JP2000247378A - 結露防止性に優れた保冷袋 - Google Patents
結露防止性に優れた保冷袋Info
- Publication number
- JP2000247378A JP2000247378A JP5090899A JP5090899A JP2000247378A JP 2000247378 A JP2000247378 A JP 2000247378A JP 5090899 A JP5090899 A JP 5090899A JP 5090899 A JP5090899 A JP 5090899A JP 2000247378 A JP2000247378 A JP 2000247378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- bag
- film
- sheet
- absorbing layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷凍食品や冷蔵品を収納した場合に、その表
面に結露を生じない又は生じにくい、保冷袋を提供す
る。 【解決手段】 裏面側に断熱材を積層した蒸着フィルム
の表面側に吸水層を設けた吸水保冷シートを形成し、こ
の吸水保冷シートを用いて保冷袋を製袋する。
面に結露を生じない又は生じにくい、保冷袋を提供す
る。 【解決手段】 裏面側に断熱材を積層した蒸着フィルム
の表面側に吸水層を設けた吸水保冷シートを形成し、こ
の吸水保冷シートを用いて保冷袋を製袋する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保冷袋の改良に関
わり、殊に表面側に吸水層を設けることにより、結露防
止性や保温性、更にはファッション性に優れた保冷袋に
関する。
わり、殊に表面側に吸水層を設けることにより、結露防
止性や保温性、更にはファッション性に優れた保冷袋に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、冷凍食品や保冷食材の保管や搬送
に、発泡プラスチックシートの表面に蒸着フィルムを貼
り合わせた保冷シート、或いはこれから製袋した保冷袋
が広く用いられている。これは、発泡プラスチックシー
トの保温性と蒸着フィルムの反射機能により内部の温度
を低く保つものであり、更に、銀色の蒸着フィルムによ
る清潔な外観と相まって、普及してきている。
に、発泡プラスチックシートの表面に蒸着フィルムを貼
り合わせた保冷シート、或いはこれから製袋した保冷袋
が広く用いられている。これは、発泡プラスチックシー
トの保温性と蒸着フィルムの反射機能により内部の温度
を低く保つものであり、更に、銀色の蒸着フィルムによ
る清潔な外観と相まって、普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
保冷シートや保冷袋は、冷凍食品などの低温物を収納し
ておくと、外気の湿気が冷却され細かい水滴となって保
冷シートや保冷袋の表面が濡れる現象を生じる。これ
は、特に収納物に直接接触している部分の表面側で温度
の低下が激しく、そこに結露を生じることによる。この
現象は、外気温度や湿度が高いほど、また低温物を収納
している時間が長いほど強く現れる。使用する発泡プラ
スチックシートの厚みを増せば結露量は減少するが、完
全に防止することはできない。しかも、製造コストは発
泡プラスチックシートの厚みに比例して増大する。
保冷シートや保冷袋は、冷凍食品などの低温物を収納し
ておくと、外気の湿気が冷却され細かい水滴となって保
冷シートや保冷袋の表面が濡れる現象を生じる。これ
は、特に収納物に直接接触している部分の表面側で温度
の低下が激しく、そこに結露を生じることによる。この
現象は、外気温度や湿度が高いほど、また低温物を収納
している時間が長いほど強く現れる。使用する発泡プラ
スチックシートの厚みを増せば結露量は減少するが、完
全に防止することはできない。しかも、製造コストは発
泡プラスチックシートの厚みに比例して増大する。
【0004】そして、結露の結果、保冷シートや保冷袋
の表面に水滴が生じ、衣服を汚したり他の接触する買物
品などを損じることは、日常よく経験するところであ
る。また、現在この種の保冷シートや保冷袋は、全て表
面が銀色(アルミ蒸着)をしていて変化に乏しく、精々
エンボス模様で差別化する程度の変化しか付与すること
ができない。
の表面に水滴が生じ、衣服を汚したり他の接触する買物
品などを損じることは、日常よく経験するところであ
る。また、現在この種の保冷シートや保冷袋は、全て表
面が銀色(アルミ蒸着)をしていて変化に乏しく、精々
エンボス模様で差別化する程度の変化しか付与すること
ができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
の問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を完成させたもの
である。そして、その特徴は、保冷袋を構成する蒸着フ
ィルムの表面側に吸水層を設けたところにある。即ち本
発明者は、冬季に暖房した室内において、ガラス窓や鉄
ドア、アルミサッシなどの吸水性(吸湿性)のない物体
の内側部分には結露するが、木枠や土壁など吸水性(吸
湿性)のある物体では結露が生じないことに着目して、
本発明を完成させたものである。
の問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を完成させたもの
である。そして、その特徴は、保冷袋を構成する蒸着フ
ィルムの表面側に吸水層を設けたところにある。即ち本
発明者は、冬季に暖房した室内において、ガラス窓や鉄
ドア、アルミサッシなどの吸水性(吸湿性)のない物体
の内側部分には結露するが、木枠や土壁など吸水性(吸
湿性)のある物体では結露が生じないことに着目して、
本発明を完成させたものである。
【0006】即ち、吸水性のない蒸着フィルムの表面
に、不織布等吸水性のある物質を貼り合わせや重ね合わ
せなどで積層することにより、保冷袋の表面に結露が生
じるのを防止するものである。貼り合わせは押出ラミネ
ート(ポリサンド)やフイルムラミネート(ドライラミ
ネート)等により行なう。ここで吸水層とは、布やニッ
ト、不織布などの繊維製品や和紙などの紙類、人造皮
革、フロック加工物を貼り合わせたもの、又は、蒸着フ
ィルムに直接フロック加工したものを言う。
に、不織布等吸水性のある物質を貼り合わせや重ね合わ
せなどで積層することにより、保冷袋の表面に結露が生
じるのを防止するものである。貼り合わせは押出ラミネ
ート(ポリサンド)やフイルムラミネート(ドライラミ
ネート)等により行なう。ここで吸水層とは、布やニッ
ト、不織布などの繊維製品や和紙などの紙類、人造皮
革、フロック加工物を貼り合わせたもの、又は、蒸着フ
ィルムに直接フロック加工したものを言う。
【0007】蒸着フィルムとしては、強度などの物性の
点でポリエチレンテレフタレート(PET)フイルムに
蒸着したものが最も好ましいが、これに限らず他のフイ
ルム例えばOPP、PC、PEフイルムなども使用可能
である。フイルムの厚みは、10〜100μm、特に1
2〜25μm程度のものが好ましく使用される。尚、蒸
着金属は通常アルミニウムを用いるが、他にクロム、ニ
ッケル、チタン、スズ、銀なども使用可能である。また
蒸着膜の厚みは、200〜1000Å程度、より好まし
くは300〜600Åである。
点でポリエチレンテレフタレート(PET)フイルムに
蒸着したものが最も好ましいが、これに限らず他のフイ
ルム例えばOPP、PC、PEフイルムなども使用可能
である。フイルムの厚みは、10〜100μm、特に1
2〜25μm程度のものが好ましく使用される。尚、蒸
着金属は通常アルミニウムを用いるが、他にクロム、ニ
ッケル、チタン、スズ、銀なども使用可能である。また
蒸着膜の厚みは、200〜1000Å程度、より好まし
くは300〜600Åである。
【0008】蒸着フィルムの裏面側に積層する断熱材と
しては、発泡プラスチックシートや不織布など断熱性に
優れた素材が用いられる。ここに、積層とは貼り合わせ
や重ね合わせして用いることを言う。重ね合わせの場
合、両者を点着するようにしたものも含む。発泡プラス
チックシートとしては、ポリエチレンやポリスチロー
ル、ポリプロピレン等のシート状発泡体が用いられる。
発泡倍率は、20〜40倍、異に25〜35倍発泡のも
のが好ましく用いられる。またシートの厚みは1〜3m
m程度である。厚い方が断熱効果が高いがコストも高く
なる。尚、3mmを越えると、結露防止効果にあまり差
はない。不織布としては、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等の厚みが1〜3mm程度で保温性に富んだものが用
いられる。
しては、発泡プラスチックシートや不織布など断熱性に
優れた素材が用いられる。ここに、積層とは貼り合わせ
や重ね合わせして用いることを言う。重ね合わせの場
合、両者を点着するようにしたものも含む。発泡プラス
チックシートとしては、ポリエチレンやポリスチロー
ル、ポリプロピレン等のシート状発泡体が用いられる。
発泡倍率は、20〜40倍、異に25〜35倍発泡のも
のが好ましく用いられる。またシートの厚みは1〜3m
m程度である。厚い方が断熱効果が高いがコストも高く
なる。尚、3mmを越えると、結露防止効果にあまり差
はない。不織布としては、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等の厚みが1〜3mm程度で保温性に富んだものが用
いられる。
【0009】この断熱材がポリスチロールのように裂け
やすかったり不織布のように引っ掛かり易いものの場
合、その裏面側に補強・保護や滑り性、シール性を付与
するための補強フィルムを積層するとよい。補強フィル
ムとしては、OPPフイルムなど強度や滑り性に優れた
ものが用いられる。尚、この補強フィルムとして、防カ
ビ処理や抗菌処理したものを使用するとより安全であ
る。補強フィルムを使用しない場合、断熱材に防カビ処
理や抗菌処理をほどこしておくとよい。
やすかったり不織布のように引っ掛かり易いものの場
合、その裏面側に補強・保護や滑り性、シール性を付与
するための補強フィルムを積層するとよい。補強フィル
ムとしては、OPPフイルムなど強度や滑り性に優れた
ものが用いられる。尚、この補強フィルムとして、防カ
ビ処理や抗菌処理したものを使用するとより安全であ
る。補強フィルムを使用しない場合、断熱材に防カビ処
理や抗菌処理をほどこしておくとよい。
【0010】次に、本発明の保冷袋の製造方法を説明す
る。現在用いられている保冷袋は、蒸着フィルムの裏面
側に発泡プラスチックシートを貼り合わせた保冷シー
ト、或いは更にこの保冷シートに、補強・保護や滑り
性、シール性を付与するフィルムを貼り合わせた保冷シ
ートを用いて製袋している。
る。現在用いられている保冷袋は、蒸着フィルムの裏面
側に発泡プラスチックシートを貼り合わせた保冷シー
ト、或いは更にこの保冷シートに、補強・保護や滑り
性、シール性を付与するフィルムを貼り合わせた保冷シ
ートを用いて製袋している。
【0011】本発明の保冷袋は、この保冷シートの蒸着
フィルム表面側に吸水層を設けた吸水保冷シートを用い
て、製袋したものである。製袋方法は従来方法と同じで
ある。従って、保冷袋の表面(外面)が従来の金属光沢
のものと異なり温かい開示を与えるとともに、不織布や
紙などの吸水層に印刷して変化を付けることができ、フ
ァッション性を大幅に向上させることができる。また、
薄い不織布の場合、裏面に印刷しておけば、暈しのよう
な外観を与えるとともに、色落ちなどの心配の全く無く
しかも外観に富んだものが得られる。尚、従来の保冷袋
では、フイルム表面に印刷する場合、剥離防止にプライ
マー塗布が必要でコスト高になり、精々エンボス等で変
化を付ける程度であった。
フィルム表面側に吸水層を設けた吸水保冷シートを用い
て、製袋したものである。製袋方法は従来方法と同じで
ある。従って、保冷袋の表面(外面)が従来の金属光沢
のものと異なり温かい開示を与えるとともに、不織布や
紙などの吸水層に印刷して変化を付けることができ、フ
ァッション性を大幅に向上させることができる。また、
薄い不織布の場合、裏面に印刷しておけば、暈しのよう
な外観を与えるとともに、色落ちなどの心配の全く無く
しかも外観に富んだものが得られる。尚、従来の保冷袋
では、フイルム表面に印刷する場合、剥離防止にプライ
マー塗布が必要でコスト高になり、精々エンボス等で変
化を付ける程度であった。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に
使用する吸水保冷シートの一例を示す断面図である。こ
の吸水保冷シート1は、蒸着フィルム11の裏面側(蒸
着面側)に発泡プラスチックシート12を貼り合わせる
とともに、蒸着フィルム11の表面側に、吸水層13を
設けたものである。
実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に
使用する吸水保冷シートの一例を示す断面図である。こ
の吸水保冷シート1は、蒸着フィルム11の裏面側(蒸
着面側)に発泡プラスチックシート12を貼り合わせる
とともに、蒸着フィルム11の表面側に、吸水層13を
設けたものである。
【0013】蒸着フィルム11は、12μmのPETフ
イルムに50Å厚のアルミ蒸着を施したものである。吸
水層13は、ポリエステル繊維製不織布(目付34g、
厚み2mm)からなり、蒸着フィルム11とは接着層1
4(ポリサンド)により一体化されている。そして、こ
の一体化された蒸着フィルムの裏面側に、発泡プラスチ
ックシート12として厚さ2mmの発泡ポリエチレンシ
ートを、ラミネート層16(押し出しポリ)で貼り合わ
す。尚、図1に示す吸水保冷シート1では、この発泡ポ
リエチレンシート12の裏面側(保冷袋にした場合の内
側)に、保護材兼用の滑り性や、シール性を付与する補
強フイルム16として、OPPフイルムを貼り合わして
いる。
イルムに50Å厚のアルミ蒸着を施したものである。吸
水層13は、ポリエステル繊維製不織布(目付34g、
厚み2mm)からなり、蒸着フィルム11とは接着層1
4(ポリサンド)により一体化されている。そして、こ
の一体化された蒸着フィルムの裏面側に、発泡プラスチ
ックシート12として厚さ2mmの発泡ポリエチレンシ
ートを、ラミネート層16(押し出しポリ)で貼り合わ
す。尚、図1に示す吸水保冷シート1では、この発泡ポ
リエチレンシート12の裏面側(保冷袋にした場合の内
側)に、保護材兼用の滑り性や、シール性を付与する補
強フイルム16として、OPPフイルムを貼り合わして
いる。
【0014】図2は、図1に示す吸水保冷シート1を用
いて製袋した、本発明保冷袋2の一例を示すもので、一
部破断した状態を示す。従って、保冷袋2の外面は吸水
層13で覆われていることになる。符号21は、この吸
水層13に印刷した絵柄模様である。そして、この保冷
袋2を用いて、以下の実験を行なった。尚、実験に供し
た本発明の結露防止性に優れた保冷袋2としては、発泡
ポリエチレンシート12の厚みが1mmと2mmのもの
を使用した。また、実験に供した収納物5は、ビニール
袋51に入れた氷52である。
いて製袋した、本発明保冷袋2の一例を示すもので、一
部破断した状態を示す。従って、保冷袋2の外面は吸水
層13で覆われていることになる。符号21は、この吸
水層13に印刷した絵柄模様である。そして、この保冷
袋2を用いて、以下の実験を行なった。尚、実験に供し
た本発明の結露防止性に優れた保冷袋2としては、発泡
ポリエチレンシート12の厚みが1mmと2mmのもの
を使用した。また、実験に供した収納物5は、ビニール
袋51に入れた氷52である。
【0015】また比較例には、図3に示す従来の保冷シ
ート3を用いて製袋した、図4に示す保冷袋4を用い
た。この保冷シート3は、本発明の吸水保冷シート1の
うち、表面の吸水層13を除いたものと同じであり、各
符号は図1のものと同じものを示す。また、この保冷袋
4には表面にエンボス模様41が施されている。尚、実
験には、本発明保冷袋2と同じく、発泡ポリエチレンシ
ート12の厚みが1mmと2mmのものを使用した。収
納物5は、同じくビニール袋51に入れた氷52であ
る。
ート3を用いて製袋した、図4に示す保冷袋4を用い
た。この保冷シート3は、本発明の吸水保冷シート1の
うち、表面の吸水層13を除いたものと同じであり、各
符号は図1のものと同じものを示す。また、この保冷袋
4には表面にエンボス模様41が施されている。尚、実
験には、本発明保冷袋2と同じく、発泡ポリエチレンシ
ート12の厚みが1mmと2mmのものを使用した。収
納物5は、同じくビニール袋51に入れた氷52であ
る。
【0016】(実験) 保冷袋使用時の結露状況調査 図2に示す本発明の保冷袋2、及び図4に示す従来の保
冷袋4について、それぞれ表−1に示す状態で使用した
結果、本発明品の場合ほとんど結露は見られなかった。
しかし、従来品の場合いずれも結露(図4符号42)が
見られ、特に条件が厳しい実験Bの場合、接している衣
類が濡れたと感じるほどであった。そして、本発明の場
合発泡プラスチックシートが1mmのものでも、従来品
の2mmのものに比べて結露量が遙に少ない結果となっ
た。
冷袋4について、それぞれ表−1に示す状態で使用した
結果、本発明品の場合ほとんど結露は見られなかった。
しかし、従来品の場合いずれも結露(図4符号42)が
見られ、特に条件が厳しい実験Bの場合、接している衣
類が濡れたと感じるほどであった。そして、本発明の場
合発泡プラスチックシートが1mmのものでも、従来品
の2mmのものに比べて結露量が遙に少ない結果となっ
た。
【表1】
【0017】表−1に用いたサンプルは、何れも横20.0
cm×高さ27.5cmの保冷袋(表面積300mm2 )であ
り、 No.1 :発泡ポリ1mmの本発明保冷袋 No.2 :発泡ポリ2mmの本発明保冷袋 No.1’:発泡ポリ1mmの従来品保冷袋 No.2’:発泡ポリ2mmの従来品保冷袋 である。 また実験Aは、氷400gをビニール袋に入れたものを
収納物とし、20℃、相対湿度65%の雰囲気中に30
分間放置したものである。実験Bは、氷270gをビニ
ール袋に入れたものを収納物とし、30℃、相対湿度8
0%の雰囲気中に1時間放置したものである。
cm×高さ27.5cmの保冷袋(表面積300mm2 )であ
り、 No.1 :発泡ポリ1mmの本発明保冷袋 No.2 :発泡ポリ2mmの本発明保冷袋 No.1’:発泡ポリ1mmの従来品保冷袋 No.2’:発泡ポリ2mmの従来品保冷袋 である。 また実験Aは、氷400gをビニール袋に入れたものを
収納物とし、20℃、相対湿度65%の雰囲気中に30
分間放置したものである。実験Bは、氷270gをビニ
ール袋に入れたものを収納物とし、30℃、相対湿度8
0%の雰囲気中に1時間放置したものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保冷袋
は、裏面側に発泡プラスチックシートを貼り合わせた蒸
着フィルムの表面側に、吸水層を設けた吸水保冷シート
を用いて製袋したものである。
は、裏面側に発泡プラスチックシートを貼り合わせた蒸
着フィルムの表面側に、吸水層を設けた吸水保冷シート
を用いて製袋したものである。
【0019】従って、長時間の使用でもその表面に結露
は殆どみられず、衣服を濡らしたりする従来の欠点を大
幅に解消することができた。しかも、その表面に印刷等
が自由にでき、ファッション性に優れたものを提供でき
る等、優れた利点を有するものである。
は殆どみられず、衣服を濡らしたりする従来の欠点を大
幅に解消することができた。しかも、その表面に印刷等
が自由にでき、ファッション性に優れたものを提供でき
る等、優れた利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸水保冷シートの一例を示す模式
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明保冷袋の一例を示す斜視図である。
【図3】従来の保冷シートの一例を示す模式断面図であ
る。
る。
【図4】従来の保冷袋の一例を示す斜視図である。
1 吸水保冷シート 11 蒸着フィルム 12 発泡プラスチックシート 13 吸水層 14 接着層(ポリサンド) 15 ラミネート層(押し出しポリ) 16 補強フイルム 2 本発明保冷袋 21 絵柄模様 3 従来の保冷シート 4 従来の保冷袋 41 エンボス模様 42 結露 5 収納物 51 ビニール袋 52 氷52
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月12日(1999.7.1
2)
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】蒸着フィルム11は、12μmのPETフ
ィルムに50Å厚のアルミ蒸着11aを施したものであ
る。吸水層13は、ポリエステル繊維製不織布(目付3
4g、厚み2mm)からなり、蒸着フィルム11とは接
着層14(ポリサンド)により一体化されている。そし
て、この一体化された蒸着フィルムの裏面側に、発泡プ
ラスチックシート12として厚さ2mmの発泡ポリエチ
レンシートを、ラミネート層15(押し出しポリ)で貼
り合わす。尚、図1に示す吸水保冷シート1では、この
発泡ポリエチレンシート12の裏面側(保冷袋にした場
合の内側)に、保護材兼用の滑り性や、シール性を付与
する補強フィルム16として、OPPフィルムを貼り合
わしている。
ィルムに50Å厚のアルミ蒸着11aを施したものであ
る。吸水層13は、ポリエステル繊維製不織布(目付3
4g、厚み2mm)からなり、蒸着フィルム11とは接
着層14(ポリサンド)により一体化されている。そし
て、この一体化された蒸着フィルムの裏面側に、発泡プ
ラスチックシート12として厚さ2mmの発泡ポリエチ
レンシートを、ラミネート層15(押し出しポリ)で貼
り合わす。尚、図1に示す吸水保冷シート1では、この
発泡ポリエチレンシート12の裏面側(保冷袋にした場
合の内側)に、保護材兼用の滑り性や、シール性を付与
する補強フィルム16として、OPPフィルムを貼り合
わしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 和範 神奈川県厚木市中依知85−1スカイハイツ 820 (72)発明者 猿渡 昭士 京都府京都市中京区西ノ京大炊御門町6− 19三京化成工業株式会社内 Fターム(参考) 3E064 BA01 BA09 BA21 BB03 BC06 EA18 3E067 AA11 AB01 BA12A BB01A BB06A BB12A BB14A BB15A BB16A BB17A BB25A CA09 CA18 ED02 EE38 GA01 GA25 GC05 GC08 GD06 GD10 4F100 AB10B AK01C AK04C AK07D AK42B AR00A AR00C AR00D AS00A AT00B BA03 BA04 BA07 CB03 DG10A DG11A DG13A DG15A DG15C DJ01C EH66B EJ37D GB16 HB31 JC00C JD15A JJ02C JK16D JL00D JL07 JL12D
Claims (6)
- 【請求項1】 裏面側に断熱材を積層した蒸着フィルム
の表面側に吸水層を設けて吸水保冷シートを形成し、該
吸水保冷シートを用いて製袋したことを特徴とする結露
防止性に優れた保冷袋。 - 【請求項2】 吸水層は、布やニット、不織布などの繊
維製品や和紙などの紙類、人造皮革或いはフロック加工
からなるものである、請求項1記載の結露防止性に優れ
た保冷袋。 - 【請求項3】 断熱材は、発泡プラスチックシート又は
不織布である、請求項1又は請求項2記載の結露防止性
に優れた保冷袋。 - 【請求項4】 断熱材は、防カビ又は抗菌処理したもの
である、請求項3記載の結露防止性に優れた保冷袋。 - 【請求項5】 断熱材の裏面側に、保護材兼用の滑り性
とシール性を付与する補強フィルムを積層したものであ
る、請求項1、請求項2又は請求項3記載の結露防止性
に優れた保冷袋。 - 【請求項6】 補強フィルムは、防カビ又は抗菌処理し
たものである、請求項5記載の結露防止性に優れた保冷
袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090899A JP2000247378A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 結露防止性に優れた保冷袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090899A JP2000247378A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 結露防止性に優れた保冷袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000247378A true JP2000247378A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12871887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5090899A Pending JP2000247378A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 結露防止性に優れた保冷袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000247378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006052002A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Unitika Ltd | パウチ容器 |
JP2021529705A (ja) * | 2018-07-04 | 2021-11-04 | クール グローバル ソリューションズ ピーティーワイ リミテッドKool Global Solutions Pty Ltd | 断熱コンテナ |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP5090899A patent/JP2000247378A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006052002A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Unitika Ltd | パウチ容器 |
JP2021529705A (ja) * | 2018-07-04 | 2021-11-04 | クール グローバル ソリューションズ ピーティーワイ リミテッドKool Global Solutions Pty Ltd | 断熱コンテナ |
JP7397494B2 (ja) | 2018-07-04 | 2023-12-13 | クール グローバル ソリューションズ ピーティーワイ リミテッド | 断熱コンテナ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101196666B1 (ko) | 발포 종이용기 및 그 발포 종이용기의 제조방법 | |
WO2008038750A1 (fr) | contenant fait en papier et son procédé de fabrication | |
JP2004532751A (ja) | 断熱ラベル素材 | |
JP2004017984A (ja) | レトルト処理用紙容器の積層体およびレトルト処理用紙容器 | |
US20050260367A1 (en) | Package comprising a multilayer sheet | |
KR20170018655A (ko) | 보온보냉 성능이 우수한 포장용 지대 | |
JP2000247378A (ja) | 結露防止性に優れた保冷袋 | |
JP2007529347A (ja) | 熱い食品をパッケージングするための多層シートまたはライナー | |
JP2009132400A (ja) | 断熱発泡紙カップ | |
JP4634659B2 (ja) | 段ボールシートおよびこれを用いた包装箱 | |
JP4103444B2 (ja) | 電子レンジ加熱適性を有する液体用紙容器 | |
JPH09216619A (ja) | 発泡層を有する液体紙容器 | |
JP4641701B2 (ja) | 防曇性に優れた樹脂シート | |
JP4778709B2 (ja) | 断熱材、ならびにそれを付与した結露防止性保冷容器および断熱性容器 | |
JPH09142435A (ja) | 発泡紙カップ | |
WO2022074468A1 (en) | Pet sandwich layer | |
JPS63168342A (ja) | 食品用包装材の製造方法 | |
JP2000229679A (ja) | 断熱袋 | |
JP4577001B2 (ja) | 紙容器およびその容器を構成する積層材料の製造方法 | |
JPS593886Y2 (ja) | 食品包装用容器 | |
JP2003128161A (ja) | 電子レンジ用発泡紙カップ | |
JPS5811731Y2 (ja) | 密封包装体 | |
JP2004122568A (ja) | 被覆構造体、その製造方法および熱収縮性複合シート | |
JP3242730B2 (ja) | 積層フィルム | |
JPH09248863A (ja) | 発泡加工紙を使用した紙容器の製造方法 |