JP2000243683A - 電子ビーム露光装置及び電子ビーム露光方法 - Google Patents

電子ビーム露光装置及び電子ビーム露光方法

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JP2000243683A JP11039358A JP3935899A JP2000243683A JP 2000243683 A JP2000243683 A JP 2000243683A JP 11039358 A JP11039358 A JP 11039358A JP 3935899 A JP3935899 A JP 3935899A JP 2000243683 A JP2000243683 A JP 2000243683A
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 一定幅以上のビームを保持してスキャン
させることにより加工のスループットの向上を図ること
のできる電子ビーム露光装置を提供する。 【解決手段】 マスク8に形成された開口8a,8bの
パターン密度の異なる領域81,82,83ごとにパタ
ーンの密度の大きさに応じた形状31,32,33の荷
電粒子ビーム3を照射する。この形状は、パターン密度
が大きい領域82では小さく、小さい領域81では大き
くする。マスク8のパターンの密度がスキャン方向Xに
沿って変化する部分(領域81,82の境界部分)で
は、当該部分で荷電粒子ビームのスキャン速度を連続的
に変化させる。パターンの密度が大きい部分と小さい部
分がスキャン方向Xに対して直交する方向に混在する領
域83では、パターン密度の大きさが切り替わる部分を
境に荷電粒子ビーム3の形状を異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子が透過で
きる開口が所定のパターンで形成されたマスクに荷電粒
子ビームを照射し、前記マスクを透過した前記荷電粒子
ビームで試料に前記マスクの縮小パターンを形成する電
子ビーム露光装置、露光方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】所定のパターンで開口が形成されたマス
クを通してレジストが塗布された試料に荷電粒子ビーム
を照射すると、前記マスクの前記パターンに応じたパタ
ーンが前記試料の表面に形成される。この場合、イオン
の後方散乱によって、所望のパターン幅よりも広幅のパ
ターンが試料に形成される(近接効果)。
【0003】このような近接効果はパターン密度が大き
いところ、つまり、前記パターンが密集していてパター
ン間の間隙が小さいところでは、本来独立して存在すべ
き複数のパターンがつながってしまうという不都合が生
じやすい。このような近接効果を補正するために、パタ
ーン密度の変化に応じて露光量を変化させる方法や、近
接効果を予め考慮して前記マスクの前記開口を予め小幅
に形成しておく方法などがよく知られている。
【0004】しかしながら、前者の方法では、後方散乱
を考慮して所望のパターン幅よりかなり狭い幅のビーム
をスキャンさせなければならず、スループット(生産
性)が著しく低下する。後者の方法では、予め補正量を
考慮して精密にマスクパターンを形成しなければならな
いが、補正量の計算は複雑であるうえ、微調整を行うこ
とが不可能である。コントラストの低下によりレジスト
形状が劣化するという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点にかんがみてなされたもので、ある程度広幅で、ビー
ムをスキャンさせながら近接効果補正を行うことがで
き、加工のスループットの向上を図ることができる電子
ビーム露光装置及び電子ビーム露光方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、試料に形成すべきパター
ンに応じた開口を有するマスクと、このマスクの一定領
域に荷電粒子ビームを照射させるための可変アパーチャ
と、この可変アパーチャを通過した荷電粒子ビームを前
記マスク上でスキャンさせるスキャン手段と、荷電粒子
ビームを前記可変アパーチャに向けて発射するビーム発
生手段とを有する電子ビーム露光装置において、前記可
変アパーチャと前記マスクとの間に配置されたビーム成
形用アパーチャと、前記マスクに形成された異なるパタ
ーン密度に応じて異なる形状の前記荷電粒子ビームを照
射するべく、前記ビーム成形用アパーチャに形成された
異なる形状の複数の開口と、前記荷電粒子ビームを前記
ビーム成形用アパーチャの前記開口に対して相対的に移
動させ、前記開口を切り替える切り換え手段とを有する
構成としてある。
【0007】この構成によれば、可変アパーチャを通過
した荷電粒子ビームは、ビーム成形用アパーチャによっ
て所定のビーム形状にされる。ビーム成形用アパーチャ
には形状の異なる開口が複数形成されていて、荷電粒子
ビームを偏向させたり、ビーム成形用アパーチャをスラ
イドさせたりする切り換え手段によって、形状の異なる
開口を任意に選択することができる。これによって、マ
スクに照射するビームの形状を変換することができる。
そして、マスクのパーターン密度が異なる領域ごとにビ
ーム形状を異ならせてスキャンすることにより、近接補
正を行いつつビームを一定の大きさに保って加工のスル
ープットの向上を図ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記ビーム成形
用アパーチャに形成された前記開口は、前記パターン密
度が大きい領域に対してはスキャン方向の幅が小さく、
前記パターン密度が小さい領域に対してはスキャン方向
の幅が大きい荷電粒子ビームを照射するように開口を形
成した構成としてある。
【0009】ビーム成形用アパーチャに形成する開口
は、具体的には、照射される荷電粒子ビームの形状が、
パターン密度が大きい領域ではスキャン方向に幅が小さ
く、パターン密度が小さい領域ではスキャン方向に幅が
大きくなるように形成する。これにより、ビームを常に
一定以上の大きさに保持することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記パターン密
度が大きい部分と前記パターン密度が小さい部分とが混
在する領域に対しては、前記パターン密度が大きい部分
と小さい部分とで形状を異ならせた荷電粒子ビームを照
射するように前記開口を形成した構成としてある。
【0011】この構成によれば、スキャン方向と直交す
る方向にパターン密度が異なる部分が混在する領域で
も、一回のスキャンによって試料に所望のパターンを形
成することができる。これにより、さらに加工のスルー
プットの向上を図ることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、試料に形成すべ
きパターンに応じた開口を有するマスクと、このマスク
の一定領域に荷電粒子ビームを照射させるための可変ア
パーチャと、この可変アパーチャを通過した荷電粒子ビ
ームを前記マスク上でスキャンさせるスキャン手段と、
荷電粒子ビームを前記可変アパーチャに向けて発射する
ビーム発生手段とを有する電子ビーム露光装置におい
て、前記可変アパーチャと前記マスクとの間に配置され
たビーム成形用アパーチャと、前記ビーム成形用アパー
チャに形成され、前記マスクのパターン密度が異なる領
域ごとに前記荷電粒子ビームの照射形状を異ならせるべ
く、異なる形状部分を有する開口と、前記可変アパーチ
ャを通過した荷電粒子ビームを前記開口に沿って相対移
動させながら、前記荷電粒子ビームを前記開口に形成さ
れた前記異なる形状部分に照射させる前記荷電粒子ビー
ムの照射位置移動手段とを有する構成としてある。
【0013】この構成によれば、一つ又は数個といった
少ない開口を形成すれば、前記開口へのビームの照射位
置を変えるだけでマスクに照射されるビーム形状を変更
することができる。従って、ビーム形状の切り換えに時
間がかからず加工のスループットをさらに向上させるこ
とが可能になる。また、ビーム成形用アパーチャの製造
コストも低廉にすることができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、荷電粒子が通過
できる開口が形成されたマスクに荷電粒子ビームを照射
し、前記マスクを通過した前記荷電粒子ビームを試料に
照射して前記マスクの開口に応じたパターンを前記試料
に形成する電子ビーム露光方法において、前記マスクに
形成された前記パターン密度の異なる領域ごとに、荷電
粒子ビームを前記パターン密度の大きさに応じた形状で
照射する電子ビーム露光方法としてある。
【0015】この方法によれば、パターン密度の違う領
域ごとにビーム形状を変えることにより、ビームを常に
一定以上の幅に保持して照射することができるので、加
工のスループットの向上を図ることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記パターン密
度が大きいところでは前記荷電粒子ビームの形状を小さ
く、前記パターン密度が小さいところでは前記荷電粒子
ビームの形状を大きくした電子ビーム露光方法としてあ
る。ビーム形状は、具体的にはパターン密度が大きいと
ころでは小さく、小さいところでは大きくする。この方
法により、一定以上の大きさのビームを常にマスクに照
射することができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、前記パターン密
度の大きい部分と小さい部分が、前記スキャン方向に対
して直交する方向に混在するところでは、前記パターン
密度が大小切り替わる部分で照射される前記荷電粒子ビ
ームの形状を異ならせた電子ビーム露光方法としてあ
る。この方法により、パターン密度が大小異なる部分を
含む領域も一回のスキャンによって所望のパターンを試
料に形成することができるので、加工のスループットを
さらに向上させることができる。
【0018】請求項8に記載の発明は、前記パターン密
度がスキャン方向に沿って大小変化するところでは、前
記パターン密度が変化する部分で荷電粒子ビームのスキ
ャン速度を連続的に変化させた電子ビーム露光方法とし
てある。パターン密度がスキャン方向に沿った方向に変
化するところでは、このように連続的に速度を変えてス
キャンすることにより、スキャン時間の短縮を図ること
ができる。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項5乃至請
求項8に記載の方法を実施するためのプログラムを格納
した記憶媒体として構成してある。記憶媒体には、RO
MやRAMなどのメモリ、ハードディスクやCD,DV
D,FDなどの磁気又は光記憶媒体の他、通信手段を介
してサーバなどからダウンロードする場合も含まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の露光装置を、図
面にしたがって説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかり、電子ビーム露光装置の構成を説明するための概
略図である。
【0021】電子ビーム露光装置1は、荷電粒子ビーム
を発生させるビーム発生装置としての電子銃2と、矩形
状の開口4aが形成され、この開口4aを通過させるこ
とによって電子銃2から発射された荷電粒子ビーム3の
形状を整える可変性形用アパーチャ4と、この可変性形
用アパーチャ4を通過した荷電粒子ビーム3を偏向させ
るアパーチャ選択偏向装置5と、このアパーチャ選択偏
向装置5の下方に設けられ、形状の異なる複数の開口6
aが形成されたビーム成形用アパーチャ6と、このビー
ム成形用アパーチャ6を通過した荷電粒子ビーム3を偏
向させるスキャン用偏向装置7と、このスキャン用偏向
装置7の下方に設けられ、ステージ10上に位置決めし
て載置された試料であるウエハWに所定の配線パターン
を露光形成するためのマスク8とから概略形成される。
【0022】電子銃2から発射された荷電粒子ビーム3
は可変ビーム成形用アパーチャ4の開口4aを通り、ア
パーチャ選択偏向装置5によって偏向されてビーム成形
用アパーチャ6の所定の開口6aを通る。開口6aを通
過した荷電粒子ビーム3は、ビームスキャン用偏向装置
7で図1中の矢印Xで示す方向にマスク8上をスキャン
される。マスク8にはウエハWに形成すべき配線パター
ンに応じて開口8aが形成されているので、スキャンと
ともにウエハW上には所定の配線パターンが露光形成さ
れる。
【0023】図2は図1の電子ビーム露光装置に使用さ
れるマスクに形成されたパターン及びこのマスクに照射
されるビームの形状を説明する平面図である。図中に座
標軸で示すように、図の上下方向をY方向、左右方向を
X方向とする。この実施形態では、説明の便宜上マスク
8の左方領域をパターン密度の小さい第1領域81、マ
スク8の右上領域をパターン密度の大きい第2領域8
2、マスク8の右下領域を、パターン密度の大きい部分
(上)及び小さい部分(下)を混在して含む第3領域8
3とする。
【0024】第1領域81には、Y軸方向に沿ってマス
ク8の全幅わたって延びる単一の線状の開口8aが形成
され、第2領域62には複数本の平行な同一長さの開口
8bがマスク8の周縁からY軸方向の途中部位まで形成
される。開口8bは、その一部が第3領域83内まで達
する。マスク8におけるX軸線方向のスキャンは荷電粒
子ビーム3を偏向させて行い、Y軸線方向のスキャンは
荷電粒子ビーム3の偏向とステージ10の移動によって
行う。
【0025】ビーム成形用アパーチャ6には、この実施
形態では形状の異なる3種類の開口6aが形成される。
この開口6aの形状は以下のようにして決定される。ウ
エハWがベアシリコンの場合には、パターン密度の小さ
い第1領域81部にはパターン密度の大きい第2領域8
2の約1.7倍の露光量が必要とされる。任意の点の最
適な露光量はその地点を通過するビームの幅と比例関係
にあることが知られている。そこで、X方向のスキャン
速度が一定の場合には、第1領域81の荷電粒子ビーム
3の照射形状(図中符号31で示すような形状)が、第
2領域82の照射形状(図中符号32で示すような形
状)よりもスキャン方向(X方向)に1.7倍大きい幅
を有するように形成する。
【0026】第1領域81と第2領域82の境界部分
(各領域の境界部分を図2中二点鎖線で示す)では、荷
電粒子ビーム3の照射形状を符号31で示す形状又は符
号32で示す形状のいずれかに選択し、スキャン速度を
連続的に変化させるようにすればよい、例えば、マスク
8に照射される荷電粒子ビームの形状を符号31で示す
形状に選択した場合には、前記境界部分で連続的にスキ
ャン速度を上昇させていけばよい。
【0027】第3領域83は、パターン密度が大きい部
分と小さい部分とでスキャン方向の幅を異ならせる。パ
ターン密度が大きい上方部分の幅は符号32に示す照射
形状とほぼ同一幅にする。従って、この実施形態では、
符号33に示すように荷電粒子ビーム3の照射形状は台
形状になる。もちろん、パターン密度の分布状況によっ
て照射形状を種々変更するとよい。
【0028】なお、符号31,32,33で示した形状
の具体的な寸法は、露光量近接効果補正アルゴリズムよ
り選択された最適露光量から決定することができる。こ
の場合、パターン密度の大きい部分(上側部分)のスキ
ャン方向の幅は、符号32で示す形状の幅と同一にす
る。
【0029】上記のようにして形状及び寸法が決定され
たビーム成形用アパーチャ6の開口6aの選択は、アパ
ーチャ選択偏向装置5によって荷電粒子ビーム3を偏向
させることにより行うことができる。この発明の好適な
実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態
に限定されるものではない。
【0030】例えば、上記の実施形態ではビーム形状に
応じた開口をビーム成形用アパーチャに複数形成し、前
記荷電粒子ビームを偏向させることによって開口6aを
切り替えるものとして説明したが、可変成形方式を用い
てビーム形状を変更するようにしてもよい。
【0031】図3は可変成形方式による電子ビーム露光
装置の概略図である。可変成形方式では、ビーム成形用
アパーチャ6'の上で荷電粒子ビーム3をX方向にスキ
ャンさせる。ビーム成形用アパーチャ6'には、図示す
るような形状の開口6a'が形成されている。この開口
6a'に対して荷電粒子ビーム3を図中矢印の方向にス
キャンさせると、荷電粒子ビーム3の形状はスキャンに
ともなって連続的に変化する。
【0032】すなわち、第1領域81,第2領域82及
び両領域81,82の間では、単一の開口6a'に沿っ
て荷電粒子ビーム3をX方向にスキャンさせるだけで上
記の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、
第3領域83については、上記の実施形態と同様であ
る。このような可変成形方式を用いると、ビーム成形用
アパーチャ6'に形成する必要のある開口6a'の数を少
なくすることができる。
【0033】
【発明の効果】この発明の露光装置及び露光方法によれ
ば以下のような効果を奏する。マスクのパターン密度が
大きいところと小さいところとで照射ビームの形状を切
り替えることにより、一定状の照射面積を保ちながら試
料に荷電粒子ビームを照射させることが可能になり、加
工のスループットの向上を図ることができる。
【0034】また、スキャン方向と直交する方向に異な
るパターン密度が混在するところでは、パターン密度の
違いに応じてビーム形状を異ならせることにより、パタ
ーン密度が切り替わる部分で開口を切り替える必要なく
なり、照射時間をさらに短縮することができる。さら
に、可変成形方式を用いれば、少ない開口でパターン密
度の変化に連続的に対応することが可能になり、加工効
率をさらに向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかり、電子ビーム露光
装置の構成を説明するための概略図である。
【図2】図1の電子ビーム露光装置に使用されるマスク
に形成されたパターン及びこのマスクに照射されるビー
ムの形状を説明する平面図である。
【図3】本発明の他の実施形態にかかり、可変成形方式
による電子ビーム露光装置の概略図である。
【符号の説明】
1 電子ビーム露光装置 2 電子銃 3 荷電粒子ビーム 4 可変ビーム成形用アパーチャ 4a 開口 5 アパーチャ選択偏向装置 6,6' ビーム成形用アパーチャ 6a,6a' 開口LSIチップ 7 ビームスキャン用偏向装置 8 マスク 8a,8b 開口 10 ステージ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に形成すべきパターンに応じた開口
    を有するマスクと、このマスクの一定領域に荷電粒子ビ
    ームを照射させるための可変アパーチャと、この可変ア
    パーチャを通過した荷電粒子ビームを前記マスク上でス
    キャンさせるスキャン手段と、荷電粒子ビームを前記可
    変アパーチャに向けて発射するビーム発生手段とを有す
    る電子ビーム露光装置において、 前記可変アパーチャと前記マスクとの間に配置されたビ
    ーム成形用アパーチャと、 前記マスクに形成された異なるパターン密度に応じて異
    なる形状の前記荷電粒子ビームを照射するべく、前記ビ
    ーム成形用アパーチャに形成された異なる形状の複数の
    開口と、 前記荷電粒子ビームを前記ビーム成形用アパーチャの前
    記開口に対して相対的に移動させ、前記開口を切り替え
    る切り換え手段と、 を有することを特徴とする電子ビーム露光装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム成形用アパーチャに形成され
    た前記開口は、前記パターン密度が大きい領域に対して
    はスキャン方向の幅が小さく、前記パターン密度が小さ
    い領域に対してはスキャン方向の幅が大きい荷電粒子ビ
    ームを照射するように開口を形成したことを特徴とする
    請求項1に記載の電子ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン密度が大きい部分と前記パ
    ターン密度が小さい部分とが混在する領域に対しては、
    前記パターン密度が大きい部分と小さい部分とで形状を
    異ならせた荷電粒子ビームを照射するように前記開口を
    形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の電子ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 試料に形成すべきパターンに応じた開口
    を有するマスクと、このマスクの一定領域に荷電粒子ビ
    ームを照射させるための可変アパーチャと、この可変ア
    パーチャを通過した荷電粒子ビームを前記マスク上でス
    キャンさせるスキャン手段と、荷電粒子ビームを前記可
    変アパーチャに向けて発射するビーム発生手段とを有す
    る電子ビーム露光装置において、 前記可変アパーチャと前記マスクとの間に配置されたビ
    ーム成形用アパーチャと、 前記ビーム成形用アパーチャに形成され、前記マスクの
    パターン密度が異なる領域ごとに前記荷電粒子ビームの
    照射形状を異ならせるべく、異なる形状部分を有する開
    口と、 前記可変アパーチャを通過した荷電粒子ビームを前記開
    口に沿って相対移動させながら、前記荷電粒子ビームを
    前記開口に形成された前記異なる形状部分に照射させる
    前記荷電粒子ビームの照射位置移動手段と、 を有することを特徴とする電子ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 荷電粒子が通過できる開口が形成された
    マスクに荷電粒子ビームを照射し、前記マスクを通過し
    た前記荷電粒子ビームを試料に照射して前記マスクの開
    口に応じたパターンを前記試料に形成する電子ビーム露
    光方法において、 前記マスクに形成された前記パターン密度の異なる領域
    ごとに、荷電粒子ビームを前記パターン密度の大きさに
    応じた形状で照射することを特徴とする電子ビーム露光
    方法。
  6. 【請求項6】 前記パターン密度が大きいところでは前
    記荷電粒子ビームの形状を小さく、前記パターン密度が
    小さいところでは前記荷電粒子ビームの形状を大きくし
    たことを特徴とする請求項5に記載の電子ビーム露光方
    法。
  7. 【請求項7】 前記パターン密度の大きい部分と小さい
    部分が、前記スキャン方向に対して直交する方向に混在
    するところでは、前記パターン密度が大小切り替わる部
    分で照射される前記荷電粒子ビームの形状を異ならせた
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電子ビ
    ーム露光方法。
  8. 【請求項8】 前記パターン密度がスキャン方向に沿っ
    て大小変化するところでは、前記パターン密度が変化す
    る部分で荷電粒子ビームのスキャン速度を連続的に変化
    させたことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれ
    かに記載の電子ビーム露光方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至請求項8のいずれかに記載
    の方法を実施するためのプログラムを格納した記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6507034B1 (en) * 1999-09-10 2003-01-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Charge beam exposure apparatus, charge beam exposure method, and charge beam exposure mask
JP2006128564A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Toshiba Corp 荷電ビーム露光装置および荷電ビーム制御方法

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