JP2001149896A - 生ゴミ処理装置の発酵・熟成制御 - Google Patents

生ゴミ処理装置の発酵・熟成制御

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JP2001149896A
JP2001149896A JP33865099A JP33865099A JP2001149896A JP 2001149896 A JP2001149896 A JP 2001149896A JP 33865099 A JP33865099 A JP 33865099A JP 33865099 A JP33865099 A JP 33865099A JP 2001149896 A JP2001149896 A JP 2001149896A
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Hideji Nishimura
秀司 西村
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05FORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
    • C05F17/00Preparation of fertilisers characterised by biological or biochemical treatment steps, e.g. composting or fermentation
    • C05F17/90Apparatus therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発酵処理・熟成処理を円滑に行うことができ
る生ゴミ処理装置を提供すること。 【解決手段】 本発明では、予め設定した含水率をしき
い値として、同しきい値よりも処理物の含水率が高い場
合と低い場合とで撹拌手段による処理物の撹拌パターン
を変更すべく制御し、しかも、処理物の含水率が増加す
る方向に変化する場合のしきい値と、処理物の含水率が
減少する方向に変化する場合のしきい値とを異なる値に
設定することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理装置の
発酵・熟成制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の生ゴミ処理装置としては、生ゴミ
を発酵・熟成処理するための生ゴミ処理部と、同生ごみ
処理部により発酵・熟成処理した後の最終残渣物を回収
するために回収部とを具備し、生ゴミ処理部で生ゴミを
発酵・熟成処理する発酵・熟成制御を行った後に、最終
残渣物を生ゴミ処理部から回収部へと移送するオーバー
フロー制御を行うようにしていた。
【0003】生ゴミ処理部は、ケーシングの内部に、生
ゴミを発酵・熟成処理するための生ゴミ処理槽を配設
し、同生ゴミ処理槽の内部に、生ゴミを撹拌しながら発
酵・熟成処理するための撹拌手段を配設するとともに、
生ゴミ処理槽の内部に、処理物の含水率を検出するため
の水分センサーを設け、同水分センサーによって検出し
た処理物の含水率に応じて撹拌手段による処理物の撹拌
パターンを変更すべく制御していた。
【0004】例えば、含水率が45%以上の場合には、
処理物の状態を過水分状態と判断し、処理物の水分を発
散させやすい撹拌パターンを実行し、含水率が35%以
上45%以下の場合には、処理物の状態を適正状態と判
断し、処理物の状態を維持する撹拌パターンを実行し、
含水率が35%以下の場合には、処理物の状態を乾燥状
態と判断し、処理物に保水しやすい撹拌パターンを実行
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
生ゴミ処理装置にあっては、水分センサーによって検出
した含水率に応じて処理物の状態を過水分状態、適正状
態、乾燥状態とに分け、それぞれの状態に応じた撹拌パ
ターンを実行していたため、処理物の含水率が予め設定
したしきい値(35%及び45%)の近傍にある場合に
は、含水率の増減に応じて撹拌パターンが頻繁に変更さ
れることとなり、制御が煩雑になるばかりではなく、処
理物の良好な発酵状態を維持することが困難となって、
処理物の発酵・熟成処理が円滑に行われなくなるおそれ
があった。
【0006】また、処理物の含水率が急激に変化した場
合(例えば、含水率が45%以上から35%以下へと変
化した場合)には、過水分状態の撹拌パターンから乾燥
状態の撹拌パターン、又は、乾燥状態の撹拌パターンか
ら過水分状態の撹拌パターンへと撹拌パターンを急激に
変更していたため、処理物が曝される環境が急激に変化
することとなり、これによっても、処理物の良好な発酵
状態を維持することが困難となって、処理物の発酵・熟
成処理が円滑に行われなくなるおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ケ
ーシングの内部に、生ゴミを発酵・熟成処理するための
生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理槽の内部に、生ゴ
ミを撹拌しながら発酵・熟成処理するための撹拌手段を
配設するとともに、生ゴミ処理槽の内部に、処理物の含
水率を検出するための水分センサーを設け、同水分セン
サーによって検出した処理物の含水率に応じて撹拌手段
による処理物の撹拌パターンを変更すべく制御する生ゴ
ミ処理装置の発酵・熟成制御において、予め設定した含
水率をしきい値として、同しきい値よりも処理物の含水
率が高い場合と低い場合とで撹拌手段による処理物の撹
拌パターンを変更すべく制御し、しかも、処理物の含水
率が増加する方向に変化する場合のしきい値と、処理物
の含水率が減少する方向に変化する場合のしきい値とを
異なる値に設定することとした。
【0008】また、ケーシングの内部に、生ゴミを発酵
・熟成処理するための生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ
処理槽の内部に、生ゴミを撹拌しながら発酵・熟成処理
するための撹拌手段を配設するとともに、生ゴミ処理槽
の内部に、処理物の含水率を検出するための水分センサ
ーを設け、同水分センサーによって検出した処理物の含
水率に応じて撹拌手段による処理物の撹拌パターンを変
更すべく制御する生ゴミ処理装置の発酵・熟成制御にお
いて、含水率に応じて処理物の状態を過水分状態、適正
状態、乾燥状態とに分け、それぞれの状態に応じた撹拌
パターンを設定し、処理物の含水率が減少する方向に変
化した場合には、過水分状態の撹拌パターンから適正状
態の撹拌パターンに、又は、適正状態の撹拌パターンか
ら乾燥状態の撹拌パターンに変更し、一方、処理物の含
水率が増加する方向に変化した場合には、乾燥状態の撹
拌パターンから適正状態の撹拌パターンに、又は、適正
状態の撹拌パターンから過水分状態の撹拌パターンに変
更すべく制御することとした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る生ゴミ処理装置は、
ケーシングの内部に、生ゴミを発酵・熟成処理するため
の生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理槽の内部に、生
ゴミを撹拌しながら発酵・熟成処理するための撹拌手段
を配設するとともに、生ゴミ処理槽の内部に、処理物の
含水率を検出するための水分センサーを設け、同水分セ
ンサーによって検出した処理物の含水率に応じて撹拌手
段による処理物の撹拌パターンを変更すべく制御するも
のである。
【0010】しかも、予め設定した含水率をしきい値と
して、同しきい値よりも処理物の含水率が高い場合と低
い場合とで撹拌手段による処理物の撹拌パターンを変更
すべく制御し、しかも、処理物の含水率が増加する方向
に変化する場合のしきい値と、処理物の含水率が減少す
る方向に変化する場合のしきい値とを異なる値に設定し
たものである。
【0011】そのため、処理物の含水率が予め設定した
しきい値の近傍にある場合でも、含水率の増減に応じて
撹拌パターンを頻繁に変更する必要がなくなり、制御が
簡略化されることによって、生ゴミ処理装置の誤作動を
防止することができるものである。
【0012】しかも、撹拌パターンが頻繁に変更されな
いため、処理物の良好な発酵状態を維持することがで
き、処理物の発酵・熟成処理を円滑に行うことができる
ものである。
【0013】また、含水率に応じて処理物の状態を過水
分状態、適正状態、乾燥状態とに分け、それぞれの状態
に応じた撹拌パターンを設定し、処理物の含水率が減少
する方向に変化した場合には、過水分状態の撹拌パター
ンから適正状態の撹拌パターンに、又は、適正状態の撹
拌パターンから乾燥状態の撹拌パターンに変更し、一
方、処理物の含水率が増加する方向に変化した場合に
は、乾燥状態の撹拌パターンから適正状態の撹拌パター
ンに、又は、適正状態の撹拌パターンから過水分状態の
撹拌パターンに変更すべく制御することによっても、処
理物が曝される環境が緩やかに変化することとなり、処
理物の良好な発酵状態を維持することができ、処理物の
発酵・熟成処理を円滑に行うことができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は、本発明に係る生ゴミ処理装置1を
示した図であり、同生ゴミ処理装置1は、矩形箱型状の
ケーシング2の内部に、生ゴミを発酵さらには熟成処理
するための生ゴミ処理部3と、同生ゴミ処理部3により
発酵・熟成処理した後の最終残渣物を回収するための回
収部4と、生ゴミ処理部3により処理される生ゴミから
発生する臭気を脱臭するための脱臭部5とを設けてい
る。
【0016】ケーシング2は、図1〜図4に示すよう
に、矩形板状の基台6の左右縁部に左右側壁7,8 を取付
け、同左右側壁7,8 の前後端縁間に前壁9と後壁10とを
それぞれ取付けて、左右側壁7,8 と前後壁9,10とで筒状
体11を形成し、同筒状体11の上端周縁部にキャップ状の
天井壁12を覆設している。
【0017】基台6は、左右縁部中央に上方へ向けて伸
延させた左右一対の支持スタンド13,14 を立設する一
方、四隅下部に脚体15を形成している( 図7参照) 。
【0018】左右側壁7,8 は、中央上部に把手用凹部1
6,17 をそれぞれ形成し、各把手用凹部16,17 の奥部に
は、ケーシング2の外部空気をケーシング2の内部に吸
入するための連通孔18,19 を穿設している。また、連通
孔18の近傍位置には、外部の温度を検出するための外部
温度検出センサー(図示省略)を取付けており、同外部
温度検出センサーは、後述する制御装置30に接続してい
る。
【0019】このように、ケーシング2の最外側面より
も内側に連通孔18,19 を設けることにより、連通孔18,1
9 からケーシング2の内部に塵が侵入するのを防止して
いる。
【0020】前壁9は、上側前壁構成体20と右下側前壁
構成体21と左側前壁構成体22とから構成しており、左側
前壁構成体22は、前後に開閉自在となっている。図中、
23は指挿入用切り欠きである。
【0021】天井壁12は、矩形状の投入口24を有する天
井枠25と、同天井枠25の投入口24の後部に上下回動自在
に枢着して開閉自在とした投入蓋26とから構成してい
る。図中、27は枢軸、28は天井枠25の右後部に着脱自在
に装着したフィルター、82は投入蓋26の開閉作動を検出
するための蓋開閉出手段82としての近接スイッチ、29は
操作パネルであり、同操作パネル29の下部には、制御装
置30を配設している。
【0022】投入蓋26は、矩形状の外蓋構成体31の内側
に内蓋構成体32を上下に間隔を開けて取付け、外蓋構成
体31と内蓋構成体32との間に、生ゴミ処理部3の画像を
入力するための画像入力手段33を配設している。同画像
入力手段33は制御装置30に接続している。
【0023】画像入力手段33は、CCD カメラ34とライト
35とから構成しており、CCD カメラ34のレンズ36は、後
述する生ゴミ処理部3の生ゴミ処理槽39の内部に向けて
いる。図中、37は内蓋構成体32の略中央部に穿設したレ
ンズ挿通孔であり、また、38はライト透過孔である。
【0024】生ゴミ処理部3は、図1〜図4に示すよう
に、ケーシング2の内部で支持スタンド13,14 の上端間
に矩形箱型状の生ゴミ処理槽39を回動自在に枢支し、同
生ゴミ処理槽39の内部に、生ゴミを撹拌しながら発酵・
熟成処理するための撹拌手段40を配設している。
【0025】生ゴミ処理槽39は、左右一対の側壁41,42
と、両側壁41,42 の前後端縁間に張設した前後壁43,44
と、同前後壁43,44 の下端縁部で、かつ、左右側壁41,4
2 の半円弧状の下端縁に沿わせて横架した円弧状底壁45
とから形成しており、同円弧状底壁45の外表面には、ヒ
ータ46を張設している。尚、ヒータ46は、制御装置30に
接続している。
【0026】左側の側壁41の前方上部には、2 個の円形
状の吸気口47を穿設し、同吸気口47の上部近傍位置に吸
気口47から下方へ向けて伸延させたガイド板48を取付け
ている。
【0027】このように、吸気口47にガイド板48を取付
けているため、図6に示したように、吸気口47から吸引
された空気がガイド板48に沿って生ゴミに向けて流れる
こととなり、吸気口47から吸引された新鮮な空気を生ゴ
ミに供給することができ、これにより、好気性の菌の活
動が活発化されるとともに、生ゴミ処理槽39の内部の温
度や湿度が均一化され、生ゴミの発酵・熟成処理を促進
させることができ、生ゴミの処理時間を短縮化すること
ができる。
【0028】また、左側の側壁41の前方上部には、生ゴ
ミ処理槽39の内部で発酵・熟成処理した後の最終残渣物
を徐々に回収部4に排出するための矩形状の排出口49を
穿設しており、排出口49は、後述する回収部4に連通連
結している。
【0029】また、左側の側壁41の後方下部には、生ゴ
ミ処理槽39の内部の処理物の含水率を検出するための水
分センサー85と、生ゴミ処理槽39の内部の処理物の温度
を検出するための温度センサー86とを取付けており、同
水分センサー85及び温度センサー86は、制御装置30に接
続している。
【0030】右側の側壁42の後方上部には、生ごみ処理
槽39の内部空気をケーシング2の外部に排出するための
矩形状の排気口50を設けており、同排気口50は、後述す
る脱臭部5に連通連結している。
【0031】このように、左側の側壁41の前方上部に吸
気口47を設ける一方、右側の側壁42の後方上部に排気口
50を設けており、平面視で排気口47と吸気口50とを結ぶ
仮想線51上に生ごみ処理槽39の略中央部が位置するよう
に吸気口47と排気口50とをそれぞれ配置している。
【0032】そのため、吸気口47から吸引された新鮮な
空気を広範囲にわたって生ゴミに供給することができる
とともに、広範囲にわたる生ゴミの近傍の臭気を伴った
空気を外部に排出することができ、これによって、より
一層生ゴミの処理時間を短縮化することができるととも
に、悪臭の発生を防止することができる。
【0033】円弧状底壁45の左側部には、生ゴミ処理槽
39の内部で発酵・熟成処理した後の最終残渣物を一気に
回収部4に排出するための矩形状の底部排出口84を穿設
しており、同底部排出口84は、後述する回収部4に連通
連結している。
【0034】撹拌手段40は、左右側壁41,42 の略中央部
に左右一対の軸支持体52,53 を回動自在に取付け、同軸
支持体52,53 の間に撹拌爪軸54を架設し、右側の軸支持
体53に従動プーリー83を取付け、一方、右側の支持スタ
ンド14の下部であって、かつ、生ごみ処理槽39の直下方
位置に駆動モータ55を取付け、同駆動モータ55の駆動軸
56に駆動プーリー57を取付けており、同駆動プーリー57
と従動プーリー83との間に伝動ベルト58を懸架してい
る。図中、59は軸受である。
【0035】撹拌爪軸54の外周部には、略中央部で屈曲
させた断面く字状の撹拌爪60を前後に間隔を開けて4列
突設している。
【0036】そして、右側2 列の撹拌爪60は、屈曲部61
を左側方へ向け、一方、左側2 列の撹拌爪60は、屈曲部
61を右側方へ向けており、撹拌爪軸54を回動させること
によって、生ゴミ処理槽39の略中央部に生ゴミ処理槽39
の内部の処理物95を寄せるようにしている。
【0037】回収部4は、図1〜図4、図7に示すよう
に、基台6の左側上部であって、かつ、生ゴミ処理槽39
の直下方位置に回収トレイ62を前後スライド移動自在に
配設し、同回収トレイ62と排出口49とを回収樋63を介し
て連通連結するとともに、回収トレイ62と生ゴミ処理槽
39の底部排出口84とをシャッター機構64を介して連通連
結している。
【0038】回収トレイ62は、上面に開口を形成した矩
形箱型状に形成し、前側上部に把手65を形成している。
【0039】そして、左側前壁構成体22を開き、回収ト
レイ62を前方に向けて引き出すことにより、回収トレイ
62の内部に蓄積された最終残渣物を回収できるようにし
ている。
【0040】回収樋63は、矩形管状に形成しており、上
端開口部を排出口49に連通連結する一方、下端開口部を
回収トレイ62の内部に連通連結している。
【0041】そして、生ゴミ処理槽39の内部で発酵・熟
成処理した後の最終残渣物を徐々に回収トレイ62に排出
するようにしている。
【0042】シャッター機構64は、円弧状底壁45の左側
下部に矩形枠状のシャッター受台66を取付け、同シャッ
ター受台66の上部に矩形板状のシャッター67を前後スラ
イド移動自在に載置している。図中、68は把手、69は排
出スイッチであり、同排出スイッチ69は制御装置30に接
続している。
【0043】そして、シャッター67を前方に引き出す
と、生ゴミ処理槽39と回収トレイ62とが連通して、生ゴ
ミ処理槽39の内部で発酵・熟成処理した後の最終残渣物
を一気に回収トレイ62に排出するようにしている。
【0044】脱臭部5は、図1〜図4に示すように、生
ゴミ処理槽39の内部の空気を外部へ排出するための排気
手段70と、生ゴミから発生する臭気を脱臭するための脱
臭手段71とから構成している。
【0045】排気手段70は、排気口50に吸引ファン72の
吸引パイプ73を連通連結し、同吸引ファン72の排出パイ
プ74に排気パイプ75の上端部を連通連結し、同排気パイ
プ75の下端部を基台6に穿設した排気口76に連通連結し
ている。
【0046】また、排気手段70には、生ゴミ処理槽39の
内部の空気と外部の空気とを混合するための空気混合機
構77を設けている。
【0047】空気混合機構77は、図3に示すように、排
気パイプ75の上端部の内径を吸引ファン72の排出パイプ
74の下端部の外径よりも拡径して、排出パイプ74と排気
パイプ75との間に、生ゴミ処理槽39の外部の空気を吸入
するための外部空気吸入孔78を形成するとともに、排気
パイプ75の上端部を上流側から下流側に向けて縮径させ
ることによって排気パイプ75の上端部に上流側から下流
側に向けて傾斜させたガイド壁79を形成している。
【0048】また、空気混合機構77は、排気パイプ75の
中途部にも、外部空気吸入孔80を穿設し、同外部空気吸
入孔80の上部に、排気パイプ75の上流側から下流側に向
けて傾斜状のガイド壁81を形成している。
【0049】脱臭手段71は、吸引ファン72の吸引パイプ
73の上流側に着脱自在に設けたフィルター28と、吸引フ
ァン72の排出パイプ74の内部に収容した脱臭機構( 図示
省略) とから構成している。
【0050】そして、吸引ファン72を駆動すると、生ゴ
ミ処理槽39の内部の空気が排気パイプ75の上端部から下
端部へ向けて流れ、生ゴミ処理槽39の内部の空気がケー
シング2の外部に排出される。
【0051】その際に、排気パイプ75の内部を流れる排
気流の作用によって、排気パイプ75の内部の圧力が外部
の圧力よりも高くなり、外部空気吸入孔78に負圧が生
じ、それによって、外部空気吸入孔78から外部の空気が
排気パイプ75の内部に吸入される。
【0052】このように、排気パイプ75の内部を流れる
生ゴミ処理槽39の内部の臭気を伴った空気と、排気パイ
プ75の外部の空気とを混合することにより、臭気が外部
の空気によって希釈化され、排気パイプ75から排出する
排気の臭気を低減することができる。
【0053】生ゴミ処理装置1は、以上のように構成さ
れており、次ぎに説明するようにして生ゴミを処理する
ようにしている(図8参照)。
【0054】(初期状態)電源85が投入されると、操作
パネル29に設けた電源LED が点灯し、制御装置30が経過
時間の計測を開始する。
【0055】(発酵・熟成制御)電源投入後、投入蓋26
が開閉されたことを蓋開閉検出手段82が検出した場合、
すなわち、投入蓋26が「閉状態」から「開状態」となり
再び「閉状態」となったことを検出した場合には、生ゴ
ミ処理槽39の内部に生ゴミが新規に投入されたものと判
断し、制御装置30が発酵・熟成制御を行う。
【0056】制御装置30は、外部温度検出センサーによ
って検出した外部温度及び水分センサー85によって検出
した生ゴミ処理槽39の内部の水分状態に応じて適宜以下
の制御を行う(表1、図9参照)。
【0057】
【表1】
【0058】(適正状態)制御装置30が、水分センサー
85によって生ゴミ処理槽39の内部が適正状態(処理物に
含有される水分量が所定範囲内である状態)であること
を検出した場合には、ヒータ46の設定温度を40度とする
とともに、撹拌手段40を制御して、撹拌爪軸54を、4分
間逆転させた後、5秒間停止させ、6秒間正転させた
後、25分49秒間停止させるといった30分間の正・
逆転作動を繰り返し行わせる(パターン2)。その際
に、制御装置30は、排気手段70の吸引ファン72を通常の
風量で作動させる。
【0059】(乾燥状態)制御装置30が、水分センサー
85によって生ゴミ処理槽39の内部が乾燥状態(処理物に
含有される水分量が所定値以下である状態)であること
を検出した場合には、ヒータ46の設定温度を40度とする
とともに、撹拌手段40を制御して、撹拌爪軸54を、30
秒逆転させた後、5秒間停止させ、6秒間正転させた
後、1時間59分19秒間停止させるといった2時間の
正・逆転作動を繰り返し行わせる(パターン3)。その
際には、制御装置30は、排気手段70の吸引ファン72を通
常の風量よりも少ない風量で作動させる。
【0060】(過水分状態)制御装置30が、水分センサ
ー85によって生ゴミ処理槽39の内部が過水分状態(処理
物に所定値以上の水分が含有されている状態)であるこ
とを検出した場合には、ヒータ46の設定温度を通常の温
度(40度)よりも高い温度の50度に設定するととも
に、撹拌手段40を制御して、撹拌爪軸54を、80秒間逆
転させた後、5秒間停止させ、6秒間正転させた後、8
分29秒間停止させるといった10分間の正・逆転作動
を繰り返し行わせる(パターン1)。その際には、制御
装置30は、排気手段70の吸引ファン72を通常の風量で作
動させる。
【0061】このように、本実施例では、水分センサー
85によって生ゴミ処理槽39の内部が過水分状態であるこ
とを検出した場合には、ヒータ46の温度を通常の温度よ
りも高くすべく制御している。
【0062】これは、処理物に多量の水分が含有されて
いる場合にも、ヒータ46を通常の温度に設定すると、処
理物の水分を適正量まで発散させるのに長時間を要して
しまうが、本実施例のように、ヒータ46の温度を通常の
温度よりも高く設定することにより、処理物に多量の水
分が含有されている場合には、その水分を短時間で発散
させて、処理物の発酵・熟成処理を短時間で行わせるた
めである。
【0063】以上に説明した適正状態、乾燥状態、過水
分状態における制御は、制御装置30が外部温度検出セン
サーによって生ゴミ処理槽39の外部の温度が25度以上
であることを検出した場合にのみ実行し、一方、外部温
度検出センサーによって生ゴミ処理槽の外部の温度が2
5度以下であることを検出した場合には、制御装置30
は、水分センサー85によって検出した生ゴミ処理槽39の
内部の水分状態にかかわらず、ヒータ46の温度を通常の
温度(40度)よりも高い温度の60度に設定する。
【0064】これは、外部温度が低い場合にも、ヒータ
46を通常の温度に設定すると、処理物の水分を適正量ま
で発散させるのに長時間を要してしまうが、本実施例の
ように、外部温度検出センサーによって検出された外部
温度が予め設定した温度以下の場合には、生ゴミ処理槽
の内部の水分状態にかかわらず、ヒータの温度を通常の
温度よりも高く設定することによって、処理物に多量の
水分が含有されている場合に、その水分を短時間で発散
させて、処理物の発酵・熟成処理を短時間で行わせるた
めである。
【0065】そして、本実施例では、図10に示すよう
に、制御装置30は、水分センサー85によって検出した処
理物の含水率が45%以上の場合には、上述した過水分
状態の撹拌パターン(パターン1)を実行し、処理物の
含水率が45%以下となった場合には、過水分状態の撹
拌パターン(パターン1)から適正状態の撹拌パターン
(パターン2)へと撹拌パターンを変更し、さらに処理
物の含水率が減少して含水率が35%以下となった場合
には、適正状態の撹拌パターン(パターン2)から乾燥
状態の撹拌パターン(パターン3)へと撹拌パターンを
変更するようにしている(過水分状態の撹拌パターンか
ら乾燥状態の撹拌パターンへ撹拌パターンを直接変更す
ることはしない)。
【0066】一方、制御装置30は、水分センサー85によ
って検出した処理物の含水率が40%以下の場合には、
乾燥状態の撹拌パターン(パターン3)を実行し、処理
物の含水率が40%以上となった場合には、乾燥状態の
撹拌パターン(パターン3)から適正状態の撹拌パター
ン(パターン2)へと撹拌パターンを変更し、さらに処
理物の含水率が増加して含水率が50%以上となった場
合には、適正状態の撹拌パターン(パターン2)から過
水分状態の撹拌パターン(パターン1)へと撹拌パター
ンを変更するようにしている(乾燥状態の撹拌パターン
から過水分状態の撹拌パターンへ撹拌パターンを直接変
更することはしない)。
【0067】このように、本実施例では、予め設定した
含水率をしきい値として、同しきい値よりも処理物の含
水率が高い場合と低い場合とで撹拌手段による処理物の
撹拌パターンを変更すべく制御し、しかも、処理物の含
水率が増加する方向に変化する場合のしきい値(40%
又は50%)と、処理物の含水率が減少する方向に変化
する場合のしきい値(45%又は35%)とを異なる値
に設定して、撹拌パターンの切換にヒステリシスを持た
せている。
【0068】これにより、処理物の含水率が予め設定し
たしきい値の近傍にある場合でも、含水率の増減に応じ
て撹拌パターンを頻繁に変更する必要がなくなり、制御
が簡略化されることによって、生ゴミ処理装置1の誤作
動を防止することができる。
【0069】しかも、撹拌パターンが頻繁に変更されな
いため、処理物の良好な発酵状態を維持することがで
き、処理物の発酵・熟成処理を円滑に行うことができ
る。
【0070】また、本実施例では、含水率に応じて処理
物の状態を過水分状態、適正状態、乾燥状態とに分け、
それぞれの状態に応じた撹拌パターンを設定し、処理物
の含水率が減少する方向に変化した場合には、過水分状
態の撹拌パターンから適正状態の撹拌パターンに、又
は、適正状態の撹拌パターンから乾燥状態の撹拌パター
ンに順序よく段階的に変更し、一方、処理物の含水率が
増加する方向に変化した場合には、乾燥状態の撹拌パタ
ーンから適正状態の撹拌パターンに、又は、適正状態の
撹拌パターンから過水分状態の撹拌パターンに順序よく
段階的に変更すべく制御している。
【0071】これによっても、処理物が曝される環境が
緩やかに変化することとなり、処理物の良好な発酵状態
を維持することができ、処理物の発酵・熟成処理を円滑
に行うことができる。
【0072】尚、発酵・熟成制御の途中で投入蓋26が
「閉状態」から「開状態」となったことを蓋開閉検出手
段82が検出した場合には、制御装置30は、撹拌爪軸54の
回動を一端停止し、その後、投入蓋26が「開状態」から
「閉状態」となったことを蓋開閉検出手段82が検出した
場合には、制御装置30は、撹拌手段40を制御して、撹拌
爪軸54を、5秒間停止させた後、1分間逆転させ、5秒
間停止させ、6秒間正転させ、5秒間停止させ、その
後、投入蓋26が開閉させる前の作動を再び繰り返し行わ
せる。
【0073】このようにして、発酵・熟成制御の途中で
投入蓋26が開閉した場合には、さらに新規の生ゴミが投
入されたものと判断し、生ゴミ処理槽39の内部を撹拌す
ることにより、新規に投入された生ゴミの発酵・熟成を
早期に行わせるようにして、発酵・熟成処理に要する時
間を短縮化するようにしている。
【0074】尚、制御装置30は、撹拌爪軸54の回動中に
投入蓋26が「閉状態」から「開状態」となったことを蓋
開閉検出手段82が検出した場合に、電源リレーが正常に
動作しているか動作確認を行い、電源リレーの動作不良
を検出した場合には、電源LED を点灯して警告を発する
ようにしている。この場合、警告を発するのみで、他の
制御は通常通り行うようにしている。
【0075】(オーバーフロー制御)電源投入後、所定
期間、例えば30日経過後に、投入蓋26が開閉されたこ
とを蓋開閉検出手段82が検出した場合、すなわち、投入
蓋26が「閉状態」から「開状態」となり再び「閉状態」
となったことを検出した場合には、制御装置30は、経過
時間の計測を開始する。
【0076】そして、投入蓋26が所定時間、例えば10
時間連続して開閉されなかった場合には、生ゴミ処理装
39の内部の最終残渣物を回収トレイ62へと移送するオー
バーフロー制御を行う。
【0077】すなわち、制御装置30は、撹拌手段40を制
御して、撹拌爪軸54を、2分間正転させた後、5秒間停
止させ、6秒間逆転させ、その後7分49秒間停止させ
るといった10分間の正・逆転作動を行わせる。
【0078】このように、撹拌爪軸54の正転時間を逆転
時間よりも長くすることにより、生ゴミ処理槽39の内部
の最終残渣物は、排出口49から回収樋63を通って、回収
トレイ62に移送される。
【0079】但し、制御装置30は、一端オーバーフロー
制御を行った場合には、再び経過時間の計測を開始し、
先のオーバーフロー制御の後所定時間、例えば10時間
経過した後でなければ、再びオーバーフロー制御を行わ
ないようにしている。
【0080】以上に説明したように、本実施例では、生
ゴミ処理部3に設けた投入蓋26が連続して所定時間開閉
されなかった場合に限り、オーバーフロー制御を実行す
ることとしているため、少なくとも所定時間だけ発酵・
熟成処理したものだけを回収部4へ移送することがで
き、充分に発酵していない生ゴミまでも、生ゴミ処理部
3から回収部4に移送されてしまうといった不具合を確
実に防止することができる。
【0081】しかも、電源投入後所定期間内において
は、発酵・熟成を促進させるための好気性の菌や水分調
節剤等の副資材が処理物の中に多量に含まれており、電
源投入後所定期間内にオーバーフロー制御を行うと、処
理物に多量に含まれる副資材までも回収部4に移送され
てしまい、その後の発酵・熟成処理が円滑に行えないお
それが生じるが、本実施例では、電源投入後所定期間経
過後に限り、オーバーフロー制御を実行するようにして
いるため、処理物に多量に含まれる副資材までも、生ゴ
ミ処理部から回収部に移送されてしまうといった不具合
を確実に防止することができ、その後の発酵・熟成処理
を円滑に行わせることができる。
【0082】また、本実施例では、一端オーバーフロー
制御を実行した後所定時間経過後に限り、オーバーフロ
ー制御を実行するようにしているため、これによって
も、少なくとも所定時間だけ発酵・熟成処理したものだ
けを回収部4へ移送することができ、充分に発酵してい
ない生ゴミまでも、生ゴミ処理部3から回収部4に移送
されてしまうといった不具合を確実に防止することがで
きる。
【0083】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0084】(1)本発明では、予め設定した含水率を
しきい値として、同しきい値よりも処理物の含水率が高
い場合と低い場合とで撹拌手段による処理物の撹拌パタ
ーンを変更すべく制御し、しかも、処理物の含水率が増
加する方向に変化する場合のしきい値と、処理物の含水
率が減少する方向に変化する場合のしきい値とを異なる
値に設定しているため、処理物の含水率が予め設定した
しきい値の近傍にある場合でも、含水率の増減に応じて
撹拌パターンを頻繁に変更する必要がなくなり、制御が
簡略化されることによって、生ゴミ処理装置の誤作動を
防止することができる。
【0085】しかも、撹拌パターンが頻繁に変更されな
いため、処理物の良好な発酵状態を維持することがで
き、処理物の発酵・熟成処理を円滑に行うことができ
る。
【0086】(2)本発明では、含水率に応じて処理物
の状態を過水分状態、適正状態、乾燥状態とに分け、そ
れぞれの状態に応じた撹拌パターンを設定し、処理物の
含水率が減少する方向に変化した場合には、過水分状態
の撹拌パターンから適正状態の撹拌パターンに、又は、
適正状態の撹拌パターンから乾燥状態の撹拌パターンに
変更し、一方、処理物の含水率が増加する方向に変化し
た場合には、乾燥状態の撹拌パターンから適正状態の撹
拌パターンに、又は、適正状態の撹拌パターンから過水
分状態の撹拌パターンに変更すべく制御しているため、
処理物が曝される環境が緩やかに変化することとなり、
これによっても、処理物の良好な発酵状態を維持するこ
とができ、処理物の発酵・熟成処理を円滑に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理装置を示す斜視図。
【図2】同正面断面図。
【図3】同左側面断面図。
【図4】同右側面断面図。
【図5】同平面図。
【図6】生ゴミ処理槽を示す斜視図。
【図7】生ゴミ処理槽の上部での空気の流れを示す正面
断面図。
【図8】生ゴミ処理装置のタイミングチャート。
【図9】生ゴミ処理装置のタイミングチャート。
【図10】撹拌パターンの変更を示す説明図。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理装置 2 ケーシング 3 生ゴミ処理部 4 回収部 5 脱臭部 26 投入蓋 39 生ゴミ処理槽 40 撹拌手段 49 排出口 70 排気手段 71 脱臭手段 85 水分センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に、生ゴミを発酵・熟
    成処理するための生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理
    槽の内部に、生ゴミを撹拌しながら発酵・熟成処理する
    ための撹拌手段を配設するとともに、生ゴミ処理槽の内
    部に、処理物の含水率を検出するための水分センサーを
    設け、同水分センサーによって検出した処理物の含水率
    に応じて撹拌手段による処理物の撹拌パターンを変更す
    べく制御する生ゴミ処理装置の発酵・熟成制御におい
    て、 予め設定した含水率をしきい値として、同しきい値より
    も処理物の含水率が高い場合と低い場合とで撹拌手段に
    よる処理物の撹拌パターンを変更すべく制御し、しか
    も、処理物の含水率が増加する方向に変化する場合のし
    きい値と、処理物の含水率が減少する方向に変化する場
    合のしきい値とを異なる値に設定することを特徴とする
    生ゴミ処理装置の発酵・熟成制御。
  2. 【請求項2】 ケーシングの内部に、生ゴミを発酵・熟
    成処理するための生ゴミ処理槽を配設し、同生ゴミ処理
    槽の内部に、生ゴミを撹拌しながら発酵・熟成処理する
    ための撹拌手段を配設するとともに、生ゴミ処理槽の内
    部に、処理物の含水率を検出するための水分センサーを
    設け、同水分センサーによって検出した処理物の含水率
    に応じて撹拌手段による処理物の撹拌パターンを変更す
    べく制御する生ゴミ処理装置の発酵・熟成制御におい
    て、 含水率に応じて処理物の状態を過水分状態、適正状態、
    乾燥状態とに分け、それぞれの状態に応じた撹拌パター
    ンを設定し、処理物の含水率が減少する方向に変化した
    場合には、過水分状態の撹拌パターンから適正状態の撹
    拌パターンに、又は、適正状態の撹拌パターンから乾燥
    状態の撹拌パターンに変更し、一方、処理物の含水率が
    増加する方向に変化した場合には、乾燥状態の撹拌パタ
    ーンから適正状態の撹拌パターンに、又は、適正状態の
    撹拌パターンから過水分状態の撹拌パターンに変更すべ
    く制御することを特徴とする生ゴミ処理装置の発酵・熟
    成制御。
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