JP2000243636A - 三相マルチレベルインバータ用変圧器 - Google Patents

三相マルチレベルインバータ用変圧器

Info

Publication number
JP2000243636A
JP2000243636A JP11046522A JP4652299A JP2000243636A JP 2000243636 A JP2000243636 A JP 2000243636A JP 11046522 A JP11046522 A JP 11046522A JP 4652299 A JP4652299 A JP 4652299A JP 2000243636 A JP2000243636 A JP 2000243636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
winding
secondary windings
transformer
primary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11046522A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kurokawa
崇 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11046522A priority Critical patent/JP2000243636A/ja
Publication of JP2000243636A publication Critical patent/JP2000243636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/483Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
    • H02M7/49Combination of the output voltage waveforms of a plurality of converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/12Arrangements for reducing harmonics from ac input or output
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M5/00Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases
    • H02M5/02Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc
    • H02M5/04Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters
    • H02M5/10Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using transformers
    • H02M5/14Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using transformers for conversion between circuits of different phase number

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次電流歪みを低減し、二次側短絡時に生じ
る短絡機械力を小さくし、二次巻線相互間に必要な絶縁
強度を下げること。 【解決手段】 三相三脚鉄心の脚29aの周囲に一次巻
線19を巻回し、さらにその外周に9個の二次巻線20
a〜20iを脚29aに沿った方向に並んだ状態に巻回
する。一次巻線19を脚方向に対して3分割し、分割し
た一次分割巻線19a、19b、19cを互いに並列に
接続する。二次巻線20a〜20iは、+20°、0
°、−20°の電圧位相を有する3個の二次巻線から構
成される3つの巻線群28x、28y、28zに分けら
れる。各巻線群28x〜28zにおける各3個の二次巻
線の電圧位相およびその配設順序は、同じとなるよう構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、n個(n≧2)の
交流入力単相インバータ回路を直列接続することにより
構成されるインバータユニットを三相スター結線して構
成した三相マルチレベルインバータに対し、当該各単相
インバータ回路に交流電圧を供給するための三相マルチ
レベルインバータ用変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】三相マルチレベルインバータ装置は、昇
圧変圧器などを用いることなく高圧の交流電圧を直接生
成して出力するもので、例えば高圧の電動機を駆動する
ために用いられるものである。この三相マルチレベルイ
ンバータ装置は、一般に、三相マルチレベルインバータ
回路と、この三相マルチレベルインバータ回路に交流電
圧を供給するための三相変圧器とから構成されている。
【0003】三相マルチレベルインバータ回路は、n個
(n≧2)の単相インバータ回路の出力端子を直列に接
続して多段構成としたインバータユニットを、さらに三
相スター結線することにより構成されている。この三相
マルチレベルインバータ回路に用いられる(3×n)個
の単相インバータ回路は互いに絶縁された状態にあり、
それぞれ交流直流変換回路および単相ブリッジ構成のス
イッチング回路から構成されている。そして、インバー
タユニットについての三相スター結線の中性点は接地抵
抗を介して接地され、三相スター結線のU相、V相、W
相の各出力端子には例えば高い定格電圧を有する誘導電
動機の各相巻線端子が接続されるようになっている(図
2参照)。
【0004】上記構成の三相マルチレベルインバータ回
路の制御回路は、各相のインバータユニットにおいて当
該インバータユニットを構成するn個の単相インバータ
回路の出力電圧が同位相となるように制御するととも
に、各相のインバータユニットが出力する出力電圧の位
相差が互いに120°となるように制御する。その結
果、1台の三相インバータ回路を用いた場合、または単
体の単相インバータ回路を三相スター結線した場合に比
べ、より高い三相交流電圧を容易に得ることが可能とな
る。
【0005】さて、三相マルチレベルインバータ回路に
用いられる単相インバータ回路の対地電圧は、出力端子
に接続された単相インバータ回路において最大となり、
その対地電圧は単相インバータ回路の出力電圧のn倍と
なる。また、各インバータユニット間の電圧は、各イン
バータユニットにおいて出力端子に接続された単相イン
バータ回路相互間において最大となり、その電圧は単相
インバータ回路の出力電圧の(31/2×n)倍とな
る。従って、三相マルチレベルインバータ回路を構成す
る各単相インバータ回路には、それぞれ電気的に絶縁さ
れ、且つ単相インバータに加わる電圧に耐え得るだけの
絶縁強度を有した多出力の交流電圧源が必要となる。
【0006】この交流電圧源としては、単相インバータ
回路の個数((3×n)個)と同数の二次単巻線形の三
相変圧器、あるいは当該個数と同数の二次巻線を備えた
1台の二次多巻線形の三相変圧器などが考えられるが、
経済性の面からみて後者の二次多巻線形の三相変圧器が
用いられている。この場合、二次巻線の巻線構造につい
ても種々考えられる。しかし、例えば脚の周囲に全ての
二次巻線を径方向に順に重ねて巻回したり、各二次巻線
を脚に沿った方向(以下、脚方向と称す)に複数に分割
しその分割した各二次巻線を脚の周囲に径方向に順に重
ねて巻回したりすると、巻線数および二次口出し端子数
が増加してコスト高となってしまう。
【0007】そこで、従来においては、図9に示す構造
の三相変圧器が用いられていた。この図9は、n=3と
した構成の三相マルチレベルインバータ回路に対して用
いられる三相変圧器の巻線構成をその1脚について示し
たものである。この図9において、三相変圧器1は、三
相三脚鉄心の脚1aの周囲に一次巻線2を巻回し、さら
にその外周に(3×n)個(=9個)の二次巻線3a〜
3iを脚方向に並んだ状態に巻回することにより構成さ
れている。一次巻線2は、他の脚に巻回された巻線(図
示せず)との間でスター結線または三角結線された上で
例えば商用の三相交流電源に接続される。また、二次巻
線3a〜3iは、それぞれ他の脚に巻回された巻線(図
示せず)との間で三相結線された上で単相インバータ回
路に接続される。
【0008】ここで、二次巻線3a、3d、3gは、U
相のインバータユニットにおいて中性点側(低圧側)か
ら出力端子側(高圧側)に直列に設けられた3つの単相
インバータ回路に順に接続される。また、二次巻線3
b、3e、3hは、V相のインバータユニットの単相イ
ンバータ回路に対して同様に接続され、二次巻線3c、
3f、3iは、W相のインバータユニットの単相インバ
ータ回路に対して同様に接続される(図2参照)。
【0009】ところで、単相インバータ回路の交流直流
変換回路は三相ダイオードブリッジ回路と平滑コンデン
サとから構成されている場合が多く、この場合単相イン
バータ回路の入力電流すなわち三相変圧器の二次巻線に
流れる電流は大きく歪んでしまう。そして、三相変圧器
の一次巻線に流れる電流は、各二次巻線に流れる電流を
電流変成比倍して加算したものとなるので、二次巻線に
流れる電流の歪みはそのまま一次巻線に流れる電流にも
現れてしまい、別途高調波電流に対する対策が必要とな
ってしまう。
【0010】そこで、三相変圧器は、二次巻線の出力電
圧に所定の位相差が生じるような結線方法を用いること
により、上記電流歪みを抑制するようになっている。す
なわち、各インバータユニットを構成するn個の単相イ
ンバータ回路にそれぞれ接続されるn個の二次巻線が、
互いに(60/n)°の電圧位相差が生じるような巻線
構成とされている。例えば、図9に示す三相変圧器1
は、二次巻線3d〜3fが三角結線とされ、二次巻線3
a〜3cが辺延三角結線とされて前記二次巻線3d〜3
fに対してそれぞれ+20°の電圧位相差を有し、さら
に二次巻線3g〜3iが辺延三角結線とされて前記二次
巻線3d〜3fに対してそれぞれ−20°の電圧位相差
を有するように構成されている。このように、互いに位
相差を有する二次電流の重ね合わせにより二次電流歪み
が相殺され、一次電流歪みが抑制される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構成の三
相変圧器においては、例えば図9に示すように、一次巻
線2の中心部付近に配設された二次巻線は、一次−二次
間の結合が高くパーセントインピーダンスが小さくなり
二次電流が大きくなる。一方、一次巻線2の上下端部付
近に配設された二次巻線は、一次−二次間の結合が低く
パーセントインピーダンスが大きくなり二次電流が小さ
くなる。従って、図9において、三角結線の二次巻線3
d〜3fに流れる電流が大きくなり、+20°の電圧位
相差を有する辺延三角結線の二次巻線3a〜3cに流れ
る電流と−20°の電圧位相差を有する辺延三角結線の
二次巻線3g〜3iに流れる電流とが小さくなる。その
結果、互いに電圧位相が異なる二次巻線の二次電流歪み
に差が生じ、二次電流歪みを相殺することができなくな
り、一次電流歪みを十分に低減することができなくな
る。
【0012】また、一次巻線2と各二次巻線3a〜3i
との脚方向の寸法差が非常に大きくなっている。このよ
うな構造の場合、特に一次巻線2の上下端部に近い部分
に配設された二次巻線(例えば二次巻線3a、3i)で
短絡事故が発生すると、一次巻線2とこれら二次巻線3
a、3iとの間には脚方向に大きな反発力(短絡機械
力)が作用する。そのため、三相変圧器1は、この短絡
機械力に抗するだけの巻線保持構造が必要となり、コス
トの上昇などを招いていた。
【0013】さらに、図9に示す三相変圧器1の二次巻
線3a〜3iの配置によれば、二次巻線3a、3b間、
3b、3c間、3d、3e間、3e、3f間、3g、3
h間、3h、3i間の絶縁強度は、単相インバータ回路
の出力電圧よりも高くなるように設計する必要がある。
特に、二次巻線3g、3h、3iは、電位差が最大とな
る単相インバータ回路にそれぞれ接続されているので、
二次巻線3g、3h間および3h、3i間には特に高い
絶縁強度が必要となる。その結果、これら二次巻線間の
絶縁距離が大きくなり三相変圧器1が大型化しコストが
上昇する。また、三相変圧器1を構成する鉄心材料が増
加するので鉄損が増加し変圧器効率が低下する。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、第1に一次電流歪みが小さい三相
マルチレベルインバータ用変圧器を提供し、第2に二次
側短絡時に生じる短絡機械力を小さくすることにより巻
線保持構造を簡単化できる三相マルチレベルインバータ
用変圧器を提供し、第3に二次巻線相互間の絶縁距離を
小さくすることにより小形化が可能な三相マルチレベル
インバータ用変圧器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した三相マルチレベルインバータ用
変圧器は、n個(n≧2)の交流入力単相インバータ回
路を直列接続することにより構成されるインバータユニ
ットを三相スター結線して構成した三相マルチレベルイ
ンバータに対し、前記各単相インバータ回路に交流電圧
を供給するための三相マルチレベルインバータ用変圧器
において、三相三脚鉄心の各脚の周囲に、一次巻線と前
記各単相インバータにそれぞれ接続される(3×n)個
の二次巻線とを巻回して構成され、前記一次巻線は、前
記脚に沿った方向に対して複数に分割されるとともにこ
れら分割された複数の巻線が並列に接続された状態とな
るように形成され、前記(3×n)個の二次巻線は、前
記脚に沿った方向に並んだ状態に配設されていることを
特徴とする。
【0016】この構成によれば、一次巻線が脚に沿った
方向に対して複数に分割され、脚に沿った方向に並んだ
各二次巻線は最も近接して配設された分割後の一次巻線
との間で結合する。これら分割された各一次巻線は並列
に接続されているので、一次巻線の脚に沿った方向の寸
法が実効的に短くなる。その結果、分割された各一次巻
線と二次巻線との寸法差が小さくなり、分割された各一
次巻線に対する二次巻線の配設位置による一次−二次間
のパーセントインピーダンスの差が小さくなる。これに
より、二次電流歪みの差が小さくなり一次電流歪みが減
少する。
【0017】また、分割された各一次巻線と二次巻線と
の寸法差が小さくなるので、二次巻線に短絡が発生した
場合における一次、二次巻線間に作用する短絡機械力が
小さくなる。これにより、巻線の保持強度を下げること
ができ、巻線保持構造を簡単化してコストの低減、変圧
器の小型化を図ることができる。
【0018】請求項2に記載した三相マルチレベルイン
バータ用変圧器は、三相スター結線されたインバータユ
ニットを構成する単相インバータ回路に交流電圧を供給
するための三相マルチレベルインバータ用変圧器におい
て、三相三脚鉄心の各脚の周囲に、一次巻線と前記各単
相インバータにそれぞれ接続される(3×n)個の二次
巻線とを巻回して構成され、前記(3×n)個の二次巻
線は、n個の二次巻線から形成される3つの巻線群に分
けられた状態で前記脚に沿った方向に並んだ状態に配設
され、前記3つの巻線群は、当該巻線群を形成するn個
の二次巻線の電圧位相およびその配設順序について互い
に同一構成を有するとともに、これらn個の二次巻線
は、電圧位相が互いに(60/n)°だけ異なるような
巻線構成を有していることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、電圧位相が互いに(6
0/n)°だけ異なるn個の二次巻線が一定の順序に従
って並んだ巻線群が、一次巻線の一端部から他端部に向
かって脚に沿った方向に3個配設される。つまり、同一
の電圧位相を有する3個の二次巻線は、異なる電圧位相
を有する(n−1)個の二次巻線を間に挟んだ状態に分
散して配設される。このような巻線構成によれば、個々
の二次巻線と一次巻線との間の結合には粗密が生ずるも
のの、同一の電圧位相を有する3個の二次巻線について
二次巻線と一次巻線との間の結合は平均化され、何れの
電圧位相を有する二次巻線についてもほぼ同じ結合度と
なる。従って、ある電圧位相を有する3個の二次巻線に
流れる電流の和により一次側に流れる電流は、他の電圧
位相の場合であってもほぼ同じ大きさの電流となり、一
次側において電流歪みが互いに相殺されるので一次電流
歪みが減少する。
【0020】この場合、一次巻線を、三相三脚鉄心の脚
に沿った方向に対して複数に分割するとともに、それら
分割した複数の巻線が並列に接続された状態となるよう
に形成することが好ましい(請求項3)。この構成によ
れば、上述したように二次巻線に短絡が発生した場合に
おける短絡機械力を低減できるとともに、一次電流歪み
を一層低減することができる。
【0021】また、互いに隣接した状態で直列接続され
ている単相インバータ回路に接続される二次巻線を、互
いに隣接した状態で配設することが好ましい(請求項
4)。この構成によれば、1つのインバータユニットを
構成するn個の単相インバータ回路に接続されるn個の
二次巻線は、それぞれ対応する単相インバータ回路の接
続順序に従って隣接して配設されるので、これら隣接す
る二次巻線同士は単相インバータ回路の出力電圧に耐え
得るだけの絶縁強度を有すれば十分となる。従って、二
次巻線相互の絶縁距離を小さくすることで変圧器を小型
化することができるとともに、変圧器の鉄心材料が減る
ので鉄損が減少する。
【0022】さらに、一次巻線を脚に沿った方向に対し
て複数に分割するとともにそれら分割した複数の巻線を
並列に接続する構成において、複数に分割された各一次
巻線毎に電流検出器を設けると良い(請求項5)。この
構成によれば、分割された各一次巻線と結合関係にある
二次巻線数が減少し、定格時における分割された各一次
巻線についての定格一次電流が低下する。つまり、二次
側で短絡が発生した場合、当該分割された各一次巻線毎
に設けた電流検出器により検出される一次電流がその定
格一次電流に比べ大きく増加する。従って、短絡の発生
を容易に且つ迅速に検出可能となり、変圧器を確実に保
護できるという効果が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態(請求項1に対応)について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。図2には、三相マル
チレベルインバータ装置の電気的構成が概略的に示され
ている。この図2において、三相マルチレベルインバー
タ装置11は、三相マルチレベルインバータ12と、三
相マルチレベルインバータ用変圧器13(以下、三相変
圧器13と称す)とから構成されている。
【0024】三相マルチレベルインバータ12は、3つ
(n=3)の単相インバータ回路14a、14d、14
gの各出力端子を直列接続して構成したインバータユニ
ット15u、単相インバータ回路14b、14e、14
hの各出力端子を直列接続して構成したインバータユニ
ット15v、および単相インバータ回路14c、14
f、14iの各出力端子を直列接続して構成したインバ
ータユニット15wを三相スター結線することにより構
成されている。単相インバータ回路14a、14b、1
4cの出力端子の各一端子を接続して得られる中性点
は、接地抵抗16を介して接地されている。また、単相
インバータ回路14g、14h、14iの出力端子の各
一端子は、それぞれ出力端子17u、17v、17wに
接続されている。これら出力端子17u、17v、17
wには、負荷として例えば高い定格電圧を有する誘導電
動機18の各相巻線端子が接続されている。
【0025】各単相インバータ回路14a〜14iは、
例えば三相ダイオードブリッジ回路および平滑コンデン
サからなる交流直流変換回路と、高耐圧IGBTなどの
スイッチング素子を単相ブリッジ構成としたスイッチン
グ回路とから構成されており、互いに絶縁されている。
また、図示しない制御回路は、例えばベクトル制御によ
って生成した正弦波状の変調信号に対してパルス幅変調
(PWM)を行って転流信号を得、その転流信号を例え
ば光ケーブルによりスイッチング素子の制御端子(ゲー
ト端子)に送るようになっている。
【0026】一方、図1には、三相変圧器13の巻線配
置がその1脚についての縦断面図として模式的に示され
ている。この図1において、三相変圧器13は、三相三
脚鉄心の脚13aの周囲に一次巻線19を巻回し、さら
にその外周に9個(=(3×n)個)の二次巻線20a
〜20iを脚13aに沿った方向(以下、脚方向と称
す)に並んだ状態に巻回することにより構成されてい
る。一次巻線19は脚方向に対して3分割されており、
これら分割された一次分割巻線19a、19b、19c
は互いに並列に接続されている。また、一次巻線19
は、他の脚に巻回された一次巻線(図示せず)との間で
三相スター結線(または三角結線)された上で、入力端
子21u、21v、21w(図2参照)に接続されてい
る。なお、これら入力端子21u、21v、21wに
は、例えば商用の三相交流電源22が接続さている。
【0027】二次巻線20a〜20iは、それぞれ他の
脚に巻回された巻線(図示せず)との間で三相結線され
た上で単相インバータ回路14a〜14iの入力端子に
接続されている。ここで、二次巻線20d〜20fは三
角結線とされ、二次巻線20a〜20cは辺延三角結線
とされて前記二次巻線20d〜20fに対してそれぞれ
+20°の電圧位相差を有し、さらに二次巻線20g〜
20iは辺延三角結線とされて前記二次巻線20d〜2
0fに対してそれぞれ−20°の電圧位相差を有するよ
うに構成されている。
【0028】次に、本実施形態の作用および効果につい
て説明する。三相マルチレベルインバータ装置11の制
御回路(図示せず)は、インバータユニット15u、1
5v、15wをそれぞれ構成する各3台の単相インバー
タ回路の出力電圧が同位相となるとともに、各相のイン
バータユニット15u、15v、15wが出力する出力
電圧の位相差が互いに120°となるように位相の制御
を行う。その結果、出力端子17u、17v、17wに
は、単体の単相インバータ回路14a〜14iが出力す
る電圧の3倍の相電圧を有する三相交流電圧が得られ
る。
【0029】図1に示す三相変圧器13においては、一
次分割巻線19aと二次巻線20a〜20cとが結合
し、一次分割巻線19bと二次巻線20d〜20fとが
結合し、一次分割巻線19cと二次巻線20g〜20i
とが結合している。一般に変圧器のパーセントインピー
ダンスは、二次巻線とこの二次巻線に最も近接した一次
巻線との結合度に依存して決まる。三相変圧器13にお
いては、一次巻線19が分割構造とされ、各一次分割巻
線19a〜19cと各二次巻線20a〜20iとの脚方
向の寸法差が小さいので、二次巻線20a〜20iが巻
回される脚方向の位置に起因する一次、二次間の結合度
のばらつき、すなわちパーセントインピーダンスのばら
つきが小さくなる。その結果、二次電流波形のばらつき
が減少して一次電流歪みが小さくなり、三相変圧器13
の一次側における高調波電流の抑制効果が大きくなる。
【0030】また、二次巻線20a〜20iの何れかに
おいて巻線短絡が発生すると、その短絡した二次巻線と
結合する一次分割巻線にほとんどの短絡電流が流れ、こ
れら二次巻線と一次分割巻線との間に脚方向に反発する
短絡機械力が作用する。しかし、この場合であっても、
一次分割巻線19a〜19cと二次巻線20a〜20i
との脚方向の寸法差が小さいので、一次巻線を分割しな
い従来構成の変圧器(図9参照)に比べ短絡機械力が小
さくなる。これにより、巻線の保持強度を下げることが
でき、巻線保持構造を簡単化することができる。その結
果、三相変圧器13の寸法および質量を低減でき、コス
トを下げることができる。
【0031】(第2の実施形態)次に、第1の実施形態
に対して変形を加えた第2の実施形態(請求項5に対
応)について図3を参照して説明する。図3には、三相
変圧器23の巻線配置がその1脚についての縦断面図と
して模式的に示されている。この図3において、三相変
圧器23は、図1に示した三相変圧器13の一次分割巻
線19a〜19cのそれぞれに電流検出器24a〜24
cを設けることにより構成されている。
【0032】さて、二次巻線20a〜20iまたはこれ
ら二次巻線20a〜20iに接続された単相インバータ
回路14a〜14iなどで短絡事故が発生した場合、一
次巻線19に流れる一次電流は以下のようになる。 一次電流=一次定格電流×二次短絡電流/ (二次定格電流×1相当りの二次巻線の個数)…(1)
【0033】例えば、二次短絡電流が二次定格電流の2
0倍の条件の下で、従来構成の三相変圧器1(図9参
照)と本実施形態における三相変圧器23とを比較する
と、以下のようになる。すなわち、三相変圧器1におい
ては、1相当りの二次巻線の個数は9となり、一次巻線
2に流れる電流は一次定格電流の(20/9)=2.2
2倍となる。一方、三相変圧器23においては、1相当
りの二次巻線の個数は3となり、短絡が生じた二次巻線
に対応する一次分割巻線に流れる電流は当該一次分割巻
線の定格電流の(20/3)=6.66倍となる。
【0034】つまり、従来構成の三相変圧器1は1相当
りの二次巻線数が多いために、二次側短絡時における一
次電流と一次定格電流との比が二次短絡電流と二次定格
電流との比に対し非常に小さくなっていた。これに対
し、三相変圧器23は一次巻線19が分割された構成を
有しているので、一次分割巻線に流れる短絡電流がその
定格電流に比べ十分に大きくなる。従って、電流検出器
24a〜24cにより検出した電流に基づいて容易且つ
迅速に短絡事故の検出を行うことが可能となる。その結
果、変圧器23およびシステム全体をより確実に保護す
ることができ、より高い信頼性を得ることができる。
【0035】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態(請求項2、4に対応)について図4および図
5を参照して説明する。なお、図4および図5におい
て、それぞれ図1および図2と同一の構成部分には同一
の符号を付し、以下異なる構成部分について説明する。
【0036】図5には、三相マルチレベルインバータ装
置の電気的構成が概略的に示されている。この図5にお
いて、三相マルチレベルインバータ装置25は、三相マ
ルチレベルインバータ12と三相マルチレベルインバー
タ用変圧器26(以下、三相変圧器26と称す)とから
構成されている。
【0037】図4には、三相変圧器26の巻線配置がそ
の1脚についての縦断面図として模式的に示されてい
る。この図4において、三相変圧器26は、三相三脚鉄
心の脚26aの周囲に一次巻線27を巻回し、さらにそ
の外周に9個(=(3×n)個)の二次巻線20a、2
0d、20g、20b、20e、20h、20c、20
f、20iを脚方向に順に並んだ状態に巻回することに
より構成されている。一次巻線の結線方法、二次巻線2
0a〜20iと単相インバータ回路14a〜14iとの
接続、および二次巻線20a〜20c、20d〜20
f、20g〜20iの結線方法は前述の変圧器13と同
様である。
【0038】二次巻線20a〜20iは、それぞれ+2
0°、0°、−20°の電圧位相を有する3個の二次巻
線から構成される3つの巻線群28x、28y、28z
に分けられた状態で脚方向に並んだ状態に配設されてい
る。ここで、巻線群28xは二次巻線20a、20d、
20gから構成され、巻線群28yは二次巻線20b、
20e、20hから構成され、巻線群28zは二次巻線
20c、20f、20iから構成されている。このよう
に、脚方向に並んだ状態に配設される巻線群28x、2
8y、28zは、各3個の二次巻線の電圧位相およびそ
の配設順序について互いに同一構成を有するようになっ
ている。
【0039】上記構成の三相変圧器26によれば、同じ
電圧位相を有する3個の二次巻線はそれぞれ異なる巻線
群28x、28y、28zに属し、一次巻線27の上端
部付近、中央付近、下端部付近に分散して配設される。
その結果、例えば+20°の電圧位相を有する二次巻線
20a、20b、20cについては、二次巻線20bと
一次巻線27との結合が最も高くパーセントインピーダ
ンスが小さくなり二次電流が大きくなる。また、二次巻
線20aと一次巻線27との結合が最も低くパーセント
インピーダンスが大きくなり二次電流が小さくなる。二
次巻線20cと一次巻線27との結合はこれらの中間程
度となりパーセントインピーダンスおよび二次電流も前
二者の中間程度となる。0°および−20°の電圧位相
を有する二次巻線20d〜20fおよび20g〜20i
についても同様の傾向となる。
【0040】従って、同じ電圧位相を有する3個の二次
巻線に流れる電流により一次巻線27に流れる一次電流
の大きさは、+20°、0°、−20°の各電圧位相に
ついてほぼ等しくなる。その結果、二次電流歪みは一次
側において互いに相殺され、二次巻線に電圧位相を設け
た本来の目的である一次電流歪みの低減効果を十分に発
揮することができる。
【0041】また、三相変圧器26において、脚方向に
隣接して巻回される二次巻線20a、20d、20g
は、それぞれインバータユニット15uにおいて隣接し
て接続される単相インバータ回路14a、14d、14
gに接続されている。二次巻線20b、20e、20h
および二次巻線20c、20f、20iについても、同
様の形態で単相インバータ回路14b、14e、14h
および単相インバータ回路14c、14f、14iに接
続されている。
【0042】このような巻線配置によれば、隣接する二
次巻線20aと20d、20dと20g、20bと20
e、20eと20h、20cと20f、20fと20i
との各間に加わる電圧は、最大でも単体の単相インバー
タ回路14a〜14iの出力電圧と同じとなる。従っ
て、これらの各二次巻線間の絶縁距離を小さくして絶縁
強度を下げることが可能となり、以て変圧器26の小形
・軽量化、低コスト化を図ることができる。また、変圧
器26の鉄心材料の使用量が低減することにより鉄損が
減少するので、変圧器効率を高めることができる。
【0043】(第4の実施形態)次に、第3の実施形態
に対して変形を加えた第4の実施形態(請求項3、4に
対応)について図6を参照して説明する。図6には、三
相変圧器29の巻線配置がその1脚についての縦断面図
として模式的に示されている。この図6において、三相
変圧器29は、上述した三相変圧器13(図1参照)と
同様に、三相三脚鉄心の脚29aの周囲に一次分割巻線
19a、19b、19cが巻回されている。そして、こ
れら一次分割巻線19a、19b、19cの外周には、
上述した三相変圧器26(図4参照)と同様に、二次巻
線20a〜20iが3つの巻線群28x、28y、28
zに分けられた状態で脚方向に並んだ状態に配設されて
いる。
【0044】このような巻線構成を有する三相変圧器2
9によれば、第1および第3の実施形態において述べた
作用および効果を併せ持つことができ、一次電流歪みを
一層低減することが可能となる。
【0045】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態(請求項3、4に対応)について図7および図
8を参照して説明する。なお、図7および図8におい
て、それぞれ図1および図2と同一の構成部分には同一
の符号を付し、以下異なる構成部分について説明する。
【0046】図8には、三相マルチレベルインバータ装
置の電気的構成が概略的に示されている。この図8にお
いて、三相マルチレベルインバータ装置30は、三相マ
ルチレベルインバータ31と三相マルチレベルインバー
タ用変圧器32(以下、三相変圧器32と称す)とから
構成されている。
【0047】三相マルチレベルインバータ31は、各イ
ンバータユニットが3台(n=3)の単相インバータ回
路から構成される三相マルチレベルインバータ12に対
し、各インバータユニットを構成する単相インバータ回
路の数を4(n=4)としたものである。すなわち、イ
ンバータユニット33uは単相インバータ回路14a、
14d、14g、14jから構成され、インバータユニ
ット33vは単相インバータ回路14b、14e、14
h、14kから構成され、インバータユニット33wは
単相インバータ回路14c、14f、14i、14lか
ら構成されている。
【0048】図7には、三相変圧器32の巻線配置がそ
の1脚についての縦断面図として模式的に示されてい
る。この図7において、三相変圧器32は、三相三脚鉄
心の脚32aの周囲に一次分割巻線19a、19b、1
9cを巻回し、さらにその外周に12個(=(3×n)
個)の二次巻線20a、20d、20g、20j、20
b、20e、20h、20k、20c、20f、20
i、20lを脚方向に順に並んだ状態に巻回することに
より構成されている。これら二次巻線20a〜20l
は、互いに15°(=(60/n)°)異なる電圧位相
を有する4個の二次巻線から構成される巻線群34x、
34y、34zに分けられた状態で配設されている。そ
して、巻線群33x、33y、33zは、4個の二次巻
線の電圧位相およびその配設順序について互いに同一構
成を有している。
【0049】すなわち、二次巻線20a〜20lは、そ
れぞれ他の脚に巻回された巻線(図示せず)との間で辺
延三角結線され、二次巻線20a〜20c、20d〜2
0f、20g〜20i、20j〜20lは、それぞれ三
角結線された場合に比べ+22.5°、+7.5°、−
7.5°、−22.5°の電圧位相差を有するようにな
っている。上記構成の三相変圧器32によっても、第4
の実施形態と同様の作用および効果を得ることができ
る。
【0050】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、以下のような拡張または変更が可能である。第1な
いし第4の実施形態はインバータユニットを構成する単
相インバータ回路の数が3(n=3)の場合を示し、第
5の実施形態はインバータユニットを構成する単相イン
バータ回路の数が4(n=4)の場合を示したが、イン
バータユニットを構成する単相インバータ回路の数nが
さらに増加した場合であっても三相変圧器に同様の巻線
構成を適用できる。この場合、3個ずつ分けられた二次
巻線相互の電圧位相差は(60/n)°により計算され
る値に設定すれば良い。
【0051】各実施形態において、二次巻線20a〜2
0i(20l)に電圧位相差を設定するために三角結線
または辺延三角結線を用いたが、スター結線、千鳥結
線、亀甲結線などの結線方法を用いても良い。また、第
4および第5の実施形態において、一次分割巻線19a
〜19cのそれぞれに電流検出器24a〜24cを設け
ても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
次のような効果を奏する。請求項1記載の三相マルチレ
ベルインバータ用変圧器によれば、一次巻線が複数に分
割されるので、分割された各一次巻線と二次巻線との寸
法差が小さくなり、二次電流歪みの差が小さくなって一
次電流歪みが低減する。また、二次巻線が短絡した際の
一次、二次巻線間に作用する短絡機械力が小さくなり、
巻線保持構造を簡単化できる。
【0053】請求項2記載の三相マルチレベルインバー
タ用変圧器によれば、電圧位相が互いに異なる二次巻線
が一定の順序に従って並んだ巻線群が脚に沿って3個配
設されるので、同じ電圧位相を有する二次巻線が一次巻
線との配設位置関係において分散して配設される。従っ
て、異なる電圧位相を有する二次巻線相互間で二次電流
歪みが相殺され、その結果一次電流歪みが減少する。
【0054】請求項3記載の三相マルチレベルインバー
タ用変圧器によれば、二次巻線が上記巻線群に分けられ
て配設されるとともに一次巻線が複数に分割されるの
で、一次電流歪みの抑制効果が一層大きくなる。
【0055】請求項4記載の三相マルチレベルインバー
タ用変圧器によれば、互いに隣接した状態で直列接続さ
れている単相インバータ回路に接続される二次巻線を互
いに隣接した状態で配設したので、隣接する二次巻線同
士の絶縁強度を低減でき、絶縁距離を小さくすることで
変圧器を小型化できる。
【0056】請求項5記載の三相マルチレベルインバー
タ用変圧器によれば、複数に分割した各一次巻線毎に電
流検出器を設けたので、最低個数の電流検出器で短絡の
発生を容易に且つ迅速に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における三相変圧器の
巻線配置を示す1脚についての縦断面図
【図2】三相マルチレベルインバータ装置の概略的な電
気的構成図
【図3】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図4】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図5】図2相当図
【図6】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【図7】本発明の第5の実施形態を示す図1相当図
【図8】図2相当図
【図9】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
12、31は三相マルチレベルインバータ、13、2
3、26、29、32は三相マルチレベルインバータ用
変圧器、14a〜14lは単相インバータ回路、15
u、15v、15w、33u、33v、33wはインバ
ータユニット、19、19a、19b、19c、27は
一次巻線、20a〜20lは二次巻線、24a〜24c
は電流検出器、28x、28y、28z、34x、34
y、34zは巻線群である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個(n≧2)の交流入力単相インバー
    タ回路を直列接続することにより構成されるインバータ
    ユニットを三相スター結線して構成した三相マルチレベ
    ルインバータに対し、前記各単相インバータ回路に交流
    電圧を供給するための三相マルチレベルインバータ用変
    圧器において、 三相三脚鉄心の各脚の周囲に、一次巻線と前記各単相イ
    ンバータにそれぞれ接続される(3×n)個の二次巻線
    とを巻回して構成され、 前記一次巻線は、前記脚に沿った方向に対して複数に分
    割されるとともにこれら分割された複数の巻線が並列に
    接続された状態となるように形成され、 前記(3×n)個の二次巻線は、前記脚に沿った方向に
    並んだ状態に配設されていることを特徴とする三相マル
    チレベルインバータ用変圧器。
  2. 【請求項2】 n個(n≧2)の交流入力単相インバー
    タ回路を直列接続することにより構成されるインバータ
    ユニットを三相スター結線して構成した三相マルチレベ
    ルインバータに対し、前記各単相インバータ回路に交流
    電圧を供給するための三相マルチレベルインバータ用変
    圧器において、 三相三脚鉄心の各脚の周囲に、一次巻線と前記各単相イ
    ンバータにそれぞれ接続される(3×n)個の二次巻線
    とを巻回して構成され、 前記(3×n)個の二次巻線は、n個の二次巻線から形
    成される3つの巻線群に分けられた状態で前記脚に沿っ
    た方向に並んだ状態に配設され、前記3つの巻線群は、
    当該巻線群を形成するn個の二次巻線の電圧位相および
    その配設順序について互いに同一構成を有するととも
    に、これらn個の二次巻線は、電圧位相が互いに(60
    /n)°だけ異なるような巻線構成を有していることを
    特徴とする三相マルチレベルインバータ用変圧器。
  3. 【請求項3】 一次巻線は、三相三脚鉄心の脚に沿った
    方向に対して複数に分割されるとともに、それら分割さ
    れた複数の巻線が並列に接続された状態となるように形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の三相マル
    チレベルインバータ用変圧器。
  4. 【請求項4】 互いに隣接した状態で直列接続されてい
    る単相インバータ回路に接続される二次巻線は、互いに
    隣接した状態で配設されていることを特徴とする請求項
    2または3記載の三相マルチレベルインバータ用変圧
    器。
  5. 【請求項5】 複数に分割された各一次巻線毎に電流検
    出器が設けられていることを特徴とする請求項1または
    3記載の三相マルチレベルインバータ用変圧器。
JP11046522A 1999-02-24 1999-02-24 三相マルチレベルインバータ用変圧器 Pending JP2000243636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11046522A JP2000243636A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 三相マルチレベルインバータ用変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11046522A JP2000243636A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 三相マルチレベルインバータ用変圧器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000243636A true JP2000243636A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12749618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11046522A Pending JP2000243636A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 三相マルチレベルインバータ用変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000243636A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003230284A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Toshiba Corp インバータ装置
WO2006090672A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力変換装置
WO2006090675A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力変換装置
JP2008295149A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Hitachi Ltd 多重電力変換装置、及び多重変圧器
JP2009232681A (ja) * 2008-03-20 2009-10-08 Ls Industrial Systems Co Ltd マルチレベルインバータ
EP2182533A1 (de) 2008-10-28 2010-05-05 ABB Technology AG Transformator
JP2011155727A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hitachi Ltd 電力変換装置
CN103095147A (zh) * 2011-10-28 2013-05-08 株式会社安川电机 串联多重电力变换装置
WO2013077206A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP2014511035A (ja) * 2011-03-29 2014-05-01 ジャンスー ファーペン トランスフォーマー シーオー.,エルティーディ. 三相48パルス整流器用変圧器
JP2015080283A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 東芝三菱電機産業システム株式会社 交流電動機駆動装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003230284A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Toshiba Corp インバータ装置
US7719865B2 (en) 2005-02-25 2010-05-18 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion apparatus
WO2006090672A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力変換装置
WO2006090675A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力変換装置
JPWO2006090675A1 (ja) * 2005-02-25 2008-07-24 三菱電機株式会社 電力変換装置
US8559202B2 (en) 2005-02-25 2013-10-15 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion apparatus
US7596008B2 (en) 2005-02-25 2009-09-29 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion apparatus
JP4527768B2 (ja) * 2005-02-25 2010-08-18 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP2008295149A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Hitachi Ltd 多重電力変換装置、及び多重変圧器
JP4512117B2 (ja) * 2007-05-23 2010-07-28 株式会社日立製作所 多重電力変換装置、及び多重変圧器
JP2009232681A (ja) * 2008-03-20 2009-10-08 Ls Industrial Systems Co Ltd マルチレベルインバータ
US8159840B2 (en) 2008-03-20 2012-04-17 Ls Industrial Systems Co., Ltd. Multilevel inverter
WO2010049041A1 (de) * 2008-10-28 2010-05-06 Abb Technology Ag Transformator
EP2182533A1 (de) 2008-10-28 2010-05-05 ABB Technology AG Transformator
US8344840B2 (en) 2008-10-28 2013-01-01 Abb Technology Ag Transformer
KR101555962B1 (ko) 2008-10-28 2015-09-30 에이비비 테크놀로지 아게 변압기
RU2509387C2 (ru) * 2008-10-28 2014-03-10 Абб Текнолоджи Аг Трансформатор
JP2011155727A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2014511035A (ja) * 2011-03-29 2014-05-01 ジャンスー ファーペン トランスフォーマー シーオー.,エルティーディ. 三相48パルス整流器用変圧器
JP2013110950A (ja) * 2011-10-28 2013-06-06 Yaskawa Electric Corp 直列多重電力変換装置
KR101462721B1 (ko) * 2011-10-28 2014-11-17 가부시키가이샤 야스카와덴키 직렬 다중 전력 변환 장치
US8923024B2 (en) 2011-10-28 2014-12-30 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Series connected multi-level power conversion device
CN103095147A (zh) * 2011-10-28 2013-05-08 株式会社安川电机 串联多重电力变换装置
JP2013110843A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力変換装置
WO2013077206A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP2015080283A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 東芝三菱電機産業システム株式会社 交流電動機駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5933012B2 (ja) 電力変換装置
US5905642A (en) Apparatus and method to reduce common mode voltage from current source drives
JP4555445B2 (ja) 並列接続アクティブ入力を有するモジュラー型多相可調節電源
US20140268896A1 (en) Reactor Apparatus and Power Converter Using Same
US6617814B1 (en) Integrated DC link choke and method for suppressing common-mode voltage in a motor drive
US9369065B2 (en) Power conversion device
US9054599B2 (en) Power converter and integrated DC choke therefor
US8994232B2 (en) Star-point reactor
US7132812B1 (en) Integrated DC link choke and method for suppressing common-mode voltage in a motor drive
CN1973424B (zh) 低谐波多相转换器电路
FI119491B (fi) Taajuusmuuttajan suotokuristinjärjestely
JP4973306B2 (ja) 並列24パルス整流回路
JP6289825B2 (ja) 発電機励磁装置および電力変換システム
JP6404768B2 (ja) 電力変換装置
CN106031012A (zh) 用于ac系统的转换器
JP2000243636A (ja) 三相マルチレベルインバータ用変圧器
US6987372B1 (en) Integrated DC link choke and method for suppressing common-mode voltage in a motor drive
JP2009273355A (ja) 電力伝送のための装置
JP2008178180A (ja) 整流回路
JPS607115A (ja) 3相内鉄形変圧器
US20130323136A1 (en) Power supply arrangement with an inverter for producing a single-phase alternating current
JP2008278714A (ja) 整流回路
JP4395669B2 (ja) 三相整流装置
JP3315303B2 (ja) 電動機制御装置
KR200429523Y1 (ko) 절전형 전력기기