JP2000242915A - サーボ信号ベリファイ装置 - Google Patents

サーボ信号ベリファイ装置

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JP2000242915A
JP2000242915A JP11043342A JP4334299A JP2000242915A JP 2000242915 A JP2000242915 A JP 2000242915A JP 11043342 A JP11043342 A JP 11043342A JP 4334299 A JP4334299 A JP 4334299A JP 2000242915 A JP2000242915 A JP 2000242915A
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magnetic tape
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気テープを一回搬送するだけで全てのサーボ
信号のベリファイを行うことができ、かつ、細かなサー
ボ信号のヌケやカケも好適に検出しできるサーボ信号ベ
リファイ装置を提供する。 【解決手段】サーボ信号を有する磁気テープのサーボ信
号ベリファイ装置であって、磁気テープを長手方向に搬
送する搬送手段と、サーボ信号トラック幅よりも読取領
域の狭いサーボヘッドを、磁気テープに記録された各サ
ーボ信号に対応して有するヘッド部と、所定の条件の
下、磁気テープの搬送方向と直交する方向にヘッド部を
往復動するヘッド部移動手段と、サーボ信号読取用ヘッ
ドによるサーボ信号の読み取り結果に応じて、磁気テー
プに記録されたサーボ信号が適正か不適正かを判定する
判定手段とを有することにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3590やQIC
等の磁気テープの技術分野に属し、詳しくは、複数の記
録バンドを有する磁気テープにおいて、適正な情報の記
録および読み取りを行うために記録されるサーボ信号が
適正に記録されているか否かをベリファイするサーボ信
号ベリファイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、3590やQIC等の磁気テープ
を用いる情報記録分野では、記録密度が非常に高くなっ
ており、テープの幅方向に多数の記録トラックを形成さ
れる磁気テープも少なくない。そのため、適正な情報の
記録や読み取りを行うためには、記録トラックに対し
て、高精度に磁気ヘッドを位置させる必要がある。磁気
テープへの情報の記録や情報の読み取り(以下、単に記
録とする)は、磁気テープを長手方向に搬送(走行)し
ながら行うのが通常である。しかしながら、磁気テープ
は薄膜であるため、搬送の際に幅方向に微妙に振動して
しまい(搬送ブレ)その結果、記録トラックと磁気ヘッ
ドの位置が相対的にズレてしまう。特に、近年では、前
述の様に記録密度が高くなっているので、若干の位置ズ
レでも、記録ミスにつながる。
【0003】そのため、予め、磁気テープに、記録トラ
ックを検出するためのサーボ信号を記録しておき、情報
の記録の際に、サーボ信号読取用の磁気ヘッド(サーボ
ヘッド)でサーボ信号を読み取って(検出して)、その
結果に応じて、記録用の磁気ヘッドをテープの幅方向に
移動して、磁気ヘッドの位置を磁気テープの搬送ブレに
応じて調整し、記録トラックに対して、正確に磁気ヘッ
ドを位置して、適正な情報の記録を行うことを可能にし
ている。
【0004】サーボ信号は、一例として、テープの幅方
向に所定の角度(アジマス)を有する短い信号を、記録
トラックを挟んで、テープの長さ(搬送)方向に連続し
て記録してなるものである(図1参照)。このようなサ
ーボ信号の中に、所定の長さより短い信号(信号のカ
ケ)や、途中が切れている信号(信号のヌケ)があった
り、記録されているべき信号がない(信号落ち)等の不
都合があると、サーボ信号の検出ミスとなり、適正な情
報の記録を行うことができなくなってしまう。サーボ信
号は、通常、磁気テープの製造過程で記録されるが、サ
ーボ信号の欠陥がある磁気テープは、製品として不適性
である。そのため、磁気テープの製造においては、サー
ボ信号が適正に記録されているか否かのベリファイ(確
認)を行う必要がある。
【0005】サーボ信号のベリファイ方法としては、実
際の記録装置(もしくは読取装置)と同様のサーボヘッ
ドでサーボ信号を読み取る方法が例示される。通常の記
録装置の磁気ヘッドは、1つの記録バンドのみに対応す
るものであり、サーボヘッドは、磁気テープ幅方向の磁
気ヘッドの上もしくは下に1つか、磁気ヘッドの上下に
2つ配置される。ところが、記録トラックは複数有り、
サーボ信号(サーボトラック)もそれに応じて多数ある
のが通常であるので、この方法では、磁気テープの全長
にわたるサーボ信号の読み取りを、複数回行う必要があ
り、ベリファイに時間がかかる。また、記録装置のサー
ボヘッドは、サーボ信号の全域よりも狭い領域に対応す
るので、前述のような、信号のカケやヌケがあっても、
適正な信号が記録されていると判定してしまう場合も有
る。
【0006】このような不都合を解消するために、磁気
テープに記録される全てのサーボトラックに対応するサ
ーボヘッドを有し、かつ、このサーボヘッドが、サーボ
信号の全域を読み取ることができる大きさを有する、磁
気テープのサーボ信号のベリファイ装置も知られてい
る。この装置によれば、磁気テープを一回搬送するだけ
で全てのサーボ信号の検査を行うことができるが、この
装置でも、やはり、細かいサーボ信号のヌケやカケを検
出することは困難であり、不適性なサーボ信号を適正と
判定してしまう場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、3590等に
利用される各種の情報を磁気記録される磁気テープに、
適正にサーボ信号が記録されているか否かをベリファイ
するサーボ信号ベリファイ装置であって、磁気テープを
一回搬送するだけで全てのサーボ信号のベリファイを行
うことができ、かつ、サーボ信号の信号落ちはもちろ
ん、細かなサーボ信号のヌケやカケも好適に検出して、
良好なベリファイを行うことができるサーボ信号ベリフ
ァイ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数の記録トラックに対応するサーボ信
号が形成されている磁気テープの、サーボ信号ベリファ
イ装置であって、前記磁気テープを長手方向に搬送する
搬送手段と、前記複数のサーボ信号の夫々のトラック幅
よりも読取領域の狭いサーボ信号読取用ヘッドを、前記
磁気テープに記録された各サーボ信号に対応して有する
ヘッド部と、前記サーボ信号のトラック幅の1.1倍〜
2倍の幅で、前記磁気テープの搬送方向と直交する方向
に前記ヘッド部を往復動する、ヘッド部移動手段と、前
記サーボ信号読取用ヘッドによるサーボ信号の読み取り
結果に応じて、前記磁気テープに記録されたサーボ信号
が適正か不適正かを判定する判定手段とを有することを
特徴とするサーボ信号ベリファイ装置を提供する。
【0009】また、前記サーボ信号における、サーボ信
号の繰り返し単位をフレーム、同じアジマスを有する信
号の集まりをバーストとした際に、前記判定手段は、バ
ーストをモノマルチ化して1フレーム合計して得られる
信号Σti が下記式(1)を満たす場合、および、1つ
のサーボ信号トラックの全バーストをモノマルチ化して
得られる信号Ttrack が下記式(2)を満たす場合の、
少なくとも一方に当てはまる場合に、前記磁気テープに
形成されたサーボ信号が不適性であると判定するのが好
ましい。 Σti < Σ[({(ni −2)×lstripe}/v)+T] ……式(1) Ttrack < TW /vhead ……式(2) (上記式(1)および式(2)において、ti はフレー
ム中のi番目のバーストをモノマルチ化した信号を:
i はフレーム中のi番目のバーストのサーボ信号の数
を: lstripeはバースト内におけるサーボ信号の間隔
[m]を: vは[(vtape)2+(vhead)2]1/2を: T
はモノマルチのパルス幅を: TW はサーボ信号のトラ
ック幅[m]を: vheadは前記ヘッド部の移動速度
[m/秒]を: vtapeはテープの搬送速度[m/秒]
を: それぞれ示す。また、上記式(1)の総和記号Σ
において、加算は、i=1から、1フレームにおけるバ
ースト数Nまで行われる。)
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のサーボ信号ベリフ
ァイ装置について、添付の図面に示される好適実施例を
基に詳細に説明する。
【0011】図1に、本発明のサーボ信号ベリファイ装
置の一例の概念図を示す。図1に示されるサーボ信号ベ
リファイ装置10(以下、ベリファイ装置10とする)
は、磁気テープT(以下、テープTとする)に記録され
たサーボ信号のベリファイ(確認)を行う装置であっ
て、基本的に、ヘッド部12と、ヘッド部12の移動手
段14と、判定手段16と、テープTを長手方向(図1
矢印a方向)に搬送する、テープTの搬送手段(図示省
略)とを有する。
【0012】図示例において、テープTは4つの記録ト
ラックを有するものであり、これに応じて、各記録トラ
ックを挟んで、合計で5本のサーボ信号のトラック(以
下、サーボトラックSとする)を有する。また、各サー
ボトラックSは、図中右方向に開く形状のアジマスを有
するサーボ信号5本、同左方向に開く形状のアジマスを
有するサーボ信号5本、同右方向に開く形状のアジマス
を有するサーボ信号4本、および同左方向に開く形状の
アジマスを有するサーボ信号4本の、4つの集合を1つ
の単位として、この単位を繰り返して形成される。ここ
で、本発明においては、同じアジマス信号の集まりをバ
ースト、サーボ信号の繰り返し単位をフレームとする。
すなわち、図示例のサーボトラックSは、前記5本のサ
ーボ信号を有するバースト2つと、4本のサーボ信号を
有するバースト2つの、4つのバーストから1フレーム
が構成され、このフレームの繰り返しで形成される。
【0013】なお、図示例においては、バースト内のサ
ーボ信号は一定の所定間隔で形成され、また、バースト
間も、一定の所定間隔である。
【0014】ヘッド部12は、サーボ信号を読み取る磁
気ヘッド(以下、サーボヘッドとする)を、テープTの
各サーボトラックSに対応して、テープTの搬送方向と
直交する方向(以下、幅方向とする)に、配列して有す
るものであり、図示例においては、テープTの5本のサ
ーボトラックSに対応して、5つのサーボヘッド18
(18a、18b、18c、18dおよび18e)を有
する。従って、テープTを先端から終端まで一回搬送
(1パス)するだけで、全サーボトラックSのベリファ
イを行うことができる。
【0015】本発明のベリファイ装置10において、サ
ーボヘッド18は、磁気情報の記録装置(読取装置)に
サーボヘッドとして用いられている、公知の磁気情報の
読取ヘッドが各種利用可能であるが、本発明において
は、サーボヘッド18の幅方向の読み取り領域は、サー
ボトラックSの幅よりも狭い。なお、サーボヘッド18
の幅方向の読み取り領域は、サーボトラックSの幅より
も狭ければいいが、好ましくは、サーボトラックSの幅
の1/200〜1/5程度、特に、サーボトラックSの
幅の1/100〜1/10程度とするのが好ましい。こ
れにより、微細なサーボ信号のカケやヌケをより好適に
検出できる、実際のドライブでのサーボ信号のヌケをシ
ュミレートできる等の点で好ましい。
【0016】なお、本発明のベリファイ装置において
は、サーボヘッド18の数は、サーボトラックの数と同
一であるのに限定はされず、テープTに形成された各サ
ーボトラック、好ましくは全サーボトラックに対応する
サーボヘッドを有するものであればよい。従って、サー
ボトラックの記録間隔等が対応するものであれば、例え
ば、図示例のベリファイ装置10で3本のサーボトラッ
クを有するテープTのベリファイを行ってもよく、ある
いは、10本のサーボヘッドを有するベリファイ装置に
よって、図示例のように5本のサーボトラックを有する
テープTのベリファイを行ってもよい。
【0017】本発明のベリファイ装置10においては、
テープTを長手方向に搬送しつつ、移動手段14によっ
てヘッド部12(すなわちサーボヘッド18)を幅方向
に往復動して、サーボヘッド18によって各サーボトラ
ックSのサーボ信号を読み取り、サーボ信号のベリファ
イを行う。本発明においては、前述のように、サーボト
ラックSの幅よりも小さいサーボヘッド18を用い、ヘ
ッド部12を幅方向に往復動しながらサーボ信号を読み
取ってベリファイを行うことにより、サーボ信号のほぼ
全域を読み取ることができ、これにより、サーボ信号の
信号落ちのみならず、微細なサーボ信号のカケやヌケも
好適に検出して、高精度なベリファイを行うことができ
る。
【0018】テープTの搬送手段には特に限定はなく、
キャプスタンローラ、ピンチローラ、ガイドローラ等を
用いる、公知のテープ製造装置や磁気記録等で用いられ
る公知の方法でよい。一方、ヘッド部12の移動手段1
4としては、後述する移動条件を実施できる各種の手段
が利用可能であり、例えば、ピエゾ素子のような電歪材
料による振動を用いる方法、フェライト等の磁歪材料に
よる振動を用いる方法、ボイスコイルモータを用いる方
法、電磁音叉を用いる方法等が例示される。
【0019】ここで、本発明においては、ヘッド部12
の往復動の幅は、サーボバンドSの幅の1.1倍〜2倍
で行われ、特に、1.4倍〜1.6倍が好ましい。
【0020】また、ヘッド部12の往復動は、好ましく
は、下記式(3)を満たすように行われる。 2L/vtape < TW /vhead < 1000L/vtape ……式(3) なお、L: 1フレームの長さ[m] TW : サーボトラックSの幅[m] vtape: テープTの搬送速度[m/秒] vhead: ヘッド部12の移動速度[m/秒] であ
る。
【0021】ヘッド部12の往復動を、上記条件を満た
して行うことにより、微細なサーボ信号のカケやヌケを
より好適に検出できる、テープ全長および全サーボトラ
ック領域のサーボ信号のカケやヌケを好適に検出できる
等の点で好ましい。
【0022】ヘッド部12の各サーボヘッド18の出力
は、判定手段16に送られる。判定手段16は、各サー
ボヘッド18の出力信号を処理して、サーボ信号がテー
プTに適正に記録されているか否かを判定する部位であ
る。図2に、判定手段16の一例のブロック図を示す。
なお、図2には、サーボヘッド18aに対応する判定手
段16aのみを示すが、図示例のベリファイ装置10
は、5つのサーボヘッド18を有するものであり、判定
手段16は、判定手段16a以外にも、サーボヘッド1
8b,18c、18dおよび18eの、それぞれに対応
する判定手段も有する。
【0023】判定手段16aは、基本的に、波形整形部
20、第1リトリガブルモノマルチ処理部22(以下、
第1モノマルチ処理部22とする)、カウント部24、
第1集計部26、パルスカウンタ28、第1判定部3
0、第2モノマルチ処理部32、第2集計部34、およ
び第2判定部36を有して構成される。図示例において
は、第1モノマルチ処理部22の下流から、第1判定部
30に至るブロックで、サーボトラックSの各フレーム
のベリファイを行い、第1モノマルチ処理部22の下流
から、第2判定部36に至るブロックで、1つのサーボ
トラックS全体に対するベリファイを行う。
【0024】以下、図3に示されるタイミングチャート
を参照して、判定手段16について、より詳細に説明す
る。なお、図3では、説明を簡略にするために、入力信
号のバーストの間隔は一定とするが、本例では、方向の
異なるアジマスを有するサーボ信号のベリファイを、テ
ープTを長手方向に搬送しつつヘッド部12を幅方向に
往復動して行うので、実際の入力信号のバーストの間隔
は変動する。また、本発明においては、判定手段は以下
の構成および方法に限定されないのはもちろんである。
【0025】サーボヘッド18aによるサーボ信号の読
み取りによって、判定手段16aに入力された入力信号
(図3の)は、まず、波形整形部20で波形整形され
て、図3のに示されるように、HIGHおよびLOW の2値
信号とされ、次いで、第1モノマルチ処理部22に送ら
れる。第1(リトリガブル)モノマルチ処理部22で
は、波形整形された信号をモノマルチ化する。すなわ
ち、波形整形された信号が所定の間隔(=バースト中に
おけるサーボ信号の間隔lstripe)で出力された領域を
検出して、図3の−aに示されるように、所定の間隔
で出力される信号の最初から最後までを1つの連続的な
信号とする。従って、サーボ信号が適正に記録されてい
れば、モノマルチ化された信号は、同じアジマス信号の
集まりであるバーストの長さとなる。なお、サーボ信号
の間隔lstripeは、テープTの搬送速度やサーボ信号の
形成間隔等から、予め算出して、第1モノマルチ処理部
22に設定しておき、これを用いてモノマルチ化を行っ
てもよい。
【0026】第1モノマルチ処理部22で処理された信
号(以下、モノマルチ信号とする)は、カウント部24
および第2モノマルチ処理部32に送られる。カウント
部24は、クロック信号(CLK)およびパルスカウン
タ28から出力される1フレーム毎のリセット信号に応
じて、モノマルチ信号がHIGHの時間をカウントして、第
1集計部26に送る。図示例においては、1フレームは
4バーストからなるので、パルスカウンタ28は、図3
のに示されるように、4バースト毎にリセット信号と
なるパルス信号をカウント部24(および第1集計部2
6)に出力する。カウント部24は、このリセット信号
に応じて、1フレーム毎に、モノマルチ信号がHIGHの時
間をカウントして、各バーストのHIGHの時間t1
2 、t3 およびt4 として第1集計部26に送る。
【0027】第1集計部26は、パルスカウンタ28か
ら出力されたリセット信号に応じて、前記HIGHの時間t
1 、t2 、t3 およびt4 を取り込み、集計して、1フ
レーム中におけるHIGHの時間として、第1判定部30に
送る。すなわち、第1集計部26は、バーストのモノマ
ルチ信号を1フレーム合計して得られる信号Σti を算
出して、第1判定部30に送る。iは、そのフレームに
おけるバーストの順番である。従って、上記式の総和記
号Σにおいて、加算は、i=1から、1フレームにおけ
るバースト数N(図示例では4)まで行われる。
【0028】第1判定部30は、所定の演算を行い、こ
のΣti が下記式(1)を満たす場合には、そのフレー
ムのサーボ信号は不適性であるとして、NG信号を出力
する。 Σti < Σ[({(ni −2)×lstripe}/v)+T] ……式(1) なお、ni : フレーム中のi番目のバーストのサーボ
信号の数 lstripe: バースト内における信号の間隔[m] v: [(vtape)2+(vhead)2]1/2 T: 第1モノマルチ処理部22の出力パルス幅 で、それ以外は、前記式(3)と同様である。また、式
(1)における総和記号Σの加算は、Σti と同様であ
る。
【0029】なお、第1モノマルチ処理部22の出力パ
ルス幅Tは、下記式(4)を満たす範囲の中で、回路的
に設定すればよい。 lstripe/v < T < (2・lstripe)/v ……式(4)
【0030】前述のように、第1モノマルチ処理部22
で処理されたモノマルチ信号は、第2モノマルチ処理部
32にも出力される。第2モノマルチ処理部32は、サ
ーボヘッド18aがサーボトラックSから外れた旨の信
号に応じて、第1モノマルチ処理部22から出力された
モノマルチ信号(図3の−b参照)を、さらにモノマ
ルチ化し、図3の−bに示されるように、1本のサー
ボトラックSに対応するモノマルチ信号として、第2集
計部34に送る。第2集計部34は、このモノマルチ信
号がHIGHの時間を取り込み、この時間を信号Ttrack
して、このTtrack を第2判定部36に送る。
【0031】第2判定部36は、所定の演算を行い、こ
のTtrack が下記式(2)を満たす場合には、そのサー
ボトラックのサーボ信号は不適性であるとして、NG信
号を出力する。 Ttrack <TW /vhead ……式(2) なお、TW はサーボ信号のトラック幅[m]: で、そ
れ以外は、前述の各式と同様である。
【0032】図示例のベリファイ装置10を利用するテ
ープTの製造においては、第1判定部30および第2判
定部36から出力されるNG信号に応じて、そのテープ
Tが製品として適正か不適性かを判定するが、その判定
基準は、テープTに要求される精度や記録密度に応じて
適宜決定すればよい。例えば、1つでもNG信号が出た
場合には、そのテープTは不適性であると判定してもよ
く、フレームに対して所定数以上のNG信号が出た場合
に不適性であると判定してもよく、フレームに対するN
G信号は所定数以下であってもサーボトラックSに対す
るNG信号が出た場合には不適性であると判定してもよ
く、さらに、複数のサーボトラックで同時にNG信号が
出た場合に不適正であると判定してもよい。また、これ
らは複数を組み合わせて使用してもよい。
【0033】以上、本発明のサーボ信号ベリファイ装置
について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良や変更を行ってもよいのは、もちろんである。
【0034】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
磁気テープのサーボ信号ベリファイ装置によれば、磁気
テープを一回搬送するだけで、磁気テープに記録された
全てのサーボ信号のベリファイを行うことができ、か
つ、サーボ信号の信号落ちはもちろん、細かなサーボ信
号のヌケやカケも好適に検出して、好適なサーボ信号の
ベリファイを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーボ信号ベリファイ装置の一例の
概念図である。
【図2】 図1に示されるサーボ信号ベリファイ装置の
判定手段の一例のブロック図である。
【図3】 図2に示される判定手段のタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
10 (サーボ信号)ベリファイ装置 12 ヘッド部 14 移動手段 16 判定手段 18(18a,18b,18c,18d,18e) サ
ーボヘッド 20 波形整形部 22 第1(リトリガブル)モノマルチ処理部 24 カウント部 26 第1集計部 28 パルスカウンタ 30 第1判定部 32 第2モノマルチ処理部 34 第2集計部 36 第2判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 21/00 G11B 21/00 21/10 21/10 Z Fターム(参考) 5D042 FA06 GA01 HA14 HA15 HA18 HB04 JA01 5D096 AA08 CC05 DD06 EE01 GG01 GG02 WW08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録トラックに対応するサーボ信号
    が形成されている磁気テープの、サーボ信号ベリファイ
    装置であって、 前記磁気テープを長手方向に搬送する搬送手段と、 前記複数のサーボ信号の夫々のトラック幅よりも読取領
    域の狭いサーボ信号読取用ヘッドを、前記磁気テープに
    記録された各サーボ信号に対応して有するヘッド部と、 前記サーボ信号のトラック幅の1.1倍〜2倍の幅で、
    前記磁気テープの搬送方向と直交する方向に前記ヘッド
    部を往復動する、ヘッド部移動手段と、 前記サーボ信号読取用ヘッドによるサーボ信号の読み取
    り結果に応じて、前記磁気テープに記録されたサーボ信
    号が適正か不適正かを判定する判定手段とを有すること
    を特徴とするサーボ信号ベリファイ装置。
  2. 【請求項2】前記サーボ信号における、サーボ信号の繰
    り返し単位をフレーム、同じアジマスを有する信号の集
    まりをバーストとした際に、 前記判定手段は、バーストをモノマルチ化して1フレー
    ム合計して得られる信号Σti が下記式(1)を満たす
    場合、および、1つのサーボ信号トラックの全バースト
    をモノマルチ化して得られる信号Ttrack が下記式
    (2)を満たす場合の、少なくとも一方に当てはまる場
    合に、前記磁気テープに形成されたサーボ信号が不適性
    であると判定する請求項1に記載のサーボ信号ベリファ
    イ装置。 Σti < Σ[({(ni −2)×lstripe}/v)+T] ……式(1) Ttrack < TW /vhead ……式(2) (上記式(1)および式(2)において、ti はフレー
    ム中のi番目のバーストをモノマルチ化した信号を:
    i はフレーム中のi番目のバーストのサーボ信号の数
    を: lstripeはバースト内におけるサーボ信号の間隔
    [m]を: vは[(vtape)2+(vhead)2]1/2を: T
    はモノマルチの出力パルス幅を: TW はサーボ信号の
    トラック幅[m]を: vheadは前記ヘッド部の移動速
    度[m/秒]を: vtapeはテープの搬送速度[m/
    秒]を: それぞれ示す。また、上記式(1)の総和記
    号Σにおいて、加算は、i=1から、1フレームにおけ
    るバースト数Nまで行われる。)
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