JP2000247377A - 保温断熱容器 - Google Patents

保温断熱容器

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JP2000247377A
JP2000247377A JP11051571A JP5157199A JP2000247377A JP 2000247377 A JP2000247377 A JP 2000247377A JP 11051571 A JP11051571 A JP 11051571A JP 5157199 A JP5157199 A JP 5157199A JP 2000247377 A JP2000247377 A JP 2000247377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 截頭円錐型の紙製カップとサックとの間に断
熱空気層を設けるための空隙を形成した保温断熱容器に
おいて、容器強度を維持して保温性と断熱性の低減を抑
止するためのサック用紙基材の選定を容易に行うことを
可能にし、かつ、食品を食するときに、安全であり、印
刷性、見栄え等の商品性を損なうことなく、複雑な製造
工程を経ずに製造され、さらに廃棄する際の易廃棄性と
環境負荷の少ない紙カップを提供すること。 【解決手段】 ほぼ扇形に打ち抜いた紙または板紙から
成る紙製サック1を紙製カップ2の胴部外面に巻き付け
る際に、該扇形の紙または板紙の上縁と下縁との間に、
直線状または円弧状をなす罫線7で区切られた多角形ま
たはレンズ形の多数の単位面8〜10が連設されるよう
に形成した上で全体をサック貼りしてカップの胴部外面
に巻き付け、かつサック貼りされたサックの単位面もし
くは単位面を区画する罫線部とカップ胴部外面との間
に、ほぼ3角形のトラス構造もしくはアーチ構造からな
る断熱空間を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インスタントラー
メン等の即席麺類、またはお茶、コーヒー、スープ、シ
チュー、みそ汁等のように主に熱湯を注ぐことにより飲
食できる食品の容器や冷凍食品等のような電子レンジを
用いて容器ごと調理解凍を行う場合の如く、保温性と断
熱性が必要とされる食品の調理容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記の食品容器には、発泡ポ
リスチレン製容器が断熱性、保温性に優れ、成形、加工
性もよく、さらに安価なため多用されているが、最近に
なり省資源、環境保護、環境問題への関心が高まり、家
庭ゴミとして廃棄する際に焼却処理が容易であり、また
土壌中の微生物による生分解が可能である紙を主体とす
る食品容器への要望が高まってきている。
【0003】紙基材を主体とするこの種の容器としては
紙基材上に少なくとも、片面にポリエチレン等の熱可塑
性樹脂をラミネートしたものが使用されているが、断熱
性が低く、容器を持つ手に直接熱が伝わり熱くて持ちに
くい、或いは保温性が劣り、内容物の温度が急激に低下
する。或いは容器が軟化して容器の強度が低下するなど
という問題があった。
【0004】これらを改善する目的で、例えば内容物の
温度が直接指に伝わらないようにするとともに容器の強
度を向上させるため、容器の胴部の外面にフインのよう
な多数のリブを付設する方法が特開昭51−2576号
公報に提案されているが、この方法ではリブの凸部の温
度は低く保たれ、容器を持つ手に熱が伝わりにくいもの
の、リブが冷却フィンのような機能を果たすため保温性
という意味では劣っていた。またリブとカップ本体との
間に形成される段差によって見栄えと印刷性に劣るとい
う問題があった。
【0005】また、カップ本体とその外側に設ける外装
部材たる外筒の間に断熱空気層を設ける方法が提案され
ている。すなわち実開平6−39717号公報には、同
一深度の点状のエンボス模様を形成した紙製シートを紙
カップ外周に巻き付けた断熱性紙カップが提案されてい
る。このものは、高低差1〜2mm、直径2〜5mmの
点状凸部または凹部のエンボス模様を3〜10個/cm
2の密度で施した紙製シートを紙カップの側壁外周に巻
き付けるものであるが、見栄えと印刷性に劣るという問
題があった。
【0006】一方、リブおよびエンボス処理した紙をカ
ップ外周に貼付し、さらに最外周に外装紙を貼り付ける
方法が実開平6−65279号公報に提案されている
が、これらは容器を構成する部品点数が増え、首記の省
資源の目的を達成できない。
【0007】これらの容器の胴部外面にリブを付設する
法、エンボス処理紙を巻き付ける法、エンボス紙の外側
にさらに外装紙を貼り付ける法は冷却の悪さや見栄えの
悪さ、部品点数増の問題点を改善するものとしては、従
来からも、特開平4−201840号公報により胴部周
壁に段部を設け、外側からカップ胴部に外装紙を巻き付
けて空隙を形成した紙容器が提案されている。また実開
平4−45212号公報により、カップ本体の底部外周
に内向きカールさせた紙製外筒をカップ本体の外周に被
せて空気断熱層を設ける方法が提案されている。さらに
特開平7−223683号公報によりカップ本体の胴部
外壁面の円周上に帯状突起を設け、カップ本体と外壁面
との間に断熱空気層を設ける方法が提案されている。
【0008】しかしながら上述した断熱空気層を設ける
方法では、いずれも空隙の容積を大きくして断熱空気層
を設けているが故に、熱湯を注いでカップを手で持ち上
げたとき、これらの空隙が潰れてしまい、断熱効果を損
なってしまう問題があった。
【0009】「潰れ」を抑止するために紙の剛性を高め
れば紙はたわみにくくなる。紙の剛性を高めるには紙の
坪量を上げる方策がある。しかしこの方策では省資源の
目的を達成できないばかりでなく、紙シートを内側の紙
カップに巻き付ける際に紙が厚すぎて成形しにくく、紙
折れを発生して見栄えが悪くなるなどの問題があった。
【0010】紙の重量を上げずに剛性を発揮する手段と
しては、古紙の配合量を減らすか配合せずに強度の高い
UKP(未晒クラフトパルプ)などのパルプを使用する
事が考えられるが、紙強度を上げると、シートを内側の
紙カップに巻き付ける際に紙が硬すぎて成形しにくく紙
折れを発生して見栄えが悪くなるなどの問題があった。
【0011】成形しやすさと、断熱空気層が潰れない剛
性を併せ持つ外装紙の選定に際しては、ある範囲内の剛
性をもった紙、板紙を使用せざるを得ず、剛性の低い、
一般的な紙、板紙を使用するには問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
一般的な紙、板紙を使用して成形しやすく、かつ外装紙
とカップとの間の断熱空気層が潰れにくい形状を持った
保温性断熱容器は知られておらず、その開発が望まれて
いた。
【0013】よって本発明者は、保温性と断熱性を有す
るだけでなく、前記の断熱空気層が潰れにくく、かつ食
品を食するときに、安全であり、印刷性、見栄え等の商
品性を損なうことなく、複雑な製造工程を経ずに製造さ
れ、さらに廃棄する際の易廃棄性と環境負荷の少ない紙
カップを提供する方法について鋭意研究を重ねた結果、
截頭円錐形の紙製カップの胴部外面に紙製サックを巻き
付けてカップ胴部を2重構造にした紙カップにおいて、
ほぼ扇形に打ち抜いた紙または板紙から成る紙製サック
を紙製カップの胴部外面に巻き付ける際に、該扇形の紙
または板紙の上縁と下縁との間に、直線状または円弧状
をなす罫線で区切られた多角形またはレンズ形の多数の
単位面が連設されるように形成した上で全体をサック貼
りしてカップ胴部外面に巻き付けると、サックの単位面
と、サック内側のカップ胴面との間に、ほぼ3角形のト
ラス構造もしくはアーチ構造からなる断熱空気層が作ら
れ、紙坪量の大きい特別な紙基材を使用することなしに
断熱空気層を維持して、良好な保温、断熱性を付与でき
ることを見いだした。
【0014】潰れにくい断熱空気層構造を維持するため
に、剛性のある紙、板紙が通常必要であるが、単に剛性
の高い紙、板紙では巻き付け成形性の低下という問題が
発生する。そこで剛性と巻き付け成形性を併せ備える
紙、板紙が必要となる。しかし、一般的な紙、板紙を使
用しても、その紙に直線状または曲線状罫線を入れて多
数の単位面を連設してサックを作ると、前記単位面によ
って、ほぼ3角形のトラスもしくはアーチが多数作られ
る。よって、この3角形のトラスもしくはアーチで紙製
サックと内側のカップとの間に断熱空気層を作れば、特
定の紙、板紙を使用しなくても潰れにくい断熱空気層を
形成することが可能となる。
【0015】以上の説明からも明らかなように、本発明
の目的は、截頭円錐型の紙製カップとサックとの間に断
熱空気層を設けるための空隙を形成した保温断熱容器に
おいて、容器強度を維持して保温性と断熱性の低減を抑
止するためのサック用紙基材の選定を容易に行うことを
可能にし、かつ、食品を食するときに、安全であり、印
刷性、見栄え等の商品性を損なうことなく、複雑な製造
工程を経ずに製造され、さらに廃棄する際の易廃棄性と
環境負荷の少ない紙カップを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の保温断熱性容器は以下の構成を採用したも
のである。すなわち截頭円錐形の紙製カップの胴部外面
に紙製サックを巻き付けてカップ胴部を2重構造にした
紙カップにおいて、ほぼ扇形に打ち抜いた紙または板紙
から成る紙製サックを紙製カップの胴部外面に巻き付け
る際に、該扇形の紙または板紙の上縁と下縁との間に、
直線状または円弧状をなす罫線で区切られた多角形また
はレンズ形の多数の単位面が連設されるように形成した
上で全体をサック貼りしてカップの胴部外面に巻き付
け、かつサック貼りされたサックの単位面もしくは単位
面を区画する罫線部とカップ胴部外面との間に、ほぼ3
角形のトラス構造もしくはアーチ構造からなる断熱空間
を形成させたことを特徴とする。
【0017】換言すると、本発明は、截頭円錐型の紙製
サックの内側にほぼ同形状の紙製カップをはめ込み、か
つ前記サック内面とカップ胴部外面との間に断熱空気層
を形成させるように前記サックをカップ外周の上端と下
端もしくはそれら近傍に貼着または密着により位置ズレ
しないように固定した保温断熱容器であって、前記紙製
サックはほぼ扇形に裁断した紙または板紙から成り、該
扇形の紙または板紙の上縁と下縁との間に直線または円
弧状をなす罫線で区切られた多角形またはレンズ形の多
数の単位面が連設されるように形成した上で、全体をサ
ック貼りしかつサック貼りされたサックの単位面もしく
は単位面を区画する罫線部とカップ胴部外面との間に、
ほぼ3角形のトラス構造もしくはアーチ構造からなる断
熱空気層が形成させたことを特徴とする保温断熱容器で
ある。なお、ここでいう「サック」は、従来の技術でい
うカップの外側に設ける「外装部材」と同意義であり、
また「サック貼り」とは、扇形に打ち抜いた紙シートの
両端部を貼り合わせて、上下の開口した状態になるよう
に成形することを意味している。
【0018】本発明で使用する紙サック基材の剛さに特
別の条件はなく、一般的な紙、板紙を紙サックの基材と
することができる。すなわち、坪量が200〜400g
/m で、ヤング率は、抄紙方向と平行な方向と直角方
向の相乗平均値で1.5〜4.5GPaの範囲とし、さ
らに密度は0.45〜1.0g/cmの範囲であれば
どのような、紙、板紙でも使用できる。
【0019】これらの数値範囲内に原紙を抄造していく
ためには、剛直なパルプ、たとえばKP(クラフトパル
プ)などを使用することは特に必要なく、自由にパルプ
を選定することができる。
【0020】
【作用】本発明において、紙製サックを截頭円錐形の紙
製カップの胴部外面に巻き付けるとき、扇形の紙または
板紙を用い、その上縁と下縁との間に、直線状または円
弧状をなす罫線で区切られた多角形またはレンズ形の多
数の単位面が連設されるように形成した上で、全体をサ
ック貼りしてカップの胴部外面に巻き付けると、該サッ
クの上部開口と下部開口の曲率が異なっているので、サ
ックにおける罫線で囲まれた各単位の領域に大小異なる
曲げ応力を生ずることとなり、その結果、該サックの罫
線で囲まれた各単位面は、図5〜図7に示すように、自
動的に、凸形の曲面または凹形の曲面を呈するようにな
る。
【0021】本発明において、紙サックと内側のカップ
との間に潰れにくい断熱空気層構造を維持し、かつカッ
プ成形性能を有することができる理由は、以下のように
考えることが出来る。断熱空気層構造体を維持するため
に紙自体に剛性が必要なことはいうまでもないが、紙の
変形は、一般に紙の厚さとヤング率、密度に比例する。
これは構造力学のたわみ式などによっても明らかであ
る。通常、カップを手で持ったときのたわみ量は、単純
ばりのたわみ量の式から次のように求めることができ
る。簡易的に原紙坪量を一定として、紙の厚さをh、密
度をρ、ヤング率をEとし、支点間の距離を2a、支点
から荷重Pをかける点の距離をaとし、幅をbとする
と、荷重Pをかけたときのたわみ量は2P・a/E・
b・hとなる。一方、2点間で支えられる単純ばりが
トラス構造をとり、上から荷重Pをかけたとき、トラス
部材が支点を結ぶ方向とのなす角度をθとすると、その
ときのたわみ量は、E・h・sinθ/a+12E・
・cosθ/aと考えることができ、トラス構
造にするとたわみ量は小さくできる。
【0022】なお前記の単純ばりがアーチになり、これ
と同じアーチが横方向に連続しそれが接合されて一体に
なったとすればシェル構造となるのである。これらの場
合においても前記トラス構造の場合と同様にたわみ量は
小さくできる。
【0023】本発明においてヤング率とは、弾性率、弾
性係数とも呼ばれる紙引張り抵抗性を示す数値である。
この数値は、剛性に影響を与えるのみならず、紙の絞り
適性、折り曲げ易さや、カールさせ易さなどの紙の成形
性と密接に関わる。測定法は定速伸長形引張り試験から
求められる荷重−変形曲線の初期直線勾配と紙の断面積
から計算する。また、高感度コンデンサマイクロフォン
とFFTアナライザーを用いて振動時における共振周波
数を求め、曲げこわさの数値から導き出すこともでき
る。さらに3点曲げ法を用いて曲げ変位量と荷重によ
り、弾性率を導き出すこともできる。
【0024】以下本発明について詳しく述べる。本発明
の紙製サックを構成する紙基材は、坪量が200〜40
0g/m2の範囲で適宜選択する。またその紙基材の密
度も0.45〜1.0g/cm3、紙のヤング率を抄紙
方向と平行な方向と直角方向の相乗平均値で1.5〜
4.5GPaの範囲で選択し、該基材が一層又は二層以
上の抄合わせた紙、または板紙が用いられる。
【0025】また前記の紙基材の抄造方法については特
に制限はないが、長網、或いは丸網抄紙機を用いて単層
か複数に積層し抄造するか、複数のパルプの混合によっ
て抄造し、抄造時に、キャレンダーを用いて所望の密度
に仕上げる方法がある。これらの方法においては坪量が
200〜400g/mの範囲として、さらに前記のよ
うに紙の縦横の相乗平均ヤング率が1.5〜4.5GP
aの範囲とし、密度は0.45〜1.0g/cmの範
囲で抄紙、製造出来れば特にその抄造条件と使用するパ
ルプは制限が無く、GP、RGP、TMPなどの機械パ
ルプやCGP、SCPなどのセミケミカルパルプやS
P、KPなどの化学パルプ、さらに古紙や非木材を用い
たパルプなどを使用できる。
【0026】また、特に個々のパルプフリーネス設定に
制限はない。個々のパルプフリーネス調整は、コニカル
型やドラムタイプ、ディスクタイプの各種のリファイナ
ー、ジョルダンを用いることが出来る。さらにこれらの
制御は各種のプロセス計測制御装置を用いることが出来
る。またフリーネスの調整に静電気結合型の低分子ポリ
マーや比較的高分子の架橋型ポリマー、例えばポリエチ
レンイミン、ポリアクリルアミドを使用することもでき
る。パルプスラリーにはその他に、前述のように各種の
アニオン性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩
留向上剤、紙力増強剤、サイズ剤等が適宜選択して使用
できる。
【0027】本発明のサック用紙基材を抄造するには、
パルプや紙力増強剤を混合したパルプをワイヤー網に流
して抄紙、脱水・乾燥する。これに用いる紙力増強剤に
は、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデ
ヒド樹脂、ポリアミド尿素ホルムアルデヒド樹脂、ケト
ン樹脂、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂、ポリアミ
ドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂、グリセロールポ
リグリシジルエーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹脂等
を挙げることができる。これら紙力増強剤を2種以上併
用してもよい。その他、必要に応じて乾燥紙力向上剤、
湿潤紙力向上剤、耐水化剤、サイズ剤、スライムコント
ロール剤、内添填料、染料、消泡剤、等を使用しても良
い。サック用紙基材には印刷適性向上のため表面に塗工
層を設けることが望ましい。塗工層の材料は、通常塗工
型印刷用紙などに用いられる組成・配合が採用でき、ま
た、表裏両面に塗工していても片面のみに塗工していて
も構わない。塗料は、カオリンクレー、炭酸カルシウ
ム、酸化チタンなどからなる顔料と、ラテックス等の合
成接着剤と澱粉やカゼイン等からなる接着剤とその他助
剤などから構成されている。塗工は単層塗工または複層
塗工とすることができ、塗工後にオンマシンまたはオフ
マシンキャレンダー処理で平滑化処理することも有効で
ある。また、乾燥方式をキャストコート方式とすること
も好ましい例である。塗工方法についてもその装置につ
いては特に制限はなく、ブレードコーター、ロッドコー
ターなど各種コーターを使用できる。
【0028】サック用の紙基材の表面はそのまま印刷し
て使用することもできるが、熱可塑性合成樹脂フィルム
を印刷面上に融着させるか、または熱可塑性合成樹脂フ
ィルムの裏面に印刷させた後、融着させることもでき
る。さらに該基材と印刷後の一般印刷用紙、あるいは印
刷前の印刷用紙を熱可塑性合成樹脂フィルムか、ゴム
系、アクリル系、シリコーン系粘着剤、ホットメルト粘
着剤、澱粉系接着剤、植物ガム系接着剤などの接着剤で
貼り合わせて使用することもできる。印刷前の印刷用紙
と前記の紙基材を貼り合わせた場合、貼り合わせた後に
印刷しても、使用上問題はない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明をする。図1が本発明たる保
温断熱容器の外観の一例を示した斜視図であって、截頭
円錐型の紙製カップ2の胴部外面に紙製サック1を巻き
付けて、前記サック1の内面とカップ2の外面との間
に、断熱空気層を形成させるように前記サックをカップ
外周の上端と下端もしくはそれら近傍に貼着または密着
により位置ズレしないように固定することにより構成さ
れている。
【0030】紙製サック1は、図2〜図4に例示したよ
うに、ほぼ扇形に裁断した紙または板紙6から成り、該
扇形の紙または板紙の上縁と下縁との間に直線または円
弧状をなす罫線7で区切られた多角形またはレンズ形の
多数の単位面8〜10が連設されるように形成させた上
で、両端を貼り合わせることにより、全体を截頭円錐型
をなすようにサック貼りして構成されている。サック貼
りすると、サック1は、図5〜図7の状態となり、サッ
クの外周面に前記単位面によって、ほぼ3角形のトラス
構造もしくはアーチ構造が形成される。
【0031】紙製カップ2は、内面もしくは内外両面に
ポリエチレン等をコーテイングした加工紙からなるブラ
ンクを巻回し、その両端を貼り合わせて胴部を構成した
後、該胴部の下方に同じ紙からなる底板3を巻締めると
ともに、上方開口縁に外向きカール部4を形成させてな
るものであり、従来の紙カップと同様なものである。
【0032】紙製サック1の高さは紙製カップ2の高さ
とほぼ同じ高さに形成される。紙製サック1の上部開口
は紙製カップ上縁のカール部4の外周径よりも僅かに小
さくなるように形成され、また該サックの下部開口は紙
製カップの底部外周径よりも僅かに大きくなるように形
成するものであり、図5〜図7に示すように、サック内
面とカップ外面との間に断熱空気層5を形成させるよう
に、前記サックをカップ外周の上端と下端もしくはそれ
ら近傍に酢酸ビニル系の接着剤等で貼着するか、あるい
はカップ外周の上部と下部とに密着させて位置ズレしな
いように固定するのである。
【0033】紙製サック1の高さは紙製カップ2の高さ
とほぼ同じ高さに形成する必要性はなく、少なくとも手
でもつ部分にサックがあれば上記した同様の断熱作用を
奏するので、サックを短く形成して、サックの上側及び
下側あるいはそのどちらか一方にカップの胴部が露出し
た形態としてよい。
【0034】図8〜図9に示すように、紙製サックを構
成する扇形の紙または板紙6の下縁11あるいは上縁に
折り返し部12を設けることができる。この折り返し部
12は罫線7の延長上において複数片に切り離して形成
させておくことがよい。この折り返し部は図9に示すよ
うに内側に折り曲げサック内面に接着して使用する。こ
のようにして紙製カップ2の胴部外面に紙製サック1を
巻き付けたときは、折り返し部12によりカップの胴部
外面とサック内面との間の空間が先の実施例のものより
も広くなる。また折り返し部がある部分では紙一枚分の
厚さが増えるので断熱効果が一層高くなる。
【0035】本発明による断熱性紙カップは、あらかじ
めカップに貼着する外装紙を印刷し、罫線を入れ、扇型
に打ち抜き、打ち抜いた後のシートの両端部を貼り合わ
せ、上下が開口した状態になるようにして、紙カップの
胴部外面にサック貼り処理を行うものである。本発明に
よる断熱性紙カップは打ち抜き、罫線処理した外装紙の
両端部を貼り合わせる際に、特に大きな外力を加えるこ
となく凹凸が形成されることが特徴で特殊な嵌合機械等
を用いて紙に凹凸をつける必要がない。従って、本発明
による断熱性紙カップは従来のものよりも簡単な工程で
断熱空気層を有した、断熱紙カップを製造しうる。
【0036】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明をより具体的に述
べるが、勿論本発明はこれによって限定されるものでは
ない。なお、濃度、配合、塗布量等を示す数値は、固形
分重量もしくは有効成分重量基準の数値である。先ず、
サックの基材構成から述べる。 実施例1 米坪350g/m、密度0.80g/cmの特板紙
を用い、その表面に予めオフセット印刷し、その後この
シートの裏面から、下記の図2のようにぼぼ菱形状の単
位面9をを形成するように数本の罫線7を入れてダイカ
ッターにより扇形に打ち抜き、打ち抜いた後のシートの
両端部を貼り合わせ、上下が開口した状態になるように
成形して、サック1を形成する。別に、内壁部に厚さ4
0μmのポリエチレンを融着ラミネートした210g/
の上質紙からなるカップ本体2を用意する。そのカ
ップ本体2の胴部外面に前記のサック1をはめ、サック
内面とカップ胴部外面との間に断熱空気層5を形成させ
るように、前記サックの上端をカップのカール部4の外
周下側に、またサックの下端はカップの下部外周にそれ
ぞれ密着させ、酢酸ビニル糊で位置ズレしないように貼
着して、図5に示すような2重カップを得る。
【0037】実施例2 米坪350g/m、密度0.80g/cmの白板紙
を用い、その表面に予めオフセット印刷し、その後この
シートの裏面から、下記の図3のようにほぼレンズ形状
をした単位面9を形成するように円弧状罫線を入れて扇
形に打ち抜き、打ち抜いた後のシートの両端部を貼り合
わせ、上下が開口した状態になるように成形して、目的
のサック1を得る。次に、内壁部に厚さ40μmのポリ
エチレンを融着ラミネートした210g/mの上質紙
からなるカップ本体2を用いて、実施例1と同様な操作
を行い、図6に示すような2重カップを得る。
【0038】実施例3 米坪230g/m、密度0.80g/cmの特板紙
を用い、その表面に予めオフセット印刷し、その後この
シートの裏面から罫線加工を施して下記の図4に示すよ
うな罫線を入れてほぼ矢尻状をした単位面9を形成する
ように罫線7を入れて扇形に打ち抜き、打ち抜いた後の
シートの両端部を貼り合わせ、上下が開口した状態にな
るように成形して、サック1を形成する。次に、内壁部
に厚さ40μmのポリエチレンを融着ラミネートした2
10g/mの上質紙からなるカップ本体2を用いて、
実施例1と同様な操作を行い、図7に示すような2重カ
ップを得る。
【0039】比較例1 米坪450g/m、密度0.80g/cmの白板紙
を用い、その表面にあらかじめオフセット印刷した外装
紙を用意する。別に、内壁部に厚さ40μmのポリエチ
レンを融着ラミネートした210g/mの上質紙から
なるカップ本体を形成し、該カップ本体の胴壁の外周に
幅1.0mmでカップ上縁から20mm位置にピーター
線による突起部を設ける。このピーター線入りカップの
胴部外周に、断熱空気層を形成させるように前記の外装
紙を巻き付けて、実施例1と同様に、酢酸ビニル糊で外
装紙とカップとを固定するとともに、ピーター線を外装
紙に酢酸ビニル糊で貼着して円筒状2重容器を得た。
【0040】比較例2 米坪350g/m、密度0.80g/cmの白板紙
を用いて、その表面にあらかじめオフセット印刷した外
装紙を用意する。別に、内壁部に厚さ40μmのポリエ
チレンを融着ラミネートした210g/mの上質紙か
らなるカップ本体を形成し、該カップ本体の胴壁の外周
に幅1.0mmでカップ上縁から20mm位置にピータ
ー線による突起部を設ける。このピーター線入りカップ
の胴部外周に、断熱空気層を形成させるように前記の外
装紙を巻き付けて、実施例1と同様に、酢酸ビニル糊で
外装紙とカップとを固定するとともに、ピーター線を外
装紙に酢酸ビニル糊で貼着して円筒状2重容器を得た。
【0041】比較例3 米坪350g/m、密度0.60g/cmのカール
ドファイバーを用いた低密度紙を使用し、その表面にあ
らかじめオフセット印刷した外装紙を用意する。別に、
内壁部に厚さ40μmのポリエチレンを融着ラミネート
した210g/mの上質紙からなるカップ本体を用意
して、前記の外装紙をカップ本体の側壁の外周に、空間
を生じさせないように、酢酸ビニル系糊で貼着させて2
重カップを得た。
【0042】トラス構造を有する本発明の製品とトラス
構造を有しない製品との優劣を見るために、下記の断熱
適性試験とコスト比較による判定を行った。 評価試験方法 1.縦横のヤング率の相乗平均値 ヤング率の算出は、JIS P8113による引っ張り
試験法による荷重と変位のグラフ及び、紙厚と試験片の
幅から求めた断面積により、E(ヤング率)=F(引っ
張り強さ)/ε(歪み量)×A(断面積)から算出し
た。 2.たわみ量 カップ本体を架台に固定し、外装紙の上部から50mm
の位置で自動変位量、熱流検出測定器であるKES−F
7サーモラボ(カトーテック(株)社製)の人工指(接
触面積2.0/cm)を用い、荷重125gf/cm
、加圧速度0.2mm/secの条件でカップの外装
部分を加圧したときの外装紙の変位量をたわみ量として
算出した。 3.表面温度 接触式温度計を用い、カップ外装の表面温度を測定し
た。 4.断熱保持時間 20℃65%RH環境下にカップを24時間放置したの
ち、カップに95℃の温水を入れ、3分後カップを手で
持って、熱く感じ、容器から指の位置を変えるまでに至
る時間を断熱時間として測定した。 5.断熱触感 熱湯注入3分後、手でカップを保持できる時間を評価。
これらの時間範囲で○〜△〜×の5段階評価とする。試
験者による測定誤差を少なくするために、3人以上で測
定し平均データを採用した。 ○:60sec以上、 ○〜△:45〜60sec、
△:30〜45sec、△〜×:15〜30sec、 ×:
15sec以下 6.外装紙コスト 紙パ技協紙第52巻第7号、1998年七月号による東
京用紙・板紙卸売り市場価格表により価格を算出し、実
施例2および比較例2を標準として、これよりかなり安
いものを◎、安いものを○、やや高いものを△、明らか
に高いものを×とした。 7.総合判定 上記の4〜6までの評価項目によって、一つでも×があ
るものは×判定とし、○と△の評価のものは○とした。
その結果を、表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1の結果より、実施例1〜実施例3で作
成した3角形のトラス構造を有したサックを使用する
と、該サックに形成させた単位面と、サック内側のカッ
プ胴面との間に、ほぼ3角形のトラス構造もしくはアー
チ構造からなる断熱空気層が作られ、紙坪量の大きい特
別な紙基材を使用することなしに断熱空気層を維持し
て、良好な保温、断熱性を付与できることがわかった。
【0045】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、サック内面とカ
ップ外面との間に断熱空気層を設けるための空隙を形成
した保温断熱容器において、紙坪量の大きい特別な紙基
材を使用することなしに低級な紙、板紙を用いても容器
強度を維持できるようになし、もって保温性と断熱性の
低減を抑止するためのサック用紙基材の選定を容易に行
うことを可能にし、かつ、食品を食するときに、安全で
あり、印刷性、見栄え等の商品性を損なうことなく、複
雑な製造工程を経ずに製造され、さらに廃棄する際の易
廃棄性と環境負荷の少ない紙カップを提供することがで
きる点で有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明保温断熱容器の外観の一例を示し
た斜視図。
【図2】図2はサックを構成する扇形板紙を示す平面
図。
【図3】図3はサックを構成する扇形板紙の別例を示す
平面図。
【図4】図4はサックを構成する扇形板紙の他の例を示
す平面図。
【図5】図5は図2の板紙をサック貼りしてカップの胴
部外面に巻き付けた状態を示す縦断面図であり、図2に
おけるA線とB線に沿ってサックを切断した場合の概要
を示すものである。
【図6】図6は図3の板紙をサック貼りしてカップの胴
部外面に巻き付けた状態を示す縦断面図であり、図3に
おけるA線とB線に沿ってサックを切断した場合の概要
を示すものである。
【図7】図7は図4の板紙をサック貼りしてカップの胴
部外面に巻き付けた状態を示す縦断面図であり、図4に
おけるA線とB線に沿ってサックを切断した場合の概要
を示すものである。
【図8】図8はサックを構成する扇形板紙のさらに別の
例を示す平面図。
【図9】図9は図8に示す扇形板紙の折り返し部を折り
曲げて接着した状態を示した平面図。
【符号の説明】
1 紙製サック 2 紙製カップ 3 底板 4 カール部 5 断熱空気層 6 板紙 7 罫線 8〜10 単位面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 截頭円錐形の紙製カップの胴部外面に紙
    製サックを巻き付けてカップ胴部を2重構造にした紙カ
    ップにおいて、ほぼ扇形に打ち抜いた紙または板紙から
    成る紙製サックを紙製カップの胴部外面に巻き付ける
    際、該扇形の紙または板紙の上縁と下縁との間に、直線
    状または円弧状をなす罫線で区切られた多角形またはレ
    ンズ形の多数の単位面が連設されるように形成した上で
    全体をサック貼りしてカップの胴部外面に巻き付け、か
    つサック貼りされたサックの単位面もしくは単位面を区
    画する罫線部とカップ胴部外面との間に、ほぼ3角形の
    トラス構造もしくはアーチ構造からなる断熱空間を形成
    させたことを特徴とする保温断熱容器。
  2. 【請求項2】 サック内面とカップ胴部外面との間に断
    熱空気層を形成させるように前記サックをカップ外周の
    上端と下端もしくはそれら近傍に貼着または密着により
    位置ズレしないように固定した請求項1記載の保温断熱
    容器。
  3. 【請求項3】 紙製サックを構成する紙基材は、坪量が
    200〜400g/m2の範囲の紙または板紙である請
    求項1または2記載の保温断熱容器。
  4. 【請求項4】 紙製サックを構成する紙基材は、密度が
    0.45〜1.0g/cm3、ヤング率が1.5〜4.
    5GPa(但し、抄紙方向と平行な方向と直角方向のヤ
    ング率の相乗平均値)であり、該基材が一層又は二層以
    上の抄合わせ抄紙による紙または板紙であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項記載の保温性断熱容
    器。
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