JP2000245640A - 米びつ装置 - Google Patents

米びつ装置

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JP2000245640A
JP2000245640A JP11050437A JP5043799A JP2000245640A JP 2000245640 A JP2000245640 A JP 2000245640A JP 11050437 A JP11050437 A JP 11050437A JP 5043799 A JP5043799 A JP 5043799A JP 2000245640 A JP2000245640 A JP 2000245640A
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rice
receiving container
case
polishing
bin device
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JP11050437A
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Yuichi Minamiyama
雄一 南山
Shoichi Yamaguchi
祥一 山口
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Denso Aircool Corp
Original Assignee
Denso Aircool Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄米を良い状態で長期間保存でき、さらに、
必要なときに必要な分量を手軽に精米できる米びつ装置
を提供すること。 【解決手段】 本例の米びつ装置1は、玄米70が収納
される収納部4と、その周囲に冷気を循環させる循環部
11と、冷却装置20と、収納部4の下方に繋がった払
い出し装置5と、この払い出し装置5から払い出された
玄米70を精米する精米装置30を有する。精米装置3
0は、玄米70を受け入れる受け容器36と、精米のた
めに玄米70を撹拌する精米はね41などからなる駆動
機構40が前方に引出せる箱型のケース32に収納され
ている。従って、玄米70を冷却保存しながら消費する
分量だけ精米できる。さらに、ケース32を取出すこと
で、駆動機構40も含めて米びつ装置本体1から取出せ
る。従って、糠71の取扱いも簡単にでき、手軽に家庭
でも精米できる米びつ装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米を収納する米び
つ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米の流通経路はほぼ確立されており、主
な流通経路では、先ず、農家で収穫された米が30kg
の米袋を流通単位として、農家から農協あるいは経済連
に出荷される。次に、農協および経済連で選別され、中
卸に出荷される。そして、中卸にてブレンドおよび袋分
けされ、精米された後の白米の状態で小売店に出荷され
る。その白米を小売店では、ユーザ(一般消費者)に、
5kgあるいは10kgの米袋にて販売される。
【0003】その他の流通経路として、農家で自家消費
したり、農家からユーザに直売される場合もある。この
ような場合は、玄米の状態で農家あるいはユーザに搬入
されるので、それを屋外に設置されている有料の大型精
米装置、いわゆるコイン精米所に持って行き、ユーザ自
身が精米する。ユーザは、この精米機を用いて玄米を好
みに応じて5分つき、7分つき、または白米等に精米で
きる。
【0004】このように、ユーザに玄米の状態で流通さ
れる場合は、白米で流通される場合と比較して、精米し
てからの時間がそれほど経過していない鮮度の良いお米
を食べることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、玄米の
流通単位もやはり30kgの米袋であり、このため、精
米も30kg単位で行うのが一般的できある。したがっ
て、お米の鮮度は、白米の状態で流通される経路に比べ
れば良いけれども、ユーザが保管している間に低下す
る。白米の状態で保存すると、特に夏場などは、食味の
低下、カビ、害虫の発生など品質が劣化することがあ
る。このため、せっかく玄米で流通したものであるにも
関わらず、美味しいお米を食べることができない。
【0006】これに対して、家庭用の小型精米機により
一度に消費する分だけ精米すると、さらに鮮度の良いお
米を常に食べることが可能となる。しかしながら、食べ
る前にその都度、玄米を精米機に移して精米するのは手
間がかかり面倒である。さらに、玄米を精米すると糠が
生じるので、この糠の取扱いも面倒である。例えば、精
米機より糠を完全に取除いておかないと、後に害虫が発
生するなどの要因となる。このため、掃除が大変であ
る。また、精米するときに糠が周囲の床に飛散すること
もあり、この点においても家庭で精米するには面倒であ
る。
【0007】一方、家庭用の小型精米機を用いた場合、
玄米の状態で長期間保存することになる。玄米で保存す
るとしても、白米ほどではないにしろ品質が劣化する。
したがって、さらに、美味しいお米を食べるためには、
玄米の保存状態にも注意を払う必要がある。
【0008】そこで、本発明においては、玄米を良い状
態で長期間保存でき、さらに、必要なときに必要な分量
を手軽に精米できる米びつ装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、玄米を収納部内で冷却保存できるように冷却装置
を設け、さらに、収納部の下方に精米装置を設けること
によって、玄米の品質を保ちながら保存するとともに必
要な分量の玄米を手軽に精米できるようにしている。
【0010】すなわち、本発明の米びつ装置は、玄米を
収納可能な収納部と、この収納部の玄米を冷却可能な冷
却装置と、収納部の下方から玄米を払い出し可能な払い
出し装置と、払い出された玄米を精米可能な精米装置と
を有する。本発明の米びつ装置は、冷却装置を設けてい
るので、玄米が収納された収納部の温度を夏期でも保存
に適した温度に保持でき、常に新鮮な状態で払い出すこ
とができる。同時に、払い出し装置の下方に精米装置を
設けているので、収納部から適当な分量の新鮮な玄米が
払い出される毎に、それを精米することができる。この
ため、毎食ごとに、玄米をいちいち精米装置に投入する
手間は省かれる。したがって、本発明の米びつ装置にお
いては、玄米を常に良い状態で保存できるとともに、必
要なときに必要な分量を手軽に精米できる。このため、
家庭においても、いつでも、さらに鮮度の良い美味しい
お米を食べることができる。
【0011】さらに、本発明においては、精米装置を構
成する玄米を受入れ可能な受け容器と、精米のために玄
米を撹拌する駆動機構とを、米びつ装置の本体から前方
に引出し可能なケースに収納することが望ましい。これ
により、ケースを米びつ装置本体から引出すと、駆動機
構も含めて米びつ装置本体から取出せる。いわゆるフロ
ントローディング方式で精米装置を米びつ装置本体に格
納できる。フロントローディング方式にすると、精米装
置全体を前方から引出せるので、精米装置の構造を複雑
にせずに受け容器を簡単に取出せる構成にできる。した
がって、精米された米の取出しが簡単であり、また、玄
米を精米したときに生じる糠を簡単に取除く(掃除す
る)ことができる。したがって、簡単な構成で米および
糠の処理ができ、糠に起因して害虫が発生するなどのト
ラブルを回避できる米びつ装置を提供できる。
【0012】さらに、精米装置としては、縦擦り方式や
横擦り方式のものであっても良いが、受け容器内に精米
はねを具備し、この精米はねが受け容器内で回転し玄米
を精米する。いわゆるミキサー方式のものを用いること
が望ましい。ミキサー方式の精米装置では、受け容器内
で精米はねが旋回できるので小型化できる。さらに、精
米のときに糠が発生する部分が受け容器の内部に限られ
るので、糠の取り除きが簡単である。
【0013】さらに、ミキサー方式の精米装置では、受
け容器は精米された米を受入れる第1の受け容器と、糠
を受入れる第2の受け容器とを重ねた状態で、ケースに
着脱可能にすることができる。これにより、精米された
米と糠とを同時にケースから取外すことができ、米と糠
を分離できる。
【0014】また、精米装置に採用されたケースは、ケ
ース内に糠が飛散しないように受け容器を取りつける部
分を除きカバーすることが望ましい。そして、精米する
状態である米びつ装置の本体に格納された状態において
は、受け容器を取りつける部分もカバーされるようにす
ることにより、精米装置が稼動したときには、糠がケー
スや米びつ装置本体に飛散することを防止できる。
【0015】さらに、駆動機構は、米びつ装置の本体に
ケースが格納されているときに稼動するようにすれば、
糠が周囲に飛散するトラブルを未然に防止できる。
【0016】本発明の米びつ装置では、収納庫の周囲を
冷気が循環するように設けられた循環部を形成しておく
ことにより、収納庫内の温度を適当に保持しながら収納
庫を均一に保存に適した温度に維持できる。したがっ
て、玄米を全体的に鮮度良く保存することができる。
【0017】また、冷却装置としては、ペルチェ効果を
用いたペルチェ冷却装置を用いることができる。このペ
ルチェ冷却装置であれば、冷媒が不要であり、さらに、
圧縮器や蒸発器などが不要であるので、簡易な構成の冷
却系統を構築できる。したがって、米びつ装置のサイズ
を小型化でき、さらに、一般家庭などにおいて非常に使
い勝手の良い米びつ装置を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る米びつ装置
1の外観を示してある。また、図2に、本例の米びつ装
置1の概略構成を縦断面図で示してある。この米びつ装
置1は、縦長のほぼ直方体の形状をなしたハウジング2
を有しており、ハウジング2の上方には、開閉可能な蓋
3が設置されている。このハウジング2の内部には、穀
物として玄米70を収納できる密閉型の収納部4と、こ
の収納部4の下方から所望の量の玄米70を払い出しで
きる計量器7を備えた払出し装置5と、払い出された玄
米70を精米する精米装置30とが上方から順番に配置
されている。
【0019】本例の米びつ装置1において、米びつ装置
本体1の下方に箱型のケース32が取付けられおり、こ
のケース32が本体1に対して前方となるハウジング2
の前面2aにスライドオープンできるように取付けられ
ている。そして、このケース32の内部に精米装置30
が収納されている。したがって、米びつ装置1から前方
にケース32を引出すことにより、精米装置30を前方
にスライドさせることができる。その様子を図3に示し
てある。
【0020】図2および図3に示すように、本例のケー
ス32は、そのほぼ中央に玄米70を受入れる円筒状の
受け容器36を装着するためのホルダー部31が設けら
れている。本例の米びつ装置1に構成された精米装置3
0は、受け容器36の内部で精米はね41を回転させ、
受け容器36に受け入れられた玄米70を撹拌して受け
容器36内で精米することによって糠71と白米72と
に分離するいわゆるミキサータイプの精米装置である。
【0021】本例の米びつ装置1の構成をさらに説明す
る。本例の米びつ装置1は、収納部4が上方に位置し、
収納部4の周囲に一定の間隔11をあけて発泡スチロー
ル等の断熱材9が配置されている。この収納部4と断熱
材9との隙間が冷却された空気が収納庫4の周囲を循環
する循環部11となっている。このため、循環部11に
吸熱部13がくるように、ペルチェ冷却装置20がハウ
ジング2の後面パネル2bに面して配置される。
【0022】収納部4は、上方は四角形であるが、下方
は払出し装置5に繋がるように細くなった角錐台状であ
り、その部分が断熱材9に接して全体が支持されてい
る。そして、上方の直方体状の部分が循環部11により
囲われており、ペルチェ冷却装置20により冷却された
空気(冷気)が循環するため、収納部4内に収納された
玄米70が間接的に冷却される。このため、玄米70
は、むらなく、また適当な湿度を保った状態で冷蔵保持
される。
【0023】さらに、吸熱部13の近傍には、冷気を強
制循環する循環ファン16が設置されており、循環部1
1の温度を均一化することにより、収納部4の内部がさ
らに均等に冷却されるようになっている。ペルチェ冷却
装置20は、吸熱部13に対し、ペルチェユニット19
により連結された排熱部14がルーバー25が設置され
た後面パネル2bに面して配置される。この排熱部14
の下方には、排熱部14からの放熱を促進するための放
熱ファン24、電源装置18、さらに、吸熱部13で発
生したドレンを回収するドレンパン52が順番に配置さ
れている。このドレンパン52は、循環部11で発生し
たドレンを電源装置18などの熱を利用して自然蒸発さ
せるためのものであり、循環部11のドレン受け部53
とドレン回収管54により繋がっている。
【0024】本例の米びつ装置1は、ペルチェ冷却装置
20によって冷却された冷気が循環部11を循環し、収
納部4の側壁4aを介して周囲全体から収納部4の内部
の玄米70を冷却することができる。したがって、収納
部4の内部の玄米70は、例えば、外気が30℃に達す
る夏期においても、収納部4内は15℃程度の玄米70
の品質を保持するのに適した温度が保持できる。さら
に、収納部4の隔壁4aを介して間接的に冷却するため
に、湿度も適切に保持される。
【0025】その一方で、収納部4に玄米70を補給す
るときに外気が大量に入ると、収納部4の上方に設けら
れた連通穴50を通して、循環部11の冷気により徐々
に収納部4の内部が結露しない程度まで除湿されるよう
になっている。
【0026】収納部4に冷蔵されている新鮮な玄米70
は、払い出し装置5により下方の精米装置30に払い出
される。払い出し装置5は、所定の分量を計量できる計
量器としての機能を備えており、ユーザは、1回の炊飯
に必要な適当な量の玄米70を精米装置30に払い出す
ことができる。
【0027】本例の米びつ装置1においては、精米装置
30を収納したケース32が米びつ装置1のハウジング
2に格納されていると、ホルダー部31が払い出し装置
5の下にセットされ、ホルダー部31に入れられた受け
容器36に払い出し装置5から払い出された玄米70が
受入れられる。受け容器36は、外側が糠71を受け入
れる糠受け容器38で、その内側に精米された白米72
を受入れる精米かご37が重ねられている。これら糠受
け容器38および精米かご37は、重なった状態でホル
ダー部31にセットされる。精米かご37は、白米72
がこぼれ出さない程度のメッシュの金属製のかごであ
る。このため、この中で受け容器36とともにセットさ
れた精米はね41が旋回し、玄米70が精米かご37内
で擦られて糠71と白米72に分離され、糠71が糠受
け容器38に放出される。
【0028】本例の精米装置30は、精米はね41を回
転駆動するシャフト42がホルダー部31の底面から突
出ており、受け容器36を貫通して、精米かご37の内
部に突出たシャフト42の先端に精米はね41が取付け
られる。このシャフト42は、ホルダー部31の下方
で、プーリ45およびベルト46を介してモータ44に
より回転駆動される。本例においては、このモータ4
4、プーリ45およびベルト46を含めた駆動機構40
もケース32に収納されている。このケース32を引出
すと、受け容器36のみならず駆動機構40も引出され
る。また、本例の駆動機構40は、プーリ45およびベ
ルト46を用いて、シャフト42をベルトドライブにす
るようにしている。したがって、ホルダー部31と水平
方向に並んでモータ44を配置することができ、ケース
32を薄くできるとともに、米びつ装置1の高さも低く
できる。
【0029】精米装置30がケース32によって前方に
引出されるいわゆるフロントローディング方式では、精
米装置30の全体をハウジング2に入れることにより、
駆動機構40の構成を変えずに受入れ容器36を簡単に
着脱できるようになっている。受入れ容器36のみを前
方に引出すように構成することも可能であるが、その場
合は、モータ44とシャフト42との駆動伝達機構が一
部を着脱可能にするなどの方法をとる必要がある。した
がって、伝達機構が複雑になり、また、受け容器36を
着脱するたびに伝達機構の一部が離れたり、組み合わさ
ることになるので、摩耗や動作ミスなどの要因となる。
これに対して、本例であれば精米装置30全体がモータ
44も含めてフロントローディングされるので、上記の
ような心配は一切ない。さらに、伝達機構の構成が簡単
になるので、低コストで精米機能の付いた冷蔵米びつを
実現できる。
【0030】さらに、本例のケース32は、ホルダー部
31を除いて、上面および側面がプラスチック製のパネ
ルで封止されており、受け容器36の内部で精米したと
きに糠71が飛散してもケース32の内部に入り込まな
いようになっている。このため、ケース32に駆動機構
40が搭載されているが、糠71によるトラブルの発生
を未然に防ぐことができる。一方、ケース32の底面3
2cにおいては、モータ44の下方にあたる領域に放熱
用の開口34が形成され、ケース32の内部の温度が上
がりすぎないようにしている。
【0031】また、ケース32の上面は、全体に引出さ
れる方向が高くなるように傾斜しており、ハウジング2
の内部のケース受け部35の上面もケース32の上面と
合致するように傾斜している。したがって、ケース32
をハウジング2の中に入れると、ケース32の上面とケ
ース受け部35の上面が合わさって隙間がほとんどなく
なる。このため、ハウジング2の内部で精米しても、そ
のとき発生する糠71がハウジング2内の外に出ないよ
うになっている。
【0032】ケース32の上面のうちカバーされている
上壁33の大部分は、ケース32をケース受け部35に
入れると、その上面のパネルにより封止される。払い出
し装置5から払い出された玄米70を受け容器36へ通
す部分は封止できないが、本例の精米装置30で精米す
るときは、払い出し装置5を精米装置30に対する通路
を封止できる位置まで回転し、払い出し装置5の内部、
さらには、ハウジング2の内部に糠71が飛散しないよ
うにしている。
【0033】ケース32に収納され精米装置30は、後
面パネル2b側に配置された電源装置18から電源が供
給される。本例の精米装置30は、上述したように、ケ
ース32をハウジング2に格納された状態であれば、糠
71が飛散することなく精米できる。このため、精米装
置30の制御部48においては、ケース32がハウジン
グ2に格納されているときだけ、精米装置30が稼動す
るようなインターロックが組込まれている。例えば、精
米装置30が稼動中はケース3が引出せないようにロッ
クを掛けたり、ケース32が引出されると、精米装置3
0が強制的に停止するような制御が可能である。さら
に、精米中か否かがユーザにわかるように表示をハウジ
ング2の前面に用意しておいても良い。このような制御
を行う制御部48は、ケース32に他の機能とともに収
納しておいても良く、あるいは、ハウジング2の側に配
置しておいても良い。
【0034】このように、精米装置30および冷却装置
20を備えた米びつ装置1であれば、家庭でも、玄米7
0を適温で保存しながら、一度に消費する分量を適度に
精米して使用できる。このため、常に精米したての新鮮
な米を食することが可能である。さらに、玄米をいちい
ち出して別の精米装置に入れる手間もかからず、通常の
米びつと同様に計量器(払い出し装置)を操作する程度
の手間で精米したての米が得られる。
【0035】さらに、米びつ装置1は、精米装置30が
ケース32に収納され、このケース32ごと前方に引出
せるようになっている。したがって、精米装置として既
に実績のある構成をそのままケース32に入れ、さら
に、ケース32を引出すことにより受け容器36を簡単
に着脱することができる。このため、低コストで信頼性
の高い精米機能を備えた米びつ装置1を提供できる。さ
らに、ケース32を引出して受け容器36を上方に取出
すことができるので、白米72および糠71を簡単にハ
ウジング2の中から取出すことができる。したがって、
受け容器36を取出すときに、糠71が飛び散ることも
ない。また、ケース32から糠71と白米72を分離し
て取出すことができるので、この点でも手間がかからな
い。
【0036】そして、ケース32の上面がカバーされ、
ケース32をハウジング2に入れると精米中は全体が密
閉されるようになっているので、室内においても台所な
どで糠71が飛散したり、ハウジング2の内部に糠71
が溜まって害虫が発生するこのもない。このように、本
例の米びつ装置1は、室内においても簡単に玄米70を
適温で保存し、適時に精米して新鮮な白米を食すること
ができるものである。
【0037】なお、本例の米びつ装置1では、冷却装置
として、冷媒が不要で、圧縮器や蒸発器などが不要なペ
ルチェ冷却装置20を採用している。このため、冷却装
置の構成を簡略化でき、コンパクトに纏めることができ
る。したがって、家庭内での設置が容易で低コストな精
米機能付きの米びつ装置を提供できる。もちろん、冷却
装置20には、ペルチェ方式以外のものを採用できるが
上記の点でペルチェ方式が望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の米びつ
装置は、冷却装置により玄米を適温で常に新鮮な状態で
保存でき、それを払い出すときに、精米装置により精米
した米を払い出すようにしている。このため、必要なと
きに必要な分量の玄米を精米しても、米が手軽に得ら
れ、家庭でも、玄米を保存しながら、いつでも鮮度の良
いお米を食べることができる。
【0039】さらに、本発明においては、精米装置を米
びつ装置の本体から前方に引出し可能なケースに収納す
ることにより、実績のある精米装置の構成をほとんどそ
のまま取り込むことができる。このため、低コストで信
頼性の高い精米機能付きの米びつ装置を提供できる。さ
らに、容器の内部で精米はねが旋回するミキサー式の精
米装置であれば、ケースを引出すと、白米および糠を容
器ごと上方に取出せる。このため、ケース内やハウジン
グ内、さらには収納部に糠が残らないようにすることが
できる。したがって、糠に起因する害虫の発生などのト
ラブルのない精米機能付き米びつ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る米びつ装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した米びつ装置の概略構成を示す縦断
面図である。
【図3】図1に示した米びつ装置における精米装置から
白米を取出す様子を示す説明図である。
【符号の説明】 1 米びつ装置(米びつ装置) 2 ハウジング 2a 前面パネル 2b 後面パネル 2c 底板 3 蓋 4 収納部 5 払出し装置(計量器) 9 断熱材 11 循環部 13 吸熱部 14 排熱部 16 循環ファン 18 電源装置 19 ペルチェユニット 20 ペルチェ冷却装置 24 放熱ファン 25 ルーバー 30 精米装置 31 ホルダー部 32 ケース 33 上壁 34 放熱穴 35 ケース受け部 36 受け容器 37 精米かご(第1の受け容器) 38 糠受け容器(第2の受け容器) 40 駆動機構 41 精米はね 42 シャフト 44 モータ 45 プーリ 46 ベルト 48 制御部 50 連通穴 52 ドレンパン 53 ドレン受け部 54 ドレン管 70 玄米 71 糠 72 白米
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B066 DD25 DD32 DD33 4D043 AA03 BB01 BB11 BB21 BB23 DB07 DL04 JA03 JA09 JA14 JA19 JC03 JC10 JD02 JF02 JF04 JF08 JF09 JF10 LA18 MB01 MB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米を収納可能な収納部と、 この収納部の玄米を冷却可能な冷却装置と、 前記収納部の下方から玄米を払い出し可能な払い出し装
    置と、 払い出された玄米を精米可能な精米装置とを有する米び
    つ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記精米装置は、玄
    米を受入れ可能な受け容器と、精米のために玄米を撹拌
    する駆動機構とを備えており、該米びつ装置の本体から
    前方に引出し可能なケースに前記受け容器および前記駆
    動機構が収納されていることを特徴とする米びつ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記駆動機構は、前
    記受け容器内に精米はねを具備しており、この精米はね
    が前記受け容器内で回転し玄米を精米することを特徴と
    する米びつ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記受け容器は精米
    された米を受入れる第1の受け容器と、糠を受入れる第
    2の受け容器とを備えており、これら第1および第2の
    受け容器を重ねた状態で前記ケースに着脱可能なことを
    特徴とする米びつ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記ケースは前記受
    け容器を取りつける部分を除きカバーされており、該米
    びつ装置の本体に格納されると前記受け容器を取りつけ
    る部分もカバーされることを特徴とする米びつ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかにおいて、
    前記駆動機構は、前記米びつ装置の本体に前記ケースが
    格納されているときに稼動することを特徴とする米びつ
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記収納部の周囲を冷気が循環するように設けられた循
    環部を有し、さらに、 前記冷却装置はペルチェ冷却装置であり、その吸熱部が
    前記循環部内に設置され、排熱部が前記循環部外に設置
    されていることを特徴とする米びつ装置。
JP11050437A 1999-02-26 1999-02-26 米びつ装置 Pending JP2000245640A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050832A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Iseki & Co Ltd 米販売機能付精米設備

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JP2009050832A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Iseki & Co Ltd 米販売機能付精米設備

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