、CIAの発症を低減させ、なおかつ発症した
場合においてもその重篤度は軽減化されることが確認さ
れ、この有用新知見に基づき本発明は完成されたもので
あって、本発明は、自己免疫疾患予防作用を有し、Ga
l、Glc、リン含有多糖類生産性を有する乳酸菌、該
乳酸菌含有物、その処理物の少なくともひとつを含有し
てなることを特徴とする自己免疫疾患予防組成物に関す
るものである。
酸菌培養物(菌体、培養上清液、培地成分を含む);乳
酸菌培養物から固形分を除去した乳酸菌培養液;乳酸菌
飲料、酸乳、ヨーグルト等乳酸菌発酵した飲食品からな
る乳酸菌発酵乳;等が挙げられる。
発酵乳の濃縮物、ペースト化物、乾燥物(噴霧乾燥物、
凍結乾燥物、真空乾燥物、ドラム乾燥物等)、希釈物等
が挙げられる。また、乳酸菌としては、生菌体、湿潤
菌、乾燥菌、死菌体、菌体破砕物等が適宜使用可能であ
る。
処理物の少なくともひとつを有効成分として含有してな
るものであって、飲食品タイプ及び医薬品タイプのいず
れのタイプの組成物としても自由に使用できるものであ
る。
目的(予防、保健、又は治療)、患者の年齢、投与方
法、剤形等に応じて適宜定めればよく、通常、0.00
01〜10%の範囲が適当である。しかしながら、長期
間に亘って保健上ないし健康維持の目的で摂取する場合
には、上記範囲よりも少量であってもよいし、また本有
効成分は、安全性について問題がないので、上記範囲よ
りも多量に使用しても一向にさしつかえない。現にマウ
スを用いた10日間の急性毒性試験の結果、1000m
g/kgの経口投与でも死亡例は認められなかった。
には、本有効成分をそのまま、使用したり、他の食品な
いし食品成分と併用したりして適宜常法にしたがって使
用できる。本有効成分を用いる本発明に係る組成物は、
固体状(粉末、顆粒状その他)、ペースト状、液状ない
し懸濁状のいずれでもよいが、甘味料、酸味料、ビタミ
ン剤その他ドリンク剤製造に常用される各種成分を用い
て、健康ドリンクに製剤化すると好適である。
合、本有効成分は、種々の形態で投与される。その投与
形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、
シロップ剤等による経口投与をあげることができる。こ
れらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合
剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁
剤、コーティング剤などの医薬の製剤技術分野において
通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することが
できる。その使用量は症状、年齢、体重、投与方法およ
び剤形等によって異なるが、通常は、成人に対して、1
日当り、静脈投与の場合は、体重1kg当り、菌体1×
103〜1×107cfuを投与することができ、筋肉投
与の場合は1×104〜1×108cfuを投与すること
ができる。また、経口投与の場合には1×105〜1×
1012cfu程度投与すればよいが、本菌は本来食用と
して用いられるものであるので安全性に問題はなく、上
記範囲よりも高濃度の投与も可能である。
おかつ発症した場合においてもその重篤度は軽減化され
る。次に、該菌株の発酵乳への利用につき、実施例を挙
げて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えばLactobacillus delbrueckii subsp. b
ulgaricus OLL 1073 R-1株を用いた発酵乳を製造する際
は、該菌株を単独スターターとして利用する方法、該菌
株ならびに該菌株と共生作用を有するStreptococcus th
ermophilus株との混合スターターとして利用する方法、
もしくは、その他の乳酸菌(Lactobacillus、Lactococc
us、Enterococcus)やBifidobacteriumとの混合スター
ターとして利用する方法が実施可能である。
品タイプ、飲食品タイプの組成物とすることができ、特
に後者においては、発酵乳、酸乳、乳酸菌飲料、ヨーグ
ルト等の形態に調製することができ、これ(ら)を日常
的に摂取することにより、知らず知らずの内に無理なく
慢性関節リウマチその他各種の自己免疫疾患を予防、軽
減、治療することができる。しかも、本組成物は安全性
にも問題がないので、有害な副作用を伴うことなく長期
間摂取することができ、自己免疫疾患の予防に極めて好
適であり、すぐれた特定保健用食品ということができ
る。以下、本発明の実施例について述べる。
ricus OLL 1073 R-1株を10%(w/w)脱脂粉乳培地
で約18時間培養後、得られた培養液を凍結乾燥処理し
た。本処理により得られた凍結乾燥粉末をマウス通常飼
料に10%(w/w)の割合で配合した。この配合飼料
には約5×106cfu/gのLactobacillus delbrueckiisub
sp. bulgaricus OLL 1073 R-1が含まれている。次に、L
actobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL 107
3 R-1株またはL.Bulgaricus ATCC 33409株の添加飼料、
対照として培地成分(脱脂粉乳)の添加飼料または通常
飼料をそれぞれマウス[DBA/1JNCrj、雌、4
週齢(日本チャールズリバー)]に2週間経口投与し
た。すなわち、L.Bulgaricus ATCC 33409株投与群、Lac
tobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL 1073
R-1株投与群、脱脂粉乳投与群、通常飼料投与群の4群
に群分けし(n=10)、投与期間中は各種飼料を自由
摂取の形で実施した。摂取量は1日あたり約2g/head、
菌数はL.Bulgaricus ATCC33409株、Lactobacillus delb
rueckii subsp. bulgaricus OLL 1073 R-1株の両者とも
約1×107cfu/headであった。これらの飼料を投与後
に各マウスをウシII型コラーゲン(bovine type II col
lagen; bCII)で免疫した。さらに、一次免疫後21日
にbCIIで追加免疫を施した。以後、一次免疫後90日
までCIAの発症を経時的に観察した。
わち、CIAの発症誘導後、各足について経時的にCI
Aの重篤度を評価した。評価を四段階で行い、その基準
は以下の通りである。評価0:全く腫れていない状態。
評価1:指が1本腫れている状態。評価2:指が2本腫
れている、または甲が腫れている状態。評価3:足全体
が非常に腫れている、または骨が変形している状態。
の関節炎指数の平均(図2)、CIAの発症したマウス
手足の割合(図3)、およびCIAの発症したマウスの
割合(図4)で評価した。すなわち、図2は1匹あたり
の関節炎指数の平均値、つまり、関節炎の重篤度がLact
obacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL 1073R-
1株により軽減化されていることを示す。図3はマウス
の足で評価した場合、関節炎の発症がLactobacillus de
lbrueckii subsp. bulgaricus OLL 1073 R-1株により抑
制されていることを示す。図4はマウスで評価した場
合、関節炎の発症率がLactobacillus delbrueckii subs
p. bulgaricus OLL 1073 R-1株により抑制されているこ
とを示す。
価においてもLactobacillus delbrueckii subsp. bulga
ricus OLL 1073 R-1株投与群は通常飼料投与群と比較し
て発症率と炎症重篤度の両者とも約1/5に減少し、明
らかにCIA発症の抑制が認められた。以上の結果か
ら、該乳酸菌Lactobacillus delbrueckii subsp. bulga
ricus OLL 1073 R-1株の発酵物はCIAに対して著しい
抑制および重篤度の軽減効果を有し、慢性関節リウマチ
だけではなく、潰瘍性大腸炎などの各種炎症疾患に対し
て有用な予防薬、あるいは治療薬となり得ることが認め
られた。
菌した後、ホモゲナイズし、冷却した。これにスタータ
ーとして本菌株(FERM P−17227)の純培養
物を2〜5%加え、35〜85℃で1〜3日間発酵さ
せ、乳酸含量2%の酸乳を得た。
て、生じたカードを砕き、原料乳の0.8倍量の蔗糖を
加えて攪拌した後、加温しながら蔗糖を同じく0.8倍
量更に加えて攪拌し、混合物が半透明のシロップ状にな
った時点で温度を70〜80℃に昇温し、熱時濾過した
後冷却し、香料を適量加えて、酸乳飲料(酸度1.2〜
1.3%)を得た。
ン酸の等量混合物40g、グラニュー糖100g、コー
ンスターチと乳糖の等量混合物60gに、本菌株の脱脂
粉乳培地における培養物の凍結乾燥物を40g加えて十
分に混合した。混合物を袋に詰め、1袋1.5gのステ
ック状栄養健康食品を150袋製造した。
製造した。(1)本菌株の脱脂粉乳培地における培養物
の凍結乾燥物5g、(2)ラクトース90g、(3)コ
ーンスターチ29g、(4)ステアリン酸マグネシウム
1g。先ず、(1)、(2)、(3)(但し17g)を
混合し、(3)(但し7g)から調製したペーストとと
もに顆粒化した。得られた顆粒に(3)(但し5g)と
(4)を加えてよく混合し、この混合物を圧縮錠剤機に
より圧縮して、1錠あたり有効成分を40mg含有する
錠剤100個を製造した。
粉乳培地における培養物の凍結乾燥物0.5g、(2)
殺菌乳1L。(1)を(2)に無菌的に混合し、ビン詰
めした。本発明においては、殺菌乳1Lあたり、(1)
を0.01〜10gを混合すればよい。
瘍性大腸炎等の自己免疫疾患の予防、軽減、治療が副作
用を伴うことなく効率的に実施できる。本発明に係る組
成物は、安全性には全く問題はなく、乳製品その他各種
飲食品の形態に自由に調製することができるので、健常
者はもとより、乳幼児、老令者、病弱者、病後の人等も
長期間に亘って摂取することができ、特にすぐれた予防
効果を奏する。
気泳動パターンを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 自己免疫疾患予防作用を有し、ガラクト
ースとグルコースを構成糖とし且つリンを含有する多糖
類生産性を有する乳酸菌、該乳酸菌含有物、その処理物
の少なくともひとつを含有してなること、を特徴とする
自己免疫疾患予防組成物。 - 【請求項2】 乳酸菌がラクトバチルス・デルブルエッ
キー・サブスピーシス・ブルガリクス(Lactobacillus
delbrueckii subsp. bulgaricus)OLL1073 R
−1であること、を特徴とする請求項1に記載の組成
物。 - 【請求項3】 乳酸菌含有物が、乳酸菌懸濁液、乳酸菌
培養物、乳酸菌培養液、乳酸菌発酵乳から選ばれる少な
くともひとつであること、を特徴とする請求項1又は2
に記載の組成物。 - 【請求項4】 処理物が、濃縮物、ペースト化物、乾燥
物(噴霧乾燥物、凍結乾燥物、真空乾燥物、ドラム乾燥
物から選ばれる少なくともひとつ)、希釈物から選ばれ
る少なくともひとつであること、を特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項5】 組成物が飲食品タイプ又は医薬品タイプ
の組成物であること、を特徴とする請求項1〜4のいず
れか1項に記載の組成物。 - 【請求項6】 Lactobacillus delbrueckii subsp. bul
garicus OLL 1073 R-1(FERM P−17227)。
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