JP2000247246A - ラックピニオン式電動パワーステアリング装置 - Google Patents

ラックピニオン式電動パワーステアリング装置

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JP2000247246A
JP2000247246A JP5430099A JP5430099A JP2000247246A JP 2000247246 A JP2000247246 A JP 2000247246A JP 5430099 A JP5430099 A JP 5430099A JP 5430099 A JP5430099 A JP 5430099A JP 2000247246 A JP2000247246 A JP 2000247246A
Authority
JP
Japan
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steering
pinion
gear
rack
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5430099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitomo Tokumoto
欣智 徳本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピニオンとラックとの噛み合い部におけるがた
つき音の発生を抑制し、操舵フィーリングが低下するの
を防止できるラックピニオン式電動パワーステアリング
装置を提供する。 【解決手段】操舵により回転するステアリングシャフト
7の回転を第1ピニオン11と第2ピニオン12に、両
ピニオン11、12が互いに平行な軸中心に同一方向に
同一回転数で回転するように、機械的に伝達する回転伝
達機構10を備える。操舵補助力発生用電動アクチュエ
ータ21の発生出力を、そのステアリングシャフト7に
出力伝達機構23により機械的に伝達する。両ピニオン
11、12に噛み合うラック17の移動により舵角を変
化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵により回転す
るピニオンに噛み合うラックの移動により舵角を変化さ
せ、電動アクチュエータにより操舵補助力を発生するラ
ックピニオン式電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操舵により回転するステアリングシャフ
トに連結された単一のピニオンと、そのピニオンに噛み
合うラックと、そのステアリングシャフトに伝達される
操舵補助力を発生する電動アクチュエータとを備えたラ
ックピニオン式電動パワーステアリング装置が従来から
用いられている。また、電動アクチュエータの出力を、
ステアリングシャフトを介することなくラックに噛み合
うサブピニオンに伝達することで操舵補助力を付与する
ものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、路面
から作用する操舵反力に基づく負荷がピニオンとラック
との噛み合い部に作用することから、ピニオンとラック
の摩耗が大きくなり、その噛み合い部におけるバックラ
ッシが過大になる。そのため、噛み合い部におけるがた
つき音が発生する。
【0004】また、電動アクチュエータの出力をステア
リングシャフトを介することなくサブピニオンに伝達す
る構成では、ステアリングシャフトに連結されたピニオ
ンに作用する負荷とサブピニオンに作用する負荷とが相
違するため、ピニオンの摩耗量とサブピニオンの摩耗量
とが相違する。そうすると、ピニオンとラックとの噛み
合い部におけるバックラッシとサブピニオンとラックと
の噛み合い部におけるバックラッシとが相違するため、
操舵フィーリングが低下し、また、噛み合い部における
がたつき音も充分に低減されない。
【0005】本発明は、上記問題を解決することのでき
るラックピニオン式電動パワーステアリング装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のラックピニオン
式電動パワーステアリング装置は、操舵により回転する
ステアリングシャフトと、第1ピニオンと、第2ピニオ
ンと、そのステアリングシャフトの回転を両ピニオン
に、両ピニオンが互いに平行な軸中心に同一方向に同一
回転数で回転するように、機械的に伝達する回転伝達機
構と、両ピニオンに噛み合うラックと、操舵補助力発生
用電動アクチュエータと、そのアクチュエータの発生出
力を前記ステアリングシャフトに機械的に伝達する出力
伝達機構とを備え、両ピニオンの回転によるラックの移
動により舵角を変化させることを特徴とする。本発明の
構成によれば、第1ピニオンとラックとの噛み合い部に
おいて路面から作用する操舵反力に基づく負荷と、第2
ピニオンとラックとの噛み合い部において路面から作用
する操舵反力に基づく負荷とを相等しくでき、その負荷
の分散により各ピニオンとラックの摩耗を均等に低減
し、各噛み合い部におけるバックラッシが過大になった
り互いに相違するのを防止できる。
【0007】その回転伝達機構は、その第1ピニオンと
同軸中心に一体回転する第1ギヤと、その第2ピニオン
と同軸中心に一体回転する第2ギヤと、両ギヤに噛み合
う第3ギヤとを有し、その第1ギヤ、第2ギヤ、第3ギ
ヤの回転軸は互いに平行とされ、その第1ギヤ、第2ギ
ヤ、および第3ギヤの中の何れか一つのギヤに前記ステ
アリングシャフトが同軸中心に同行回転するように連結
されているのが好ましい。この構成によれば、コンパク
トな構成でステアリングシャフトの回転を第1ピニオン
と第2ピニオンとに両ピニオンの回転数と回転方向とが
相等しくなるように伝達できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すラックピニオン式電動
パワーステアリング装置1は、車両のステアリングホイ
ールHに連結される第1シャフト2と、この第1シャフ
ト2にトルクセンサ3を介して連結される第2シャフト
4とを有し、その第1シャフト2および第2シャフト4
はステアリングシャフト7を構成する。これにより、そ
のステアリングシャフト7はステアリングホイールHを
介する操舵により回転する。
【0009】そのステアリングシャフト7の回転は、回
転伝達機構10により第1ピニオン11と第2ピニオン
12とに、両ピニオン11、12が互いに平行な軸中心
に同一方向に同一回転数で回転するように、機械的に伝
達される。すなわち、その回転伝達機構10は、その第
1ピニオン11に同軸中心に一体回転するように連結さ
れる第1ギヤ13と、その第2ピニオン12に同軸中心
に一体回転するように連結される第2ギヤ14と、その
第1ギヤ13と第2ギヤ14とに噛み合う第3ギヤ15
とを有する。本実施形態では、その第1〜第3ギヤ1
3、14、15は回転軸が互いに平行なスパーギヤによ
り構成され、これにより両ピニオン11、12の回転軸
は互いに平行とされている。その第1ギヤ13に上記ス
テアリングシャフト7の第2シャフト4が同軸中心に同
行回転するように連結される。その第1ギヤ13の回転
はアイドルギヤとして機能する第3ギヤ15を介して第
2ギヤ14に伝達される。その第1ギヤ13と第2ギヤ
14は、歯数およびピッチ径が互いに等しくされること
で、同一回転数で同一方向に回転するように構成されて
いる。
【0010】両ピニオン11、12に噛み合うラック1
7の両端にリンク機構を介して車輪18が連結される。
これにより、操舵による両ピニオン11、12の回転に
よるラック17の移動により舵角を変化させることがで
きる。そのステアリングシャフト7、各ピニオン11、
12、各ギヤ13、14、15およびラック17は、車
体に取り付けられるハウジング6により支持される。
【0011】そのトルクセンサ3は、その第1シャフト
2から第2シャフト4へ伝達される操舵トルクを検知す
るもので、公知の構成のものを用いることができる。そ
のトルクセンサ3は、コンピューターにより構成される
コントローラー20に接続される。そのコントローラー
20に、操舵補助力発生用モータ(電動アクチュエー
タ)21と車速検知センサ22が接続される。
【0012】そのモータ21の発生出力を上記ステアリ
ングシャフト7の第2シャフト4に機械的に伝達する出
力伝達機構23が設けられている。本実施形態では、そ
の出力伝達機構23は、その第2シャフト4に同軸中心
に一体回転するように連結された減速ギヤとして機能す
る第1ベベルギヤ25と、この第1ベベルギヤ25に噛
み合う第2ベベルギヤ26とにより構成され、その第2
ベベルギヤ26にモータ21の出力シャフトが連結され
る。そのモータ21は上記ハウジング6に取り付けられ
る。
【0013】そのコントローラー20が予め記憶したプ
ログラムに基づきモータ21を制御することで操舵補助
力が付与される。すなわち、コントローラー20はトル
クセンサ3により検知された操舵トルクと車速検知セン
サ22により検知された車速に応じてモータ21を制御
する。この制御により、モータ21は検知された操舵ト
ルクが大きくなる程に大きな操舵補助力を発生し、ま
た、低速状態では操舵補助力を大きくして車両の旋回性
を向上し、高速状態では操舵補助力を小さくして高速走
行時の安定性を向上する。
【0014】上記構成によれば、第1ピニオン11とラ
ック17との噛み合い部において路面から作用する操舵
反力に基づく負荷と、第2ピニオン12とラック17と
の噛み合い部において路面から作用する操舵反力に基づ
く負荷とを相等しくでき、その負荷の分散により各ピニ
オン11、12とラック17の摩耗を均等に低減し、各
噛み合い部におけるバックラッシが過大になったり互い
に相違するのを防止できる。また、回転伝達機構10は
コンパクトな構成でステアリングシャフト7の回転を第
1ピニオン11と第2ピニオン12とに両ピニオン1
1、12の回転数と回転方向とが相等しくなるように伝
達できる。
【0015】図2は本発明の変形例を示す。上記実施形
態との相違は、ステアリングシャフト7が第1ギヤ13
に代えて第3ギヤ15に同軸中心に同行回転するように
連結されている点にある。他は上記実施形態と同様で、
同一部分は同一符号で示す。
【0016】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、上記実施形態におけるステアリングシャフト7を
第1ギヤ13に代えて第2ギヤ14に同軸中心に同行回
転するように連結してもよい。また、回転伝達機構10
はスパーギヤから構成されるものに限定されず、両ピニ
オン11、12を互いに平行な軸中心に同一回転数で同
一方向に回転させることができるものであればよく、例
えばスパーギヤに代えてベベルギヤにより構成してもよ
い。また、電動アクチュエータの発生出力をステアリン
グシャフトに機械的に伝達する出力伝達機構を、例えば
電動アクチュエータの出力シャフトに連結されるウォー
ムと、このウォームに噛み合うと共にステアリングシャ
フトに同軸中心に同行回転するように連結されるウォー
ムホイールとで構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、コンパクトな構成でピ
ニオンとラックとの噛み合い部におけるがたつき音の発
生を抑制し、操舵フィーリングが低下するのを防止でき
るラックピニオン式電動パワーステアリング装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のラックピニオン式電動パワ
ーステアリング装置の構成説明図
【図2】本発明の変形例のラックピニオン式電動パワー
ステアリング装置の構成説明図
【符号の説明】
1 ラックピニオン式電動パワーステアリング装置 7 ステアリングシャフト 10 回転伝達機構 11 第1ピニオン 12 第2ピニオン 13 第1ギヤ 14 第2ギヤ 15 第3ギヤ 17 ラック 21 モータ 23 出力伝達機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵により回転するステアリングシャフト
    と、第1ピニオンと、第2ピニオンと、そのステアリン
    グシャフトの回転を両ピニオンに、両ピニオンが互いに
    平行な軸中心に同一方向に同一回転数で回転するよう
    に、機械的に伝達する回転伝達機構と、両ピニオンに噛
    み合うラックと、操舵補助力発生用電動アクチュエータ
    と、そのアクチュエータの発生出力を前記ステアリング
    シャフトに機械的に伝達する出力伝達機構とを備え、両
    ピニオンの回転によるラックの移動により舵角を変化さ
    せることを特徴とするラックピニオン式電動パワーステ
    アリング装置。
  2. 【請求項2】その回転伝達機構は、その第1ピニオンと
    同軸中心に一体回転する第1ギヤと、その第2ピニオン
    と同軸中心に一体回転する第2ギヤと、両ギヤに噛み合
    う第3ギヤとを有し、その第1ギヤ、第2ギヤ、第3ギ
    ヤの回転軸は互いに平行とされ、その第1ギヤ、第2ギ
    ヤ、および第3ギヤの中の何れか一つのギヤに前記ステ
    アリングシャフトが同軸中心に同行回転するように連結
    されている請求項1に記載のラックピニオン式電動パワ
    ーステアリング装置。
JP5430099A 1999-03-02 1999-03-02 ラックピニオン式電動パワーステアリング装置 Pending JP2000247246A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7080570B2 (en) * 2002-08-01 2006-07-25 Redex Drive device for machine tools
JP2014156150A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Nissan Motor Co Ltd ステアリング制御装置、ステアリング制御方法
CN107933684A (zh) * 2017-11-22 2018-04-20 山东理工大学 农业机械用电动自动转向系统

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US7080570B2 (en) * 2002-08-01 2006-07-25 Redex Drive device for machine tools
JP2014156150A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Nissan Motor Co Ltd ステアリング制御装置、ステアリング制御方法
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