JP2000242932A - 光ディスク装置に適用される識別調整方法 - Google Patents

光ディスク装置に適用される識別調整方法

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JP2000242932A
JP2000242932A JP11040702A JP4070299A JP2000242932A JP 2000242932 A JP2000242932 A JP 2000242932A JP 11040702 A JP11040702 A JP 11040702A JP 4070299 A JP4070299 A JP 4070299A JP 2000242932 A JP2000242932 A JP 2000242932A
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optical
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optical disk
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JP11040702A
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Yasunori Kuwayama
康則 桑山
Eiji Miyazaki
英二 宮崎
Oshi Muraoka
多 村岡
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク識別調整方法において、光ディス
クの種類を識別するための基準電圧値を調整する時の作
業性を向上し、反った状態の光ディスクを再生する場合
であっても光ディスクの種類を正確に識別することがで
きるようにする。 【解決手段】 基準電圧値の調整時に、表面から情報記
録面までの距離が0.9mmの調整用の光ディスクをデ
ィスクプレーヤ1に挿入し(S1)、光ピックアップ装
置5をディスクの最内周部分に移動させてフォーカスサ
ーボを行わせる(S2,S3)。次に、半固定抵抗VR
を調整し、このフォーカスドライブ電圧値(Vfo)が基
準電圧値(Vcomp)となるように設定する(S4)。こ
のような調整を行うことにより、CDとDVDの2枚の
ディスクのフォーカスドライブ電圧値(Vfo)の設定
や、両電圧値の平均値の算出をする必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク識別調
整方法に関し、特に、光ディスク識別のために用いる基
準電圧値の設定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CD(Compact Disk)やDV
D(Degital Video Disk)等の複数種の光ディスクを再
生することが可能なコンパチブルディスクプレーヤに
は、光学系・電気回路系を各光ディスク用に切り替える
ために、各光ディスクの表面から情報記録面までの距離
の違いに基づいて光ディスクの種類を識別する光ディス
ク識別方法が提案されている(例えば、特開平9−30
6087号公報参照)。このような光ディスク識別方法
は、次のようにして光ディスクの種類を識別する。CD
のディスク透過層は約1.2mmで、DVDのディスク
透過層は約0.6mmであり、ターンテーブルのディス
ク受け面からディスク反射面までの高さはCDの方が高
くなることから、フォーカスサーボがかかった状態(合
焦点)では、レンズと一体に駆動するコイルへのフォー
カスドライブ電圧はCDの方がDVDよりも大きくな
る。これに基づき、CDとDVDのフォーカスドライブ
電圧の平均値を基準電圧値とし、再生のためにプレーヤ
にセットされた光ディスクのフォーカスドライブ電圧と
比較することで光ディスクの種類を識別する(例えば、
特開平8−212583号公報参照)。
【0003】上記光ディスク識別方法では、光ディスク
の種類を識別するための基準電圧値を抵抗の分圧比で固
定してしまうと、フォーカスアクチュエータの感度のば
らつき、製造時のターンテーブル高さのばらつき等を原
因としてディスクの識別を誤るおそれがある。このた
め、製造したプレーヤ毎に基準電圧値を調整するように
しており、また、基準電圧値を得るために半固定抵抗を
用いるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の光ディスク識別方法においては、しきい値
を設定する場合、図10に示すように、プレーヤにCD
を装填して(S51)、フォーカスサーボをかけてフォ
ーカスドライブ電圧(Vcd )を測定し(S52,S5
3)、次にDVDを装填して(S54)、フォーカスサ
ーボをかけてフォーカスドライブ電圧(Vdvd)を測定し
た後(S55,S56)、これら両フォーカスドライブ
電圧の平均値である基準電圧値(Vcopm)を、製造者がV
copm =(Vcd+Vdvd)/2 の式に基づいて算出する必
要がある(S57)。そのため、基準電圧値(Vcopm )
を設定するためには、識別しようとする2種類の光ディ
スクの両方のフォーカスドライブ電圧(Vcd )を測定し
なければならず、作業効率が悪いという問題がある。ま
た、基準電圧値の算出は作業者自身が行わなければなら
ないため、基準電圧値調整に手間がかかり、算出ミスが
発生する可能性もあった。
【0005】また、CD、DVD等のディスクは完全な
平面ではなく、製造、保管又は使用状況等によって反り
が生じるため、ディスク識別に誤りが生じることがあ
る。例えば、下向きに反ったCDを再生しようとする
と、フォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧(Vc
d)が基準電圧値(Vcopm)よりも小さくなってしまい、
DVDと誤識別されるという問題がある。同様に、上向
きに反ったDVDを再生しようとすると、フォーカスサ
ーボ時のフォーカスドライブ電圧(Vdvd)が基準電圧値
(Vcopm )よりも大きくなってしまい、CDと誤識別さ
れるという問題がある。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、フォーカスドライブ電圧で光デ
ィスクの種類を識別する方法において、フォーカスアク
チュエータの感度等のバラツキに対処し得る識別のため
の基準電圧値を調整するときの作業性を向上し、基準点
圧値算出の手間を省くと共に、反った状態の光ディスク
を再生する場合であっても光ディスクの種類を正確に識
別することができる光ディスク識別調整方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、光ディスクの表面から情報
記録面までの距離が異なる複数種類の光ディスクについ
て、該光ディスクのフォーカスサーボ時のフォーカスド
ライブ電圧と識別用の基準電圧とを比較することによっ
て光ディスクの種類を識別する機能を有した光ディスク
装置に適用される識別調整方法であって、表面から情報
記録面までの距離が前記複数種類の光ディスクの平均又
は略中間距離である調整用の光ディスクに対してフォー
カスサーボをかけ、その時のフォーカスドライブ電圧値
を識別用の基準電圧とするものである。
【0008】上記方法においては、光ディスク識別のた
めの基準電圧値の調整は、表面から情報記録面までの距
離が前記複数種類の光ディスクの平均又は略中間距離で
ある調整用の光ディスクに対するフォーカスサーボ時の
フォーカスドライブ電圧値を基準電圧値として設定する
だけで足りる。そのため、識別しようとする複数種類の
光ディスクのそれぞれのフォーカスサーボ時のフォーカ
スドライブ電圧値を測定する必要がなく、これら電圧値
の平均値を算出する必要もないので、基準電圧値を調整
する時の作業性が向上する。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の光ディスク識別調整方法であって、ディスク識
別用の基準電圧を生成する手段として半固定抵抗を用
い、この半固定抵抗の調整電圧出力端の電圧が調整用光
ディスクに対するフォーカスサーボ時のフォーカスドラ
イブ電圧値となるように設定するものである。この方法
においては、簡易な構成でもって基準電圧値の設定をす
ることができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、光ディス
クの表面から情報記録面までの距離が異なる複数種類の
光ディスクについて、該光ディスクのフォーカスサーボ
時のフォーカスドライブ電圧と識別用の基準電圧とを比
較することによって光ディスクの種類を識別する機能を
有した光ディスク装置に適用される識別調整方法であっ
て、表面から情報記録面までの距離が前記複数種類の光
ディスクの平均又は略中間距離である調整用の光ディス
クに対するフォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電
圧値をA/D変換し、基準電圧値として記憶しておき、
識別対象の光ディスクのフォーカスサーボ時のフォーカ
スドライブ電圧値をA/D変換して前記基準電圧値と比
較することによって、識別対象の光ディスクの種類を識
別するものである。
【0011】上記方法においては、表面から情報記録面
までの距離が前記複数種類の光ディスクの平均又は略中
間距離である調整用の光ディスクに対するフォーカスサ
ーボ時のフォーカスドライブ電圧値と、再生しようとし
て新たにセットされた光ディスクのフォーカスサーボ時
のフォーカスドライブ電圧値とをデジタル値に変換して
比較するため、ディスクプレーヤに備えられているコン
トローラによって両電圧値の比較を行うことができる、
そのため、コンパレータ等の比較回路を別個に設ける必
要がなくなる。また、上記基準電圧値はコントローラに
接続する半導体メモリ等の記憶装置に記憶させることが
できるので、基準電圧値設定のために半固定抵抗の調整
等をする手間がなくなる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の光ディスク装置に適用
される識別調整方法であって、フォーカスサーボを光デ
ィスクの最内周近傍に対して行い、このフォーカスサー
ボ時のフォーカスドライブ電圧値を光ディスク識別調整
に用いるようにしたものである。
【0013】上記方法においては、光ディスクの最内周
近傍でフォーカスサーボを行うので、識別しようとする
ディスクに反りが発生している場合であっても、比較的
反りの程度が少ない部分における正確なフォーカスドラ
イブ電圧を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
光ディスク識別調整方法について図面を参照して説明す
る。まず、CD及びDVDに対するフォーカスサーボに
ついて図1及び図2を参照して説明する。CD、DVD
等の複数種類のディスクを再生することが可能なディス
クプレーヤ(光ディスク装置)1では、スピンドルモー
タ2からの駆動力でターンテーブル3によりディスク4
が回転され、光ピックアップ装置5によってディスク上
の記録面から情報が読み取られる。この光ピックアップ
による情報読み取り時には、CD・DVD等各ディスク
の表面から情報記録面までの距離の違いに応じてフォー
カスサーボをかけるために、光ピックアップ装置5のレ
ンズ6が上下動する。即ち、図2(a)に示すように、
CDの場合は、表面から情報記録面までの距離は1.2
mmであり、図2(b)に示すように、DVDの場合
は、表面から情報記録面までの距離は0.6mmであ
る。そのため、光ピックアップ装置5のレンズ6は、フ
ォーカスコイル7により少なくとも0.6mm上下動す
るように構成されており、フォーカスサーボがかかった
状態(合焦点)では、レンズ6と一体に駆動するフォー
カスコイル7へのフォーカスドライブ電圧がCDとDV
Dとでは異なる。本発明に係る光ディスク識別装置は、
これらフォーカスドライブ電圧値の違いに基づいてディ
スクの種類を識別するものであり、ディスクプレーヤ1
のコントローラ15(図4参照)は、この光ディスク識
別装置からの識別結果を基に光ディスクの種類に応じた
データ記録、再生又は消去が行われるように制御する。
【0015】光ピックアップ装置5によるディスク識別
のためのフォーカスサーボを行う位置について図3を参
照して説明する。本発明に係る光ディスク識別調整方法
では、ディスクプレーヤに装填されたディスク4の最内
周部分におけるフォーカスサーボ時のフォーカスドライ
ブ電圧値に基づいてディスクの識別を行う。そのため、
光ピックアップ装置5はディスク4の最内周部分へ移動
した後にフォーカスサーボを行うように設定されてい
る。図3に示すように、反りが生じたディスクは、ディ
スクの最外周に近づくほど反りの程度が大きくなり、最
内周付近で最も反りの程度が小さい。従って、ディスク
最内周部分におけるフォカスサーボ時のフォーカスドラ
イブ電圧値は、反りのないディスクのフォーカスドライ
ブ電圧値に近い値となるので、この電圧値をディスク識
別に用いることによって、ディスク識別の正確性が向上
する。
【0016】本発明に係る光ディスク識別調整方法に用
いる識別装置の構成について図4を参照して説明する。
光ディスク識別装置10は、フォーカスドライブ信号か
ら低域成分を抽出して低域検出電圧信号として出力する
ローパスフィルタ11と、ディスク種類識別用の基準電
圧値(Vcomp )を発生するための半固定抵抗VRと、ロ
ーパスフィルタ11からの出力電圧と半固定抵抗VRの
調整電圧出力端に得られる電圧を比較することによりデ
ィスクの種類を識別し、ディスク識別信号を出力するコ
ンパレータ13とからなる。ローパスフィルタ11はフ
ォーカスドライバ14及びフォーカスコイル7に接続さ
れ、ディスクプレーヤ1にセットされたディスクに対す
るフォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧値(Vf
o )をコンパレータ13の一方の入力端に与える。ま
た、半固定抵抗VRの調整電圧出力端の電圧はコンパレ
ータ13の他方の入力端に与える。
【0017】コンパレータ13は、ローパスフィルタ1
1から得られたフォーカスドライブ電圧値(Vfo)が、
基準電圧値生成部12から得られた基準電圧値(Vcom
p)を越えた場合には、ディスクプレーヤ1のコントロ
ーラ15に対してCDである旨のディスク識別信号を出
力し、フォーカスドライブ電圧値(Vfo)が基準電圧値
(Vcomp)を越えなかった場合には、DVDである旨の
識別信号を出力するようになっている。
【0018】光ディスク識別装置10における基準電圧
値の調整方法について図5を参照して説明する。ディス
クプレーヤ1は、装置毎にフォーカスコイル7の感度
や、製造時のターンテーブル3の高さ等にばらつきが発
生するため、このばらつきを原因とするディスクの誤識
別を回避すべく、装置毎に基準電圧値(Vcomp )を調整
する。この基準電圧値は、上述したように、再生のため
にディスプレーヤ1にセットされたディスクのフォーカ
スサーボ時のフォーカスドライブ電圧値(Vfo )が基準
電圧値(Vcomp )を超えているか否かでCDかDVDか
の識別を行うものであるため、CD及びDVDのフォー
カスサーボ時のフォーカスドライブ電圧値(Vfo)の平
均値に設定される。従って、この基準電圧値(Vcomp)
は、表面から情報記録面までの距離がCDとDVDの平
均である0.9mmの調整用の光ディスクのフォーカス
サーボ時のフォーカスドライブ電圧値(Vfo)に相当す
る。
【0019】よって、まず作業者は、表面から情報記録
面までの距離が0.9mmの調整用の光ディスクをディ
スクプレーヤ1に挿入し(S1)、光ピックアップ装置
5をディスクの最内周部分に移動させてからフォーカス
サーボを行わせる(S2,S3)。次に、半固定抵抗V
Rを調整し、このフォーカスドライブ電圧値(Vfo )が
基準電圧値(Vcomp )となるように設定する(S4)。
このような調整を行うことにより、基準電圧値(Vcomp
)が、CD及びDVDのフォーカスサーボ時のフォー
カスドライブ電圧値(Vfo )の平均値に設定されるの
で、この調整においては、CDとDVDの2枚のディス
クについてのフォーカスサーボ時のフォーカスドライブ
電圧値(Vfo )を設定したり、作業者が自ら両電圧値の
平均値を算出して設定する必要がない。
【0020】次に、光ディスク識別装置10によるディ
スク識別について図6を参照して説明する。ディスクプ
レーヤ1にディスクが挿入されると(S11)、光ピッ
クアップ装置5をディスクの最内周部分に移動してから
(S12)、フォーカスサーボがかけられる(S1
3)。挿入されたディスクのフォーカスドライブ電圧値
(Vfo)と、基準電圧値生成部12に設定されている基
準電圧値(Vcomp)とがコンパレータ13で比較される
(S14)。この比較において、フォーカスドライブ電
圧値(Vfo)が基準電圧値(Vcomp)よりも大きいときは
コンパレータ13の出力がHighになり(S14でY
ES)、CDと識別され(S15)、フォーカスドライ
ブ電圧値(Vfo)が基準電圧値(Vcomp)よりも小さいと
きはコンパレータ13の出力がLowとなり(S14で
NO)、DVDと識別される(S16)。
【0021】本発明に係る光ディスク識別調整方法の第
2の実施形態について図7乃至図9を参照して説明す
る。第2の実施形態に係る光ディスク識別調整方法に用
いる光ディスク識別装置100は、調整用ディスクのフ
ォーカスドライブ電圧値(Vfo)をデジタル値に変換し
てディスクプレーヤ1のコントローラ15に出力し、コ
ントローラ15がこのフォーカスドライブ電圧値(Vf
o)を基準電圧値(Vcomp)としてメモリ18に保存し、
この基準電圧値(Vcomp )と、再生しようとしてディス
クプレーヤ1にセットされたディスクのフォーカスドラ
イブ電圧値(Vfo )とを比較することでディスクを識別
するものである。光ディスク識別装置100は、ローパ
スフィルタ11と、ローパスフィルタ11から出力され
るフォーカスドライブ電圧値(Vfo )をA/D変換する
A/Dコンバータ17と、基準電圧値(Vcomp )を記憶
しておくEEPROM等の不揮発性のメモリ18とを有
し、コントローラ15がメモリ18に記憶された基準電
圧値(Vcomp )と、識別の対象となるディスクのフォー
カスドライブ電圧値(Vfo )に基づいてディスクを識別
する構成である。
【0022】光ディスク識別装置100における基準電
圧値の調整方法について図8を参照して説明する。CD
とDVDとを識別する場合、まず作業者は、表面から情
報記録面までの距離が0.9mmの調整用の光ディスク
をディスクプレーヤ1に挿入し(S21)、光ピックア
ップ装置5をディスクの最内周部分に移動させてからフ
ォーカスサーボを行わせる(S22,S23)。このフ
ォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧値(Vfo )
は、A/Dコンバータ17によりデジタル値に変換さ
れ、基準電圧値(Vcomp )としてメモリ18に保存され
る(S24)。このように光ディスク識別装置100
は、メモリ18に必要な電圧値を記憶しておくことによ
り、光ディスク識別装置10の場合のように半固定抵抗
VRを調整する手間がかからない。
【0023】次に、光ディスク識別装置100によるデ
ィスク識別について図9を参照して説明する。ディスク
プレーヤ1にディスクが挿入されると(S31)、光ピ
ックアップ装置5をディスクの最内周部分に移動してか
ら(S32)、フォーカスサーボがかけられる(S3
3)。挿入されたディスクのフォーカスドライブ電圧値
(Vfo )は、A/D変換されてコントローラ15に取り
込まれる(S34)。そしてコントローラ15により、
このフォーカスドライブ電圧値(Vfo )と、メモリ18
に記憶されている基準電圧値(Vcomp )とが比較される
(S35)。この比較において、フォーカスドライブ電
圧値(Vfo)が基準電圧値(Vcomp)よりも大きいときは
(S35でYES)、CDと識別され(S36)、フォ
ーカスドライブ電圧値(Vfo)が基準電圧値(Vcomp)よ
りも小さいときは(S35でNO)、DVDと識別され
る(S37)。この識別では、ディスク識別のためのフ
ォーカスドライブ電圧値と基準電圧値(Vcomp )との比
較は、ディスクプレーヤ1のコントローラ15が行うた
め、光ディスク識別装置10の場合のようにコンパレー
タ13等を設ける必要がない。
【0024】このように、本実施形態の光ディスク識別
調整方法によれば、光ディスクの種類を識別するための
基準電圧値を算出する手間をなくすことによって作業性
が向上し、しかも反った状態の光ディスクであっても正
確に識別することができる。
【0025】なお、本発明は上記実施の形態に示す方法
に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施
の形態では、光ピックアップ装置5によるフォーカスサ
ーボを、ディスクプレーヤ1にセットされたディスク4
の最内周部分で行うものとされているが、必ずしもこれ
に限定されず、ディスク4の他の部分でフォーカスサー
ボを行うようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、ディスク識別のための基準電圧値を、CDの場合の
フォーカスドライブ電圧値(Vfo )とDVDフォーカス
ドライブ電圧値(Vfo )との平均値としているが、基準
電圧値をフォーカスドライブ電圧値(Vfo)とDVDフ
ォーカスドライブ電圧値(Vfo)との略中間値としても
よい。また、上記実施の形態では、光ディスク識別装置
10,100によってCDかDVDかの識別を行うもの
としているが、他の種類の光ディスクの識別も可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、表面から情報記録面までの距離が複数種類の光デ
ィスクの平均距離である調整用の光ディスクに対するフ
ォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧値を基準電
圧値とするので、識別しようとする複数種類の光ディス
クのそれぞれのフォーカスサーボ時のフォーカスドライ
ブ電圧値を測定したり設定したりする必要がなく、これ
ら電圧値の平均値を算出する必要もない。従って、基準
電圧値を調整する時の作業性が向上し、平均値の算出ミ
スによる誤識別やプレーヤの再生失敗等を防止すること
ができる。
【0027】また、請求項2に記載の発明によれば、半
固定抵抗の調整によって、表面から情報記録面までの距
離が前記2種類の光ディスクの略平均距離である調整用
の光ディスクに対するフォーカスサーボ時のフォーカス
ドライブ電圧値を設定することができるので、簡易な構
成でもって基準電圧値の設定をすることができ、設定し
ようとする電圧値を測定して書き留めておく手間をなく
すことができる。
【0028】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記請求項1記載の効果に加えて、識別しようとするディ
スクのフォーカスドライブ電圧値をデジタル値に変換す
るため、ディスクの識別に用いる基準電圧値の算出、及
び検出したフォーカスドライブ電圧値と基準電圧値との
比較を、ディスクプレーヤに備えられているコントロー
ラに行わせることができる。そのため、基準電圧値設定
のために作業者が半固定抵抗の調整等の作業をする必要
がなくなるので、基準電圧値調整のための作業性が大幅
に向上し、さらに、コンパレータ等の比較回路を別個に
設ける必要がなくなるので、光ディスク識別装置の構成
が簡単になり、装置の製造工程を簡略化することができ
る。
【0029】また、請求項4に記載の発明によれば、識
別しようとするディスクに反りが発生している場合であ
っても、比較的反りの程度が少ないディスク部分におい
てフォーカスドライブ電圧が検出されるので、正確なデ
ィスク種類の識別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクに対してフォーカスサーボを行う状態
を示す図である。
【図2】(a)はCDに対してフォーカスサーボを行っ
ている状態を示す図、(b)はDVDに対してフォーカ
スサーボを行っている状態を示す図である。
【図3】反りの生じたディスクに対してフォーカスサー
ボを行う状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光ディスク識別調整
方法に用いる識別装置の概略構成を示す図である。
【図5】上記光ディスク識別調整方法における基準電圧
値の調整手順を示すフローチャートである。
【図6】上記光ディスク識別調整方法によるディスク識
別時の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る光ディスク識別
調整方法に用いる識別装置の概略構成を示す図である。
【図8】第2の実施形態に係る光ディスク識別調整方法
における基準電圧値の調整手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】第2の実施形態に係る光ディスク識別調整方法
によるディスク識別時の手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】従来の光ディスク識別装置における基準電圧
値の調整手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスクプレーヤ(光ディスク装置) 4 ディスク 10,100 光ディスク識別装置 11 ローパスフィルタ 13 コンパレータ 15 コントローラ 17 A/Dコンバータ 18 メモリ VR 半固定抵抗
フロントページの続き (72)発明者 村岡 多 大阪府大東市中垣内7丁目7番1号 船井 電機株式会社内 Fターム(参考) 5D066 SA07 SB11 SC01 SD05 SE07 SF04 5D117 AA02 DD09 FF02 FX01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの表面から情報記録面までの
    距離が異なる複数種類の光ディスクについて、該光ディ
    スクのフォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧と
    識別用の基準電圧とを比較することによって光ディスク
    の種類を識別する機能を有した光ディスク装置に適用さ
    れる識別調整方法において、 表面から情報記録面までの距離が前記複数種類の光ディ
    スクの平均又は略中間距離である調整用の光ディスクに
    対してフォーカスサーボをかけ、その時のフォーカスド
    ライブ電圧値を前記識別用の基準電圧とすることを特徴
    とする光ディスク装置に適用される識別調整方法。
  2. 【請求項2】 ディスク識別用の基準電圧を生成する手
    段として半固定抵抗を用い、この半固定抵抗の調整電圧
    出力端の電圧が前記調整用光ディスクに対するフォーカ
    スサーボ時のフォーカスドライブ電圧値となるように設
    定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク識
    別調整方法。
  3. 【請求項3】 光ディスクの表面から情報記録面までの
    距離が異なる複数種類の光ディスクについて、該光ディ
    スクのフォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧と
    識別用の基準電圧とを比較することによって光ディスク
    の種類を識別する機能を有した光ディスク装置に適用さ
    れる識別調整方法において、 表面から情報記録面までの距離が前記複数種類の光ディ
    スクの平均又は略中間距離である調整用の光ディスクに
    対するフォーカスサーボ時のフォーカスドライブ電圧値
    をA/D変換し、基準電圧値として記憶しておき、 識別対象の光ディスクのフォーカスサーボ時のフォーカ
    スドライブ電圧値をA/D変換して前記基準電圧値と比
    較することによって、識別対象の光ディスクの種類を識
    別することを特徴とする光ディスク装置に適用される識
    別調整方法。
  4. 【請求項4】 前記フォーカスサーボを光ディスクの最
    内周近傍に対して行い、このフォーカスサーボ時のフォ
    ーカスドライブ電圧値を光ディスク識別調整に用いるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の光ディスク装置に適用される識別調整方
    法。
JP11040702A 1999-02-18 1999-02-18 光ディスク装置に適用される識別調整方法 Pending JP2000242932A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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