JP2000246221A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2000246221A
JP2000246221A JP11049902A JP4990299A JP2000246221A JP 2000246221 A JP2000246221 A JP 2000246221A JP 11049902 A JP11049902 A JP 11049902A JP 4990299 A JP4990299 A JP 4990299A JP 2000246221 A JP2000246221 A JP 2000246221A
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garbage
garbage disposal
air
casing
tank
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JP11049902A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kotake
一男 小竹
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪臭の発生を防止した生ゴミ処理装置を提供
すること。 【解決手段】 本発明では、ケーシング(2) の内部に、
生ゴミを発酵・熟成処理するための生ゴミ処理槽(39)を
配設し、同生ゴミ処理槽(39)に排気手段(70)を設けてな
る生ゴミ処理装置において、排気手段(70)は、生ゴミ処
理槽(39)の内部の空気と外部の空気とを混合するための
空気混合機構(77)を具備することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の生ゴミ処理装置としては、ケーシ
ングの内部に、生ゴミを発酵・熟成処理するための生ゴ
ミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理槽の内部に、生ゴミを
撹拌しながら発酵・熟成処理するための撹拌手段を設け
たものが知られている。
【0003】かかる生ゴミ処理装置は、生ゴミが生ゴミ
処理槽に投入された後、一定時間撹拌手段によって生ゴ
ミを撹拌して、生ゴミを発酵・熟成し、その後、排出す
るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
生ゴミ処理装置にあっては、生ゴミ処理槽の内部の生ゴ
ミの状態を認識する手段が設けられておらず、いかなる
場合であっても、一定時間だけ生ゴミを撹拌するように
していた。
【0005】そのため、生ゴミが十分に発酵する前に排
出してしまい、排出物を肥料として利用することができ
ないといった不具合が発生するおそれがあった。
【0006】また、十分に発酵した生ゴミを更に撹拌し
てしまい、撹拌手段を駆動するための動力を無駄に消費
してしまうおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の本発明では、ケーシングの内部に、生ゴミを発酵・熟
成処理するための生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理
槽に排気手段を設けてなる生ゴミ処理装置において、排
気手段が、生ゴミ処理槽の内部の空気と外部の空気とを
混合するための空気混合機構を具備することとした。
【0008】また、請求項2に記載の本発明では、空気
混合機構が、生ゴミ処理槽の内部とケーシングの外部と
を連通する排気パイプに外部空気吸入孔を形成し、排気
パイプの内部を流れる排気流の負圧によって外部空気吸
入孔から外部空気を吸入すべく構成することとした。
【0009】また、請求項3に記載の本発明では、空気
混合機構が、生ゴミ処理槽の内部とケーシングの外部と
を連通する排気パイプに外部空気吸入孔を形成するとと
もに、同外部空気吸入孔に排気パイプの上流側から下流
側に向けてガイド壁を設けることとした。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る生ゴミ処理装置は、
ケーシングの内部に、生ゴミを発酵・熟成処理するため
の生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理槽の内部に、生
ゴミを撹拌しながら発酵・熟成処理するための撹拌手段
を設けたものである。
【0011】しかも、排気手段に、生ゴミ処理槽の内部
の空気と外部の空気とを混合するための空気混合機構を
設けたものである。
【0012】そのため、生ゴミ処理槽の内部の臭気を伴
った空気が外部の空気と混合し、臭気が外部の空気によ
って希釈化され、生ゴミ処理装置から排出する排気の臭
気を低減することができるものである。
【0013】また、生ゴミ処理槽の内部とケーシングの
外部とを連通する排気パイプに外部空気吸入孔を形成
し、排気パイプの内部を流れる排気流の負圧によって外
部空気吸入孔から外部空気を吸入すべく構成することに
より、空気混合機構の構造を簡単なものとすることがで
きるものである。
【0014】また、生ゴミ処理槽の内部とケーシングの
外部とを連通する排気パイプに外部空気吸入孔を形成す
るとともに、同外部空気吸入孔に排気パイプの上流側か
ら下流側に向けてガイド壁を設けることにより、空気混
合機構の構造を簡単なものとしながら、脱臭手段として
大がかりな装置を用いないでも臭気を脱臭することがで
き、脱臭手段の小型化・低コスト化を図ることができ、
それによって、生ゴミ処理装置の小型化・低コスト化を
図ることができるものである。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0016】図1は、本発明に係る生ゴミ処理装置1を
示した図であり、同生ゴミ処理装置1は、矩形箱型状の
ケーシング2の内部に、生ゴミを発酵さらには熟成処理
するための生ゴミ処理部3と、同生ゴミ処理部3により
発酵・熟成処理した後の最終残渣物を回収するための回
収部4と、生ゴミ処理部3により処理される生ゴミから
発生する臭気を脱臭するための脱臭部5とを設けてい
る。
【0017】(ケーシング2)ケーシング2は、図1〜
図4に示すように、矩形板状の基台6の左右縁部に左右
側壁7,8 を取付け、同左右側壁7,8 の前後端縁間に前壁
9と後壁10とをそれぞれ取付けて、左右側壁7,8 と前後
壁9,10とで筒状体11を形成し、同筒状体11の上端周縁部
にキャップ状の天井壁12を覆設している。
【0018】基台6は、左右縁部中央に上方へ向けて伸
延させた左右一対の支持スタンド13,14 を立設する一
方、四隅下部に脚体15を形成している( 図7参照) 。
【0019】左右側壁7,8 は、中央上部に把手用凹部1
6,17 をそれぞれ形成し、各把手用凹部16,17 の奥部に
は、ケーシング2の外部空気をケーシング2の内部に吸
入するための連通孔18,19 を穿設している。
【0020】このように、ケーシング2の最外側面より
も内側に連通孔18,19 を設けることにより、連通孔18,1
9 からケーシング2の内部に塵が侵入するのを防止して
いる。
【0021】前壁9は、上側前壁構成体20と右下側前壁
構成体21と左側前壁構成体22とから構成しており、左側
前壁構成体22は、前後に開閉自在となっている。図中、
23は指挿入用切り欠きである。
【0022】天井壁12は、矩形状の投入口24を有する天
井枠25と、同天井枠25の投入口24の後部に上下回動自在
に枢着して開閉自在とした投入蓋26とから構成してい
る。図中、27は枢軸、28は天井枠25の右後部に着脱自在
に装着したフィルター、29は操作パネルであり、同操作
パネル29の下部には、制御装置30を配設している。
【0023】投入蓋26は、矩形状の外蓋構成体31の内側
に内蓋構成体32を上下に間隔を開けて取付け、外蓋構成
体31と内蓋構成体32との間に、生ゴミ処理部3の画像を
入力するための画像入力手段33を配設している。同画像
入力手段33は制御装置30に接続している。
【0024】画像入力手段33は、CCD カメラ34とライト
35とから構成しており、CCD カメラ34のレンズ36は、後
述する生ゴミ処理部3の生ゴミ処理槽39の内部に向けて
いる。図中、37は内蓋構成体32の略中央部に穿設したレ
ンズ挿通孔であり、また、38はライト透過孔である。
【0025】天井枠25の左側前部には、投入蓋26が閉じ
ていることを検出するための閉蓋検出手段82としての近
接スイッチを取付けており、同近接スイッチは制御装置
30に接続している。
【0026】そして、投入蓋26が閉じられると、投入蓋
26の裏面と近接スイッチが近接し、近接スイッチがON
状態となるようにしている。
【0027】(生ゴミ処理部3)生ゴミ処理部3は、図
1〜図4に示すように、ケーシング2の内部で支持スタ
ンド13,14 の上端間に矩形箱型状の生ゴミ処理槽39を回
動自在に枢支し、同生ゴミ処理槽39の内部に、生ゴミを
撹拌しながら発酵・熟成処理するための撹拌手段40を配
設している。
【0028】生ゴミ処理槽39は、左右一対の側壁41,42
と、両側壁41,42 の前後端縁間に張設した前後壁43,44
と、同前後壁43,44 の下端縁部で、かつ、左右側壁41,4
2 の半円弧状の下端縁に沿わせて横架した円弧状底壁45
とから形成しており、同円弧状底壁45の外表面には、ヒ
ータ46を張設している。尚、ヒータ46は、制御装置30
に接続している。
【0029】左側の側壁41の前方上部には、2 個の円
形状の吸気口47を穿設し、同吸気口47の上部近傍位置に
吸気口47から下方へ向けて伸延させたガイド板48を取付
けている。
【0030】また、左側の側壁41の前方上部には、生ゴ
ミ処理槽39の内部で発酵・熟成処理した後の最終残渣物
を徐々に回収部4に排出するための矩形状のオーバーフ
ロー窓49を穿設しており、同オーバーフロー窓49は、後
述する回収部4に連通連結している。
【0031】右側の側壁42の後方上部には、生ごみ処理
槽39の内部空気をケーシング2の外部に排出するための
矩形状の排気口50を設けており、同排気口50は、後述す
る脱臭部5に連通連結している。
【0032】このように、左側の側壁41の前方上部に吸
気口47を設ける一方、右側の側壁42の後方上部に排気口
50を設けており、平面視で排気口47と吸気口50とを結ぶ
仮想線51上に生ごみ処理槽39の略中央部が位置するよう
に吸気口47と排気口50とをそれぞれ配置している。
【0033】円弧状底壁45の左側部には、生ゴミ処理槽
39の内部で発酵・熟成処理した後の最終残渣物を一気に
回収部4に排出するための矩形状の排出口84を穿設して
おり、同排出口84は、後述する回収部4に連通連結して
いる。
【0034】撹拌手段40は、左右側壁41,42 の略中央部
に左右一対の軸支持体52,53 を回動自在に取付け、同軸
支持体52,53 の間に撹拌爪軸54を架設し、右側の軸支持
体53に従動プーリー83を取付け、一方、右側の支持スタ
ンド14の下部であって、かつ、生ごみ処理槽39の直下方
位置に駆動モータ55を取付け、同駆動モータ55の駆動軸
56に駆動プーリー57を取付けており、同駆動プーリー57
と従動プーリー83との間に伝動ベルト58を懸架してい
る。図中、59は軸受である。
【0035】撹拌爪軸54の外周部には、略中央部で屈曲
させた断面く字状の撹拌爪60を前後に間隔を開けて4列
突設している。
【0036】そして、右側2 列の撹拌爪60は、屈曲部61
を左側方へ向け、一方、左側2 列の撹拌爪60は、屈曲部
61を右側方へ向けており、撹拌爪軸54を回動させること
によって、生ゴミ処理槽39の略中央部に生ゴミ処理槽39
の内部の処理物を寄せるようにしている。
【0037】(回収部4)回収部4は、図1〜図4、図
7に示すように、基台6の左側上部であって、かつ、生
ゴミ処理槽39の直下方位置に回収トレイ62を前後スライ
ド移動自在に配設し、同回収トレイ62とオーバーフロー
窓49とを回収樋63を介して連通連結するとともに、回収
トレイ62と生ゴミ処理槽39の排出口84とをシャッター機
構64を介して連通連結している。
【0038】回収トレイ62は、上面に開口を形成した矩
形箱型状に形成し、前側上部に把手65を形成している。
【0039】そして、左側前壁構成体22を開き、回収ト
レイ62を前方に向けて引き出すことにより、回収トレイ
62の内部に蓄積された最終残渣物を回収できるようにし
ている。
【0040】回収樋63は、矩形管状に形成しており、上
端開口部をオーバーフロー窓49に連通連結する一方、下
端開口部を回収トレイ62の内部に連通連結している。
【0041】そして、生ゴミ処理槽39の内部で発酵・熟
成処理した後の最終残渣物を徐々に回収トレイ62に排出
するようにしている。
【0042】シャッター機構64は、円弧状底壁45の左側
下部に矩形枠状のシャッター受台66を取付け、同シャッ
ター受台66の上部に矩形板状のシャッター67を前後スラ
イド移動自在に載置している。図中、68は把手、69は排
出スイッチであり、同排出スイッチ69は制御装置30に接
続している。
【0043】そして、シャッター67を前方に引き出す
と、生ゴミ処理槽39と回収トレイ62とが連通して、生ゴ
ミ処理槽39の内部で発酵・熟成処理した後の最終残渣物
を一気に回収トレイ62に排出するようにしている。
【0044】その際に、制御装置30は、排出スイッチ69
が押圧操作されていることを検出した場合には、撹拌爪
軸54の正転と逆転とを交互に繰り返すようにしている。
【0045】このように、生ゴミ排出時に撹拌爪軸54を
正・逆交互に回動させることにより、回収トレイ62の内
部に最終残渣物が均等に蓄積するようにしている。すな
わち、撹拌爪軸54を正転( 前方に向けて回転) させた場
合には、主に回収トレイ62の前側に最終残渣物が蓄積
し、一方、撹拌爪軸54を逆転( 後方に向けて回転) させ
た場合には、主に回収トレイ62の後側に最終残渣物が蓄
積するため、撹拌爪軸54を正・逆交互に回動させると、
回収トレイ62の内部に最終残渣物を均等に蓄積させるこ
とができる。
【0046】(脱臭部5)脱臭部5は、図1〜図4に示
すように、生ゴミ処理槽39の内部の空気を外部へ排出す
るための排気手段70と、生ゴミから発生する臭気を脱臭
するための脱臭手段71とから構成している。
【0047】排気手段70は、排気口50に吸引ファン72の
吸引パイプ73を連通連結し、同吸引ファン72の排出パイ
プ74に排気パイプ75の上端部を連通連結し、同排気パイ
プ75の下端部を基台6に穿設した排気口76に連通連結し
ている。
【0048】また、排気手段70には、生ゴミ処理槽39の
内部の空気と外部の空気とを混合するための空気混合機
構77を設けている。
【0049】空気混合機構77は、図3に示すように、排
気パイプ75の上端部の内径を吸引ファン72の排出パイプ
74の下端部の外径よりも拡径して、排出パイプ74と排気
パイプ75との間に、生ゴミ処理槽39の外部の空気を吸入
するための外部空気吸入孔78を形成するとともに、排気
パイプ75の上端部を上流側から下流側に向けて縮径させ
ることによって排気パイプ75の上端部に上流側から下流
側に向けて傾斜させたガイド壁79を形成している。
【0050】また、空気混合機構77は、排気パイプ75の
中途部にも、外部空気吸入孔80を穿設し、同外部空気吸
入孔80の上部に、排気パイプ75の上流側から下流側に向
けて傾斜状のガイド壁81を形成している。
【0051】脱臭手段71は、吸引ファン72の吸引パイプ
73の上流側に着脱自在に設けたフィルター28と、吸引フ
ァン72の排出パイプ74の内部に収容した脱臭機構( 図示
省略) とから構成している。
【0052】(生ゴミ処理装置1の動作)生ゴミ処理装
置1は、以上のように構成しており、以下に説明するよ
うにして、生ゴミを処理する。
【0053】まず、投入蓋26を開けて、生ゴミ処理槽39
の内部に生ゴミと水分調整材や発酵菌等の副資材とを投
入し、投入蓋26を閉じる。
【0054】制御装置30は、閉蓋検出手段82によって投
入蓋26が閉じられたことを検出すると、撹拌手段40を作
動させて、撹拌爪60の回転によって生ゴミを撹拌しなが
ら発酵・熟成処理する。その際に、ヒータ46を作動させ
て、生ゴミ処理槽39の内部を適温に保持する。
【0055】また、制御装置30は、排気手段70及び脱臭
手段71を作動させて、生ゴミに空気( 酸素) を供給し
て、生ゴミの発酵・熟成処理を促進させるとともに、生
ゴミから発生した臭気を脱臭して生ゴミ処理槽39の外部
に排出する。
【0056】すなわち、吸引ファン72を駆動すると、生
ゴミ処理槽39の外部の空気が吸気口47から生ゴミ処理槽
39の内部に吸引され、生ゴミに空気( 酸素) が供給され
る。
【0057】その際に、吸気口47の上部近傍位置に吸気
口47から下方へ向けて伸延させたガイド板48を取付けて
いるため、図6に示したように、吸気口47から吸引され
た空気がガイド板48に沿って生ゴミに向けて流れ、その
後、生ゴミから排気口50へ向けて流れる。
【0058】このように、ガイド板48の作用によって、
吸気口47から吸引された新鮮な空気を生ゴミに供給する
ことができ、これにより、好気性の菌の活動が活発化さ
れるとともに、生ゴミ処理槽39の内部の温度や湿度が均
一化され、生ゴミの発酵・熟成処理を促進させることが
でき、生ゴミの処理時間を短縮化することができる。
【0059】また、ガイド板48の作用によって生ゴミに
供給された空気が生ゴミから排気口50へ向かって流れる
ため、生ゴミの近傍の臭気を伴った空気を確実に排気口
50から外部へ排出することができ、生ゴミ処理装置1で
の悪臭の発生を防止することができる。
【0060】しかも、平面視で吸気口47と排気口50とを
結ぶ仮想線51上に生ゴミ処理槽39の略中央部が位置する
ようにしているため、吸気口47から吸引された新鮮な空
気を広範囲にわたって生ゴミに供給することができると
ともに、広範囲にわたる生ゴミの近傍の臭気を伴った空
気を外部に排出することができ、これによって、より一
層生ゴミの処理時間を短縮化することができるととも
に、悪臭の発生を防止することができる。
【0061】また、吸引ファン72を駆動すると、生ゴミ
処理槽39の内部の空気が排気パイプ75の上端部から下端
部へ向けて流れ、生ゴミ処理槽39の内部の空気がケーシ
ング2の外部に排出される。
【0062】その際に、排気パイプ75の内部を流れる排
気流の作用によって、排気パイプ75の内部の圧力が外部
の圧力よりも高くなり、外部空気吸入孔78に負圧が生
じ、それによって、外部空気吸入孔78から外部の空気が
排気パイプ75の内部に吸入される。
【0063】このように、排気パイプ75の内部を流れる
生ゴミ処理槽39の内部の臭気を伴った空気と、排気パイ
プ75の外部の空気とを混合することにより、臭気が外部
の空気によって希釈化され、排気パイプ75から排出する
排気の臭気を低減することができる。
【0064】しかも、空気混合機構77は、簡単な構造で
ありながら、後述する脱臭手段71として大がかりな装置
を用いないでも臭気を脱臭することができるため、脱臭
手段71の小型化・低コスト化を図ることができ、それに
よって、生ゴミ処理装置1の小型化・低コスト化を図る
ことができる。
【0065】また、制御装置30は、一定時間間隔で画像
入力手段33を作動させて、画像入力手段33によって生ゴ
ミの上部表面の画像を検出し、その画像に応じて、撹拌
手段40の作動を制御するようにしている。
【0066】すなわち、制御装置30は、投入蓋26が閉じ
られた後に撹拌手段40を作動させ、画像入力手段33によ
って生ゴミ処理槽39の内部の処理物の色彩が黒色に近似
してきた場合には、良好な発酵状態であると判断して、
操作パネル29に設けた生ゴミを追加投入できる状態であ
ることを示すランプを点灯し、更に、画像入力手段33
によって生ゴミ処理槽39の内部の処理物の色彩が赤茶
色に近似してきた場合には、良好な乾燥状態であると判
断して、操作パネル29に設けた最終残渣物を排出できる
状態であることを示すランプを点灯するようにしてい
る。
【0067】また、画像入力手段33によって得られた画
像をクラスタリング操作等の画像処理を施すことによ
り、処理物が固着したり水分過多により団子状の固まり
となっているか否かや副資材の量を認識することがで
き、それに応じて、撹拌手段40による撹拌時間を延長す
ることにより、処理物を良好に発酵・熟成させることが
できる。
【0068】このように、画像入力手段33を具備するこ
とにより、生ゴミ処理槽39の内部の処理物の状態を認識
して、それに応じた制御を行うことができるため、生ゴ
ミの発酵・熟成処理を良好に行うことができる。
【0069】また、閉蓋検出手段82によって投入蓋26が
閉じていることを検出した場合にのみ画像入力手段33を
作動させることにより、画像入力手段33を作動させるた
めに要する電力を削減することができ、生ゴミ処理装置
1のランニングコストを低減することができる。
【0070】更には、画像入力手段33を一定間隔で作動
させることにより、より一層画像入力手段33を作動させ
るために要する電力を削減することができ、生ゴミ処理
装置1のランニングコストを低減することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0072】(1)請求項1に記載の本発明では、排気
手段が、生ゴミ処理槽の内部の空気と外部の空気とを混
合するための空気混合機構を具備しているため、生ゴミ
処理槽の内部の臭気を伴った空気が外部の空気と混合
し、臭気が外部の空気によって希釈化され、生ゴミ処理
装置から排出する排気の臭気を低減することができる。
【0073】(2)請求項2に記載の本発明では、空気
混合機構が、生ゴミ処理槽の内部とケーシングの外部と
を連通する排気パイプに外部空気吸入孔を形成し、排気
パイプの内部を流れる排気流の負圧によって外部空気吸
入孔から外部空気を吸入すべく構成しているため、空気
混合機構の構造を簡単なものとすることができる。
【0074】(3)請求項3に記載の本発明では、空気
混合機構が、生ゴミ処理槽の内部とケーシングの外部と
を連通する排気パイプに外部空気吸入孔を形成するとと
もに、同外部空気吸入孔に排気パイプの上流側から下流
側に向けてガイド壁を設けているため、簡単な構造であ
りながら、脱臭手段として大がかりな装置を用いないで
も臭気を脱臭することができ、脱臭手段の小型化・低コ
スト化を図ることができ、それによって、生ゴミ処理装
置の小型化・低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理装置を示す斜視図。
【図2】同正面断面図。
【図3】同左側面断面図。
【図4】同右側面断面図。
【図5】同平面図。
【図6】生ゴミ処理槽を示す斜視図。
【図7】生ゴミ処理槽の上部での空気の流れを示す正面
断面図。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理装置 2 ケーシング 3 生ゴミ処理部 4 回収部 5 脱臭部 26 投入蓋 33 画像入力手段 34 CCD カメラ 35 ライト 39 生ゴミ処理槽 40 撹拌手段 47 吸気口 48 ガイド板 50 排気口 51 仮想線 70 排気手段 71 脱臭手段 72 吸引ファン 75 排気パイプ 77 空気混合機構 78,80 外部空気吸入孔 79,81 ガイド壁 82 閉蓋検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2) の内部に、生ゴミを発酵
    ・熟成処理するための生ゴミ処理槽(39)を配設し、同生
    ゴミ処理槽(39)に排気手段(70)を設けてなる生ゴミ処理
    装置において、 排気手段(70)は、生ゴミ処理槽(39)の内部の空気と外部
    の空気とを混合するための空気混合機構(77)を具備する
    ことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 空気混合機構(77)は、生ゴミ処理槽(39)
    の内部とケーシング(2) の外部とを連通する排気パイプ
    (75)に外部空気吸入孔(78(80))を形成し、排気パイプ(7
    5)の内部を流れる排気流の負圧によって外部空気吸入孔
    (78(80))から外部空気を吸入すべく構成したことを特徴
    とする請求項1記載の生ゴミ処理装置
  3. 【請求項3】 空気混合機構(77)は、生ゴミ処理槽(39)
    の内部とケーシング(2) の外部とを連通する排気パイプ
    (75)に外部空気吸入孔(78(80))を形成するとともに、同
    外部空気吸入孔(78(80))に排気パイプ(75)の上流側から
    下流側に向けてガイド壁(79(81))を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の生ゴミ処理装置。
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