JP2000244709A - 原稿読み取り装置 - Google Patents

原稿読み取り装置

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JP2000244709A
JP2000244709A JP11038851A JP3885199A JP2000244709A JP 2000244709 A JP2000244709 A JP 2000244709A JP 11038851 A JP11038851 A JP 11038851A JP 3885199 A JP3885199 A JP 3885199A JP 2000244709 A JP2000244709 A JP 2000244709A
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JP11038851A
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Seiichi Kizu
清一 木津
Toshio Takehara
寿男 竹原
Shotaro Okamoto
昌太郎 岡本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読み取り時に発生する画像データの位置
ずれを補正すること。 【解決手段】 原稿を搬送する搬送部と、搬送される原
稿を支持する支持部材と、支持部材上の原稿を画像デー
タとして読み取る読み取り部と、支持部材上に設けられ
た基準位置マークと、読み取り部によって読み取られる
原稿と基準位置マークとに基づいて支持部材に対する読
み取り領域の位置ずれを認識する読み取り位置認識部
と、認識された読み取り領域の位置ずれを補正する読み
取り位置補正部とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電子写真
方式を有する複写機、ファクシミリ、或いはプリンタ等
の画像形成装置に用いられる原稿読み取り装置に関し、
詳しくは原稿の読み取り時に発生する画像情報の位置ず
れの補正処理を行う原稿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、スキャナで読
取った画像情報を装置内部で一旦記憶しておき、画像位
置補正回路を用いて基準データとの比較演算処理を実行
後、検査工程によって正規の位置か否かの判別を行った
後に印字することにより、原稿の位置ずれによる印字画
像のずれ補正を実現している(例えば、特開平7−12
5186号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では演算回路が複雑であるばかりでなく、印字
用紙の種類に対応した基準データが必要となる。また、
定型サイズの原稿読取りは可能であるが、不定形サイズ
の原稿の時には対処できない。さらに、原稿固定方式の
時には原稿サイズを予め検出する事で、処理速度の若干
の向上は図れるが、原稿移動方式においては、原稿サイ
ズが不明なため読取り完了まで補正処理は実行されず、
印字速度の低下を引き起こすという問題がある。
【0004】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、原稿移動、原稿固定の両方式において
も、原稿読み取りの直前に読取り位置の補正を実行し、
また、原稿がずれた状態で載置もしくは搬送されても、
読み取られた原稿の画像データを正規の位置に補正する
ことにより、原稿の移動方式、固定方式のいかんにかか
わらず印字画像の歪みを解消できる原稿読み取り装置を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、原稿を搬送
する搬送部と、搬送される原稿を支持する支持部材と、
支持部材上の原稿を画像データとして読み取る読み取り
部と、支持部材上に設けられた基準位置マークと、読み
取り部によって読み取られる原稿と基準位置マークとに
基づいて支持部材に対する読み取り領域の位置ずれを認
識する読み取り位置認識部と、認識された読み取り領域
の位置ずれを補正する読み取り位置補正部とを備える原
稿読み取り装置を提供するものである。
【0006】また、この発明は、原稿を載置する載置部
材と、載置部材上の原稿を画像データとして読み取る読
み取り部と、載置部材の近傍に読み取り部によって読み
取り可能に設けられた基準位置マークと、読み取り部に
よって読み取られる原稿と基準位置マークとに基づいて
載置部材に対する原稿の位置ずれを認識する認識部とを
備えた原稿読み取り装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明において、原稿とは、シ
ート状の媒体(紙、樹脂フィルム)上に光学的に読み取
り可能な情報(画像や文字)を記録したものをいう。ま
た、原稿を搬送する搬送部には、搬送路に複数の搬送ロ
ーラ対を設け、それらをモータやクラッチで駆動・停止
制御するようにした公知のものを用いることができる。
【0008】原稿を支持する支持部材とは、読み取り部
が主走査方向に原稿を読み取る読み取り領域が設けら
れ、主走査方向に直交する副走査方向に搬送される原稿
を安定して支持するものであり、これには、例えば原稿
を支持する白色板とその原稿を白色板に対して押さえる
透明板が用いられる。
【0009】支持部材上の原稿を画像データとして読み
取る読み取り部は、例えば、原稿を照明する光源、イメ
ージセンサ、照明された原稿からの画像光をイメージセ
ンサへ導くミラーと結像レンズなどから構成される。こ
のイメージセンサには、ラインセンサ、一次元CCDな
どが用いられる。
【0010】読み取り部によって読み取り可能に支持部
材上に設けられた基準位置マークとは、読み取り部がそ
のマークを読み取ることによって支持部材上の読み取り
領域の位置を認識することができるようなもの、つまり
読み取り領域の位置の指標となるものであれば、どのよ
うなマークでもよい。例えば、基準位置マークは原稿の
搬送方向に対して所定角度を有する2本の平行な直線で
ある原稿読み取り装置であってもよい。また、このマー
クは支持部材上に塗料やインクで描いてもよいが、刻印
した上で塗料やインクを塗布して形成する方が耐久性か
ら見て好ましい。
【0011】また、読み取り位置認識部は、読み取り部
によって読み取られる基準位置マークの位置に基づいて
支持部材に対する読み取り部の読み取り領域の位置ずれ
を認識する。そこで、認識した位置ずれが、正規の位置
に対して原稿の搬送方向(副走査方向)に平行に生じた
ものである場合には、原稿先端に対する原稿読み取り開
始位置にずれを生じることになるので、それを補正する
ために読み取り位置補正部は搬送部に原稿の搬送速度又
は搬送タイミングを制御させればよい。
【0012】また、認識した位置ずれが原稿の搬送方向
に平行でない場合には、読み取り部を構成する光学系、
例えばイメージセンサとレンズとミラーの少なくとも1
つの姿勢を制御すればよい。
【0013】また、この発明は、読み取り部によって読
み取られる原稿と基準位置マークとに基づいて支持部材
に対する原稿の位置ずれを認識する原稿位置認識部と、
認識された原稿の位置ずれに基づいて原稿画像データを
補正するデータ補正部と、補正された原稿画像データを
格納するメモリをさらに備えた原稿読み取り装置であっ
てもよい。
【0014】上記において、読み取り位置認識部、読み
取り位置補正部、原稿位置認識部、データ補正部など
は、マイクロコンピュータを用いて個別に又は一体的に
構成できる。
【0015】第1実施例 図1は原稿移動方式のプリンタの構成を示す説明図であ
る。同図においてプリンタ100は、原稿Pを載置する
原稿載置台1、原稿Pを送出する送出ローラ2、原稿P
の位置決めをするPSローラ4、原稿Pを挟んで支持す
るプラテン白色板5とプラテンガラス板6、プラテン白
色板5をプラテンガラス板6に対して付勢するスプリン
グ13、原稿Pを搬送する搬送ローラ11、および原稿
Pを原稿排出トレイ3へ排出する排出ローラ12を備え
る。
【0016】さらにプリンタ100は、原稿Pをプラテ
ンガラス板6を介して照明する光源7、原稿からの画像
光をミラー8a、8b、8cおよびレンズ9を介して読
み取るイメージセンサ(例えば一次元CCD)10、プ
リンタ100に対する各種処理条件の設定や駆動指令な
ど行う入力部14、ローラ2、4、11、12などを駆
動制御する駆動部16、ミラー8aの姿勢を調整する姿
勢調整部17、印字部15および制御部18を備える。
【0017】制御部18はCPU19、ROM20、R
AM21を備え、イメージセンサ10、入力部14、お
よび各種センサ(図示しない)からの出力を受けて、印
字部15、駆動部16および姿勢調整部17へ出力する
ようになっている。
【0018】制御部18のROM20はプリンタ100
の動作プログラムを予め格納し、RAM21は入力部1
4から設定される情報を記憶する設定メモリ領域、イメ
ージセンサ10からの画像データを一時的に格納するバ
ッファメモリ領域、およびCPU19によって処理され
た印字用画像データを格納する画像メモリ領域などを備
える。
【0019】図2はプラテン白色板5の原稿Pの接触側
から見た平面図である。同図に示すようにプラテン白色
板5の長手方向の両端には、原稿搬送方向(矢印F)に
対して45度の角度を有する2本の平行な黒線L1、L
2(基準位置マーク)が付設(刻印)されている。矢印
Fに直交する細長い領域Rは、イメージセンサ10のプ
ラテン白色板5上に形成される読み取り領域であり、読
み取り領域Rの正規の位置は図2に示すようにプラテン
白色板5の中央部に設定されている。
【0020】このような構成において、図1に示すよう
に、原稿載置台1上に設置された原稿Pは、PSローラ
4によりその先端部分(読み取り先頭位置)が一旦固定
される。原稿読み取り開始指令がユーザより入力部14
から入力されることにより、原稿Pは再び搬送され、プ
ラテンガラス6とプラテン白色板5との間を通過する際
に、光源7より照明される。
【0021】この照明により生じる原稿Pおよび白色板
5からの反射光は、図中の破線で示す光路中のミラー8
a、8b、8cおよびレンズ9を介してイメージセンサ
10に導かれ、イメージセンサ10にて光電変換を行う
ことにより、原稿Pおよびプラテン白色板5の画像が得
られる。原稿Pはプラテンガラス6とプラテン白色板5
との間および搬送ローラ11を通過後、原稿排出トレイ
3に搬送され、原稿一枚分についての原稿読み取り処理
を終了する。
【0022】上記の原稿読み取り処理において、イメー
ジセンサの読み取り領域の位置のずれや原稿の位置ずれ
に対する補正が行われるが、その補正処理について図3
のフローチャートを用いて説明する。
【0023】図3のステップ01では、イメージセンサ
10は、図1にて原稿PがPSローラ4で位置決めされ
ている状態にて、プラテン白色板5の画像を取り込む。
このプラテン白色板5には図2に示すように、原稿Pの
搬送方向(矢印Aの方向)に対して45度の角度を有す
る平行な黒色の刻印線L1,L2が予め設けられている
ため、この時点ではこの刻印線L1,L2と読み取り領
域Rとの交点A,Bが画像として取り込まれる。
【0024】この際に、イメージセンサ10が読み取り
領域Rにおいて読み取る刻印線L1,L2上の点A,B
の座標により制御部18は領域Rのプラテン白色板に対
する位置を認識する。図2は読み取り領域Rはプラテン
白色板5の中心、つまり正規の位置にある状態を示して
いる。しかし、何等かの原因により読み取り領域Rの位
置がプラテン白板5に対して図4や図5に示すようにず
れている場合、原稿Pの画像は、ずれた状態で読み取ら
れることになる。
【0025】例えば図4に示すように刻印線L1,L2
上の点A1,B1が読み取られ、それらの座標が点A、
Bの座標よりY軸方向に共にΔY1だけ増加している場
合、読み取り領域Rは本来の位置より変化し、原稿送り
方向に対して下流側にずれていることになる。つまり、
この場合は原稿読み取り開始位置が本来の位置より遅れ
ることになる。
【0026】従って、この場合ステップ02にて読み取
り開始位置変更要と判断し、ステップ03にて後の原稿
Pの走査開始位置を、本来の位置より原稿送り方向に対
して下流側とすることにより対処することができる。
【0027】具体的には制御部18が駆動部16に指示
してPSロラ4や搬送ローラ11等により原稿Pを搬送
する際の速度、あるいは搬送タイミングを制御すること
により実現することができる。
【0028】図4の例では読み取られる刻印線L1,L
2上の点A,Bの座標がY軸方向に共に同じだけ増加、
あるいは減少している場合に適用可能であるが、読み取
り領域Rが図5のように斜めに変化し、読み取られる刻
印線L1上の点A2の座標が本来の点Aの座標に対して
ΔY1だけ増加し、刻印線L2上の点B2の座標が本来
の点Bの座標に対してΔY2だけ減少している場合には
適用できない。また図4の場合でも点A1、B1の座標
の増減量が共に同一でない場合には、読み取り開始位置
の変更のみでは対処できない。
【0029】このような場合には、ΔY1、ΔY2、Δ
Y3に基づいて光学系の調整、ここでは図1に示す姿勢
調整部17によってミラー8aの姿勢(角度や位置)を
調整することにより、読み取り領域の位置を正規の位置
(図2)に補正することができる。なお、この場合他の
ミラー8b,8c,レンズ14又はイメージセンサ10
の姿勢を調整しても同等の結果が得られる。
【0030】図3ではステップ04にてステップ02に
て認識した点A1、B1(図4)の座標に基づいてステ
ップ03にて行われる読み取り開始位置修正工程を考慮
した上で、ステップ05にて光学系の調整を行うことと
なる。
【0031】また、前述の光学系の位置補正では、位置
補正量の限界から十分に補正できないことがある。その
場合には、原稿Pより読み込んだ画像情報を制御部18
のRAM21に書き込む際に、その書き込み位置を制御
することにより、追加の補正を行う。
【0032】つまり、図3のステップ06にてステップ
02とステップ04での読み取り位置補正の限界より、
メモリ書込み位置による読み取り位置補正が必要か否か
を判定する。必要な場合にステップ07にて原稿Pを読
み込む際に、その画像情報をRAM21への書込み番地
を予め指定して、読み込む画像情報に対するRAM21
への書込み番地をずらすことにより追加の補正を行うこ
とができる。以上のようにして、原稿読み取り領域Rの
位置を正規の位置に補正することが可能となる。
【0033】次に、原稿Pの設置位置が使用者の設置ミ
ス等によりずれて設置された場合でも、原稿Pに忠実な
読み取りを行うことが可能な手順について説明する。図
6は図3のステップ08における原稿Pの読み取り開始
状態を示す。である。
【0034】図6に示すように原稿Pが斜めに搬送され
るとき、初めて原稿画像として読み込まれた原稿Pの先
端の角点B0と点BとのY座標の差ΔY4と、図7に示
す原稿Pの後端の角点Bnと点BとのY座標の差ΔY5
とを算出する。そして、ΔY4とΔY5とを比較するこ
とにより、原稿Pがずれて設定されていることのみなら
ず、そのずれ量をも認識することができる。
【0035】よってステップ09では原稿のずれを補正
する必要があると判断し、ステップ10では原稿Pより
一旦読み取った画像情報を画像メモリ領域へ記憶する際
に、その書込みアドレスを前述のずれ量に対応させて変
更する。それによって、ステップ11では原稿Pの読み
取りにおいて、原稿Pに忠実な画像読み取りを実施する
ことができる。
【0036】なお、角点B0とBnを読み取る間に、何
らかの原因で読み取り領域の位置Rがずれてしまった場
合では、読み取り画像における刻印線L1,L2の位置
つまり点A,Bがずれることとなる。
【0037】よってこのような場合では、読み取り画像
における点A,Bのずれ量を認識し、このずれ量を踏ま
えた上で角点BnでのΔY5と、ΔY4との差を再度求
めることにより、原稿Pに忠実な画像読み取りを実施す
ることができる。
【0038】なお、上記の処理手順では原稿Pの形状は
正方形又は長方形であることを前提としているが、仮に
台形の形状の原稿Pを読み取る場合では、前述の処理手
順のみでは原稿Pを忠実に読み取ることができない。
【0039】そこで、前述の角点B0やBnと点Bとの
距離を求める際には、図6および図7中の角点A0やA
nと点Aとの距離をも同時に計測し、この両者が共に増
減する場合のみに前述の画像読み取りを行うことによ
り、この問題を解消することができる。
【0040】第2実施例 図8は原稿固定方式のプリンタの構成を示す説明図であ
る。同図においてプリンタ200は、原稿Pを載置する
原稿載置台(透明ガラス板)51、原稿Pを照明しなが
ら矢印G方向(副走査方向)に移動(走査)して原稿P
の画像を読み取る光源ユニット52を備える。
【0041】光学ユニット52は、原稿Pを原稿載置台
51を介して照明する光源53と、原稿Pを主走査方向
に読み取るイメージセンサ(例えば一次元CCD)54
と、原稿Pからの画像光をイメージセンサ54へ導くミ
ラー55a、55b、55cおよびレンズ56とを備え
る。
【0042】さらにプリンタ200は、各種処理条件の
設定や駆動指令などを行う入力部57、光学ユニット5
2を駆動制御する駆動部58、原稿から得られた画像を
印字する印字部59および制御部60を備える。
【0043】制御部60はCPU61、ROM62、R
AM63を備え、イメージセンサ54、入力部57、各
種センサ(図示しない)からの出力を受けて、印字部5
9および駆動部58へ出力するようになっている。
【0044】制御部60のROM62はプリンタ200
の動作プログラムを予め格納し、RAM63は入力部5
7から設定される情報を記憶する設定メモリ領域、イメ
ージセンサ54からの画像データを一時的に格納するバ
ッファメモリ領域、およびCPU61によって処理され
た印字用画像データを格納する画像メモリ領域などを備
える。
【0045】図9は原稿載置台51の上面図であり、原
稿載置台51はその一方の端部に照明光量補正用の白色
板50を備え、白色板50は原稿載置台51との接触面
に黒線L(基準位置マーク)が付設(刻印)されてい
る。
【0046】このような構成における動作を図10に示
すフローチャートを用いて説明する。図10において、
まずステップ101で入力部57から印字要求がなされ
ると、光源53は白色板50を照射する(ステップ10
2)。照射された白色板50からの光源の照射光量と刻
印線Lの位置がイメージセンサ54を介してRAM63
に入力される(ステップ103)。
【0047】次に、ステップ104で、光学ユニット5
2は、原稿位置を検出するためにプレスキャン(予備走
査)を行う。このプレスキャンによって、図9に示す原
稿Pの端点A、Bを検出する。この検出した原稿の角点
A、Bと刻印線Lとの各距離X、Yを算出する(ステッ
プ105)。
【0048】この時XとYの距離が等しい時には(ステ
ップ106)、原稿が斜めに配置されていないため、原
稿の読み取りを実行し(ステップ109)、画像情報を
RAM63の画像メモリ領域に格納する(ステップ11
0)。
【0049】この時XとYの距離に相違が発生した時に
は、原稿の角点A、Bの位置情報から、角点A,B間の
距離を算出するとともに、距離X、Yの差から原稿の傾
き角度θを算出する(ステップ106、ステップ10
7)。
【0050】原稿の傾き角度θが算出されると、制御部
60はRAM63の画像メモリ領域への画像情報書込み
角度をθ度ずらして設定する(ステップ108)。その
後原稿の読み取りが開始されると(ステップ109)、
原稿のずれが補正され画像情報は原稿に忠実に画像メモ
リ領域に格納される(ステップ110)。したがって、
次工程における印字処理を実行すると、原稿がずれた状
態で載置されていても、正規に載置された原稿と同一の
印字物を得ることが可能となる。
【0051】なお、第1および第2実施例では原稿がず
れて設置される要因として、使用者の原稿設置誤りを想
定しているが、使用者によっては意図的に原稿をずらし
て走査させる場合も想定しうる。よって、原稿の設置位
置に忠実な原稿読み取りが可能となるモードをさらに設
け、必要に応じて入力部57でそのモードを設定できる
ようにすると好都合である。
【0052】
【発明の効果】(1)原稿走査中であっても、常に原稿
読み取り位置を確認することができるので、原稿読み取
り中に装置への衝撃等により原稿読み取り位置がずれた
場合でも、原稿に忠実な画像読み取りを実現することが
でき、装置への信頼性を向上させることができる。
【0053】(2)原稿が使用者の設置誤りにより意図
しないずれが発生した場合でも、そのずれを認識し補正
可能であるので、原稿を設置する際に十分な時間をかけ
ることなく粗雑に設置しても、原稿に忠実な画像読み取
りを実現することができ、画像読み取り精度を向上させ
ることができる。
【0054】(3)原稿の読み取り開始位置のずれが自
己認識可能であるので、装置の異常を自動的に認識で
き、装置のメンテナンスに係わる費用を削減することが
できる。
【0055】(4)原稿読取装置における原稿の読み取
り開始位置のずれを、原稿搬送系を制御することにより
調整可能であるので、装置のメンテナンスに係わる費用
を削減し、装置を安価に実現することができる。
【0056】(5)原稿読取装置における原稿の読み取
り開始位置のずれを、光学系を調整することにより補正
可能であるので、装置障害による運用不可状態を低減
し、装置のメンテナンスに係わる費用を削減することが
できる。
【0057】(6)原稿の読み取り開始位置のずれを、
画像情報のメモリ書き込み位置を調整することにより補
正可能であるので、画像情報の補正処理時間や、装置障
害による運用不可状態を低減し、装置のメンテナンスに
係わる費用を削減することができる。
【0058】(7)原稿固定方式の場合において、原稿
が正規の箇所に設置されたか否かを認識可能であるの
で、ずれて設置された原稿による画像情報を事前に認識
可能となり、無駄な印字工程を防止でき、効率的に原稿
読み取りに係わる作業を行うことができる。
【0059】(8)原稿固定方式の場合における原稿の
設置位置が、正規の箇所よりどの程度ずれて設置された
かを認識可能であるので、そのずれに応じて画像情報の
メモリ書き込み位置を調整することにより、この原稿の
ずれを補正可能となり、画像情報の補正処理時間を低減
し、無駄な印字工程を防止でき、効率的に原稿読み取り
に係わる作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の構成を示す構成説明図
である。
【図2】この発明の第1実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図3】この発明の第1実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】この発明の第1実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図5】この発明の第1実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図6】この発明の第1実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図7】この発明の第1実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図8】この発明の第2実施例の構成を示す構成説明図
である。
【図9】この発明の第2実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図10】この発明の第2実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 原稿載置台 2 送出ローラ 3 原稿排出トレイ 4 PSローラ 5 プラテン白色板 6 プラテンガラス板 7 光源 8a ミラー 8b ミラー 8c ミラー 9 レンズ 10 イメージセンサ 11 ローラ 12 ローラ 13 スプリング 14 入力部 15 印字部 16 駆動部 17 姿勢調整部 18 制御部 19 CPU 20 ROM 21 RAM
フロントページの続き (72)発明者 岡本 昌太郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C072 AA01 BA17 DA04 EA05 FB23 LA02 LA04 NA01 NA05 RA03 RA04 UA11 UA13 VA07 XA01 XA04 5C077 LL02 MM03 MM14 MM23 PP05 PP71 PQ12 PQ22 TT02 TT06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送する搬送部と、搬送される原
    稿を支持する支持部材と、支持部材上の原稿を画像デー
    タとして読み取る読み取り部と、支持部材上に設けられ
    た基準位置マークと、読み取り部によって読み取られる
    原稿と基準位置マークとに基づいて支持部材に対する読
    み取り領域の位置ずれを認識する読み取り位置認識部
    と、認識された読み取り領域の位置ずれを補正する読み
    取り位置補正部とを備える原稿読み取り装置。
  2. 【請求項2】 認識された読み取り領域の位置ずれが原
    稿先端に対する読み取り開始位置のずれである請求項1
    記載の原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】 読み取り位置補正部が搬送部に原稿の搬
    送速度又はタイミングを制御させることを特徴とする請
    求項2記載の原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】 読み取り部がイメージセンサとレンズと
    ミラーからなり、読み取り位置補正部がイメージセンサ
    とレンズとミラーの少なくとも1つの姿勢を制御するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の原稿読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 読み取り部によって読み取られる原稿と
    基準位置マークとに基づいて支持部材に対する原稿の位
    置ずれを認識する原稿位置認識部と、認識された原稿の
    位置ずれに基づいて原稿画像データを補正するデータ補
    正部と、補正された原稿画像データを格納するメモリを
    さらに備えた請求項1記載の原稿読み取り装置。
  6. 【請求項6】 原稿を載置する載置部材と、載置部材上
    の原稿を画像データとして読み取る読み取り部と、載置
    部材の近傍に読み取り部によって読み取り可能に設けら
    れた基準位置マークと、読み取り部によって読み取られ
    る原稿と基準位置マークとに基づいて載置部材に対する
    原稿の位置ずれを認識する認識部とを備えた原稿読み取
    り装置。
  7. 【請求項7】 認識された位置ずれに基づいて原稿画像
    データを補正するデータ補正部と、補正された原稿画像
    データを格納するメモリをさらに備える請求項6記載の
    原稿読み取り装置。
  8. 【請求項8】 原稿を搬送する搬送部と、搬送される原
    稿を支持する支持部材と、支持部材上の原稿を画像デー
    タとして読み取る読み取り部と、支持部材上に設けられ
    た基準位置マークと、読み取り部によって読み取られる
    原稿と基準位置マークとに基づいて支持部材に対する原
    稿の位置ずれを認識する原稿位置認識部と、認識された
    原稿の位置ずれに基づいて原稿画像データを補正するデ
    ータ補正部と、補正された原稿画像データを格納するメ
    モリをさらに備えた原稿読み取り装置。
  9. 【請求項9】 基準位置マークが原稿の搬送方向に対し
    て所定角度を有する2本の平行な直線である請求項1又
    は8記載の原稿読み取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428547B1 (ko) * 2002-08-07 2004-04-29 삼성전자주식회사 원고의 선단 감지가 가능한 화상 스캐닝 유니트 및 그 방법
KR200453635Y1 (ko) 2010-12-23 2011-05-19 조민선 스캐너의 스캔이미지 자동 정렬 출력장치

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