JP2000245008A - ハイブリッド車両 - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
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- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
電力供給を確保できるハイブリッド車両を提供する。 【解決手段】 前輪を駆動するエンジンによって駆動さ
れ、42Vで発電する発電機6と、この発電機6によっ
て充電されるバッテリ11と、発電機6の発電電力によ
って後輪を駆動するモータ8と、発電機6の発電電圧を
42Vから12Vに降圧する直流電圧変換器12と、直
流電圧変換器12に接続されて12Vで電力が供給され
る補器用バッテリ13および電気負荷14と、電気負荷
14の使用電力を検出する消費電力センサ16と、バッ
テリ11または補器用バッテリ13の異常あるいは前記
電気負荷14による消費電力の増大を検出する手段を設
け、バッテリ11または補器用バッテリ13あるいは電
気負荷14による消費電力が増大したら、スイッチ10
をOFFにしてモータ8の駆動を停止する。
Description
両に係るものであり、特に、前輪をエンジンで駆動し、
後輪はモータで駆動する4WDタイプのハイブリッド車
両に関するものである。
よりアシストするハイブリッド車両が知られている。こ
の種のハイブリッド車両の中には、エンジンにモータ/
ジェネレータを並列に設け、加速時にはモータ/ジェネ
レータをモータとして作動させてエンジンをアシスト
し、減速時にはモータ/ジェネレータをジェネレータと
して作動させ、バッテリに充電を行うパラレルハイブリ
ッド車両がある(例えば、類似技術として、特開平9−
140006号公報参照)。また、量産タイプのガソリ
ン車に対して若干の改良を施し、従来の12Vバッテリ
によりモータで後輪をアシストする簡易的なハイブリッ
ド車両も検討されている。
示されているように、エンジンで発電機を駆動して得ら
れた電力で12Vのバッテリを充電し、このバッテリ電
力で後輪モータを駆動するものであって、前記バッテリ
を2個配置して、通常走行時は2つのバッテリを並列
(12V)にして使用し、モータ高回転時は2つのバッ
テリを直列(24V)にして駆動電圧を高くするものも
ある。
従来技術のモータ/ジェネレータを設けたものにあって
は、モータ/ジェネレータは、モータあるいはジェネレ
ータとして選択して使用されるため、発電と同時に駆動
させることはできないという問題がある。また、例え
ば、フロントエンジン車ではフロントエンジンに連結し
たモータ/ジェネレータはフロント側に配置せざるを得
ない等、レイアウトの自由度が低いという問題がある。
る簡易的なハイブリッド車両においては、12Vでモー
タを駆動するためモータ電流が大きく、配線での電力損
失が大きいため、配線を太くせざるを得ないという問題
がある。そして、第3の従来技術である後輪アシスト式
ハイブリッド車両にあっては、モータ駆動電圧は高くで
きるが、ジェネレータは依然として低電圧であるため、
上述した配線における電力損失が大きいという問題があ
る。そこで、この発明は、ハイブリッド車両としてのレ
イアウトの自由度が高く、高電圧にすることで配線を太
くする必要もなく、バッテリの異常時等においても電気
負荷への電力供給を確保できるハイブリッド車両を提供
するものである。
に、請求項1に記載した発明は、第1の駆動輪(例え
ば、実施形態における前輪1)を駆動するエンジン(例
えば、実施形態におけるエンジン2)と、該エンジンに
よって駆動され、第1の電圧(例えば、実施形態におけ
る42V)で発電する発電機(例えば、実施形態におけ
る発電機6)と、該発電機の発電電力によって充電され
る第1のバッテリ(例えば、実施形態におけるバッテリ
11)と、該発電機の発電電力によって第2の駆動輪
(例えば、実施形態における後輪7)を駆動するモータ
(例えば、実施形態におけるモータ8)と、前記発電機
による発電電圧を第1の電圧より低い第2の電圧(例え
ば、実施形態における12V)に降圧する直流電圧変換
器(例えば、実施形態における直流電圧変換器12)
と、該直流電圧変換器に接続されて前記降圧された電圧
により電力が供給される第2のバッテリ(例えば、実施
形態における補器用バッテリ13)および電気負荷(例
えば、実施形態における電気負荷14)と、該電気負荷
の使用電力を検出する消費電力センサ(例えば、実施形
態における消費電力センサ16)と、前記第1のバッテ
リまたは第2のバッテリの異常あるいは前記電気負荷に
よる消費電力が所定値以上となったことを検出する手段
(例えば、実施形態におけるステップS13、ステップ
S14)と、前記第1のバッテリまたは第2のバッテリ
の異常時あるいは電気負荷による消費電力が所定値以上
となったときに前記モータの駆動を停止する手段(例え
ば、実施形態におけるステップS15)を備えたことを
特徴とする。
動すると発電機によって第2の電圧よりも高い第1の電
圧でモータが第2の駆動輪を駆動して、エンジンをアシ
ストすることができる。この場合、発電機の発電電力は
直流電圧変換器によって第2の電圧に降圧されて第2の
バッテリに供給され各種電気負荷に供給することができ
る。ここで、第1のバッテリまたは第2のバッテリに異
常があった場合、もしくは、電気負荷の使用電力が多く
なったことが検出されると、例えば、スイッチ10をO
FFにして前記駆動モータを停止し、電気負荷に電力を
供給することができる。
(例えば、実施形態における前輪1)を駆動するエンジ
ン(例えば、実施形態におけるエンジン2)と、該エン
ジンによって駆動される発電機(例えば、実施形態にお
ける発電機6)と、該発電機の発電電力によって第2の
駆動輪(例えば、実施形態における後輪7)を駆動する
モータ(例えば、実施形態におけるモータ8)と、該発
電機の発電電圧で充電され電気負荷(例えば、実施形態
における電気負荷14)に電力を供給するバッテリ(例
えば、実施形態におけるバッテリ11)と、前記発電機
の発電電圧の供給を前記モータと前記バッテリとで切り
換える切換スイッチ(例えば、実施形態における3端子
スイッチ17)と、前記発電機の発電電圧を可変の電圧
に調整する発電電圧調整手段(例えば、実施形態におけ
るレギュレータ調整器9)と、記モータによるアシスト
が必要なときに前記発電機の発電電圧を第1の電圧(例
えば、実施形態における42V)に調整すると共に切換
スイッチをモータ側(例えば、実施形態におけるモータ
側端子m)に切り換え、アシストが不要なときには、発
電電圧を第1の電圧よりも低い第2の電圧(例えば、実
施形態における12V)に調整すると共に切換スイッチ
をバッテリ側(例えば、実施形態におけるバッテリ側端
子b)に切り換える第1の制御手段(例えば、実施形態
におけるコントロールユニット15)と、前記バッテリ
の異常あるいは前記電気負荷による消費電力が所定値以
上となったことを検出する手段(例えば、実施形態にお
けるステップS23、ステップS24)と、前記バッテ
リの異常時等に発電電圧を第2の電圧に調整すると共に
切換スイッチをバッテリ側に切り換える第2の制御手段
(例えば、実施形態におけるステップS28)を備えた
ことを特徴とする。
要な場合には、第1の制御手段によって発電機の発電電
圧を発電電圧調整手段で第1の電圧に調整すると共に切
換スイッチをモータ側に切り換えるため、エンジンが駆
動すると発電機によって第2の駆動輪が駆動してエンジ
ンをアシストできる。一方、アシストが不要な場合に
は、第1の制御手段によって発電機の発電電圧を発電電
圧調整手段で第1の電圧より低い第2の電圧に調整する
と共に切換スイッチをバッテリ側に切り換えるため、エ
ンジンが駆動すると発電機によってバッテリに電力を供
給できる。ここで、バッテリの異常あるいは電気負荷の
消費電力が多くなったことが検出されると、第2の制御
手段によって発電機の発電電圧を発電電圧調整手段で第
2の電圧に調整すると共に切換スイッチをバッテリ側に
切り換えるため、エンジンが駆動すると発電機によっ
て、電気負荷に電力を供給できる。
と共に説明する。図1はこの発明の第1実施形態のハイ
ブリッド車両のレイアウトを示す平面説明図である。同
図において1は前輪を示し、この前輪1はエンジン2に
ディファレンシャルギア3およびトランスミッション4
を介して駆動される。エンジン2にはベルト5を介して
発電機6が連結されている。一方、7は後輪を示し、こ
の後輪7は、左右の後輪7に連結されたモータ8によっ
て駆動するもので、前記発電機6によって発電された発
電電力によって、モータ8を駆動し後輪7を駆動するよ
うになっている。
電気配線図である。同図において、発電機6は通常の車
両に搭載されるオルタネータと同様の構成のもので、レ
ギュレータ調整器9により出力電圧を、第1の電圧とし
て、例えば、42Vに調整できるようになっている。発
電機6にはスイッチ10を介して接続されたモータ8
と、42Vのバッテリ11と、直流電圧変換器12とが
各々接続されている。そして、直流電圧変換器12には
12Vの補器用バッテリ13と、例えば、ヘッドラン
プ、エンジン補器等の電気負荷14が各々接続されてい
る。
し、このコントロールユニット15はスイッチ10、レ
ギュレータ調整器9、バッテリ11、補器用バッテリ1
3、および、電気負荷14の消費電力センサ16に接続
されており、バッテリ11、補器用バッテリ13、およ
び、消費電力センサ16からの信号に基づいて、レギュ
レータ調整器9とスイッチ10を制御するものである。
尚、Gはモータ8、バッテリ11、補器用バッテリ13
および電気負荷14のアースを示す。ここで、バッテリ
11および補器用バッテリ13からは図示しない残容量
センサ等により残容量と劣化に関する信号がコントロー
ルユニット15に送られる。尚、劣化についてはバッテ
リ使用時の電圧の変化率によって判定することができ
る。
は、スイッチ10をONにしエンジン2が駆動すると、
発電機6によって42Vの電圧で発電がなされモータ8
が駆動する。これによってエンジン2は後輪7の駆動に
よってアシストされる。このとき発電機6に余裕があれ
ば、発電機6の発電電力によって42Vのバッテリ11
が充電され、12Vの補器用バッテリ13には直流電圧
変換器12により降圧された電圧で充電がなされる。ま
た、12Vの補器用バッテリ13を介して電気負荷14
に電力が供給される。尚、発電機6に余裕がなければバ
ッテリ11の電力を一部使用してモータ8を駆動する。
ここで、モータ8の駆動電力はスイッチ10をトランジ
スタ等で構成してスイッチング制御することで調整でき
るが、他にモータ8への調整信号(他励モータの場合は
界磁電流、交流モータの場合にはインバータのスイッチ
ング制御等)によって制御できる。
チ10はONのままで、発電機6をバッテリ11と補器
用バッテリ13を充電しない低電圧(例えば、0V)に
調整すればモータ8による回生エネルギーによって上記
バッテリ11と補器用バッテリ13を充電できる。尚、
モータ8の発電電力はモータ8への調整信号(他励モー
タの場合は界磁電流、交流モータの場合にはインバータ
のスイッチング制御等)によって制御できる。また、ア
シストも回生も必要ない通常走行の場合には、スイッチ
10をOFFにしてモータ8を停止すれば、発電機6に
よって上記バッテリ11と補器用バッテリ13を充電で
きる。
ジン2を駆動することにより発電機6を駆動して発電を
行うと同時に、この発電機6の発電電力によって後輪7
を駆動することができるため、発電機6により発電をし
ている場合にも、モータ8によるエンジン2のアシスト
を行うことができる。また、フロント側にはエンジン2
と発電機6を設け、リア側にはモータ8を配置できるた
め、フロント側にエンジン2と発電機6とモータ8を設
けた場合に比較してレイアウトの自由度が高まる。ま
た、42Vで発電してモータ8を作動させることができ
るため、配線を細くでき電力損失を低減することができ
る。そして、発電機6の発電電力でモータ8を駆動する
ため、42Vのバッテリ11には、バッファーとしての
機能を持たせているに過ぎず、バッテリ11からの持ち
出し電流が少なくなり、42Vのバッテリ11の劣化が
少なくなる。
ップ時のアシスト制御について説明する。同図のステッ
プS0において、エンジン2が始動して、モータ8、お
よび、発電機6に異常がないことが確認され作動条件が
成立すると、次のステップS1において、車輪速、エン
ジン回転数Ne、ギア位置が比較され、ステップS2に
おいて車両がスリップしているか否かが判定される。車
両がスリップしていない場合にはリターンする。ステッ
プS2において、車両がスリップしていると判定された
場合にはステップS3においてスイッチ10がONとな
り、ステップS4でスリップ量に応じて発電機6の出力
増大、または、モータ8の入力が増大され、ステップS
5において車両のスリップが終わったか否かが判定され
る。
わったと判定された場合には、ステップS6において発
電機6の出力を低減、または、モータ8の入力を減少さ
せ、ステップS7においてスイッチ10をOFFにして
リターンする。ステップS5において車両のスリップが
終わっていないと判定された場合には、ステップS4に
進み、前述と同様の操作を繰り返す。したがって、前輪
1がスリップしている場合には、モータ8を駆動して4
WDに切り替えて、車両のスリップ状態から速やかに脱
却することができる。
テリ異常時等の制御について説明する。同図のステップ
S10においてモータ8が作動しているか否かが判定さ
れ、作動していないと判定された場合にはリターンす
る。作動していると判定された場合には、ステップS1
1に進み、バッテリ11と補器用バッテリ13の状態を
検出し、更にステップS12において電気負荷14の消
費電力を消費電力センサ16によって検出する。
11と補器用バッテリ13の検出結果からバッテリ11
と補器用バッテリ13の双方とも良好な状態か否かが判
定される。ステップS13において双方とも、残容量が
十分にあり劣化していないと判定された場合にはステッ
プS14に進む。また、ステップS13において、バッ
テリ11と補器用バッテリ13のいずれかが残容量や劣
化の点で問題がある場合にはステップS15に進む。
サ16によって検出された電気負荷14の消費電力が所
定値より多いか否かが判定される。消費電力が多いと判
定された場合には、ステップS13でバッテリ11と補
器用バッテリ13に問題があると判定された場合と同様
に、ステップS15においてスイッチ10がOFFとな
りモータ8が停止してリターンする。ステップS14に
おいて消費電力が少ないと判定された場合にはリターン
する。尚、ステップS14における所定値とは、補器用
バッテリ13の残容量が急速に低下してしまうような消
費量である(第2実施形態でも同様)。
リ13が劣化したり、残容量が少ない等、バッテリ11
や補器用バッテリ13に異常があった場合、あるいは、
電気負荷14の消費電力が多くなった場合には、モータ
8の駆動を停止し、発電機6の発電電力を直流電圧変換
器12を介して補器用バッテリ13に送りこれを充電し
たり、直接電気負荷14に電力を供給できるため、電気
負荷14の動作を確保できる。
6によって説明する。尚、前記第1実施形態と同一部分
には同一符号を付して説明する。図5に示すのは、第2
実施形態のハイブリッド車両の電気配線図である。同図
において、発電機6はエンジン2によって駆動し、この
発電機6はレギュレータ調整器9により出力電圧を可変
(少なくとも12Vから42V)に調整できるようにな
っている。発電機6の出力側には3端子スイッチ17が
接続され、この3端子スイッチ17によって発電機6の
発電電圧をモータ8とバッテリ11とで切り換えるよう
になっている。
は12Vのバッテリ11が接続され、更に、このバッテ
リ11から電力を供給されるヘッドランプ、エンジン補
器等の電気負荷14が接続されている。ここで、電気負
荷14の手前には電気負荷14の消費電力を検出する消
費電力センサ16が設けられている。3端子スイッチ1
7のモータ側端子mにはスイッチ10を介してモータ8
が接続されている。尚、Gはモータ8、バッテリ11お
よび電気負荷14のアースを示す。
し、このコントロールユニット15は、3端子スイッチ
17、スイッチ10、レギュレータ調整器9、バッテリ
11、および、電気負荷14の消費電力センサ16に接
続されており、バッテリ11、および、消費電力センサ
16からの信号に基づいて、レギュレータ調整器9と3
端子スイッチ17とスイッチ10を制御するものであ
る。尚、Gはモータ8、バッテリ11および電気負荷1
4のアースを示す。ここで、バッテリ11からは図示し
ない残容量センサ等から残容量と劣化に関する信号がコ
ントロールユニット15に送られる。
要な場合には、スイッチ10をONにしコントロールユ
ニット15によってレギュレータ調整器9で発電機6の
出力電圧を42Vに調整すると共に3端子スイッチ17
をモータ側端子mに切り換えて、発電機6からの出力電
圧によりモータ8を駆動して後輪7を駆動することがで
きるため、前輪1がスリップした場合や、急加速したい
場合に速やかに対応できる。尚、ここでモータ8の駆動
電力はスイッチ10をトランジスタ等で構成してスイッ
チング制御することで調整できるが、他にモータ8への
調整信号(他励モータの場合は界磁電流、交流モータの
場合にはインバータのスイッチング制御等)によって制
御できる。
には、スイッチ10をOFFにしてモータ8を停止し、
コントロールユニット15によってレギュレータ調整器
9で発電機6の出力電圧を12Vに調整すると共に3端
子スイッチ17をバッテリ側端子bに切り換えて、発電
機6からの出力電圧による電力をバッテリ11に供給
し、上記バッテリ11を介して電気負荷14に電力を供
給できる。
ジン2を駆動することにより発電機6を駆動して発電を
行うと同時に、この発電機6の発電電力によって後輪7
を駆動することができるため、発電機6により発電をし
ている場合にも、モータ8によるエンジン2のアシスト
を行うことができる。そして、フロント側にはエンジン
2と発電機6を設け、リア側にはモータ8を配置できる
ため、フロント側にエンジン2と発電機6とモータ8を
設けた場合に比較してレイアウトの自由度が高まる。ま
た、42Vで発電してモータ8を作動させることができ
るため、配線を細くでき電力損失を低減することができ
る。
テリ異常時等の制御について説明する。尚、スリップ時
のアシスト制御については第1実施形態の図3と同様で
あるので説明は省略する。図6のステップS20におい
てモータ8が作動しているか否かが判定され、作動して
いないと判定された場合にはリターンする。作動してい
ると判定された場合には、ステップS21に進み、バッ
テリ11の状態を検出し、更にステップS22において
電気負荷14の消費電力を消費電力センサ16によって
検出する。
11が良好な状態か否かが判定される。ステップS23
において、バッテリ11の残容量が十分にあり、かつ劣
化していないと判定された場合にはステップS24に進
む。また、ステップS23において、バッテリ11が残
容量や劣化の点で問題がある場合にはステップS25に
進む。
サ16によって検出された電気負荷14の消費電力が多
いか(所定値より)否かが判定される。消費電力が多い
と判定された場合には、ステップS23でバッテリ11
に問題があると判定された場合と同様に、ステップS2
5においてスイッチ10がOFFとなりモータ8が停止
し、あるいは、モータ8が低出力化する。尚、ステップ
S24において消費電力が少ないと判定された場合には
リターンする。次に、ステップS26において発電機6
の電圧をレギュレータ調整器9によって12Vに低減し
てステップS27に進む。ステップS27においてタイ
マにより所定時間(発電電圧が12Vに低下するに十分
な時間)経過したか、あるいは、発電電圧が低下したこ
とが確認されたら、ステップS28において3端子スイ
ッチ17をバッテリ側端子bに切り換えリターンする。
残容量が少ない等、バッテリ11に異常があった場合、
あるいは、電気負荷14の消費電力が多くなった場合に
は、モータ8の駆動を停止する等し、3端子スイッチ1
7をバッテリ側端子bに切り換えることで、発電機6の
発電電力をバッテリ11に送り、これを充電したり、あ
るいは、電気負荷14に直接電力供給できるため、電気
負荷14の動作を確保できる。また、ステップS27に
おいて、所定時間の経過あるいは発電電圧の低下が判定
された場合には、発電電圧は確実に12Vに低下してい
るため、発電電圧が十分に低下していない状態で3端子
スイッチ17をバッテリ側端子bに切り換えた場合に生
ずるバッテリ11の破損を防止できる。尚、この発明は
上記実施形態に限られるものではなく、例えば、後輪を
エンジンで駆動し、前輪をモータで駆動する構成にして
も良い。また、発電機の出力電圧は第1の電圧として4
2Vを例にして説明したが、モータ8をアシストできれ
ば電圧値は42Vに限られない。
載した発明によれば、エンジンを駆動することにより発
電機を駆動して発電を行うと同時に、この発電機の発電
電力によって第2の駆動輪を駆動することができるた
め、発電機により発電をしている場合にも、モータによ
るエンジンのアシストを行うことができる効果がある。
また、発電機とモータが別々に配置できるため、例え
ば、フロント側にはエンジンと発電機を設け、リア側に
はモータを配置する等、ハイブリッド車両としてのレイ
アウトの自由度が高まるという効果がある。
で発電してモータを作動させることができるため、配線
を細くしても電力損失を低減することができる効果があ
る。更に、第1のバッテリや第2のバッテリが劣化した
り、残容量が少ない等、第1のバッテリや第2のバッテ
リに異常があった場合、あるいは、電気負荷の消費電力
が多くなった場合には、モータの駆動を停止して、発電
機の発電電力を直流電圧変換器を介して第2のバッテリ
に送りこれを充電したり、あるいは、直接的に電気負荷
に供給できるため、電気負荷の動作を確保できるという
効果がある。
ンを駆動することにより発電機を駆動して発電を行うと
同時に、この発電機の発電電力によって第2の駆動輪を
駆動することができるため、発電機により発電をしてい
る場合にも、モータによるエンジンのアシストを行うこ
とができる効果がある。また、発電機とモータが別々に
配置できるため、例えば、フロント側にはエンジンと発
電機を設け、リア側にはモータを配置する等、ハイブリ
ッド車両としてのレイアウトの自由度が高まるという効
果がある。
には第1の電圧でモータを作動させることができるた
め、配線を細くしても電力損失を低減することができる
効果がある。そして、バッテリの異常時、あるいは、電
気負荷の消費電力が増大した場合にはモータの駆動を停
止して、発電機を第2の電圧に切り換え、更に、切換ス
イッチをバッテリ側に切り換えて発電電力を電気負荷に
供給できるため、電気負荷の動作を確保できる効果があ
る。
説明図である。
る。
スリップ時のアシスト制御を示すフローチャート図であ
る。
制御を示すフローチャート図である。
る。
制御を示すフローチャート図である。
となったことを検出する手段 S15 モータの駆動を停止する手段 S28 第2の制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の駆動輪を駆動するエンジンと、 該エンジンによって駆動され、第1の電圧で発電する発
電機と、 該発電機の発電電力によって充電される第1のバッテリ
と、 該発電機の発電電力によって第2の駆動輪を駆動するモ
ータと、 前記発電機による発電電圧を第1の電圧より低い第2の
電圧に降圧する直流電圧変換器と、 該直流電圧変換器に接続されて前記降圧された電圧によ
り電力が供給される第2のバッテリおよび電気負荷と、 該電気負荷の使用電力を検出する消費電力センサと、 前記第1のバッテリまたは第2のバッテリの異常あるい
は前記電気負荷による消費電力が所定値以上となったこ
とを検出する手段と、 前記第1のバッテリまたは第2のバッテリの異常時ある
いは電気負荷による消費電力が所定値以上となったとき
に前記モータの駆動を停止する手段を備えたことを特徴
とするハイブリッド車両。 - 【請求項2】 第1の駆動輪を駆動するエンジンと、 該エンジンによって駆動される発電機と、 該発電機の発電電力によって第2の駆動輪を駆動するモ
ータと、 該発電機の発電電圧で充電され電気負荷に電力を供給す
るバッテリと、 前記発電機の発電電圧の供給を前記モータと前記バッテ
リとで切り換える切換スイッチと、 前記発電機の発電電圧を可変の電圧に調整する発電電圧
調整手段と、 前記モータによるアシストが必要なときに前記発電機の
発電電圧を第1の電圧に調整すると共に切換スイッチを
モータ側に切り換え、アシストが不要なときには、発電
電圧を第1の電圧よりも低い第2の電圧に調整すると共
に切換スイッチをバッテリ側に切り換える第1の制御手
段と、 前記バッテリの異常あるいは前記電気負荷による消費電
力が所定値以上となったことを検出する手段と、 前記バッテリの異常時等に発電電圧を第2の電圧に調整
すると共に切換スイッチをバッテリ側に切り換える第2
の制御手段を備えたことを特徴とするハイブリッド車
両。
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ID=12769801
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1999
- 1999-02-24 JP JP04724399A patent/JP3558913B2/ja not_active Expired - Lifetime
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